JP5297874B2 - ワイパーブレード - Google Patents

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本発明は、自動車、鉄道車両、航空機、船舶等の乗り物の窓に付着した、雨水、雪、汚れを払拭するワイパーブレードに関する。
従来のワイパーブレードとして、図11に示す様に、左右両側面部に上下2段の溝部が形成されたブレードラバー60と、上記ブレードラバー60の上側溝部内に収容される支持部材70と、前記ブレードラバー60の端部に装着されて前記支持部材70の端部を前記溝部内に係止する係止体80と、上記ブレードラバー60の下側溝部内に取付爪の先端部を差込んで固定するワイパーレバー及びヨーク部90を有する、ブレードラバーの交換が可能なワイパーブレードの構造が特開2003−327091号に開示されている。
また、他の従来のワイパーブレードとして、図12、図13に示す様に、内部に環状に閉じられた貫通通路65を有するブレードラバー61と、上記ブレードラバー61の環状通路65内に配置されブレードラバー61の長さにほぼ等しい長さの支持部材100と、上記ブレードラバー61を取付爪によってつかむワイパーレバー及びヨーク部90を有する、ブレードラバー61の交換が可能なワイパーブレードの構造が特開平7−17366号に開示されている。
しかしながら、上記従来技術は何れも雪用に使用した場合は、ワイパーレバーとヨーク部90は金属板を折り曲げて形成されているために雪が固着してワイパーレバーとヨーク部90の動作を妨害して窓ガラスの曲率に追従してブレードラバー60,61が湾曲する事が出来なくなり、更に進行すると、ワイパーレバーおよびヨーク部90に固着した雪が成長して直接ブレードラバー60、61を窓ガラスから持ち上げてしまうため、払拭動作が困難となってしまう。
上記問題を解決するため、図14に示す様に、雪用ワイパーブレードとして実開平5−44726号では、ブレードラバー62を保持するホルダ110と、ホルダ110に接続されるワイパーレバーとヨーク部90をカバー120で覆い、カバー120で覆ったホルダ110にブレードラバー62を配して成り、上記ホルダ110の両端位置においてカバー120の両端の開口を包囲し上記ブレードラバー62のホルダ110内の移動を規制するキャップ130を有する、ブレードラバー62の交換が可能な雪用ワイパーブレードが開示されている。
また、図15に示す様に、他の従来の雪用ワイパーブレードとして特開2002−19585号では払拭面を払拭可能なブレードラバー63と、上記ブレードラバー63の保持部を出し入れ自在なると共に係合した状態で保持可能に形成され且つ上記ブレードラバー63に弾性を付与する支持部材111と、前記ブレードラバー63を払拭駆動可能なるワイパーアーム(駆動部材)と、前記支持部材及び前記ワイパーアーム(駆動部材)間に介在支持されてなる保持レバー機構と、両端に開口部が形成される筒形状をなし且つ上記支持部材111、保持レバー機構、ブレードラバー63の払拭部を除く部位を覆う防水性を有するカバー121と、上記ブレードラバー63が前記保持レバー機構93からの脱落を防止するように前記カバー121の少なくとも一端部に装着され且つ水滴が前記カバー121の開口部から侵入するのを防止するキャップ131を備えてなる雪用ワイパーブレードが開示されている。尚、この従来技術において保持レバー機構は必ずしも明確でないが、従来技術として明細書に記載の特開平10−16719号を参照すると、保持レバー機構は複数のレバーとヨークによって構成されているものと考えられる。
上記の雪用ワイパーブレードの出願は、構成部品に雪が付着し雨用ワイパーで生じる問題を回避するために、ブレードラバー62、63の払拭部およびワイパーアームの接続部材以外を覆うカバー120、121によって、防水性を保ちながら、ワイパーラバー62、63の交換を可能にする技術が開示されている。
