JP5201898B2 - 台車傾転装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、キャスタ車輪等が設けられた養鶏用移動棚のような、車高の高い台車を持ち上げて横倒し状態で保持するための台車傾転装置に関する。
養鶏場等で用いられる養鶏用移動棚は、底部にキャスタ車輪等の車輪が取り付けられて移動できる台車として構成されている。鶏を収容する棚は多段になっていて、車輪を含めた高さは170cm〜180cmと高いため、このような台車の車輪の点検、洗浄、注油、修理等の作業を行う場合には、従来では台車を人手で横倒しにして行っていた。
そのため、一度に多数の養鶏用移動棚の車輪に注油したり、破損した車輪を新品と交換するような作業を行う場合には、人の身長以上もあるこれらの養鶏用移動棚を一つ一つ人手で横倒しにする必要があり、その作業に多大な労力と時間が費やされるばかりでなく、地面や床面に横倒しにした状態では、車輪が低い位置にあるため、注油や点検等の作業が困難であった。
一方、従来より、廃自動車の車底に取り付けられた部品を取り外したり、点検や修理のために、車両を持ち上げたり横倒しにする装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−200165号公報
しかしながら、自動車と、養鶏用移動棚のようにキャスタ車輪等が付属した車高の高い台車とは、形態や重量が根本的に異なっているため、養鶏用移動棚のような小型の台車を傾転するためには、特許文献1に記載されているような技術は利用することができなかった。
そこで、本発明は、前述したような、従来技術における問題を解消し、キャスタ車輪等を有する小型で車高の高い台車を持ち上げて横倒し状態で保持できる台車傾転装置を提供することを目的とする。
前記目的のため、本発明に係る台車傾転装置は、複数の車輪を有して移動自在に設けられた本体と、前記本体の左右両側に垂直に設けられた1対の昇降用ガイドレールと、前記一対の昇降用ガイドレールの後方にそれぞれ配置され、これらの昇降用ガイドレールに沿った一定長さの垂直部分と、当該垂直部分の上端に連続して後方に湾曲する中間部分と、前記中間部分の後端に連続して後方に延びる水平部分からなる一対の傾動用ガイドレールと、台車底面を保持して持ち上げるための水平部と、前記水平部の後端から上方に延びる垂直部とから略L字状に形成されたフォーク部材と、前記フォーク部材の垂直部の下方位置の左右両側からそれぞれ後方に向けて突設された一対の第1支持腕と、前記一対の第1支持腕からそれぞれ上方へ離れた位置で前記垂直部の左右両側からそれぞれ後方に向けて突設された一対の第2支持腕と、前記一対の第1支持腕のそれぞれに回転自在に取り付けられて、前記一対の昇降用ガイドレールのそれぞれに沿って移動自在に案内される昇降用ガイドローラと、前記一対の第2支持腕のそれぞれに回転自在に取り付けられて、前記一対の傾動用ガイドレールのそれぞれに沿って移動自在に案内される傾動用ガイドローラと、両端部近傍部分が、一対の第1支持腕のそれぞれに対して昇降用ガイドローラの回転軸線と同軸に取り付けられている連結軸と、前記連結軸を昇降用ガイドレールに沿って昇降させる昇降駆動手段とを備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る台車傾転装置においては、前記昇降駆動手段は、本体の少なくとも上下位置にそれぞれ回転自在に支持された複数の輪体と、これらの輪体間に掛け渡されているとともに、一部が連結軸に連結されている可撓条体と、前記複数の輪体の少なくとも一つと駆動連結され、当該輪体ならびに可撓条体を介して前記連結軸を昇降させるための回転駆動源とを備えていることが望ましい。
また、本発明に係る台車傾転装置においては、前記昇降駆動手段は、本体の少なくとも上下位置にそれぞれ回転自在に支持された複数の輪体と、これらの輪体間に掛け渡されているとともに、一部が連結軸に連結されている可撓条体と、前記複数の輪体の少なくとも一つと駆動連結され、当該輪体ならびに可撓条体を介して前記連結軸を昇降させるための手動ハンドルが取り付けられた回転操作軸と、フォーク部材側から作用する荷重によって、前記回転操作軸がフォーク部材の下降方向に回転することを防止するメカニカルブレーキとを備えていることも望ましい。
