JP5275658B2 - 作業車両の作業量推定システム及び作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両が行った作業量を推定する技術に関する。
従来、作業車両を行った作業量の推定をする技術が提案されている。例えば、大型のマイニング用油圧ショベルなどには、作業量(積み込み量)を推定するために、操作レバーに積み込み回数カウント用スイッチを付けたものがあった。そして、このスイッチの操作回数により積み込み回数を計測し、標準バケット容量から作業量(積み込んだ土砂量)を推測する。
一方、特許文献1には、作業車両の油圧などの各種センシングパラメータを自己組織化マップにすることにより、各パラメータ間のニューロン距離を計算して作業内容を特定することが記載されている。
特開2005−253510号公報
従来のカウントスイッチでレバー操作回数をカウントする場合には、オペレータによるスイッチ操作が必要である。このスイッチ操作は、オペレータにとっては煩わしいものであり、この操作を忘れてしまうこともある。
そこで、本発明の目的は、オペレータが何ら操作を行わなくても、作業車両が行った作業量を推定することである。
本発明の一つの実施態様に従う作業車両(2)が行った作業量を推定するシステムは、前記作業車両(2)に設けられている複数のセンサ(200)からの信号に基づいて、所定の運転データを収集する運転データ収集手段(210)と、前記複数の運転データ収集手段(210)によって収集された前記所定の運転データを記憶する運転データ記憶手段(240)と、前記運転データ記憶手段(240)に記憶されている前記所定の運転データと、予め定められている基準データと対比して、前記作業車両(2)が特定の作業を行っている作業時間帯を特定する特定手段(223)と、前記運転データ記憶手段(240)に記憶されている前記所定の運転データに基づいて、前記特定手段(223)により特定された作業時間帯に前記作業車両(2)が行った作業量を推定する推定手段(224)と、を有する。
好適な実施形態では、前記作業車両(2)の識別情報と前記作業車両(2)の管理者とを対応付けて記憶する管理者データ記憶部(560)と、前記管理者データ記憶部(560)を参照して前記作業車両(2)の管理者を特定し、前記推定手段が推定した作業量を示す作業量データを、前記特定された管理者の端末装置へ送信する送信手段(520)と、をさらに備えてもよい。
好適な実施形態では、前記作業車両(2)に設けられている前記作業車両の位置を検出する位置検出手段(237)と、作業現場別の土質を示す現場データを記憶する現場データ記憶手段(570)と、前記現場データ記憶手段(570)に記憶されている前記現場データと、前記位置検出手段(237)が検出した前記作業車両の位置とに基づいて、前記作業車両の作業現場の土質を特定する土質特定手段(580)と、をさらに備え、前記推定手段(224)は、前記土質特定手段(580)によって特定された前記作業車両の作業現場の土質を用いて、前記作業量を推定するようにしてもよい。
好適な実施形態では、前記作業車両(2)が行う前記特定の作業が、土砂を掘削し、掘削した土砂を運搬車両(3)へ積み込む作業であるとき、前記運搬車両(3)から、前記運搬車両(3)に積み込まれた土砂の積載量を示すデータを取得する積載量取得手段(235)と、前記積載量取得手段(235)から取得した前記運搬車両(3)に積み込まれた土砂の積載量と前記推定手段(224)が推定した前記作業量に基づいて補正関数を定める補正関数決定手段(225)と、をさらに備え、前記推定手段(224)は、前記補正関数決定手段(225)によって定められた前記補正関数によって補正を行って、前記作業車両(2)が行った作業量を推定するようにしてもよい。
本発明の一つの実施態様に従う、油圧アクチュエータ(2C1,2D1,2E1)を備えた作業車両(2)は、前記油圧アクチュエータ(2C1,2D1,2E1)の状態を検出する複数のセンサ(201〜206)と、前記複数のセンサ(201〜206)が検出した運転データを記憶する運転データ記憶手段(240)と、前記運転データ記憶手段(240)に記憶されている前記運転データと、予め定められている基準データと対比して、前記作業車両(2)が特定の作業を行っている作業時間帯を特定する特定手段(223)と、前記運転データ記憶手段(240)に記憶されている前記所定の運転データに基づいて、前記特定手段(223)により特定された作業時間帯に前記作業車両(2)が行った作業量を推定する推定手段(224)と、を有する。
以下、本発明の一実施形態に係る作業車両の作業量推定システムについて、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る作業量推定システムの全体構成を示す図である。本システムは、作業現場において作業を行う作業車両2と、土砂などを運搬する運搬車両3と、作業車両2の車載システムと通信衛星9を介して通信を行う管理サーバ5と、管理サーバ5とインターネットなどのネットワークを介して接続された顧客端末7とを備える。なお、同図において、作業車両2及び顧客端末7は、それぞれ1台のみ図示しているが、それぞれ複数台であってもよい。
