JP5255724B1 - 伸縮自在の電動カーテンレール - Google Patents

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Abstract

【課題】伸縮自在の電動カーテンレールを提供する。
【解決手段】外レール部2及び内レール部3の中空の筐体21,31が嵌合して全長が伸縮自在であり電動モータを搭載し電動モータにより駆動されて走行する駆動ランナー4と、駆動ランナー4の走行に従って走行する従動ランナー5と、を備えた伸縮自在の電動カーテンレール1であって、外レール部2に位置する駆動ランナー4の電動モータに給電するべく外レール部の筐体21内にて長手方向に延在する平行な第1及び第2の給電部材22,23と、内レール部3に位置する駆動ランナー4の電動モータに給電するべく内レール部の筐体31内にて長手方向に延在する平行な第3及び第4の給電部材32,33と、を備え、第1及び第2の給電部材22,23の各々と、第3及び第4の給電部材32,33の各々とは、嵌合部分において互いに衝合しないように配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、伸縮自在の電動カーテンレールに関する。
特許文献1に記載された電動式カーテン開閉装置は、長手方向に沿って延びたカーテンレールの中空部内を、カーテン吊り部と電動モータとを具備する可動体(駆動ランナー)が走行し、カーテンレールに沿って延びた給電パターンにより電動モータが給電される構成を開示している。
一方、全長を調整できる伸縮カーテンレールについて広く知られており、特許文献2等多数の先行技術がある。伸縮カーテンレールは、搬送時や販売時の展示の際に、収縮形態とすることによりスペースを節約することができる。また、設置する際には、伸張形態とし、設置場所の長さに合わせて調整を行った上で、設置することができる。
特許第4791600号明細書 特許第3506150号明細書
一般的な伸縮カーテンレールは、1つのカーテンレールを、断面の大きさが若干異なる2つの部分に分割し、それらを互いに嵌合させることで全長を伸縮させる機構を有する。
一方、特許文献1のような電動カーテンレールは、電動モータを搭載して走行する駆動ランナーに給電するために、ほぼ全長に亘って給電パターンが延在しているので、伸縮カーテンレールの機構を単純に組み込んで伸縮自在の電動カーテンレールを実現することは難しい。
以上に鑑み、本発明は、カーテンレールの筐体内を、電動モータを搭載した駆動ランナーが走行する電動カーテンレールにおいて、全長の伸縮機構を備えた伸縮自在の電動カーテンレールを提供することを目的とする。
上記目的を実現するべく本発明は、以下の構成を提供する。なお、括弧内の数字は、後述する該当する各実施形態を示した図面中の符号(代表的なもののみを示す)である。これらの符号は、参考のために付するものであって、符号に該当する実施形態に限定する意図ではない。
本発明の態様は、外レール部(2)及び内レール部(3)の各々が具備する長手方向に延在する中空の筐体(21,31)が互いに嵌合して摺動することにより全長が伸縮自在であり、かつ、2つの前記筐体(21,31)内に、少なくとも1つの電動モータを搭載しかつ前記電動モータにより駆動されて走行する少なくとも1つの駆動ランナー(4A,4B)と、前記駆動ランナー(4A,4B)の走行に従って走行する複数の従動ランナー(5A,5B)と、を備えた伸縮自在の電動カーテンレール(1)であって、
前記外レール部(2)に位置する駆動ランナー(4A,4B)の電動モータに給電するべく前記外レール部の筐体(21)内にて長手方向にそれぞれ延在する互いに平行な第1の給電部材(22)及び第2の給電部材(23)と、
前記内レール部(3)に位置する駆動ランナー(4A,4B)の電動モータに給電するべく前記内レール部の筐体(31)内にて長手方向にそれぞれ延在する互いに平行な第3の給電部材(32)及び第4の給電部材(33)と、を備え、
前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)の各々と、前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の各々とは、2つの前記筐体(21,31)の嵌合部分においていずれも互いに衝合しないように配置されていることを特徴とする。
上記態様において、前記第1〜第4の給電部材(22,23,32,33)の各々が水平面を具備する帯状部材であって、2つの駆動ランナー(4A,4B)を備え、第1の駆動ランナー(4A)が、第1の電動モータ(4A6)と、前記第1の電動モータ(4A6)により駆動されて前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)の水平面上をそれぞれ走行するとともに前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)を前記第1の電動モータ(4A6)に電気的に接続する手段の少なくとも一部を構成する第1の一対の駆動輪(4A4,4A5)と、を有し、第2の駆動ランナー(4B)が、第2の電動モータ(4B6)と、前記第2の電動モータ(4B6)により駆動されて前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の水平面上をそれぞれ走行するとともに前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)を前記第2の電動モータ(4B6)に電気的に接続する手段の少なくとも一部を構成する第2の一対の駆動輪(4B4,4B5)と、を有することを特徴とする。
上記態様において、前記第1〜第4の給電部材(22,23,32,33)の各々が、水平面を具備する帯状部材であって、1つの駆動ランナー(4E,4E')を備え、前記駆動ランナー(4E,4E')が、少なくとも1つの電動モータ(4E61,4E62,4E6)と、前記電動モータ(4E61,4E6)により駆動されて前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)の水平面上をそれぞれ走行するとともに前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)を前記電動モータ(4E61,4E6)に電気的に接続する手段の少なくとも一部を構成する第1の一対の駆動輪(4E41,4E51)と、前記電動モータ(4E62,4E6)により駆動されて前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の水平面上をそれぞれ走行するとともに前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)を前記電動モータ(4E62,4E6)に電気的に接続する手段の少なくとも一部を構成する第2の一対の駆動輪(4E42,4E52)と、を有することを特徴とする。
