JP5224815B2 - ポリグリコール酸樹脂粒状体組成物およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形、フィルム成形、シート成形、ブロー成形等の各種成形原料として適した粒状ポリグリコール酸樹脂組成物の製造方法に関する。
一般に、微生物分解性あるいは加水分解性により自然環境に対する負荷の少ないとされる脂肪族ポリエステルの中でも、ポリグリコール酸樹脂は特に分解性が大であり、また引張強度等の機械強度、ならびにフィルムないしシートとしたときのガスバリア性も優れるため、釣糸、漁網、養殖網などの水産資材あるいは農業資材、あるいは各種包装(容器)材料としての利用が期待されている(例えば下記特許文献1〜3)。しかしながらポリグリコール酸樹脂はその大なる吸水性および加水分解性が、その応用をしばしば阻害する要因となっている。たとえば、フィラメント、フィルムないしシート状の各種成形品を得るためには、通常の熱可塑性樹脂においては、一般に粒状の成形樹脂原料を得て、これを各種成形に供する。これは、ポリグリコール酸樹脂についても同様であるが、ポリグリコール酸樹脂については、その吸水性および加水分解性により、重合後、乾燥ならびに保管過程を経て、各種(溶融)成形に供されるまでに、あるいは更に溶融成形中に、加水分解により分子量、従って溶融成形性能に直接影響する溶融粘度、が低下して所望の成形性能が得られない場合がある。これは、ポリグリコール酸樹脂単独の成形についても問題であるが、他の熱可塑性樹脂との共押出による積層成形体などの複合材の成形において、特に問題となる。何故ならば、ポリグリコール酸樹脂単独成形ならば、溶融成形温度の調整などにより溶融粘度の調整を通じて成形性能の調整を図ることもそれ程困難ではないが、他の熱可塑性樹脂との複合材の成形においては、変化したポリグリコール酸樹脂の溶融粘度に応じて自由に成形条件を変化する訳にはいかず、例えば積層体における相対厚さの変化、あるいは厚さ斑などの製品不良につながるおそれが大である。
WO2003/037956A1公報 特開平10−60136号公報 WO2005/072944A1公報
発明の開示
従って、本発明の主要な目的は、重合後、保管等の成形前あるいは更に成形中の工程における性状変化を考慮した上で安定な溶融成形性を示す各種成形原料としてのポリグリコール酸樹脂粒状体組成物ならびにその製造方法を提供することにある。
本発明者等の研究によれば、上述の目的の達成のためには、それぞれの含有水分量および溶融粘度を一定範囲に調整し成形中の性状変化を抑制した上で、目標とする成形原料の溶融粘度を考慮しつつ、(少なくとも)二種のポリグリコール酸樹脂粒状体を混合することが有効であることが見出された。
すなわち、本発明のポリグリコール酸樹脂粒状体組成物は、それぞれ含有水分量が110ppm以下であり、溶融粘度(270℃、剪断速度121sec−1における測定値をいう。以下、同様)の比が1を超え10以下である第1および第2のポリグリコール酸樹脂粒状体の混合物からなることを特徴とするものである。
また本発明のポリグリコール酸樹脂粒状体組成物の製造方法は、上記第1および第2のポリグリコール酸樹脂粒状体を混合することを特徴とするものである。
なお、本発明者らによれば、二種のポリグリコール酸樹脂粒状体の混合物の溶融粘度については、その対数値が、二種のポリグリコール酸樹脂粒状体の溶融粘度の対数値の加重平均により、ほぼ得られることが見出された。従って、これに基づき、二種のポリグリコール酸樹脂の粒状体の配合割合を決定することができる。
以下、本発明のポリグリコール酸樹脂粒状体組成物およびその製造方法を、その好ましい態様について、遂次説明する。
(ポリグリコール酸樹脂)
本発明で使用するポリグリコール酸樹脂(以下、しばしば「PGA樹脂」という)は、式−(O・CH・CO)−で表わされるグリコール酸繰り返し単位のみからなるグリコール酸の単独重合体(PGA、グリコール酸の2分子間環状エステルであるグリコリド(GL)の開環重合物を含む)に加えて、上記グリコール酸繰り返し単位を70重量%以上含むポリグリコール酸共重合体を含むものである。
上記グリコリド等のグリコール酸モノマーとともに、ポリグリコール酸共重合体を与えるコモノマーとしては、例えば、シュウ酸エチレン(即ち、1,4−ジオキサン−2,3−ジオン)、ラクチド類、ラクトン類(例えば、β−プロピオラクトン、β−ブチロラクトン、β−ピバロラクトン、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトン、ε−カプロラクトン等)、カーボネート類(例えばトリメチリンカーボネート等)、エーテル類(例えば1,3−ジオキサン等)、エーテルエステル類(例えばジオキサノン等)、アミド類(εカプロラクタム等)などの環状モノマー;乳酸、3−ヒドロキシプロパン酸、3−ヒドロキシブタン酸、4−ヒドロキシブタン酸、6−ヒドロキシカプロン酸などのヒドロキシカルボン酸またはそのアルキルエステル;エチレングリコール、1,4−ブタンジオール等の脂肪族ジオール類と、こはく酸、アジピン酸等の脂肪族ジカルボン酸類またはそのアルキルエステル類との実質的に等モルの混合物;またはこれらの2種以上を挙げることができる。これらコモノマーは、その重合体を、上記グリコリド等のグリコール酸モノマーとともに、ポリグリコール酸共重合体を与えるための出発原料として用いることもできる。