作業車両2は、例えば、油圧ショベル、ホイールローダ、油圧クレーン、ブルトーザ等の建設機械である。作業車両2は、それぞれ種々の作業を行うが、本実施形態では後述するように、作業車両2が特定の作業を行っている時間帯を抽出して、その時間帯に作業車両2が行った作業量を推定する。特に本実施形態では、作業車両として油圧ショベル2を例にとって説明する。すなわち、油圧ショベル2が土砂を掘削して、掘削した土砂を運搬車両3へ積み込む掘削・積込作業の作業量を、油圧ショベル2に搭載された作業車両車載システム20(図2参照)を用いて推定する。
ここで、油圧ショベル2は、例えば、下部走行体2Aと、上部旋回体2Bと、上部旋回体2Bの前部に設けられる作業装置とを備えて構成される。下部走行体2Aは、例えば、その前後左右にそれぞれタイヤ2A1を備えている。なお、タイヤ2A1に代えてクローラでもよい。上部旋回体2Bは、運転室2B1等を備えている。運転室2B1には、油圧ショベル2を運転するための操作装置が設けられている。
作業装置は、ブーム2Cと、アーム2Dと、バケット2Eとを備え、それぞれを動作させる油圧アクチュエータとして、ブームシリンダ2C1と、アームシリンダ2D1と、バケットシリンダ2E1とを備えて構成される。ブーム2Cは、上部旋回体2Bの前部に回動可能に設けられており、ブームシリンダ2C1の伸縮によって回動される。アーム2Dは、ブーム2Cの先端に回動可能に設けられており、アームシリンダ2D1の伸縮によって回動される。バケット2Eは、アーム2Dの先端に回動可能に設けられており、バケットシリンダ2E1の伸縮によって回動される。
運搬車両3は、例えばダンプトラックであり、作業現場で荷台3A積み込まれた土砂などを運搬する。本実施形態では、運搬車両としてダンプトラック3を例にとって説明する。ダンプトラック3には、後述するような運搬車両車載システム30(図8参照)が搭載されている。
管理サーバ5は、作業車両車載システム20との間で、後述するような各種データの送受信を行う。また、管理サーバ5は、油圧ショベル2の管理者である顧客の端末装置である顧客端末7に対して、油圧ショベル2の作業量を示す作業量データを送信する。
管理サーバ5は、例えば汎用的なコンピュータシステムにより構成され、以下に説明する管理サーバ5内の個々の構成要素または機能は、例えば、コンピュータプログラムを実行することにより実現される。
図2は、作業車両車載システム20の構成図である。
作業車両車載システム20は、例えば、同図に示すように、データ収集用コントローラ210と、作業判定用コントローラ220と、衛星通信用コントローラ230と、近距離通信用コントローラ235と、GPS受信機237とを含んで構成される。
データ収集用コントローラ210には、各種センサ200が接続される。各種センサ200とは、ブーム上げ圧力センサ201、アーム掘削圧力センサ202、バケット掘削圧力センサ203、バケット排土圧力センサ204、右旋回圧力センサ205、左旋回圧力センサ206、ブーム下げ圧力スイッチ207、アーム排土圧力スイッチ208の総称である。各圧力センサ201〜206は、例えば、油圧ショベル2の各アクチュエータを駆動するための圧力比例制御弁(PPC弁)から圧力値を検出することができる。
ブーム上げ圧力センサ201とは、ブーム2Cを上昇させる場合のブームシリンダ2C1の圧力値を検出するセンサである。アーム掘削圧力センサ202とは、アーム2Dを掘削操作する場合のアームシリンダ2D1の圧力値を検出するセンサである。バケット掘削圧力センサ203とは、バケット2Eを掘削操作する場合のバケットシリンダ2E1の圧力値を検出するセンサである。バケット排土圧力センサ204とは、バケット2Eを排土操作する場合のバケットシリンダ2E1の圧力値を検出するセンサである。
右旋回圧力センサ205とは、上部旋回体2Bを右方向に旋回させる場合の旋回モータの圧力値を検出するセンサである。左旋回圧力センサ206とは、上部旋回体2Bを左方向に旋回させる場合の旋回モータの圧力値を検出するセンサである。なお、右方向及び左方向とは、運転室2B1内のオペレータから見た方向である。
ブーム下げ圧力スイッチ207とは、ブーム2Cを下降させたときにオンオフ信号を出力するスイッチである。アーム排土圧力スイッチ208とは、アーム2Dを排土操作した場合にオンオフ信号を出力するスイッチである。排土操作とは、バケット2E内の積載物(土砂等)をバケット2Eの外部に排出させるための操作である。掘削操作とは、バケット2E内に土砂等を収容するための操作である。なお、センサの種類は、上述の101〜108に限られない。例えば、周囲温度センサ、油温センサ、エンジン回転数センサ、速度センサ等を用いる構成でもよい。また、オンオフ信号を出力する圧力スイッチ207,208に代えて、圧力値をアナログ出力するセンサを使用してもよい。