しかしながら、上記の様な雪用ワイパーにおけるブレードラバー62,63の払拭部およびワイパーアームの接続部材以外を覆うカバー120、121はワイパーブレードの投影面積を著しく増大する事によって上記カバー120、121が無い場合と比べて空気抵抗が大幅に増加するため、雪上での走行速度と比較して高い速度で走行が可能な雨天時に上記雪用ワイパーブレードを使用した場合に、高速走行中にワイパーブレードが風力によって浮き上がり、きちんと窓ガラスに押し付ける事が出来なくなるため払拭不良を引き起してしまう。よって従来から、雪用ワイパーブレードと、雨用ワイパーブレードは、異なる製品として取り扱われ、ブレードラバー62、63を交換するだけで雪用と、雨用を自由に使い分けるタイプの製品がなかった。
また、図16、図17に示す様に、近年においては特表2001−504779号では、ワイパーブレードの構成部品に上記従来技術で使用しているワイパーレバーおよびヨーク部を有さず、長手方向に配置された板状のバネよりなる支持部材140が、ワイパーアーム10から伝わる窓ガラスへの押付力を上記ブレードラバー64の長手方向に対して適切に分散させる様に構成されたものが、普及しつつある。
上記構成において、支持部材140は、使用が想定されるあらゆる温度条件において、ワイパーアーム10から伝わる窓ガラスへの押付力をブレードラバー64の長手方向に対して適切に分散できる必要があるため、使用条件における温度範囲においてほぼ均一なバネ定数を得るために、支持部材の材質は金属が使用される。尚、原理的にはカーボングラファイト等の利用も可能であると思われるが、コストが著しく高くなるため現実的ではない。よって上記のワイパーブレードを雪に使用した場合、むき出しの金属性支持部材140に雪が固着し、次第に固着した雪が成長して最後には直接ブレードラバー64を窓ガラスから持ち上げてしまい、払拭動作が困難となってしまう。またワイパーアーム10との接続部についても、金属を使用した場合には、同様の問題が発生する場合がある。
また、図18、図19に示す様に、特開2007−331749号では、窓を払拭するブレードラバー1と、長手方向の全長に渡って下方にブレードラバー1の保持部が形成されるホルダ2と、上記ホルダ2内に配置されワイパーアームとの接続部材とホルダ2を介して上記ワイパーアームから伝わる窓ガラスへの押付力と駆動力を上記ブレードラバー1の長手方向に対して適切に分散させる金属製の支持部材4と、上記ブレードラバー1を上記ホルダ2内に固定するために、ホルダ2の熱変形工程によって固定された長手方向端部150を有するワイパーブレードが開示されている。
しかしながら、上記構成は、ホルダ2に対するブレードラバー1の交換については、何ら着目されておらずブレードラバー1が寿命を迎えた場合には、ワイパーブレード全体を交換しなければならないため、使用者の経済的負担が増すなどの問題があり、また上記の様な構成であるから、当然、雨用ブレードラバーと雪用ラバーを交換して使用する事は出来なかった。
尚、従来からの周知技術として、払拭動作の際、雨水の払拭に比較して雪に払拭は払拭時の抵抗が高いため、雨用ワイパーラバーをそのまま雪用に使用した場合で、雪の溶融水分含有比率が高く重い雪質の場合や、絶対的な量が多い場合には、払拭の抵抗によってワイパーラバーが倒れ込み、窓上の雪の上をワイパーラバーが乗り越えてしまう現象が生じる事によって、払拭不良が発生してしまう不具合があった。したがって雨用ワイパーラバーの払拭部よりも雪用のワイパーラバー6払拭部の方が剛性を高く設定する必要があった。
しかしながら、雪用のワイパーラバーの高い剛性は、窓ガラスの曲面に対する追従性を悪化させ、雪用のワイパーラバーを雨天時に使用した場合には拭きムラやビビリなどの払拭不良が生じてしまう欠点がある。
特開2003−327091号 特開平7−17366号 実開平5−44726号 特開2002−19585号 特表2001−504779号 特開2007−331749号
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ワイパーブレードのブレードラバーの交換作業を確実かつ簡単に出来る様にすると同時に、金属部品が外部に露出する事を防止する事によって雨用ブレードラバーと雪用ブレードラバーとを交換するだけで、雨天時と降雪時の両方において、十分な性能を発揮するワイパーブレードを得る事にある。
