JP5249768B2 - 低電圧線路を過電圧から保護するための集積回路 - Google Patents

低電圧線路を過電圧から保護するための集積回路 Download PDF

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Description

本発明は一般に集積回路チップに関し、より詳細には高速線路を過電圧から保護するための集積回路に関する。
通信線路は、遠隔位置間でデジタルおよびアナログ通信信号を伝送するために使用されている。通信線路は、雷、静電放電、電力線および他の電圧などの損傷電圧にさらされる可能性があるため、このような線路は、線路を過電圧から保護する回路を備えていることがしばしばである。一次過電圧保護デバイスは、高い電圧をより小さい振幅に制限するガス放電管を備えている。二次保護デバイスは、集積回路、半導体デバイスおよび他の電気コンポーネントを損傷しないよう、損傷電圧を安全なレベルにさらに制限するソリッド・ステート・デバイスを備えている。
半導体タイプの過電圧保護デバイスは、さもなければ下流側の回路を損傷し、あるいは破壊することになるサージ電圧および他の過渡電圧から下流側の通信回路を保護するために良好に適合されている。過渡電圧サプレッサ(TVS)は、過電圧保護デバイスとして使用するために容易に利用することができる。多くの半導体デバイスは、例えば100ボルトを超える電圧に対する過電圧保護を提供するために良好に適合されている。このような集積回路のドーピング・レベルは、このような大きさのブレークオーバ電圧または逆降伏電圧を提供するべく容易に達成することができる。これらのより高いブレークオーバ電圧デバイスは、通常、イリノイ州、Des Plaines在所のLittelfuseからTeccor(商標)で入手することができるSidactor(登録商標)過電圧保護デバイスなどの2端子4層デバイスである。他の2端子なだれ接合デバイスも、イーサネット線路などの低電圧通信線路を過電圧から保護するために良好に適合されている。
通信線路と共に使用される過電圧保護回路は、過電圧保護機能を提供する半導体デバイスを備えることができ、または両方の極性の過電圧に適応するために、ブリッジなどの他の回路と組み合わせた同様のデバイスを備えることができる。過電圧保護デバイスおよび対応する回路を使用して低電圧高速通信線路を保護する場合、保護デバイスおよび回路のキャパシタンスを極めて小さくしなければならない。過電圧保護デバイスおよび対応する回路のキャパシタンスが大きいと、場合によっては、帯域幅が制限され、そのために線路の伝送速度が犠牲になる程度までこれらのキャパシタンスが通信線路に装荷されることになる。
単一パッケージでの過電圧保護デバイスおよび回路の提供は、広く実践されている。例えば、TVSデバイスをダイオード・ブリッジと共に使用する場合に広く実践されている方法は、TVSデバイスをブリッジの個々のダイオードと共にまとめてリード・フレームにはんだ付けし、これらのコンポーネントをまとめて1つのパッケージにカプセル封じすることである。1つのセットのダイオードをP型基板の中に構築し、他のセットのダイオードを別のN型基板の中に構築する方がより容易であるため、ダイオード・ブリッジは、2つの個別チップを備えている場合もある。
複数のコンポーネントを使用した典型的な集積回路パッケージの場合、コンポーネントを個々に取り付け、コンポーネント・デバイスのコンタクト・パッドまたは端子に結合されたワイヤを使用してコンポーネントとコンポーネントの間を相互接続する方法が広く実践されている。複数のコンポーネントのうちの1つまたは複数のコンポーネントのコンタクト・パッドを金属リード・フレームのリード線にはんだ付けすることができる。次に、このアセンブリに、固体化するとリード・フレームおよびリード・フレームに取り付けられたコンポーネントを機械的に保護する液状材料が型に注入される成形プロセスが施される。
発明の要約
多くのユーザが数百ないし数千の通信線路を使用している現状では、小形で、かつ、費用有効性の高いパッケージ化過電圧保護デバイスが必要である。また、過電圧保護デバイスを同じ半導体基板の中に製造されたダイオード・ブリッジと共に備えた単一チップ集積回路が必要であることが分かる。さらに、高速低電圧通信線路に過電圧保護機能を提供する過電圧保護集積回路が必要である。また、過電圧保護デバイスの接合容量を小さくするために、過電圧保護回路に電圧バイアスを印加するための準備を有する過電圧保護回路が必要である。
本発明の原理および概念によれば、低電圧高速通信線路を過電圧から保護するように適合された集積過電圧保護回路が開示される。過電圧保護回路には、その接合容量を小さくするためにバイアス電圧が印加されるソリッド・ステート過渡電圧サプレッサが組み込まれている。好ましい実施形態では、過電圧保護デバイスは、ダイオード・ブリッジに接続された一方向TVSデバイスを備えている。
本発明の一実施形態によれば、第1の回路接合点を形成するためにカソードがまとめて接続された第1の対のダイオードと、第2の回路接合点を形成するためにアノードがまとめて接続された第2の対のダイオードとを備えた過電圧保護回路が開示される。第1および第2の対のダイオードは、ブリッジ回路を画定している。さらに、第1の回路接合点と第2の回路接合点の間に接続された過電圧保護デバイスが含まれている。第1および第2のダイオード対ならびに過電圧保護回路は、半導体チップの中に形成されている。
本発明の他の実施形態によれば、半導体チップと、半導体チップの中に形成された第1の対のダイオードとを備えた過電圧保護回路が開示される。前記第1の対のダイオードの各々に結合されたアノード・コンタクトおよびカソード・コンタクトが提供されており、半導体チップの一方の面にアノード・コンタクトが形成され、半導体チップの反対側の面にカソード・コンタクトが形成されている。第2の対のダイオードが半導体チップの中に形成されている。アノード・コンタクトおよびカソード・コンタクトは、第2の対のダイオードの各々に結合されている。前記第2の対のダイオードのアノード・コンタクトは、半導体チップの一方の面に形成されており、また、第2の対のダイオードのカソード・コンタクトは、半導体チップの反対側の面に形成されている。第1の対のダイオードのアノード・コンタクトは、半導体チップの同じ面に形成されており、また、第2の対のダイオードのアノード・コンタクトは、半導体チップの反対側の面に形成されている。第1の対のダイオードおよび第2の対のダイオードは、ダイオード・ブリッジを形成するように接続されており、また、過電圧保護デバイスは半導体チップの中に形成されており、ダイオード・ブリッジに接続されている。第1の抵抗器および第2の抵抗器が半導体チップの中に形成されている。第1の抵抗器の一方の端子は、過電圧保護デバイスのカソードに接続されており、また、第1の抵抗器のもう一方の端子は、外部の第1の基準電圧に接続するように適合されている。第2の抵抗器の一方の端子は、過電圧保護デバイスのアノードに接続されており、また、第2の抵抗器のもう一方の端子は、外部の第2の基準電圧に接続するように適合されている。
本発明のさらに他の実施形態によれば、半導体基板の中に過電圧保護回路を形成する方法が開示される。この方法には、半導体基板の中に第1の抵抗器および第2の抵抗器を形成するステップと、第1および第2の抵抗器の中に重くドープされた領域を形成するステップが含まれている。重くドープされた領域は、前記抵抗器に金属コンタクトを形成するように適合されている。この方法には、さらに、第1の抵抗器の1つの重くドープされた領域にTVSデバイスのPN接合を形成するステップであって、それによりTVSデバイスが第1の抵抗器の第1の端子に接続されるステップが含まれている。第1の抵抗器の第2の端子は、半導体基板のコンタクト・パッドに電気接続されるように形成される。第2の抵抗器の第1の端子は、TVSデバイスに接続される。半導体基板の中にダイオード・ブリッジが形成され、TVSデバイスがダイオード・ブリッジに接続される。ダイオード・ブリッジ、抵抗器およびTVSデバイスがカプセル封じされ、パッケージされたデバイスが形成される。
他の特徴および利点は、添付の図面に示す本発明の好ましい実施形態および他の実施形態についての以下のより詳細な説明から明らかになるであろう。図面に示されている同様の参照文字は、すべての図を通して概ね同じ部品、機能または構成要素を表している。
図1を参照すると、本発明の好ましい実施形態による過電圧保護回路10の略図が示されている。過電圧保護回路10は、ダイオード・ブリッジ12、過渡電圧サプレッサ(TVS)の形態の過電圧保護デバイスおよび一対の抵抗器R1、R2を備えている。ダイオード・ブリッジ12は、過電圧保護TVSデバイスに接続された4つのダイオードD1〜D4を備えている。過電圧保護回路10は、通信線路チップ回路およびリング回路と共に使用して、さもなければそれらの回路を損傷することになる両極性の過電圧からそれらを保護することができる。一方の線路上の過電圧によって生じる電流は、もう一方の線路へ安全に運搬され、チップ回路またはリング回路のいずれかに接続されている回路によってその方向が変化する。つまり、過電圧保護TVSデバイスの逆降伏電圧またはブレークオーバ電圧より高い正の極性の過電圧がチップ線路に印加されると、それによって生じる電流は、順方向にバイアスされたダイオードD1を通り、導電性過電圧保護TVSデバイスを逆方向に通り、かつ、順方向にバイアスされたダイオードD4を通ってリング線路へ導かれる。ダイオード・ブリッジ12によって実行される整流機能のため、過電圧保護TVSデバイスに要求されるのは、一方向導電デバイスであることのみである。
本発明の重要な特徴によれば、過電圧保護回路10は、バイアス電圧源に接続するための一対のバイアス抵抗器R1およびR2を備えている。バイアス電圧の大きさは、一般的には線路によって運搬される電圧の大きさより大きく、かつ、過電圧保護TVSデバイスのブレークオーバ電圧または逆降伏電圧の大きさより小さいことが好ましい。バイアス電圧は、抵抗器R1およびR2を介して過電圧保護TVSデバイスの両端間に印加される。バイアス電圧は、過電圧保護TVSデバイスの接合容量を小さくし、かつ、過電圧保護回路10の、例えばイーサネット10BaseT線路、100BaseT線路または1000BaseT線路などの高速通信線路との動作を可能にするには有効である。バイポーラ半導体デバイスの両端間にバイアス電圧が印加されると、その接合容量が小さくなることは良く知られている。バイアス電圧は、高速イーサネット通信線路と共に使用する場合、イーサネット信号の振幅が約2ボルト程度である点で、約5ボルトであることが想定されている。過電圧保護回路10の総合キャパシタンスは、ダイオードD1〜D4を低キャパシタンス・デバイスとして構築することによってさらに小さくなる。この構造の場合、ダイオードD1およびD4またはD2およびD3のキャパシタンスは、過電圧保護TVSデバイスのキャパシタンスと直列である。したがって、ダイオードの総合キャパシタンスまたは過電圧保護TVSデバイスの総合キャパシタンスのうちの最も小さいキャパシタンスより小さい総合キャパシタンスが通信線路に提供される。
本発明のさらに他の特徴によれば、過電圧保護回路10は、単一の半導体チップの中に完全に統合されており、したがってより小さいパッケージおよび費用有効性がより高いパッケージング技法を使用することができ、また、通信線路に過電圧保護を提供するための空間が減少する。本発明の好ましい実施形態では、過電圧保護回路10は、図2に示すようなSO−8パッケージ16に実装することが想定されている。しかしながら、過電圧保護回路10は、多くの他のタイプおよび形状のパッケージに実装することができる。JEDEC規格によれば、SO−8パッケージ16は、参照数表示18で示されている8つのコンタクト端子を備えたロー・プロファイル・パッケージである。過電圧保護回路10を具体化した集積回路は、はんだ付けまたは他の方法で、コンタクト端子18を有するリード・フレームに電気結合され、該集積回路を機械的に保護するために、適切なカプセル封じ材料20でカプセル封じされている。SO−8パッケージの場合、コンタクト端子18は、パッケージ16の両側に、カプセル封じ材料20の外側へ突出しており、例えば印刷回路基板などの、対応する、間隔を隔てたコンタクト・パッドにはんだ付けすることができる。
図3は、本発明の一実施形態に従って構築された集積回路チップ22を示したものである。一実施形態によれば、集積回路チップ22のサイズは、約120×160ミル、厚さ10ミルである。図には、過電圧保護回路10の様々なコンポーネントの配置が示されている。この構造の過電圧保護回路10の場合、ダイオードD1〜D4は、半導体基板24の中に、その頂面から底面にわたって構築されている。表面デバイスを形成するのではなく、ダイオードD1〜D4は、より高い電流運搬能力を提供するために、半導体基板24を貫通して構築されている。例えば通信線路への落雷に起因する過電圧によって生じるサージ電流を運搬するためには、ダイオードD1〜D4ならびに過電圧保護デバイスTVSは、継続期間が短い、最大100アンペアまたはそれ以上のサージ電流に耐えることができることが好ましい。
図3には、ダイオードD1〜D4の頂部集積回路コンタクト・パッドが示されており、また、チップ22の底部コンタクト・パッドは図7に示されている。詳細には、数表示26は、ダイオードD1の頂部金属コンタクト・パッドを識別しており、また、数表示28は、底部金属コンタクト・パッドを識別している。集積回路チップ22の頂面のコンタクト・パッド26は、ガラス・パッシベーション層のリップ30で取り囲まれている。チップ22の底部の選択された表面に形成されたガラス・パッシベーション層は、同じく、底部コンタクト・パッド28の周囲のリップ32を形成している。図3および7には示されていないが、ガラス・パッシベーション層は、様々なコンポーネントを互いに電気的に分離する役割を果たしている半導体基板24のP+分離拡散領域34を覆っている。基板24の中の各コンポーネントを取り囲んでいる分離拡散領域34の縁は、例えばダイオードD1を取り囲んでいる長方形破線36などの破線空間で示されている。図7に示すチップ22の底部にも分離拡散領域34の同じ縁36が示されている。したがって分離拡散領域34は、半導体基板24の一方の面から基板24のもう一方の面まで展開している。他のダイオードD2〜D4も、半導体基板24の一方の面から半導体基板24のもう一方の面にわたって形成されており、同様の方法で分離され、かつ、パッシベートされている。以下でより詳細に説明するように、ダイオードD1およびD2のカソードは、半導体基板24の一方の面に形成されており、また、ダイオードD3およびD4のカソードは、半導体基板24の反対側の面に形成されている。
抵抗器R1およびR2は、半導体基板24の一方の面から反対側の面にわたって、半導体基板24を貫通して形成されている。抵抗器R1およびR2の抵抗は、抵抗器電流が流れる半導体基板24の断面積および厚さ、ならびに基板24を形成している半導体材料の抵抗率によって決まる。好ましい実施形態では、各抵抗器の抵抗は同じであり、その範囲は約100〜500オームcmである。好ましい形態では、抵抗器の抵抗は約200オームである。抵抗器R1およびR2は、バイアス電圧源を通信線路から分離するべく機能している。抵抗器R1およびR2は、それぞれ、頂部金属コンタクト・パッドおよび底部金属コンタクト・パッドと共に構築されている。抵抗器R1は、頂部コンタクト・パッド38および底部コンタクト・パッド40を備えている。同様に、抵抗器R2は、頂部コンタクト・パッド42および底部コンタクト・パッド44を備えている。
過電圧保護TVSデバイスは、過電圧保護TVSデバイスのアノードに接続された単一の頂部コンタクト・パッド46のみを有している。過電圧保護TVSデバイスのカソードは、集積回路チップ22内の抵抗器R1に接続された半導体領域である。以下でより詳細に説明するように、過電圧保護TVSデバイスは、約7ボルトの逆降伏電圧を達成するべくアノード領域およびカソード領域が適切なレベルでドーピングされた2層2端子なだれ接合デバイスである。本発明の原理および概念によれば、Sidactorデバイスおよびサイリスタを始めとする他のソリッド・ステート過電圧保護デバイスを使用することも可能であることを理解されたい。また、ダイオードは、本発明の好ましい実施形態に関連して説明されているが、このようなダイオードは、半導体基板の中に形成された他のデバイスのPN接合であってもよい。
添付の図面の図4を参照すると、図3の線4−4に沿って取った半導体基板24の横断面図が示されている。基板24のこの断面には、ダイオードD1およびD3の構造が示されている。開始半導体材料は、ウェハ全体に一様なNドーピングを有する50オーム・ウェハ(図示せず)として選択されている。図4に示されている半導体基板24すなわちチップは、ウェハの中に形成されている多くのチップのうちの1つである。
最初に、半導体チップ22の、チップ22を貫通してP+分離拡散を形成すべき領域を画定するために、ウェハの両面がマスクされる。次に、マスク中の開口に付着処理が施され、露出している半導体材料の表面に高ドーズ量のp型不純物が付着される。次に、高温条件下での長時間にわたる拡散ドライブ・プロセスがウェハに施され、それにより重くドープされたP+不純物がウェハの両面からウェハ中に拡散する。このP+拡散により、半導体チップ22内のコンポーネントを電気的に分離するための分離が形成される。拡散ドライブ・プロセスは、P+不純物がウェハ中の十分な深さまでドライブされ、ウェハの中間で鉢合わせして重畳し、それにより砂時計の形が形成されるまで継続される。これは、図4〜6に示すP+拡散領域34によって示されている。P+拡散領域34の縁36(図4)は、図3に示す破線36を形成している。P+拡散領域34の境界は、図3および7に示すコンポーネントの各々の周囲の破線で示されている。半導体基板24を完全に貫通して展開しているP+拡散領域は、N−基板24と接合を形成しており、したがって、上で言及したように、コンポーネントとコンポーネントの間の電気分離を提供している。
ダイオードD1のカソード48およびダイオードD3のカソード50などの重くドープされたN+領域を形成するための開口を画定するために、半導体基板24の両面がマスクされる。図には示されていないが、ダイオードD2およびD4のカソードは、同様の方法で同時に半導体基板24の中に形成される。ダイオードD1およびD2のカソードは、半導体基板24の頂面に形成され、また、ダイオードD3およびD4のカソードは、半導体基板24の底面に同時に形成される。
また、マスクには、図5に示すN+領域52および54を形成するための開口も含まれている。重くドープされたこれらの半導体領域は、抵抗器R1への金属コンタクトの形成を容易にしている。他の金属を使用することも可能であるが、使用される金属はニッケルである。N+領域52および54は、ダイオードD1〜D4のための他のダイオード・カソード領域48および50の形成と同時に形成される。N型ドーパントには、リンまたは他の適切な任意のドーパントを使用することができる。最後に、重くドープされた界面を抵抗器R2に提供して、該抵抗器R2の上に金属コンタクトを形成するために、半導体基板24の両面にN+領域56および58が形成される。