上記態様において、前記第1〜第4の給電部材の各々(22,23,32,33)が、前記筐体(21,31)の側壁に沿って設置された、鉛直面を具備する帯状部材であって、2つの駆動ランナー(4G,4H)を備え、第1の駆動ランナー(4G)が、第1の電動モータ(4G6)と、前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)の鉛直面上をそれぞれ摺動するとともに前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)を前記第1の電動モータ(4G6)に電気的に接続する第1の一対のブラシ部材(4G8,4G9)と、を有し、第2の駆動ランナー(4H)が、第2の電動モータ(4H6)と、前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の鉛直面上をそれぞれ摺動するとともに前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)を前記第2の電動モータ(4H6)に電気的に接続する手段の少なくとも一部を構成する第2の一対のブラシ部材(4H8,4H9)と、を有することを特徴とする。
上記態様において、前記第1〜第4の給電部材(22,23,32,33)の各々が、前記筐体(21,31)の側壁に沿って設置された、鉛直面を具備する帯状部材であって、1つの駆動ランナー(4I)を備え、前記駆動ランナー(4I)が、少なくとも1つの電動モータ(4I61,4I62)と、前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)の鉛直面上をそれぞれ摺動するとともに前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)を前記電動モータ(4I61)に電気的に接続する第1の一対のブラシ部材(4I81,4I91)と、前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の鉛直面上をそれぞれ摺動するとともに前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)を前記電動モータ(4I62)に電気的に接続する手段の少なくとも一部を構成する第2の一対のブラシ部材(4I82,4I92)と
、を有することを特徴とする。
上記態様において、前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の各々を電源と電気的に接続するための一対の給電延長部材(26,27)を備え、前記給電延長部材(26,27)の各々は、前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)の各々と平行にかつ電気的に絶縁されて延在することを特徴とする。
上記態様において、前記一対の給電延長部材(26,27)の各々と、前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の各々との電気的接点をそれぞれ形成する接点部材(9A,9C)が、前記外レール部(2)及び前記内レール部(3)の互いの筐体(21,31)の摺動に伴って、長手方向にスライド可能であることを特徴とする。
本発明により、カーテンレールの筐体内を電動モータを具備する駆動ランナーが走行してカーテンを開閉する電動カーテンレールにおいて、伸縮機構を備えることが実現された。
これにより、搬送時や、販売時の展示等の際に、収縮形態とすることによりスペースを節約することができかつ取り扱いやすくなる。また、設置する際には、伸張形態とし、設置場所の長さに合わせて調整を行った上で、設置することができる。
図1は、本発明の伸縮自在の電動カーテンレールの外観斜視図であり、(a)は収縮形態を、(b)は伸張形態を示す。 図2(a)は、第1実施形態における、外レール部と内レール部が部分的に嵌合した状態の概略斜視図であり、図2(b)は内レール部3Aの概略斜視図である。 図3Aは、第1実施形態における、図2(a)のA断面の概略図である。 図3Bは、第1実施形態における、図2(a)のB断面の概略図である。 図3Cは、第1実施形態における、図2(a)のC断面の概略図である。 図4(a)は、第1実施形態における、図2(a)のD断面における収縮形態の図であり、図4(b)は伸張形態の図である。 図5は、第1実施形態における、図4(b)のE断面の概略図である。 図6は、第1実施形態における、概略平面図である。 図7は、第1実施形態における、駆動制御部の概略構成図である。 図8(a)は、第2実施形態における、外レール部と内レール部が部分的に嵌合した状態の概略斜視図であり、図8(b)は内レール部3Bの概略斜視図である。 図9Aは、第2実施形態における、図8(a)のF断面の概略図である。 図9Bは、第2実施形態における、図8(a)のG断面の概略図である。 図9Cは、第2実施形態における、図8(a)のH断面の概略図である。 図10は、第2実施形態における、概略平面図である。 図11は、第3実施形態における、概略平面図である。 図12は、第4実施形態における、概略平面図である。 図13(a)は、第5実施形態における、外レール部と内レール部が部分的に嵌合した状態の概略斜視図であり、図13(b)は内レール部3Eの概略斜視図である。 図14Aは、第5実施形態における、図13(a)のI断面の概略図である。 図14Bは、第5実施形態における、図13(a)のJ断面の概略図である。 図14Cは、第5実施形態における、図13(a)のK断面の概略図である。 図15は、第5実施形態における、概略平面図である。 図16は、第6実施形態における、概略平面図である。
以下、本発明の伸縮自在の電動カーテンレールの幾つかの実施形態を、図面に示した一例を参照して説明する。各実施形態を例示した図面中の符号は、同一又は対応する構成要素については、同一又は類似の符号を付している。同一又は類似の符号を付した構成要素については、先に示した実施形態についての説明と重複する、後に示した実施形態についての説明を省略する場合がある。また、1つの図面中に複数の同一の構成要素が存在する場合は、それらのうちの1つのみに符号を付した場合がある。
[1]外観形態
図1は、本発明の伸縮自在の電動カーテンレールの各実施形態に共通する外観形態の斜視図であり、(a)は収縮形態を、(b)は伸張形態を示す。(c)は遠隔操作器を示す。交差した両矢印は、図中の上下左右を示す。
伸縮自在の電動カーテンレール(以下、単に「カーテンレール」と称する)1は、その全長を伸縮させることができる。カーテンレール本体は、外レール部2と内レール部3とから構成される。図1(a)の収縮形態では、外レール部2の内側に内レール部3が入り込むことにより、カーテンレールの全長が最短となっている。このとき外レール部2と内レール部3の嵌合部分(互いに重なっている部分)の長さは、最も長くなる。カーテンレール1の最短の収縮形態は、搬送時及び販売時の取り扱いに適している。
図1(b)の伸張形態では、外レール部2から内レール部3が引き出されることにより、全長が伸張されている。カーテンボックス等の設置場所の長さに応じて、上限長さまでの適切な長さに調整した上で、カーテンレール1を取り付けることができる。外レール部2と内レール部3の嵌合部分の長さを、安定な結合を確保できる最小限の長さとしたとき、カーテンレールの全長が最長となる。一般的な設計例では、外レール部2と内レール部3の長さをほぼ同じとする。その場合、最短長さは、最長長さの約2分の1程度となる。
外レール部2及び内レール部3の下壁の長手方向に沿った下壁開口(図1では現れていない)から2つの駆動ランナー4A、4B及び複数の従動ランナー5A、5Bの一部が吊下している。各ランナーには、カーテンフックを掛けるためのフック孔が形成されている。