データ収集用コントローラ210は、上述した各種センサ200からの信号に基づいて、運転データを収集する。つまり、データ収集用コントローラ210は、上述した各種センサ200から受領した各信号を運転データとして、運転データ記憶部240に記憶させる。
作業判定用コントローラ220は、運転データ記憶部240に記憶された運転データと基準データ記憶部250に記憶された基準データとに基づいて、油圧ショベル2が特定の作業を行っている作業時間帯を特定する。さらに、作業判定用コントローラ220は、運転データ記憶部240に記憶された運転データに基づいて、特定された特定の作業を行っている作業時間帯に油圧ショベル2が行った作業量を推定する。
作業判定用コントローラ220は、例えば、特徴量データ生成部221と、特徴量データ記憶部222と、作業判定部223と、作業量推定部224と、補正関数生成部225とを備える。
特徴量データ生成部221は、運転データ記憶部240に記憶されている運転データに基づいて、所定の複数項目の特徴量を求め、特徴量データ記憶部222に格納する。特徴量データの生成方法の詳細は、後述する(図9,図10参照)。
作業判定部223は、運転データ記憶部240に記憶されている運転データと、基準データ記憶部250に記憶されている基準データとを対比して、油圧ショベル2が特定の作業を行っている時間帯を特定する。
作業量推定部224は、運転データ記憶部240に記憶されている運転データに基づいて、作業判定部223で特定の作業を行っていると特定された作業時間帯に油圧ショベル2が行った作業量を推定する。作業量推定部224は、例えば、作業現場の土質を用いて、作業量を推定する。また、作業量推定部224は、例えば、補正関数生成部225が算出する補正係数Rによって作業量を補正する。
補正関数生成部225は、ダンプトラック3に積み込まれた土砂の積載量と作業量推定部224が推定した作業量に基づいて補正関数を定める。本実施形態では、補正関数として補正係数Rを定める。
衛星通信用コントローラ230は、通信衛星9を介して、管理サーバ5と双方向通信を行うための装置である。衛星通信用コントローラ230は、推定された油圧ショベル2の作業量を含む作業量データを管理サーバ5へ送信する。衛星通信用コントローラ230は、管理サーバ5から基準データ、バケット容量データ、及び土質データを受信し、それぞれ、基準データ記憶部250、バケット容量データ記憶部260及び土質データ記憶部270に記憶させる。また、衛星通信用コントローラ230は、GPS受信機237が特定した油圧ショベル2の現在位置を示す位置データを管理サーバ5へ送信し、油圧ショベル2の現在の作業現場の土質の通知を受ける。
基準データ記憶部250に記憶される基準データとは、作業判定部223が行う作業判定の基準となるデータである。例えば、油圧ショベル2が特定の作業を行っているときに収集した運転データから生成されたデータであって、その特定の作業の特徴を示すデータである。本実施形態では、基準データは、油圧ショベル2が掘削・積込作業を行っているときに収集した運転データに基づいて生成された、26個の特徴量を示すデータである。
バケット容量データ記憶部260は、例えば、図3に示すように、機種名261と、標準バケット容量263とをデータ項目として有する。
土質データ記憶部270は、例えば、図4に示すように、土質271と、比重273とをデータ項目として有する。
運転データ記憶部240,基準データ記憶部250、バケット容量データ記憶部260、土質データ記憶部270及び特徴量データ記憶部222は、それぞれ別々の記憶装置として構成してもよいし、あるいは、一つの記憶装置内の別々の記憶領域を使用する構成でもよい。
近距離通信用コントローラ235は、ダンプトラック3に搭載されている運搬車両車載システム30(図8参照)と双方向通信を行うための装置である。近距離通信用コントローラ235は、ダンプトラック3からダンプトラック3に積み込まれた土砂の積載量を示す積載量データを受信する。
GPS受信機237は、図示しないGPS衛星からの信号を受信して、油圧ショベル2の現在位置の緯度及び経度を特定する。
図5は、管理サーバ5の構成図である。
管理サーバ5は、例えば、同図に示すように、衛星通信用コントローラ510と、ネットワーク通信用コントローラ520と、基準データ記憶部530と、バケット容量データ記憶部540と、土質データ記憶部550と、車両別作業量データ記憶部560と、顧客現場データ記憶部570、データ処理部580とを備える。
衛星通信用コントローラ510は、通信衛星9を介して、油圧ショベル2と双方向通信を行うための装置である。衛星通信用コントローラ510は、基準データ記憶部530、バケット容量データ記憶部540及び土質データ記憶部550に記憶されている基準データ、バケット容量データ、及び土質データを油圧ショベル2へ送信する。衛星通信用コントローラ510は、油圧ショベル2から、作業量データを受信し、車両別作業量データ記憶部560に格納する。ここで、作業量データには、油圧ショベル2のシリアルNoと油圧ショベル2が行ったと推定される推定作業量と、掘削回数が含まれる。