本発明は、窓を払拭するブレードラバーと、上記ブレードラバーを保持しブレードラバーに窓への押付力と駆動力を付加する保持部材と、保持部材をワイパーアームに接続する接続部材と、を有し、
上記保持部材は、長手方向の全長に渡って下方にブレードラバーの保持部が形成される樹脂製のホルダと、上記ホルダ内に配置され上記接続部材とホルダを介して上記ワイパーアームから伝わる窓ガラスへの押付力と駆動力を上記ブレードラバーの長手方向に対して適切に分散させる金属製の支持部材と、上記ホルダの両端位置に配置されるキャップと、を有するワイパーブレードにおいて、
上記ホルダの両端位置に配置されるキャップの少なくと一方は、上記支持部材との固定手段を有するキャップ本体と、上記キャップ本体に対して着脱自在に構成されるキャップ端部を有し、上記支持部材へのキャップ本体の固定によって、上記ホルダに対する支持部材の長手方向の移動が制御される様に構成される事を特徴とする。
更に上記キャップ本体と支持部材との固定手段が、工具無しで固定状態を解除する解除操作部を有さない構造であると良い。
更に上記支持部材とキャップ本体との固定状態における支持部材の外面への露出部が、キャップ端部によって覆われる様に構成され、使用時において上記支持部材が実質的に外面に露出しない様に構成される事により、上記ブレードラバーが雪用ブレードラバーと雨用ブレードラバーの何れも適用可能に構成されると良い。
また、上記キャップ本体およびキャップ端部の夫々の下部位置に断面形状が略C字型の下方に向かう開口部を有するブレードラバーの保持部が形成され、上記キャップ端部の外端部のブレードラバーの保持部と隣接する位置に上記ブレードラバー端部と当接してブレードラバーの移動を規制する壁部が形成される事によって、上記キャップ端部取り外し時にのみ、上記保持部材に対して上記ブレードラバーが着脱自在に構成されると良い。
本発明は、ブレードラバーとキャップ端部以外のワイパーブレードの構成部品は、支持部材からキャップ本体を外さない限り分解できず、上記キャップ本体と支持部材との固定手段が、工具無しで固定状態を解除する解除操作部を有さない構成であるため、ワイパーブレードの交換時に作業者の誤った操作によってワイパーブレードの構成部品を分解させてしまう事が無く、特殊な工具を必用とせずワイパーブレードのブレードラバーを雨用ブレードラバーと雪用ブレードラバーで交換して使用するだけで、雨天時と降雪時の両方において、十分な性能を発揮するワイパーブレードを得る事が出来、更に、投影面積の著しい増加も無く、部品も増加しないため、従来の雪用ワイパーブレードに対して、製造コストを低く抑える事ができるものである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を踏まえて具体的に説明する。
本発明のワイパーブレードは、図1〜図6に窓を払拭するブレードラバー1と、上記ブレードラバー1を保持可能な樹脂製のホルダ2と、上記ホルダ2の長手方向における略中間位置に接続されるワイパーアーム10接続用の樹脂製の接続部材3と、上記ワイパーアーム10から伝わる窓ガラスへの押付力と駆動力を上記接続部材3とホルダ2を介して上記ブレードラバー1の長手方向の全長に渡って適切に分散させる様に構成された金属のバネ材よりなる平板状の支持部材4を有する。
上記ブレードラバー1はゴム弾性質部材よりなり、雪用ブレードラバー1aと雨用ブレードラバー1bの夫々が上記ホルダ2を必用に応じて適切に選択可能な様、ワイパーブレードから着脱可能に構成され、そのブレードラバー1a、1bの構成は、共に断面形状において、窓ガラスに対する払拭部11(下部)はクサビ状に形成されており、本実施例において、その先端部の肉厚は、雨用ブレードラバー1bよりも雪用ブレードラバー1aの方が、厚く形成されている。そしてブレードラバー1a、1bの断面形状において払拭部の上部には幅縮小部12が設けられ、幅縮小部12の上部には幅拡大部13が設けられる。
