JP5205330B2 - 無線通信システムおよび無線通信方法ならびに基地局装置 - Google Patents

無線通信システムおよび無線通信方法ならびに基地局装置 Download PDF

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Description

本発明は、移動体無線通信技術に関し、特に、直交周波数分割多重接続(OFDMA : Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式を採用する移動体無線通信システムにおいて、セルまたはセクタ境界における隣接周波数の干渉回避技術に関する。
移動体無線通信技術が進歩するにつれ、ユーザは、移動体端末の利用場所や移動速度の制約から解放され、いつでも、どこからでも、より自由にネットワークへ接続可能なユビキタスネットワークの実現が期待される。
移動体無線通信システムは、複数の基地局装置と、その基地局装置と無線通信を行なう複数の移動体端末とで構成される。複数の基地局装置は分散して配置され、それぞれの基地局装置から送信される電波が到達する範囲に、セルと呼ばれる無線通信可能な領域を形成している。基地局装置は、指向性アンテナを用いることにより、セルを角度で分割して、セクタと呼ばれる複数の電波到達範囲を持つ場合もある。セクタ構成としては、セルを3つに分割する3セクタ構成、セルを6つに分割する6セクタ構成などが一般的である。セクタは、アンテナの指向性を利用して空間を角度で分割して構成されるセルと見なすこともでき、以下、本願発明においては、両方の概念を含めてセルと称する場合がある。
無線通信システムは、移動体端末の移動に応じて、基地局装置間で次々にハンドオーバを行い、通信を継続する仕組みを備えている。このように、無線通信システムが、端末が移動していても、無線通信を維持することができるように、複数の基地局装置がそれぞれ形成するセルは重なり合っている。この重なり合った領域で、移動体端末が基地局装置と無線通信を行なうと、その通信は領域が重なりあっている別の基地局装置にとっては干渉となる。干渉は、他の移動体端末の通信にとって妨害波であり、無線通信における信号品質の劣化や、スループットの劣化などの要因になる。
セル間干渉を回避または制御する技術としては、例えば、特許文献1、特許文献2および特許文献3に開示されているようなものがある。
一方、標準化に目を移すと、標準化団体のひとつである3GPP(Third Generation Partnership Project)では、ロング ターム エボリューション(LTE:Long Term Evolution)とよばれる直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)をベースとした無線方式が提案されている。非特許文献1には、LTEにおいて、基地局から指示をして、端末のアンテナ送信モードを変更する技術が開示されている。
一方、別の標準化団体であるIEEE802.16eでは、モバイル ワイマックス(Mobile WiMAX:Mobile Worldwide Interoperability for Microwave Access)と呼ばれるOFDMをベースとした無線方式が提案されており、非特許文献2にあるように、FFR(Fractional Frequency Reuse)と呼ばれる技術が提唱されている。
また、IEEE802.16mでも、非特許文献3にあるように、FFRが議論されている。非特許文献3と同じ文献の別の節(非特許文献4)では、複数の基地局が連携するネットワークMIMO( Multiple Input Multiple Output)について記載されている。
特開2008−61250号公報 特開2009−21787号公報 特開2009−44397号公報
3GPP TS36.331 6.3.2(Radio resource control information elements) Mobile WiMAX-PartI A Technical Overview Performance Evaluation、4.2節(Fractional Frequency Reuse) IEEE 802.16m System Description Document(IEEE 802.16m-08/003r6)20.1節(Interference Mitigation Using Fractional Frequency Reuse) IEEE 802.16m System Description Document(IEEE 802.16m-08/003r6)20.2.2節(Multi-ABS Joint Antenna Processing)
複数のセルが重なり合うセル境界領域における干渉を低減または制御するための技術として、先行技術文献に開示されているような技術がある。これらの技術は、移動体端末がセル内に、一様に分布しているような一般的な状況下で、干渉を低減、または制御することを考えたものである。しかし、実際の運用では、移動体端末の分布は一様であるばずはなく、さらには建造物や地形の要因等で、セルの形状も実際には非常に複雑な形状となる。そのため、個々の移動体端末の状態を把握し、それぞれの移動体端末に対して最も効果があると考える干渉制御を個別に行なうことができれば、セル境界領域における干渉をより大幅に改善することができる。
本願発明は、上記課題を解決するためになされたもので、個々の移動体端末の状態に応じたセル間干渉制御を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明は、セクタ構成を有する基地局装置の第1のセクタから、第1のセクタに接続される移動体端末に対して、予め、受信可能なセクタおよび基地局装置の受信状況に関する情報の測定報告の設定を行なっておき、
移動体端末が、第1のセクタから受信した測定報告の設定に従って、受信可能なセクタおよび基地局装置の受信状況に関する情報の測定を行なうとともに、測定報告を第1のセクタに送信し、
基地局装置は、第1のセクタに接続された移動体端末からの測定報告を受信すると、測定報告の内容に基づいて、その移動体端末に対する第1のセクタ以外のセクタおよび基地局装置からの干渉を制御するための送信方法を決定し、決定した送信方法で、信号を送信するようにしたものである。
本願発明によれば、個々の移動体端末の状態に応じたセル間干渉制御を実現することができる。その結果として、個々の移動体端末のスループットが改善され、セル間の干渉も削減される。
本発明を適用する移動体通信システムの構成例を説明する図である。 FFR実施時の複数基地局装置への無線リソース割り当て例を説明する図である。 FFR実施時の複数基地局装置への周波数割り当てを空間的に表わした図である。 FFR実施時のセル内の各移動体端末のSINR分布の例(シミュレーション結果)を説明する図である。 移動体端末がセル境界に近い側のセクタ境界に位置する場合において、基地局からみた方位によるSINRの変化を説明する図である。 移動体端末がセル中心に近い側のセクタ境界に位置する場合において、基地局からみた方位によるSINRの変化を説明する図である。 本発明の一実施例における干渉制御手順を説明するシーケンス図である。 本発明の一実施例における干渉制御の状態遷移図である。 本発明の一実施例における基地局装置のベースバンド部の構成を説明する図である。 本発明の一実施例における基地局装置のリモートRF部の構成を説明する図である。 本発明の一実施例における干渉制御の判断指標および判断基準を説明する図である。
以下、本願発明を実施例を示して説明する。
図1に本発明を適用する移動体通信システムの構成例を示す。
基地局装置20〜22は、コア装置50と通信を行い、コア装置50を介してコアネットワークに接続する。コア装置50からの信号はスイッチ40を介して基地局装置20に入力される。基地局装置20はコア装置50からの信号を高周波信号に変換し、無線信号30により移動体端末1に送信する。移動体端末1は、基地局装置20から送信された無線信号30を受信し、信号処理を行い無線信号を情報に変換することで、コア装置50との通信を行なう。
一方、移動体端末1が生成する情報は、移動体端末1において高周波信号に変換され、無線信号31により基地局装置20に送信される。移動体端末1から送信され、基地局装置20が受信した無線信号31は基地局装置20の内部で信号処理によって情報に変換され、スイッチ40を介してコア装置50に送信される。複数の基地局装置20〜22のそれぞれは、スイッチ40を介してコア装置50と接続し、それぞれ異なる信号を送受信している。
ここで、図1に示すように、移動体端末1が基地局装置20と、基地局装置20に隣接する基地局装置21および22の境界付近に存在するとする。このような状況下では、移動体端末1へ向けて基地局装置20から送信される無線信号30は、基地局装置21,22から送信される無線信号32、33と干渉してしまう。移動体端末1は、この干渉波32、33を受信する。干渉波32、33は、基地局20から移動体端末1へ送信される希望波30の受信にとっては、妨害波として働いてしまう。つまり、ある移動体端末の通信には必要な無線信号が、別の移動体端末にとっては妨害波となるため、その影響はできるだけ低減する必要がある。
このセル境界における干渉を低減するための1つの方法として、FFR(Fractional Frequency Reuse)が知られている。この技術は、隣接する複数の基地局装置が、互いに周波数リソースを分け合い、送信電力に重みを付け、特定の周波数帯での干渉を抑えてスループットの向上を図るものである。
図2は、FFR実施時の複数基地局装置への無線リソース割り当て例を説明する図である。
図2において横軸が周波数(f)を示し、縦に並ぶ帯は、3つの隣接する基地局(20、21、22)がそれぞれ信号を送信している周波数帯域を示している。FFRでは、各基地局装置が図2に示すように周波数に応じて送信する帯域を変えることで、他の基地局装置への干渉を低減する。隣接する基地局装置20、21、22は、特定の周波数帯(60、62、64)において、同一の周波数において、送信を行なう。隣接する基地局が全く同じ周波数を利用しているため、周波数の繰り返し利用率は1である。これをリユース1(周波数繰り返し1)で使用しているという。また、隣接する基地局装置20、21、22は、特定の周波数帯(61,63,65)において、それぞれが異なる周波数において、送信を行なう。この場合は隣接する基地局が全く異なる周波数を利用し、その次に隣接となる基地局装置では同じ周波数の利用方法を取るため、周波数の繰り返し利用率は3である。これをリユース3(周波数繰り返し3)で使用しているという。
次に、FFRによる複数の基地局装置の周波数割り当てについて説明する。
図3は、FFR実施時の複数基地局装置への周波数割り当てを空間的に表わした図である。
図3では7つの基地局装置20〜26の配置を示している。それぞれ基地局装置は3つのセクタから構成され、それぞれのセクタは中心の基地局装置から扇型のエリアをカバーする。セクタとはアンテナの指向性を利用して、空間を角度で分割して構成されるセルの名称である。
中央にある基地局装置20に注目する。それぞれのセクタは基地局装置20に近い中央エリア(100、101、102)とセル境界に近い境界エリア(103,104,105)の2種に区分される。中央エリアでは前記リユース1で使用する周波数(60、62、64)が使用される。また、境界エリアでは周波数(61、63,65)が隣接セルに干渉しないよう割り当てられ、隣接する基地局装置から受ける干渉を軽減している。このパタンは隣接する別の基地局においても同様に設定され、システム全体として干渉が低減されるように考えられている。すなわち、図3で、番号1XN(Xは0〜6の数字、Nは0〜5の数字)で、Nが3、4、5となる境界エリアでは、それぞれ、Nが同じエリアは同じ周波数帯を利用して、リユース3を実現している。また、Nが0、1、2となる中央エリアは、送信電力が低いリユース1の周波数を再利用している。このようにすることで、FFRを3セクタで構成される移動体無線に応用することができる。
図4にFFR実施時のセル内の各移動体端末の信号対雑音. 干渉電力比(以下、SINR:Signal-to-Interference and Noise power Ratio)分布の例(シミュレーション結果)を示す。
