JP5198757B2 - ガス徐放性製剤 - Google Patents

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Description

この発明は、内部に収納した揮散性薬剤のガスの揮散量を制御して徐放させる製剤に関する。
揮散性薬剤のガスの揮散量をコントロールする方法として、ガスバリア性を有する容器に揮散性薬剤を収納し、この容器の一部にガス透過性の部位を形成し、そこから、揮散性薬剤のガスを揮散させる方法があげられる。具体的には、ガスバリア性を有する容器に孔を開ける方法、ガスバリア性を有する容器の一部をガス透過性の材質で形成する方法、容器自体をガス透過性の材質で構成し、ガス透過を行う場所以外の部分にガスバリア性を有するコーティング剤を塗工する方法等があげられる(特許文献1〜3等参照)。
特開2003−238304号公報 特開2002−60302号公報 特開2001−219977号公報
しかしながら、容器に孔を開けた場合、孔の大きさによって、揮散量が大幅に変化し、孔の径によっては微量の揮散の調整が困難となる場合がある。また、揮散する揮散性薬剤が昇華性物質の場合には、この孔の周囲で析出し、結果として、この析出物により、上記の孔を塞いでしまうおそれがある。さらに、揮散性薬剤や内容物の種類によっては、内容物が孔を塞いでしまうおそれがある。
また、ガスバリア性を有する容器の一部をガス透過性の材質で形成する方法や、容器自体をガス透過性の材質で構成し、ガス透過を行う場所以外の部分にガスバリア性を有するコーティング剤を塗工する方法の場合、ガス透過性を有する部分は、所定の表面積を有するが、揮散量を調整する場合、この表面積を調整する必要がある。この表面積の大きさによって、揮散量は大幅に変化するので、微量の揮散を行う場合、調整が困難となる場合がある。また、微量の揮散を行う場合、製剤中の揮散性薬剤の量を減少させ、揮散速度を下げることが必要となる場合があり、製剤のサイズに制限が生じる場合がある。
そこで、この発明は、揮散性薬剤を効率よく微量放出させることを目的とする。
この発明は、揮散性薬剤、及びこの揮散性薬剤を収納する収納容器から構成され、上記収納容器は、上記揮散性薬剤のガスの透過を抑制するガスバリア性を有し、この収納容器の少なくとも一部を接合することにより、この収納容器の内部を密封することができ、上記接合部に、一端部、他端部、及び側面部のそれぞれの間を連通する連通孔を有する徐放シートが介在され、この徐放シートの一端部が上記収納容器の外部に曝され、かつ、上記他端部又は側面部が上記収納容器の内部に曝され、上記収納容器の内部に収納された上記揮散性薬剤のガスの外部への徐放を可能とするガス徐放性製剤を用いることにより、上記課題を解決したのである。
この発明によると、揮散性薬剤を外部に揮散させる箇所を、徐放シートの一端部とするので、揮散速度は、徐放シートの一端部の長さ、断面積(幅×厚さ)、そして空隙率にしたがうこととなる。このため、容器内の揮散性薬剤が大量存在しても、揮散量を微量に調整することができる。
また、徐放シートの一端部の長さ、断面積(幅×厚さ)、そして空隙率を調整することにより、揮散量を微調整することが可能となる。
さらに、徐放シートは、接合部に介在して設けられるので、この徐放シートは、接合部で固定される。このため、容器に変形が生じても、揮散口となる徐放シートの一端部の形状は保持され、安定した揮散量を保持することができる。
さらにまた、ガスは徐放シートを経由して放出されるので、徐放シートが有する連通孔を通過できる範囲であれば、揮散性薬剤のガスでの分子径は、特に限定されない。また、ガスの分子径が異なる複数種の揮散性薬剤を混合させても、個々の揮散性薬剤の揮散速度に合わせて揮散することができ、揮散性薬剤として香料を用いた場合は、香調の変化を少なくすることができる。
以下において、この発明について詳細に説明する。
この発明にかかるガス徐放性製剤は、揮散性薬剤、及びこの揮散性薬剤を収納する収納容器から構成される製剤である。
