JP5278681B2 - 透析装置のセンサ装置 - Google Patents

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本発明は、臨床及び医療分野において、患者の血液を透析装置で、透析して浄化する治療の施行の際に、透析装置のダイアライザから透析液中に漏れ出した血液の有無を検出するための、血液の透析装置における漏血・溶血のセンサ装置に関する。

患者の血液を透析により浄化するために用いる透析装置Aは、通常、図1に示しているように、床面が略30センチ平方で高さが略150センチ程度の塔状の本体ケース1を構成して、これの内部にモーター・ポンプ等の機器と制御装置を組み込み、前面の上部に表示パネル10を設けておき、この本体ケース1の外面の一側に、透析器であるダイアライザaを、支持装置を介し懸架装設して構成されているもので、患者の動脈から抽き出した血液がこのダイアライザaの内部の中空糸を経て患者の静脈に戻るよう循環させておいて、この循環する血液を、ダイアライザa内に、中空糸の外側を流れるように流す透析液によって透析・浄化させるように用いるものである。

透析装置Aに用いるダイアライザaは、図2に示しているように、一端側に透析液入口20を設け、他端側に透析液出口21を設けた筒体2の内部に、半透膜からなる中空糸22(中心に穴のあいた直径が200〜300μmのストロー状の糸)を、多数本(約1万本)束にまとめて装入し、その束にまとめた中空糸22の各一端側を、集合部材に保持せしめて、前記筒体2の一端側に取り付けた血液入口2aに連通し、各他端側を集合部材に保持せしめて、前記筒体2の他端側に取り付けた血液出口2bに連通して構成したもので、患者の動脈の血管から抽き出した血液が、血液入口2aからダイアライザa内に流入し、中空糸22の内腔を経て血液出口2bから患者の静脈の血管に戻るように流れ、この中空糸22の内部を流過していく血液に対し、透析液入口20より筒体2内に流入して透析液出口21から排出されていく透析液が、半透膜よりなる中空糸22の周壁を介して接触することで、血液中の尿毒素および余分な水分の除去と、電解質バランスの調節をして血液の浄化を行うようにしているものである。

この透析装置Aで、血液を半透膜よりなる中空糸22を介して透析液に接触させて半透膜を介しての拡散と限外濾過によって、血液を透析して浄化する治療を行う際、中空糸22を構成する半透膜に欠損が生じて穴があいていると、中空糸22内を流過する血液が、中空糸22の膜壁に生じた欠損部の穴から透析液が流れる側に漏れ出す漏血及び溶血が生じてくる。

漏血は、血液中の赤血球が、血球の形状を保持して透析液中に漏れ出した状態をいい、溶血は、赤血球の形状が破壊されて漏れ出した状態をいう。

この人工の透析装置Aを用いて行う血液の透析・浄化の治療行為の際に、中空糸22の膜壁に生成した欠損によって生じてくる漏血・溶血は、漏れ出して透析液に接触した血液が、患者の体内に流入することで患者の生命維持の安全性を損なうようになる。

このことから、透析装置Aには、透析治療中に、血液が透析液中に漏れ出したのを検出する漏血センサ装置Bを組み込んで、これを監視するようにして、透析装置としての安全性を保持するようにしている。

この漏血・溶血を検出するために透析装置に組み込むセンサ装置Bは、図3の概要図について説明すると、中空のブロック状に形成して両端に内部が透視される透明板30を設けた検体槽3に、軸方向の一端側には、透析装置を経た透析液が流入する入口管31を設け、他端側には、流入してきた透析液を流出させる出口管32を設けて、この検体槽3内を、前記透析装置のダイアライザaの内部を経て排液として排出される使用済みの透析液が流過していくようにしておいて、この検体槽3の一端側の透析板30の手前に光源として発光素子(赤色LED)40とそれを駆動する発光回路を含む発光部4を配置し、他端側の透明板30の外側には、前記発光部4の光源から照射される光を受ける受光素子50と受光回路を含む受光部5を配置して、発光素子40から発射される光を、この受光素子50に受光させて、その受光素子50に、透析液を透過してくる光の輝度(光量)の感知作動を行わせ、それによる感知作動による光の輝度の信号値(電圧値)を、制御基板に設けておく制御部に送り、制御部に設定しておく基準値と比較させて、光が透析液を透過する間における減衰率を検出し、その減衰率から透析液中に漏れ出している漏血・溶血の判定を行うようにしているものである。