図4に示すシミュレーション結果は、障害物によるシャドーイング、基地局装置のアンテナパターン、伝搬損失を考慮したものである。図4の「3Sector BTS」と記された黒の四角が基地局装置を示している。基地局装置から見た方位を、図4の右下に示すように、図4の紙面上方を0度とおいて、反時計周りに角度で表現すると、このシミュレーションは、0度、120度、240度の方向をもつ3セクタ構成においてシミュレーションした結果である。白い丸○の位置はSINRが9dBより高く信号品質が良好であることを示す。また黒い丸●の位置はSINRが0dBより低く、信号品質が劣悪であることを示す。この結果から、隣接するセクタとの境界エリアは黒い丸●、すなわち信号品質が劣悪であることがわかる。
次に、セクタ間の干渉について図5、および図6を用いて説明する。
図5は、移動体端末がセル境界に近い側のセクタ境界に位置する場合において、位置によるSINRの変化を説明する図である。
図6は、移動体端末がセル中心に近い側のセクタ境界に位置する場合において、位置によるSINRの変化を説明する図である。
図5は、移動体端末が他の基地局装置とのセル境界に近い場合を想定した計算結果、図6は移動体端末が基地局装置に近い場合(セル中心の場合)を想定した計算結果である。それぞれの図では、アンテナの利得を考慮している。横軸は基地局装置からみた端末の方位を示す角度であり、0度(左端)は該当する端末がセクタの中心、すなわち、端末が接続しているセクタを向くアンテナの利得が最大となる方向、そして、60度は上記のセクタに隣接する他のセクタ(同一基地局の異なる方位を向いた別のセクタ)との境界、そして120度は上記の別のセクタにおいてアンテナの利得が最大となる方向をそれぞれ示す。
図5および図6には上下2つの図が示されている。上図は、横軸で示す基地局装置からみた角度に移動体端末があった場合に、その移動体端末で受信されると想定されるSINRを縦軸にとったものである。また、下図は、横軸で示す基地局装置からみた方位に移動体端末があった場合に、各基地局装置の複数のセクタアンテナからの送信されている信号が、その移動体端末でどのような電力で受信されているかを縦軸に示したものである。
図5、図6の下図に注目する。図5の下図で、黒丸●で示す信号電力(204)は、該当する基地局装置のサービングセクタからの信号電力を示すものである。また、空白の四角□で示す他セル干渉(206)は、該当する基地局装置以外の基地局装置からの干渉の総和を示すものである。電波は、実際には基地局装置の位置関係によって角度分布をもつが、ここではわかりやすいように角度分布がないものとして説明している。
また、ひし形◇で示す隣接セクタ干渉(205)は、該当する基地局装置において、サービングセクタに隣接する他のセクタからの干渉電力を示すものである。
各セクタから送信された信号は送信側のセクタアンテナの利得の影響を受ける。そのため、横軸0度において、サービングセクタ(204、黒丸●)の受信電力値は、縦軸の最大値0dBとなる。横軸に示す角度の増加、すなわち、移動体端末の位置が、セクタの中心から方向がずれるにしたがってサービングセクタのアンテナ利得は低下していく。最後には利得が20dB以下に低下する。(実際のアンテナは利得が低下した領域[図5および6で-20dBとなっている領域]で固定の利得とはならないが、ここでは理解しやすいように-20dBという固定の値としてモデル化している。)
次に上図に注目する。黒丸●(201)で示すカーブは、下図の黒丸で示すサービングセクタで該当移動体端末への信号を送信し、また、隣接するセクタからは、別の移動体端末に対して信号を送信する場合の該当移動体端末が得られるSINRを示す。すなわち、隣接するセクタ同士で、異なる移動体端末向けに異なるコードワードを送信する場合において、サービングセクタの該当移動体端末が得られるSINRを示す。ここでコードワードとは符号化した情報の一単位のことである。
(第1の方法)
隣接するセクタ同士で、異なる移動体端末向けに異なるコードワードを送信することは、従来例にあたり、SINRの計算における信号電力はサービングセクタからの受信信号電力(204)であり、干渉電力は隣接するセクタからの受信電力(205)と他セルからの受信電力(206)が加味されたものである。(これを第1の方法と呼ぶこととする。)
(第3の方法)
また、ひし形◇(202)で示すカーブは、隣接セクタ同士が協調送信を行なう場合のサービングセクタの該当移動体端末におけるSINRを示している。隣接セクタ同士の協調送信方法は、複数のセクタが連携する1つの方法として考えられるものである。隣接する2つのセクタから同一の端末向けてコードワードを送信する。(これを第3の方法と呼ぶこととする。) 第3の方法には、送信するコードによって、更に2つの送信方法がある。ひとつめは、隣接する2つのセクタから同一のコードワードを同一の周波数チャネルを用いて同時に送信するSTBC(Space-time Block code)送信であり、2つめは、隣接する2つのセクタから同一の端末向けに異なるコードワードを送信するSM(Spatial Multiplexing)送信を行なう方法である。このような隣接セクタ同士が協調送信を行なう場合、SINRの信号電力としては、サービングセクタからの受信電力(204)と隣接するセクタからの受信電力(205)を加味し、干渉電力として、他セルからの受信電力(206)を考えている。
(第2の方法)
四角□(203)で示すカーブは、隣接するセクタのうち片側のセクタからしか信号を送信しない協調送信の方法を行なう場合のサービングセクタの該当移動体端末におけるSINRを示している。このような協調送信方法は、第3の方法とは別の、複数のセクタが連携する方法として考えられるものである。(これを第2の方法と呼ぶこととする。)隣接するセクタのうち片側のセクタからしか信号を送信しない協調送信においては、隣接する2つセクタは、該当する周波数チャネルを用いて、片側のセクタからしか信号を送信せず、他方のセクタは空送信とするものである。この方法は、隣接セクタから同時に同じ周波数チャネルを送信しないため、セクタ間干渉が原理的に発生せず、且つ隣接セルへの干渉も低減する方法である。隣接するセクタのうち片側のセクタからしか信号を送信しない協調送信の場合は、信号電力として、サービングセクタからの受信電力(204)を考え、干渉電力として、他セルからの受信電力(206)を考えている。隣接セクタからは該当リソース(周波数チャネル)を用いて信号送信はしないため、隣接セクタからの電力受信205はない。そのため、信号電力、干渉電力とも隣接するセクタからの受信電力を加味していない。
