JP5264504B2 - 洗浄用液体、洗浄方法、液体発生装置、露光装置、及びデバイス製造方法 - Google Patents

洗浄用液体、洗浄方法、液体発生装置、露光装置、及びデバイス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、洗浄用液体、洗浄方法、液体発生装置、露光装置、及びデバイス製造方法に関する。特に、液浸露光装置内で液体と接触する部材を洗浄するための洗浄用液体、洗浄方法、液体発生装置に関する。
本願は、2006年12月5日に出願された特願2006−328214号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
フォトリソグラフィ工程で用いられる露光装置において、下記特許文献に開示されているような、露光用液体を介して露光光で基板を露光する液浸露光装置が知られている。
国際公開第99/49504号パンフレット 特開2004−289127号公報
液浸露光装置において、例えば露光用液体と接触する部材が汚染される可能性がある。露光装置の部材が汚染された状態を放置しておくと、汚染が拡大し、露光装置の性能(歩留まりなど)が劣化する可能性がある。露光装置の部材の洗浄処理に要する時間が長くなると、露光装置の稼動率が低下し、デバイスの生産性が低下する。また、洗浄手法によっては、露光装置にダメージを与えてしまう可能性がある。そのため、露光装置を効率良く良好に洗浄できる技術の案出が望まれる。
本発明の態様は、露光装置を良好に洗浄できる洗浄用液体、洗浄方法、及びその洗浄用液体を送出可能な液体発生装置を提供することを目的とする。
別の目的は、部材の汚染に起因する性能の劣化を抑制できる露光装置、及びその露光装置を用いるデバイス製造方法を提供することである。
本発明は実施の形態に示す各図に対応付けした以下の構成を採用している。但し、各要素に付した括弧付き符号はその要素の例示に過ぎず、各要素を限定するものではない。
本発明の第1の態様に従えば、所定ガスが飽和濃度以上に溶解され、露光用液体(LQ)を介して露光光(EL)で基板(P)を露光する露光装置(EX)の少なくとも一部を洗浄するために、露光装置(EX)に供給される洗浄用液体(LC)が提供される。
本発明の第1の態様によれば、露光装置を良好に洗浄できる。
本発明の第2の態様に従えば、上記態様の洗浄用液体(LC)を露光装置(EX)へ供給して、露光装置(EX)の少なくとも一部を洗浄する洗浄方法が提供される。
本発明の第2の態様によれば、露光装置を良好に洗浄でき、露光装置の性能の劣化を抑制できる。
本発明の第3の態様に従えば、上記態様の洗浄用液体(LC)を送出する液体発生装置(20)が提供される。
本発明の第3の態様によれば、露光装置を良好に洗浄でき、露光装置の性能の劣化を抑制できる。
本発明の第4の態様に従えば、露光用液体(LQ)を介して露光光(EL)で基板(P)を露光する露光装置であって、所定ガスが飽和濃度以上に溶解された洗浄用液体(LC)を流すための流路を備えた露光装置(EX)が提供される。
本発明の第4の態様によれば、汚染に起因する性能の劣化を抑制できる。
本発明の第5の態様に従えば、上記態様の露光装置(EX)を用いて基板(P)を露光することと、該露光された基板(P)を現像することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明の第5の態様によれば、性能の劣化が抑制された露光装置を用いてデバイスを製造できる。
本発明の態様によれば、露光装置を良好に洗浄でき、汚染に起因する露光装置の性能の劣化を抑制できる。したがって、基板を良好に露光して、所望の性能を有するデバイスを製造できる。
第1実施形態に係るデバイス製造システムを示す概略構成図である。 第1実施形態に係る液体発生システムの動作の一例を説明するための図である。 第1実施形態に係る液体発生システムの動作の一例を説明するための図である。 第1実施形態に係る露光装置を示す概略構成図である。 第1実施形態に係るノズル部材の近傍を示す側断面図である。 第1実施形態に係る検出装置を説明するための図である。 露光装置の動作の一例を説明するための図である。 洗浄用液体を用いた洗浄動作による洗浄効果を確認するために行った実験の結果を示す図である。 第2実施形態に係るデバイス製造システムを示す概略構成図である。 第3実施形態に係る露光装置を示す概略構成図である。 第3実施形態に係る液体供給装置の動作の一例を説明するための図である。 第3実施形態に係る液体供給装置の動作の一例を説明するための図である。 第4実施形態に係る露光装置を示す概略構成図である。 第5実施形態に係る露光装置を示す概略構成図である。 基板ステージの汚染状態を検出している状態を示す図である。 基板ステージの汚染状態を検出している状態を示す図である。 マイクロデバイスの製造工程の一例を示すフローチャート図である。
符号の説明
2…基板ステージ、3…計測ステージ、5…駆動機構、8…ノズル部材、10…露光用液体製造装置、20…洗浄用液体製造装置、30…配管システム、37…第1接続部、38…第2接続部、80…検出装置、81…供給口、82…回収口、108…第2ノズル部材、EL…露光光、EX…露光装置、FL…終端光学素子、LC…洗浄用液体、LQ…露光用液体、P…基板
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。なお、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。そして、水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る露光システムSYSを示す概略構成図である。図1において、露光システムSYSは、露光光ELで基板Pを露光する露光装置EXと、所定の液体を発生する液体発生システムLSとを備えている。
本実施形態の露光装置EXは、露光波長を実質的に短くして解像度を向上するとともに焦点深度を実質的に広くするために液浸法を適用した液浸露光装置であって、露光用液体LQを介して露光光ELで基板Pを露光する。
液体発生システムLSは、露光用液体LQ、及び露光装置EXの少なくとも一部を洗浄するために露光装置EXに供給される洗浄用液体LCを発生可能である。本実施形態の液体発生システムLSは、露光用液体LQを製造する露光用液体製造装置10と、洗浄用液体LCを発生可能な洗浄用液体製造装置20とを備えている。露光装置EXは、露光用液体製造装置10で製造された露光用液体LQ、及び洗浄用液体製造装置20で製造された洗浄用液体LCの少なくとも一方の流路を形成する配管システム30を備えている。配管システム30は、露光用液体LQ及び洗浄用液体LCの少なくとも一方を露光装置EXのノズル部材など(詳細は後述する)に供給するための流路を有する。
露光用液体製造装置10は、露光用液体LQを製造し、その製造した露光用液体LQを、配管システム30に送出する。洗浄用液体製造装置20は、洗浄用液体LCを製造し、その製造された洗浄用液体LCを、配管システム30に送出する。
液体発生システムLSは、露光用液体製造装置10で製造した露光用液体LQを、露光装置EXの配管システム30へ供給可能であるとともに、洗浄用液体製造装置20で製造した洗浄用液体LCを、露光装置EXの配管システム30へ供給可能である。
本実施形態においては、露光用液体LQは、純水である。露光用液体製造装置10は、純水製造装置を含み、純水を製造可能である。露光用液体製造装置10は、十分に脱気された純水を、露光用液体LQとして送出する。
洗浄用液体LCは、所定液体に、所定ガスを大気圧中での飽和濃度以上溶解させたもの(大気圧中での溶解度以上の量の所定ガスを所定液体に溶解させたもの)である。換言すれば、洗浄用液体LCは、所定液体に所定ガスを過飽和状態になるまで溶解させたものである。その溶解量は、大気圧中での飽和量を1とした場合、1〜4が望ましく、2〜3程度が好ましい。
本実施形態においては、洗浄用液体LCは、露光用液体LQに所定ガスを大気圧中での飽和濃度以上溶解させることによって製造される。また、本実施形態においては、洗浄用液体LCに溶解される所定ガスは、窒素を含む。したがって、本実施形態の洗浄用液体LCは、純水に窒素を大気圧中での飽和濃度以上溶解させることによって製造される。
洗浄用液体製造装置20は、露光用液体製造装置10で製造された露光用液体LQ(純水)に、大気圧中での飽和濃度以上の量の所定ガス(窒素)を溶解させて、洗浄用液体LCを生成する。例えば、洗浄用液体製造装置20は、ガス透過膜などを使って露光用液体LQ中に所定ガスを過飽和状態になるまで溶解させることによって、洗浄用液体LCを製造する。
また、本実施形態においては、洗浄用液体LCは、アルカリを含有する。アルカリは、例えばアンモニアを含む。したがって、本実施形態の洗浄用液体製造装置20は、露光用液体LQ(純水)に所定ガス(窒素)を大気圧中での飽和濃度以上溶解させ、さらにアルカリ(アンモニア)を添加したものを、洗浄用液体LCとして発生可能である。
露光装置EXは、接続機構ECを有する。露光装置EXの接続機構ECは、配管システム30に接続され、接続機構ECを介して、露光用液体LQ及び洗浄用液体LCの少なくとも一方が、チャンバCH内に設置された後述のノズル部材8などへ供給される。
配管システム30は、一端に露光用液体製造装置10が接続され、他端が第1流路切替機構(第1バルブ機構)34に接続された第1流路31と、一端に洗浄用液体製造装置20が接続され、他端が第1バルブ機構34に接続された第2流路32と、一端に洗浄用液体製造装置20が接続され、他端が第2流路切替機構(第2バルブ機構)35に接続された第3流路33と、一端が第1バルブ機構34に接続され、他端が第2バルブ機構35に接続された第4流路36と、一端が第2バルブ機構35に接続され、他端が接続機構ECに接続された第5流路39とを有する。
第1バルブ機構34により、露光用液体LQが第1流路31から第2流路32に流れる流路と、露光用液体LQが第1流路31から第4流路36に流れる流路とが切り替えられる。
また。第2バルブ機構35により、洗浄用液体LCが第3流路33から第5流路39に流れる流路と、露光用液体LQが第4流路36から第5流路39に流れる流路とが切り替えられる。