PGA樹脂中の上記グリコール酸繰り返し単位は70重量%以上であり、好ましくは90重量%以上である。この割合が小さ過ぎると、PGA樹脂に期待される強度あるいはフィルムとしたときのガスバリア性が乏しくなる。
PGA樹脂は、ヘキサフルオロイソプロパノール溶媒を用いるGPC測定における分子量(ポリメチルメタクリレート換算のMw(重量平均分子量))が3万〜80万、さらには5万〜50万、特に6万〜30万の範囲であることが好ましい。分子量が小さ過ぎると、成形物としたときの強度が不足しがちである。逆に分子量が大き過ぎると、溶融押出、成形加工が困難となる場合がある。
これらPGA樹脂は、好ましくはグリコリドの、例えば二塩化スズ等の開環重合触媒の存在下での塊状開環重合により製造され、この際、水および/またはアルコールを開始剤兼分子量調節剤として使用することにより、制御された分子量のPGA樹脂が得られる。このような、水および/またはアルコールを開始剤兼分子量調節剤として使用するグリコリドの塊状開環重合の詳細は、WO2004/033527A1公報あるいはWO2005/044894A1公報に開示されており、これら特許文献の開示は必要に応じて参照により本明細書に包含するものとする。
実用的には、成形原料としての第1および第2のPGA樹脂粒状体は、ともに溶融粘度(270℃、剪断速度121sec−1での測定値)が、20〜5000Pa・s、特に50〜3000Pa・sの範囲となるように調節される。また両者間の溶融粘度比は、1を超え、10以下、好ましくは3以下、さらに好ましくは1.05〜2の範囲とする。第1と第2のPGA樹脂粒状体の溶融粘度比が1を超えるとは、両者の溶融粘度が実質的に異なることを意味する。これは、本発明の主たる目的が相対的に小なる溶融粘度の、例えば第1のPGA樹脂粒状体と、相対的に大なる溶融粘度の、例えば第2のPGA樹脂粒状体との混合により、両者の間の目標溶融粘度を有するPGA樹脂粒状体組成物を与えることにあるからであり、溶融粘度調整の効果を大ならしめるためには、溶融粘度比は1.05以上が好ましい。他方溶融粘度比が10を超えると、低溶融粘度(低分子量)PGA樹脂粒状体の影響が強く出て、下記方法により設定した第1および第2のPGA樹脂粒状体の配合割合では目標とする溶融粘度よりも下回る溶融粘度の組成物が得られ、成形加工が困難になる。また、低溶融粘度樹脂粒状体を構成する低分子量PGAの影響が強く出て、PGA樹脂の耐水性が低下する場合がある。
すなわち、本発明者らの知見によれば、溶融粘度比が10以下である二種のポリグリコール酸樹脂粒状体の混合物については、前述したようにその混合物の溶融粘度の対数値が、ほぼ二種のポリグリコール酸樹脂粒状体の溶融粘度の対数値の加重平均により得られることが見出されている。
従って、本発明の好ましい態様においては、溶融粘度がA[Pa・s]である第1のPGA樹脂粒状体と、溶融粘度がB[Pa・s]である第2のPGA樹脂粒状体とを、それぞれ、目標溶融粘度X[Pa・s]に対して、下式(1)で定まる重量分率m1およびm2(但し、m1+m2=1)の割合を基準にして混合することにより本発明の組成物を得る:
logX=(m1×logA+m2×logB)……(1)
ここで「基準にして」とは、上記式1で定まる重量分率m1とm2については、それぞれ分率として0.05程度は適宜増減し得る(但しm1+m2=1)ということである。
本発明で用いる第1および第2のPGA樹脂粒状体は、重合後、含有水分量が110ppm以下、好ましくは80ppm以下、最も好ましくは50ppm以下となるように乾燥ならびに保管される必要がある。含有水分量が110ppmを超えるPGA樹脂粒状体は、溶融成形中における溶融粘度低下が無視できないからである。その含有水分量が低くなるほど、混合物であるPGA樹脂粒状体を所望の溶融粘度に制御しやすい。
第1と第2のPGA樹脂粒状体は、化学的に同一組成である必要性はない。たとえば、一方をポリグリコール酸の単独重合体とし、他方をグリコール酸共重合体とする態様、あるいはともに組成の異なるグリコール酸共重合体の組合わせ態様が考えられる。
第1および第2のPGA樹脂粒状体に加えて、同様に含有水分量を低減した第3のPGA樹脂粒状体をさらに混合することもできる。たとえば第1および第2のPGA樹脂粒状体をともにポリグリコ−ル酸の単独重合体として、それらの混合により主として溶融粘度の調整を行い、第3のPGA樹脂粒状体としてグリコール酸の共重合体を用い、その溶融粘度を考慮しつつ組成調整を行うような態様が考えられる。この場合、たとえば上記(1)式にしたがって、第1および第2のPGA樹脂粒状体の混合により、X[Pa・s]の混合溶融粘度が得られる場合、目標溶融粘度Y[Pa・s]を得るためには、さらに溶融粘度C[Pa・s]の第3のPGA樹脂粒状体を、下式(2)で定まる重量分率m3(ただしm1+m2=1)の割合で混合すればよい。
