JP5204803B2 - データ処理装置、入力支援方法及びプログラム - Google Patents

データ処理装置、入力支援方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザによる情報入力を支援する方法に関する。
特許文献1には、電子メールの内容から日時及び内容情報(場所、対象物、用件)を抽出し、抽出した日時及び内容情報を登録候補としてスケジュール登録に反映させる技術が記載されている。特許文献1には、かかる技術を用いることで、ユーザによる入力の手間が少なくなり、スケジュール登録を正確かつ迅速に行うことができるようになると記載されている。
特開2009−259144号公報
しかし、電子メールの内容を単にそのまま抽出しただけでは、抽出した情報が有用でないことも少なくないといえる。
そこで、本発明は、ユーザによる入力を支援する場合において、ユーザに入力される可能性が高い情報を入力候補にすることを目的とする。
本発明の一態様に係るデータ処理装置は、情報が入力される項目を有する文書の作成に用いられる、文字列及び日情報を含むデータに基づき、当該データが示送信日時、受信日時、作成日時又は編集日時であるベース日時を特定するベース特定部と、前記データに含まれる文字列から、対象の日時を日時形式の数値で表示する第1の文字列と、或る日時から対象の日時までの相対的な時間の長さを表現する第2の文字列とを特定する文字列特定部と、前記ベース日時に基づいて、前記第2の文字列が表現する対象の日時を日時形式の数値で表示する文字列を推定する推定部と、前記文書の作成が指示されると、前記第1の文字列を前記推定部により推定された文字列よりも優先的に、前記項目の入力候補としてユーザに提示する提示部とを備える構成を有する。
好ましい態様において、前記推定部は、前記ベース日時と前記特定された文字列とを組み合わせた日時を特定し、前記提示部は、前記ベース日時を前記項目の第1の入力候補とし、前記推定により特定された前記日時を前記項目の第2の入力候補とし、前記第1の入力候補を前記第2の入力候補よりも優先的に提示する。
また、本発明の他の一態様に係るデータ処理装置は、文書の作成に用いられる、文字列及び日付情報を含むデータに基づき、当該データが示す送信日時、受信日時、作成日時又は編集日時であるベース日時を特定するベース特定部と、前記データに含まれる文字列から日時に関連する文字列を特定する文字列特定部と、前記文字列特定部により或る日時から対象の日時までの相対的な時間の長さを表現する文字列が特定された場合には、前記ベース日時に基づいて、当該特定された文字列から当該対象の日時を日時形式の数値で表示する文字列を推定する推定部と、前記文書の作成が指示されると、前記ベース日時を第1の入力候補とし、前記推定部により推定された日時を第2の入力候補とし、前記第1の入力候補を前記第2の入力候補よりも優先的にユーザに提示する提示部とを備える構成を有する。
本発明の他の態様に係る入力支援方法は、データ処理装置が、情報が入力される項目を有する文書の作成に用いられる、文字列及び日情報を含むデータに基づき、当該データが示送信日時、受信日時、作成日時又は編集日時であるベース日時を特定し、前記データに含まれる文字列から、対象の日時を日時形式の数値で表示する第1の文字列と、或る日時から対象の日時までの相対的な時間の長さを表現する第2の文字列とを特定し、前記ベース日時に基づいて、前記第2の文字列が表現する対象の日時を日時形式の数値で表示する文字列を推定し、前記文書の作成が指示されると、前記第1の文字列を前記推定され文字列よりも優先的に、前記項目の入力候補としてユーザに提示することを特徴とするものである。
本発明の他の態様に係るプログラムは、コンピュータに、情報が入力される項目を有する文書の作成に用いられる、文字列及び日情報を含むデータに基づき、当該データが示送信日時、受信日時、作成日時又は編集日時であるベース日時を特定するステップと、前記データに含まれる文字列から、対象の日時を日時形式の数値で表示する第1の文字列と、或る日時から対象の日時までの相対的な時間の長さを表現する第2の文字列とを特定するステップと、前記ベース日時に基づいて、前記第2の文字列が表現する対象の日時を日時形式の数値で表示する文字列を推定するステップと、前記文書の作成が指示されると、前記第1の文字列を前記推定された文字列よりも優先的に、前記項目の入力候補としてユーザに提示するステップとを実行させるためのものである。
本発明によれば、ユーザによる入力を支援する場合において、ユーザに入力される可能性が高い情報を入力候補にすることが可能である。
通信端末の構成を示すブロック図 メモのデータ形式を例示する図 制御部の入力支援に関する機能的構成を示す機能ブロック図 入力支援に関する動作の概要を示すフローチャート 日時に関連する特定処理を示すフローチャート 場所に関連する特定処理を示すフローチャート 人物に関連する特定処理を示すフローチャート 通信端末が受信した電子メールの一例を示す図 通信端末に記憶されたアドレス帳を示す図 図8に例示した電子メールから特定される日時に関連する文字列を示す図 図10に例示した日時のうちの年月日について優先順位を示す図 図10に例示した日時のうちの時刻について優先順位を示す図 図8に例示した電子メールから特定される場所に関連する文字列を示す図 図13に例示した文字列の優先順位を示す図 図8に例示した電子メールから特定される人物に関連する文字列を示す図 図15に例示した文字列の優先順位を示す図