上記揮散性薬剤とは、常温で揮散性を有する薬剤、例えば、抗菌剤、防カビ剤、防虫剤、芳香剤、消臭剤等があげられる。
上記の抗菌剤や防カビ剤の具体例としては、アリルイソチオシアネート(以下、「AIT」と略する。)等のイソチオシアン酸エステル、シトラール、ユーカリ油、メントール、ローズマリー、ヒノキチオール、パラクロロメタキシレノール等があげられる。上記防虫剤としては、各種ピレスロイド類、シネオール、ターピネオール、シトロネラール、チモール、パラジクロロベンゼン等があげられる。上記芳香剤としては、リモネン、オレンジ油、レモン油、ライム油、ムスク、ラベンダー油、ジャスミン油、バニリン、メンソール等があげられる。上記消臭剤としては、竹エキス、ヨモギエキス、ツバキ油、月桃油、緑茶抽出油、柿抽出油等があげられる。これらの揮散性薬剤は1種に限られず、複数種を混合したものであってもよい。
上記揮散性薬剤には、この発明の効果に影響を与えない限り、安定剤や紫外線吸収剤等の公知の添加物を加えてもよい。
上記揮散性薬剤は、液体状、ゲル状、樹脂状、固体状のいずれの状態のものも使用することができる。また、この揮散性薬剤を担体に担持させたり、ガス透過性の袋に封入して使用することができる。さらに、この揮散性薬剤が常温で液体であるため取り扱いが困難な場合には、混練用樹脂と混練して混練物としてもよく、シート状等、任意の形状に成形して使用することができる。
上記担体としては、多孔質セルロース粒子やケイ酸カルシウム、シリカゲル等の粒状物、不織布又はマット状物等の多孔質担体等があげられる。
上記混練用樹脂は、上記揮散性薬剤と混練可能であれば特に限定されない。このような混練用樹脂の例として、ロジン、ロジンエステル又はこれらの変性物、ワックス類、高級脂肪酸、高級アルコール、シュガーエステル、ポリオレフィン、各種アクリル系樹脂等があげられる。
上記のロジン、ロジンエステル又はこれらの変性物としては、アビエチン酸、ネオアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸14、テトラヒドロアビエチン酸14、デヒドロアビエチン酸5等のアビエチン酸類、d−ピマル酸8、イソ−d−ピマル酸8、レボピマル酸等のピマル酸類の有機酸の一種又は二種以上を含む天然産のロジン、あるいは、世界各国産の松脂を加工して得られたもの、例えば、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン、これらのロジンを水素添加、不均化、重合等の処理を行った変性ロジン、または上記の各種ロジンをエステル化したエステルガム等のロジンエステル等があげられる。
上記ワックス類としては、蜜ロウ、牛ロウ、ラノリン等の動物ワックス、木ロウ、ライスワックス、カルナバワックス等の植物ワックス、オゾケライト等の鉱物ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油ワックス等があげられる。
上記高級脂肪酸としては、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等があげられる。また、上記高級アルコールとしては、ステアリルアルコール等があげられる。さらに、上記シュガーエステルとしては、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル等があげられる。さらにまた、上記ポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン等があげられる。また、上記各種アクリル系樹脂としては、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等があげられる。
上記の混練用樹脂は、それぞれ単独で使用することができ、また、2種以上を混合して使用することもできる。上記揮散性薬剤と混練用樹脂との混練物中における揮散性薬剤の混合割合は、混練物100重量部に対して5〜80重量部がよい。5重量部よりも少ない場合、揮散性薬剤が混練用樹脂を透過するのに時間がかかるため、目的の揮散量を得られない場合があるため好ましくない。また、80重量部を超えた場合、液体の揮散性薬剤は十分に保持することができないため好ましくない。
