JP5303078B1 - 履き物 - Google Patents

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Abstract

【課題】中底が不要な履き物を提供する。
【解決手段】本発明に係る履き物は、全周に亘って周縁に壁部が形成された底材と、前記底材に取付けられる甲被と、を備え、前記甲被の下端部が、前記壁部の内壁面及び前記壁部の上面に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、履き物に関する。
従来より、一般的な靴の製造は、甲被と中底とを釣り込み作業により固定し、その後、中底と底材とを固定することで、行われている(例えば、特許文献1)。
特開2002−345505号公報
しかしながら、上記製造方法では、釣り込み作業を行った上で、甲被と底材とを接着材で固定する必要があり、工程が煩雑であった。また、靴の底面を構成する材料として、底材に加え、中底が必要であるため、材料費が高くなるという問題もある。このような問題は、靴だけでなく、スリッパも含めた履き物全般に起こり得る問題である。本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、中底が不要な履き物を提供することを目的とする。
本発明に係る履き物は、全周に亘って周縁に壁部が形成された底材と、前記底材に取付けられる甲被と、を備え、前記甲被の下端部が、前記壁部の内壁面及び前記壁部の上面に固定されている。
この構成によれば、甲被が直接底材に接合されているため、中底が不要となる。また、底材に壁部が形成されており、その壁部の上面及び内壁面の2箇所に甲被が接合されているため、中底を設けなくても、底材と壁部とを、強固に接合することができる。
上記履き物においては、前記甲被は、甲被本体と、前記甲被本体の内壁面に沿って揺動自在に取り付けられたシート状の補助部材と、で構成し、前記甲被本体の下端部を、前記壁部の上面に固定し、前記補助部材の下端部を、前記壁面の内壁面に固定することができる。
この構成によれば、壁部に対して、甲被本体と補助部材とがそれぞれ別個に固定されているため、例えば、甲被に対して上方に引っ張られる力が作用したとき、この力は、壁部の上面及び内壁面に分散されて作用する。そのため、甲被と底材との接合部分において、1箇所に力が集中するのを防止することができる。その結果、甲被に作用した力により、甲被が底材から外れるのを防止することができる。
上記履き物においては、前記甲被を、甲被本体と、前記甲被本体の下端縁に沿って取り付けられたシート状の補助部材と、で構成し、前記補助部材を、前記壁部の内壁面及び上面に固定することができる。
このようにすると、甲被本体とは別部材である補助部材が底材に固定されるため、補助部材とし、甲被本体とは別の材料を用いることができる。
このとき、甲被本体と補助部材との取付方法は、種々の方法があるが、例えば、前記甲被本体の内壁面の下端縁と、前記補助部材の端縁とを固定し、前記補助部材を下方に折り返して、前記壁部の内壁面に固定し、前記甲被本体に固定された前記補助部材の端縁付近を、前記壁部の上面に固定することができる。
本発明に係る履き物によれば、中底が不要となる。
本発明に係る履き物を靴に適用した場合の一実施形態を示す断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の靴の製造方法の一例を示す断面図である。 図1の靴の製造方法の他の例を示す断面図である。 図1の靴の製造方法の他の例を示す断面図である。 図1の靴の製造方法の他の例を示す断面図である。 図1の靴の製造方法の他の例を示す断面図である。 図1の靴の製造方法の他の例を示す断面図である。 図1の靴の製造方法の他の例を示す断面図である。
以下、本発明に係る履き物を靴に適用した場合の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る靴の断面図であり、図2は図1のA−A線断面図である。なお、以下の説明では、図1の左側を「先端」、「前」、右側を「後端」、「後」、上下方向を「上下」と称することがあり、これを基準として他の図面においても同様に靴の説明を行う。
図1に示すように、この靴は、底材1と、この底材1を覆うように取り付けられた甲被2とを備えている。以下、これら底材1と甲被2について説明する。
底材1は、靴の底部を構成する底材本体11と、この底材本体11の周縁に全周に亘って形成された壁部12と、で構成されている。底材本体11と壁部12とは、別個に形成されたものを接合してもよいし、一体的に形成することもできる。底材1の材料は特には限定されないが、ゴム、合成樹脂などで形成することができる。また、後述するように、甲被2を底材1に対してしっかりと固定するため、壁部12の高さは、例えば、2〜35mmとすることができ、壁部12の上面の幅は、例えば、1.5〜15mmとすることができる。
甲被2は、アッパーとも呼ばれる甲被本体21と、その下端部の全周に亘って取り付けられ帯状に形成された補助部材22とで、構成されている。補助部材22は、甲被本体21と同様のシート状の材料、つまり、合皮、本革などで形成された革材、合成樹脂、織布、不織布などで形成されており、甲被本体21の内壁面に、固定されている。より詳細に説明すると、図3(a)に示すように、甲被本体21の内壁面の下端縁から所定の長さだけ上方の位置に、補助部材22の上端部が固定されている。これにより、補助部材22は、甲被本体21の内側で揺動自在となっており、互いに離間可能となっている。また、補助部材22の上下方向の長さは、例えば、底材1の壁部12と接触する部分の上下方向の長さが2mm以上となるようにすることが好ましく、壁部12と同じ高さまで伸ばすことができる。なお、甲被本体21と補助部材22とは縫製により固定することもできるし、接着剤で固定することもできる。この点は、以下の説明でも同じである。