図1は、左右2枚のカーテンからなる両開きカーテン用のカーテンレールを示している。よって、駆動ランナー4A及び従動ランナー5Aには、左カーテンが吊り下げられ、駆動ランナー4B及び従動ランナー5Bには、右カーテンが吊り下げられる。駆動ランナー4Aは、自己の搭載する電動モータにより駆動されて外レール部2の内部を往復走行する。駆動ランナー4Aより左側の従動ランナー5Aは、駆動ランナー4の走行に従って走行する。これにより右カーテンが開閉する。同様に、駆動ランナー4Bは、自己の搭載する電動モータにより駆動されて内レール部3の内部を往復走行する。駆動ランナー4Bより右側の従動ランナー5Bは、駆動ランナー4Bの走行に従って走行する。これにより右カーテンが開閉する。
なお、カーテンを閉じるときは、駆動ランナー4A、4Bの動きが、吊り下げられたカーテンを介して従動ランナー5A、5Bに伝達され、従動ランナー5A、5Bが動く。カーテンを開くときは、駆動ランナー4A、4Bに押されて従動ランナー5A、5Bが動く。
外レール部2の左側の端部には、端部キャップを兼ねる駆動制御部6が取り付けられている。AC(Alternating Current)−DC(Direct Current)変換アダプタ61は家庭用コンセントから取られたAC100Vを直流電圧に変換する。駆動制御部6には、直流電圧が供給され、後述する無線受信回路及び制御回路等が内蔵されている。駆動制御部6は、駆動ランナー4A、4Bを駆動する電力を出力する。
駆動制御部6の出力により駆動ランナーに搭載された電動モータ(直流モータでも交流モータでもよい)を駆動する。駆動ランナーは少なくとも一対の駆動輪を備えており、電動モータの回転を駆動輪に伝達することで駆動ランナーは走行する。出力電圧の有無、極性及び大きさによって、駆動ランナー4A、4Bの走行の開始及び停止、走行方向並びに走行速度が制御される。
図1(c)に例示する遠隔操作器8は、駆動制御部6に対して無線にて制御信号を送信する。例えば、左右のいずれかのカーテンを選択する選択スイッチ「R/L」、カーテンを開く動作を開始するスイッチ「O」、カーテンを閉じる動作を開始するスイッチ「C」及びカーテンの動作を停止するスイッチ「S」が設けられる。
内レール部3の右側の端部には、もう1つの端部キャップ7が取り付けられている。
[2]第1実施形態
図2〜図7は、本発明のカーテンレールの第1実施形態の一例を示す図である。第1実施形態は、左右2枚のカーテンからなる両開きカーテン用のカーテンレールである。
図2(a)は、外レール部2Aと内レール部3Aが部分的に嵌合した状態の概略斜視図であり、図2(b)は内レール部3Aの概略斜視図である。なお、カーテンレールの長さに比べて太さを誇張して示している(以下の同様の図において同じ)。図3Aは、図2(a)のA断面の概略図である。図3Bは、図2(a)のB断面の概略図である。図3Cは、図2(a)のC断面の概略図である。図4(a)は、図2(a)のD断面における収縮形態の図であり、図4(b)は伸張形態の図である。図5は、図4(b)のE断面の概略図である。図6は、概略平面図である。図7は、駆動制御部の概略構成図である。
図2(a)(b)に示すように、外レール部2Aは長手方向に延在する中空の筐体21を具備し、内レール部3Aは長手方向に延在する中空の筐体31を具備する。筐体21は左端縁21aから右端縁21bまで延在し、筐体31は左端縁31aから右端縁31bまで延在する。筐体21、31は、図示の例では断面が略四角形であり、上壁と両側壁と下壁とを備え、左右の各端は開口している。本発明の主旨に沿う限り、例えば楕円形等の他の断面形状でもよい。筐体21の断面より筐体31の断面が若干小さく、ほぼ相似形である。これにより筐体21と筐体31は互いに嵌合して摺動することができ、カーテンレールの全長が伸縮自在となる。下壁の中央部分には、長手方向の全長に亘って下壁開口2f、31fが形成されている。ランナー(図示せず)の下端部分は、下壁開口21f、31fから下方に突出することとなる。筐体21、31の両側壁に形成した取付用凹部21c、31cは、カーテンレールの取り付けのために設けられ、例えば壁に取り付けたブラケットと係合する。また、取付用凹部21c、31cは、筐体21と筐体31の確実な嵌合及び安定な摺動に寄与する。
図2(a)に示すように、外レール部2Aの内部には、外レール部2Aに位置する駆動ランナー(図示せず)の電動モータに給電するための互いに平行な第1の給電部材22及び第2の給電部材23が、外レール部2Aの長手方向のほぼ全長に亘ってそれぞれ延在している。一方、図2(b)に示すように、内レール部3Aの内部には、内レール部3Aに位置する駆動ランナー(図示せず)の電動モータに給電するための互いに平行な第3の給電部材32及び第4の給電部材33が、内レール部3Aの長手方向のほぼ全長に亘ってそれぞれ延在している。
図2(a)(b)に示した第1〜第4の給電部材22、23、32、33は、導電性の帯状部材で形成される。第1〜第4の給電部材22、23、32、33は、同じ高さに配置されている。第1〜第4の給電部材22、23、32、33は、周囲の構成部材から電気的に絶縁され、当然に、給電部材同士も電気的に絶縁されている。図示の例では、第1〜第4の給電部材22、23、32、33を、電気絶縁体である4つの支持部材24、25、34、35の水平な上面にそれぞれ設置することで電気的絶縁を確保している。
第1の給電部材22及び第2の給電部材23の各々と、第3の給電部材32及び第4の給電部材33の各々とは、筐体21と筐体31の嵌合部分においていずれも互いに衝合しない。すなわち、これらの給電部材のうち、カーテンレールを伸縮させる際に反対向きに動く給電部材同士が、嵌合部分において互いに衝突したり接触したりすることなくすれ違う。
さらに、図2(a)に示すように、外レール部2Aの第1及び第2の支持部材24、25の内部には、導電性の一対の給電延長部材26、27がそれぞれ埋設されている。給電延長部材26、27は、内レール部3Aの第3及び第4の給電部材32、33を電源(図1に示した駆動制御部6の出力)と電気的に接続するために設けられている。給電延長部材26、27の各々は、外レール部2Aの第1及び第2の給電部材22、23の各々と平行にかつ電気的に絶縁されて延在する。なお、この例では、駆動制御部が左端の方にあることから、このように構成しているが、駆動制御部が右端の方にある場合は、逆の構成となり、内レール部3Aに給電延長部材を設ける。
図3Aは、図2(a)のA断面すなわち外レール部2Aの断面を概略的に示している。また、図3Aでは、外レール部2Aを走行する従動ランナー5Aの1つを例示している。
図3Aに示すように、従動ランナー5Aは、従動軸5A3及びその両端に取り付けられた従動輪5A4、5A5を具備する。下壁開口21fに対応する従動軸5A3上の位置に、吊下部5A1の上端が回動自在に取り付けられる。吊下部5A1の下端近傍にはフック孔5A2が形成されている。
図3Aに示すように、筐体21の下壁は、下壁開口21fを挟んで一対の起立壁21dを具備する。一方の起立壁21dは、支持部材24の側面を固定支持し、他方の起立壁21dは、後述する内レール部の1つの支持部材の側面を摺動可能に支持することとなる。支持部材24、25は、筐体21の下壁の嵌合突条21eにより位置決めされ、筐体21に固定されている。
図3Aに示すように、従動ランナー5Aの従動輪5A4、5A5はそれぞれ、第1及び第2の給電部材22、23の水平面上に載置されている。第1及び第2の給電部材22、23の水平面上には、従動輪5A4、5A5の走行するレールの役割を果たすレール溝22a、23aが形成されている。
図3Aに示すように、第1及び第2の給電部材22、23の一端(図2の左端)は、後述する図7に示す駆動制御部の出力端子CL1、CL2にそれぞれ接続されることにより給電される。また、給電延長部材26、27の一端(図2の左端)は、後述する図7に示す駆動制御部の出力端子CR1、CR2にそれぞれ接続されることにより給電される。