図5は他セルからの干渉が大きいセル境界にある移動体端末の受信電力を示す図であり、また、図6はセル中心にある移動体端末の受信電力を示す図であることは前にも述べた。
セル境界の受信電力を示している図5では、干渉の支配項は他セルからの干渉(206)である。図5の上図に上述の第1〜第3の方法によるSINR(201、202、203)を記載している。セル境界の場合には、隣接セクタで空送信する第3の方法(203)を用いても従来例である第1の方法(201)と比較してほとんど効果が得られない。一方、第3の方法(202)については、サービングセクタからの受信電力と隣接セクタからの受信電力がほぼ一致するセクタの境界の狭いエリアでセクタ間での合成利得がでており、第3の方法が使えることがわかる。第3の方法では、隣接するセクタから同時にコードワードを送信するため、リソースは消費するものの、セクタ境界でSINRが−5dB程度まで下がっていたものを0dB付近にまで向上させることができている。
一方、セル中心の受信電力を示す図6では、干渉の大部分が隣接セクタからの干渉であったため、従来例である第1の方法(201)に比べ、第3(202)、第2(203)の方法によるSINRの改善幅が大きい。特に隣接間の干渉が見え始める30度当りから顕著に効果が見え始める。
このようなセクタ間の協調送信、同一基地局装置内にコロケーションされていることからも、他セル間の協調送信に比べて実施しやすいと言える。しかし、図5および図6を参照してわかるように、移動体端末がセル境界なのかセル中心なのか、また、移動体端末がセクタのビーム中心からどのような方向に位置するかによって取るべき方法は変化する。本発明では、以下に方法の変化を的確に判断して行なう方法を開示する。
本発明の概要を記載すると、同一場所に配置され、複数の異なる指向性アンテナによって異なるカバーエリアを持つセクタ構成の複数の基地局装置と、上記基地局装置の少なくと1つのセクタ(サービングセクタ)に接続する移動体端末からなる無線システムにおいて、基地局装置は、端末に対して、測定結果の報告を発動する条件を指定するものであって、移動体端末は、他の基地局装置を含む複数の基地局のセクタから送信されるリファレンス信号を受信してその電力(RSRP)を測定し、上記の条件が成立するセクタについては基地局に測定結果を報告するものであって、
条件とはサービングセクタに対する隣接するセクタのRSRPの電力比が予め設定された閾値以上となった場合であって、且つ閾値は、サービングセクタの隣接セクタのRSRPに対する第1の閾値と、他基地局のセクタのRSRPに関する第2の閾値との、少なくとも2種あり、上記隣接セクタに関するRSRPの報告は他基地局のセクタのRSRP報告よりも発動しやすい閾値としている。
また、基地局装置は、セクタ間で協調しない単一セクタモードと、セクタ間で協調して一方のセクタからのみ特定の周波数リソースの送信を行なわないセクタ選択モードと、セクタ間で協調して両方のセクタから信号を送信するコラボレーションモードとを持ち、上記のRSRPの報告結果を元に、3つのモードを選択する。
また、基地局装置より、セクタ間協調を行なう2つのモードを実施することを指示された移動体端末は、基地局装置に対して、複数のセクタに関する受信品質情報(CQI)を送信する。
また、基地局装置より、セクタ間協調を行なう2つのモードを実施することを指示された上記端末は、基地局に対して、複数のセクタに関するCQI情報に加え、複数のセクタに関する伝搬路のランク情報(RI)を送信する。
また、基地局装置より、セクタ間協調を行なう2つのモードを実施することを指示された上記端末は、基地局に対して、複数のセクタに関するCQI、RI情報に加え、複数のセクタに関するプリコーダ情報(PMI)を送信する。
また、コラボレーションモードには、PMIを送信するクローズドループモードとPMIを送信しないオープンループモードがあり、基地局が推定する移動速度によって、両モードを切り替える。
本発明の具体的な実施例を図7、8、9、10、11を用いて説明する。
図7は、本発明の一実施例における干渉制御手順を説明するシーケンス図である。
図8は、本発明の一実施例における干渉制御の状態遷移図である。
図9は、本発明の一実施例における基地局装置のベースバンド部の構成を説明する図である。
図10は、本発明の一実施例における基地局装置のリモートRF部の構成を説明する図である。
図11は、本発明の一実施例における干渉制御の判断指標および判断基準を説明する図である。
図9、10を用いて協調送信するための基地局装置の構成について説明する。まず、受信系について説明する。図10のアンテナ601が受信した信号はデプレクサ602を介して受信RF部603で信号処理され、ベースバンド信号に変換される。変換されたベースバンド受信信号はCPRI(Common Public Radio Interface)のインターフェース604にて、光ファイバーで通信するのに都合よい信号形式に変換されてポート0よりベースバンドユニット500に送られる。ベースバンドユニット500では、受信した信号は図9の左側から入力され、CPRIのインターフェース501にて、光から電気信号として都合のよい信号形式に再変換されて501の中のメモリに一時的に記憶される。ここでCPRIインターフェースは複数のリモートRF(Radio Frequency)部600と接続可能である。1つの例として、1つのリモートRF部が1つのセクタを受け持つ機能分割が考えられる。そうした場合、CPRIのメモリは複数セクタ分が用意され、後段の信号処理は時多重でメモリから情報を取り出し、異なるセクタの処理を同一のハードウェアで行なうことが可能である。以下では複数のセクタの処理を仮定し、但し1つのセクタの処理を例に挙げて説明を行なうものとする。