また、上記ホルダ2は全長に渡って下部位置に断面形状が略C字型の下方に向かう開口部21を有するブレードラバー保持部22が形成される。そして上記開口21の両端部間には上記ブレードラバー1の幅縮小部12が挿通可能であり、更に上記の略C字型部分の内面にはブレードラバー保持部22が形成されており、上記ブレードラバーの幅拡大部13が保持可能に構成されている。
上記ホルダ2のブレードラバー保持部22の上方には仕切壁23を挟んで、全長に渡って、支持部材挿通孔24が形成される。そしてこの支持部材挿通孔24には支持部材4が挿入される。
上記ホルダ2の長手方向における略中間位置には上記接続部材3の固定部25が形成される。この固定部25において、ホルダ2の側面がカットされ、上記ホルダ2の両側に支持部材挿通孔25の露出部26が形成される。
上記接続部材3は上部にワイパーアーム10の接続部31が配置され、下部位置に断面形状が略C字型の下方に向かう開口部32が形成され、上記ホルダ2への接続部材3の装着時において、接続部材3の下部内側面33によって、ホルダ2の支持部材挿通孔25の露出部26を実質的に覆い、上記ホルダ2と接続部材3によって、上記支持部材4の挿通に必用な孔の形状が維持されると同時に、ホルダ2への支持部材4の挿通時に、接続部材3の下端に形成された係止部34が支持部材4に当接して、接続部材3のホルダ2からの離脱が防止される。
上記支持部材4の全長は、ホルダ2の全長よりも長く形成され、上記ホルダ2によって被覆されない上記支持部材4の両端位置には樹脂製のキャップ5が接続される。そして使用時においては上記キャップ5によって支持部材4の両端部が外面に露出しない様に覆われる。上記キャップ5は支持部材4の両端部の側面に設けられた切欠部41との係止用腕部51を備えたキャップ本体52と、キャップ本体52に対して着脱自在な係止機構を有するキャップ端部53より構成され、上記支持部材4へのキャップ本体52の固定によって、上記ホルダ2に対する支持部材4の長手方向の移動が制御される。
更に、上記の、使用時において上記キャップ5によって上記支持部材4が実質的に外面に露出しない様に覆われる構成は、支持部材とキャップ本体との固定状態における支持部材の両端部の外面への露出部が、キャップ端部の装着によって覆われる構造よりなり、使用時において上記支持部材が実質的に外面に露出しない様に構成される事により、上記ブレードラバーが雪用ブレードラバーと雨用ブレードラバーの何れも適用可能をする事が出来る。
そしてキャップ本体52およびキャップ端部53の夫々の下部位置に断面形状が略C字型の下方に向かう開口部を有するブレードラバー保持部54が形成され、キャップ5のホルダ2への接続時において上記ホルダ2と一体になって上記ブレードラバー1を保持する様に構成され、更に上記キャップ端部53にはブレードラバーの移動を規制する壁部55が形成され、上記キャップ端部53の離脱時には、ホルダ2に対するブレードラバー1のスライド移動が可能であり、上記キャップ端部53の装着時にはホルダ2に対するブレードラバー1のスライド移動が困難となり、ブレードラバー1のホルダ2内の移動が阻止される。
上記キャップ本体52と、キャップ端部53の係止機構は、キャップ本体52に設けた係止凹部56と、キャップ端部53に設けた上記係止凹部56と係合可能な爪部57および爪部57を係合解除位置に変位可能な操作部58より構成されるが、本発明のキャップ本体52と、キャップ端部53の係止機構はこの実施例に限定されず、既存の着脱機構を適切に利用する事が出来る。尚、他方のキャップにおいても、上記一方のキャップと同様に、キャップ本体52とキャップ端部53からなる構成のキャップ5を用いているが、他方のキャップはキャップ本体とキャップ端部に相当する部分を一体に構成しても良い。