[実施形態]
図1は、本発明の一実施形態である通信端末の構成を示すブロック図である。本実施形態の通信端末10は、図1に示すとおり、制御部100と、記憶部200と、通信部300と、表示部400と、入力部500とを備える。通信端末10は、例えば、携帯電話機、スマートフォン等の無線通信端末であるが、無線通信を行うものに限定されるわけではない。また、通信端末10は、音声通信(すなわち通話)及びデータ通信を行うための機能を少なくとも有する。ここでいうデータ通信は、電子メールの送受信を少なくとも含む。
本実施形態において、電子メールとは、RFC(Request for Comments)に準拠し、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等の所定のプロトコルに従って通信端末間でやりとりされる電子的なメッセージをいう。電子メールは、本文(Body)のほか、代表的なヘッダ情報(Received、Date、From、To、Cc、Bcc、Subjectなど)を含み得る。また、電子メールは、別のファイル(添付ファイル)を含むものであってもよい。
制御部100は、本発明に係るデータ処理装置の一例に相当するものである。制御部100は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置と主記憶装置に相当するメモリとを備え、プログラムを実行することによって通信端末10の各部の動作を制御する。また、制御部100は、時計機能(日時を計測する機能)を有する。記憶部200は、補助記憶装置に相当する記憶手段を備え、制御部100が用いるデータを記憶する。記憶部200が記憶するデータは、電子メール、アドレス帳、送受信履歴、発着信履歴及び辞書を含む。なお、記憶部200が備える記憶手段は、その一部又は全部がリムーバブルメディア(すなわち着脱可能な記憶手段)であってもよい。
本実施形態において、アドレス帳、送受信履歴及び発着信履歴は、それぞれ、アドレス情報を含むデータの集合(データ群)である。ここにおいて、アドレス情報とは、通信元(通信を開始する側の通信端末)又は通信先(通信の相手となる通信端末)の候補又は履歴を表すデータをいい、電話番号、メールアドレス及びこれらに便宜的に割り当てられる名称の少なくともいずれかを表すデータである。本実施形態において、電話番号は、通話に用いられる所定の桁数の数字列である。また、メールアドレスは、電子メールの送受信に用いられる文字列である。また、名称は、通信元又は通信先をユーザにわかりやすく示すための文字列であり、人名、ニックネーム、屋号、法人名などが適宜用いられる。
アドレス帳は、通信端末10のユーザが通話の発信や電子メールの送信に用いるアドレス情報を記録したデータ群である。アドレス帳に記録されたアドレス情報は、通信元又は通信先の候補となり得る。送受信履歴は、通信端末10が過去に送信又は受信した電子メールの各々について、アドレス情報と送信日時又は受信日時とを対応付けて記録したデータ群である。また、発着信履歴は、通信端末10が過去に発信又は着信した通話の各々について、アドレス情報と発信時刻又は着信時刻とを対応付けて記録したデータ群である。送受信履歴又は発着信履歴に記録されたアドレス情報は、通信元又は通信先と時期に関する情報とを対応付けた履歴である。なお、送受信履歴(発着信履歴)は、送信履歴(発信履歴)と受信履歴(着信履歴)とに分かれたものであると把握することも可能である。
また、本実施形態において、辞書は、複数の文字列を含むデータ群である。本実施形態の辞書は、例えば、人名の辞書や地名の辞書といったように、所定の属性を有する文字列を系統立ててまとめて分類したものである。また、本実施形態の辞書は、いわゆるシソーラスのように、同義語や類義語に相当する文字列を関連付けて記録したものであってもよい。なお、辞書に含まれる文字列は、ユーザによって指定ないし追加されてもよい。また、本実施形態の辞書は、より詳細には、後述のとおりである。
通信部300は、通信端末10が他の通信端末と通話及びデータ通信を行うためのインターフェースである。通信部300は、例えば、インターネット、移動通信網等の所定の通信網を介してデータを送受信するが、電子メッセージの種類によっては、通信網を介さずに、他の通信端末と直接データを送受信するものであってもよい。表示部400は、液晶パネル等の表示手段とこの表示手段を駆動する駆動手段を備え、画像を表示する。入力部500は、通信端末10のユーザによる操作(すなわち入力)を受け付け、受け付けた操作を表す操作情報を制御部100に供給する。入力部500は、キーパッド(キーボード)によってユーザの操作を受け付けてもよいし、表示部400の表示手段に重ねて設けられるタッチセンサ(タッチスクリーン)によってユーザの操作を受け付けてもよい。
通信端末10のハードウェア構成は、以上のとおりである。この構成のもと、通信端末10は、他の通信端末(図示略)と通話及びデータ通信を行う。ユーザは、自らの側が発信元(通信元)となって通話を開始する場合には、発信先(通信先)の電話番号を直接入力するほか、アドレス帳や発着信履歴に記録された電話番号を選択し、入力の手間を省略することも可能である。また、通信端末10は、所定の電話番号の発信先に発信した場合には、当該電話番号とその発信時刻を発着信履歴に記録する。一方、通信端末10は、他の通信端末から着信があった場合において、発信元の電話番号がアドレス帳に記録されていたときには、当該電話番号に割り当てられた名称を表示部400に表示し、誰(又はどこ)からの着信であるかをユーザに容易に理解せしめることができる。また、通信端末10は、所定の電話番号の発信元から着信した場合には、当該電話番号とその着信時刻を発着信履歴に記録する。
また、通信端末10は、データ通信として、電子メールの送受信を行うことができる。通信端末10は、電子メールを送信する場合には、電子メールを作成するための画面を表示部400に表示し、ユーザによる文字等の入力を受け付ける。このとき、ユーザは、あて先(通信先)のメールアドレスを直接入力するほか、アドレス帳や送受信履歴に記録されたメールアドレスを選択し、入力の手間を省略することも可能である。一方、通信端末10は、電子メールを受信した場合において、送信元(通信元)のメールアドレスがアドレス帳に記録されていたときには、当該メールアドレスに割り当てられた名称を表示部400に表示することができる。また、通信端末10は、電子メールの送受信があった場合も、通話の場合と同様に、メールアドレスとその送信日時又は受信日時を送受信履歴に記録する。
さらに、通信端末10は、電子メールを受信した場合に、受信した電子メールの内容に基づいて文書を生成することが可能である。ここでいう「文書」は、特定のアプリケーション(例えばスケジューラ)に関連付けられるデータ群であってもよいが、特に用途やアプリケーションが限定されないデータ群であってもよい。この、受信済みの電子メールに基づいて生成される文書のことを、以下においては「メモ」という。
図2は、本実施形態におけるメモのデータ形式を例示する図である。本実施形態のメモは、図2に示すように、「いつ」、「どこ」、「誰」、「何」という4種類の項目を有する。ここにおいて、項目「いつ」は、日時や時刻が入力される項目であり、日時に関連する属性を有する。ここでいう「日時」や「時刻」は、具体的な日時だけでなく、例えば「2時間後」や「明日」といった情報を含み得る。項目「いつ」は、例えば、スケジューラにおけるスケジュールの時刻のほか、アラームが鳴る時刻などにも用いられ得る。項目「どこ」は、場所の名称が入力される項目であり、場所に関連する属性を有する。項目「誰」は、人物等の名称が入力される項目であり、人物に関連する属性を有する。ここでいう「人物」は、自然人と法人の双方を含み得る。項目「何」は、上述したいずれの属性にも該当しない情報や、属性が不明又は不定な情報が入力される項目であり、特定の属性を有しないもの(以下「無属性」という。)である。
このようなメモを利用することにより、ユーザは、「いつ、どこで、誰が(又は誰と/誰に)、何をする」といった情報を入力することが可能である。なお、メモは、複数ある項目のすべてが入力されている必要はなく、例えば、「いつ、どこで」や、「誰と、何をする」などといったように、一部の項目のみによって記述されてもよい。
通信端末10は、ユーザがこのようなメモを作成するときに、ユーザによる入力を支援する。このとき、通信端末10は、受信済みの電子メールを解析し、電子メールに含まれる文字列を上述した属性によって分類するとともに、これらの文字列のうちの所定の条件を満たすものをメモの各項目の入力候補として提示する。つまり、入力候補は、ある項目に該当する可能性がある文字列であるともいえる。ここにおいて、文字列とは、1又は複数の文字のまとまりをいうものである。また、文字とは、所定の文字コードによって表現可能な符号をいい、いわゆる文字(漢字、アルファベット等)のみならず、数字や記号などを含み得るものである。
図3は、制御部100の入力支援に関する機能的構成を示す機能ブロック図である。制御部100は、プログラムを実行することによって、図2に示すメール取得部110、アドレス取得部120、日時特定部130、場所特定部140、人物特定部150及び提示部160に相当する機能を実現する。これらの機能は、OS(Operating System)の機能の一つとして実現されてもよいし、専用のアプリケーションの機能として実現されてもよい。
メール取得部110は、通信部300又は記憶部200を介して、解析の対象であるデータ(すなわち電子メール)を取得する。メール取得部111は、1つの電子メール(例えば、受信日時が最も新しい電子メール)を解析の対象として取得してもよいが、複数の電子メールを解析の対象として取得してもよい。後者の場合、メール取得部111は、記憶部200に記録されている電子メールを読み出して取得する。
アドレス取得部120は、アドレス情報を含むデータ群(アドレス帳、送受信履歴及び発着信履歴)の少なくともいずれかを取得する。本実施形態において、アドレス取得部120は、アドレス帳のみを取得するものとする。アドレス帳は、人物に関連する入力候補を提示する場合に用いられる。換言すれば、アドレス帳は、日時や場所に関連する入力候補を提示する場合には、必須とはされないデータである。
日時特定部130は、メール取得部110により取得された電子メールに基づき、日時に関連する文字列を特定する。日時特定部130は、より詳細には、ベース特定部131と、文字列特定部132と、推定部133とを含む。
ベース特定部131は、日時に関連する入力候補を特定する際の基準の日時(以下「ベース日時」という。)を特定する。ベース日時は、例えば、電子メールの送信日時又は受信日時のいずれかである。この場合において、送信日時や受信日時は、本発明に係る日時情報の一例に相当する。また、ベース日時は、メモの作成日時(メモを作成するための画面が表示された日時)や編集日時(既に作成されたメモの内容を変更する画面が表示された日時)であってもよい。ここにおいて、「画面が表示された日時」とは、当該画面の表示が始まった時刻でもよく、当該画面が表示された状態から非表示になった時刻でもよい。すなわち、「画面が表示された日時」は、当該画面が表示されている期間のいずれであってもよいものである。これらの作成日時や編集日時も、本発明に係る日時情報の一例に相当するものである。
文字列特定部132は、メール取得部110により取得された電子メールに基づき、日時に関連する文字列を特定する。推定部133は、ベース特定部131により特定されたベース日時と文字列特定部132により特定された文字列とを用いて、日時に関連する入力候補を推定する。
場所特定部140は、メール取得部110により取得された電子メールに基づき、場所に関連する文字列を特定する。人物特定部150は、メール取得部110により取得された電子メールに基づき、人物に関連する文字列を特定する。提示部160は、日時特定部130、場所特定部140又は人物特定部150により特定された文字列を、メモのそれぞれの属性に応じた項目の入力候補としてユーザに提示する。
提示部160は、望ましくは、特定された文字列のすべてを提示するのではなく、所定の条件を満たす文字列を優先的に提示する。ここにおいて、文字列が「所定の条件を満たす」状態とは、後述する優先順位が他よりも高い状態をいうものである。なお、提示部160は、人物に関連する入力候補を提示する場合には、アドレス取得部120により取得されたデータ群を参照し、特定された文字列とこれらのデータ群との一致の度合いによって優先順位を決定する。
また、ここにおいて、提示とは、ユーザが認識できるような態様で情報を示すことをいい、本実施形態においては、文字列を表示(視覚的に提示)することを指す。すなわち、本実施形態においては、提示するための手段に相当するのは、表示部400である。入力候補の提示方法は、ある入力候補をある項目にあらかじめ(すなわち、ユーザによる直接入力なしに)表示する第1の方法と、複数の入力候補をある項目の選択肢の一部又は全部として表示する第2の方法とがあり、通信端末10においていずれかが適宜採用される。第1の方法において、入力候補がユーザの所望する文字列でなかった場合には、ユーザは、当該文字列を消去し、別の文字列を入力する操作を行う。なお、提示部114は、入力候補が複数ある場合には、第2の方法を採用することが望ましい。
図4は、通信端末10の入力支援に関する動作の概要を示すフローチャートである。図4に示すように、通信端末10の制御部100は、まず、受信済みの電子メールを取得する(ステップS1)。次に、制御部100は、適当なタイミングで、メモを作成する旨の指示を検出する(ステップS2)。この指示は、ユーザの操作によって与えられてもよいが、通信端末10が電子メールを受信したタイミングで生じるものであってもよい。
なお、ステップS1の処理は、ステップS2の処理の後に実行されてもよい。すなわち、制御部100は、メモを作成する旨の指示を受け付けてから、記憶部200に記憶されていた電子メールを読み出して取得し、文字列の特定を行ってもよい。ただし、解析対象の電子メールが複数ある場合などには、制御部100がステップS1及びS2の処理をアイドル時などにあらかじめ実行しておくことが望ましいといえる。
メモを作成する指示を検出すると、制御部100は、メモの属性に関連する文字列をそれぞれの属性毎に特定する(ステップS3)。この処理のことを、以下においては「特定処理」という。特定処理は、日時、場所、人物及び無属性のそれぞれの属性に関連する文字列を特定する4種類の処理であり、これらの処理が選択的又は並行的に実行されるものである。なお、無属性の文字列を特定する処理は、それ以外の3種類の属性(日時、場所、人物)に関連する文字列のすべてが特定される処理であってもよいし、かかる3種類の属性に関連する文字列以外の文字列が特定される処理であってもよい。
続いて、制御部100は、入力候補として適当な文字列があるか否かをメモの属性毎に判断する(ステップS4)。制御部100は、各属性について、適当な入力候補があればこれを提示させ(ステップS5)、適当な入力候補がなければ何も提示させない(ステップS6)。
図5〜7は、特定処理を示すフローチャートである。図5は、特定処理のうち、日時に関連する文字列を特定するための処理を示すフローチャートである。この処理において、制御部100は、ベース日時を特定し(ステップSa1)、次いで、電子メールの本文(Body)及び件名(Subject)から、日時に関連する文字列を特定する(ステップSa2、Sa3)。なお、電子メールの本文及び件名を、以下においては「テキスト」と総称する。また、制御部100は、電子メールが添付ファイルを有する場合には、添付ファイルからも文字列を特定するようにしてもよい。