図3Bは、図2(a)のB断面すなわち外レール部2Aと内レール部3Aの嵌合部分の断面を概略的に示している。また、図3Bでは、外レール部2Aを走行する駆動ランナー4A及び内レール部3Aを走行する駆動ランナー4B(実際位置は駆動ランナー4Aと同じ高さであるが、図示の便宜上、点線にて上方に表示する)を例示している。
図3Bに示すように、駆動ランナー4Aは、駆動軸4A3及びその両端に取り付けられた駆動輪4A4、4A5を具備する。下壁開口21fに対応する駆動軸4A3上の位置に、吊下部4A1の上端が取り付けられる。駆動ランナー4Aは、電動モータ4A6を搭載する。電動モータ4A6は、駆動軸4A3すなわち駆動輪4A4、4A5を回転駆動する。吊下部4A1の下端近傍にはフック孔4A2が形成されている。
駆動ランナー4Bも同様の構成であり、駆動軸4B3及びその両端に取り付けられた駆動輪4B4、4B5を具備する。下壁開口31fに対応する駆動軸4B3上の位置に、吊下部4B1の上端が取り付けられる。駆動ランナー4Bは、電動モータ4B6を搭載している。電動モータ4B6は、駆動軸4B3すなわち駆動輪4B4、4B5を回転駆動する。
図3Bに示すように、駆動ランナー4Aの駆動輪4A4、4A5はそれぞれ、第1及び第2の給電部材22、23の水平面上のレール溝22a、23aに載置されている。駆動ランナー4Bの駆動輪4B4、4B5はそれぞれ、第3及び第4の給電部材32、33の水平面上のレール溝32a、33aに載置されている。駆動輪4A4、4A5、4B4、4B5は、各給電部材から給電されるために少なくともその表面が導電体で形成される。駆動ランナー4A、4Bの吊下部4A1、4B1にそれぞれカーテンが吊されるとその重量により、駆動輪4A4、4A5、4B4、4B5は給電部材22、23、32、33との良好な接触を確保できる。駆動輪4A4、4A5から電動モータ4A6へ適宜の電気的接続手段(ブラシ、リード線、導線パターン等、以下同じ)を介して給電される。また、駆動輪4B4、4B5から電動モータ4B6へ適宜の電気的接続手段を介して給電される。
第1実施形態では、外レール部の第1及び第2の給電部材22、23と内レール部の第3及び第4の給電部材32、33が互い違いとなるように、すなわち、長手方向に垂直な水平方向において、第3の給電部材32、第1の給電部材22、第4の給電部材33、第2の給電部材23の順で配置されている。
図3Bには、4つの給電部材32、22、33、23をそれぞれ支持する4つの支持部材34、24、35、25が示されている。隣り合う支持部材34と支持部材24、及び、隣り合う支持部材35と支持部材25は、互いの境界面に凹凸を形成して嵌合し、境界面に沿って長手方向に摺動可能である。なお、境界面の凹凸形状は図示のような山と谷の形状に限られない。
図3Cは、図2(a)のC断面すなわち内レール部3Aの断面を概略的に示している。また、図3Cでは、内レール部3Aを走行する従動ランナー5Bの1つを例示している。
図3Cに示すように、従動ランナー5Bは、従動軸5B3及びその両端に取り付けられた従動輪5B4、5B5を具備する。下壁開口31fに対応する従動軸5B3上の位置に、吊下部5B1の上端が回動自在に取り付けられる。吊下部5B1の下端近傍にはフック孔5B2が形成されている。
図3Cに示すように、支持部材34、35は、筐体31の下壁の嵌合突条31eにより位置決めされ、筐体31に固定されている。また、支持部材34、35の各々の水平な上面に第3及び第4の給電部材32、33が配置されている。第3及び第4の給電部材32、33の各々の長手方向に沿った側面の一方には、給電スライド溝32a、33aがそれぞれ形成されている。給電スライド溝32a、33aは、接点機構(図5参照)を介して外レール部2Aの給電延長部材26、27の各々と電気的に接続するためのものである。
図3Cに示すように、従動ランナー5Bの従動輪5B4、5B5はそれぞれ、第3及び第4の給電部材32、33の水平面上に載置されている。第3及び第4の給電部材32、33の水平面上には、従動輪5B4、5B5の走行するレールの役割を果たすレール溝32a、33aがそれぞれ形成されている。
図4(a)は、図2(a)のD断面における収縮形態の図であり、図4(b)は同じく伸張形態の図である。ランナーの図示は省略している。2つの図を比べるとわかるように、内レール部の筐体31は、嵌合部分において、外レール部の支持部材25の切り欠き25aに対して挿入され、又は引出しされることにより、外レール部の筐体21に対して摺動する。支持部材25内には、給電延長部材27がほぼ全長に亘って延在している。円囲み部分には、給電延長部材27と第4の給電部材33とを電気的に接続する接点機構9Aが設けられるが、これについては図5で説明する。
図5は、図4(b)のE断面の概略図であり、接点機構9Aを示す。線状の導電部材91の一端は給電延長部材27と電気的に接続され、導電部材91の他端は第4の給電部材33と同じ高さに位置している。一方、第4の給電部材33の給電スライド溝33aには導電性の接点片93が当接し、接点片93は、給電スライド溝33aに沿ってスライド可能である。そして、導電部材91の他端と接点片93の間には導電性のスプリング92が圧縮状態で挿入される。スプリング92は、導電部材91と接点片93を電気的に接続するとともに、接点片93を給電スライド溝33aに押圧することにより安定な接続を確保している。なお、接点機構9Aの具体的構成は、図示の例に限られない。また、図示しないが、もう一方の給電延長部材26と第3の給電部材32との接点機構についても同様である。
図6は、第1〜第4の給電部材22、23、32、33及び2つの駆動ランナー4A、4B並びに複数の従動ランナー5Aのうちの1つ及び複数の従動ランナー5Bのうちの1つの位置関係を示した概略平面図である。なお、図6は断面図ではないが、分かり易いように、各給電部材に対し図3B等の断面図と同じハッチングを付している(以下の他の実施形態の平面図においても同様)。白抜き矢印は、カーテンを閉める向きの各駆動ランナー4A、4Bの走行方向を示している。
図6には、各駆動ランナーの走行範囲を制限する各種センサが示されている。駆動ランナー4Aについては、走行レールである第1及び第2の給電部材22、23の左端への接近を検知するセンサSL1が設置されている。さらに、駆動ランナー4A自体に、駆動ランナー4Bへの接近を検知するセンサSL2が取り付けられている。
同様に、駆動ランナー4Bについては、走行レールである第3及び第4の給電部材32、33の右端への接近を検知するセンサSR1が設置されている。さらに、駆動ランナー4B自体に、駆動ランナー4Aへの接近を検知するセンサSR2が取り付けられている。これらの各センサの検知信号は、後述する図7に示す駆動制御部の検知信号入力端子に入力される。なお、センサの位置は図示の例に限られない。センサ方式は、機械式(リミッタスイッチ等)、光学式、超音波式等、公知のいずれの方式でもよい。
図7は、駆動制御部の概略構成図である。遠隔操作器8からの無線の制御信号は、無線受信回路63が受信し、受信した制御信号は、右カーテン制御回路64又は左カーテン制御回路65にそれぞれ入力される。
右カーテン制御回路64は、受信した制御信号並びに内レール部のセンサSR1、SR2からの検知信号に基づいて、適切な極性及び電圧となるように変換した電力を出力端子CR1、CR2に出力したり、出力を停止したりする。
同様に、左カーテン制御部65は、受信した制御信号並びに外レール部のセンサSL1、SL2からの検知信号に基づいて、適切な極性及び電圧となるように変換した電力を出力端子CL1、CL2に出力したり、出力を停止したりする。