また、衛星通信用コントローラ510は、油圧ショベル2からその油圧ショベルの現在位置の位置データを取得すると、油圧ショベルの現在位置の土質を示す現場土質を油圧ショベル2へ通知する。
基準データ記憶部530、バケット容量データ記憶部540及び土質データ記憶部550に格納されているデータは、それぞれ、基準データ記憶部250、バケット容量データ記憶部260及び土質データ記憶部270と同一である。
車両別作業量データ記憶部560は、例えば、図6に示すように、顧客名561と、機種562と、シリアルNo563と、推定作業量564と、掘削回数565とをデータ項目として有する。シリアルNo563は、各油圧ショベル2を一意に識別できる識別番号である。推定作業量564とは、各油圧ショベル2において推定された作業量であり、掘削して積み込んだと推定される土砂の重量である。掘削回数565とは、推定作業量564を推定するために用いた土砂の掘削・積込作業の回数である。
データ処理部580は、衛星通信用コントローラ510を介して、油圧ショベル2からその油圧ショベル2の現在位置の緯度、経度を示す位置データを取得すると、顧客現場データ記憶部570に記憶されているデータと取得した油圧ショベル2の位置データとに基づいて、その油圧ショベル2が作業をしている現場の現場土質を特定する。
顧客現場データ記憶部570は、例えば、図7に示すように、顧客名571と、現場名572と、位置座標573と、現場土質574とをデータ項目として有する。位置座標573は、緯度及び経度によって各作業現場の範囲を示す。現場土質574は、各作業現場の土質を示す。
ネットワーク通信用コントローラ520は、各顧客の顧客端末7に対して、その顧客が管理している油圧ショベル2の作業量データを送信する。例えば、ネットワーク通信用コントローラ520は、顧客名561と対応付けられている顧客端末7のアドレス情報に従って、各顧客が管理している油圧ショベル2の機種562,シリアルNo563、推定作業量564及び掘削回数565を送信する。
図8は、運搬車両車載システム30の構成図である。
運搬車両車載システム30は、例えば、同図に示すように、近距離通信用コントローラ310と、積載量計測装置320とを備える。
近距離通信用コントローラ310は、油圧ショベル2と双方向通信を行うための装置である。近距離通信用コントローラ310は、例えば、油圧ショベル2からの要求に応じて、積載量計測装置320が計測した積載量データを油圧ショベル2へ送信する。
積載量計測装置320は、ダンプトラック3の荷台3Aに載っている土砂などの重量(積載量)を計測する。
つぎに、図9は、各種センサ200(つまり、各センサ201〜208)から出力される信号に基づいて、予め設定された複数項目の特徴量を求める様子を示す。本実施形態では、例えば、26個の項目について特徴量を求める。
26個の項目は、例えば、個別の各操作に関するグループと、複合操作に関するグループとに大別される。個別操作のグループは、さらに、ブームに関するグループ、アームに関するグループ、バケットに関するグループ、旋回に関するグループに分けられる。
ブームに関するグループには、例えば、ブーム圧平均値、ブーム上げ操作時間、ブーム上げ操作回数、ブーム下げ操作時間、ブーム下げ操作回数、の各項目が含まれる。アームに関するグループには、例えば、アーム圧平均値、アーム掘削操作時間、アーム掘削操作回数、アーム排土操作回数、アーム排土操作時間、の各項目が含まれる。バケットに関するグループには、例えば、バケット排土圧平均値、バケット排土操作時間、バケット排土操作回数、バケット掘削圧平均値、バケット掘削操作回数、バケット掘削操作時間、の各項目が含まれる。旋回に関するグループには、例えば、旋回操作回数及び旋回操作時間の項目が含まれる。
ブームに関するグループに属する各項目の特徴量は、ブームに関するセンサ201,207からの信号に基づいて生成される。アームに関するグループに属する各項目の特徴量は、アームに関するセンサ202,208からの信号に基づいて生成される。バケットに関するグループに属する各項目の特徴量は、バケットに関するセンサ203,204からの信号に基づいて生成される。旋回に関するグループに属する各項目の特徴量は、旋回に関するセンサ205,206からの信号に基づいて生成される。
複合操作に関するグループには、それぞれ異なる複数の操作を組み合わせた項目が含まれている。複合操作の項目としては、例えば、アーム掘削及びバケット掘削の同時操作回数、アーム掘削及びバケット掘削の同時操作時間、ブーム上げ及びアーム掘削の同時操作回数、ブーム上げ及びアーム掘削の同時操作時間、ブーム下げ及びアーム掘削の同時操作回数、ブーム下げ及びアーム掘削の同時操作時間、バケット排土及び旋回の同時操作回数、バケット排土及び旋回の同時操作時間等を挙げることができる。