そして、底材1と甲被2との接合は、次のように行われている。すなわち、図3(b)に示すように、甲被本体21の下端縁が、外側に折り返され、この下端縁の内壁面が、底材1の壁部12の上面に固定される。また、補助部材22は、底材1の壁部12の内壁面に固定される。これらの固定は、縫製でもよいし、接着剤であってもよい。この点は、以下の説明で同じである。こうして、図1及び図2に示すような靴が形成される。
以上のように、本実施形態によれば、甲被2が直接、底材1に接合されているため、いわゆる中底が不要となる。そのため、従来、中底と底材とを全面接着剤で留めることによる屈曲性の減退をなくし、快適な歩行に必要な屈曲性を飛躍的に上げる効果がある。そして、底材1に壁部12が形成されており、その壁部12の上面及び内壁面の2箇所に甲被2が接合されているため、中底がなくても、甲被2と壁部12とは、強固に接合される。また、図2に示すように、甲被2に対して上方に引っ張られる力F1が作用したとき、この力F1は、壁部12の上面側への力F2及び内壁面側への力F3に分散して作用するため、壁部12の一箇所に大きい力が作用するのを防止することができる。その結果、甲被2が底材1から外れるのを防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、甲被2と底材1との接合方法は、上記方法に限定されず、以下のようにすることができる。例えば、図1から図3では、補助部材22を甲被本体21の内壁面に固定しているが、図4(a)に示すように、補助部材22を甲被本体21の外壁面に固定することもできる。この場合、図4(b)に示すように、補助部材22が壁部12の上面に固定され、甲被本体21の下端縁が壁部12の内壁面に固定される。
また、図5(a)に示すように、まず、補助部材22の下端縁を、甲被本体21の下端縁の内壁面に固定する。次に、図5(b)に示すように、補助部材22を内側に折り返し、下方に引っ張る。これに続いて、下方に引っ張られた補助部材22を底材1の壁部12の内壁面に固定するとともに、甲被本体21の下端縁との固定部分を壁部12の上面に固定する。これにより、上記実施形態と同様に、甲被2の2箇所が底材1と固定されるため、両者1、2は強固に固定される。
ここで、図5の例では、補助部材22を甲被本体21の内壁面に取付けたが、図6(a)に示すように、補助部材22を甲被本体21の外面に取り付けることもできる。そして、図6(b)に示すように、補助部材22を外側に折り返す。これに続いて、折り返された補助部材22を底材1の壁部12の上面に固定するとともに、甲被本体21の下端縁との固定部分を壁部12の内壁面に固定する。
また、甲被本体21と補助部材22とを強固に固定するため、図7(a)に示すように、甲被本体21の下端縁に、補助部材22の下端縁を巻き付けるように固定することもできる。すなわち、補助部材22の下端縁を外側にV字型に折り曲げ、この部分に甲被本体21の下端縁を差し込む。そして、甲被本体21の下端縁を両側から補助部材22で固定する。これに続いて、図7(b)に示すように、補助部材22を下方に折り返し、図5(b)と同様に、甲被2と底材1とを固定する。
ここで、図7の例では、補助部材22を甲被本体21の内壁面側に取付けたが、図8(a)に示すように、補助部材22を甲被本体21の外面側に取り付けることもできる。そして、図8(b)に示すように、補助部材22を外側に折り返す。これに続いて、折り返された補助部材22を底材1の壁部12の上面に固定するとともに、甲被本体21の下端縁との固定部分を壁部12の内壁面に固定する。
また、補助部材22を設けず、甲被本体21を底材1に直接固定することもできる。この場合、例えば、図9(a)に示すように、甲被本体21の下端部を折り曲げ、壁部12の上面と内壁面に固定する。あるいは、図9(b)に示すように、壁部12の上面に固定する部分が2重になるように甲被本体21を重ね合わせた上で、甲被本体を折り曲げて、壁部12に固定することもできる。なお、重ね合わせ部分は、接着材で固定してもよいし、縫製で固定することもできる。
上記実施形態では、本発明を靴に適用した例を説明したが、本発明は、スリッパを含めた履き物全般に適用することができる。したがって、甲被2の形状は特には限定されず、プレーントゥ、モンクストラップ、ローファーなどの革靴、ブーツ、スニーカー、サボサンダル、モカシン、スリッパなど、種々の履き物に適用可能である。
1 底材
11 底材本体
12 壁部
2 甲被
21 甲被本体
22 補助部材

Claims (4)

  1. 周縁の全周に亘って壁部が形成された底材と、
    前記底材に取付けられる甲被と、
    を備え、
    前記甲被の下端部が、前記壁部の内壁面及び前記壁部の上面に固定されている、履き物。
  2. 前記甲被は、甲被本体と、前記甲被本体の内壁面に沿って互いに揺動可能に取り付けられたシート状の補助部材と、を備え、
    前記甲被本体の下端部が、前記壁部の上面に固定され、
    前記補助部材の下端部が、前記壁部の内壁面に固定されている、請求項1に記載の履き物。
  3. 前記甲被は、甲被本体と、前記甲被本体の下端縁に沿って取り付けられたシート状の補助部材と、を備え、
    前記補助部材は、前記壁部の内壁面及び上面に固定されている、請求項1に記載の履き物。
  4. 前記甲被本体の内壁面の下端縁と、前記補助部材の端縁とが固定され、
    前記補助部材が下方に折り返されて、前記壁部の内壁面に固定され、
    前記甲被本体に固定された前記補助部材の端縁付近が、前記壁部の上面に固定されている、請求項3に記載の履き物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3149127U (ja) * 2008-12-26 2009-03-12 日本ヘルスシューズ株式会社 履物

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