logY=((m1+m2)×logX+m3×logC))/(m1+m2+m3)
……(2)。
もっとも、m1+m2+m3=1となるように第1〜第3のPGA樹脂粒状体を一度に混合することももちろん可能であり、この場合には、例えば第1のPGA重合体の重量分率m1を0<m1<1の範囲の任意の値に設定し、残りのm2,m3を下式(3)で決定すればよい。
logX=(m1×logA+m2×logB+m3×logC) ……(3)。
溶融粘度Cは、溶融粘度AおよびBのいずれかと同じであってもよいし、いずれとも異なってもよい。
本発明で用いるPGA樹脂粒状体には、上記のような塊状重合で得られた重合物の粉砕により得られた粉粒体およびこれを一旦溶融後、再度切断等により粒状化したペレット(の集合体)が含まれる。ペレットがより好ましい。何故ならば、粉粒体には、粉砕により生じた微粉ないし微粒子が多く含まれ、それらは吸水性が大となり全体としての性状が不均一となりがちであるからである。これに対し、ペレットは形状(通常は短円筒形)および粒径が一定化し、また吸水性も一様に小さくなり、成形直前までの性状が全体として均一となるからであり、従って上記(1)式による配合比決定により得られた組成物の溶融粘度の目標溶融粘度との一致も良好となり、成形加工特性が安定化する。
本発明で用いる第1および第2のPGA樹脂粒状体(さらには第3のPGA樹脂粒状体)は、それぞれ上記したPGA樹脂単独からなるものでもよいが、本発明の組成物から得られる最終成形体製品の耐水性、熱安定性を向上するために、その少なくとも一方に、カルボキシル基封止剤および/または熱安定剤を含むことが好ましい。これら添加剤は、成形前に、PGA樹脂粒状体と混合して成形原料を形成してもよいが、ペレット化工程で加えて、PGA樹脂とともに溶融混合してペレット化することが、より好ましい。特に、熱安定剤をPGA樹脂の溶融前に加えておくことで、溶融(混合)過程におけるグリコリド含有量の増加を抑制する効果が得られる。
カルボキシル基封止剤としては、ポリ乳酸等の脂肪族ポリエステルの耐水性向上剤として知られているものを一般に用いることができ、例えば、N,N−2,6−ジイソプロピルフェニルカルボジイミドなどのモノカルボジイミドおよびポリカルボジイミド化合物を含むカルボジイミド化合物、2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′−p−フェニレンビス(2−オキサゾリン)、2−フェニル−2−オキサゾリン、スチレン・イソプロペニル−2−オキサゾリンなどのオキサゾリン化合物;2−メトキシ−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジンなどのオキサジン化合物;N−グリシジルフタルイミド、シクロへキセンオキシド、トリグリシジルイソシアヌレートなどのエポキシ化合物などが挙げられる。なかでもカルボジイミド化合物やエポキシ化合物が好ましい。これらカルボキシル基封止剤は、必要に応じて2種以上を併用することが可能であり、PGA樹脂100重量部に対して、0.01〜10重量部、更には0.1〜2重量部、特に0.2〜1重量部の割合で配合することが好ましい。
また熱安定剤の好ましい例としては、ペンタエリスリトール骨格構造を有するリン酸エステル、炭素数が好ましくは8〜24のアルキル基を有する(亜)リン酸アルキルエステル等が挙げられ、その具体例のいくつかはWO2003/037956A1公報(その開示は、参照により本明細書に包含するものとする)に開示されている。これら熱安定剤は、脂肪族ポリエステル100重量部に対して、好ましくは3重量部以下、より好ましくは0.003〜1重量部の割合で用いられる。
ペレット化に際しては、PGA樹脂粉粒体と熱安定剤等とを、好ましくは230〜280℃、より好ましくは、240〜270℃の温度範囲に加熱して溶融(混合)する。溶融(混合)手段は基本的には任意であり、攪拌機、連続式混練機等も用いられるが、短時間処理が可能であり、その後の冷却工程への移行も円滑に行われる押出機(たとえば、同方向回転二軸混練押出機、異方向回転二軸混練押出機)中での加熱溶融(混合)が好ましい。熱溶融温度が230℃未満では、カルボキシル基封止剤や熱安定剤などの添加剤効果が不十分となりやすい。他方280℃を超えると、PGA樹脂ペレットの着色が起こりやすい。
溶融PGA樹脂(混合)押出物(ストランド)の冷却は、空冷あるいは水冷により行われるが、固化後のストランドの歪発生を防止し、切断により生成するペレットの粒径の均一化のために、水冷がより好ましい。
