JP5234390B2 - リニアステージ - Google Patents
リニアステージ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5234390B2 JP5234390B2 JP2007202033A JP2007202033A JP5234390B2 JP 5234390 B2 JP5234390 B2 JP 5234390B2 JP 2007202033 A JP2007202033 A JP 2007202033A JP 2007202033 A JP2007202033 A JP 2007202033A JP 5234390 B2 JP5234390 B2 JP 5234390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- linear
- guide
- carriage
- pair
- guide surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Linear Motors (AREA)
Description
固定ベース2は、硬ぜい材料で形成することが好ましく、特にグラナイトのような石材で形成することがより好ましい。このグラナイトは、硬く(鋳鉄の2倍以上の硬さをもつ)、組織が細かく、粘りが少ない材料であり、かえりや盛り上がりがない状態で加工できるので、第1案内面21及び第2案内面22a、22bの平面度を高くすることができる。またグラナイトは、温度変化の影響を受けにくいという利点もある。
第1リニアガイド3a及び3bは各々、第1案内面(幅wの部分)21に固設された一対のガイドレール31a及び31bと、各ガイドレールに摺動自在に装着されるスライダ32a及び32bを有する。また第2リニアガイド4a及び4bは各々、第1案内面21と直交する面(高さhの部分)の両端側に形成された第2案内面22a及び22bに固設された一対のガイドレール41a及び41bと、各ガイドレールに摺動自在に装着されるスライダ42a及び42bを有する。これらのリニアガイドにより、キャリッジ5はX軸方向(図1参照)に直線移動することができる。
L字状の断面形状を有するキャリッジ5は、所定間隔をおいてスライダ32a、32bが固設された平板状の第1キャリッジ部材51と、所定間隔をおいてスライダ42a、42bが固設された平板状の第2キャリッジ部材52とを有する。第1キャリッジ部材51の一端側と第2キャリッジ部材52の一端側がネジなどの締結部材(不図示)で結合されて一体化された部材が形成される。
第1キャリッジ部材51と第1案内面21との間に設置された第1リニアモータ6は、第1案内面21にその略全長にわたって固設された固定子61と、その内部に形成された磁気空隙(不図示)内をX軸方向に沿って移動する複数個(本例では4個)の可動子64を備えており、各可動子は各第1キャリッジ部材51に連結されている。
第2キャリッジ部材52と第2案内面22a、22bの間の凹部(段差部)22cとの間に設置された第2リニアモータ7は、凹部22cに設置された固定子71と、その内部に形成された磁気空隙(不図示)内をX軸方向に沿って移動する複数個の可動子74を備えており、各可動子は各第2キャリッジ部材52に連結されている。固定子71と各可動子74は、以下に述べるように第1リニアモータ6と同様の構造を有する。
上記の各キャリッジをX軸方向に移動させる場合は、そのキャリッジが連結された可動子に3相交流電流を流すことにより、フレミングの左手の法則に基づいて、可動子にX軸方向に沿った推力を与えることができる。すなわち上記のリニアモータによれば、各可動子に設けた図示しない磁界検出素子(例えばホール素子)により、固定子を構成する永久磁石の磁極位置を検出し、各コイルに流れる電流の向きを変えることにより、キャリッジをX軸方向に往復移動させることができる。なお、図示を省略するが、各キャリッジの移動範囲だけ固定子側(例えば固定ベース)にリニアスケールを設けるとともに、可動子側(例えばキャリッジ)にセンサ(例えばエンコーダ)を設けて、固定子と可動子との相対位置を検出し、その位置情報を制御回路にフィードバックすることにより、所定の位置決め動作を行うことができる。
上記のリニアステージにより、キャリッジの角度精度(第1キャリッジ部材51の表面510と案内面21とのなす角度の精度)が向上する理由を図2により説明する。各キャリッジ5において、第1キャリッジ部材51はその幅方向(矢印Y方向)の両端部がガイドレール31a、31bで支持され、キャリッジ5を含む可動部がガイドレール31a、31bで支持される。さらに第2キャリッジ部材51はその高さ方向(矢印Z方向)の両端部が、案内面21と直交する案内面22a、22bに設けられたガイドレール41a、41bに拘束されている。この状態で、キャリッジ5がX軸方向に移動すると、キャリッジ5のZ軸方向の変動は第2リニアガイド4a及び4bで抑制される(実質的にZ軸方向には動けない)ので、第1キャリッジ部材51は、ピッチングを伴わずにX軸方向に沿って移動することが可能となる。すなわち、第1キャリッジ部材51の表面510は第1案内面21と平行に移動するので、キャリッジの角度精度を向上することができる。
2:固定ベース、21:第1案内面、22a、22b:第2案内面、22c:凹部
3a、3b:リニアガイド、31a、31b:ガイドレール、32a、32b:スライダ、4a、4b:リニアガイド、41a、41b:ガイドレール、42a、42b:スライダ、
5:キャリッジ、51:第1キャリッジ部材、52:第2キャリッジ部材、
6:リニアモータ、61:固定子、62:ヨーク、63:永久磁石、64:可動子、65:コイルホルダ、
7:リニアモータ、71:固定子、72:ヨーク、73:永久磁石、74:可動子、75:コイルホルダ、
Claims (2)
- 長手方向に伸長しかつ互いに直交して隣接し上面を形成する第1案内面と側面を形成する第2案内面を有する直方体状の固定ベースと、前記第1案内面に設置される一対の第1ガイドレールとその各ガイドレールに摺動自在に装着される一対の第1スライダを有する一対の第1リニアガイドと、前記第2案内面に設置される一対の第2ガイドレールとその各ガイドレールに摺動自在に装着される一対の第2スライダを有する一対の第2リニアガイドと、前記第1リニアガイドに案内される第1キャリッジ部材と前記第2リニアガイドに案内される第2キャリッジ部材とが連結されて断面形状がL字状となるキャリッジと、前記固定ベースの第1案内面に固設される固定子と前記第1キャリッジ部材に連結する可動子を有する第1リニアモータ及び/又は前記固定ベースの第2案内面に固設される固定子と前記第2キャリッジ部材に連結する可動子を有する第2リニアモータとを有し、前記一対の第2リニアガイドによって前記キャリッジの移動方向に対して垂直方向の移動を拘束することを特徴とするリニアステージ。