また、上記混錬物には、揮散性薬剤の機能に影響のない限り、任意の添加物を混合することができる。上記添加物としては、不揮発性オイルや安定化剤などがあげられ、このうち、不揮発性オイルは、揮散性薬剤の蒸気圧を低下させたり、揮散速度を調節することが必要な場合に使用される。不揮発性オイルの例としては、ヤシ油や脂肪酸グリセリドがあるが、脂肪酸トリグリセリドが蒸気圧の抑制効果が高く、好ましい。また、安定化剤としては、揮散性薬剤の変質を防ぐ目的で、酸化防止剤や光安定化剤が用いられる。この酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ジブチルヒドロキシアニソール等があげられる。また、この光安定化剤としては例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等があげられる。
上記混練物は、上記混練用樹脂を溶融混練し、この溶融混練物に揮散性薬剤を添加し、均一に混合することで得ることができる。
上記揮散性薬剤を収納する上記収納容器は、上記揮散性薬剤のガスの透過を抑制するガスバリア性を有する容器である。この収納容器としては、図1(a)に示すように、所定の形状を有する容器本体12の開口部周縁部を、蓋部材13で接合して、内部を密封することのできる収納容器11aや、図2(a)に示すように、2枚のフレキシブルなシート14を重ね合わせ、相対する各側縁部を接合することにより、内部を密封することのできる収納容器11b、図示しないが、1枚のフレキシブルシートを折り曲げて重ね合わせ、相対する側縁部を接合することにより、内部を密封することのできる収納容器や、1枚の円筒状のフレキシブルシートの両端縁部を接合することにより、内部を密封することのできる収納容器等があげられる。
これらの収納容器を構成する各部材を構成するガスバリア性の物質としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリプロピレン(PP)、ABS樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)やこの層を含む積層体、樹脂にアルミニウム等の金属を積層した積層体、樹脂にシリカゲル等を蒸着した蒸着フィルム、ガラス、金属等があげられる。
上記容器本体12の形状としては、図1(a)に示すような、開口部を有する箱型形状があげられる。さらに、蓋部材13としては、上記容器本体12の開口部を封することができればよい。また、図2(a)に示すような、袋状であってもよい。
上記の収納容器11a,11bは、上記の通り、少なくとも一部に接合部を有する。この接合部に、徐放シート21が介在される。すなわち、図1(a)に示すような収納容器11aの場合は、容器本体12の周縁部と、蓋部材13との周縁部とを接合させる際、それらの間に、上記徐放シート21を挟み込ませる。また、図2(a)に示すような収納容器11bの場合は、フレキシブルシートの重ね合わされる2つの周縁部同士の間に、上記徐放シート21を挟み込ませる。このとき、徐放シート21の一端部が外部に曝されるように配される。一方、徐放シート21の他端部は、図1(b)(c)や図2(b)(c)に示すように、収納容器11a,11bの内部に曝されるように配される。これにより、収納容器11a,11b内の揮散性薬剤31のガスが徐放シート21を介して外部に徐放される。
また、上記徐放シート21は、図1(b)に示すように、容器本体12の周縁部の2箇所に配される以外に、図示しないが、1箇所のみに配してもよく、3箇所以上に配してもよい。また、図2(a)に示す収納容器11bを用いる場合は、図2(b)に示すように、フレキシブルシート14の接合される周縁部の1箇所のみならず、2箇所以上に配してもよい。徐放シート21を配する個数は、後述する徐放シート21の厚みや幅にも影響するが、外部へ揮散性薬剤31のガスを徐放する揮散速度にあわせて決定すればよい。