本実施形態において、日時に関連する文字列には、「日付時刻表現」と「時間的要素」の2種類がある。ここにおいて、日付時刻表現とは、日付や時刻を直接的に表現する文字列のことをいう。日付時刻表現は、例えば、「3月10日」とか「21時15分」といった文字列のように、日付や時刻を具体的な数値で表現した文字列である。これに対し、時間的要素は、日付や時刻を間接的に表現する文字列のことをいう。時間的要素は、例えば、「翌日」とか「2時間前」といった文字列のように、基準となる日時が特定されることで具体的な日時が特定できる文字列である。例えば、「翌日」というのは、「3月10日」の翌日であれば「3月11日」であり、「3月11日」の翌日であれば「3月12日」である、といったように、どの日を基準にするかによって変わり得る概念である。かかる意味においては、時間的要素は、基準の日時からの相対的な時間の長さを表現するものであるともいえる。一方、日付時刻表現は、具体的な日時を表現するものであるから、日時が他の情報の制約を受けずに(すなわち絶対的に)表現されているものであるといえる。ゆえに、日付時刻表現は、本発明に係る第1の文字列の一例であり、時間的要素は、本発明に係る第2の文字列の一例である。
制御部100は、ステップSa2において日付時刻表現を特定し、ステップSa3において時間的要素を特定する。制御部100は、日付時刻表現を特定するためには、周知の形態素解析を用いる。なお、制御部100は、日付時刻表現が月日のみを表現し、年を特定できない場合には、ベース日時の年を代用する。また、制御部100は、時間的要素を特定する場合には、これを記述した辞書(時間的要素辞書)を用いる。すなわち、このとき制御部100は、電子メールのテキストに含まれる文字列のうち、時間的要素辞書に含まれる文字列と一致するものを時間的要素であるとみなす。
ベース日時、日付時刻表現及び時間的要素を特定したら、制御部100は、ベース日時及び時間的要素を組み合わせた日時と、日付時刻表現及び時間的要素を組み合わせた日時とを特定する(ステップSa4)。ここで特定される日時は、例えば、日付時刻表現が「(2010年)3月10日」であり、時間的要素が「翌日」であれば、「(2010年)3月11日」である。
制御部100は、このように特定した日時に対して優先順位を割り当てる。具体的には、制御部100は、
(1)ベース日時
(2)日付時刻表現
(3)ベース日時と時間的要素の組合せ
(4)日付時刻表現と時間的要素の組合せ
という順番で優先順位を割り当てる。この例においては、(1)の優先順位が最も高く、(4)の優先順位が最も低い。なお、日付時刻表現や時間的要素がテキスト中に複数ある場合には、所定の適当な順序(データの先頭からの順番、数値の昇順又は降順など)によってこれらの順位が決められればよい。制御部100は、このようにして割り当てた優先順位を用いて、入力候補の提示の順序を決定する。
図6は、特定処理のうち、場所に関連する文字列を特定するための処理を示すフローチャートである。この処理において、制御部100は、電子メールのテキストから「地名」、「場所的要素」及び「一般語彙」をそれぞれ特定する(ステップSb1、Sb2、Sb3)。ここにおいて、地名とは、特定の場所を表す名詞をいい、例えば、地方や地方公共団体(市区町村)の名称、地形の名称(富士山など)、駅や空港の名称、企業や施設(店舗、公共施設など)の名称、著名な待ち合わせ場所やランドマークの名称である。これに対し、場所的要素は、場所を表す名詞であって地名よりも抽象的又は一般的な場所を表す名詞をいう。場所的要素は、例えば、「居酒屋」、「レストラン」、「駅前」などといった文字列である。また、一般語彙とは、テキスト中に含まれる文字列のうち、地名と場所的要素のいずれにも該当しない文字列をいう。地名及び場所的要素の特定には、それぞれ専用の辞書(地名辞書、場所的要素辞書)が用いられる。換言すれば、場所に関連する文字列が地名と場所的要素のいずれに属するかは、地名辞書と場所的要素辞書にどのように文字列が登録(記述)されているかに依存する。
制御部100は、このように特定した文字列に対して優先順位を割り当てる。具体的には、制御部100は、
(1)地名
(2)場所的要素
(3)一般語彙
という順番で優先順位を割り当てる。この例においては、(1)の優先順位が最も高く、(3)の優先順位が最も低い。なお、地名や場所的要素がテキスト中に複数ある場合には、所定の適当な順序によってこれらの順位が決められればよい。
図7は、特定処理のうち、人物に関連する文字列を特定するための処理を示すフローチャートである。この処理において、制御部100は、電子メールのヘッダ情報のうち「From」、「To」、「Cc(Bccを含む。)」に記述されたメールアドレスを特定する(ステップSc1)。ただし、制御部100は、ここで特定されるメールアドレスに自端末に割り当てられたメールアドレスが含まれる場合には、当該メールアドレスを特定対象から除外する。つまり、ステップSc1において特定されるメールアドレスは、電子メールを送受信するユーザのメールアドレスのうち、本人のメールアドレスを除いたものである。