- 前記第1リニアモータ及び第2リニアモータの固定子は、前記第1案内面及び第2案内面に設置される前記一対の第1リニアガイド及び一対の第2リニアガイドのそれぞれの間に位置しかつそれぞれ一方のリニアガイドに向かって開口するU字型ヨークと、U字型ヨークの内面に固着された複数の永久磁石を有することを特徴とする請求項1に記載のリニアステージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007202033A JP5234390B2 (ja) | 2007-08-02 | 2007-08-02 | リニアステージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007202033A JP5234390B2 (ja) | 2007-08-02 | 2007-08-02 | リニアステージ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009038917A JP2009038917A (ja) | 2009-02-19 |
JP5234390B2 true JP5234390B2 (ja) | 2013-07-10 |
Family
ID=40440389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007202033A Active JP5234390B2 (ja) | 2007-08-02 | 2007-08-02 | リニアステージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5234390B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014036501A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | Hitachi Metals Ltd | リニアモータ装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56101190U (ja) * | 1979-12-29 | 1981-08-08 | ||
JP3692307B2 (ja) * | 2000-07-18 | 2005-09-07 | 株式会社不二越 | ブローチ盤 |
JP4567926B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2010-10-27 | アイセル株式会社 | ガイド装置 |
JP2005051828A (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-24 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | リニアモータ及びステージ |
-
2007
- 2007-08-02 JP JP2007202033A patent/JP5234390B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009038917A (ja) | 2009-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2390991B1 (en) | Mover and linear motor | |
JP5240543B2 (ja) | 可動コイル型リニアモータの組立方法 | |
US8884473B2 (en) | Mover, armature, and linear motor | |
JP2002064968A (ja) | 可動コイル型リニアモータを内蔵したスライド装置 | |
JP2004112864A (ja) | リニアモータを内蔵したxyステージ装置 | |
US11843300B2 (en) | Linear motor, transport apparatus, and production apparatus | |
JP5234390B2 (ja) | リニアステージ | |
TWI505608B (zh) | Linear motors and platform devices | |
JP2012005233A (ja) | リニアモータの制御装置 | |
JP2005039941A (ja) | 円筒形リニアモータ | |
JP2010074976A5 (ja) | ||
JP5088536B2 (ja) | 可動コイル型リニアモータの組立方法 | |
JP2005237087A (ja) | 可動コイル型リニアモータ及びその固定子の磁気回路の組立方法 | |
JP3212801B2 (ja) | リニアモータ | |
US11201533B2 (en) | Planar positioning device | |
JP2006034016A (ja) | 工作機械用リニアモータ | |
JP5313561B2 (ja) | リニアモータ | |
JP2005117831A (ja) | 可動磁石形リニアアクチュエータ | |
JP2005057992A (ja) | 可動コイル型リニアモータ及びその制御方法 | |
KR101080372B1 (ko) | 하나의 lm 가이드와 하나의 자화 반전 편측식 리니어 모터를 구비한 갠트리 구조형 스테이지 | |
JP4483352B2 (ja) | 平面モータ | |
JP5512861B2 (ja) | リニアモータ | |
JP2016036227A (ja) | テーブル装置、位置決め装置、及び精密機械 | |
JP2004104858A (ja) | リニアモータ | |
JP2008099379A (ja) | 薄型リニアモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100603 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110704 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120622 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130314 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5234390 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |