JP5198257B2 - 漂白製品 - Google Patents

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Description

本発明は漂白製品に、詳細には、漂白機能化水溶性フィルムの形態の漂白製品に関する。本発明は前記漂白製品を含む洗浄製品にも関する。
漂白作用物質を含む洗浄製品の処方は、困難な課題である。その酸化能力により、漂白作用物質は、香料、酵素等のような感受性の高い成分と反応し不安定にする傾向がある。結果として、通常は、強力な酸化剤と漂白感受性成分との両方を含む処方の安定性を確保するために特別な措置を講じる必要がある。このような措置の例は、処方の残りとの相互作用を低減するため、処方のうちの異なる相での(すなわち、錠剤の異なる領域における−米国特許第5,133,892号−)非相溶性成分の凝離、成分の1つをコーティングすること又はそれを分離状態に保持すること(すなわち、液体マトリックスでの不溶化によって)である。
問題は、製品の保管中だけでなく、洗浄プロセスの間にも発生する場合がある。洗浄製品が水に入れられ、漂白作用物質が放出された時、該漂白作用物質は、洗浄されるべき品目と反応するよりもむしろ洗浄製品の他の成分を酸化し、製品の全体的効率に影響する場合がある。
さらなる問題が、ジアシル又はテトラアシルペルオキシドの場合のように、漂白作用物質が決められた粒径で使用される必要がある場合に起こりうる。これらの種類のペルオキシドは、通常は水に不溶性であり、粒径が小さいときに、より有効な漂白作用を発揮する。小さい粒径はまた、洗浄された物品上の染み及び被膜形成を避ける。粒径の制限は、製造プロセス中のダスティングの問題、顆粒洗剤の凝離の問題及び液体洗剤の沈殿の問題を生じうる。
上記の問題点により、保管中及び/又は洗浄プロセス中に漂白作用物質/酸化感受性成分の相互作用が最小化される洗剤製品を見つけるための、まだ対処されていない必要性が残っている。
本発明の第1の態様によると、漂白機能化水溶性フィルム形態の漂白製品が提供される。前記フィルムは、好ましくは漂白作用物質を含むコーティングによって機能化される。前記コーティングは、好ましくはフィルムの1つ又は両方の表面を部分的又は全体的に覆うことができる。本発明の漂白製品は、水溶性フィルムの上に負荷された又は水溶性フィルムによって担持された高濃度の1つ以上の漂白作用物質を有することができる。フィルムの厚さは、負荷できる作用物質の量を制限しない。好ましくは、前記コーティングは、少なくとも約5、より好ましくは少なくとも約10及び特には少なくとも約20g/mの濃度である。好ましくは、負荷は、コーティングされていないフィルムの少なくとも約30重量%、より好ましくは少なくとも約50重量%、さらにより好ましくは少なくとも約100重量%及び特には少なくとも約200重量%である。コーティングの濃度は、フィルムの2つの側をコーティングすることによってさらに増大できる。好ましくは、前記コーティングは、コーティングの少なくとも約30重量%、より好ましくは少なくとも約60重量%、さらにより好ましくは少なくとも約70重量%の漂白作用物質を含む。
「漂白製品」は、その主な機能が、着色した基材、汚れ又は染みを漂白することである製品を意味する。漂白製品は、水に浸漬されたときに漂白作用物質を放出する。当該漂白製品は、製品の高い表面積により、水中で高濃度の漂白作用物質を素早く放出する非常に効率的な方法を提供できる。
本発明の漂白製品は、単独で使用することができる(機能増強剤の様に)が、好ましくは洗浄製品の一部として使用される。用語「洗浄製品」は、本明細書で使用するとき、「漂白製品」よりも広い意味を有する。洗浄は、着色された汚れ及び染みの漂白を含めた、汚れの除去を意味する。
好ましい実施形態において、漂白作用物質は、漂白剤、漂白活性化剤、漂白触媒及びこれらの混合物から成る群から選択される。
本発明の漂白製品は、漂白作用物質を、小さい粒子(すなわち、平均重量径が約200μm未満、好ましくは100μm未満、さらにより好ましくは50μm未満の粒子)の形態で放出することができ、それによって漂白作用物質の比活性を増大する。時として、小さい粒径の漂白作用物質を従来の洗剤に使用することは、凝離、沈殿、ダスティング等により困難である。これらの問題は、本発明の漂白製品では生じない。
当該漂白製品は、バリア剤、溶解度改良剤、美剤及びこれらの混合物から成る群から選択される補助剤も更に含むことができる。