洗浄用液体製造装置20は、第1接続部37を有し、第2流路32の一端に、洗浄用液体製造装置20の第1接続部37が接続される。
また、洗浄用液体製造装置20は、第2接続部38を有し、第3流路33の一端に、洗浄用液体製造装置20の第2接続部38が接続される。
露光用液体製造装置10から送出された露光用液体LQは、第1流路31、第1バルブ機構34,第4流路36,第2バルブ機構35、及び第5流路39を介して、露光装置EXの接続機構ECに到達可能である。
また、本実施形態においては、洗浄用液体製造装置20は、露光用液体製造装置10の下流に配置され、露光用液体製造装置10から送出された露光用液体LQは、第1流路31、第1バルブ機構34、及び第2流路32を介して、洗浄用液体製造装置20に到達可能である。
また、洗浄用液体製造装置20から送出された洗浄用液体LCは、第3流路33、第2バルブ機構35、及び第5流路39を介して、露光装置EXの接続機構ECに到達可能である。
図2は、液体発生システムLSが、露光用液体LQを露光装置EXに供給している状態を示す模式図である。露光装置EXは、第1、第2バルブ機構34、35を制御して、露光用液体製造装置10からの露光用液体LQが露光装置EXの接続機構EC到達するように流路を設定する。図2に示すように、露光用液体製造装置10から送出された露光用液体LQは、第1流路31、及び第4流路36を介して、第5流路39に流入する。
図3は、液体発生システムLSが、洗浄用液体LCを露光装置EXに供給している状態を示す図である。露光装置EXは、第1バルブ機構34を制御して、露光用液体製造装置10からの露光用液体LQが洗浄用液体製造装置20に供給されるように流路を設定する。図3に示すように、露光用液体製造装置10から送出された露光用液体LQは、第1流路31、及び第2流路32を流れて、洗浄用液体製造装置20に供給される。
洗浄用液体製造装置20は、露光用液体製造装置10より供給された露光用液体LQを使って、洗浄用液体LCを生成する。
また露光装置EXは、第2バルブ機構35を制御して、洗浄用液体製造装置20から送出される洗浄用液体LCが露光装置EXの接続機構ECに到達するように流路を設定する。図3に示すように、洗浄用液体製造装置20から送出された洗浄用液体LCは、第3流路33を介して、第5流路39に流入する。
このように、本実施形態においては、洗浄用液体製造装置20は、露光用液体製造装置10の下流に配置され、露光用液体製造装置10より送出された露光用液体LQを使って洗浄用液体LCを製造する。
以下の説明においては、図2に示したような、液体発生システムLSが露光装置EXに露光用液体LQを供給する状態を適宜、第1モード、と称し、図3に示したような、液体発生システムLSが露光装置EXに洗浄用液体LCを供給する状態を適宜、第2モード、と称する。
次に、図4を参照しながら露光装置EXについてさらに説明する。図4は、本実施形態に係る露光装置EXを示す概略構成図である。図4において、露光装置EXは、マスクMを保持して移動可能なマスクステージ1と、基板Pを保持して移動可能な基板ステージ2と、基板Pを保持せずに、露光に関する計測を実行可能な計測器を搭載し、基板ステージ2とは独立して移動可能な計測ステージ3と、マスクステージ1を移動する駆動機構4と、基板ステージ2及び計測ステージ3を移動する駆動機構5と、各ステージの位置の位置情報を得るためのレーザ干渉計を含む計測システム6と、マスクMを露光光ELで照明する照明系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を基板Pに投影する投影光学系PLと、露光装置EX全体の動作を制御する制御装置7とを備えている。また、本実施形態において、マスクステージ1、基板ステージ2、計測ステージ3、駆動機構4、駆動機構5、計測システム6、照明系IL、投影光学系PLはチャンバCH内に配置されている。
なお、ここでいう基板Pは、デバイスを製造するための露光用基板であって、半導体ウエハ等の基材に感光材(フォトレジスト)等の膜を形成したものを含む。基板Pは、実質的に円板状である。マスクMは、基板Pに投影されるデバイスパターンが形成されたレチクルを含む。また、本実施形態においては、マスクMとして透過型のマスクを用いるが、反射型のマスクを用いることもできる。
上述のように、本実施形態の露光装置EXは、露光用液体LQを介して露光光ELで基板Pを露光する液浸露光装置であって、露光光ELの光路空間を露光用液体LQで満たすように、液体発生システムLSより供給された露光用液体LQで液浸空間を形成可能なノズル部材8を備えている。露光装置EXは、ノズル部材8と基板Pとの間に露光用液体LQで液浸空間を形成し、露光用液体LQを介して、基板Pに露光光ELを照射し、その基板Pを露光する。
また、本実施形態においては、ノズル部材8は、液体発生システムLSより供給された洗浄用液体LCで液浸空間を形成可能である。
なお、露光光ELの光路空間は、露光光ELが進行する光路を含む空間である。液浸空間は、液体(露光用液体LQ、洗浄用液体LC)で満たされた空間である。
投影光学系PLは、複数の光学素子を有し、それら複数の光学素子のうち、投影光学系PLの像面に最も近い終端光学素子FLは、露光光ELを射出する光射出面(下面)を有する。基板ステージ2は、終端光学素子FLの光射出側(投影光学系PLの像面側)で移動可能である。計測ステージ3は、終端光学素子FLの光射出側(投影光学系PLの像面側)で、基板ステージ2と独立して移動可能である。
ノズル部材8は、投影光学系PLの終端光学素子FLの近傍に配置されている。終端光学素子FLからの露光光ELが照射可能な位置に配置された物体とノズル部材8との間に液体を保持可能である。すなわち、ノズル部材8と物体との間で液体を保持することによって、終端光学素子FLの光射出側の露光光ELの光路空間、具体的には終端光学素子FLと物体との間の露光光ELの光路空間が液体で満たされるように、液体の液浸空間を形成される。
ノズル部材8及び終端光学素子FLと対向可能な物体は、終端光学素子FLの光射出側で移動可能な物体を含む。本実施形態においては、ノズル部材8及び終端光学素子FLと対向可能な物体は、基板ステージ2及び計測ステージ3の少なくとも一方を含む。また、ノズル部材8及び終端光学素子FLと対向可能な物体は、基板ステージ2に保持された基板Pも含む。
本実施形態においては、ノズル部材8は、物体の表面の一部の領域(局所的な領域)が液体で覆われるように、一方側の終端光学素子FL及びノズル部材8と、他方側の物体(基板ステージ2、計測ステージ3、基板Pの少なくとも1つ)との間に液浸空間を形成する。
また、基板ステージ2及び計測ステージ3は、終端光学素子FL及びノズル部材8に対して相対的に移動可能である。したがって、一方側の終端光学素子FL及びノズル部材8と他方側の物体(基板P、基板ステージ2、及び計測ステージ3の少なくとも一つ)との間に液浸空間を形成した状態を維持しつつ、物体は、終端光学素子FL及びノズル部材8に対して相対的に移動可能である。
照明系ILは、マスクM上の所定の照明領域を均一な照度分布の露光光ELで照明する。照明系ILから射出される露光光ELとしては、例えば水銀ランプから射出される輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)及びFレーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)などが用いられる。本実施形態においては、露光光ELとして、ArFエキシマレーザ光が用いられる。
マスクステージ1は、マスクMを保持した状態で、リニアモータ等のアクチュエータを含む駆動機構4により、X軸、Y軸、及びθZ方向に移動可能である。マスクステージ1(ひいてはマスクM)の位置は、計測システム6のレーザ干渉計6Mによって計測される。レーザ干渉計6Mは、マスクステージ1に設けられた計測ミラー1Rを用いて、マスクステージ1のX軸、Y軸、及びθZ方向に関する位置を計測する。制御装置7は、計測システム6の計測結果に基づいて駆動機構4を駆動し、マスクステージ1に保持されているマスクMの位置を制御する。
投影光学系PLは、マスクMのパターンの像を所定の投影倍率で基板Pに投影する。投影光学系PLは、複数の光学素子を有しており、それら光学素子は鏡筒PKで保持されている。本実施形態の投影光学系PLは、その投影倍率が例えば1/4、1/5、1/8等の縮小系である。なお、投影光学系PLは等倍系及び拡大系のいずれでもよい。本実施形態においては、投影光学系PLの光軸AXはZ軸方向と平行である。また、投影光学系PLは、反射光学素子を含まない屈折系、屈折光学素子を含まない反射系、反射光学素子と屈折光学素子とを含む反射屈折系のいずれであってもよい。また、投影光学系PLは、倒立像と正立像とのいずれを形成してもよい。
基板ステージ2は、基板Pを着脱可能に保持する基板ホルダ2Hを有し、リニアモータ等のアクチュエータを含む駆動機構5により、基板ホルダ2Hで基板Pを保持した状態で、ベース部材BP上で、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6自由度の方向に移動可能である。基板ステージ2は、凹部2Cを有し、基板ホルダ2Hは、その凹部2Cに配置されている。基板ステージ2の凹部2Cの周囲の上面2Fはほぼ平坦であり、基板ホルダ2Hに保持された基板Pの表面とほぼ同じ高さ(面一)である。なお、基板ステージ2の上面2Fは、露光用液体LQに対して撥液性(露光用液体LQと上面2Fとの接触角は80度以上)であることが望ましい。
計測ステージ3は、基準マークが形成された基準部材及び/又は各種の光電センサを含む、露光に関する計測(例えば、露光光ELの照度計測)を実行可能な計測器を搭載しており、駆動機構5により、計測器を搭載した状態で、ベース部材BP上で、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6自由度の方向に移動可能である。計測ステージ3の上面3Fはほぼ平坦である。なお、計測ステージ3の上面3Fも、露光用液体LQに対して撥液性(露光用液体LQと上面3Fとの接触角は80度以上)であることが望ましい。