上記のようなPGA樹脂溶融(混合)物を水冷するに先立っては、溶融PGA樹脂組成物中の含有グリコリド量を0.6重量%以下、より好ましくは0.3重量%以下に抑制しておき、冷却中のPGA樹脂の加水分解を抑制することが好ましい。溶融PGA樹脂組成物中の含有グリコリド量を抑制するためには、(イ)原料PGA樹脂中の含有グリコリド量の低下、(ロ)上記した熱安定剤の配合、(ハ)例えば押出機による溶融混合中のベント排気による低沸点グリコリドの放出、のいずれも効果があり、これらを適宜組合せることにより、含有グリコリド量0.6重量%以下を達成する。特に、(イ)原料PGA樹脂中の含有グリコリド量を予め、0.5重量%未満、特に0.2重量%以下に低下しておくことが好ましい。このような含有グリコリド量の少ないPGA樹脂を得るためには、グリコリドを開環重合してPGA樹脂を製造するに際して少なくとも重合後期を固相重合反応として進行させ、生成したPGA樹脂をグリコリドの気相への脱離除去工程に付すPGA樹脂の製造方法を適用することが好ましい(WO2005/090438A1公報参照)。
冷却工程でPGA樹脂組成物の結晶化が不充分の場合には、冷却による固化後、ペレット化前または/およびペレット化後に、結晶化促進のための付加的工程を置くことができる。この場合には、媒体としてはPGA樹脂組成物のTg〜約100℃の範囲内の水性媒体あるいはそれよりも若干高温の加熱空気も好適に用いられる。
冷却・固化後のストランドは、例えばカッターにより切断されペレット化される。かくして形成されたペレットで代表される第1および第2(さらには第3)のPGA樹脂粒状体は、いずれも粒径(ペレットの場合は、その体積に基づく真球相当直径)が1〜4mm程度に調整され、必要に応じて乾燥することにより、成形前まで110ppm以下の含有水分量が維持されるように保管され、成形前における溶融粘度AおよびB[Pa・s]に基づいて、前記式(1)(および(2))により、目標粘度X[Pa・s]を与えるべく、それぞれm1およびm2(ならびにm3)の重量分率で混合することにより、本発明のPGA樹脂粒状体組成物が得られる。得られた組成物は、射出成形、フィルム成形、シート成形、ブロー成形等の各種成形法により、単独成形により、またはポリエチレンテレフタレート等の他の熱可塑性樹脂との、例えば積層状態での複合成形による成形品製造に供される。
なお、本発明のPGA樹脂粒状体組成物は、上記第1および第2(さらには第3)のPGA樹脂粒状体は、それらの粒状混合物状態で、そのまま各種成形原料として用いることができるが、予め、これらを溶融混合した後、再度粒状化(ペレット化)して、粒径が1〜4mmの溶融混合ペレットの状態で各種成形に供することも、成形条件の安定化の観点で好ましい。
本発明のPGA樹脂粒状体組成物を得るための、第1および第2(さらには第3)のPGA樹脂粒状体の混合のためには、公知の乾式混合装置が使用できる。具体的には、タンブラー、リボン型ブレンダ―、高速ミキサー、ナウタミキサーなどがあげられる。また混合中のPGA粒状体の吸水を避けるために、混合装置に乾燥空気を流し込む等の操作を、混合前に行うことが好ましい。混合は、通常、室温で行われるが、本発明に悪影響を及ぼさない場合には、約200℃程度までの昇温は許容され得る。
本発明において、成形品の機械的強度の向上、その他の特性を付与するために、充填材を第1および第2(さらには第3)の粒状体の少なくとも一方に配合することにより、あるいはこれら粒状体と混合して、使用することが可能であり、その種類は特に限定されるものではないが、繊維状、板状、粉末状、粒状などの充填材を使用することができる。具体的には、ガラス繊維、PAN系やピッチ系の炭素繊維、ステンレス繊維、アルミニウム繊維や黄銅繊維などの金属繊維、キチン・キトサン、セルロース、綿などの天然繊維、芳香族ポリアミド繊維などの有機合成繊維、石膏繊維、セラミック繊維、アスベスト繊維、ジルコニア繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、酸化チタン繊維、炭化ケイ素繊維、ロックウール、チタン酸カリウムウイスカー、チタン酸バリウムウイスカー、ほう酸アルミニウムウイスカー、窒化ケイ素ウイスカーなどの繊維状あるいはウイスカー状充填材;マイカ、タルク、カオリン、シリカ、砂などの天然無機鉱物、炭酸カルシウム、ガラスビーズ、ガラスフレーク、ガラスマイクロバルーン、クレー、二硫化モリブデン、ワラステナイト、モンモリロナイト、酸化チタン、酸化亜鉛、ポリ燐酸カルシウム、グラファイトなどの粉状、粒状あるいは板状の充填材が挙げられる。ガラス繊維の種類は、一般に樹脂の強化に用いられるものなら特に限定はなく、たとえば長繊維タイプや短繊維タイプのチョップドストランド、ミルドファイバーなどから選択して用いることができる。また、上記の充填材は2種以上を併用することもできる。なお、本発明に使用する上記の充填材は、その表面を公知のカップリング剤(たとえばシラン系カップリング剤、チタネート系カップリング剤など)、その他の表面処理剤で処理して用いることもできる。またガラス繊維は、エチレン/酢酸ビニル共重合体などの熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂で被覆あるいは集束されていてもよい。充填材の添加量は、PGA樹脂100重量部に対して0.1〜100重量部、特に好ましくは1〜50重量部である。
以下、実施例および比較例により、本発明を更に具体的に説明する。以下の記載を含めて、本明細書中に記載した物性(値)は、以下の方法による測定値に基づく。