後段のCPE502では、501のメモリから読み出された受信信号からタイミングを図ってCPを取り除く処理が行われる。更に後段のFFT503ではFFT処理によって受信信号が時間領域から周波数領域に変換される。変換された情報はデマルチプレクサ部504でいくつかの機能要素に分割される。
第1の機能要素としては伝搬路を推定するためのリファレンス信号がある。リファレンス信号はチャネル推定部505に渡され伝搬路推定が行われる。第2の機能要素は制御チャネルである。制御チャネルはデモジュレーション部508に送られ、チャネル推定部505が出力する伝搬路推定結果を使って制御チャネルを検波、デコードを行い、有意な制御情報を得て、DSP(Digital Signal Processor)515に結果を渡す。DSP515はCPUやDSPのチップを使って実現するが、以下では総称としてDSPと呼び説明する。制御情報としては、端末が測定した隣接セクタ、隣接セルの受信電力などの測定結果、CQI(Channel Quality Indicator)やRI(Rank Indicator)やPMI(Precoding Matrix Indicator)等の高速フィードバック情報が含まる。
また第3の機能要素として、ユーザデータがあり、MLD(Most likelihood decision)部506に送られる。MLD部506ではチャネル推定結果をもとに最尤判定が行われ、LLR(対数尤度比)が求められる。得られたLLRを元にデコード部507はターボデコードを行い有意な情報を取りだす。取り出された情報はDSP515に送られる。DSP515は、L2あるいはL3の処理を行った後にラインインターフェース518を介して図に記載されていないネットワーク装置に情報を送信する。
続いて、下り処理について説明する。ネットワークから送信されてきた情報はラインインターフェース部518を介してDSP515のメモリ520に取り込まれる。DSP515ではレイヤ2(以下、L2)、あるいはレイヤ3(以下、L3)の処理が行われる。またDSP515にはスケジューラが内蔵されており、複数ユーザの情報に対して無線状態を比較して、無線状態の良好なユーザを選択して特定の周波数リソースの割当を決定している。DSP515は複数のセクタの処理を時分割によって行っており、共通のメモリ520に配下の各端末の設定情報やユーザデータが蓄積されている。
DSP515に内蔵されるスケジューラの決定結果に基づきL2、L3の処理が行われたデータがモジュレーション部509に渡される。モジュレーション部509ではターボ符号化やインタリーブ等のチャネル符号化処理、16QAM(Quadrature amplitude modulation)等への変換である変調処理が実施される。変調結果はマルチプレクサ部511に入力され、機能毎にスケジューリング結果に基づいたチャネル配置が行われる。チャネル配置とは、送信符号を周波数とOFDMシンボル、送信アンテナの3次元に情報をマッピングする処理を言う。更にマルチプレクサ部511は送信信号に対して、アンテナ個別にプリコーディングマトリックスを掛け、空間方向のビームフォーミングを行なうことができる。マルチプレクサ部511では、ユーザ情報だけでなく、リファレンス信号生成部510が生成したリファレンス信号や、DSP515が作成したL2、L3の制御情報を制御情報符号化部519で符号化・変調した制御チャネルも適切な周波数、時間およびアンテナに配置される。マルチプレクサの出力はアンテナ毎にIFFT513にてIFFT処理が行われ、更にCPI部514でCPが取り付けられCPRIインターフェース501に渡される。CPRIインターフェース501では光伝送に都合がよい信号形式に変換され、リモートRF部600に送られる。図10に示すリモートRF部600では、ポート0から受け取った情報はCPRIインターフェース604で送信信号として都合がよい信号形式に変換され、送信RF部605にてベースバンド信号から無線信号に変換・増幅され、デプレクサ部602を介してアンテナ601に送られ、アンテナから送信される。
本実施例では、DSP515が共通のメモリ520に複数のセクタに関する送信情報と端末情報を蓄積しており、協調送信が行ないやすい構成となっている。また、端末から送信されてきた制御情報はDSP515に上がって来ていて、協調送信するかの判断はDSP515で閉じて判断することが可能である。
ここで、端末からの報告内容を厳選して上りの制御情報によるオーバヘッドを減らすことと、セクタ間の連携が可能な場合を適切に判断する仕組みをもつことがポイントとなる。そのため、本実施例では図8に示す状態遷移を持ち、L2あるいはL3の制御によって端末に状態遷移(405⇔404⇔403、あるいは405⇔403)を実施させる。
まず、3つのモードについて説明する。
第1のモード(405)は前述の第1の方法に対応し、セクタ間の連携を行なわない従来のモードである。端末は高速フィードバックとして、単一セクタのCQI(Channel Quality Indicator)を報告している。また、基地局が、同一セクタ用に複数のアンテナを持ちMIMO送信可能な場合に、単一セクタ内に閉じたアンテナに関するランク情報(RI)やプリコーデイングマトリックス(PMI)の高速フィードバックを行なう場合もこのモードとなる。
第2のモード(404)は前述の第2の方法に対応し、セクタ間の連携は行なうが、高速なセクタのスイッチングだけを行なうモードである。端末は高速フィードバックとして、複数のセクタに関するCQI情報をサービングセクタに対して送信する。基地局は、フィードバック情報に基づいて隣接する複数のセクタのいずれか一方のセクタからのみ該当する端末に信号を送信する。その際に、該当するセクタの他の連携動作のセクタからは該当端末に使用する周波数チャネルと同じ周波数チャネルを用いた送信は行なわない。基地局側はCQI情報を受信するため、サービングセクタのアンテナにとどまらず、複数のセクタアンテナを用いて端末の送信した信号が受信し、複数のセクタで受信した信号を合成受信する。基地局では、受信したCQI情報に基づいて送信するセクタを選択する。