なお、ここで、輪体には、スプロケット、ワイヤドラム、歯付プーリ、及びこれらと同等な機能を有するものが含まれるものとする。また、可撓条体には、ローラチェーンやショートリンクチェーン、ワイヤロープ等のロープ、タイミングベルト、及びこれらと同等な機能を有するものが含まれるものとする。
請求項1記載の発明に係る台車傾転装置によれば、それぞれ左右一対の昇降用ガイドレールと傾転用ガイドレールにより、フォーク部材の姿勢がコントロールされるため、昇降駆動手段により連結軸を単に昇降させる動作だけの簡単な構造で、フォーク部材の昇降動作と傾転動作を一工程で行うことができる。
その結果、台車を一定高さまで持ち上げた位置で自然に横倒し状態にして保持することができるため、キャスタ車輪等の注油、点検、洗浄、修理等の作業を容易に行うことができる。また、本体が車輪で移動できるようになっているため、車輪が破損して移動させることが困難な台車であっても、台車傾転装置を当該台車の場所まで移動させ、その場で台車を持ち上げて横倒しにできるので、破損した車輪の修理や交換等の作業を容易に行うことができる。
また、請求項2記載の発明に係る台車傾転装置によれば、フォーク部材の昇降ならびに傾転動作を、回転駆動源により、本体の上下位置に回転自在に支持された一対の輪体間に掛け渡した可撓条体を介して行っているため、構造が簡単で保守・点検や調整を容易に行うことができる。
また、請求項3記載の発明に係る台車傾転装置によれば、フォーク部材の昇降ならびに傾転動作を手動ハンドルを回転させて行うことができるため、屋外等の電源がない場所においても使用することができる。また、フォーク部材を動作させるためのモータや、その電源となるバッテリー等を搭載しなくて済むため、軽量化することができるとともに、構造が簡単であるため低コストで製造することができる。
また、メカニカルブレーキを備えているため、手動ハンドルに回転操作する都度解除する必要のある逆転止め用のラチェット機構やブレーキ機構を設けなくても、フォーク部材の昇降と傾転動作を安全に行うことができる。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の台車傾転装置の1実施形態を示す側面図、図2は、その平面図であって、これらの図に示すように、台車傾転装置1は、左右2つのキャスタ車輪からなる前輪2と、左右2つの後輪3からなる、合計4つの回転自在な車輪によって移動自在な枠状の本体4を有していて、本体後側上端部に取り付けられている水平な移動用ハンドル5を手で押すことによって、所望の場所へ移動させて使用することができるようになっている。
本体4の前側には、図2に仮想線で示してある養鶏用移動棚としての台車Wを載せるための、枠状の水平部6Aと、前記水平部6Aの後端から上方へ延びて、前記台車Wの後方側面を支える枠状の垂直部6Bとから、側面視がL字状に形成されているフォーク部材6が設けられている。
また、前記垂直部6Bの左右両側から後方に向けて、それぞれ第1支持腕7と第2支持腕8がそれぞれ一対ずつ水平に突設されている。このうち、一対の第1支持腕7は、垂直部6Bの下方位置に左右同一レベルで設けられていて、これらの後端部どうしは水平な連結軸9によって連結されている。
図2及び図3に示すように、連結軸9は、左右の第1支持腕7の互いに対向する側面にそれぞれ取り付けられた連結軸ホルダ10を介して、これらの第1支持腕7に対して回動可能に支持されている。また、連結軸9の左右両端部は、これら一対の第1支持腕7の両外側に突出して、そこに昇降用ガイドローラ11がそれぞれ取り付けられている。これらの昇降用ガイドローラ11は、連結軸9に対して自由に回転できるように取り付けられている。
一方、台車傾転装置1の本体4側には、これらの昇降用ガイドローラ11を案内するための直線状の左右一対の昇降用ガイドレール12が垂直に取り付けられている。図3に示すように、これらの昇降用ガイドレール12は本体4の中央に向けて内向きに開放された横断面コ字状に形成されていて、その内部に昇降用ガイドローラ11が入り込んで案内されるようになっている。
なお、左右の昇降用ガイドローラ11の外周にそれぞれ設けられているフランジ部11Aが対向する昇降用ガイドレール12の端縁に当接することで、これらの昇降用ガイドレール12に対する昇降用ガイドローラ11の軸方向移動が規制されている。
また、図1に示すように、一対の第2支持腕8は、フォーク部材6の垂直部6Bのそれぞれの第1支持腕7から所定距離上方に離間した位置に設けられていて、これらの第2支持腕8の後方端部近傍の外側面にはそれぞれ、水平な回転軸線周りに自由に回転できるように傾動用ガイドローラ13が取り付けられている。