(1)分子量測定
試料PGA樹脂粒状体約5gをアルミニウム板に挟み、260℃のヒートプレス機にのせて3分間加熱した後、5Mpaで約1分間加圧保持した後に、直ちに循環水冷プレス機に移し、5MPaに加圧した状態で約5分間保持して透明な非晶質シートを作製した。
上記操作により作製したプレスシートからサンプル約10mgを切り出し、このサンプルを5mMのトリフルオロ酢酸ナトリウムを溶解させたヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)溶液10mlに溶解させた。このサンプル溶液をポリテトラフルオロエチレン製の0.1μmメンブレンフィルターで濾過後、20μlをゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)装置に注入し、下記の条件で分子量を測定した。なお、サンプルは、溶融後30分以内に、GPC装置内に注入した。
<GPC測定条件>
装置:昭和電工(株)製「Shodex−104」
カラム:HFIP−606Mを2本、プレカラムとしてHFIP−Gを1本直列接続した。
カラム温度:40℃、
溶離液:5mMのトリフルオロ酢酸ナトリウムを溶解させたHFIP溶液、
流速:0.6ml/分、
検出器:RI(示差屈折率)検出器、
分子量校正:分子量の異なる標準ポリメタクリル酸メチル5種を用いた。
(2)溶融粘度測定
PGA樹脂試料の溶融粘度を、1mmφ×10mmLのキャピラリーを備えた測定装置(東洋精機製「キャピログラフ1−C」)を用いて、測定温度:270℃、剪断速度:121sec−1の条件で測定した。
(3)水分測定
気化装置付カールフィッシャー水分計(三菱化学社製CA−100(気化装置:VA−100))を用い、予め220℃に設定し加熱した気化装置に精密に秤量した約2gのPGA樹脂試料を入れる。気化装置からカールフィッシャー水分測定器には250ml/分で乾燥窒素ガスを流した。試料を気化装置導入した後、気化された水分がカールフィッシャー液に導入され、電気伝導度がバックグラウンドより+0.1mVまで下がってきた時点を終点とした。
(4)耐水性評価
ペレット試料約1gをアルミニウム板に挟み、260℃のヒートプレス機にのせて3分間加熱した。その後、5MPaで加圧し1分間保持した後、直ちに循環水冷プレス機に移し、冷却して透明な非晶質のプレスシートを作成した。上記操作により作成したプレスシートをアルミニウム板にはさんだ状態で、80℃で10分間熱処理した。
上記操作により作製したプレスシートを約10mg切り出し、温度50℃、相対湿度90%に維持した恒温恒湿器に入れ3日間保持した。サンプルを3日後に取り出し、分子量をGPCにより測定した。測定した分子量と恒温恒湿器に入れる前の分子量から、分子量保持率を計算して、耐水性を評価した。
(5)残留グリコリド量:
サンプル約300mgを約6gのジメチルスルホキシド(DMSO)中150℃で約10分加熱し溶解させ、室温まで冷却した後、ろ過を行う。そのろ液に内部標準物質の4−クロロベンゾフェノンとアセトンを一定量添加する。その溶液を2μl採取し、GC装置に注入し測定を行った。この測定により得られた数値より、ポリマー中に含まれる重量%として、残留グリコリド量を算出した。
<GC分析条件>
装置:島津GC−2010
カラム:TC−17(0.25mmφ×30m)
カラム温度:150℃で5分保持後、20℃/分で270℃まで昇温して、270℃で3分間保持。
気化室温度:200℃
検出器:FID(水素炎イオン化検出器)
温度:300℃
[PGAペレット調製例]
(例1)
スチームジャケット構造、撹拌機を有し、密閉可能なSUS製容器に、グリコリド((株)クレハ製、グリコール酸2量体360ppm、水分13ppm含有)450kgと、n−ドデシルアルコールを1600g加えた後、二塩化スズ二水和塩13.5g(30ppm)を加え、容器を密閉し、撹拌しながらジャケットにスチームを循環させ、内容物の温度が100℃になるまで加熱した。この内容物は、加熱途中で均一な液体になった。内容物の温度を100℃に保持したまま、内径28mmの金属(SUS304)製管からなる装置に移した。グリコリドの各管内への移送が終了したら、直ちに上板を取り付けた。本体部に170℃の熱媒体油を循環させ、7時間保持し、ポリグリコール酸(PGA)の塊状物を得た。この塊状物を粉砕機により粉砕した。
得られたPGA粉砕品を露点−50℃の乾燥空気が吹き込まれている乾燥機に入れて、120℃において12時間乾燥した。乾燥後の含有水分量は42ppmであった。
得られたPGA乾燥粉砕品に対して、熱安定剤としてモノおよびジステアリルアシッドホスフェートのほぼ等モル混合物(旭電化工業(株)製「アデカスタブAX−71」)をPGAに対して300ppm、カルボキシル基封止剤としてN,N−2,6−ジイソプロピルフェニルカルボジイミド(CDI)(川口化学工業(株)製)をPGAに対して0.5重量%、それぞれ添加し、供給部から排出部までのゾーンC1〜C10およびダイスの温度を、順に200℃(C1)、230℃(C2)、260℃(C3)、270℃(C4〜C7)、250℃(C8)、240℃(C9)、230℃(C10およびダイス)と設定した二軸押出機(東芝機械(株)製「TEM−41SS」)を用いて溶融押出して平均粒径約2.8mmのPGAペレットを得た。このPGAペレットを露天−50℃の乾燥窒素が吹き込まれている乾燥機に入れ、170℃において17時間熱処理しPGAペレットAを得た。その溶融粘度は710Pa・s、含有水分量は27ppmであった。