次に、制御部100は、テキスト中のメールアドレス又は電話番号を特定する(ステップSc2)。メールアドレスや電話番号の特定には、周知の方法が用いられる。例えば、テキスト中に記号「@」が含まれ、かつ、その前後に所定の文字数以上の英数字があれば、これをメールアドレスであるとみなすことができる。
続いて、制御部100は、テキスト中の「人名」、「人的要素」及び「一般語彙」をそれぞれ特定する(ステップSc3、Sc4、Sc5)。ここにおいて、人名とは、人物を表す名詞をいい、例えば、姓又は名、著名人の名称(芸名、ニックネームなどを含む。)などである。これに対し、人的要素は、人物に関連する名詞から上述した人名を除いたものをいい、例えば、人称代名詞などである。人的要素は、例えば、「私」、「彼女」、「主人」、「妻」、「親」などである。また、一般語彙とは、テキスト中に含まれる文字列のうち、人名と人的要素のいずれにも該当しない文字列をいう。つまり、場所に関連する文字列における「一般語彙」と人物に関連する文字列における「一般語彙」とは、概念的には類似するが、実際の内容は異なるものである。人名及び人的要素の特定には、それぞれ専用の辞書(人名辞書、人的要素辞書)が用いられる。換言すれば、人物に関連する文字列が人名と人的要素のいずれに属するかは、人名辞書と人的要素辞書にどのように文字列が登録(記述)されているかに依存する。
制御部100は、このように特定した文字列に対して優先順位を割り当てる。具体的には、制御部100は、アドレス帳のアドレス情報を参照し、
(1)From/To/Ccに含まれるメールアドレスであって、アドレス帳に登録されているもの
(2)テキスト中のメールアドレスであって、アドレス帳に登録されているもの
(3)From/To/Ccに含まれるメールアドレスであって、アドレス帳に登録されていないもの
(4)テキスト中のメールアドレスであって、アドレス帳に登録されていないもの
(5)テキスト中に人名があり、かつ、当該人名に対応するメールアドレス(又は電話番号)がアドレス帳に登録されている場合におけるそのメールアドレス(又は電話番号)
(6)テキスト中に人的要素があり、かつ、当該人的要素に対応するメールアドレス(又は電話番号)がアドレス帳に登録されている場合におけるそのメールアドレス(又は電話番号)
(7)テキスト中の電話番号であって、当該電話番号又はこれに対応するメールアドレスが上記(1)〜(6)のいずれにも該当しないもの
(8)テキスト中に人名があり、かつ、当該人名に対応するメールアドレス(又は電話番号)がアドレス帳に登録されていない場合におけるその人名
(9)テキスト中に人的要素があり、かつ、当該人的要素に対応するメールアドレス(又は電話番号)がアドレス帳に登録されていない場合におけるその人的要素
(10)一般語彙
という順番で優先順位を割り当てる。この例においては、(1)の優先順位が最も高く、(10)の優先順位が最も低い。また、この例は、電話番号や名称よりもメールアドレスの提示を優先させたものである。なお、人名や人的要素がテキスト中に複数ある場合には、所定の適当な順序によってこれらの順位が決められればよい。また、人名や人的要素をアドレス帳における名称と比較する場合には、姓又は名の一方のみと比較してもよいし、「君」、「さん」、「Mr.」、「Ms.」などのような接尾語(接頭語)を無視して比較してもよい。
図8〜16は、ある動作例を説明するための図である。図8は、あるユーザの通信端末10が受信した電子メールの一例を示す図であり、図9は、通信端末10に記憶されたアドレス帳を示す図である。なお、この例において、ユーザのメールアドレスは「yamasaki@dddd.ne.jp」であり、ユーザの電話番号は「090-xxxx-xxxx」であるとする。
図10は、図8に例示した電子メールから特定される文字列のうち、日時に関連する文字列を示す図である。図11は、日時のうちの年月日について優先順位を示す図であり、図12は、日時のうちの時刻について優先順位を示す図である。なお、図11において、「2009/6/29(2009年6月29日)」は、2番目の日付時刻表現の年月日であると同時に、4番目のベース日時に「明後日(すなわち2日後)」を加算した年月日でもある。このような重複を生じる場合、制御部100は、重複した文字列のうち優先順位が最も高いものを残し、それ以外の文字列(図11においては4番目)を除外する処理を行う。この場合、優先順位が4番目に高いのは、「2009/6/30(2009年6月30日)」になる。
また、制御部100は、特定した時刻が午前と午後のいずれであるかを特定できない場合には、午前と午後の双方の時刻を特定する。制御部100は、例えば、「7:00(7時0分)」という日付時刻表現について、これを「7:00(午前7時)」と「19:00(午後7時)」のいずれの可能性もあると判断し、双方の時刻を特定する。なお、この場合、午前と午後のいずれの優先順位を高くしてもよいが、図12の例においては、午前の優先順位を高くしている。