透析液中に、漏血が存在すれば、透析液を透過していく光の散乱による減衰の割合が変化してくることから、この透析光の減衰率を検出・測定して、その減衰率により漏血の検出・判定を行うものである。

このセンサ装置Bの実際の製品は、通常、図4・図5に示しているように、内部を透析液が流過していく検体槽3を、前後長さが略100ミリ程度で、横巾及び上下高さが略50ミリ程度の中空の四角なブロック状に形成して、それの前後の端面に、ガラス・樹脂材等の透明板30で塞いだ窓を設け、周壁の前後の端部に、透析液を流入さす入口管31と流出させる出口管32を設けて構成し、この検体槽3を、平らな台箱状に形成した基台3aの上面に載置し、検体槽3の左右両側に突出する鍔状に設けてある取付座板33を、上面に立設してある取付台34の上端面に接合して、取付座板33に設けておくセット螺子35を、取付台34に締結していくことで基台3aの上面に組み付け固定する。

そして、この基台3a上に組み付けた検体槽3の前後の端面の各外側位置には、角枠状に形成した保持枠36をそれぞれ設けて、これら保持枠36に、検体槽3の前面側に位置する保持枠36にあっては、光源とする赤色LEDの発光素子40とそれを駆動する発光回路を含む発光部4を組み付け保持せしめ、検体槽3の後端側に一する保持枠36にあっては、前記発光部4の発光素子から発射される光を受けて、受光信号を出す受光素子50と受光回路を含む受光部5を組み付け保持せしめ、基台3aの内部には、前記発光部4の発光回路及び受光部5の受光回路に接続する制御回路及びCPUを組み込んだ制御基板6を設け、かつ、この制御基板6に接続する電源回路を組み込み、その電源回路に通ずる電源コード3bを、基台3aに設けた引出穴37から外部に引き出して、これにより、センサ装置Bを構成するようにしている。

そして、このセンサ装置Bは、透析装置Aの塔状とした本体ケース1の内腔の底部に、設置用のスペースを用意して、そこに装入し、その場所において、検体槽3に設けてある入口管31と出口管32とを、図6に示しているように、本体ケース1の外面に懸架してある透析器のダイアライザaの透析液出口21から排液として排出される透析液を導くパイプの途中に検体槽3が位置するように接続し、電源コード3bを本体ケース1内に設けておく接続口に接続して、これにより、透析液が、本体ケース1内に装置される透析液タンクTから抽き出されてダイアライザa内に流入し、透析液出口21から本体ケース1内に装置されるポンプPにより透析液出口21から引き出されて排液として排出されていく途中で、該センサ装置Bの検体槽3内を流過していくようにして、透析液が排液となってこの検体槽3を流過する間に漏れの有無の監視が行われ、その結果が、本体ケース1に設けた表示パネル10に表示されるように用いられる。

ところで、上述のセンサ装置Bは、発光部4に光源として設ける発光素子40に赤外色LEDを用いて、漏血だけの監視・検出が行えるようにした漏血計に構成してあるもので、溶血の検出は行えないものである。これは、赤外色の波長の光は、血球の状態を保持して透析液中に漏れ出してきた血液に対しては鋭敏に反応して、減衰率を変化させるが、血球が破壊された溶血には、殆ど反応せず、従って、溶血の検出はできないことによる。溶血の検出は、別の構成としたセンサ装置を用いて行われる。

この別の構成とした溶血を検出の対象とするセンサ装置は、発光部4に光源として設ける発光素子には、赤色に発光する赤色LED41と、青色に発光する青色LED42(または緑色に発光する緑色LED)と、の2つの発光素子を用い、これらを、図7にあるように、それぞれの発光素子からの発光が、共に受光部5の受光素子50に照射されるようにして、その受光素子50が受ける赤色LED41からの赤色光と、青色LED42(または緑色LED)からの青色光(または緑色光)との、2つの光についての、それぞれの減衰率の観察が行えるように構成したセンサ装置を用いて行っている。このセンサ装置での溶血の有無の判定は、受光素子50が受ける赤色と青色(または緑色)との2種の光のうち、赤色の光には減衰がなく青色(または緑色)の光にのみ減衰が見られるときに、溶血ありと判定するようにしている。これは、溶血の場合は、赤色の光では減衰が現れず、青色(または緑色)の光のときにだけ減衰が現れるようになることによる。