上記PGAペレット調製例1の概要を、以下の例とまとめて後記表1に示す。
(例2)
n−ドデシルアルコール量を1600gから2430gに変える以外は上記例1と同様にして、溶融粘度70Pa・s、水分36ppmのPGAペレットBを得た。
(例3)
n−ドデシルアルコール量を1600gから1841gに変える以外は上記例1と同様にして、溶融粘度510Pa・s、水分20ppmのPGAペレットCを得た。
(例4)
n−ドデシルアルコール量を1600gから1697gに変える以外は上記例1と同様にして、溶融粘度600Pa・s、水分12ppmのPGAペレットDを得た。
(例5)
n−ドデシルアルコール量を1600gから1625gに変える以外は上記例1と同様にして、溶融粘度680Pa・s、水分20ppmのPGAペレットEを得た。
(例6)
n−ドデシルアルコール量を1600gから1589gに変える以外は上記例1と同様にして、溶融粘度740Pa・s、水分34ppmのPGAペレットFを得た。
(例7)
n−ドデシルアルコール量を1600gから1553gに変える以外は上記例1と同様にして、溶融粘度790Pa・s、水分25ppmのPGAペレットGを得た。
(例8)
n−ドデシルアルコール量を1600gから950gに変える以外は上記例1と同様にして、溶融粘度950Pa・s、水分22ppmのPGAペレットHを得た。
(例9)
n−ドデシルアルコール量を1600gから503gに変える以外は上記例1と同様にして、溶融粘度3000Pa・s、水分10ppmのPGAペレットIを得た。
(例10)
PGA粉砕品を乾燥させるために使用した乾燥空気の露点が−30℃であること以外は、例1と同様の方法によって、溶融粘度が620Pa・s、水分24ppmのPGAペレットJを得た。露点が20℃高いことに伴う空気中の微量水分によりPGAの加水分解が起り、得られたペレットJの溶融粘度は、例1のペレットAの溶融粘度710Pa・sに比べて低下している。
(例11)
PGA粉砕品の乾燥条件を120℃で2時間に変更する以外は例1と同様の方法により、溶融粘度が460Pa・s、水分31ppmのPGAペレットKを得た。途中、粉砕品の含有水分量は130ppmであった。溶融粘度の低下は、粉砕品中の含有水分量が高いため、ペレット化のための押出機中の溶融混練過程でPGAの加水分解が起ったためと考えられる。
上記例10〜11の結果は、塊状重合により得たPGA樹脂の粉砕品の乾燥条件を厳密に制御しないと、含有水分量が増加して、ペレット化中にPGA樹脂の溶融粘度低下が起りがちであり、正確な溶融粘度の制御・管理が困難であることを示す。
上記ペレット調製例1〜11の概要をまとめて次表1に記す。
Figure 0005224815
(実施例1)
上記ペレット調製例5で得たPGAペレットE(溶融粘度680Pa・s,含有水分量20ppm)と例6で得たPGAペレットF(溶融粘度740Pa・s,含有水分量34ppm)とを、前記式(1)に基づき目標溶融粘度700Pa・sを与えるべく、下記の計算により、それらの重量配合比率m1,m2を求めた。
log700=m1×log680+m2×log740、
ここでm1+m2=1であるから、上式は
log700=m1×log680+(1−m1)×log740、
と変形でき、更に変形して、
m1=(log700−log740)/(log680−log740)
=0.66となる。
従ってm2=1−0.66=0.34
と計算できる。
従ってペレットEとペレットFとを、乾燥空気(露点−50℃)が吹き込まれており内部が十分に乾燥された乾式粉体混合機(愛知電機(株)製「RFD−30(S)CD/MC」)に乾燥空気を吹き込みながら、重量被66:34の割合で仕込んだ後、蓋をして、室温下、密閉状態で約20分間混合機を回転させてブレンドし、混合ペレットを得た。
その溶融粘度は710Pa・s、含有水分量は34ppm、重量平均分子量は226000、耐水性(温度50℃:相対湿度90%雰囲気中で3日間放置後の分子量保持率)は67%を示した。この混合PGAペレットを以下のようにポリエチレンテレフタレート(PET)との三層積層射出成形試験に使用した。
すなわち、射出ブローボトル用プリフォームのU字金型および二種の樹脂供給シリンダーを取り付けた多層射出成形機(米国Husky社製)を用いて、一つのシリンダーからPET(KoSa社製「1101」;溶融粘度:725Pa・s)を内外層形成用に、もう一つのシリンダーで上記混合ペレットを芯層形成用に、それぞれ250℃でU字金型へ同時に射出し、長さ約81mm、外径約22mm、胴部における肉厚約3.7mm(内層から外層への肉厚比=8.75/1/8.75)のU字パリソンを成形した。そのときの射出成形圧力は、2.46Mpaであり、良好な肉厚分布のU字パリソンが得られた。