また、収納容器11a,11bの周縁部の2箇所に徐放シート21を設ける場合、別々の徐放シート21を2個配してもよいが、図3に示すように、収納容器11cの一方の周縁部から対向する他方の周縁部にかけて1枚の長い徐放シート22を、この徐放シート22の両端部が外部に曝されるように配してもよい。この場合、内部の揮散性薬剤31のガスは、徐放シート22の側面部から両端部を介して外部に徐放される。
上記徐放シート21,22は、一端部、他端部、及び側面部のそれぞれの間を連通する連通孔を有する徐放シートである。このような徐放シートとしては、織布、紙等の不織布、連通孔を有するスポンジ状シート等があげられる。
上記徐放シート21,22を構成する材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂からなる繊維、パルプ繊維、絹、綿、麻等の天然繊維等があげられる。また、収納容器11a、11b、11cに徐放シート21,22を固定しやすくするため、徐放シート21,22の片面、または両面に粘着剤を配してもよい。粘着剤の材料としては、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂などがあげられる。
一方、徐放シート21,22として、熱可塑性樹脂繊維等からなる熱溶着性のシートを用いた場合であっても、非熱溶着性材料を混合することで熱溶着シートの熱溶着の程度を調整したり、熱溶着シートが配される収納容器11a,11b,11cの周縁部の部分のみを除外して熱溶着すれば、徐放シート21,22の連通孔が潰れるのを防止することができる。また、この場合において、徐放シート21,22のうち、両側縁部のみが熱溶着されるようにすると、徐放シート21,22の固定が可能となり、好ましい場合がある。
上記徐放シート21,22の厚みは、0.05mm以上である必要があり、0.08mm以上が好ましく、0.1mm以上がより好ましい。0.05mmより薄いと、蓋部材13やフレキシブルシート14に使用している熱溶着材料が熱溶融して徐放シート21,22の連通孔に入り込み、孔を塞いでしまい、確実な徐放が困難になる。厚みの上限は、1mmである必要があり、0.75mmが好ましく、0.5mmがより好ましい。1mmより厚いと、徐放シート21,22側面と収納容器11a,11b,11cと蓋部材13の間に隙間が生じ、揮散性薬剤のガスの揮散量が多くなりすぎ、微量の徐放ができなくなる。
上記徐放シート21,22の幅は、0.2mm以上である必要があり、0.3mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましい。0.2mmより細いと、揮散性薬剤のガスの揮散量を十分に保持するのが困難となり、確実な徐放が維持できなくなる。一方、幅の上限は、25mmである必要があり、20mmが好ましく、10mmがより好ましい。25mmより広いと揮散性薬剤のガスの揮散量が多くなりすぎ、またばらつきも生じやすく、微量の徐放ができなくなる。
上記徐放シート21,22の長さは、1mm以上である必要があり、3mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましい。1mmより短いと、収納容器11a、11b、11cに固定されにくい場合があったり、収納容器11a、11b、11cと蓋部材13、またはフレキシブルシート14の溶着強度が低下してしまい、確実な徐放ができなくなる。一方、長さの上限は、30mmである必要があり、20mmが好ましく、10mmがより好ましい。30mmより長いと抵抗が強くなりすぎるため、揮散性薬剤のガスの揮散量が少なくなりすぎたり、また揮散性薬剤の残存量が少なくなった場合に揮散性薬剤のガスが揮散されなくなる。さらに、必要以上に長さを設けることで製剤の形状が大きくなりすぎ、用途が限定される場合がある。