図10は、運転データに基づいて特徴量を生成する様子を示す。説明の便宜上、図10には、運転データ及び特徴量の一部のみを示す。図10の上側は運転データを示し、図10の下側は、各項目の特徴量を管理するテーブルT30を示す。
オペレータの指示に従って油圧ショベルが作業を行っている期間中、データ収集用コントローラ210は、所定の時間間隔で各種センサ200からの信号を取得し、運転データ記憶部240に記憶させる。
従って、運転データ記憶部240には、図10の上側に示すように各センサ201〜208の信号に基づいたデータが記憶される。同図の例では、時刻T0から時刻Teまでの時間帯において取得して運転データの例を示す。
特徴量データ生成部221は、基準時刻から第1所定時間t0までの対象時間帯内のデータに基づいて、特徴量を算出する。例えば、ブーム上げ圧力からブーム操作の回数を検出し、その回数をテーブルT30に登録する。第1所定時間t0は、例えば、60秒程度に設定することができる。
特徴量データ生成部221は、基準時刻を第2所定時間t1だけ後ろにずらし、この新たな基準時刻から第1所定時間t0の新たな対象時間帯内のデータに基づいて、特徴量を算出する。特徴量データ生成部221は、算出された特徴量を、テーブルT30内の対象時間帯に対応する箇所に記憶させる。第2所定時間t1は、例えば、10秒程度に設定することができる。
具体的には、基準時刻T0から時間t0までの対象時間帯、基準時刻T1(T1=T0+t1)から時間t0が経過するまでの対象時間帯、基準時刻T2(T2=T1+t1)から時間t0が経過するまでの対象時間帯、のように、複数の対象時間帯が設定される。
特徴量データ生成部221は、各対象時間帯内の運転データに基づいて、26項目の特徴量をそれぞれ算出し、テーブルT30の所定位置に記憶させる。テーブルT30は、各対象時間帯毎に、各項目の特徴量をそれぞれ管理する。
図11及び図12は、本実施形態に係る作業車両車載システム20において、作業量を推定し、推定作業量を含む作業量データを管理サーバ5送信する処理のフローチャートである。
油圧ショベル2のエンジンが始動されて作業が開始されると(S100)、この処理で使用される累積土砂容量V’、累積掘削回数Nd’、判定回数n(いずれも初期値は0)及び作業判定処理で使用される基準時刻T(初期値T0)が初期化される(S101)。油圧ショベル2が稼働している間、データ収集用コントローラ210は各種センサ200の出力信号に基づいて、運転データを収集して、運転データ記憶部240に蓄積する(S102)。データ収集用コントローラ210は、このデータ収集処理を油圧ショベル2の作業終了(エンジン停止)まで継続する(S103)。
油圧ショベル2のエンジンが停止して作業が終了すると(S103:Yes)、作業判定部223が作業判定処理を行う(S104)。作業判定処理は、所定の時間に区切って行う。作業判定処理の詳細は後述する。
ここで、作業量推定部224は、ステップS104の作業判定の結果、作業判定部223による作業判定処理の対象となった時間帯が、掘削・積込作業を行っている時間帯であれば(S105:Yes)、前回のステップS104の判定が掘削・積込作業であったか否かを判定する(S106)。そして、前回のステップS104の判定が掘削・積込作業でなければ(S106:No)、作業量推定部224は、対象となった時間帯の開始時刻を、掘削・積込作業の開始時刻Tdsとして記録し、ステップS104へ戻る(S107)。一方、前回のステップS104の判定が掘削・積込作業であれば(S106:Yes)、ステップS106をスキップしてステップS104へ戻る。
ステップS104において、作業判定処理の対象となった時間帯が、掘削・積込作業を行っている時間帯でなければ(S105:No)、作業量推定部224は、前回のステップS104の判定が掘削・積込作業であったか否かを判定する(S108)。ここで、前回のステップS104の判定が掘削・積込作業でなければ(S108:No)、以下のステップをすべてスキップしてステップS104へ戻る。一方、前回のステップS104の判定が掘削・積込作業であれば(S108:Yes)、作業量推定部224は、対象となった時間帯の終了時刻を、掘削・積込作業の終了時刻Tdeを記録し、掘削・積込作業の回数を示す判定回数nに1を加算する(S109)。
ここまでの処理により、運転データ記憶部240が蓄積された時間帯において、油圧ショベル2が掘削・積み込み作業を行っていた時間帯Tds〜Tdeが特定される。
図12を参照すると、作業量推定部224は、運転データ記憶部240に基づいて、Tds〜Tdeの時間帯において、旋回右レバー(あるいは旋回左レバー)が操作された回数をカウントして、その操作された回数を、Tds〜Tdeの時間帯における掘削回数Ndとして記録する(S110)。
作業量推定部224は、バケット容量データ記憶部260を参照して、油圧ショベル2の機種に対応する標準バケット容量263を取得する。そして、標準バケット容量263及び掘削回数Ndから、Tds〜Tdeの時間帯における掘削積込土砂容量Vnを推定する(S111)。作業量推定部224は、Tds〜Tdeの時間帯における掘削積込土砂容量Vnを、補正係数Rを用いてTds〜Tdeの時間帯における掘削積込土砂容量Vn’に補正する(S112)。なお、補正係数Rによる補正は省略してもよい。