上記実施例1の概要を、下記実施例および比較例とともにまとめて後記表2に記す。
(実施例2)
上記ペレット調製例4で得られたペレットD(溶融粘度600Pa・s,含有水分量12ppm)と、例7で得られたペレットG(溶融粘度790Pa・s,含有水分量25ppm)とを、前記式(1)により目標溶融粘度700Pa・sを与えるべく決定した、43:57の重量比で混合する以外は、実施例1と同様にして混合ペレットを得、また射出成形を行った。その結果、実施例1と同様に良好な肉厚分布でU字パリソンが形成された。
(実施例3)
上記ペレット調製例3で得られたペレットC(溶融粘度510Pa・s,含有水分量20ppm)と、例8で得られたペレットH(溶融粘度950Pa・s,含有水分量25ppm)とを、前記式(1)により目標溶融粘度700Pa・sを与えるべく決定した、48:52の重量比で混合する以外は、実施例1と同様にして混合ペレットを得、また射出成形を行った。その結果、実施例1と同様に良好な肉厚分布でU字パリソンが形成された。
(実施例4)
上記ペレット調製例5で得られたPGAペレットEと例6で得られたペレットFとを、乾燥空気(露点―50℃)が吹き込まれており内部が十分に乾燥された乾式粉体混合機(愛知電機(株)製「RFD−30(S)CD/MC」)に乾燥空気を吹き込みながら、重量比66:34の割合で仕込んだ後、蓋をして、室温下、密閉状態で約20分間混合機を回転させてブレンドし、混合ペレットを得た。この混合ペレットを、重量比66:34の割合で混合し、供給部から排出部までのゾーンC1〜C10およびダイスの温度を、順に200℃(C1)、230℃(C2)、260℃(C3)、270℃(C4〜C7)、250℃(C8)、240℃(C9)、230℃(C10およびダイス)と設定した二軸押出機(東芝機械(株)製「TEM−41SS」)を用いて溶融押出して平均粒径約2.8mmのPGAペレットを得、また実施例1と同様にして射出成形を行った。その結果、実施例1と同様に良好な肉厚分布でU字パリソンが形成された。
(実施例5)
上記ペレット調製例3で得られたペレットC(溶融粘度510Pa・s,含有水分量20ppm)と、例8で得られたペレットH(溶融粘度950Pa・s,含有水分量25ppm)と、例4で得られたペレットD(溶融粘度600Pa・s,含有水分量12ppm)とを、目標溶融粘度700Pa・sを与えるべく決定した、30:50:20の重量比で混合する以外は、実施例1と同様にして混合ペレットを得、また射出成形を行った。その結果、実施例1と同様に良好な肉厚分布でU字パリソンが形成された。
(比較例1)
上記ペレット調製例11で得られたPGAペレットK(溶融粘度460Pa・s,含有水分量31ppm)を混合PGAペレットの代りにそのまま用いる以外は、実施例1と同様の方法でPETとの三層射出成形を行った。PET(溶融粘度725Pa・s)との溶融粘度差が大きいため、射出成形は困難であった。
(比較例2)
上記ペレット調製例5で得られたペレットE(溶融粘度680Pa・s,含有水分量20ppm)を外気に接触させた状態で放置してペレットEE(溶融粘度680Pa・s,含有水分量130ppm)を得た。このペレットEEと、例6で得られたペレットF(溶融粘度740Pa・s,含有水分量34ppm)とを、前記式(1)により目標溶融粘度700Pa・sを与えるべく決定した、43:57の重量比で混合する以外は、実施例1と同様にして混合ペレットを得、また射出成形を行った。
得られた混合ペレットの溶融粘度は、530Pa・sとなり、実施例1の710Pa・sに比べて低下した。その結果、射出成形は困難であった。
(比較例3)
比較例2のペレットEEとペレットFとを、43:57の重量比で混合する以外は、実施例4と同様にして混合ペレットを得、また射出成形を行った。
ペレットEEの含有水分量が多いため、溶融成形時に粘度低下が起こり、得られた混合ペレットの溶融粘度は、530Pa・sとなり、実施例4の700Pa・sに比べて低下した。その結果、射出成形は困難であった。
(比較例4)
上記ペレット調製例2で得られたペレットB(溶融粘度70Pa・s,含有水分量36ppm)と、例9で得られたペレットI(溶融粘度3000Pa・s,含有水分量10ppm)とを、前記式(1)により目標溶融粘度700Pa・sを与えるべく、43:57の重量比で混合する以外は、実施例4と同様にして混合ペレットを得、また射出成形を行った。
ペレットBとペレットIとの間の溶融粘度比が著しく大きいため、射出圧力が低下し、U字パリソンの首部周辺でPGA層の厚肉化が起り、肉厚分布の不良なパリソンしか得られなかった。また得られた混合ペレットは、高温高湿(50℃、90%RH)下で3日間の放置による分子量保持率が40%と低下し、低い耐水性を示した。これは、低分子量のPGAが多くなることによる耐水性の低下を反映しているものと解される。
上記実施例および比較例の概要をまとめて、次表2に示す。
Figure 0005224815