出力端子における極性は、電動モータの回転方向すなわち駆動ランナーの走行する向きを決定し、電圧は、電動モータの回転速度すなわち駆動ランナーの走行速度を決定する。出力のオンオフは、駆動ランナーの走行及び停止を決定する。図7の駆動制御部6は、右カーテンと左カーテンを全く独立して最適に制御することが可能である。なお、図7の駆動制御部6の構成は一例であり、これに限られない。
別の例として、右カーテンと左カーテンを同時にかつ同じように開閉させる場合は、制御回路64、65を1つに統合し、出力端子も一対でよい。その場合は、第1実施形態における給電延長部材は不要となる。そして、第1の給電部材22と第3の給電部材32とを、例えば図5に示したようなスライド可能な接点片93を介して直接電気的に接続する。同様に、第2の給電部材23と第4の給電部材33とを、直接電気的に接続する。
なお、上述した無線仕様の遠隔操作器が好ましいが、別の変形形態として、駆動制御部から有線にて接続された遠隔操作器を壁などに取り付けてもよい。
[3]第2実施形態
図8〜図10は、本発明のカーテンレールの第2実施形態の一例を示す図である。第2実施形態は、左右2枚のカーテンからなる両開きカーテン用のカーテンレールである。第2実施形態は、第1実施形態の変形形態ともいえる。
図8(a)は、外レール部2Bと内レール部3Bが部分的に嵌合した状態の概略斜視図であり、図8(b)は内レール部3Bの概略斜視図である。図9Aは、図8(a)のF断面の概略図である。図9Bは、図8(a)のG断面の概略図である。図9Cは、図8(a)のH断面の概略図である。図10は、概略平面図である。
図8(a)(b)に示すように、第2実施形態は、第1実施形態と同様に、外レール部2Bは長手方向に延在する中空の筐体21を具備し、内レール部3Bは長手方向に延在する中空の筐体31を具備する。外レール部2Bは、支持部材24、25によりそれぞれ支持された第1及び第2の給電部材22、23を備え、電気絶縁性の支持部材24、25の内部には給電延長部材26、27が埋設されている。内レール部3Bは、支持部材34、35によりそれぞれ支持された第3及び第4の給電部材32、33を備えている。その他の符号についても、第1実施形態と同様である。
図8(a)(b)の第2実施形態が第1の実施形態と相違する点は、外レール部2Bの第1及び第2の給電部材22、23が、内レール部3Bの第3及び第4の給電部材32、33により両側から挟まれるように配置されている点である。すなわち、長手方向に垂直な水平方向において、第3の給電部材32、第1の給電部材22、第2の給電部材23、第4の給電部材33の順で配置されている。図示しないが、この第2実施形態の変形形態として逆に、外レール部2Bの第1及び第2の給電部材22、23により、内レール部3Bの第3及び第4の給電部材32、33を両側から挟むように配置してもよい。第2の実施形態においても、第1の給電部材22及び第2の給電部材23の各々と、第3の給電部材32及び第4の給電部材33の各々とは、筐体21と筐体31の嵌合部分において衝合しない。すなわち、カーテンレールを伸縮させる際に、これらの給電部材のうち反対向きに動く給電部材同士が、嵌合部分において互いに接触することなくすれ違う。
図9A、図9B及び図9Cは、図8(a)のF断面、G断面及びH断面を示しており、上述した第1実施形態の図3A、図3B、図3Cと同様の図である。第2実施形態では、第1〜第4の給電部材22、23、32、33の配置が第1実施形態と異なることに対応して、駆動ランナー4C、4Dの駆動軸4C3、4D3及び従動ランナー5C、5Dの従動軸5C3、5D3の長さが第1実施形態とは異なっている。すなわち、外レール部2Bの駆動ランナー4C及び従動ランナー5Cの軸長は短く、内レール部3Bの駆動ランナー4D及び従動ランナー5Dの軸長は長い。
図9Aに示すように、外レール部2Bの従動ランナー5Cは、従動軸5C3及びその両端に取り付けられた従動輪5C4、5C5を具備する。下壁開口21fに対応する従動軸5C3上の位置に、吊下部5C1の上端が回動自在に取り付けられる。吊下部5C1の下端近傍にはフック孔5C2が形成されている。
図9Bに示すように、外レール部2Bの駆動ランナー4Cは、駆動軸4C3及びその両端に取り付けられた駆動輪4C4、4C5を具備する。下壁開口21fに対応する駆動軸4C3上の位置に、吊下部4C1の上端が回動自在に取り付けられる。駆動ランナー4Cは、駆動軸4C3すなわち駆動輪4C4、4C5を回転駆動する電動モータ4C6を具備する。吊下部4C1の下端近傍にはフック孔4C2が形成されている。内レール部3Bの駆動ランナー4Dも同様の構成であり、駆動軸4D3及びその両端に取り付けられた駆動輪4D4、4D5を具備する。下壁開口31fに対応する駆動軸4D3上の位置に、吊下部4D1の上端が回動自在に取り付けられる。駆動ランナー4Dは、駆動軸4D3すなわち駆動輪4D4、4D5を回転駆動する電動モータ4D6を具備する。
なお、図9Bから解るように、第2実施形態の変形形態として、第1及び第2の給電部材22、23の高さ位置よりも、第3及び第4の給電部材32、33の高さ位置を高く設定しても、双方の駆動ランナー4C、4Dの走行に支障を生じない。
図9Cに示すように、内レール部3Bの従動ランナー5Dは、従動軸5D3及びその両端に取り付けられた従動輪5D4、5D5を具備する。下壁開口31fに対応する従動軸5D3上の位置に、吊下部5D1の上端が回動自在に取り付けられる。吊下部5D1の下端近傍にはフック孔5D2が形成されている。
図10の概略平面図は、上述した第1実施形態の図6と同様の図である。図中の2つの接点機構9Aは、図5に示した第1実施形態の接点機構と同様である。
図4に示したように、第1の実施形態では、外レール部の筐体21に支持部材25の切り欠き25aが設けられており、内レール部の筐体31と外レール部の筐体21との嵌合部分において、内レール部の筐体31は切り欠き25aに対して挿入され、又は引出された。これに対して、第2実施形態では、支持部材25に切り欠き25aは必要ない。このため、第2実施形態では、支持部材24、25、34、35を薄くすることができる。
[4]第3実施形態
図11(a)は、本発明のカーテンレールの第3実施形態の一例を示す概略平面図である。図11(b)は、駆動ランナー4Eの拡大平面図であり、図11(c)は、従動ランナー5Eの拡大平面図である。図11(b’)は、変形形態の駆動ランナー4E’の拡大平面図である。第3実施形態は、1枚のカーテンからなる片開きカーテン用のカーテンレールである。第3実施形態については平面図のみを示す。
外レール部2C及び内レール部3Cの筐体(図示せず)並びに第1〜第4の給電部材の配置は、図2に示した第1実施形態と同じである。1つの駆動ランナー4Eと複数の従動ランナー5Eが走行する。
図11(a)に示す白抜き矢印は、カーテンを閉める向きの駆動ランナー4Eの走行方向を示している。図11(a)の場合、1つの駆動ランナー4Eが、外レール部2Cの左端と内レール部3Cの右端との間で走行する。よって、第1の給電部材22と第3の給電部材32、並びに、第2の給電部材23と第4の給電部材33をそれぞれ直接電気的に接続する2つの接点機構9B、9Bが設けられる。接点機構9Bは、電気的に接続しようとする一方の給電部材に固定され、他方の給電部材に対してスライド可能な導電性部材(例えば図5に示した接点片93)を有する。この場合、第1実施形態及び第2実施形態における給電延長部材は不要である。