作業量推定部224は、以上の処理結果に基づいて、累積土砂容量V’に補正後の掘削積込土砂容量Vn’を加算し、累積掘削回数Nd’に掘削回数Ndを加算して、累積土砂容量V’及び累積掘削回数Nd’を更新する(S113)。
作業量推定部224は、累積土砂容量V’に作業現場の土質に応じた比重をかけて、累積土砂重量(推定作業量)Gに変換する(S114)。作業現場の土質は、例えば、図15の処理において取得したものを用いてもよい。
作業量推定部224は、運転データ記憶部240に蓄積された全運転データに対して、ステップS104の作業判定が終了したか否かを判定する(S115)。全運転データに対する作業判定が終了していなければ、ステップS104以降の処理を繰り返す(S115:No)。全運転データに対する作業判定が終了していれば(S115:Yes)、作業量推定部224は、累積土砂重量(推定作業量)G及び累積掘削回数Nd’を含む作業量データを生成して、衛星通信用コントローラ230を介して管理サーバ5へ送信する(S116)。
図13は、図11におけるステップS104の作業判定処理のフローチャートである。
特徴量データ生成部221は、カウンタCに作業判定処理の繰り返し回数を示すN(例えばN=10)を設定して初期化する(S21)。
特徴量データ生成部221は、基準時刻T(初期値はT0)から第1所定時間t0分の対象時間帯に含まれるデータを用いて、予め設定された26個の特徴量をそれぞれ算出して、特徴量データ記憶部222に格納する(S22)。作業判定部223は、特徴量データ記憶部222に格納された特徴量から得られるパターン(入力パターンとも呼ぶ)と、基準データ記憶部250の基準データの重心との距離を算出する(S23)。
ステップS22,S23について詳述する。本実施形態では、予め収集しておいた、十分な数の掘削・積込作業時の運転データに基づいて定まる、26個の特徴量から構成される26次元空間における特徴量の分布が基準データである。そして、特徴量データ生成部221は、運転データ記憶部240に記憶されているt0間の運転データからそれぞれ得られる特徴量を26次元空間にマッピングし、t0間の作業の特徴量の分布(入力パターン)を求める。そして、作業判定部223は、この入力パターンの重心を算出し、この重心と基準データの重心との距離を算出する。従って、簡単に言えば、ステップS23では、油圧ショベル2が行った作業が掘削・積込作業であるか否かを判定している。一般的には、上記重心間の距離が近いほど、油圧ショベル2が行っている作業が掘削・積込作業を行っている確率が高いと判断できる。
特徴量データ生成部221は、ステップS23で算出した距離を記憶し(S24)、基準時刻を第2所定時間t1だけ増加させるとともにカウンタCを1だけ減少させる(S25)。つまり、図10で述べたように、特徴量データ生成部221は、対象時間帯の基準時刻T(始期)を時間t1だけ進める(T=T+t1)。
作業判定部223は、カウンタCが0であるか、あるいは基準時刻をt1だけ進めた対象時間帯が、運転データの記録されている範囲内に存在するか否かを判定する(S26)。対象時間帯が開始する基準時刻をTとすれば、その対象時間帯の終了時刻はT+t0である。従って、ここでは、特徴量データ生成部221は、次回の処理の終了時刻T+t0が運転データの記録終了時刻を超えているか否かを判定する。
カウンタCが0でなく、かつ、次回処理の対象時間帯内の全運転データが存在する場合(S25:No)、ステップS22以降の処理を繰り返す。一方で、カウンタCが0となるか、あるいは、最後の対象時間帯(図10中の時刻Tnから時刻Teまでの期間)について距離の算出が終了すると(S25:Yes)、特徴量データ生成部221は、各対象時間帯毎のそれぞれの距離の平均値を算出し、その平均値に基づいて上記処理の対象となった時間帯に、掘削・積込作業が行われていたか否かを判定する(S27)。すなわち、各対象時間帯毎のそれぞれの距離の平均値が所定の閾値よりも小さいときに、ここに含まれる全対象時間帯の作業が掘削・積込作業であると判定する。ステップS27の判定結果が図11のステップ105で用いられる。
図14は、掘削・積込作業の特徴量分布の重心と入力パターンとの距離を、マハラノビスの汎距離(Mahalanobis' (generalized) distance)として求める場合の例を示す。図14(a)に示すように、本実施形態では、掘削・積込作業の基準データT41〜T44を、例えば、「土」や「砂」等の各土質毎にそれぞれ用意している。各基準データT41〜T44には、特徴量パターンの平均値、標準偏差及び相関行列がそれぞれ予め計算されて、含まれている。
図14(b)に示すように、26次元の特徴量空間に入力されるパターンxは、26個の特徴量(x1,x2,...x26)によって決定される。図14(c)に示すように、平均値mと標準偏差σとを用いることにより、各特徴量を、ui=(xi−mi)/σiの式を用いて標準化する。これにより、標準化された入力パターンuが得られる。