上記徐放シート21,22の端部の断面積、すなわち、収納容器の外部に曝される一端部の面積や、収納容器の内部に曝される端部断面の面積は、0.03mm以上がよく、0.1mm以上が好ましく、0.3mm以上がより好ましい。0.03mmより小さいと、揮散性薬剤のガスの揮散量を十分に保持するのが困難となり、確実な徐放が維持できなくなるおそれがある。一方、面積の上限は、20mmがよく、10mmが好ましく、5mmがより好ましい。20mmより広いと揮散性薬剤のガスの揮散量が多くなりすぎ、またばらつきも生じやすく、微量の徐放ができなくなるおそれがある。
上記徐放シート21,22の連通孔の存在の有無は、空隙率が一つの目安となる。すなわち、上記徐放シート21,22の空隙率は、20%以上がよく、30%以上が好ましく、35%以上がより好ましい。20%より低いと、揮散性薬剤のガスの揮散量を十分に保持することが困難となり、確実な徐放が維持できなくなるおそれがある。一方、空隙率の上限は90%以下がよく、85%以下が好ましく、80%以下がより好ましい。90%より高いと、空隙が多過ぎるため、揮散性薬剤のガスの放出量にばらつきが生じやすく、確実な徐放が維持できなくなるおそれがある。この空隙率は、下記の式から算出することができる。
・空隙率(%)={(徐放シート素材の真比重−徐放シートの見かけ比重)/徐放シート素材の真比重}×100
例えば、上記徐放シート21,22が、坪量252g/m、厚み0.38mmの紙の場合における空隙率は、下記の計算式の通りになる。(セルロース繊維の真比重を1.5g/cmとする。)
・空隙率=[{1.5−252/(0.38×10)}/1.5]×100=55.8(%)
この発明にかかるガス徐放性製剤は、次の方法で製造することができる。まず、揮散性薬剤を用意する。この揮散性薬剤は、そのまま使用するか、必要に応じて、ゲル状、樹脂状、固体状のものを使用したり、揮散性薬剤を担体に担持させたり、ガス透過性の袋に封入したりして使用することができる。次いで、この揮散性薬剤を、容器本体12に収納したり、フレキシブルシート14の間に挟んだりする。そして、容器本体12やフレキシブルシート14の周縁部に徐放シート21,22をのせ、これを蓋部材13や対向するフレキシブルシート14又はその部分で挟む。
次に、容器本体12やフレキシブルシート14の周縁部に熱をかけて熱溶着させるか、超音波溶着し、また、接着剤をこの周縁部に塗工し、貼り合わせる。これにより、この発明にかかるガス徐放性製剤が製造される。
上記接合が熱溶着または超音波溶着の場合、上記徐放シート21,22が非熱溶着性材料を含有していれば、この徐放シート21,22が挟まれた部分にも熱をかけてもよい。この場合は、徐放シート21,22は熱溶着されないため、この部分の連通孔は潰れない。一方、上記徐放シート21,22が熱溶着性の場合は、溶着の程度を調整するか、この徐放シート21,22が挟まれた部分を外して熱をかける必要がある。この場合は、徐放シート21,22に熱がかかり過ぎると、一緒に熱溶着されてしまい、この部分の連通孔は潰れるため、発明の効果を奏しなくなるからである。なお、この場合、徐放シート21,22は固定されていないが、収納容器11a,11b,11cの周縁部で、2つの部材によって密着して挟み込まれており、抜け落ちるのは困難である。
ところで、上記徐放シート21,22が熱溶着性の場合、この徐放シート21,22の両側縁部、すなわち、収納容器11a,11b,11cの外部や内部と連通する徐放シート21,22の両端縁以外の縁部に熱をかけ、熱溶着させてもよい。このようにすると、徐放シート21,22を固定することが可能となる。
また、上記接合が接着剤による接合の場合、この徐放シート21,22が挟まれた部分への接着剤の塗工量には注意する必要がある。塗工量が多いと、接着剤がこの部分の連通孔に入り込み、連通孔が埋まってしまい、発明の効果を奏しなくなるからである。また、接着剤の材質は、揮散性薬剤に侵されることのない安定なものを選ぶ必要がある。なお、この場合、徐放シート21,22は固定されていないが、収納容器11a,11b,11cの周縁部で、2つの部材によって密着して挟み込まれており、抜け落ちるのは困難である。
ところで、この徐放シート21,22の両側縁部に接着剤を塗工したり、粘着テープなどの粘着性材料を貼り合わせてもよい。このようにすると、徐放シート21,22を固定することが可能となる。