上記の様に、キャップ端部53のみが容易に着脱自在な機構とする事により、ブレードラバー1の交換時に支持部材4とキャップ本体52の係止状態が維持され、キャップ本体52、ホルダ2、支持部材4、及び接続部材3の組立状態を維持された状態で、ブレードラバー1のみをスライド自在に抜き差しする事が出来、ブレードラバー1の交換が容易となる。尚、上記キャップ本体52と支持部材4との固定手段は、工具無しで固定状態を解除する解除操作部を設けない事によって、ワイパーブレードの交換時に作業者の誤った操作によってブレードラバー1とキャップ端部53以外のワイパーブレードの構成部品を分解させてしまう事がなくなり、ブレードラバー1の交換が極めて容易かつ確実に可能となる。
尚、使用状態において上記金属の支持部材4は、ホルダ2の支持部材挿通孔24と、ホルダ2の略中央の支持部材挿通孔24の露出部21を覆う接続部材3と、ホルダ2の両端に配置されるキャップ5と、によって実質的に外面に露出しない様に構成されるため、本発明は非常に簡単な構成でありながら、氷雪が容易に付着・成長する金属部が実質的に外面に露出する事が防止でき、ブレードラバー1を交換するだけで簡単に雪用ブレードラバー1aと雨用ブレードラバー1bを装着したのワイパーブレード1を簡単に変更する事が可能である。尚、本発明の請求項3および実施例で記載する「支持部材が実質的に外面に露出しない」とは、構成部品毎に設定される適切な寸法許容差によって組立時に発生する僅かな隙間は、本発明を産業上有効に利用し、現実的なワイパーブレード組立における不良率低減や、組立を容易にするために必要であり、特に雪用として使用する際に、支持部材を覆う各構成部材間の実使用上の性能に悪影響を与えない僅かな隙間があっても、支持部材4が外面に露出していないと、みなす事を意味するものである。
また、本実施例では雪用ブレードラバー1aの方が雨用ブレードラバー1bよりも先端部の肉厚を厚く形成する事を例示したが、雪用ブレードラバー1aは窓に付着した雪を払拭するために雨用ブレードラバー1bよりも高い剛性が要求されており高い剛性を維持しながら、窓ガラスに対するワイパーブレードの往復運動において、往路・復路の夫々において窓ガラスと雪用ブレードラバー1aの適切な接触角度を得るため図7、図8に示す様に、ホルダ2のブレードラバー保持部22内で保持される、雪用ブレードラバー1aの幅拡大部13の上下の面を円弧状に面取りして必要な傾斜角度までの回動を可能に構成している。但し本形状は一例に過ぎず、ブレードラバー保持部22の形状に対して、雪用ブレードラバー1aの幅拡大部13に一定角度の回動を可能とするスペーさえ設けてあれば、本実施例に限定されず既存の技術を用いてブレードラバー保持部22と、幅拡大部13の形状を適切に設定する事ができる。
本発明のワイパーブレードの実施例2においては、図9 に示す様に、窓を払拭するブレードラバー1と、上記ブレードラバー1を保持可能な樹脂製のホルダ2と、上記ホルダ2の長手方向における略中間位置に接続されるワイパーアーム10接続用の樹脂製の接続部材3と、上記ワイパーアーム10から伝わる窓ガラスへの押付力と駆動力を上記接続部材3とホルダ2を介して上記ブレードラバー1の長手方向の全長に渡って適切に分散させる様に構成された金属のバネ材よりなる平板状の支持部材4を有する。
上記ブレードラバー1はゴム弾性質部材よりなり、雪用ブレードラバー1aと雨用ブレードラバー1bの夫々が上記ホルダ2を必用に応じて適切に選択可能な様、ワイパーブレードから着脱可能に構成され、そのブレードラバー1a、1bの構成は、共に断面形状において、窓ガラスに対する払拭部11(下部)はクサビ状に形成されており、本実施例において、その先端部の肉厚は、雨用ブレードラバー1bよりも雪用ブレードラバー1aの方が、厚く形成されている。そしてブレードラバー1a、1bの断面形状において払拭部の上部には幅縮小部12が設けられ、幅縮小部12の上部には幅拡大部13が設けられる。
また、上記ホルダ2は全長に渡って下部位置に断面形状が略C字型の下方に向かう開口部21を有するブレードラバー保持部22が形成される。そして上記開口21の両端部間には、上記ブレードラバー1の幅縮小部12が挿通可能であり、更に上記の略C字型部分の内面にはブレードラバー保持部が形成されており、上記ブレードラバーの幅拡大部13が保持可能に構成されている。