図14(c)に示す数式を用いてマハラノビスの汎距離D^2を求める。Dの二乗を使用するのは、以後の計算を簡素化するために、距離の絶対値を得るためである。
作業判定部223は、図14(d)で算出した距離D^2が予め定められた閾値よりも小さい場合、掘削・積込作業と判定する。なお、図14に示す距離の算出方法は、一つの例であって、本発明は図14に示す構成に限定されない。
図15は、補正関数生成部225が行う補正係数の算出処理のフローチャートである。本実施形態では、補正関数として定数である補正係数Rを算出する。同図のフローチャートは、例えば、一定の時間間隔で行われるようにしてもよい。
まず、補正関数生成部225は、近距離通信用コントローラ235を介してダンプトラック3へ、積載量データ取得要求を送信する(S30)。そして、近距離通信用コントローラ235は、ダンプトラック3から積載量データ取得要求に対するリプライがあったか否かを判定する(S31)。ここで、近距離通信用コントローラ235がダンプトラック3からのリプライを検出できないときは、ダンプトラック3に運搬車両車載システム30が搭載されていないと判断して、処理を終了する(S31:No)。
近距離通信用コントローラ235がダンプトラック3からのリプライを検出したときは(S31:Yes)、衛星通信用コントローラ230がGPS受信機237によって検出された位置データを管理サーバ5へ送信する(S32)。
ここで、管理サーバ5では、衛星通信用コントローラ510が位置データを受信すると、顧客現場データ記憶部570の顧客現場データに従って、油圧ショベル2が存在する位置の現場土質574を油圧ショベル2へ通知する。
補正関数生成部225は、衛星通信用コントローラ230が管理サーバ5からの現場土質574の通知を受けたか否かを判定する(S33)。所定時間が経過しても管理サーバ5からの現場土質574の通知がないときは、(S33:No)、油圧ショベル2のオペレータが所定の入力手段に従って、現場土質を選択する(S34)。補正関数生成部225は、管理サーバ5から通知された現場土質574またはオペレータが選択した現場土質の比重を土質データ記憶部270から取得する(S35)。補正関数生成部225は、近距離通信用コントローラ235を介して、ダンプトラック3から、ダンプトラック3が計測して積載量Vrを取得して、このときの積載量取得時刻Tiとともに記憶しておく(S36)。
ここで、上述した図11,図12の作業量推定処理において、ステップS36で取得したダンプトラック3の積載量Vrに対応する掘削積込土砂容量Vnが算出されたときに、補正関数生成部225は、掘削土砂容量Vnに、ステップS35で取得した比重をかけて、掘削土砂重量Veを算出する(S36)。なお、ここで用いる掘削土砂容量Vnは、積載量取得時刻Tiを含む推定掘削積込時間帯の掘削土砂容量Vnとしてもよい。
そして、補正関数生成部225は、ステップS36で取得した積載量Vrと、ステップS37で算出した掘削土砂重量Veとから、補正係数Rを算出する(S38)。
上述した実施形態により、オペレータが何ら操作を行わなくても、作業車両が行った作業量を推定することができる。特に、作業車両が油圧ショベルである場合は、掘削回数を自動的に計数することにより、油圧ショベルが行った作業量を推定することができる。さらに、運搬車両に積み込んだ土砂の重量を運搬車両から積載量として取得することにより、油圧ショベルが行った作業量をより正確に推定することができる。
これにより、作業車両別に推定された作業量を、作業車両を管理する顧客に提供することができる。その結果、顧客は作業の進捗度合いを把握できるとともに、車両の消耗度合いも把握することができる。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、作業車両の作業が終了してから運転データを解析して作業量を推定しているが、作業車両が作業を行っているときにリアルタイムで作業量を推定するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る作業量推定システムの全体構成を示す図である。 作業車両車載システム20の構成図である。 バケット容量データ記憶部260のデータ構造の一例を示す。 土質データ記憶部270のデータ構造の一例を示す。 管理サーバ5の構成図である。 車両別作業量データ記憶部560のデータ構造の一例を示す。 顧客現場データ記憶部570のデータ構造の一例を示す。 運搬車両車載システム30の構成図である。 特徴量データの説明図である。 運転データに基づいて特徴量を生成する様子を示す。 作業量を推定し、推定作業量を含む作業量データを管理サーバ5送信する処理のフローチャートである。 作業量を推定し、推定作業量を含む作業量データを管理サーバ5送信する処理のフローチャートである。 作業判定処理のフローチャートである。 掘削・積込作業の特徴量分布の重心と入力パターンとの距離を、マハラノビスの汎距離として求める場合の例を示す。 補正関数生成部225が行う補正係数の算出処理のフローチャートである。