このように、透析装置を用いて行う血液の透析・浄化の治療行為の際に、透析装置のダイアライザから使用済み透析液中に漏れ出してくる血液を検出するためのセンサ装置は、漏血の検出と溶血の検出とを分けて、漏血を検出する漏血計としたセンサ装置と溶血を検出する溶血計としたセンサ装置との、構成・機能を異にする二種のセンサ装置に作られている。

この二種に作られる漏血計のセンサ装置と溶血計のセンサ装置は、互いに切り替えて使用することの出来ない全く別構成のものである。このため、透析装置による治療の際、漏血の検出だけでなく、溶血の監視・検出も行うようにして、安全性を一層高めようとするときには、漏血計と溶血計との2台のセンサ装置を、透析装置の本体ケース1内に組み込むことになるから、透析装置の本体ケース1内に用意する設置のためのスペースを略倍に拡げなければならない。種々の機器が組み込み収蔵されることで、殆ど余裕のない本体ケース1内に、さらにセンサ装置の1台分のスペースを形成するのはむずかしく、本体ケース1自体を作り直さなければならない厄介な問題が生じてくる。

本発明において解決しようとする課題は、透析装置により血液を透析・浄化する治療を行う際の安全性の保持のために、透析治療中に、血液が透析液中に漏れ出してくるのを監視するよう透析装置に組み合わせて用いるセンサ装置が、漏血を検出する漏血計としたセンサ装置と溶血を検出する溶血計としたセンサ装置との二種類に作られていることで、透析治療の安全性を高めるよう、漏血と溶血との両方を検出しようとしたときに、二つのセンサ装置を、透析装置の本体ケース内に組み込み設置しなければならないことにより、この二台のセンサ装置を組み込むための設置スペースを本体ケース1内に無理に作らなければならなくなる問題を解せしめるため、血液の漏れを検出するセンサ装置を、一つのセンサで漏血と溶血との両方の検出が行えるように構成して、透析装置に対し一台のセンサ装置を組み合わせることで、漏血と溶血の双方の監視が可能となるようにする手段を提供することにある。

上述の課題を解決するための手段として、本発明においては、中空のブロック状に形成して前後の両端面に内部を透視し得る透明板を設け、周壁に透析液を流入させる入口管と流出させる出口管とを設け検体槽の、前後方向の一端側の外面に、その検体槽内を透過さす透過光を発生させる発光部を配設し、その検体槽の一端側の外面に設ける発光部には、光源とする発光素子として白色LEDを用いた発光回路を装備せしめ、検体槽の前後の他端側の前面には、前記発光部からの光を受光素子に受けさす受光部を、その受光素子に、前記白色LEDの光の色成分を感知して作動するカラーセンサを用いて配設し、これら発光部と受光部とを制御基板に設けた制御部にそれぞれ接続し、その制御部には、発光制御回路とCPUと前記発光回路から発して検体槽内の透析液を透過し受光部のカラーセンサに受光されて受光回路から送られてくる信号値に対して比較する基準値を記憶させておく記憶素子とを組み込み、白色LEDから発光されて検体槽内を経た透過光の色成分のうちの赤色成分と青色成分の減衰を検出・測定せしめ、白色LEDの光に対する溶血特性と漏血特性とから漏血・溶血の両方の検出・判定が一台のセンサ装置で行えるように構成したことを特徴とする透析装置のセンサ装置、および、
検体槽の前後方向の一端側の前面に、その検体槽内を透過さす透過光を発生させるよう配設する発光部に、光源とする発光素子の白色LEDとそれを駆動する回路を含む発光回路の他に、この発光回路の白色LEDから発した光を検体槽内の透析液を透過させずに、直に受ける第2受光回路を設け、この第2受光回路を、制御基板に設けた制御部に接続して、その制御部のCPUにより白色LEDの光の輝度を監視させ、かつ、制御部には、前記第2受光回路で受光して出力する信号(電圧)に基づき光源の白色LEDの駆動電流を増減さすよう制御する発光制御回路を設けたことを特徴とする透析装置のセンサ装置を提起するものである。

本発明による、血液の透析装置における漏血・溶血のセンサ装置は、漏血と溶血との両方が検出し得るのであるから、透析装置に組み込んで、透析治療中における血液が透析液の側に漏れ出すのを監視させ、安全性を確保するときに、1台のセンサ装置を組み込むことで、漏血と溶血との両方の監視が行えることになって、センサ装置を組み込むために透析装置に用意する設置スペースを、1台のセンサ装置の分だけ用意すればよいので、センサ装置を組み込むときの設置スペースの制約が解消される。

