JP5242994B2 - 固体酸化物形燃料電池 - Google Patents
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Description
このSOFCでは、発電単位として、例えば層状の固体電解質体の一方の側に燃料ガスと接する燃料極を設けるとともに、他方の側に空気と接する空気極を設けた発電セルが使用されており、特に性能を高めるために、前記セルを複数積層(スタック)したSOFCが開発されている。
また、本発明では、導電性中間材は、銀又は銀を含む合金からなる箔であり、本発明者らの実験によれば、導電性中間材として箔を用いたものが、作業が容易で、しかも接触抵抗が小さく好適である。
更に、本発明では、銀を含む合金が、パラジウム、銅、チタンのうち少なくとも1種を含んでいる。
しかも、本発明では、スタック側出力端子部と出力用導電部材とが、導電性中間材を介して、ねじの螺合により結合されているので、燃料電池の構成及び製造方法を簡易化することができる。
その上、本発明では、スタック側出力端子部の接続部分が雌ねじで、出力用導電部材の接続部分が雄ねじであるので、スタック側の構成を簡易化でき、また、接続作業も容易である。
更に、本発明では、雄ねじと雌ねじとの両表面に密着するように、導電性中間材が配置されている。例えばリード部を溶接した場合の熱による悪影響を生じることなく、コンパクトな構成で、大きな出力を取り出すことができる。
本発明では、出力用導電部材がニッケルを主体とする材料からなるので、耐熱性及び導電性に優れている。
・ここで、前記固体電解質体(固体酸化物体)は、電池の作動時に燃料極に導入される燃料ガス又は空気極に導入される酸化剤ガスのうちの一方の一部をイオンとして移動させることができるイオン伝導性を有する。このイオンとしては、例えば酸素イオン及び水素イオン等が挙げられる。また、燃料極は、還元剤となる燃料ガスと接触し、セルにおける負電極として機能する。空気極は、酸化剤となる酸化剤ガスと接触し、セルにおける正電極として機能する。
燃料ガスとしては、水素、炭化水素、水素と炭化水素との混合ガス、及びこれらのガスを所定温度の水中を通過させ加湿した燃料ガス、これらのガスに水蒸気を混合させた燃料ガス等が挙げられる。炭化水素は特に限定されず、例えば、天然ガス、ナフサ、石炭ガス化ガス等が挙げられる。この燃料ガスとしては水素が好ましい。これらの燃料ガスは1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用することもできる。また、50体積%以下の窒素及びアルゴン等の不活性ガスを含有していてもよい。
図1及び図2に示す様に、本実施例の燃料電池1は、燃料ガス(例えば水素)と酸化剤ガス(例えば空気(詳しくは空気中の酸素))との供給を受けて発電を行う装置であり、発電単位である板状の固体酸化物形燃料電池セル(以下単に燃料電池セルと記す)3が複数個(例えば15個)積層された固体酸化物形燃料電池スタック(以下単に燃料電池スタックと記す)5を備えている。
更に、燃料電池セル3は、前記セル本体37や集電体41の周囲を囲む様に、空気流路33側の金属製の空気極フレーム43と、セラミックス製の絶縁フレーム45と、セル本体37を接合して配置するとともにガス流路を遮断する金属製のセパレータ47と、燃料ガス流路27側の金属製の燃料極フレーム49とを備えている。
b)次に、燃料電池1のガス流路について説明する。
図6(a)(図1のY−Y断面図)に示す様に、燃料電池1の第6固定部材21の上方の燃料入口91から供給された燃料ガスは、ボルト21aの中空部93や横穴95を介して、各セル3内の燃料ガス流路27に供給される。
図6(b)(図1のX−X断面図)に示す様に、燃料電池1の第8固定部材25の上方の空気入口103から供給された空気は、ボルト25aの中空部105や横穴107を介して、各セル3内の空気流路33に供給される。
まず、(燃料電池スタック5を構成する部材として)例えばSUS430からなる板材を打ち抜いて、(エンドプレート7、9を除く)コネクタプレート39、空気極フレーム43、セパレータ47、燃料極フレーム49を製造した。