基板ステージ2の位置、及び計測ステージ3の位置は、計測システム6のレーザ干渉計6Pによって計測される。レーザ干渉計6Pは、各ステージ2、3それぞれの計測ミラー2R、3Rを用いて、各ステージ2、3のX軸、Y軸、及びθZ方向に関する位置を計測する。また、基板ステージ2の基板ホルダ2Hに保持されている基板Pの表面の面位置(Z軸、θX、及びθY方向に関する位置)、及び計測ステージ3の上面3Fの所定領域の面位置は、計測システム6のフォーカス・レベリング検出系(不図示)によって検出される。制御装置7は、計測システム6のレーザ干渉計6Pの計測結果及びフォーカス・レベリング検出系の検出結果に基づいて、駆動機構5により基板ステージ2を動かし、基板ステージ2の基板ホルダ2Hに保持されている基板Pの位置、及び計測ステージ3の位置を制御する。
なお、基板を保持する基板ステージと計測器を搭載した計測ステージとを備えた露光装置については、例えば特開平11−135400号公報(対応国際公開第1999/23692号パンフレット)、特開2000−164504号公報(対応米国特許第6,897,963号)等に開示されている。
図5は、ノズル部材8の近傍を示す図である。ノズル部材8は、そのノズル部材8と対向する位置に配置された物体(基板ステージ2、計測ステージ3、及び基板Pの少なくとも1つ)との間に、液体(露光用液体LQ、または洗浄用液体LC)で液浸空間を形成する。以下の説明においては、ノズル部材8と対向する位置に基板Pが配置され、ノズル部材8が基板Pの表面との間に露光用液体LQを保持して液浸空間を形成する場合を例にして説明する。
ノズル部材8は、下面を有し、その下面と基板Pの表面との間に露光用液体LQを保持可能である。ノズル部材8は、基板Pの表面との間で露光用液体LQを保持することによって、投影光学系PLの像面側(光射出側)の露光光ELの光路空間を露光用液体LQで満たす。
本実施形態においては、露光装置EXは、基板Pの表面の一部の領域(局所的な領域)が露光用液体LQで覆われるように、ノズル部材8と基板Pとの間に液浸空間を形成する。すなわち、本実施形態の露光装置EXは、基板Pの露光中に、投影光学系PLの投影領域を含む基板P上の一部の領域が露光用液体LQで覆われるように、ノズル部材8と基板Pとの間に液浸空間を形成する局所液浸方式を採用している。
図5に示すように、ノズル部材8は、露光用液体LQを供給可能な供給口81と、露光用液体LQを回収可能な回収口82とを有する。回収口82には多孔部材(メッシュ)83が配置されている。
本実施形態において、ノズル部材8の下面は、多孔部材83の下面、及び露光光ELを通過させるための開口8Kを囲むように配置された平坦面8Rのそれぞれを含む。
供給口81は、ノズル部材8の内部に形成された供給流路84、供給管85、接続機構EC、配管システム30を介して、液体発生システムLSに接続されている。回収口82は、ノズル部材8の内部に形成された回収流路87、及び回収管88を介して、露光用液体LQを回収可能な液体回収装置89に接続されている。
液体発生システムLSからは、不図示の温調装置で温度調整された露光用液体LQが供給される。液体回収装置89は、真空系等を備えており、露光用液体LQを回収可能である。配管システム30、及び接続機構ECを介して液体発生システムLSから供給された露光用液体LQは、供給管85、及びノズル部材8の供給流路84を介して、供給口81より露光光ELの光路空間に供給される。また、回収口82から回収された露光用液体LQは、ノズル部材8の回収流路87、及び回収管88を介して液体回収装置89に回収される。露光装置EXは、供給口81からの液体供給動作と回収口82による液体回収動作とを並行して行うことで、終端光学素子FLと基板Pとの間の露光光ELの光路空間を露光用液体LQで満たすように、露光用液体LQの液浸空間を形成する。
また、本実施形態においては、露光装置EXは、チャンバCH内において供給管85の一部に配置され、供給管85内を流れる液体の圧力を調整可能な圧力調整機構9を備えている。圧力調整機構9は、例えばバルブ機構を含む。なお、圧力調整機構9は、主に洗浄用液体製造装置20から洗浄用液体LCが供給される第2モードで使用され、第3流路33,第5流路39,及び供給管85の流路内に存在する洗浄用液体LCに所望の圧力がかかるように、供給管85からノズル部材8へ流れる洗浄用液体LCの流量を調整する。また、後述するように、圧力調整機構9は、できる限りノズル部材8に近い位置に配置されることが望ましいので、供給口81から供給される露光用液体LQの流量を調整するための流量調整バルブと圧力調整機構9とを供給管85に別々に設置する場合には、露光用液体LQ用の流量調整バルブとノズル部材8との間の流路に圧力調整機構9を設けることが望ましい。
なお、圧力調整機構9は、露光用液体LQ用の流量調整バルブと兼用してもよい。
また、本実施形態においては、露光装置EXは、回収口82を介して回収された露光用液体LQの品質(水質)を検出する検出装置80を備えている。
図6は、検出装置80の一例を示す模式図である。図6に示すように、本実施形態においては、検出装置80は、例えば回収口82より回収された露光用液体LQ中の全有機体炭素を計測するTOC計80A、露光用液体LQ中の異物(パーティクル)を検出するパーティクルカウンタ80B、及び露光用液体LQの比抵抗を計測する比抵抗計80C等を含み、回収口82より回収した露光用液体LQの汚染状態を検出可能である。なお、検出装置80は既存の装置を用いることが可能であり、詳細な説明は省略する。また、検出装置80に含まれる計測装置は上述のものに限られない。また、検出装置80が上述の計測装置をすべて備えていなくてもよい。
次に、上述の構成を有する露光装置EXを用いて基板Pを露光する方法について説明する。
通常の露光動作(露光シーケンス)を実行する場合、第1バルブ機構34及び第2バルブ機構35は、第1モードに設定される。制御装置7は、例えば、駆動機構5を用いて、ノズル部材8と対向する位置に計測ステージ3を配置し、ノズル部材8と計測ステージ3との間に、露光用液体LQで液浸空間を形成する。そして、制御装置7は、その露光用液体LQで形成された液浸空間を介して、計測ステージ3に配置された各種計測器による計測を実行する。そして、制御装置7は、その計測器の計測結果に基づいて、例えば投影光学系PLの結像特性等、基板Pを露光するときの露光条件を調整し、基板Pの露光動作を開始する。制御装置7は、駆動機構5を用いて、ノズル部材8と対向する位置に、基板Pを保持した基板ステージ2を配置し、ノズル部材8と基板ステージ2(基板P)との間に、露光用液体LQで液浸空間を形成する。
本実施形態の露光装置EXは、投影光学系PL(終端光学素子FL)の光射出面と対向する位置(投影光学系PLの直下の位置)を含む所定領域内で、図7の模式図に示すように、基板ステージ2の上面2Fと計測ステージ3の上面3Fとを接近又は接触させた状態で、終端光学素子FL及びノズル部材8に対して、基板ステージ2と計測ステージ3とをXY方向に一緒に移動することにより、液浸空間を、基板ステージ2の上面2Fと計測ステージ3の上面3Fとの間で移動可能である。したがって、計測ステージ3を用いた所定の計測動作を実行した後、液浸空間を形成した状態(すなわち終端光学素子FLが露光用液体LQに接触した状態)を維持しつつ、ノズル部材8と基板ステージ2とを対向させることができる。なお、液浸空間を、基板ステージ2の上面2Fと計測ステージ3の上面3Fとの間で移動する動作の詳細は、国際公開第2005/074014号パンフレット(対応欧州特許出願公開第1,713,113号)などに開示されている。
制御装置7は、露光用液体LQで形成された液浸空間を介して基板Pに露光光ELを照射して、基板Pを露光する。制御装置7は、基板Pの露光が終了した後、基板ステージ2の上面2Fと計測ステージ3の上面3Fとを接近又は接触させた状態で、終端光学素子FL及びノズル部材8に対して、基板ステージ2と計測ステージ3とをXY方向に一緒に移動し、ノズル部材8に計測ステージ3を対向させる。これにより、液浸空間は、ノズル部材8と計測ステージ3との間に形成される。
そして、制御装置7は、露光後の基板Pを保持した基板ステージ2を、所定の基板交換位置に移動し、露光後の基板Pを基板ステージ2から搬出(アンロード)するとともに、次に露光すべき基板Pを基板ステージ2に搬入(ロード)する。また、基板交換位置における基板交換中、制御装置7は、必要に応じて、計測ステージ3を用いた計測動作を露光用液体LQを介して実行する。基板ステージ2への次の基板Pの搬入が終了した後、上述同様、制御装置7は、液浸空間を維持しつつ、基板ステージ2と計測ステージ3とをXY方向に一緒に移動し、ノズル部材8に基板ステージ2を対向させ、次の基板Pの露光を開始する。
そして、制御装置7は、上述の動作を繰り返して、複数の基板Pを順次露光する。
基板Pを露光するとき、露光用液体LQは、終端光学素子FLの下面、及びノズル部材8の下面のそれぞれに接触する。また、露光用液体LQは、基板ステージ2及び計測ステージ3のそれぞれに接触する。
露光用液体LQと接触するこれらの部材が汚染されている場合、これらの部材と接触する露光用液体LQが汚染される可能性がある。
例えば、これらの部材に異物が付着していると、その異物が露光用液体LQに混入する可能性ある。露光用液体LQが汚染されると、露光用液体LQと接触する基板Pが汚染され、基板Pに形成されるパターンに欠陥を引き起こす等、露光精度に影響を与え、露光装置EXの性能が劣化する可能性がある。
特に、基板Pを保持する基板ステージ2が汚染した状態を放置しておくと、複数の基板Pにパターンの欠陥が増大し、被害が拡大する可能性がある。
また、計測ステージ3が汚染した状態を放置しておくと、その計測ステージ3に搭載されている計測器による計測精度が劣化し、その計測結果に基づいて行われる露光動作にも影響を与える可能性がある。
本実施形態においては、露光用液体LQと接触した露光装置EXの部材を洗浄することができるので、露光装置EXの部材の汚染に起因する計測精度の劣化、露光精度の劣化、パターン欠陥の発生などを抑えることができる。
露光装置EXは、配管システム30及び接続機構ECを介して洗浄用液体製造装置20から供給された洗浄用液体LCで、露光用液体LQと接触した部材の洗浄動作を行う。