透析装置の全体の概要図である。 透析装置に組み込むダイアライザの縦断面図である。 透析治療中の透析液側への漏血を検出するセンサ装置の概要の説明図である。 センサ装置の斜視図である。 同上センサ装置の、検体槽と基台とに分解した状態の斜視図である。 同上センサ装置を透析装置に組み合わせた状態の展開した説明図である。 溶血計としたセンサ装置の概要の説明図である。 本発明を実施せるセンサ装置の斜視図である。 同上センサ装置の一部破断した側面図である。 同上センサ装置の平面図である。 同上センサ装置のブロック図である。 同上センサ装置を、透析装置のダイアライザに接続して組み合わせた状態の展開した説明図である。 センサ装置に、輝度調整のために減光フィルタを差し込んだ状態の斜視図である。 同上センサ装置に、調整棒を差し込んだ状態の斜視図である。

次に本発明の実施の態様を実施例につき図面に従い詳述する。

図8乃至図10は、本発明手段を実施せる透析装置における漏血・溶血を検出して監視するセンサ装置Sを示し、図8は斜視図、図9は一部破断した側面図、図10は平面図である。これら図において、3は検体槽を示す。この検体槽3は金属材または樹脂材により、内部を中空としたブロック状に形成し、長手方向の両端面にガラス・樹脂材よりなる透明板30で閉塞した窓穴を設け、周壁の後端側(図8において手前側)に寄る部位の一方の側面に、透析装置のダイアライザを経た透析液を流入させる入口管31を設け、周壁の前端側に寄る部位で他方の側面に、前記入口管31から流入してくる透析液を流出させる出口管32を設けて、内部を透析液が流過していくようにしたもので、図4・図5に示している従前の漏血計としたセンサ装置Bに用いられている検体槽3と同様の構成のものであり、かつ、基台3aの上面側に載架して基台3aの上面に設けてある取付金具34にセット螺子35により締結して基台3aに固定してあることについては、従前のセンサ装置Bの検体槽3と変わりがない。

4は、この検体槽3の前端側の透明板の前面に配置して、基台3aに設けてある保持枠36に組み付け装架した発光部である。

この発光部4は、図11のブロック図に示しているように、光源とする発光素子として白色LED43を用いた発光回路44と、この発光回路44から照射される光を、前述の検体槽3内の透析液を経ないで、直に受けるよう発光回路44の白色LED43のそばに設ける第2受光回路45と、温度センサ46とを具備するものとしている。

5は、検体槽3の後端側の透明板の手前に配置して基台3aに設けた保持枠36に組み付け保持せしめた受光部で、前記発光部4の発光回路44の白色LED43から発光されて検体槽3内の透析液を透過した透過光を受ける受光素子50と、その受光素子50が受光し検出した電圧を出力する出力検出回路とを組み合わせた受光回路45とからなるが、その受光素子50には、前述の発光部4の光源とした白色LED43の光の色成分を感知するカラーセンサ51を用いている。

これら、発光部4及び受光部5は、前述の従前の漏血計としたセンサ装置Bの発光部4及び受光部5と同様に、検体槽3を載架支承する基台3a内に組み込んだ制御基板6の制御部60に、前述した図11のブロック図にあるように接続させてある。その制御部60には、発光制御回路61と、CPU62と、前記発光回路44から発して検体槽3内の透析液を透過し受光部5のカラーセンサ51に受光されて受光回路50から送られてくる信号値に対して比較する基準値を記憶させておく記憶素子63とが組み込まれている。

このようにして構成せるセンサ装置Sの、漏血と溶血とを判定するロジックは、白色LED43の光に対する溶血特性が、表1にあるように、赤色の光には、殆ど減衰がなく、青色の光だけに減衰が現れる特性であること、この白色LED43の光に対する漏血特性が、表2にあるように、赤色の光に対しては著しい減衰を現し、青色の光に対しても著しい減衰を現す特性であることから、これらの特性により組み立てた判定のロジックである。

表1は白色LED(56−1)の溶血特性を表す図表である。

表2は白色LED(56−1)の漏血特性を表す図表である。

ある濃度(検出感度×ppm)以上の溶血と漏血を検知するのを、表を用いて説明すれば、下記の表3は、受光素子のカラーセンサ51が白色LED43からの光を受けたときの感度と閾値との関係を示す。