図11(b)に示すように、第3実施形態の駆動ランナー4Eは、2つの駆動ランナーを連結部材4E7により連結して一体化させた形態である。なお、吊下部4E1は1つでよい。駆動ランナー4Eは、2つの電動モータ4E61、4E62を搭載する。各電動モータにより駆動軸4E31、4E32がそれぞれ駆動される。一方の駆動軸4E31の両端の駆動輪4E41、4E51は、それぞれ外レール部2Cの第1及び第2の給電部材22、23上を走行可能な位置に取り付けられる(実線の駆動ランナー4Eを参照)。他方の駆動軸4E32の両端の駆動輪4E42、4E52は、それぞれ内レール部3Cの第3及び第4の給電部材32、33上を走行可能な位置に取り付けられる(点線の駆動ランナ
ー4Eを参照)。いずれの駆動輪も給電部材上を走行する際に給電され、それぞれの駆動軸の電動モータに給電する。このような構成の駆動ランナー4Eにより、長手方向のどの位置でも給電され、走行することができる。また、外レール部2Cと内レール部3Cとの間を、各ランナーが円滑に移行することができる。
図11(c)に示すように、第3実施形態の従動ランナー5Eは、2つの従動ランナーを連結部材5E7により連結して一体化させた形態である。なお、吊下部5E1は1つでよい。一方の従動軸5E31の両端の従動輪5E41、5E51は、それぞれ外レール部2Cの第1及び第2の給電部材22、23上を走行可能な位置に取り付けられる。他方の従動軸5E32の両端の従動輪5E42、5E52は、それぞれ内レール部3Cの第3及び第4の給電部材32、33上を走行可能な位置に取り付けられる。
なお、片開き用のカーテンレールについては、第1実施形態について図7で示した駆動制御部6のカーテン制御回路は1つでよい。また、センサについても、駆動ランナー4Eの左端への接近を検知するSL1、及び右端への接近を検知するセンサSR1のみでよい。
第3実施形態の駆動ランナー4Eの変形形態を、図11(b’)に示す。図11(b’)に示す駆動ランナー4E’は、1つの電動モータ4E6のみを搭載している。この場合、第3及び第4の給電部材32、33上を走行するとき、駆動輪4E42、4E52から適宜の電気的接続手段を介して電動モータ4E6に給電される。そして、電動モータ4E6の駆動軸4E31の回転は、プーリ又はギヤ等の適宜の回転伝達手段4E8を介して駆動軸4E32に伝達され、この結果、駆動輪4E42、4E52が回転する。この変形形態では、電動モータが1つでよいという利点があるが、回転伝達手段4E8が必要となる。
[5]第4実施形態
図12は、本発明のカーテンレールの第4実施形態の一例を示す概略平面図である。第4実施形態は、1枚のカーテンからなる片開きカーテン用のカーテンレールである。第4実施形態は、第3実施形態の変形形態であり、平面図のみを示す。
第4実施形態が、第3実施形態と相違する点は、外レール部2Dの第1及び第2の給電部材22、23並びに内レール部3Dの第3及び第4の給電部材32、33の配置である。第4実施形態では、上述した第2実施形態と同じ配置となっている。1つの駆動ランナー4Fと複数の従動ランナー5Fは、各々における駆動軸と従動軸の長さが、第3実施形態とそれぞれ異なっているが、基本的構成は同じである。この場合も、外レール部2Dと内レール部3Dとの間を、各ランナーが円滑に移行することができる。
第4実施形態についても、上記の第3の実施形態の変形形態として図11(b’)に示した1つの電動モータを搭載した駆動ランナーを適用することが可能である。
さらに別の第4実施形態の変形形態として、第1及び第2の給電部材22、23の高さ位置よりも、第3及び第4の給電部材32、33の高さ位置を高く設定しても、駆動ランナー4Eの走行に支障を生じない。その場合、駆動ランナー4Fの2つの駆動軸4F61、4F62を上下に並べて配置してもよい。従動ランナー5Fについても、2つの従動軸5F61、5F62を上下に並べて配置してもよい。
[6]第5実施形態
図13〜図15は、本発明のカーテンレールの第5実施形態の一例を示す図である。第5実施形態は、左右2枚のカーテンからなる両開きカーテン用のカーテンレールである。第5実施形態は、第1実施形態の変形形態ともいえる。
図13(a)は、外レール部2Eと内レール部3Eが部分的に嵌合した状態の概略斜視図(上壁の一部を切り欠いて内部を図示)であり、図13(b)は内レール部3Eの概略斜視図である。図14Aは、図13(a)のI断面の概略図である。図14Bは、図13(a)のJ断面の概略図である。図14Cは、図13(a)のK断面の概略図である。図15は、概略平面図である。
図13(a)(b)に示すように、第5実施形態は、第1実施形態と同様に、外レール部2Eは長手方向に延在する中空の筐体21を具備し、内レール部3Eは長手方向に延在する中空の筐体31を具備する。第5実施形態では、外レール部2Eにおける第1及び第2の給電部材(図13(a)では第1の給電部材22のみが現れている)が、支持部材24、25上ではなく、筐体21の両側壁の内面上に配置されている。同様に、内レール部3Eにおける第3及び第4の給電部材(図13(b)では第3の給電部材32のみが現れている)が、支持部材34、35上ではなく、筐体31の両側壁の内面上に配置されている。なお、外レール部2Eにおける第1及び第2の給電部材の高さ位置と、内レール部3Eにおける第3及び第4の給電部材の高さ位置は異なっており、電気的絶縁を確保している。
また、外レール部2Eと内レール部3Eの嵌合部分において、筐体21の内面上の第1及び第2の給電部材が、筐体31と干渉しないように、筐体31には、その両側壁の右端縁31aから長手方向に沿って必要な長さの一対の切り欠き31dが形成されている。
図13(a)に示すように、第5実施形態では、筐体31の第3及び第4の給電部材に給電するための給電延長部材(図13(a)では給電延長部材26のみが現れている)が、筐体21の支持部材24、25の内部ではなく、筐体21の両側壁の内面上に配置されている。
第5実施形態の給電部材及び給電延長部材は、いずれも帯状の導電体である。なお、筐体21、31が導電体の場合は、電気的に絶縁するために適宜の電気絶縁体の薄膜を介して給電部材及び給電延長部材を設置する。
図13(a)(b)に示すように、給電延長部材26と、第3の給電部材32との電気的接続は、接点機構9Cにより行われる。接点機構9Cは、例えばブラシのような接触電極を備える。ブラシ9Cの一端は、筐体31の側壁上の給電部材32に対して電気的に接続されて固定され、ブラシ9Cの他端は、外レール部2Eの筐体21の側壁上の給電延長部材26に接触することにより電気的に接続される。内レール部3Eが外レール部2Eに対して摺動すると、ブラシ9Cの他端は給電延長部材26上をスライドする。
図14A、図14B及び図14Cは、図13(a)のI断面、J断面及びK断面を示しており、上述した第1実施形態の図3A、図3B、図3Cと同様の図である。第5実施形態では、第1〜第4の給電部材22、23、32、33が両側壁上に配置されている点で、第1実施形態と異なっている。
図14Aに示す外レール部2Eの従動ランナー5Gの2つの従動輪5G4、5G5は、支持部材24、25の上面を走行する。好適には、支持部材24、25の上面にレール溝24a、25aが形成されている。この場合、支持部材24、25は、給電部材の電気的絶縁とは無関係であるため、電気絶縁体である必要はない。