上述したように、本発明によれば、その吸水性および加水分解性の故に溶融成形性の管理が困難なポリグリコール酸樹脂において、それぞれの含有水分量および溶融粘度を一定範囲に調整した、少なくとも二種のポリグリコール酸樹脂粒状体を目標とする成形原料の溶融粘度を考慮しつつ混合することにより、安定な溶融成形性を示し、各種成形原料として好適なポリグリコール酸樹脂粒状体組成物が得られる。

Claims (17)

  1. それぞれ含有水分量が110ppm以下であり、溶融粘度(270℃、剪断速度121sec−1における測定値をいう。以下、同様)の比が1を超え10以下である第1および第2のポリグリコール酸樹脂粒状体の混合物からなることを特徴とするポリグリコール酸樹脂粒状体組成物。
  2. 第1のポリグリコール酸樹脂粒状体と、第2のポリグリコール酸樹脂粒状体との溶融粘度比が1を超え3以下である請求項1に記載の組成物。
  3. 第1のポリグリコール酸樹脂粒状体と、第2のポリグリコール酸樹脂粒状体とが、ともにペレット状である請求項1または2に記載の組成物。
  4. 第1のポリグリコール酸樹脂粒状体および第2のポリグリコール酸樹脂粒状体の含有水分量がともに50ppm以下である請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 溶融粘度がA[Pa・s]である第1のポリグリコール酸樹脂粒状体と、溶融粘度がB[Pa・s]である第2のポリグリコール酸樹脂粒状体とを、それぞれ、目標溶融粘度X[Pa・s]に対して、下式(1)で定まる重量分率m1およびm2(但し、m1+m2=1)の割合を基準にして含む請求項1〜4のいずれかに記載の組成物:
    logX=(m1×logA+m2×logB)……(1)。
  6. 第1のポリグリコール酸樹脂粒状体と第2のポリグリコール酸樹脂粒状体の少なくとも一方が、カルボキシ基封止剤および/または熱安定剤を含む請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 第1のポリグリコール酸樹脂粒状体と第2のポリグリコール酸樹脂粒状体の残留グリコリド量がいずれも0.5重量%未満である請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。
  8. 第1のポリグリコール酸樹脂粒状体と第2のポリグリコール酸樹脂粒状体の粒径が1〜4mmである請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。
  9. それぞれ含有水分量が110ppm以下であり、溶融粘度比が1を超え10以下である第1のポリグリコール酸樹脂粒状体と第2のポリグリコール酸樹脂粒状体とを混合することを特徴とするポリグリコール酸樹脂粒状体組成物の製造方法。
  10. 溶融粘度がA[Pa・s]である第1のポリグリコール酸樹脂粒状体と、溶融粘度がB[Pa・s]である第2のポリグリコール酸樹脂粒状体とを、それぞれ、目標溶融粘度X[Pa・s]に対して、下式(1)で定まる重量分率m1およびm2(但し、m1+m2=1)の割合を基準にして混合する請求項に記載の製造方法:
    logX=(m1×logA+m2×logB)……(1)。
  11. 更に溶融粘度がC[Pa・s]である第3のポリグリコール酸樹脂粒状体を下式(2)で定まる重量分率m3の割合で混合して目標溶融粘度Y[Pa・s]を達成する請求項10に記載の製造方法:
    logY=((m1+m2)×logX+m3×logC))/(m1+m2+m3)
    ……(2)。
  12. 溶融粘度がA[Pa・s]である第1のポリグリコール酸樹脂粒状体と、溶融粘度がB[Pa・s]である第2のポリグリコール酸樹脂粒状体と、溶融粘度がC[Pa・s]である第3のポリグリコール酸樹脂粒状体とを、それぞれ重量分率m1,m2およびm3(但し、m1+m2+m3=1)の割合で混合するに際して、m1を0<m1<1の範囲の任意の値に設定し、残りのm2およびm3を目標溶融粘度X[Pa・s]に対して下式(3)で定まる割合に設定する請求項に記載の製造方法:
    logX=(m1×logA+m2×logB+m3×logC) ……(3)。
  13. 第1,第2(および任意に第3)のポリグリコール酸樹脂粒状体の少なくとも一が、カルボキシ基封止剤および/または熱安定剤を含む請求項9〜12のいずれかに記載の製造方法。
  14. 第1のポリグリコール酸樹脂粒状体と第2のポリグリコール酸樹脂粒状体とを溶融混合後、再度粒状化する請求項9〜13のいずれかに記載の製造方法。
  15. 溶融混合の組成物の押出物(ストランド)を冷却固化後、切断によりペレット化する請求項14に記載の製造方法。
  16. ストランドの冷却を水冷により行う請求項15に記載の製造方法。
  17. ストランドの冷却固化後、ペレット化前または/およびペレット化後に、組成物の結晶化を促進する工程を含む請求項14または15に記載の製造方法。
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