符号の説明
2…油圧ショベル(作業車両)、3…ダンプトラック(運搬車両)、5…管理サーバ、7…顧客端末、20…作業車両車載システム、30…運搬車両車載システム、200…各種センサ、210…データ収集用コントローラ、220…作業判定用コントローラ、230…衛星通信用コントローラ、235…近距離通信用コントローラ、237…GPS受信機、240…運転データ記憶部、250…基準データ記憶部、260…バケット容量データ記憶部、270…土質データ記憶部、310…近距離通信用コントローラ、320…積載量計測装置、510…衛星通信用コントローラ、520…ネットワーク通信用コントローラ、530…基準データ記憶部、540…バケット容量データ記憶部、550…土質データ記憶部、560…車両別作業量データ記憶部、570…顧客現場データ記憶部、580…データ処理部。

Claims (5)

  1. 作業車両(2)が行った作業量を推定するシステムであって、
    前記作業車両(2)に設けられている複数のセンサ(200)からの信号に基づいて、所定の運転データを収集する運転データ収集手段(210)と、
    前記複数の運転データ収集手段(210)によって収集された前記所定の運転データを記憶する運転データ記憶手段(240)と、
    前記運転データ記憶手段(240)に記憶されている前記所定の運転データと、予め定められている基準データと対比して、前記作業車両(2)が特定の作業を行っている作業時間帯を特定する特定手段(223)と、
    前記運転データ記憶手段(240)に記憶されている前記所定の運転データに基づいて、前記特定手段(223)により特定された作業時間帯に前記作業車両(2)が行った作業量を推定する推定手段(224)と、を有する作業車両の作業量推定システム。
  2. 前記作業車両(2)の識別情報と前記作業車両(2)の管理者とを対応付けて記憶する管理者データ記憶部(560)と、
    前記管理者データ記憶部(560)を参照して前記作業車両(2)の管理者を特定し、前記推定手段が推定した作業量を示す作業量データを、前記特定された管理者の端末装置へ送信する送信手段(520)と、をさらに備える請求項1記載の作業車両の作業量推定システム。
  3. 前記作業車両(2)に設けられている前記作業車両の位置を検出する位置検出手段(237)と、
    作業現場別の土質を示す現場データを記憶する現場データ記憶手段(570)と、
    前記現場データ記憶手段(570)に記憶されている前記現場データと、前記位置検出手段(237)が検出した前記作業車両の位置とに基づいて、前記作業車両の作業現場の土質を特定する土質特定手段(580)と、をさらに備え、
    前記推定手段(224)は、前記土質特定手段(580)によって特定された前記作業車両の作業現場の土質を用いて、前記作業量を推定することを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両の作業量推定システム。
  4. 前記作業車両(2)が行う前記特定の作業が、土砂を掘削し、掘削した土砂を運搬車両(3)へ積み込む作業であるとき、
    前記運搬車両(3)から、前記運搬車両(3)に積み込まれた土砂の積載量を示すデータを取得する積載量取得手段(235)と、
    前記積載量取得手段(235)から取得した前記運搬車両(3)に積み込まれた土砂の積載量と前記推定手段(224)が推定した前記作業量に基づいて補正関数を定める補正関数決定手段(225)と、をさらに備え、
    前記推定手段(224)は、前記補正関数決定手段(225)によって定められた前記補正関数によって補正を行って、前記作業車両(2)が行った作業量を推定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の作業車両の作業量推定システム。
  5. 油圧アクチュエータ(2C1,2D1,2E1)を備えた作業車両(2)であって、
    前記油圧アクチュエータ(2C1,2D1,2E1)の状態を検出する複数のセンサ(201〜206)と、
    前記複数のセンサ(201〜206)が検出した運転データを記憶する運転データ記憶手段(240)と、
    前記運転データ記憶手段(240)に記憶されている前記運転データと、予め定められている基準データと対比して、前記作業車両(2)が特定の作業を行っている作業時間帯を特定する特定手段(223)と、
    前記運転データ記憶手段(240)に記憶されている前記所定の運転データに基づいて、前記特定手段(223)により特定された作業時間帯に前記作業車両(2)が行った作業量を推定する推定手段(224)と、を有する作業車両。
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