バリア剤は、フィルム及び/又は漂白作用物質を周囲環境から保護することができる。これは、通常は錯化プロセスを必要とする、漂白作用物質の個別の保護の必要性をなくす。例えば、ジアシル及び/又はテトラアシルペルオキシド漂白種を包含する有機漂白剤のいくつかは、洗浄組成物中に安定して存在できるには包接錯体の形成を必要とする場合がある。これは、これらの漂白作用物質が本発明の漂白製品の一部を形成する場合には必要とされない。同様に、無機漂白剤は、時として、保管中の安定性を改善するために個別にコーティングする必要がある。これについても、本発明の製品では必要ない。
溶解度改良剤は、フィルム及び/又は漂白作用物質の溶解度を、例えばその溶解度を遅延若しくは加速すること又は溶解度をpH、温度、イオン強度、酸化還元電位等の外部要因に依存させることによって変える物質である。
好ましい実施形態において、漂白剤は有機漂白剤である。有機漂白剤を洗浄組成物に入れることは、酵素、香料、界面活性剤等の他の成分との不相溶性により、困難な場合がある。さらなる問題は、有機漂白剤は水への溶解度が低い場合があり、したがってその活性を改良するために小さい粒径が必要とされる。有機漂白剤の粒径が大きすぎる場合、洗浄プロセス後に未溶解残渣が見出される場合があることも明らかにされた。必要とされる小さい粒径のため、該漂白剤を安定に保つこと及び顆粒又は液体組成物に加工することが困難である。これらの問題はいずれも、有機漂白剤が本発明の漂白製品の一部である場合には生じない。好ましい実施形態において、有機漂白剤は、ジアシルペルオキシド、好ましくはジラウロイルペルオキシドであり、約0.1〜約30μmの平均重量径を有する。
好ましい実施形態において、当該漂白材料は、それによって漂白作用物質が水溶性フィルムの間に挟まれる、前記コーティングを覆う第2水溶性フィルムを含む。これは、漂白作用物質を周囲環境(例えば、水分、光)から保護し、漂白作用物質がユーザーの皮膚に触れることなく当該材料を取り扱うことができるようにする。
好ましい実施形態において、コーティングは2つの異なる漂白作用物質を含む少なくとも2つの別個の領域を含む。これは、2つの漂白作用物質が互いの存在下で不安定であり、且つそれらを洗浄液に同時に放出する必要がある場合に、特に好適である。これらの実施形態による好ましい手法としては、次のものが挙げられる:i)分離した別個の領域に漂白剤と漂白活性化剤とを含む製品;ii)分離した別個の領域に漂白剤と漂白触媒とを含む製品;及びiii)分離した別個の領域に漂白触媒と漂白活性化剤とを含む製品。前記別個の領域の面積は、約0.5〜約1600mmで広く変動することができる。別個の領域間の距離は約0.1〜20mmで変動することができる。
本発の別の態様によると、漂白製品と1つ以上の洗浄補助剤とを含む洗浄製品が提供される。好ましくは、当該洗浄製品は、過炭酸塩とTAED又はNOBSとの組み合わせと、任意に、漂白製品の一部として及び/又は洗浄補助剤の一部としての漂白触媒とを含む。
洗浄補助剤は、仕上げ工程、即ちすすぎを含めた洗浄プロセスにおいて能動的役割を果たす物質である。洗浄活性物質は、界面活性剤(陰イオン性、非イオン性、陽イオン性及び両性界面活性剤)、ビルダー(無機及び有機ビルダー物質)、酵素、特殊ポリマー(例えば、コビルダー特性、汚れ再付着防止、仕上げ特性を有するもの)、染料及び芳香剤(香料)を包含するが、この用語はこれらの物質群に限定されるものではない。
漂白製品は、最大直線寸法が約0.2〜約100mm、好ましくは約0.5〜約50mm、より好ましくは約1〜約20mmの小断片の形態に切断又は調製することができる。該断片を、粉末、液体及びゲル組成物に添加することができる。追加的な保護を提供するため、切断作業は、切断断片の縁部に潜在的に暴露される漂白作用物質がないように、漂白作用物質適用作業と一致させることができる。これは、切断片の縁部に暴露した機能性材料と反応する可能性のある液体/ゲル形態の製品に、機能化された切断片が導入されるときに特に有利である。
当該漂白製品は、単位用量洗浄製品に、外囲材料の一部として又は外囲材料に包含された内容物の一部としてのいずれかで使用するのに非常に好適である。好ましい実施形態において、外囲材料は少なくとも部分的に、本発明による漂白機能化水溶性フィルムで形成される。例えば、単一区画の単位用量形態は一般的に、分離した最下層及び最上層の外囲材料を有し、この実施形態によると1つ又は両方の層が本発明の漂白製品を含むか又は本発明の漂白製品で構成されることができる。多区画の単位用量形態についても同じことが当てはまり、その場合、最上層、最下層及び/又はいかなる中間層の外囲材料も、本発明の漂白製品を含むか又は本発明の漂白製品で構成されることができる。