第3のモード(403)は前述の第3の方法に対応し、セクタ間の連携を行い、同時に異なるセクタから同一端末に対して信号を送信するモードである。端末は高速フィードバックとして、複数のセクタに関するCQIとRIの情報を、また状況によってPMI情報をサービングセクタに対して送信する。基地局は、フィードバック情報に基づいて隣接する複数のセクタから同時に同一端末に対して信号送信を行なう。基地局側はこれらの情報を受信するため、サービングセクタのアンテナにとどまらず、複数のセクタアンテナで端末の送信した信号を受信し合成して復号する。基地局では、受信したCQI、RIやPMI情報に基づいて送信する方法を変更する。
図11を用いて干渉制御の判断指標および判断基準を説明する。
各モードとリファレンス信号受信電力(RSRP)との関係は図11で示される。図11は縦軸がサービングセクタのRSRPに対する隣接セクタのRSRPの比を示したものである。横軸がサービングセクタのRSRPに対する隣接セルの最も受信電力が高いセクタのRSRPの比を示したものである。
単一セクタ処理である第1のモード(405)であった端末は、サービングセクタに対する隣接セクタのRSRP比が例えば−20dB以上になった場合にセクタスイッチモード(404)に遷移する。但し、端末位置がセル境界に近く、隣接する基地局からの干渉電力が−10dBよりも大きくなる場合には、図5で示すようにセクタスイッチモードの効果は殆どないことから、第1のモード(405)を維持する。図11では、横軸で例えば−10dBよりも右側のエリアではセクタスイッチモード(404)は動作させていない。このときの選択は単一セクタ処理による第1のモード(405)による動作となる。
また、サービングセクタに対する隣接セクタのRSRP比が更に近くなり、図11で言えば、更に紙面の上方に上がって、例えば−3dB以上になった場合にはコラボレーションモード(403)に遷移する。この場合は図5でもわかるように、協調送信によりセクタ境界であってもSINRの改善効果が期待できるため、隣接する基地局からの干渉電力によらずコラボレーションモード(403)を動作させる。
隣接基地局の特定セクタからの受信電力がサービングセクタよりも強くなったり、サービングセクタの隣接セクタからの受信電力がサービングセクタよりも強くなった場合には、該当セクタへのハンドオーバを実施する。図11では、サービングセクタよりもΔdBのヒステリシスをもってターゲットセクタのRSRPが強くなった場合にハンドオーバ動作を開始する。
図11の判断をサービングセクタは行なう必要がある。そのために端末に適切なRSRP情報を報告させる必要がある。サービングセクタの隣接セクタについては、−20dBと少しでも隣接セクタのRSRPが観測できる場合には基地局に報告させるように設定する。また、隣接基地局のセクタのRSRPについては、−10dB程度の比較的大きな電力が観測されるまで報告は必要ない。多数のセクタについてのRSRPを定期的に報告させると上り回線のオーバヘッドが大きくなるため、できるだけ報告RSRP数は少ない方がよい。したがって、同一基地局のセクタと隣接基地局のセクタではRSRPの報告要求の閾値を異なる値を設定する。
図7に本発明の一実施例における干渉制御手順を説明するシーケンス図を示す。
図7には、単一セクタ処理からマルチセクタ処理への遷移に必要となるフロー図が示されている。
まずサービングセクタから端末に対して測定報告の設定が送信される(ステップ301)。このステップで設定される内容は、例えば、報告対象の基地局の数、測定報告の送信条件、測定間隔等である。この設定で従来と大きく異なる点はサービングセクタとコロケーションとなる(同一場所に設置された)他のセクタと、コロケーションしない他の基地局に関して、測定報告の設定内容が異なるということである。サービングセクタとコロケーションとなる(同一場所に設置された)他のセクタと、コロケーションしない他の基地局とでは、RSRPのリポートを挙げるきっかけが大きく異なる。RSRPリポートを挙げるきっかけはイベントにより発生する。イベントの例としては、サービングセクタからのRSRPに比べて、他のセクタあるいは他の基地局からのRSRPが閾値以下の状態の場合に発動する。具体的にはMs+Os < Mn+Onが成立する場合に発動する。ここで、MsはサービングセクタのRSRP測定結果、Osはサービングセクタのオフセット、Mnは隣接セクタあるいは他基地局の特定セクタのRSRP測定結果、Onは隣接セクタあるいは他基地局の特定セクタのオフセットである。
本発明の特徴として、Onの値が隣接セクタの場合と、他基地局の特定セクタとの場合で大きく異なる点である。サービングセクタの隣接セクタの場合、図6からも明らかなように、RSRP比でFB比(Front-back比)と一致する20dB以上の値で、協調送信の効果が見られる。このため、少しでも隣接セクタからの干渉が認められるようにOn>Os+20といった大きなオフセット値が設定される。
他方、他基地局の特定セクタの場合、セル境界かセル中心かを判定すれば十分であるため、RSRP比で、10dB程度の判定であれば十分である。したがってOn>Os+10といった小さいオフセット値が設定される。
よって、ステップ301において、端末に設定する他セクタのRSRPとサービングセクタのRSRPの電力比において、他基地局の特定セクタ<該当基地局の他セクタなる関係で設定が行われる。
図7に戻り、サービングセクタから端末に対して測定報告の設定が送信された(ステップ301)後、移動体端末は、図7の例ではサービングセクタ、サービングセクタとコロケーションとなる(同一場所に設置された)他のセクタ、コロケーションしない他の基地局装置から送信されるリファレンス信号302を受信し、サービングセクタに対して単一セクタのCQIを(あるいはRI、PMIも共に)送信する。リファレンス信号は高速フィードバックにも活用されており、基地局は高速フィードバックを元にスケジューリングとMCS(Modulation and Coding Scheme)の決定を行い下りパケットの送信(304)を行なう。