露光装置EXは、ノズル部材8を用いて、洗浄用液体製造装置20から供給された洗浄用液体LCで液浸空間を形成し、その液浸空間の洗浄用液体LCで、終端光学素子FL、ノズル部材8、基板ステージ2、及び計測ステージ3の少なくとも1つを洗浄する。
以下、洗浄用液体LCを用いて露光装置EXの少なくとも一部を洗浄する動作の一例について説明する。露光装置EXは、露光用液体LQと接触した、終端光学素子FL、ノズル部材8、基板ステージ2、及び計測ステージ3の少なくとも1つを、洗浄用液体LCを使って洗浄可能であるが、以下の説明においては、洗浄用液体LCを用いて、主に、基板ステージ2を洗浄する場合を例にして説明する。
上述のように、露光装置EXは、露光光ELの光路空間を満たすように露光用液体LQで形成された液浸空間より回収口82を介して回収された露光用液体LQの品質を検出する検出装置80を備えている。制御装置7は、回収口82より回収された露光用液体LQの品質(水質)を検出装置80で検出し、その検出装置80の検出結果に基づいて、洗浄用液体LCによる洗浄動作を実行するかどうかを判断する。
図6に示したように、検出装置80は、露光用液体LQ中の全有機体炭素を計測するTOC計80A、露光用液体LQ中の異物(パーティクル)を検出するパーティクルカウンタ80B、及び露光用液体LQの比抵抗を計測する比抵抗計80C等を含み、基板ステージ2に接触した後であって、回収口82より回収された露光用液体LQの汚染状態を検出可能である。制御装置7は、例えば、一方側の終端光学素子FL及びノズル部材8と、他方側の基板ステージ2との間に露光用液体LQで液浸空間を形成しつつ、回収口82から回収された露光用液体LQの汚染状態を検出装置80を使って検出する。検出装置80の検出結果に基づいて、基板ステージ2に接触した後の露光用液体LQが汚染していると判断したときに、洗浄用液体LCによる洗浄動作を実行する。
基板ステージ2の汚染状態に応じて、回収口82より回収された露光用液体LQの汚染状態も変化するので、検出装置80の検出結果に基づいて、基板ステージ2の汚染状態を検知(推定する)ことができる。
検出装置80の検出結果に基づいて、基板ステージ2の上面2Fの汚染状態が許容範囲内であると判断した場合、制御装置7は、洗浄動作を実行せず、通常の露光動作(露光シーケンス)を継続する。一方、検出装置80の検出結果に基づいて、基板ステージ2の上面2Fの汚染状態が許容範囲でないと判断した場合、制御装置7は、洗浄用液体LCを用いた洗浄動作を実行する。
本実施形態においては、回収口82より回収された露光用液体LQ中の異物(パーティクル)の量(数)を検出装置80のパーティクルカウンタ80Bを用いて検出し、その検出結果に基づいて、洗浄用液体LCによる洗浄動作を制御する場合を例にして説明する。もちろん、TOC計80A、及び/または比抵抗計80C等の計測結果に基づいて洗浄動作を行うか否かを判断してもよい。
パーティクルカウンタ80Bの検出結果に基づいて、回収口82より回収された露光用液体LQ中の異物(パーティクル)の量(数)が許容範囲でないと判断した場合、洗浄用液体LCを用いた洗浄動作を開始する。制御装置7は、まず、ノズル部材8の供給口81からの露光用液体LQの供給を停止し、回収口82から液浸空間の露光用液体LQを回収し、一方側の終端光学素子FL及びノズル部材8と他方側の基板ステージ2との間から露光用液体LQを完全に除去する。
また、第1バルブ機構34及び第2バルブ機構35が、第2モードに設定される。これにより、露光装置EXには、配管システム30及び接続機構ECを介して、液体発生システムLSから、洗浄用液体LCが供給される。
制御装置7は、液体発生システムLSから供給される洗浄用液体LCで、一方側の終端光学素子FL及びノズル部材8と他方側の基板ステージ2との間に液浸空間を形成する動作を開始する。液体発生システムLSから供給された洗浄用液体LCは、供給管85、及びノズル部材8の供給流路84を介して、供給口81に供給される。ノズル部材8の供給口81は、液体発生システムLSから送出された洗浄用液体LCを、洗浄対象部材である基板ステージ2に供給する。
また、ノズル部材8の回収口82は、供給口81より供給され、洗浄対象部材である基板ステージ2に接触した後の洗浄用液体LCを回収する。回収口82から回収された洗浄用液体LCは、ノズル部材8の回収流路87、及び回収管88を介して液体回収装置89に回収される。
本実施形態においては、制御装置7は、供給口81からの洗浄用液体LCの供給動作と回収口82による洗浄用液体LCの回収動作とを並行して行う。これにより、一方側の終端光学素子FL及びノズル部材8と他方側の基板ステージ2との間に、洗浄用液体LCの液浸空間が形成される。基板ステージ2は、洗浄用液体LCと接触することによって、洗浄される。なお、上述したように、基板ステージ2の上面2Fは露光用液体LQに対して撥液性を有しているので、露光用液体LQに窒素を溶解させた洗浄用液体LCに対しても撥液性である。したがって、一方側の終端光学素子FL及びノズル部材8と、他方側の基板ステージ2との間に洗浄用液体LCの液浸空間を局所的に形成することができる。
ここで、洗浄用液体LCを用いた洗浄動作において、基板ステージ2の基板ホルダ2Hには、露光用基板Pとは別の、異物を放出し難い、クリーンなダミー基板DPが保持される。ダミー基板DPは、露光用基板Pとほぼ同じ外形を有し、基板ホルダ2Hに保持可能である。本実施形態においては、基板ホルダ2Hは、所謂ピンチャック機構を有し、基板P及びダミー基板DPのそれぞれを着脱可能に保持する。この場合、ダミー基板DPの表面は、洗浄用液体LCに対して撥液性(ダミー基板DPの表面と洗浄用液体LCとの接触角80度以上)であることが望ましい。ダミー基板DPの表面を撥液性にしておけば、ダミー基板DPの表面の一部に洗浄用液体LCが接触したとしても、洗浄用液体LCの拡がりが抑えることができる。
なお、基板ホルダ2Hでダミー基板DPを保持せずに、基板ホルダ2Hを露出させた状態で、洗浄用液体LCを用いた洗浄動作を実行することもできる。こうすることにより、基板ステージ2の上面2Fはもちろん、基板ホルダ2Hにも洗浄用液体LCが接触し、基板ホルダ2Hを良好に洗浄できる。
また、供給口81から供給された洗浄用液体LCは、終端光学素子FL、及びノズル部材8にも接触する。終端光学素子FL、及びノズル部材8も、洗浄用液体LCと接触することによって、洗浄される。
また、本実施形態においては、制御装置7は、ノズル部材8と基板ステージ2との間に洗浄用液体LCで液浸空間を形成した状態で、駆動機構5を用いて、ノズル部材8に対して基板ステージ2をXY方向に移動する。これにより、基板ステージ2の上面2Fの広い領域を洗浄できる。
洗浄用液体LCで液浸空間を形成した状態で、ノズル部材8に対して基板ステージ2を移動しているときも、供給口81からの洗浄用液体LCの供給動作と回収口82による洗浄用液体LCの回収動作とが並行して実行される。
制御装置7は、洗浄用液体LCによる洗浄動作を所定時間実行した後、ノズル部材8の供給口81からの洗浄用液体LCの供給動作を停止し、ノズル部材8の回収口82を用いて、液浸空間の洗浄用液体LCを回収し、液浸空間を無くす。これにより、洗浄用液体LCによる洗浄動作が終了する。
その後、第1バルブ機構34及び第2バルブ機構35が第1モードに設定され、通常の露光動作(露光シーケンス)が開始される。なお、露光動作を開始する前に、露光用液体LQの供給と回収を所定時間継続し、第5流路39、供給管85などから洗浄用液体LCを十分に排出することが望ましい。また、第4流路36には、洗浄動作を行う前に流入した露光用液体LQが残っている可能性もあり、これを供給管85を介してノズル部材8などに供給してしまうと、ノズル部材8など露光装置EXの部材が汚染されてしまうおそれがある場合には、第4流路36内の露光用液体LQを排出するための流路を別途設けても良い。
上述のように、本実施形態の洗浄用液体LCは、露光用液体LQに所定ガス(窒素)を大気圧中での飽和濃度以上溶解させることによって製造され、過飽和状態である。したがって、洗浄用液体LCにかかる圧力が低下すると、その洗浄用液体LC中に、微小な気泡が生成される。本実施形態においては、供給口81から供給された洗浄用液体LC中に、所謂マイクロバブルが生成される。マイクロバブルは、10μm〜数10μm以下の直径を有する気泡を含む。
マイクロバブル、及び/またはそれ以上の大きさの気泡は、部材の表面に付着した異物(汚染物)を除去(剥離)する機能を有するため、液体発生システムLSより過飽和状態の洗浄用液体LCを露光装置EXに供給し、露光装置EXの洗浄対象部材の近傍でマイクロバブル、及び/またはそれ以上の大きさの気泡を発生させることによって、洗浄対象部材に付着している異物を効果的に除去できる。
上述のように、本実施形態においては、露光装置EXは、供給管85の一部に圧力調整機構9が配置されており、洗浄用液体製造装置20と圧力調整機構9との間の流路内で洗浄用液体LC中にバブルが発生しないように、且つ所望の位置(空間)で洗浄用液体LC中にマイクロバブル、及び/またはそれ以上の大きさの気泡が発生するように、洗浄用液体製造装置20と圧力調整機構9との間の流路内の洗浄用液体LCにかかる圧力が調整される。
なお、圧力調整機構9と供給口81との間の流路(供給口81近傍の流路)内の洗浄用液体LCにかかる圧力は、洗浄用液体製造装置20と圧力調整機構9との間の洗浄用液体LCにかかる圧力よりも、0.2〜0.8倍程度小さくする(減じる)ことが好ましい。
本実施形態においては、供給口81の近傍で洗浄用液体LC中にマイクロバブル、及び/またはそれ以上の大きさの気泡が発生するように洗浄用液体製造装置20と圧力調整機構9との間の流路内の洗浄用液体LCにかかる圧力が調整される。洗浄用液体LC中のマイクロバブル、及び/またはそれ以上の大きさの気泡は、基板ステージ2など、洗浄対象部材の近傍で発生させることが望ましい。したがって、供給口81の近傍で洗浄用液体LC中にマイクロバブル、及び/またはそれ以上の大きさの気泡を発生させることで高い洗浄効果を得ることができる。なお、ノズル部材8の流路84内でマイクロバブル、及び/またはそれ以上の大きさの気泡を発生させるように、洗浄用液体製造装置20と圧力調整機構9との間の洗浄用液体LCにかかる圧力を調整してもよい。