制御部100は、このようにして優先順位が付与された文字列のうち、優先順位が高い所定数の文字列を入力候補として提示する。よって、制御部100は、優先順位が高いものから順に所定数の文字列が特定できた場合には、それ以外の文字列の特定を行わずに特定処理を終えてもよい。例えば、図11においては、説明の便宜上、日時に関連する文字列をすべて示しているが、提示する入力候補が3個であれば、制御部100は4番目以降の文字列を特定するための処理を省略することができる。このようにすることで、制御部100のリソースの消費を抑制することが可能となる。
図13は、図8に例示した電子メールから特定される文字列のうち、場所に関連する文字列を示す図である。また、図14は、図13に示す文字列の優先順位を示す図である。なお、この例において、「横浜」と「東口」のどちらの優先順位をより高くするかは、上述したとおり、適当に決められればよい。
図15は、図8に例示した電子メールから特定される文字列のうち、人物に関連する文字列を示す図である。また、図16は、図15に示す文字列の優先順位を示す図である。この例において、「nomura@dddd.ne.jp」は、優先順位の1番目にあると同時に、6番目にもある。また、「sato@dddd.ne.jp」も、優先順位の2番目と8番目に重複している。この場合、制御部100は、重複する文字列を除外し、以降の文字列の優先順位を繰り上げるようにすることができる。
なお、図16に示す例は、アドレス情報のうちのメールアドレスの提示を優先する例である。しかし、制御部100は、アドレス情報のうちの電話番号や名称の例示を優先させることも可能である。例えば、制御部100は、図16に示す例において、「nomura@dddd.ne.jp」に代えて、「野村さん」や「090-xxxx-5555」という文字列を入力候補として提示することが可能である(図9参照)。
以上のとおり、本実施形態の通信端末10によれば、電子メールに含まれる所定の属性の文字列どうしを組み合わせ、さらに順位付けして用いることで、当該電子メールの内容と関連する可能性がより高い文字列を入力候補として優先的に表示することが可能である。よって、この通信端末10によれば、入力する可能性が高い文字列をより簡単な操作でユーザに入力させることが期待できる。
[変形例]
上述した実施形態及び動作例は、本発明の実施の一例にすぎない。本発明は、上述した実施形態又は動作例に対して以下の変形を適用した態様で実施することも可能である。なお、以下に示す変形例は、必要に応じて、各々を適当に組み合わせて実施されてもよいものである。
(変形例1)
上述した電子メールは、本発明に係る電子メッセージの一例である。ここにおいて、電子メッセージとは、通信端末間でやりとりされる電子的なメッセージをいう。本発明は、上述した電子メールに代えて、他の電子メッセージを用いてもよいものである。ここでいう「他の電子メッセージ」は、例えば、SMS(Short Message Service)によって送受信されるデータである。電子メールとSMSの相違点の一つは、データの送受信に用いるアドレス情報がメールアドレスか電話番号かの違いである。また、本発明は、複数種類の電子メッセージを入力候補の提示に利用してもよいものである。
なお、本発明に係る電子メッセージは、送信日時や受信日時を含むデータである必要はなく、送信日時や受信日時が関連付けられるデータであれば十分である。例えば、通信端末が電子メッセージを送受信するタイミングでその日時を記録し、これを電子メッセージと関連付けて記憶することができれば、その日時を電子メッセージの送信日時や受信日時として利用することが可能である。
さらに、本発明において、入力候補の提示に用いられるデータは、電子メッセージに限定されず、また、送受信されるデータにも限定されない。入力候補の提示に用いられるデータは、ベース日時を特定するための日時情報と、日時に関連する(日時情報以外の)文字列とを含むものであれば、いかなるデータであってもよい。なお、かかるデータとして送受信されないデータを用いる場合は、例えば、作成日時や編集日時を日時情報として用いることが可能である。
(変形例2)
本発明は、受信済みの電子メッセージを用いるのではなく、送信済みの電子メッセージに基づいてメモを作成する場合にも適用可能である。また、本発明は、上述したアドレス帳に代えて、送受信履歴又は発着信履歴を用いて入力候補の提示を行ってもよく、また、アドレス帳と送受信履歴又は発着信履歴とを併用してもよいものである。かかる場合、文字列の優先順位は、アドレス帳に含まれる文字列を送受信履歴又は発着信履歴に含まれる文字列よりも高くしたり、アドレス帳と送受信履歴又は発着信履歴の双方に含まれる文字列を他の文字列よりも高くしたりすることも可能である。
(変形例3)
本発明は、通信元又は通信先の候補又は履歴であるアドレス情報を記憶する記憶部と、電子メッセージから所定の属性を有する文字列を特定する特定部と、前記特定された文字列が前記記憶されたアドレス情報に含まれる場合に、当該文字列又は当該アドレス情報を前記所定の属性に関連する入力候補として提示する提示部とを備えることを特徴をするデータ処理装置や、これを備える通信端末としても把握され得るものである。かかるデータ処理装置又は通信端末によれば、記憶部に記憶されているアドレス帳等のデータを利用することで、通信端末のユーザと関連する可能性が高い人物に関する文字列を入力候補として優先的に提示することが可能である。
(変形例4)