表3は白色LEDの赤色光と青色光とが、漏血・溶血のある透析液を透過したときの、感度と閾値の関係を示す図表である。

この表3において、最上位のところに、符号(イ)にて指示している右方に向け僅かに傾く線は、溶血時赤色感度を示す。
(ロ)にて指示している線は溶血時青色感度を示す。
(ハ)にて指示する右方に向け大きく傾く太線の破線で表す線は漏血時赤色感度を示す。
(ニ)にて指示する右方に向け大きく傾く薄墨の太線で表す線は漏血時青色感度を示す。
符号(あ)にて指示する線は、赤色溶血閾値a1を示す。
符号(い)にて指示する線は、青色溶血閾値b1を示す。
符号(う)にて指示する破線の線は、赤色漏血閾値a2を示す。
符号(え)にて指示する破線の線は、青色漏血閾値b2を示す。

この表3において指示しているa1、b1、a2、b2の閾値は、
表1より全濃度範囲で赤色感度がa1より下がらないとき、このa1を赤色溶血閾値とします。
表1より溶血濃度×ppm以上において青色感度がb1より下がるとき、b1を青色溶血閾値とします。
表2より漏血濃度×ppm以上において赤色感度がa2より下がるとき、a2を赤色漏血閾値とします。
表2より漏血濃度×ppm以上において青色感度がb2より下がるとき、b2を青色漏血閾値とします。

この表3において、検出感度Xppm以上の溶血は、赤色感度がa1より大きくて青色感度がb1より小さいとなります。検出感度Xppm以上の漏血は、赤色感度がa2より小さく青色感度がb2より小さいとなりますが、a1>a2なので、検出感度Xppm以上の漏血は、赤色感度がa1より小さく青色感度がb2より小さいとも表現できます。よって、判定ロジックは、
(1)青色感度(ロ)・(ニ)がb1(い)より大きいとき、検出感度Xppm未満の溶血か漏血のどちらかである。
(2)青色感度(ロ)・(ニ)がb1(い)より小さく、b2(え)より大きいとき、検出感度Xppm以上の溶血かXppm未満の漏血のどちらかである。このとき、赤色感度(イ)・(ハ)がa1(あ)より大きいと検出感度Xppm以上の溶血となり、赤色感度(イ)・(ハ)がa1(あ)より小さいとXppm未満の漏血となります。
(3)青色感度(ロ)・(ニ)がb2(え)より小さいとき、検出感度Xppm以上の溶血か漏血のどちらかである。このとき、赤色感度(イ)・(ハ)がa1(あ)より大きいとXppm以上の溶血となり、赤色感度(イ)・(ハ)がa1(あ)より小さいとXppm以上の漏血となります。

このことから、この本発明によるセンサ装置Sは、これを、透析装置Aに組み合わせていた漏血計としたセンサ装置Bに代えて、本体ケース1内に装置し、図12にあるように透析装置Aのダイアライザaに接続して透析治療を行えば、その透析治療中における透析液への漏血及び溶血の両方が、表4のフローチャートに示している順で検出判定されて、その結果が透析装置Aの表示パネル10に表示されるようになる。

従って、従前のセンサ装置Bと容積が変わらない1台のセンサ装置Sを組み付けるだけで、漏血と溶血の両方の監視が行えるようになる。

表4は本発明を実施せるセンサ装置の、漏血・溶血を検出・判定する作動のフローチャートである。

センサ装置による漏血・溶血の検出は、発光部4に設けた発光素子のLEDから発する光の光量(輝度)を受光素子で検出することで行うことから、光源となる発光部の発光LEDからの光の輝度は常に一定でなければならない。しかし、発光LEDからの発光の輝度は経年変化・温度変化により減衰する。

そこで、従前においては、センサ装置Bの器体の、検体槽3内に透析液を充填しておいて、この検体槽3と発光部4との間に、図13に示しているように減光フィルタFを差し込んで、その状態でLEDを発光させて、それの輝度を、制御基板6に設定しておくある閾値(基準値)となったときに、点灯するよう基台3aに形設した覗き穴内に設置したランプ70の点滅により検出させ、点灯がないときは、図14にあるように器体に設けておく調整穴71に調整棒72を差し込んで、制御基板6に組み付けておく調整ボリウム(図示省略)を回動させてLEDの駆動電流を増して輝度を上昇させる調整を行って、輝度が一定になるようにしている。