また、圧力調整機構9から供給口81までの流路が長いと、洗浄用液体LC中でマイクロバブル、及び/またはそれ以上の大きさの気泡を発生させる位置(空間)を制御することが困難になるので、圧力調整機構9はできる限り供給口81に近い位置、ノズル部材8の直前の流路に設けることが望ましい。
なお、洗浄用液体製造装置20と圧力調整機構9との間の流路に洗浄用液体LCにかかる圧力を計測するセンサを配置して、この圧力センサの計測結果に基づいて圧力調整機構9を制御してもよい。さらに、圧力調整機構9と供給口81との間の流路内の洗浄用液体LCの圧力を計測するセンサを配置して、その計測結果に基づいて圧力調整機構9を制御してもよい。
なお、洗浄用液体製造装置20の供給量調整装置を使って、洗浄用液体製造装置20から供給される過飽和状態の洗浄用液体LCの単位時間当たりの流量等によっても、洗浄用液体製造装置20と圧力調整機構9との間の流路内の洗浄用液体LCにかかる圧力を調整可能である。したがって、洗浄用液体製造装置20の供給量調整装置、及び圧力調整機構9の両方を使って、洗浄用液体LCにかかる圧力を調整してもよい。
また、上述のように、本実施形態の洗浄用液体LCは、アルカリ(アンモニア)を含有する。アルカリは、露光装置EXの洗浄対象の部材から剥離された異物(汚染物)が洗浄対象の部材に再付着することを抑制する機能を有し、洗浄用液体LCの洗浄効果を高めることができる。
また、本実施形態においては、供給口81による洗浄用液体LCの供給動作と、回収口82による洗浄用液体LCの回収動作とを並行して行っているので、洗浄対象部材には、供給口81から常に新鮮な洗浄用液体LCが供給されるとともに、洗浄対象部材から除去(剥離)された異物は、洗浄用液体LCとともに、回収口82を介して回収される。これにより、洗浄対象部材に対する異物の再付着が抑制される。
次に、洗浄用液体を用いた洗浄動作による洗浄効果を確認するために行った実験及びその結果について説明する。実験では、洗浄動作前、第1の洗浄用液体を用いた洗浄動作後、及び第2の洗浄用液体を用いた洗浄動作後のそれぞれにおいて、露光用液体LQで液浸空間を形成し、その液浸空間から回収口82を介して回収した露光用液体LQ中の異物(パーティクル)を検出装置80で検出した。ここで、第1の洗浄用液体は、純水に窒素を大気圧中での飽和濃度以上溶解したものであってアルカリを含有しないもの、第2の洗浄用液体は、純水に窒素を大気圧中での飽和濃度以上溶解したものであってアルカリとしてアンモニアを含有したものである。
図8は、実験の結果を示す図である。図8のグラフの横軸は、検出装置80で検出したパーティクルの大きさ(パーティクル径)、縦軸は、パーティクルの数である。また、図8のラインB1は、洗浄動作前における、露光用液体LQ中のパーティクルの検出結果、ラインB2は、第1の洗浄用液体を用いた洗浄動作後における、露光用液体LQ中のパーティクルの検出結果、ラインB3は、第2の洗浄用液体を用いた洗浄動作後における、露光用液体LQ中のパーティクルの検出結果である。
図8から分かるように、洗浄動作前においては、露光用液体LQ中に多数のパーティクルが存在する場合でも、第1、第2の洗浄用液体を用いた洗浄動作後においては、露光用液体LQ中のパーティクルが十分に低減されることが確認できた。
また、第1の洗浄用液体を用いた洗浄動作後においては、大きさ(パーティクル径)が比較的大きいパーティクル(0.2μm以上の径を有するパーティクル)は十分に低減されるが、大きさが比較的小さいパーティクル(0.2μm以下の径を有するパーティクル)は十分に低減されない。一方、第2の洗浄用液体を用いた洗浄動作後においては、大きさが比較的大きいパーティクル(0.2μm以上の径を有するパーティクル)、及び大きさが比較的小さいパーティクル(0.2μm以下の径を有するパーティクル)のそれぞれが十分に低減される。このように、アルカリ(アンモニア)を含有する第2の洗浄用液体を用いることによって、大きさによらず、パーティクルを十分に低減できる。また、この結果より、アルカリ(アンモニア)を含有する第2の洗浄用液体を用いることによって、部材へのパーティクルの再付着を抑制できると推定できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、所定ガスが大気圧中での飽和濃度以上に溶解された洗浄用液体LCを用いて、露光装置EXの部材を効率良く良好に洗浄できる。したがって、露光装置EXを構成する部材の汚染に起因する露光装置EXの性能の劣化を抑制できる。したがって、基板Pを良好に露光して、所望の性能を有するデバイスを製造できる。
露光装置の部材を洗浄する場合、従来のように、例えば露光装置を分解して、洗浄対象となる部材を取り出す方法では、露光装置EXの稼動を長時間停止する必要があり、露光装置EXの稼動率の低下を招く。本実施形態では、露光装置EXの部材を取り外す必要はなく、その部材を効率良く良好に洗浄できる。
また、本実施形態によれば、洗浄用液体LCは、露光用液体LQに所定ガスを溶解したものであるため、所望のタイミングで洗浄動作を実行できるばかりでなく、洗浄動作後、短時間で、露光動作に移行でき、露光装置EXの稼動率の低下を抑制できる。また洗浄用液体LCに接触する部材に悪影響を与えることもない。なお、アンモニアの含有量(アンモニア濃度)は、0.01〜10mg/lが望ましく、0.05〜5mg/l程度が望ましい。
例えば、洗浄用液体として、露光用液体LQとは別の液体(薬液)を用いた場合、洗浄動作後、部材の表面に付着(残留)した薬液を十分に除去するための処理(例えば、フラッシング処理)が必要となる。また、その薬液を処理するための専用の設備が必要となる。本実施形態によれば、洗浄用液体LCは、露光用液体LQに所定ガスを溶解したものであるため、洗浄動作後のフラッシング処理に要する時間を十分に短くすることができる。また、洗浄用液体LCにアルカリを含有する場合でも、その含有するアルカリは微量であるため、洗浄動作後のフラッシング処理に要する時間を短くすることができる。したがって、露光装置EXの稼動率の低下を抑制できる。また、アルカリとしてのアンモニアは、水がない状態では気化しやすいため、洗浄用液体LCが接触した後の部材の表面に対して乾燥処理を施すことにより、部材の表面に残留しているアンモニアを含む洗浄用液体LCを素早く除去できる。
なお、上記の説明においては、主に基板ステージ2を洗浄する場合について説明したが、一方側の終端光学素子FL及びノズル部材8と他方側の計測ステージ3との間に洗浄用液体LCで液浸空間を形成して、計測ステージ3を洗浄するようにしてもよい。例えば、図7を参照して説明したように、基板ステージ2の上面2Fと計測ステージ3の上面3Fとを接近又は接触させた状態で、ノズル部材8に対して基板ステージ2と計測ステージ3とをXY方向に一緒に移動することにより、基板ステージ2及び計測ステージ3の両方の広い領域を、洗浄用液体LCで洗浄してもよい。この場合、一方側の終端光学素子FL及びノズル部材8と他方側の計測ステージ3との間に露光用液体LQで液浸空間を形成するとともに、回収口82から回収された露光用液体LQの汚染状態を検出装置80で調べ、その結果に基づいて計測ステージ3を洗浄するか否かを決定してもよい。
また、上記の説明においては、基板ステージ2を洗浄するときに、終端光学素子FL及びノズル部材8も一緒に洗浄されるが、例えば、一方側であるクリーンなダミー基板DPと他方側である終端光学素子FL及びノズル部材8との間に洗浄用液体LCで液浸空間を形成し、終端光学素子FL及びノズル部材8だけを洗浄するようにしてもよい。この場合、一方側の終端光学素子FL及びノズル部材8と他方側のダミー基板DPとの間に露光用液体LQで液浸空間を形成するとともに、回収口82から回収された露光用液体LQの汚染状態を検出装置80でチェックし、その結果に基づいて終端光学素子FL及びノズル部材8を洗浄するか否かを決定してもよい。
また、上記の説明においては、洗浄用液体LCの供給を開始する前に、露光用液体LQを露光光ELの光路空間から取り除いているが、露光用液体LQの液浸空間が形成された状態で、第1モードから第2モードに変更して、洗浄用液体LCの供給を開始し、露光用液体LQを洗浄用液体LCで置換してもよい。また、洗浄終了後も同様に、洗浄用液体LCで光路空間が満たされた状態で第2モードから第1モードに変更して露光用液体LQの供給を開始し、洗浄用液体LCを露光用液体LQで置換してもよい。
また、上記の説明においては、洗浄用液体LCを用いた洗浄動作を所定時間行った後に、洗浄用液体LCの供給を停止して洗浄動作を完了させているが、検出装置80で洗浄用液体LCの汚染状態を確認できる場合には、検出装置80の検出結果に基づいて洗浄用液体LCの汚染状態が許容値以下になった後に洗浄動作を終了させてもよい。
また、上記の説明においては、露光装置EXの配管システム30に洗浄用液体製造装置20が接続されているが、洗浄用液体製造装置20は脱着可能であってもよい。例えば、露光装置EXのオペレータが、洗浄を行うときに、洗浄用液体製造装置20を配管システム30に接続してもよい。
また、上記の説明においては、露光装置EXの配管システム30に露光用液体製造装置10が接続されているが、露光用液体製造装置10は、露光装置EXが設置される工場などの設備であってもよい。すなわち、露光装置EXが設置される工場などから直接配管システム30に露光用液体LQを供給してもよい。
また、国際公開第2006/013806号パンフレット(対応欧州特許出願公開第1,791,164号)などに開示されているように、終端光学素子FLの下に形成される液浸空間の状態を検知するための観察用のカメラ(撮像素子)が計測ステージ3に設置されている場合には、一方側の終端光学素子FL及びノズル部材8と他方側の計測ステージ3との間に洗浄用液体LCで液浸空間を形成し、洗浄用液体LC内でのマイクロバブル、及び/又はそれ以上の大きさの気泡の発生状態を検知し、その結果に基づいて圧力調整機構9などを制御してもよい。また、露光装置EXが設置される場所によっては、洗浄用液体LCの液浸空間が形成されるチャンバ内の気圧が変化する。例えば、露光装置EXが設置される場所の標高によって、チャンバCH内に気圧が変化し、洗浄用液体LC内でのマイクロバブル、及び/又はそれ以上の大きさの気泡の発生が所望状態にならない可能性がある。そのような場合には、圧力調整機構9などを制御して、チャンバCH内の気圧に合わせて洗浄用液体製造装置20と圧力調整機構9との間で洗浄用液体LCにかかる圧力を最適化することが望ましい。なお、露光装置EXが、チャンバCH内の気圧を計測するセンサを備えている場合には、その気圧センサの計測結果に基づいて圧力調整機構9などを制御してもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。また上述の実施形態と同一又は同等の動作についてもその説明を簡略若しくは省略する。