これらの傾動用ガイドローラ13は、前述した昇降用ガイドローラ11と同一構造のものが用いられており、本体4側に設けられた左右一対の傾動用ガイドレール14にそれぞれが案内されるようになっている。
傾動用ガイドレール14は、前述した昇降用ガイドレール12と同様に、本体4の中央に向けて内向きに開放された横断面コ字状に形成されていて、左右それぞれの側において、一定長さの垂直部分14Aと、この垂直部分の上端に連続し、後方に向けて円弧状に湾曲する中間部分14Bと、この中間部分14Bに連続してさらに後方に延びる水平部分14Cから構成されている。前記垂直部分14Aは、昇降用ガイドレール12と隣り合わせに並行して下方に延び、その下端は昇降用ガイドレール12の高さの略中間の高さに位置している。
図3及び図4に示すように、前述した連結軸9の長手方向中央部には、その直径方向を上下に貫通する断面矩形状の貫通孔15が形成されている。また、前記連結軸9外周面の前記貫通孔15の側方位置には、L字形の連結片16の垂直部分が固定されており、この連結片16の水平部分には前記貫通孔15中心の直後に位置するように、貫通孔17が上下に貫通形成されている。
連結軸9の貫通孔15には、チェーン連結ボルト18が上方から挿通されて、ナット19で下方から連結軸9に対して締結固定されている。また、チェーン連結ボルト18の上端部は、昇降用ローラチェーン20の一方の端部とピン連結されている。
この昇降用ローラチェーン20は、図1及び図4に示すように、本体4の上部に回転自在に支持された上部スプロケット21と、本体下部に回転自在に支持された下部スプロケット22との間に掛け渡されていて、その他方の端部は、図4に示すように、連結軸9に固定されている連結片16の貫通孔17に下方から挿入されて取り付けられているチェーン連結ボルト23の下端部にピン連結されている。
チェーン連結ボルト23は、連結片16の貫通孔17に対して軸方向上下に遊動可能に取り付けられていて、連結片16上面とナット24間に組み込まれている圧縮コイルスプリング25によって、チェーン連結ボルト23は連結片16に対して上方に引き上げられるように付勢されている。その結果、昇降用ローラチェーン20の弛みが除去されて、上部スプロケット21や下部スプロケット22からの脱落が防止されている。
下部スプロケット22は、本体4側に回転自在に支持されている回転軸26に固定されていて、この回転軸26には、下部スプロケット22と同軸に隣接して中継スプロケット27が固定されている。この中継スプロケット27は、伝動用ローラチェーン28を介し、図1に示すモータ29に付属している減速機30の出力軸に固定された、駆動スプロケット31と駆動連結されている。
なお、本実施形態においては、モータ29は、通電された時に開放されるブレーキを内蔵した正逆回転可能なブレーキモータが用いられていて、本体4に搭載されている図示していないバッテリ、もしくは、外部の電源から給電ケーブルを介して電力供給されて駆動されるようになっている。
次に、前述したように構成されている台車傾転装置1により、養鶏用移動棚の台車Wを傾転させる動作について説明する。床面上に停止させてある養鶏用移動棚の台車Wを傾転させる場合には、先ず、台車傾転装置1を台車Wの側まで移動させてきて、図5の(A)に示すように、フォーク部材6の水平部6Aを台車Wの下差し入れる。なお、同図においては、台車傾転装置1の本体4の図示は省略してある。
ここで、図1に示すモータ29を正方向に回転駆動させると、前記モータ29の回転は減速機30を介して駆動スプロケット31に伝達され、これを正方向(図1で時計周り)に回転させる。駆動スプロケット31の回転は、伝動用ローラチェーン28並びに中継スプロケット27を介して下部スプロケット22に伝達される。この際、下部スプロケット22は、同図の時計回りに回転し、昇降用ローラチェーン20を介して、これに連結されている連結軸9を上昇移動させる。
その結果、連結軸9の両側に取り付けられている左右一対の昇降用ガイドローラ11がそれぞれ対応する昇降用ガイドレール12によって案内されるとともに、左右一対の傾動用ガイドローラ13がそれぞれ対応する傾動用ガイドレール14の垂直部分14Aに案内されて、図5(B)に示すように、フォーク部材6はその水平部6Aを水平に保ったまま上昇して、台車Wを垂直に持ち上げる。
そして、傾動用ガイドローラ13が傾動用ガイドレール14の後方に湾曲した中間部分14Bに進入すると、フォーク部材6は、その垂直部6Bの上端側が後方へ傾動するように案内され、さらに、傾斜用ガイドローラ13が図5(C)に示すように傾動用ガイドレール14の水平部分14Cに至って台車Wを横倒し状態に傾転させた位置で停止する。
なお、フォーク部材6が傾転する際に、これに取り付けられている一対の第1支持腕7も傾くが、連結軸9の両端はこれらの第1支持腕7に対して連結軸ホルダ10で回動自在に支持されているため、第1支持腕7の傾斜に伴って、連結軸9は連結軸ホルダ10に対して回動し、昇降用ローラチェーン20との連結部分に支障を生じることはない。
一方、図5(C)の傾転姿勢からモータ29を逆転駆動すれば、下部スプロケット22は上部スプロケット21とともに、図1及び図3において反時計回りに回転し、連結軸9とともにフォーク部材6は下降して、台車Wを図5(A)に示す元の起立姿勢へ戻すことができる。
本実施形態においては、フォーク部材6を台車Wを横倒し状態に傾転させた位置と、起立姿勢に戻した位置で図示しないリミットスイッチ等の検出手段がそれぞれ動作し、この検出信号によりこれらの位置でモータ29の回転が停止するようにしてある。
なお、連結軸9の昇降駆動手段としては、前述した実施形態のものに限定するものではなく、例えば、油圧等の流体シリンダ機構や、モータの回転をボールネジ機構により直線運動に変換して出力する直線作動機等、連結軸9を上下に駆動することのできる周知の手段を用いることが可能である。
次に、図6は、本発明の台車傾転装置の別の実施形態における昇降駆動手段の概略構造図である。この実施形態では、フォーク部材6の昇降動作と傾転動作を行うための昇降駆動手段を、クランク式の手動ハンドル32が設けられた操作軸33と、この操作軸33に連結されたワイヤドラム34と、このワイヤドラム34に巻き付けられて複数のガイドプーリ35間に掛け渡されたワイヤロープ36とから構成している。なお、フォーク部材6を案内するガイド機構その他の構成部分は、前述した実施形態のものと同様な構造とすることができる。
ワイヤドラム34は、一方の側からワイヤロープ36を巻き込み他方の側で繰り出すように、その巻胴にワイヤロープ36の両端を互いに反対方向から巻き付けて固定してある。また、上下のガイドプーリ35間に掛け渡されたワイヤロープ36の一方の側で、これらのワイヤロープ36の終端どうしが連結具37を介して互いに連結されている。連結具37には、フォーク部材6の垂直部6Bの背面から後方に突設された一対の連結腕38に両端を支持された連結軸39が回動自在に貫通している。
なお、連結軸39は、前述した実施形態における図1に示す連結軸9と、左右の昇降用ガイドローラ11とが同軸に配置されているのと同様に、この実施形態のものにおいても図6には図示していない左右の昇降用ガイドローラと同軸となる位置に設けられている。
図6において、手動ハンドル32を同図の時計回りに回転すると、操作軸33とともにワイヤドラム34が同方向に回転し、上下のガイドプーリ35間に掛け渡されたワイヤロープ36の連結具37で連結された側が上方へ移動して連結具37とともにフォーク部材6が上昇する。
手動ハンドル32を同方向に回転するにしたがって、前述した図5に示す動作と同様にして、フォーク部材6は、昇降用ガイドレールと傾動用ガイドレールによって上昇した後、後方に傾転する。また、この傾転位置から、手動ハンドル32を反時計回りに回転させることによって、フォーク部材6は元の姿勢に戻った後、元の位置まで垂直に下降する。
なお、図示していないが、ワイヤドラム34には、メカニカルブレーキが内蔵されていて、フォーク部材6に台車を載せてその重量が加わっている状態で手動ハンドル32から手を離した時には、ワイヤドラム34が不用意に回転しないように自動的に回転をロックされるようになっている。
手動ハンドル32を正逆何れかの方向に回転させたときには、メカニカルブレーキは作用せず、ワイヤドラム34を所望の向きに回転させることができる。メカニカルブレーキは、手動式のチェーンブロックやホイストに組み込まれている周知の構造のものを用いることが可能である。
本発明の台車傾転装置は、養鶏用移動棚として用いられる車高の高い台車の底部に設けられているキャスタ車輪等に注油や点検・修理を行う際に特に好適に用いることができる。また、養鶏用移動棚に限らず、一般のやや車高がある手押し台車等を持ち上げて傾転させる場合にも利用することができる。