図5から分かるように、過電圧保護TVSデバイスのカソード53は、領域52の一部として形成される。しかしながら、N+領域52の方が半導体基板24の他のN+領域より深く形成されるため、52および53によって識別されている領域にN+不純物を拡散させるプロセスを実行するために最初にN+領域52がマスクされる。過電圧保護TVSデバイスのP+アノードは、N+領域52および53の一部の中に形成されるため、N+領域52および53は他のN+領域より深い。次に、上で説明したように、半導体基板24の他のN+領域が形成されると、52および53によって識別されている領域に第2の拡散が実行される。それにより、他のN+領域より深い領域52および53が半導体基板24の中に形成される。
ウェハの各々の面からカソード/コンタクト界面マスクが除去され、アノード・マスクがウェハに適用される。このマスクがエッチングされ、ダイオードD1〜D4のアノードを形成するための開口ならびに過電圧保護TVSデバイスのアノードを形成するための開口が画定される。ダイオードD1〜D4のアノードは、軽くドープされたN−基板24の中に形成され、一方、TVSアノード66は、半導体基板24のN+領域53に形成される。ホウ素ドーパントもしくはガリウム・ドーパントまたは他の適切なドーパントをP型不純物として使用することができる。N型不純物およびP型不純物の濃度は、約7ボルトの逆降伏電圧を有する接合60が達成されるように選択される。P型ドーパントがマスク開口中にドライブされる拡散プロセスにより、同じくダイオードD1のP+領域62(図4)が形成され、また、ダイオードD3のP+領域64が形成される。図には示されていないが、対応するダイオードD2およびD4のP+アノード領域が形成される。ダイオードD1およびD2のアノードは、半導体基板24の同じ面に形成され、また、ダイオードD3およびD4のアノードは、半導体基板24の反対側の面に形成される。重くドープされたP+不純物を使用したダイオード・アノードの形成に加えて、その領域の重くドープされたP+表面によって、ダイオード・アノードにニッケル・コンタクトを形成するための優れた界面が提供される。
図6は、図3の線6−6に沿って取った半導体基板24の横断面図である。ダイオードD3の断面は、図4に示す断面と同じであり、また、抵抗器R2の断面は、図5に示す断面と同じである。上で言及したように、ダイオードD3およびD4は、まったく同じ方法で構築されており、N+カソード50および68は、半導体基板24の底面に形成され、また、P+アノード64および70は、半導体基板24の頂面に形成されている。
次に、ウェハが酸化環境にさらされ、半導体材料の表面が酸化してシリコン酸化膜が形成される。シリコン酸化膜がマスクされ、かつ、エッチングされ、格子網またはトレンチが形成される領域を画定する開口が形成される。これらのトレンチによって、ウェハの個々のチップ22の間、ならびに個々のチップ22上に形成されたコンポーネント間に格子構造が形成される。格子構造は、マスクされていない格子領域のウェハをチップ22の半導体材料の中までエッチングすることによって形成される。チップ22は、重くドープされたP+領域およびN+領域を貫通して、軽くドープされたN−基板24の中までエッチングされる。この格子構造によって、ウェハの両面の半導体材料中にトレンチが形成される。これらのトレンチは、図4〜6の横断面図に示されている。
次に、半導体チップ22の頂部トレンチおよび底部トレンチの露出表面がガラス・パッシベーション材料でパッシベートされる。標準リードアルミノボロシリケート・ガラス絶縁およびパッシベーション材料(standard leadaluminoborosilicate glass insulating and passivating material)であることが好ましい。このパッシベーションにより、トレンチによって露出した様々な半導体領域の縁が密閉される。図4に示す中央の頂部トレンチの表面を覆っているパッシベーションは、数表示88で識別されており、頂部トレンチおよび底部トレンチは、すべて同じ方法でパッシベートされていることは理解されよう。パッシベーション・プロセスの間、ガラス材料によってシリコン酸化膜マスクの上隅にリップが形成される。このリップは、図4に参照数表示30で示されており、また、図3および7に、陰影が施された長方形の輪で示されている。図5に示すように、TVSデバイスのP+領域66およびN+領域53によって画定される接合の上に環状形ガラス・パッシベーション86が形成される。ガラス・パッシベーション・ステップが完了すると、適切なエッチングによってシリコン酸化膜マスクが除去される。