この発明にかかるガス徐放性製剤に収納される揮散性薬剤の量は特に限定されないが、このガス徐放性薬剤から放出される揮散性薬剤のガスの放出速度は、0.1〜10mg/日がよく、0.2〜3mg/日が好ましい。0.1mg/日より小さいと、揮散性薬剤のガスによる薬剤効果を十分に発揮できない傾向がある。一方、10mg/日より大きいと、この発明にかかるガス徐放性製剤を用いる必要はなく、従来から用いられている、少なくとも一側面にガス透過性を有する容器を用いた製剤を用いれば十分だからである。
この発明にかかるガス徐放性製剤を用いることにより、揮散性薬剤のガスの放出速度を、0.1〜10mg/日とすることができ、従来の製剤では、制御が困難であった放出速度を実現することができ、空気の置き換わりの少ない場所での、微量かつ長期間にわたる徐放が可能となり、製剤を取り替えることなく、長期間にわたって、揮散性薬剤のガスによる薬剤効果を維持することができる。
この発明にかかるガス徐放性製剤は、室内エアコン、カーエアコン、空気清浄機、掃除機、洗濯機等の家電部品や、自動車、バイク等の部品、あるいは家庭内の日用雑貨などに使用することにより、目的の揮散性薬剤を効率よく微量放出させることができる。
以下に実施例及び比較例をあげてこの発明をさらに具体的に説明する。
[使用材料]
<図1、図2に記載の収納容器11a,11b>
・容器本体12…非ガス透過性ブリスター容器、材質:PBP(ポリプロピレン(PP)/エチレン−ビニルアルコール樹脂(EVOH)/ポリプロピレン(PP))、0.8mm厚、サイズ120mm×42mm
・蓋部材13…非ガス透過性積層体、材質:アルミ箔9μm/無延伸ポリプロピレン(CPP)30μm
・フレキシブルシート14…非ガス透過性積層体、材質:ポリエチレンテレフタレート(PET)12μm/アルミ箔9μm/無延伸ポリプロピレン(CPP)30μm
<徐放シート>
1. 紙ラベル…マルウ接着(株)製(紙:上質55(64g/m、空隙率52.6%)、粘着剤:リタックS)
2. 紙1…厚さ0.38mm(252g/m、空隙率55.8%)の画用紙を2枚重ねたもの
3. 紙2…厚さ0.38mm(252g/m、空隙率55.8%)の画用紙を3枚重ねたもの
4. 不織布1…非熱溶着性不織布;ユニ・チャーム(株)製:ニューソフロン M#140、14g/m、空隙率81.3%、パルプ/レーヨン=70/30
5. 不織布2…非熱溶着性不織布;ユニ・チャーム(株)製:ニューソフロン 雲竜M#90、9g/m、空隙率85.0%、パルプ/レーヨン=70/30
6. 不織布3…熱溶着性不織布; ユニセル社製:BT−030E、30g/m、空隙率73.4%、PP/PET=30/70。
7. 不織布4…熱溶着性不織布; ユニセル社製:BT−060E、60g/m、空隙率67.7%、PP/PET=30/70。
8. 紙3…王子製紙(株)製:純白模造、厚さ0.025mm、30g/m、空隙率20.0%を2枚重ねたもの
9. フィルム…東洋紡績(株)製:無延伸ポリプロピレンP1120、厚さ0.05mm、空隙率0%(連通孔は実質上なし)
<揮散性薬剤1>
下記の方法で、揮散性薬剤を混練物とした。
すなわち、まず、ヤシ油28重量部と、ワックス(日本精鑞(株)製:Hi−mic2095)13重量部とを、気密性を有するヘンシェルミキサーに入れ、90℃にて加熱混合した。次いで、アリルイソチオシアネート(AIT、日本テルペン(株)製)59重量部を投入し、均一な樹脂混合物を製造した。
次いで、このAIT樹脂混合物を分包材(不織布(材質:パルプ/レーヨン=70/30、14 g/m)、50μm/ポリエチレン(PE)15μm/二軸延伸ポリプロピレン(OPP)20μm/PE30μm、ガス透過性:28g/m(30℃)、サイズ:31mm×105mm、縦ピロー包装)で作られた袋に8.1gを充填し、分包製剤を作製した。
<揮散性薬剤2>