図9は、第2実施形態に係る露光システムSYSを示す図である。図9に示すように、液体発生システムLSは、露光用液体LQを製造する露光用液体製造装置10と、洗浄用液体LCを発生する洗浄用液体製造装置20とを備えている。本実施形態においては、洗浄用液体製造装置20は、露光用液体製造装置10内に配置されている。
本実施形態によれば、露光装置EXの配管システム30の簡略化を図ることができる。
なお、上述の第1、第2実施形態においては、1台の洗浄用液体製造装置20から1つの露光装置に洗浄用液体LCを供給するようにしているが、1台の洗浄用液体製造装置20から複数の露光装置に洗浄用液体LCを供給してもよい。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。また上述の実施形態と同一又は同等の動作についてもその説明を簡略若しくは省略する。第3実施形態の特徴的な部分は、露光装置EXが、洗浄用液体LCを発生する洗浄用液体製造装置20Eを備えている点にある。
図10は、第3実施形態に係る露光装置EXを示す図である。図10において、露光装置EXは、供給管85を介して、ノズル部材8の供給口81に液体を供給する液体供給装置LSEを備えている。液体供給装置LSEは、洗浄用液体LCを発生する洗浄用液体製造装置20Eを備えている。また、本実施形態においては、液体供給装置LSEは、露光用液体LQを製造する露光用液体製造装置10Eを備えている。
また、液体供給装置LSEは、供給管85と露光用液体製造装置10Eとを接続する第1流路91と、供給管85と洗浄用液体製造装置20Eとを接続する第2流路92と、露光用液体製造装置10Eと洗浄用液体製造装置20Eとを接続する第3流路93とを備えている。また、液体供給装置LSEは、供給管85と第1流路91と第2流路92との接続部に、流路切替機構(バルブ機構)94を有する。
露光用液体製造装置10Eから送出された露光用液体LQは、第1流路91を介して、供給管85に到達可能である。また、本実施形態においては、洗浄用液体製造装置20Eは、露光用液体製造装置10Eの下流に配置され、露光用液体製造装置10Eから送出された露光用液体LQは、第3流路93を介して、洗浄用液体製造装置20Eに供給される。洗浄用液体製造装置20Eから送出された洗浄用液体LCは、第2流路92を流れて、供給管85に到達可能である。
図11Aは、液体供給装置LSEが、露光用液体LQを供給管85に供給している状態を示す模式図である。制御装置7は、露光用液体製造装置10E、及びバルブ機構94を制御して、露光用液体製造装置10Eと供給管85とを接続するように流路を設定することによって、図11Aに示すように、露光用液体製造装置10Eより送出した露光用液体LQを、第1流路91を介して、供給管85に供給可能である。供給管85に供給された露光用液体LQは、供給口81に供給される。供給口81は、液浸空間を形成するために露光用液体LQを供給する。
図11Bは、液体供給装置LSEが、洗浄用液体LCを供給管85に供給している状態を示す図である。制御装置7は、露光用液体製造装置10Eを制御することによって、図11Bに示すように、露光用液体製造装置10Eより送出した露光用液体LQを、第3流路93を介して、洗浄用液体製造装置20Eに供給可能である。露光用液体製造装置10Eから送出された露光用液体LQは、第3流路93を流れて、洗浄用液体製造装置20Eに供給される。
上述の実施形態と同様に、洗浄用液体製造装置20Eは、露光用液体製造装置10Eより供給された露光用液体LQを使って、洗浄用液体LCを生成する。
また、制御装置7は、バルブ機構94を制御して、洗浄用液体製造装置20Eと供給管85とを接続するように流路を設定することによって、図11Bに示すように、洗浄用液体製造装置20Eより送出した洗浄用液体LCを、第2流路92を介して、供給管85に供給可能である。供給管85に供給された洗浄用液体LCは、供給口81に供給される。供給口81は、液浸空間を形成するために洗浄用液体LCを供給する。
以上説明したように、洗浄用液体製造装置20Eを、露光装置EXに設けることができる。なお、露光用液体製造装置10Eを、露光装置EX(液体供給装置LSE)で持たずに、露光装置EXが設置される工場などの設備で代用してもよい。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。また上述の実施形態と同一又は同等の動作についてもその説明を簡略若しくは省略する。
図12は、第4実施形態に係る露光装置EXを示す図である。図12に示すように、露光装置EXの液体供給装置LSEは、露光用液体LQを製造する露光用液体製造装置10Eを備えており、洗浄用液体製造装置20Eが、露光用液体製造装置10E内に配置されている。
本実施形態によれば、液体供給装置LSEの流路の簡略化を図ることができる。
なお、上述の第1〜第4実施形態において、洗浄動作時において供給口81から供給する洗浄用液体LCの単位時間当たりの量を、露光動作時において供給口81から供給する露光用液体LQの単位時間当たりの量よりも多くしてもよい。これにより、洗浄時間の短縮等を図ることができる。
また、上述の第1〜第4実施形態において、回収口82から回収された洗浄用液体LCを回収するための回収装置を、露光用液体LQの回収装置とは別に設けてもよい。
また、洗浄動作中、あるいは洗浄終了後においては除去したパーティクルを確実に排出するために、及び所定空間からの洗浄用液体LCの漏出、飛散を防止するために、基板Pの露光時における回収口82の回収力(吸引力)よりも大きい回収力(吸引力)で、洗浄用液体LCを回収することが望ましい。
また、上述の第1〜第4実施形態において、洗浄用液体LCを用いた洗浄動作をしているときに、露光光ELを照射して、光化学作用(光洗浄効果)を導入してもよい。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。また上述の実施形態と同一又は同等の動作についてもその説明を簡略若しくは省略する。本実施形態の特徴的な部分は、露光装置EXが、ノズル部材8と離れた位置に配置され、洗浄用液体LCで液浸空間を形成可能な第2ノズル部材108を備えた点にある。
第2ノズル部材108は、ノズル部材8と離れた位置に配置され、洗浄用液体LCで液浸空間を形成可能である。第2ノズル部材108は、下面を有し、その下面とその下面に対向する物体(基板ステージ2の上面2F、基板ステージ2に保持された基板(P,DP)、及び計測ステージ3の上面3Fの少なくとも一つ)との間で、洗浄用液体LCを保持可能である。
第2ノズル部材108は、洗浄用液体LCを供給可能な供給口181と、洗浄用液体LCを回収可能な回収口182とを有する。供給口181は、第2ノズル部材108の下面のほぼ中央に形成されている。回収口182は、第2ノズル部材108の下面において、供給口181を囲むように形成されている。
供給口181には、第2ノズル部材108の内部に形成された供給流路184、及び供給管185を介して、洗浄用液体製造装置20(20E)から洗浄用液体LCが供給される。回収口182は、第2ノズル部材108の内部に形成された回収流路187、及び回収管188を介して、少なくとも洗浄用液体LCを回収可能な液体回収装置に接続されている。
上述の実施形態と同様に、ノズル部材8は、第2ノズル部材108と離れた位置に配置され、基板Pの露光時に、終端光学素子FLと基板Pとの間の露光光ELの光路空間を露光用液体LQで満たすように、露光用液体LQで液浸空間を形成する。
また、洗浄動作を行うときには、第2ノズル部材108と洗浄対象の部材(基板ステージ2、計測ステージ3など)との間に洗浄用液体LCの液浸空間を形成し、上述の実施形態と同様に、それらの部材の洗浄を行う。
以上説明したように、露光用液体LQで液浸空間を形成するノズル部材8とは別に、洗浄用液体LCで液浸空間を形成する第2ノズル部材108を設けて、洗浄用液体LCで露光装置EXを構成する部材を洗浄することができる。この場合、第2ノズル部材108は、ノズル部材8から離れた位置に配置されているので、例えば第2ノズル部材108を使って基板ステージ2の洗浄を行っているときに、計測ステージ3を投影光学系PLの終端光学素子FL及びノズル部材8と対向する位置に移動し、基板ステージ2の洗浄と並行して、計測ステージ3に搭載されたセンサなどを用いた計測動作を実行するようにしてもよい。逆に、基板ステージ2に保持された基板Pの露光動作と並行して、第2ノズル部材108を使って計測ステージ3の洗浄動作を行ってもよい。
なお、上述の第1〜第5実施形態においては、窒素が溶解された洗浄用液体LCを用いているが、洗浄用液体LCに溶解されるガスとしては、窒素に限られず、例えばオゾン、酸素、水素、二酸化炭素、アルゴン、及びクリーンエアの少なくとも1つであってもよい。これらガスを溶解させた洗浄用液体LCを用いることによっても、マイクロバブル、及び/又はそれ以上の大きさの気泡が発生することによって、露光装置EXを構成する部材を良好に洗浄できる。
なお、上述の各実施形態においては、露光用液体LQに所定ガスを溶解させたものを洗浄用液体LCとして用いているが、露光用液体LQ以外の液体を用いてもよい。露光用液体LQ以外の液体を用いた場合でも、マイクロバブル、及び/又はそれ以上の大きさの気泡が発生することによって、部材を良好に洗浄できる。特に、上述の第5実施形態では、第2ノズル部材108を用いる場合には、洗浄用液体LCが終端光学素子FLと接しないので、露光用液体LQと異なる液体を適用しやすい。