本発明による上述のセンサ装置Sは、この輝度の調整が、自動で行われるようにしているので、これを実施例2として説明する。

本発明によるセンサ装置Sは、検体槽3の手前に配設する発光部4には、前述の図11のブロック図で示しているように、光源とする発光素子の白色LED43とそれを駆動する回路を含む発光回路44の他に、この発光回路44の白色LED43から発した光を、検体槽3内の透析液を透過させずに直に受光するよう白色LED43のそばに配置する第2受光回路45を設けている。

この第2受光回路45は、それが受光する白色LED43の光の輝度の信号(電圧)を出力して、制御基板6に設けた制御部60に送り、これにより、白色LED43の光の輝度を、制御部60に設けているCPU62に常時監視させるようにする。そして、この第2受光回路45で受光する白色LED43の光の輝度が、制御部60に設定しておく基準値よりも減衰していることをCPU62が検出すれば、制御部60に設けておく発光制御回路61により、白色LED43の駆動電流を増やして輝度をあげ、また、基準値を超えた輝度をCPU62が検出すれば、白色LED43の駆動電流を減少させて、輝度が一定になるようにする。

この調光ロジックは、
(1)輝度が増加したとき、光源の電流量を輝度増加分減らす。
(2)輝度が減少したとき、光源の電流量を輝度減少分増やす。
(3)この(1)、(2)を繰り返すことにより、輝度を一定に保つ。
そして、この調光は、表5の調光フローチャートで示す順で行われる。

表5は本発明を実施せるセンサ装置の調光フローチャートである。

したがって、人の関与する必要がなく輝度調整の完全自動化によりヒューマンエラーの危険性がなくなるばかりでなく、発光部のLED光を常時監視し続けることで安定した輝度が得られる。

A 透析装置
B 漏血センサ装置
F 減光フィルタ
P ポンプ
S センサ装置
T 透析液タンク
a ダイアライザ
b パイプ
1 本体ケース
10 表示パネル
2 筒体
2a 血液入口
2b 血液出口
20 透析液入口
21 透析液出口
22 中空糸
3 検体槽
3a 基台
3b 電源コード
30 透明板
31 入口管
32 出口管
33 取付座板
34 取付台
35 セット螺子
36 保持枠
37 引出穴
4 発光部
40 発光素子
41 赤色LED
42 青色LED
43 白色LED
44 発光回路
45 第2受光回路
46 温度センサ
5 受光部
50 受光素子
51 カラーセンサ
6 制御基板
60 制御部
61 発光制御回路
62 CPU
63 記憶素子
70 ランプ
71 調整穴
72 調整棒

Claims (2)

  1. 中空のブロック状に形成して前後の両端面に内部を透視し得る透明板を設け、周壁に透析液を流入させる入口管と流出させる出口管とを設け検体槽の、前後方向の一端側の外面に、その検体槽内を透過さす透過光を発生させる発光部を配設し、その検体槽の一端側の外面に設ける発光部には、光源とする発光素子として白色LEDを用いた発光回路を装備せしめ、検体槽の前後の他端側の前面には、前記発光部からの光を受光素子に受けさす受光部を、その受光素子に、前記白色LEDの光の色成分を感知して作動するカラーセンサを用いて配設し、これら発光部と受光部とを制御基板に設けた制御部にそれぞれ接続し、その制御部には、発光制御回路とCPUと前記発光回路から発して検体槽内の透析液を透過し受光部のカラーセンサに受光されて受光回路から送られてくる信号値に対して比較する基準値を記憶させておく記憶素子とを組み込み、白色LEDから発光されて検体槽内を経た透過光の色成分のうちの赤色成分と青色成分の減衰を検出・測定せしめ、白色LEDの光に対する溶血特性と漏血特性とから漏血・溶血の両方の検出・判定が一台のセンサ装置で行えるように構成したことを特徴とする透析装置のセンサ装置。
  2. 検体槽の前後方向の一端側の前面に、その検体槽内を透過さす透過光を発生させるよう配設する発光部に、光源とする発光素子の白色LEDとそれを駆動する回路を含む発光回路の他に、この発光回路の白色LEDから発した光を検体槽内の透析液を透過させずに、直に受ける第2受光回路を設け、この第2受光回路を、制御基板に設けた制御部に接続して、その制御部のCPUにより白色LEDの光の輝度を監視させ、かつ、制御部には、前記第2受光回路で受光して出力する信号(電圧)に基づき光源の白色LEDの駆動電流を増減さすよう制御する発光制御回路を設けたことを特徴とする請求項1記載の透析装置のセンサ装置。
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