図3に示す機能は、複数のプログラムの協働によっても実現され得る。例えば、図3に示す機能は、日時特定部130、場所特定部140及び人物特定部150に相当するプログラムがそれぞれ別個のプログラムであってもよい。また、本発明は、日時、場所及び人物に関連する文字列の少なくともいずれかを入力候補として提示するものであれば足り、必ずしも、これらのすべてを提示する必要はない。
(変形例5)
本発明は、データ処理装置やこれを備える通信端末のみならず、かかるデータ処理装置又は通信端末における入力支援方法としても把握され得るものである。また、本発明は、コンピュータに図3に示した機能(又はその一部)を実現させるためのプログラムとしても把握され得るものである。かかるプログラムは、これを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりすることができるものである。
10…通信端末、100…制御部、110…メール取得部、120…アドレス取得部、130…日時特定部、131…ベース特定部、132…文字列特定部、133…推定部、140…場所特定部、150…人物特定部、160…提示部、200…記憶部、300…通信部、400…表示部、500…入力部

Claims (5)

  1. 情報が入力される項目を有する文書の作成に用いられる、文字列及び日付情報を含むデータに基づき、当該データが示す送信日時、受信日時、作成日時又は編集日時であるベース日時を特定するベース特定部と、
    前記データに含まれる文字列から、対象の日時を日時形式の数値で表示する第1の文字列と、或る日時から対象の日時までの相対的な時間の長さを表現する第2の文字列とを特定する文字列特定部と、
    前記ベース日時に基づいて、前記第2の文字列が表現する対象の日時を日時形式の数値で表示する文字列を推定する推定部と、
    前記文書の作成が指示されると、前記第1の文字列を前記推定部により推定された文字列よりも優先的に、前記項目の入力候補としてユーザに提示する提示部と
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記推定部は、前記ベース日時と前記特定された文字列とを組み合わせた日時を特定し、
    前記提示部は、前記ベース日時を前記項目の第1の入力候補とし、前記推定部により特定された前記日時を前記項目の第2の入力候補とし、前記第1の入力候補を前記第2の入力候補よりも優先的に提示する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 文書の作成に用いられる、文字列及び日付情報を含むデータに基づき、当該データが示す送信日時、受信日時、作成日時又は編集日時であるベース日時を特定するベース特定部と、
    前記データに含まれる文字列から日時に関連する文字列を特定する文字列特定部と、
    前記文字列特定部により或る日時から対象の日時までの相対的な時間の長さを表現する文字列が特定された場合には、前記ベース日時に基づいて、当該特定された文字列から当該対象の日時を日時形式の数値で表示する文字列を推定する推定部と、
    前記文書の作成が指示されると、前記ベース日時を第1の入力候補とし、前記推定部により推定された日時を第2の入力候補とし、前記第1の入力候補を前記第2の入力候補よりも優先的にユーザに提示する提示部と
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  4. データ処理装置が、
    情報が入力される項目を有する文書の作成に用いられる、文字列及び日付情報を含むデータに基づき、当該データが示す送信日時、受信日時、作成日時又は編集日時であるベース日時を特定し、
    前記データに含まれる文字列から、対象の日時を日時形式の数値で表示する第1の文字列と、或る日時から対象の日時までの相対的な時間の長さを表現する第2の文字列とを特定し、
    前記ベース日時に基づいて、前記第2の文字列が表現する対象の日時を日時形式の数値で表示する文字列を推定し、
    前記文書の作成が指示されると、前記第1の文字列を前記推定された文字列よりも優先的に、前記項目の入力候補としてユーザに提示する
    ことを特徴とする入力支援方法。
  5. コンピュータに、
    情報が入力される項目を有する文書の作成に用いられる、文字列及び日付情報を含むデータに基づき、当該データが示す送信日時、受信日時、作成日時又は編集日時であるベース日時を特定するステップと、
    前記データに含まれる文字列から、対象の日時を日時形式の数値で表示する第1の文字列と、或る日時から対象の日時までの相対的な時間の長さを表現する第2の文字列とを特定するステップと、
    前記ベース日時に基づいて、前記第2の文字列が表現する対象の日時を日時形式の数値で表示する文字列を推定するステップと、
    前記文書の作成が指示されると、前記第1の文字列を前記推定された文字列よりも優先的に、前記項目の入力候補としてユーザに提示するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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