なお、上述の各実施形態においては、洗浄用液体LCには、アルカリとして、アンモニアが含有されているが、洗浄用液体LCに含有させるアルカリとして、例えば、露光後の基板Pの現像処理を行うための現像液を用いてもよい。
なお、上述の各実施形態においては、洗浄用液体LCにアルカリを含有しているが、必ずしもアルカリを含有しなくてもよい。
また、上述の各実施形態において、液浸空間を形成する洗浄用液体LCに振動を付加して、洗浄効果を促進してもよい。この場合、洗浄用液体LCに超音波を付加することが望ましい。洗浄用液体LCに振動を付加するために、ノズル部材(8、108)及び/又はノズル部材と対向する物体(基板ステージ2及び/又は計測ステージ3)にピエゾ素子などの振動子を設けてもよい。あるいは洗浄用液体LCを振動させるために、駆動機構5を使って、基板ステージ2及び/又は計測ステージ3を振動させてもよい。
また、上述の実施形態においては、基板ステージ2及び/又は計測ステージ3の上方から洗浄用液体LCを供給しているが、基板ステージ2及び/又は計測ステージ3に設けた供給口から洗浄用液体LCを供給しても良い。この場合、基板ステージ2及び/又は計測ステージ3に設けた回収口から洗浄用液体LCを回収してもよいし、ノズル部材(8,108)の回収口82から洗浄用液体LCを回収するようにしてもよい。
なお、上述の各実施形態においては、検出装置80の検出結果に基づいて、洗浄用液体LCによる洗浄動作が制御されるが、洗浄用液体LCによる洗浄動作は、例えば、所定枚数の基板Pを露光する毎、ロット毎、あるいは所定時間間隔毎に実行するようにしてもよい。
また、図14Aに示すように、露光用基板PをマスクMのパターンの像で露光し、現像処理を行った後、図14Bに示すように、その露光用基板P上に形成されたパターンの形状を所定の計測装置300で計測し、その計測結果に基づいて、洗浄動作を実行するかどうかを判断するようにしてもよい。例えば、パターンの形状の計測結果に基づいて、パターンの欠陥が許容範囲にないと判断された場合、制御装置7は、基板ステージ2等の汚染状態も許容範囲にないと判断し、洗浄動作を実行する。
なお、上述の各実施形態においては、投影光学系の終端光学素子の光射出側(像面側)の光路空間を液体で満たしているが、国際公開第2004/019128号パンフレットに開示されているように、終端光学素子の光入射側(物体面側)の光路空間も液体で満たす投影光学系を採用することもできる。この場合、上述の洗浄液を、終端光学素子の光入射側の光路空間に流してもよい。
なお、上述の各実施形態の露光用液体LQは純水であるが、純水以外の液体であってもよい、例えば、露光光ELの光源がFレーザである場合、このFレーザ光は水を透過しないので、液体LQとしてはFレーザ光を透過可能な例えば、過フッ化ポリエーテル(PFPE)やフッ素系オイル等のフッ素系流体であってもよい。また、液体LQとしては、その他にも、露光光ELに対する透過性があってできるだけ屈折率が高く、投影光学系PLや基板P表面に塗布されているフォトレジストに対して安定なもの(例えばセダー油)を用いることも可能である。また、液体LQとしては、屈折率が1.6〜1.8程度のものを使用してもよい。更に、石英及び蛍石よりも屈折率が高い(例えば1.6以上)材料で、液体LQと接触する投影光学系PLの光学素子(終端光学素子FLなど)を形成してもよい。液体LQとして、種々の流体、例えば、超臨界流体を用いることも可能である。
なお、上記各実施形態の基板Pとしては、半導体デバイス製造用の半導体ウエハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。基板はその形状が円形に限られるものでなく、矩形など他の形状でもよい。
露光装置EXとしては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。
さらに、ステップ・アンド・リピート方式の露光において、第1パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第1パターンの縮小像を基板P上に転写した後、第2パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第2パターンの縮小像を転写された第1パターンと部分的に重ねて基板P上に一括露光してもよい(スティッチ方式の一括露光装置)。また、スティッチ方式の露光装置としては、基板P上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写し、基板Pを順次移動させるステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置にも適用できる。
また、本発明は、特開平10−163099号公報、特開平10−214783号公報、特表2000−505958号公報、米国特許6,341,007号、米国特許6,400,441号、米国特許6,549,269号、及び米国特許6,590,634号などに開示されているような複数の基板ステージを備えたマルチステージ型(ツインステージ型)の露光装置にも適用できる。
また、本発明は、国際公開第99/49504号パンフレットに開示されているように、計測ステージを備えていない露光装置にも適用できる。また、複数の基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置にも適用することができる。
また、上述の実施形態においては、投影光学系PLと基板Pとの間に局所的に液体を満たす露光装置を採用しているが、本発明は、特開平6−124873号公報、特開平10−303114号公報、米国特許第5,825,043号などに開示されているような露光対象の基板の表面全体が液体中に浸かっている状態で露光を行う液浸露光装置にも適用可能である。
上述の各実施形態においては、投影光学系PLを備えた露光装置を例に挙げて説明してきたが、投影光学系PLを用いない露光装置及び露光方法に本発明を適用することができる。このように投影光学系PLを用いない場合であっても、露光光はレンズ等の光学部材を介して基板に照射され、そのような光学部材と基板との間の所定空間に液浸空間が形成される。
露光装置EXの種類としては、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
なお、上述の実施形態においては、光透過性の基板上に所定の遮光パターン(又は位相パターン・減光パターン)を形成した光透過型マスクを用いたが、このマスクに代えて、例えば米国特許第6,778,257号公報に開示されているように、露光すべきパターンの電子データに基づいて透過パターン又は反射パターン、あるいは発光パターンを形成する電子マスク(可変成形マスクとも呼ばれ、例えば非発光型画像表示素子(空間光変調器)の一種であるDMD(Digital Micro-mirror Device)などを含む)を用いてもよい。
また、例えば国際公開第2001/035168号パンフレットに開示されているように、干渉縞を基板P上に形成することによって、基板P上にライン・アンド・スペースパターンを露光する露光装置(リソグラフィシステム)にも本発明を適用することができる。
また、例えば特表2004−519850号公報(対応米国特許第6,611,316号)に開示されているように、2つのマスクのパターンを、投影光学系を介して基板上で合成し、1回の走査露光によって基板上の1つのショット領域をほぼ同時に二重露光する露光装置などにも本発明を適用することができる。また、プロキシミティ方式の露光装置、ミラープロジェクション・アライナーなどにも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態においては、液浸露光装置を用いて本発明の説明を行ったが、例えば第5実施形態のように、投影光学系PLから離れた位置に洗浄ステーションを設ける場合には、気体空間で露光を行うドライ露光装置に上述の洗浄用液体製造装置を接続して、洗浄用液体LCを用いる洗浄動作を実行してもよい。
また、露光装置(リソグラフィー装置)だけでなく、例えば米国特許公開2005/0179997号公報などに開示されているように、液浸技術を用いる検査装置、及び/又は観察装置に、上述の洗浄用液体製造装置を接続して、洗浄用液体LCを用いる洗浄動作を実行してもよい。
なお、上記各実施形態及び変形例で引用した露光装置などに関する全ての公開公報及び米国特許の開示を援用して本文の記載の一部とする。
また、上述した動作及び/又は構成要素を適宜組み合わせて用いることが可能であり、また、一部の動作及び/又は構成要素を適宜省略してもよい。
以上のように、本願実施形態の露光装置EXは、各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置EXへの組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置EXへの組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置EXへの組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置EX全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置EXの製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図15に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、前述した実施形態に従って、マスクのパターンで基板に露光し、露光された基板を現像する基板処理(露光処理)を含む基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。

Claims (37)

  1. 露光用液体を介して露光光で基板を露光する露光装置の少なくとも一部を洗浄するために前記露光装置に供給される洗浄用液体であって、
    前記露光装置は、前記露光光が射出される射出面を有する光学部材と、前記光学部材の光射出側で移動可能な物体との間に前記洗浄用液体で液浸空間を形成可能な液浸部材と、前記液浸空間を形成するために前記液浸部材と対向する前記物体上に前記洗浄用液体を供給する供給口と、を備え、