移動体端末は、ステップ301で設定された測定報告の設定に従って、測定を継続的に行なっている。上記で示す、隣接セクタのRSRPについて、Ms+Os < Mn+Onの条件が成立する場合については測定結果のリポートをサービングセルに行なう(305)。サービングセルでは、他基地局で最大のRSRPとなるセクタの報告があるかをチェックし、報告がない場合には端末はセル中心にあるものと判断し協調送信を決断する。報告がある場合にはサービングセクタのRSRPに対する該当セクタのRSRP比が予め設定されている閾値(図11では−10dB)と比較し、閾値よりも小さければ端末はセル中心にあるものと判断し協調送信を決断する。閾値よりも大きい場合には、更にサービングセクタのRSRPに対する隣接セクタのRSRP比が閾値Th1よりも小さいかを判定し、小さい場合には協調送信を決断する。その他の場合はいずれも単一セクタ送信を決断する。
協調送信を決断した場合には、隣接セクタに協調可能かを問い合わせる。リソース不足など特別な理由による拒絶がなく、隣接セルからACKが返ってきたら(307)、端末に対して協調送信開始を通知する(308)。協調送信では、端末から複数セクタに関するCQIレポートが必要となるため、その情報を端末は定期的に報告する(309)。報告結果に基づいてマルチセクタからの協調送信が実施される。
協調送信になると、端末からは、大きく2種の情報が送られてくる。
1つは他基地局からの干渉電力も把握できるRSRPの報告である。もう1つは高速フィードバック情報である。これらを元にサービングセクタは協調送信のモードを選択する。協調送信のモードには先に説明している通り大きく分類して2つの方法(図8の403と404)がある。
1つは一方のセクタからしか情報を送らないアンテナ選択モード(図8状態遷移図の404)である。このモードでは端末からは複数のセクタに関するCQIが報告され(400)、その強度が大きい方のセクタから信号が送信される。
もう1つは、両方のセクタから情報を送信するコラボレーションモード(図8状態遷移図の403)である。このモード403には更に2つのサブモード(401と402)があって、端末のモビリティや受信するSINRによって分けられる。
サブモード401はオープンループ処理のモードで、CDD(Cyclic Delay Diversity)によって周波数軸上でチャネルを擬似ランダム化して送信するサブモードである。CDDは図9のマルチプレクサ部511でアンテナ毎に掛けるプリコーディングマトリックスに周波数依存の回転項を挿入することで実現される。オープンループ処理は端末が高速移動するなど、端末からのプリコーディングマトリックスのフィードバックが間に合わない場合に採用する。そのため、基地局では、上りのチャネル推定部505にて、端末の移動速度を監視していて、移動速度が閾値以上となった場合にはサブモード401の処理が選択される。
サブモード402はクローズドループ処理のモードで、端末からはCQIの他にPMI(Precoding Matrix Indicator)を送信し、その情報によって、セクタ間のアンテナのプリコーダをセットする。プリコーデング結果は、図9のマルチプレクサ部511にあるプリコーダが送信信号に対して指定されたプリコーディングマトリックスを掛けて送信することで実現される。クローズドループ処理は、上りのチャネル推定部505にて、端末の移動速度が閾値以下となった場合に選択される。
1 移動端末
20、21、22 基地局装置
30、32、33 下り送信信号
31 上り送信信号
40 スイッチ
50 コア装置
500 ベースバンド部
501 CPRIインターフェース部
502 CP除去部
503 FFT部
504 デマルチプレクサ部
505 チャネル推定部
506 MLD部
507 デコード部
508 デモジュレーション部
509 モジュレーション部
510 リファレンス信号生成部
511 マルチプレクサ部
513 IFFT部
514 CP付加部
515 DSP
516 ラインインターフェース部
519 制御情報符号化部
520 メモリ
600 リモートRF部
601 アンテナ
602 デプレクサ
603 受信RF部
604 CPRIインターフェース部
605 送信RF部

Claims (9)

  1. 複数の移動体端末と、該複数の移動体端末と無線により通信を行なう複数の基地局装置とを有する無線通信システムであって、
    前記複数の基地局装置のそれぞれは、
    複数のアンテナと、受信信号処理部と、送信信号処理部と、メモリと、制御部とを有し、
    前記複数のアンテナにより、基地局装置のカバーエリアを角度で分割した複数のセクタを構成し、前記制御部は、セクタ毎に該セクタに接続される移動体端末との通信を制御するものであり、
    前記基地局装置の第1のセクタから、該第1のセクタに接続される移動体端末に対して、予め、該移動体端末が受信可能なセクタおよび基地局装置の受信状況に関する情報の測定報告の設定を行なっておき、
    前記移動体端末は、
    前記第1のセクタから受信した測定報告の設定に従って、該移動体端末が受信可能なセクタおよび基地局装置の受信状況に関する情報の測定を行なうとともに、該測定報告を前記第1のセクタ装置に送信し、
    前記基地局は、
    前記第1のセクタに接続された前記移動体端末からの測定報告を受信すると、該測定報告の内容を該移動体端末が受信可能なセクタと該セクタと隣接しかつ該セクタと同一の基地局装置が形成しているセクタとの受信電力比の閾値である第1および第2の閾値と、他の基地局装置が形成しているセクタの受信電力値の閾値である第3の閾値と比較した結果に基づいて、隣接する2つのセクタがそれぞれ別々の移動体端末に異なる信号を送信する単一セクターモードと、隣接する2つのセクタのうち一方のセクタが信号を送信しているときには他のセクタは信号を送信しないように制御するセクタ選択モードと、隣接する2つのセクタの両方から前記移動体端末に信号を送信するコラボレーションモードのいずれかの送信方法を選択し、
    前記移動体端末に対して、選択した送信方法で、信号を送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムであって、前記予め該移動体端末に対して設定しておく、測定報告の設定内容は、測定対象セクタあるいは基地局の数、測定内容、測定間隔を含むことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1に記載の無線通信システムであって、前記移動体端末からの測定報告には、該移動体端末が受信可能なセクタおよび基地局装置から送信されたリファレンス信号の受信電力と、該移動体端末が受信可能なセクタおよび基地局装置に関するチャネル品質情報が含まれることを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項3に記載の無線通信システムであって、