半導体基板24の処理の次のステップで、半導体チップ22の両方の表面に金属コンタクトが形成される。半導体基板24の頂部に形成された頂部金属コンタクト領域は、図3に、頂部ダイオード・コンタクト・パッド26(D1)、72(D2)、74(D3)および78(D4)として示されている。抵抗器R1およびR2の頂部コンタクトは、コンタクト・パッド38(R1)および42(R2)を備えている。過電圧保護TVSデバイスの頂部コンタクト・パッドは、数表示46で示されている。半導体基板24の底部に形成された底部金属コンタクト領域は、図7に、底部ダイオード・コンタクト・パッド28(D1)、80(D2)、84(D3)および82(D4)として示されている。抵抗器R1およびR2の底部コンタクトは、コンタクト・パッド40(R1)および44(R2)を備えている。過電圧保護TVSデバイスの底部金属コンタクトは存在していない。金属コンタクトは、半導体チップ22の表面全体にニッケル金属をめっきすることによって、あるいはニッケル金属を付着させることによって、重くドープされた様々なP+領域およびN+領域の上に形成される。ニッケル金属は、ガラス・パッシベーション領域には粘着せず、コンタクト領域を画定している残りの半導体領域にのみ粘着する。ニッケル材料として金属が選択され、従来の半導体処理方法を使用して付着またはめっきされる。また、図4〜6には様々な金属コンタクトが示されている。次に、ウェハを個々の半導体チップ22に分割するために、ウェハが個々のチップ22の周りでスクライビングされ、かつ、分断される。
本発明による過電圧保護回路10を具体化した個々のチップ22は、リード・フレーム部材にはんだ付けされる。また、チップ22のコンポーネント間の相互接続を提供するために、金属プリフォームがチップ22の様々なコンタクト・パッドに取り付けられる。図8および図9はこれを示したものである。最初に、半導体チップ22の頂部コンタクト・パッドおよび底部コンタクト・パッドにはんだペーストが塗布される。
図7は半導体チップ22の底面を示したものであり、また、図8は、リード・フレーム部材に取り付けられた半導体チップ22の底面を示したものである。リード・フレーム部材90は、対応するダイオードD2およびD4の底部コンタクト・パッド80および82にはんだ付けされており、したがってダイオードD2のアノードをダイオード4のカソードに短絡している。これが、図1に示す導体98である。リード・フレーム部材92は、抵抗器R1の底部コンタクト・パッド40に取り付けられている。リード・フレーム部材92は、図1に示す導体100を画定している。リード・フレーム部材94は、抵抗器R2の底部コンタクト・パッド44に取り付けられている。このリード・フレーム部材94は、図1に示す導体102を画定している。最後に、ダイオードD1およびD3の底部コンタクト・パッド28および84は、リード・フレーム部材96に取り付けられている。リード・フレーム部材96は、図1に示す導体104を画定しており、ダイオードD1のアノードをダイオードD3のカソードに接続している。
図8には、SO−8パッケージに実装する際に使用されることになるリード・フレーム部材のコンタクト端子部材が示されている。コンタクト端子1および8のいずれかまたはそれらの両方を通信線路のチップ線路導体に接続することができる。コンタクト端子4または5のいずれかあるいはそれらの両方を通信線路のリング導体に接続することができる。コンタクト端子6および7のいずれかまたはそれらの両方をバイアス電圧源の正の端子に接続することができる。最後に、コンタクト端子2および3のいずれかまたはそれらの両方をバイアス電圧源の接地端子に接続することができる。
図1に示す回路を形成するための半導体チップ22のコンタクト・パッド間の他の相互接続は、図9に示すように、金属プリフォームを使用して実施される。金属プリフォームは、半導体チップ22の頂部コンタクト・パッドに取り付けられている。金属プリフォーム106は、コンタクト・パッド26(D1)、38(R1)および72(D2)に取り付けられている。金属プリフォーム106は、事実上、図1に示す回路の導体108を画定している。金属プリフォーム110は、頂部コンタクト・パッド74(D3)、46(TVS)、42(R2)および78(D4)に取り付けられている。金属プリフォーム110は、事実上、図1に示す導体112を画定している。半導体チップ22がリード・フレーム部材および金属プリフォームに固着されると、アセンブリにリフローはんだ付けプロセスが実施され、頂部コンタクト・パッドおよび底部コンタクト・パッドが対応する金属プリフォームおよびリード・フレーム部材にはんだ付けされる。次に、リード・フレームのコンタクト端子がリード・フレーム・キャリヤから切断され、SO−8パッケージに合致する構成に曲げられる。次に、パッケージされたチップがリード・フレーム・キャリヤから除去され、その機能が試験される。