    前記供給口の近傍において気泡が発生するように、所定ガスが飽和濃度以上に溶解されている洗浄用液体。
  2. 前記ガスは、窒素を含む請求項1記載の洗浄用液体。
  3. 前記ガスは、オゾン、酸素、水素、二酸化炭素、アルゴン、及びクリーンエアの少なくとも1つを含む請求項1記載の洗浄用液体。
  4. 前記露光用液体に前記ガスを飽和濃度以上溶解した請求項1〜3のいずれか一項記載の洗浄用液体。
  5. 前記露光用液体は、純水を含む請求項1〜4のいずれか一項記載の洗浄用液体。
  6. アルカリを含有する請求項1〜5のいずれか一項記載の洗浄用液体。
  7. 前記アルカリは、アンモニアを含む請求項6記載の洗浄用液体。
  8. 前記露光用液体と接触した前記露光装置の少なくとも一部の部材を洗浄するために供給される請求項1〜7のいずれか一項記載の洗浄用液体。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項記載の洗浄用液体を前記露光装置へ供給して、前記露光装置の少なくとも一部を洗浄する洗浄方法。
  10. 前記露光用液体と接触した前記露光装置の少なくとも一部の部材を前記洗浄用液体を使って洗浄する請求項9記載の洗浄方法。
  11. 所定ガスが飽和濃度以上に溶解され、露光用液体を介して露光光で基板を露光する露光装置の少なくとも一部を洗浄するために、前記露光装置に供給される洗浄用液体を送出する液体発生装置であって、
    前記露光装置へ前記洗浄用液体を供給するための流路に接続するための接続部を有し、
    前記流路は、前記露光用液体の流路を含み、前記露光用液体を製造する露光用液体製造装置に接続され、
    前記露光用液体製造装置の下流において、前記流路に接続される液体発生装置
  12. 所定ガスが飽和濃度以上に溶解され、露光用液体を介して露光光で基板を露光する露光装置の少なくとも一部を洗浄するために、前記露光装置に供給される洗浄用液体を送出する液体発生装置であって、
    前記露光用液体を製造する露光用液体製造装置内に配置される液体発生装置
  13. 前記露光装置へ前記洗浄用液体を供給するための流路に接続するための接続部を有する請求項12記載の液体発生装置。
  14. 前記流路は、前記露光用液体の流路を含む請求項13記載の液体発生装置。
  15. 露光用液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、
    所定ガスが飽和濃度以上に溶解された洗浄用液体を流すための流路と、
    前記洗浄用液体を送出する洗浄用液体発生装置が接続される接続部と、を備え、
    前記接続部を介して前記洗浄用液体発生装置から前記流路に前記洗浄用液体が供給され、
    前記流路は、前記露光用液体の流路を含み、前記洗浄用液体発生装置を介して、前記露光用液体を製造する露光用液体製造装置に接続可能である露光装置。
  16. 露光用液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、
    所定ガスが飽和濃度以上に溶解された洗浄用液体を流すための流路と、
    前記洗浄用液体を発生可能な洗浄用液体発生装置と、を備え、
    前記流路は、前記露光用液体の流路を含み、前記洗浄用液体発生装置を介して、前記露光用液体を製造する露光用液体製造装置に接続可能である露光装置。
  17. 露光用液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、
    所定ガスが飽和濃度以上に溶解された洗浄用液体を流すための流路と、
    前記洗浄用液体を送出する洗浄用液体発生装置が接続される接続部と、を備え、
    前記接続部を介して前記洗浄用液体発生装置から前記流路に前記洗浄用液体が供給され、
    前記流路は、前記露光用液体の流路を含み、前記露光用液体を製造する露光用液体製造装置に接続可能であり、
    前記洗浄用液体発生装置は、前記露光用液体製造装置内に配置される露光装置。
  18. 露光用液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、
    所定ガスが飽和濃度以上に溶解された洗浄用液体を流すための流路と、
    前記洗浄用液体を発生可能な洗浄用液体発生装置と、を備え、
    前記流路は、前記露光用液体の流路を含み、前記露光用液体を製造する露光用液体製造装置に接続可能であり、
    前記洗浄用液体発生装置は、前記露光用液体製造装置内に配置される露光装置。
  19. 露光用液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、
    所定ガスが飽和濃度以上に溶解された洗浄用液体を流すための流路と、
    前記洗浄用液体を送出する洗浄用液体発生装置が接続される接続部と、
    前記露光用液体を製造する露光用液体製造装置と、を備え、
    前記接続部を介して前記洗浄用液体発生装置から前記流路に前記洗浄用液体が供給され、
    前記流路は、前記露光用液体の流路を含み、前記洗浄用液体発生装置を介して、前記露光用液体製造装置に接続可能である露光装置。
  20. 露光用液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、
    所定ガスが飽和濃度以上に溶解された洗浄用液体を流すための流路と、
    前記洗浄用液体を発生可能な洗浄用液体発生装置と、
    前記露光用液体を製造する露光用液体製造装置と、を備え、
    前記流路は、前記露光用液体の流路を含み、前記洗浄用液体発生装置を介して、前記露光用液体製造装置に接続可能である露光装置。
  21. 露光用液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、
    所定ガスが飽和濃度以上に溶解された洗浄用液体を流すための流路と、
    前記洗浄用液体を送出する洗浄用液体発生装置が接続される接続部と、
    前記露光用液体を製造する露光用液体製造装置と、を備え、
    前記接続部を介して前記洗浄用液体発生装置から前記流路に前記洗浄用液体が供給され、
    前記流路は、前記露光用液体の流路を含み、前記露光用液体製造装置に接続可能であり、
    前記洗浄用液体発生装置は、前記露光用液体製造装置内に配置される露光装置。
  22. 露光用液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、
    所定ガスが飽和濃度以上に溶解された洗浄用液体を流すための流路と、
    前記洗浄用液体を発生可能な洗浄用液体発生装置と、
    前記露光用液体を製造する露光用液体製造装置と、を備え、
    前記流路は、前記露光用液体の流路を含み、前記露光用液体製造装置に接続可能であり、
    前記洗浄用液体発生装置は、前記露光用液体製造装置内に配置される露光装置。
  23. 前記露光用液体と接触した部材の少なくとも一部を前記洗浄用液体で洗浄する請求項17〜22のいずれか一項記載の露光装置。
  24. 露光用液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、
    所定ガスが飽和濃度以上に溶解された洗浄用液体を流すための流路と、
    前記露光光を射出する射出面を有する光学部材と、
    前記射出面と対向する位置に移動可能な移動体と、
    前記洗浄用液体で液浸空間を形成可能な第1液浸部材と、
    前記第1液浸部材と離れた位置に配置され、前記基板の露光時に、前記光学部材と前記基板との間の前記露光光の光路空間を前記露光用液体で満たすように、前記露光用液体で液浸空間を形成する第2液浸部材と、を備え、
    前記光学部材及び前記移動体の少なくとも一方を前記洗浄用液体で洗浄する露光装置。
  25. 前記移動体は、前記基板を保持して移動可能な基板ステージ、又は露光に関する計測を実行可能な計測器を搭載して移動可能な計測ステージ、又はその両方を含む請求項24記載の露光装置。
  26. 前記第1液浸部材と前記移動体との間に前記洗浄用液体で前記液浸空間を形成した状態で、前記第1液浸部材と前記移動体とを相対的に移動する請求項24又は25記載の露光装置。
  27. 前記液浸空間を形成する前記洗浄用液体に振動を付加する振動発生装置をさらに含む請求項2426のいずれか一項記載の露光装置。
  28. 前記ガスは、窒素を含む請求項15〜27のいずれか一項記載の露光装置。
  29. 前記ガスは、オゾン、酸素、水素、二酸化炭素、アルゴン、及びクリーンエアの少なくとも1つを含む請求項15〜27のいずれか一項記載の露光装置。
  30. 前記洗浄用液体発生装置は、前記露光用液体に前記ガスを飽和濃度以上溶解させて前記洗浄用液体として送出する請求項1529のいずれか一項記載の露光装置。
  31. 前記露光用液体は、純水を含む請求項1530のいずれか一項記載の露光装置。
  32. 前記洗浄用液体は、アルカリを含有する請求項1531のいずれか一項記載の露光装置。
  33. 前記洗浄用液体発生装置から送出された前記洗浄用液体を供給する供給口をさらに備えた請求項1532のいずれか一項記載の露光装置。
  34. 前記供給口より供給され、洗浄対象部材に接触した後の前記洗浄用液体を回収する回収口をさらに備えた請求項33記載の露光装置。
  35. 前記露光光の光路空間を満たすように前記露光用液体で形成された液浸空間より回収された前記露光用液体の品質を検出する検出装置と、
    前記検出装置の検出結果に基づいて、前記洗浄用液体による洗浄動作を制御する制御装置と、をさらに備えた請求項1534のいずれか一項記載の露光装置。
  36. 前記検出装置は、前記回収された前記露光用液体中の異物を検出する請求項35記載の露光装置。
  37. 請求項1536のいずれか一項記載の露光装置を用いて基板を露光することと、
    該露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法。
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