    移動体端末が受信可能なセクタに対する該セクタと隣接しかつ該セクタと同一の基地局装置が形成しているセクタの受信電力比が第1の閾値以上であり、かつ他の基地局装置が形成しているセクタの受信電力値が第3の閾値以下である場合には、前記セクタ選択モードを選択し、移動体端末が受信可能なセクタに対する該セクタと隣接しかつ該セクタと同一の基地局装置が形成しているセクタの受信電力比が第1の閾値未満、または移動体端末が受信可能なセクタに対する該セクタと隣接しかつ該セクタと同一の基地局装置が形成しているセクタの受信電力比が第1の閾値以上かつ他の基地局装置が形成しているセクタの受信電力値が第3の閾値より大きい場合には単一セクターモードで動作し、移動体端末が受信可能なセクタに対する該セクタと隣接しかつ該セクタと同一の基地局装置が形成しているセクタの受信電力比が第2の閾値以上の場合にはコラボレーションモードで動作することを特徴とする無線通信システム。
  5. 複数の移動体端末と、該複数の移動体端末と無線により通信を行なう複数の基地局装置とを有する無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記複数の基地局装置は、複数のアンテナにより、基地局装置のカバーエリアを角度で分割した複数のセクタを構成し、セクタ毎に該セクタに接続される移動体端末との通信を制御するものであり、
    前記基地局装置の第1のセクタから、該第1のセクタに接続される移動体端末に対して、予め、該移動体端末が受信可能なセクタおよび基地局装置の受信状況に関する情報の測定報告の設定を行なっておき、
    前記移動体端末は、
    前記第1のセクタから受信した測定報告の設定に従って、該移動体端末が受信可能なセクタおよび基地局装置の受信状況に関する情報の測定を行なうとともに、該測定報告を前記第1のセクタに送信し、
    前記基地局は、
    前記第1のセクタに接続された前記移動体端末からの測定報告を受信すると、該測定報告の内容を該移動体端末が受信可能なセクタと該セクタと隣接しかつ該セクタと同一の基地局装置が形成しているセクタとの受信電力比の閾値である第1および第2の閾値と、他の基地局装置が形成しているセクタの受信電力値の閾値である第3の閾値と比較した結果に基づいて、隣接する2つのセクタがそれぞれ別々の移動体端末に異なる信号を送信する単一セクターモードと、隣接する2つのセクタのうち一方のセクタが信号を送信しているときには他のセクタは信号を送信しないように制御するセクタ選択モードと、隣接する2つのセクタの両方から前記移動体端末に信号を送信するコラボレーションモードのいずれかの送信方法を選択し、
    前記移動体端末に対して、選択した送信方法で、信号を送信することを特徴とする無線通信方法。
  6. 請求項5に記載の無線通信方法であって、前記予め該移動体端末に対して設定しておく、測定報告の設定内容は、測定対象セクタあるいは基地局の数、測定内容、測定間隔を含むことを特徴とする無線通信方法。
  7. 請求項5に記載の無線通信方法であって、前記移動体端末からの測定報告には、該移動体端末が受信可能なセクタおよび基地局装置から送信されたリファレンス信号の受信電力と、該移動体端末が受信可能なセクタおよび基地局装置に関するチャネル品質情報が含まれることを特徴とする無線通信方法。
  8. 請求項7に記載の無線通信方法であって、
    移動体端末が受信可能なセクタに対する該セクタと隣接しかつ該セクタと同一の基地局装置が形成しているセクタの受信電力比が第1の閾値以上であり、かつ他の基地局装置が形成しているセクタの受信電力値が第3の閾値以下である場合には、前記セクタ選択モードを選択し、移動体端末が受信可能なセクタに対する該セクタと隣接しかつ該セクタと同一の基地局装置が形成しているセクタの受信電力比が第1の閾値未満、または移動体端末が受信可能なセクタに対する該セクタと隣接しかつ該セクタと同一の基地局装置が形成しているセクタの受信電力比が第1の閾値以上かつ他の基地局装置が形成しているセクタの受信電力値が第3の閾値より大きい場合には単一セクターモードで動作し、移動体端末が受信可能なセクタに対する該セクタと隣接しかつ該セクタと同一の基地局装置が形成しているセクタの受信電力比が第2の閾値以上の場合にはコラボレーションモードで動作することを特徴とする無線通信方法。
  9. 移動体端末と無線により通信を行なう基地局装置であって、
    複数のアンテナと、受信信号処理部と、送信信号処理部と、メモリと、制御部とを有し、
    該基地局装置は、前記複数のアンテナにより、基地局装置のカバーエリアを角度で分割した複数のセクタを構成し、前記制御部は、セクタ毎に該セクタに接続される移動体端末との通信を制御するものであり、
    前記基地局装置に接続される移動体端末に対して、予め、該移動体端末が受信可能なセクタおよび基地局装置の受信状況に関する情報の測定報告の設定を行なっておき、
    移動体端末からの測定報告を受信すると、該測定報告の内容を該移動体端末が受信可能なセクタと該セクタと隣接しかつ該セクタと同一の基地局装置が形成しているセクタとの受信電力比の閾値である第1および第2の閾値と、他の基地局装置が形成しているセクタの受信電力値の閾値である第3の閾値と比較した結果に基づいて、隣接する2つのセクタがそれぞれ別々の移動体端末に異なる信号を送信する単一セクターモードと、隣接する2つのセクタのうち一方のセクタが信号を送信しているときには他のセクタは信号を送信しないように制御するセクタ選択モードと、隣接する2つのセクタの両方から前記移動体端末に信号を送信するコラボレーションモードのいずれかの送信方法を選択し、
    前記移動体端末に対して、選択した送信方法を通知することを特徴とする基地局装置。
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