ワックス(日本精鑞(株)製:アマイドS)26.6重量部と、ロジンエステル(荒川化学(株)製:RE)7.7重量部とを、気密性を有するヘンシェルミキサーに投入し、90℃にて加熱混合した。次いで、D−リモネン(ナカライテスク(株)製)41.4重量部を投入し、均一混合した後、この溶融混合物にセルロース粒子(レンゴー(株)製:ビスコパール AH−2050L)24.3重量部を投入して含浸させ、均一攪拌した後、冷却して揮散性薬剤の粒状物を得た。
次いで、このD−リモネン粒状物を分包材(BT030E)、サイズ:50mm×120mm、3方シール包装で作られた袋に5.9gを充填し、分包製剤を作製した。
[測定方法]
<AIT放出量の測定法>
揮散性薬剤徐放製剤の重量を経時的に測定し、その重量減少値をAITの放出量とした。
<空隙率の測定法>
上記の空隙率は、下記の式から算出した。
・空隙率(%)={(徐放シート素材の真比重−徐放シートの見かけ比重)/徐放シート素材の真比重}×100
(実施例1、5,6、比較例1、9)
上記容器本体(ブリスター容器)に揮散性薬剤を含む分包製剤を入れ、容器本体と蓋部材の周縁部の熱溶着部の間に、表1に示す徐放シートを、表1に示す枚数を設置した。なお、2枚を設置する場合は、2枚の徐放シートが、容器本体の蓋部材の周縁部で最も離れた位置、すなわち、対向する位置に設置した。
次いで、蓋材を178℃で熱溶着させて揮散性薬剤徐放製剤を得た。
そして、25℃、30℃、40℃、又は50℃の各温度条件下で、AITの放出量(mg/日)を、上記の方法で測定した。その結果を表1に示す。
なお、表1において、「N=」は、試験のサンプル数を示す。また、「最大差」とは、複数行った試験のうち、上限値と下限値との差異を示す。
なお、実施例5において、溶着前後の不織布部の厚みをデジタルシックネスゲージ((株)テクロック製、SMD−565)にて測定したところ、溶着前の厚みは0.09mmだったのに対し、溶着後は0.045mmに減少した。このため、空隙がつぶされた、もしくは溶着樹脂に埋められたものとして空隙率を算出したところ、いずれも36.7%であった。
(実施例2)
実施例1のAITを含む分包製剤の代わりに、D−リモネン粒状物を含む分包製剤を折り曲げて上記容器本体(ブリスター容器)に入れた以外は、同様にして揮散性薬剤徐放製剤を得た。そして、25℃、30℃、40℃の各温度条件下で、D−リモネンの放出量(mg/日)を下記の方法で測定した。
[D−リモネン放出量の測定法]
AIT放出量の測定と同様の方法で測定し、重量減少量をD−リモネンの放出量とした。
(実施例3)
実施例1のAITを含む分包製剤を、サイズ55mm×140mmの上記収納容器11bに入れ、フレキシブルシート同士の周縁部の熱溶着部の間に、表1に示す徐放シートを、2枚を対向する位置に設置した。
次いで、徐放シート2枚を間に配するフレキシブルシート同士を150℃で熱溶着させ、揮散性薬剤徐放製剤を得た。
(比較例2)
実施例1−8の不織布を代えた以外は、同様に揮散性薬剤製剤を得て、AIT放出量を測定した。その結果を表1に示す。
(比較例3)
実施例1−9の紙を代えた以外は、同様に揮散性薬剤製剤を得て、AIT放出量を測定した。その結果を表1に示す。
(比較例4)
徐放シートの長さを0.5mmに変えた以外は実施例1−11と同様に揮散性薬剤製剤を作製した。
その結果、容器本体と蓋部材の周縁部に未溶着部が生じ、目的とする揮散性薬剤製剤が得られなかった。
(比較例6)
実施例1において、徐放シートを挟まずに、容器本体と蓋部材の周縁部の2箇所の未溶着部を除いて全てを熱溶着した。この2箇所の未溶着部は、幅が10mmで、収納容器の外部から内部に渡って貫通しており、この部分で、収納容器の外部と内部とは流通が可能である。そして、上記の方法でAITの放出量(mg/日)を測定した。その結果を表1に示す。
Figure 0005198757
(比較例7)
実施例1において、徐放シートを挟まずに、容器本体と蓋部材の周縁部の全てを熱溶着した後、0.2mmφ、0.5mmφ、0.8mmφの孔を、これらの径を有する針を用いて、蓋部材の熱溶着された周縁部以外の一箇所に、収納容器の外部と内部が貫通するように孔を設けた。そして、上記の方法でAITの放出量(mg/日)を測定した。その後、輸送環境を想定し、1mの高さから5回落下させ、再度、上記の方法でAITの放出量(mg/日)を測定した。その結果を表2に示す。