図14Bに示す外レール部2Eの駆動ランナー4Gは、吊下部4G1、フック孔4G2、駆動軸4G3、駆動輪4G4、4G5及び電動モータ4G6に加え、ハウジング4G7と、ブラシ部材4G8、4G9と、リード線4G10、4G11を具備する。駆動輪4G4、4G5は、支持部材24、25の上面を走行する。この場合、駆動輪4G4、4G5は、給電機構の一部ではないので、導電体である必要はない。ハウジング4G7は、駆動ランナー4Gの各構成要素を収容し、外面上のブラシ部材4G8、4G9を保持する。ブラシ部材4G8、4G9は、外レール部2Eの筐体21の両側壁に配置された給電部材22、23の鉛直面上をそれぞれ摺動し、給電される。ブラシ部材4G8、4G9からリード線4G10、4G11を介して電動モータ4G6に給電される。「ブラシ部材」は、摺動等の動作を伴う接触状態であっても電気的接続が可能な接点部材の意味であり、具体的形状は多様である。
図14Cに示す内レール部3Eの駆動ランナー4Hは、吊下部4H1、フック孔4H2、駆動軸4H3、駆動輪4H4、4H5及び電動モータ4H6に加え、ハウジング4H7と、ブラシ部材4H8、4H9と、リード線4H10、4H11を具備する。駆動輪4H4、4H5は、支持部材34、35の上面を走行する。ハウジング4H7は、駆動ランナー4Hの各構成要素を収容し、外面上のブラシ部材4H8、4H9を保持する。ブラシ部材4H8、4H9は、内レール部3Eの筐体31の両側壁に配置された給電部材32、33の鉛直面上をそれぞれ摺動し、給電される。ブラシ部材4H8、4H9からリード線4H10、4H11を介して電動モータ4G6に給電される。
図15は、第5実施形態について、第1〜第4の給電部材22、23、32、33及び2つの駆動ランナー4G、4H並びに複数の従動ランナー5Gのうちの1つ及び複数の従動ランナー5Hのうちの1つの位置関係を示した概略平面図である。なお、図15は断面図ではないが、分かり易いように、各給電部材に対し図14B等の断面図と同じハッチングを付している。白抜き矢印は、カーテンを閉める向きの各駆動ランナー4G、4Hの走行方向を示している。
図示しないが、第5実施形態の変形形態として、第1〜第4の給電部材22、23、32、33を両側壁の内面ではなく、上壁の内面に配置することも可能である。あるいは支持部材を設けずに各ランナーが下壁上を走行するようにして、第1〜第4の給電部材22、23、32、33を下壁の内面に配置することも可能である。いずれの場合も、駆動ランナーが具備するブラシ部材が給電部材上を摺動することにより給電される。
[7]第6実施形態
図16は、本発明のカーテンレールの第6実施形態の一例を示す概略平面図である。第6実施形態は、1枚のカーテンからなる片開きカーテン用のカーテンレールである。第6実施形態は、第3実施形態と第5実施形態を組合せた変形形態であり、平面図のみを示す。
外レール部2Fの第1及び第2の給電部材22、23並びに内レール部3Fの第3及び第4の給電部材32、33の配置は、第5実施形態と同じく各筐体の両側壁上である。1つの駆動ランナー4Iと複数の従動ランナー5Iを備えている。
駆動ランナー4Iは、ハウジング4I7内に収納された、一体化された2つの駆動ランナーと、2つの電動モータ4I61、4I62とを具備する。一方の駆動ランナーの駆動輪は外レール部の支持部材24、25上を走行可能であり、他方の駆動ランナーの駆動輪は内レール部3Fの支持部材34、35上を走行可能である。
ハウジング4I7の外面上に保持されたブラシ4I81、4I91は、第1及び第2の給電部材22、23上を摺動しつつ給電され、電動モータ4I61に給電する。また、ブラシ4I82、4I92は、第3及び第4の給電部材32、33上を摺動しつつ給電され、電動モータ4I62に給電する。
第6実施形態では、第1の給電部材22と第3の給電部材32、並びに、第2の給電部材23と第4の給電部材33をそれぞれ直接電気的に接続する2つの接点機構9D、9Dが設けられる。一方の接点機構9Dは、例えば第3の給電部材32に固定され、第1の給電部材22に対してスライド可能である。他方の接点機構9Dは、例えば第4の給電部材33に固定され、第2の給電部材32に対してスライド可能である。なお、接点機構9D、9Dは、駆動ランナー4Iの外面上のブラシ4I81、4I91、4I82、4I92と干渉しない位置に設ける。例えば、高さ位置が異なるようにする。この場合、第5実施形態における給電延長部材は不要である。
第6の実施形態についても、上記の第3の実施形態の変形形態として図11(b’)に示した1つの電動モータを搭載した駆動ランナーを適用することが可能である。
[8]補足
以上に述べた、図示された構成は各実施形態の一例であって、図示された構成に限定されるものではない。例えば、各実施形態における筐体の形状、給電部材の配置及び高さ位置、給電延長部材の配置、支持部材の配置、両開きカーテン用の構成、片開きカーテン用の構成、ランナーの形状、駆動輪及び従動輪の数(1つのランナーに少なくとも2個であるが、走行安定性のために例えば4個、6個としてもよい)、接点機構、駆動制御部等の構成は、多様な変形形態があり得る。また、各実施形態に固有の機能が損なわれない限り、他の実施形態とのいかなる組合せも可能である。
1:伸縮自在の電動カーテンレール
2、2A、2B、2C、2D、2E、2F:外レール部
21:外レール部筐体、21a:左端縁、21b:右端縁、21c:取付用凹部、21d:起立壁、21e:嵌合突条、21f:下壁開口
22:第1の給電部材、22a:レール溝
23:第2の給電部材、23a:レール溝
24、25:支持部材
26、27:給電延長部材
3、3A、3B、3C、3D、3E、3F:内レール部
31:内レール部筐体、31a:第1端縁、31b:第2端縁、31c:取付用凹部、31e:嵌合突条、31f:下壁開口
32:第3の給電部材、32a:レール溝、32b:給電スライド溝
33:第4の給電部材、33a:レール溝、33b:給電スライド溝
34、35:支持部材
4A、4B、4C、4D、4E、4F、4G、4H、4I:駆動ランナー
4A1、4B1、4C1、4D1、4E1、4G1、4H1:吊下部
4A2、4B2、4C2、4D2、4G2、4H2:フック孔
4A3、4B3、4C3、4D3、4E3、4G3、4H3:駆動軸
4A4、4B4、4C4、4D4、4E4、4G4、4H4、4A5、4B5、4C5、4D5、4E5、4G5、4H5:駆動輪
4A6、4B6、4C6、4D6、4E6、4G6、4H6:電動モータ
4E7、5E7:連結部材
4E8:回転伝達部材
4G7、4H7、4I7:ハウジング
5A、5B、5C、5D、5E、5F、5G、5H、5I:従動ランナー
5A1、5B1、5C1、5D1、5E1、5G1、5H1:吊下部
5A2、5B2、5C2、5D2、5G2、5H2:フック孔
5A3、5B3、5C3、5D3、5E3、5G3、5H3:従動軸
5A4、5B4、5C4、5D4、5E4、5G4、5H4、5A5、5B5、5C5、5D5、5E5、5G5、5H5:従動輪、
6:駆動制御部、60:ACプラグ、61:AC−DC変換アダプタ、62:電源回路、63:無線受信回路、64:右カーテン制御回路、65:左カーテン制御回路
CR1、CR2:右カーテン端子、SR1、SR2:右カーテン用センサ
CL1、CL2:左カーテン端子、SL1、SL2:右カーテン用センサ
7:端部キャップ
8:遠隔操作器
9A、9B、9C、9D:接点機構

Claims (7)

  1. 外レール部(2)及び内レール部(3)の各々が具備する長手方向に延在する中空の筐体(21,31)が互いに嵌合して摺動することにより全長が伸縮自在であり、かつ、2つの前記筐体(21,31)内に、少なくとも1つの電動モータを搭載しかつ前記電動モータにより駆動されて走行する少なくとも1つの駆動ランナー(4A,4B)と、前記駆動ランナー(4A,4B)の走行に従って走行する複数の従動ランナー(5A,5B)と、を備えた伸縮自在の電動カーテンレール(1)であって、