上記ホルダ2のブレードラバー保持部22の上部位置には、全長に渡って、支持部材挿通溝27が形成される。そしてこの支持部材挿通溝27には上記支持部材4が挿入される。使用時において上記支持部材挿通溝27の下面に形成されたブレードラバー保持部22との接続する開口28は、上記ブレードラバー1の幅拡大部13および幅縮小部12の下方に形成された第二幅拡大部14の少なくとも何れか1つによって外面から覆われる様に構成される。
本実施例における上記以外の構成は、実施例1と同様であり、上記ホルダ2の長手方向における略中間位置には上記接続部材3が固定され、上記支持部材4の全長は、ホルダ2の全長よりも長く形成され、上記ホルダ2によって被覆されない上記支持部材4の両端位置には樹脂製のキャップ5が接続される。そして使用時においては上記キャップ5によって支持部材4の両端部が外面に露出しない様に覆われる。上記キャップ5は支持部材4の両端部の側面に設けられた切欠部41との係止用腕部51を備えたキャップ本体52と、キャップ本体52に対して着脱自在な係止機構を有するキャップ端部53より構成され、上記支持部材4へのキャップ本体52の固定によって、上記ホルダ2に対する支持部材4の長手方向の移動が制御される。
本発明のワイパーブレードの実施例3においては、図10に示す様に、窓を払拭するブレードラバー1と、上記ブレードラバー1を保持可能な樹脂製のホルダ2と、上記ホルダ2の長手方向における略中間位置に接続されるワイパーアーム10接続用の樹脂製の接続部材3と、上記ワイパーアーム10から伝わる窓ガラスへの押付力と駆動力を上記接続部材3とホルダ2を介して上記ブレードラバー1の長手方向の全長に渡って適切に分散させる様に構成された金属のバネ材よりなる平板状の支持部材4を有する。
上記ブレードラバー1はゴム弾性質部材よりなり、雪用ブレードラバー1aと雨用ブレードラバー1bの夫々が上記ホルダ2を必用に応じて適切に選択可能な様、ワイパーブレードから着脱可能に構成され、そのブレードラバー1a、1bの構成は、共に断面形状において、窓ガラスに対する払拭部11(下部)はクサビ状に形成されており、本実施例において、その先端部の肉厚は、雨用ブレードラバー1bよりも雪用ブレードラバー1aの方が、厚く形成されている。そしてブレードラバー1a、1bの断面形状において払拭部の上部には幅縮小部12が設けられ、幅縮小部12の上部には幅拡大部15が設けられる。
また、上記ホルダ2は全長に渡って下部位置に断面形状が略C字型の下方に向かう開口部21を有するブレードラバー保持部22が形成される。そして上記開口21の両端部間には、上記ブレードラバー1の幅縮小部12が挿通可能であり、更に上記の略C字型部分の内面には保持部22が形成されており、上記ブレードラバーの幅拡大部13が保持可能に構成されている。
そしてブレードラバー上部に位置する幅拡大部15の内部には、全長に渡って、支持部材挿通孔16が形成される。そしてこの支持部材挿通孔16には上記支持部材4が挿入され、使用時において上記ブレードラバー1の内面を形成された支持部材挿通孔16によって支持部材4が外面から覆われる様に構成される。
本実施例における上記以外の構成は、実施例1と同様であり、上記ホルダ2の長手方向における略中間位置には上記接続部材3が固定され、上記支持部材4の全長は、ホルダ2の全長よりも長く形成され、上記ホルダ2によって被覆されない上記支持部材4の両端位置には樹脂製のキャップ5が接続される。そして使用時においては上記キャップ5によって支持部材4の両端部が外面に露出しない様に覆われる。上記キャップ5は支持部材4の両端部の側面に設けられた切欠部41との係止用腕部51を備えたキャップ本体52と、キャップ本体52に対して着脱自在な係止機構を有するキャップ端部53より構成され、上記支持部材4へのキャップ本体52の固定によって、上記ホルダ2に対する支持部材4の長手方向の移動が制御される。
本発明は、自動車、鉄道車両、航空機、船舶等の乗り物の窓に付着した、雨水、雪、汚れを払拭するワイパーブレードとして有効に利用する事が出来る。