Figure 0005198757
(実施例4、比較例8)
実施例1−1の揮散性薬剤徐放製剤とポテトデキストロース寒天培地上にAspergillus niger(黒麹カビ)を塗布したシャーレを3.6LのPP製タッパ容器に入れて蓋をし、25℃にて放置した。その後、経時的にカビの繁殖状況を目視にて観察し、防カビ効果を評価した。また同時に、揮発性薬剤徐放製剤を入れずにカビを塗布した寒天培地(シャーレ)のみを入れたタッパ容器を用意し、比較対象(比較例8)とした。その結果を表3に示す。
なお、表3において、○はカビの発生なし、×はカビの発生ありを示す。
Figure 0005198757
(結果)
実施例1〜3、6は、十分に放出が制御されており、徐放が可能であった。実施例5は、熱溶着により連通孔の一部が潰れ、その結果25℃、30℃では放出されないものの、40℃、50℃での高温条件下では徐放が可能となった。実施例4は、比較例8との対比から、十分な防カビ効果が得られることがわかった。
これに対し、比較例1は、紙幅が広いため、サンプル間のバラツキが大きかった。
また、比較例2は、厚みが薄すぎるため、ばらつきも生じやすく、放出されない場合もあった。さらに、比較例3は、厚みが厚すぎるため、徐放シートの両端に隙間が生じ、ばらつきが極端に生じやすくなった。また比較例4は、容器本体と蓋部材の周縁部が短すぎるために未溶着部が生じ、目的とする揮散性薬剤製剤が得られなかった。
比較例6は、徐放シートがないため、風などの影響を受けやすく、放出量にばらつきが生じやすい。比較例7では放出制御が可能であるが、中身の分包で孔が塞がれたり、孔付近で析出した揮散性薬剤によって孔が塞がれる可能性がある。また、針で孔を開けることで、孔の裏側に生じるバリが、分包の衝突により、孔を塞いでしまうおそれがある。このため、安定した製剤ができない。さらに比較例9は、空隙がないため放出されなかった。
(a)この発明にかかるガス徐放製剤の例を示す斜視図(b)(a)の平面図(c)(b)のA−A断面図 (a)この発明にかかるガス徐放製剤の他の例を示す斜視図(b)(a)の平面図(c)(b)のB−B断面図 この発明にかかるガス徐放製剤の他の例を示す平面図
符号の説明
11a、11b、11c 収納容器
12 容器本体
13 蓋部材
14 フレキシブルシート
21,22 徐放シート
31 揮散性薬剤

Claims (2)

  1. 揮散性薬剤、及びこの揮散性薬剤を収納する収納容器から構成され、
    上記収納容器は、上記揮散性薬剤のガスの透過を抑制するガスバリア性を有し、
    上記収納容器は、容器本体と蓋部材、又は1枚若しくは2枚のフレキシブルシートからなり、
    上記容器本体は、開口部を有する箱形形状であり、その容器本体の開口部周縁部を上記蓋部材で接合することにより、内部に上記揮散性薬剤を収納することができ、
    上記2枚のフレキシブルシートは、それらを重ね合わせ、相対する各側縁部を接合することにより、内部に上記揮散性薬剤を収納することができ、
    上記1枚のフレキシブルシートは、それを折り曲げて重ね合わせ、相対する各側縁部を接合することにより、内部に上記揮散性薬剤を収納することができ、
    上記接合部の一部に、一端部、他端部、及び側面部のそれぞれの間を連通する連通孔を有する徐放シートが介在され、
    この徐放シートの幅は0.2〜25mm、長さは1〜30mm、厚みは0.05〜1mmであり、
    この徐放シートは、紙、織布、不織布、スポンジ状シートから選ばれるシートであり、
    この徐放シートの一端部が上記収納容器の外部に曝され、かつ、上記他端部又は側面部が上記収納容器の内部に曝され、上記収納容器の内部に収納された上記揮散性薬剤のガスの外部への徐放を可能とするガス徐放性製剤。
  2. 上記徐放シートの空隙率は、20%以上90%以下である請求項1に記載のガス徐放性製剤。


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