    前記外レール部(2)に位置する駆動ランナー(4A,4B)の電動モータに給電するべく前記外レール部の筐体(21)内にて長手方向にそれぞれ延在する互いに平行な第1の給電部材(22)及び第2の給電部材(23)と、
    前記内レール部(3)に位置する駆動ランナー(4A,4B)の電動モータに給電するべく前記内レール部の筐体(31)内にて長手方向にそれぞれ延在する互いに平行な第3の給電部材(32)及び第4の給電部材(33)と、を備え、
    前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)の各々と、前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の各々とは、2つの前記筐体(21,31)の嵌合部分においていずれも互いに衝合しないように配置されていることを特徴とする
    伸縮自在の電動カーテンレール。
  2. 前記第1〜第4の給電部材(22,23,32,33)の各々が水平面を具備する帯状部材であって、2つの駆動ランナー(4A,4B)を備え、
    第1の駆動ランナー(4A)が、
    第1の電動モータ(4A6)と、
    前記第1の電動モータ(4A6)により駆動されて前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)の水平面上をそれぞれ走行するとともに前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)を前記第1の電動モータ(4A6)に電気的に接続する手段の少なくとも一部を構成する第1の一対の駆動輪(4A4,4A5)と、を有し、
    第2の駆動ランナー(4B)が、
    第2の電動モータ(4B6)と、
    前記第2の電動モータ(4B6)により駆動されて前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の水平面上をそれぞれ走行するとともに前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)を前記第2の電動モータ(4B6)に電気的に接続する手段の少なくとも一部を構成する第2の一対の駆動輪(4B4,4B5)と、を有することを特徴とする
    請求項1に記載の伸縮自在の電動カーテンレール。
  3. 前記第1〜第4の給電部材(22,23,32,33)の各々が、水平面を具備する帯状部材であって、1つの駆動ランナー(4E,4E')を備え、前記駆動ランナー(4E,4E')が、
    少なくとも1つの電動モータ(4E61,4E62,4E6)と、
    前記電動モータ(4E61,4E6)により駆動されて前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)の水平面上をそれぞれ走行するとともに前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)を前記電動モータ(4E61,4E6)に電気的に接続する手段の少なくとも一部を構成する第1の一対の駆動輪(4E41,4E51)と、
    前記電動モータ(4E62,4E6)により駆動されて前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の水平面上をそれぞれ走行するとともに前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)を前記電動モータ(4E62,4E6)に電気的に接続する手段の少なくとも一部を構成する第2の一対の駆動輪(4E42,4E52)と、を有することを特徴とする
    請求項1に記載の伸縮自在の電動カーテンレール。
  4. 前記第1〜第4の給電部材の各々(22,23,32,33)が、前記筐体(21,31)の側壁に沿って設置された、鉛直面を具備する帯状部材であって、2つの駆動ランナー(4G,4H)を備え、
    第1の駆動ランナー(4G)が、
    第1の電動モータ(4G6)と、
    前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)の鉛直面上をそれぞれ摺動するとともに前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)を前記第1の電動モータ(4G6)に電気的に接続する手段の少なくとも一部を構成する第1の一対のブラシ部材(4G8,4G9)と、を有し、
    第2の駆動ランナー(4H)が、
    第2の電動モータ(4H6)と、
    前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の鉛直面上をそれぞれ摺動するとともに前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)を前記第2の電動モータ(4H6)に電気的に接続する手段の少なくとも一部を構成する第2の一対のブラシ部材(4H8,4H9)と、を有することを特徴とする
    請求項1に記載の伸縮自在の電動カーテンレール。
  5. 前記第1〜第4の給電部材(22,23,32,33)の各々が、前記筐体(21,31)の側壁に沿って設置された、鉛直面を具備する帯状部材であって、1つの駆動ランナー(4I)を備え、前記駆動ランナー(4I)が、
    少なくとも1つの電動モータ(4I61,4I62)と、
    前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)の鉛直面上をそれぞれ摺動するとともに前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)を前記電動モータ(4I61)に電気的に接続する手段の少なくとも一部を構成する第1の一対のブラシ部材(4I81,4I91)と、
    前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の鉛直面上をそれぞれ摺動するとともに前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)を前記電動モータ(4I62)に電気的に接続する第2の一対のブラシ部材(4I82,4I92)と、を有することを特徴とする
    請求項1に記載の伸縮自在の電動カーテンレール。
  6. 前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の各々を電源と電気的に接続するための一対の給電延長部材(26,27)を備え、
    前記給電延長部材(26,27)の各々は、前記第1の給電部材(22)及び前記第2の給電部材(23)の各々と平行にかつ電気的に絶縁されて延在することを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の伸縮自在の電動カーテンレール。
  7. 前記一対の給電延長部材(26,27)の各々と、前記第3の給電部材(32)及び前記第4の給電部材(33)の各々との電気的接点をそれぞれ形成する接点部材(9A,9C)が、前記外レール部(2)及び前記内レール部(3)の互いの筐体(21,31)の摺動に伴って、長手方向にスライド可能であることを特徴とする
    請求項6に記載の伸縮自在の電動カーテンレール。
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