燃料電池セル3のセル本体37を、定法に従って製造した。具体的には、燃料極29のグリーンシート上に、固体電解質体31の材料を印刷し、その上に空気極35の材料を印刷し、その後焼成した。尚、セル本体37は、セパレータ47にロウ付けして固定した。
次に、別途製造したねじ部材であるニッケル製の出力用導電部材77、79を用い、その先端のねじ部83の外周に、導電性中間材85として銀箔を巻き付けた。そして、その状態で、ねじ部83を各エンドプレート9、8のねじ孔81にねじ込んで固定し、燃料電池1を完成した。
本実施例では、ナット等の固定部材を出力用導電部材として用いるものである。
図7に要部を示す様に、本実施例の燃料電池121では、第1、第2固定部材123、125等(他の固定部材等は図示略)によって、燃料電池スタック129が一体に固定されている。
本実施例は、エンドプレートを延長し、その延長部分に板状の出力用導電部材をボルトで固定したものである。
(実験例)
次に、本発明の効果を確認するために行った実験例1〜3について説明する。
本実験例では、下記表1に示す様に、実験に用いる本発明の範囲の試料1〜7として、前記実施例1又は実施例3と同様な構成の燃料電池を製造した。また、本発明の範囲外の比較例として、試料8の燃料電池を製造した。なお、ここでは、エンドプレートの材質をSUS430とし、出力用導電部材の材質をニッケルとした。
本実験例では、前記実験例1と同様にして、本発明の範囲の試料9〜15(試料1〜7と同様な構成)の燃料電池と、比較例の範囲の試料16(試料8と同様な構成)を製造した。ただし、ここでは、エンドプレートと出力用導電部材の材質を共にSUS430とした(それ以外は、実験例1と同様)。
c)実験例3
この実験例3では、絶縁性スペーサの効果について調べた。
そして、前記実験例1と同様にして耐久試験を行い後に、電気的ショートの発生状況を調べた。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
3…固体酸化物形燃料電池セル
5、129、177…固体酸化物形燃料電池スタック
7、9、155、159、205、209…エンドプレート
29…燃料極
31…固体電解質体
35…空気極
73、75、147、149、151、153、197、199、201、203…絶縁性スペーサ
77、79、123、125、217、229…出力用導電部材
85、161、165、215、227…導電性中間材
Claims (2)
- 固体電解質体と、該固体電解質体の一面に設けられ、燃料ガスに接する燃料極と、該固体電解質体の他面に設けられ、酸化剤ガスに接する空気極と、を有する固体酸化物形燃料電池セルを、複数積層した固体酸化物形燃料電池スタックを備えるとともに、
前記固体酸化物形燃料電池スタックに、その出力端子であるスタック側出力端子部を備えた固体酸化物形燃料電池において、
前記スタック側出力端子部に、前記固体酸化物形燃料電池スタックから外部に出力を取り出す出力用導電部材が接続されるとともに、
前記スタック側出力端子部と前記出力用導電部材との接続部分には、銀又は銀を含む合金からなる導電性中間材が介在し、
且つ、前記導電性中間材は、銀又は銀を含む合金からなる箔であるとともに、前記銀を含む合金が、パラジウム、銅、チタンのうち少なくとも1種を含むものであり、
更に、前記スタック側出力端子部と前記出力用導電部材とが、前記導電性中間材を介して、ねじの螺合により結合された構成を有し、
前記スタック側出力端子部の接続部分が雌ねじで、前記出力用導電部材の接続部分が雄ねじであるとともに、前記雄ねじと前記雌ねじとの両表面に密着するように、前記導電性中間材が配置されたことを特徴とする固体酸化物形燃料電池。 - 前記出力用導電部材が、ニッケルを主体とする材料からなることを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池。
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