以上、過電圧保護回路を微小パッケージに組み込む技法および対応する集積回路チップを開示した。半導体基板の面と面の間に大電流運搬ダイオードが製造され、2つのダイオード・カソードが半導体基板の一方の面に形成され、2つのダイオード・アノードが半導体基板の反対側の面に形成される。大電流TVSデバイスが、一方の端子が金属コンタクトに接続され、もう一方の端子がバイアス抵抗器に内部接続された表面デバイスとして形成される。バイアス抵抗器は、ドープされた半導体領域として形成され、TVSデバイスの接合容量を小さくするためにバイアス電圧源に接続するように適合されている。過電圧保護回路は、費用有効性の高い過電圧保護デバイスを提供するために、その全体が単一の半導体チップの中に統合され、かつ、パッケージ化されている。
以上、特定の回路、半導体構造およびパッケージ化デバイスを参照して本発明の好ましい実施形態および他の実施形態を開示したが、特許請求の範囲の各請求項によって定義されている本発明の精神および範囲を逸脱することなく、エンジニアリング選択の問題として多くの細部変更を加えることができることを理解されたい。
本発明の一実施形態の過電圧保護回路を略電気形態で示す図である。 本発明によるパッケージ化過電圧保護回路の等角図である。 本発明の特徴を具体化した半導体チップの上面図である。 図3に示す集積回路チップの線4−4に沿って取った横断面図である。 図3に示す集積回路チップの線5−5に沿って取った横断面図である。 図3に示す集積回路チップの線6−6に沿って取った横断面図である。 図3に示す集積回路チップの底面図である。 リード・フレーム部材への底部コンタクト・パッドの接続を示す集積回路チップの底面図である。 集積回路の頂部コンタクト・パッドを相互接続するプリフォーム部材を備えた集積回路チップの上面図である。

Claims (20)

  1. 過電圧保護回路であって、
    第1の回路接合点を形成するためにカソードがまとめて接続された第1の対のダイオード、および第2の回路接合点を形成するためにアノードがまとめて接続された第2の対のダイオードであって、前記第1および第2の対のダイオードがブリッジ回路を画定している第1の対のダイオードおよび第2の対のダイオードと、
    前記第1の回路接合点と前記第2の回路接合点の間に接続された過電圧保護デバイスと、
    前記第1の回路接合点に接続された第1の抵抗器と、前記第2の回路接合点に接続された第2の抵抗器と、
    を備え、前記第1および第2のダイオード対ならびに前記過電圧保護回路が半導体チップの中に形成された過電圧保護回路。
  2. 前記第1の対のダイオードの各々が、前記半導体チップの一方の面に形成されたアノード、および前記半導体チップの反対側の面に形成された対応するカソードを有する、請求項1に記載の過電圧保護回路。
  3. 前記第2の対のダイオードの各々が、前記半導体チップの一方の面に形成されたアノード、および前記半導体チップの反対側の面に形成された対応するカソードを有する、請求項2に記載の過電圧保護回路。
  4. 前記第1の対のダイオードが、前記半導体チップの同じ面に形成された対応するカソードを有し、前記第2の対のダイオードが、前記半導体チップの反対側の面に形成された対応するカソードを有する、請求項3に記載の過電圧保護回路。
  5. 前記抵抗器の一方が前記半導体チップ内で前記過電圧保護デバイスに内部接続された、請求項に記載の過電圧保護回路。
  6. 前記抵抗器がそれぞれ約100〜500オームの範囲の抵抗を有する、請求項に記載の過電圧保護回路。
  7. 前記第1の抵抗器および前記第2の抵抗器が、前記半導体チップの一方の面から前記半導体チップの反対側の面まで展開している、請求項に記載の過電圧保護回路。
  8. 前記第1および第2の抵抗器の抵抗が前記半導体チップの基板のバルク抵抗からなる、請求項に記載の過電圧保護回路。
  9. 前記過電圧保護デバイスが2端子なだれデバイスである、請求項1に記載の過電圧保護回路。
  10. 前記なだれデバイスが、約7ボルトの降伏電圧を提供するようにドープされたPN接合である、請求項に記載の過電圧保護回路。
  11. 前記回路が、電圧源に接続するためのコンタクト・パッドと、接地に接続するためのコンタクト・パッドと、通信線路のチップ導体に接続するためのコンタクト・パッドと、前記通信線路のリング導体に接続するためのコンタクト・パッドとを備えた、請求項1に記載の過電圧保護回路。
  12. 前記半導体チップの一方の面が結合されたリード・フレームと、前記半導体チップの反対側の面の様々な半導体領域を1つに短絡するための複数のプリフォームとをさらに備えた、請求項1に記載の過電圧保護回路。