本発明の第1実施例のワイパーブレードを示す側面図 本発明の第1実施例のワイパーブレードを示す分解図 本発明の第1実施例のワイパーブレードを示すAA線断面図 本発明の第1実施例のワイパーブレードを示すBB線断面図 本発明の第1実施例のワイパーブレードを示すCC線断面図 本発明の第1実施例のワイパーブレードを示すDD線断面図 本発明の第1実施例のワイパーブレードの変形例を示す参考断面図 本発明の第1実施例のワイパーブレードの変形例を示す参考断面図 本発明の第2実施例のワイパーブレードを示す参考断面図 本発明の第3実施例のワイパーブレードを示す参考断面図 従来技術を示す分解図 従来技術を示す側面図 従来技術を示す断面図 従来技術を示す要部分解図 従来技術を示す要部分解図 従来技術を示す側面図 従来技術を示す断面図 従来技術を示す要部斜視図 従来技術を示す要部斜視図
1:ブレードラバー、1a:雪用ブレードラバー、1b:雨用ブレードラバー、2:ホルダ、3:接続部材、4:支持部材、5:キャップ、10:ワイパーアーム、11:払拭部、12:幅縮小部、13:幅拡大部、14:第二幅拡大部、15:幅拡大部、16:支持部材挿入孔、21:開口部、22:ブレードラバー保持部、23:仕切壁、24:支持部材挿入孔、25:固定部、26:露出部、27:支持部材挿通溝、28:開口、31:接続部:32:開口部、33:下部内側面、34:係止部、41:切欠部、51:係止用椀部、52:キャップ本体、53:キャップ端部、54:ブレードラバー保持部、55:壁部、56:係止凹部、57:爪部、58:操作部、60、61、63、64:ブレードラバー、65:環状通路、70:支持部材、 80:係止体、90:ワイパーレバー及びヨーク部、100:支持部材、110:ホルダ、111:支持部材、120、121:カバー、130、131:キャップ、140:支持部材、150:長手方向端部

Claims (3)

  1. 窓を払拭するブレードラバーと、上記ブレードラバーを保持しブレードラバーに窓への押付力と駆動力を付加する保持部材と、保持部材をワイパーアームに接続する接続部材と、を有し、
    上記保持部材は、長手方向の全長に渡って下方にブレードラバーの保持部が形成される樹脂製のホルダと、上記ホルダ内に配置され上記接続部材とホルダを介して上記ワイパーアームから伝わる窓ガラスへの押付力と駆動力を上記ブレードラバーの長手方向に対して適切に分散させる金属製の支持部材と、上記ホルダの両端位置に配置されるキャップと、を有するワイパーブレードにおいて、
    上記ホルダの両端位置に配置されるキャップの少なくとも一方は、上記支持部材との固定手段を有するキャップ本体と、上記キャップ本体に対して着脱自在に構成されるキャップ端部を有し、上記支持部材へのキャップ本体の固定によって、上記ホルダに対する支持部材の長手方向の移動が制御される様に構成され、
    上記キャップ本体およびキャップ端部の夫々の下部位置に断面形状が略C字型の下方に向かう開口部を有するブレードラバーの保持部が形成され、上記キャップ端部の外端部のブレードラバーの保持部と隣接する位置に上記ブレードラバー端部と当接してブレードラバーの移動を規制する壁部が形成される事によって、上記キャップ端部取り外し時にのみ、上記保持部材に対して上記ブレードラバーが着脱自在に構成される事を特徴とするワイパーブレード
  2. 上記キャップ本体と支持部材との固定手段が、工具無しで固定状態を解除する解除操作部を有さない構造である事を特徴とする請求項1記載のワイパーブレード
  3. 上記支持部材とキャップ本体との固定状態における支持部材の外面への露出部が、キャップ端部によって覆われる様に構成され、使用時において上記支持部材が実質的に外面に露出しない様に構成される事により、上記ブレードラバーが雪用ブレードラバーと雨用ブレードラバーの何れも適用可能に構成される事を特徴とする請求項1または2記載のワイパーブレード
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