本発明の台車傾転装置の1実施形態を示す側面図である。 本発明の台車傾転装置の1実施形態を示す平面図である。 本発明の台車傾転装置の1実施形態における、連結軸周辺部分の詳細構造を示す図である。 本発明の台車傾転装置の1実施形態における、昇降駆動手段の概略構造を示す図である。 本発明の台車傾転装置の動作説明図であり、同図(A)は、養鶏用移動棚の台車下面にフォーク部材の水平部を差し込んだ状態、同図(B)は、同台車を床面より垂直に持ち上げた途中の状態、同図(C)は、同台車を持ち上げた後傾転させた状態をそれぞれ示す。 本発明の台車傾転装置の別の実施形態における、手動式昇降駆動手段の概略構造図である。
符号の説明
1 台車傾転装置 2 前輪
3 後輪 4 本体
5 移動用ハンドル 6 フォーク部材
6A 水平部 6B 垂直部
7 第1支持腕 8 第2支持腕
9 連結軸 10 連結軸ホルダ
11 昇降用ガイドローラ 11A フランジ部
12 昇降用ガイドレール 13 傾動用ガイドローラ
14 傾動用ガイドレール 14A 垂直部分
14B 中間部分 14C 水平部分
15 貫通孔 16 連結片
17 貫通孔 18 チェーン連結ボルト
19 ナット 20 昇降用ローラチェーン
21 上部スプロケット 22 下部スプロケット
23 チェーン連結ボルト 24 ナット
25 圧縮コイルスプリング 26 回転軸
27 中継スプロケット 28 伝動用ローラチェーン
29 モータ 30 減速機
31 駆動スプロケット 32 手動ハンドル
35 ガイドプーリ 36 ワイヤロープ
37 連結具 38 連結腕
39 連結軸

Claims (3)

  1. 複数の車輪を有して移動自在に設けられた本体と、
    前記本体の左右両側に垂直に設けられた1対の昇降用ガイドレールと、
    前記一対の昇降用ガイドレールの後方にそれぞれ配置され、これらの昇降用ガイドレールに沿った一定長さの垂直部分と、当該垂直部分の上端に連続して後方に湾曲する中間部分と、前記中間部分の後端に連続して後方に延びる水平部分からなる一対の傾動用ガイドレールと、
    台車底面を保持して持ち上げるための水平部と、前記水平部の後端から上方に延びる垂直部とから略L字状に形成されたフォーク部材と、
    前記フォーク部材の垂直部の下方位置の左右両側からそれぞれ後方に向けて突設された一対の第1支持腕と、前記一対の第1支持腕からそれぞれ上方へ離れた位置で前記垂直部の左右両側からそれぞれ後方に向けて突設された一対の第2支持腕と、
    前記一対の第1支持腕のそれぞれに回転自在に取り付けられて、前記一対の昇降用ガイドレールのそれぞれに沿って移動自在に案内される昇降用ガイドローラと、
    前記一対の第2支持腕のそれぞれに回転自在に取り付けられて、前記一対の傾動用ガイドレールのそれぞれに沿って移動自在に案内される傾動用ガイドローラと、
    両端部近傍部分が、一対の第1支持腕のそれぞれに対して昇降用ガイドローラの回転軸線と同軸に取り付けられている連結軸と、
    前記連結軸を昇降用ガイドレールに沿って昇降させる昇降駆動手段とを備えたことを特徴とする台車傾転装置。
  2. 前記昇降駆動手段は、本体の少なくとも上下位置にそれぞれ回転自在に支持された複数の輪体と、これらの輪体間に掛け渡されているとともに、一部が連結軸に連結されている可撓条体と、
    前記複数の輪体の少なくとも一つと駆動連結され、当該輪体ならびに可撓条体を介して前記連結軸を昇降させるための回転駆動源とを備えていることを特徴とする請求項1記載の台車傾転装置。
  3. 前記昇降駆動手段は、本体の少なくとも上下位置にそれぞれ回転自在に支持された複数の輪体と、これらの輪体間に掛け渡されているとともに、一部が連結軸に連結されている可撓条体と、
    前記複数の輪体の少なくとも一つと駆動連結され、当該輪体ならびに可撓条体を介して前記連結軸を昇降させるための手動ハンドルが取り付けられた回転操作軸と、
    フォーク部材側から作用する荷重によって、前記回転操作軸がフォーク部材の下降方向に回転することを防止するメカニカルブレーキとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の台車傾転装置。
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