  13. 前記半導体チップ、前記プリフォームおよび前記リード・フレームの少なくとも一部をカプセル封じするためのカプセル封じ材料をさらに備えた、請求項12に記載の過電圧保護回路。
  14. 過電圧保護回路であって、
    半導体チップと、
    前記半導体チップの中に形成された第1の対のダイオードと、
    前記第1の対のダイオードの各々に結合されたアノード・コンタクトおよびカソード・コンタクトであって、前記アノード・コンタクトが前記半導体チップの一方の面に形成され、前記カソード・コンタクトが前記半導体チップの反対側の面に形成されたアノード・コンタクトおよびカソード・コンタクトと、
    前記半導体チップの中に形成された第2の対のダイオードと、
    前記第2の対のダイオードの各々に結合されたアノード・コンタクトおよびカソード・コンタクトであって、前記第2の対のダイオードの前記アノード・コンタクトが前記半導体チップの一方の面に形成され、前記第2の対のダイオードの前記カソード・コンタクトが前記半導体チップの反対側の面に形成されたアノード・コンタクトおよびカソード・コンタクトと
    を備え、
    前記第1の対のダイオードの前記アノード・コンタクトが前記半導体チップの同じ面に形成され、また、前記第2の対のダイオードの前記アノード・コンタクトが前記半導体チップの反対側の面に形成され、
    前記半導体チップの中に形成された第1の抵抗器および第2の抵抗器であって、前記第1の抵抗器の一方の端子が前記過電圧保護デバイスのカソードに接続され、前記第1の抵抗器のもう一方の端子が外部の第1の基準電圧に接続するように適合され、前記第2の抵抗器の一方の端子が前記過電圧保護デバイスのアノードに接続され、前記第2の抵抗器のもう一方の端子が外部の第2の基準電圧に接続するように適合された第1の抵抗器および第2の抵抗器をさらに備え、
    前記第1の対のダイオードおよび前記第2の対のダイオードがダイオード・ブリッジを形成するように接続され、過電圧保護デバイスが前記半導体チップの中に形成され、かつ、前記ダイオード・ブリッジに接続された過電圧保護回路。
  15. 半導体基板の中に過電圧保護回路を形成する方法であって、
    前記半導体基板の中に第1の抵抗器および第2の抵抗器を形成するステップと、
    前記第1および第2の抵抗器の中に重くドープされた領域を形成するステップであって、前記重くドープされた領域が前記抵抗器に金属コンタクトを形成するように適合されたステップと、
    前記第1の抵抗器の1つの重くドープされた領域にTVSデバイスのPN接合を形成するステップであって、それにより前記TVSデバイスが前記第1の抵抗器の第1の端子に接続されるステップと、
    前記半導体基板のコンタクト・パッドに電気接続されるよう、前記第1の抵抗器の第2の端子を形成するステップと、
    前記第2の抵抗器の第2の端子を前記TVSデバイスに接続するステップと、
    前記半導体基板の中にダイオード・ブリッジを形成するステップおよび前記TVSデバイスを前記ダイオード・ブリッジに接続するステップと、
    パッケージされたデバイスを形成するために、前記ダイオード・ブリッジ、前記抵抗器および前記TVSデバイスをカプセル封じするステップと
    を含む方法。
  16. 各ダイオードのカソードが前記半導体基板の一方の面に形成され、各ダイオードのアノードが前記半導体基板の反対側の面に形成されるように前記ブリッジのダイオードを形成するステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記半導体基板の一方の面から前記半導体基板の反対側の面にわたって前記第1および第2の抵抗器の各々を形成するステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記パッケージされたデバイスのための4つの異なるコンタクト端子を形成するステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  19. 前記半導体基板の同じ面に形成されたカソードおよびアノードを備えた前記TVSデバイスを形成するステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  20. 前記半導体基板のコンタクト・パッドに電気接続されるよう、前記第2の抵抗器の第2の端子を形成するステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
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