好ましい実施形態において、前記フィルムの片側又はその1つ以上の領域が漂白剤でコーティングされ、及び別の側又はその1つ以上の領域が漂白活性化剤、漂白触媒又はこれらの混合物でコーティングされている。片側又は両側は、バリア剤又は別の水溶性フィルムで保護されて、積層体を形成することができる。両側がコーティングされたフィルムは、単位用量形態の洗浄製品で外囲材料の最上層又は最下層の一部となることができる。区画の1つに酵素を含む粉末を含有し、及び外囲材料の中間層の一部として両側がコーティングされたフィルムを含有する単位用量多区画洗浄製品は、本明細書に用いるのに好ましい。この手法は、酵素を漂白作用物質よりも前に放出し、それによってそれらの相互作用を最小にし、及び性能を最大にすることができる。
別の好ましい実施形態において、単位用量形態の外囲材料は、漂白剤でコーティングされた第1フィルムと、漂白活性化剤、漂白触媒及びこれらの混合物から成る群から選択される漂白作用物質でコーティングされた第2フィルムとを含む。好ましくは、前記2枚のフィルムは合わせて積層されて、多区画洗浄製品の外囲材料の中間層又はその一部を形成する。
別の実施形態においては、外囲材料が、第1水溶性フィルムに封止された酵素でコーティングされた第2水溶性フィルムを含む、単位用量形態の製品が提供される。第1フィルムは、好ましくは第2フィルムの内側に位置付けられ、即ち、第2フィルムは最初に水に暴露され、漂白剤よりも前に酵素が放出される。
本発明は、漂白機能化水溶性フィルムを含む漂白製品を想定している。好ましくは、本製品は、水溶性フィルムと漂白作用物質を含むコーティングとを含むコーティングされた基材の形態である。本発明は、洗浄製品及び機能化包装用途における本製品の使用も想定している。当該漂白製品は、漂白作用物質を洗浄製品に導入する、非相溶性成分との相互作用を低減する、漂白作用物質の連続的及び制御された放出を可能にする等のための有利な形態を呈する。
漂白作用物質は、いかなるコーティング方法によっても、水溶性フィルム上に付着することができる。好ましい方法としては、印刷、噴霧及び塗装が挙げられる。前記の方法はすべて、漂白作用物質がフィルムへの付着の前に溶液又はスラリーの形態であることを必要とする。漂白作用物質の一部、特に有機漂白剤は、水溶性フィルムへの付着の前に、その漂白活性を改変することなく水溶液に入れることができる。他の漂白作用物質の中には、水中で反応性であり、そのため、有機溶媒のような非水性溶媒を用いて溶液にする必要があるものもある。本明細書に用いるのに好適な有機溶媒の例としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、グリセロール、プロピレングリコール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ソルビトール及びこれらの混合物が挙げられる。無水溶媒、即ち、拘束されていない水が5%未満、好ましくは3%未満である溶媒も、水感受性の漂白作用物質の加工に好適である。
プロセス
本発明の機能化基材は、噴霧、ナイフ、ロッド、キス、スロット、塗装、印刷及びこれらの組み合わせを包含する好適なコーティング手段を用いて漂白作用物質のコーティングを付着することによって作ることができる。印刷は本明細書に用いるのに好ましく、特に凸版輪転(フレキソ)印刷が好ましい。
一般的なフレキソ印刷手順において、水溶性フィルムはロールから印刷機へ供給される。フィルムが1つ以上のステーション、すなわち印刷装置を通って引き出される際に、漂白作用物質が印刷される。各印刷装置は、1つ以上の漂白材料を含む溶液を印刷することができる。フレキソ印刷機での各印刷工程は、一連の4つのローラー又はシリンダから成る:供給ローラー、計量又はアニロックスローラー、フレキソ又は印刷シリンダ及び圧胴シリンダ。
第1ローラー(供給ローラー)は、漂白作用物質(類)を含む印刷溶液を、溶液パンから、第2ローラーである計量又はアニロックスローラーへと移動する。印刷溶液の一部を掻き取るために必要であれば、ドクターブレードを使用してもよい。アニロックスローラーは、溶液を、印刷シリンダ上に均一厚さに計量する。基材は次に、印刷シリンダと、第4ローラーである圧胴シリンダとの間を移動する。フレキソ印刷装置のなかには、供給ローラーがなく、アニロックスローラーが供給ローラーと計量ローラーの両方として機能するものもある。
圧胴シリンダは印刷シリンダに圧力を加え、それによって漂白作用物質(類)をフィルム上に移動する。印刷されたフィルムは、オーバーヘッドドライヤーの中へ送られ、新たに形成された層が乾燥されて、次の印刷装置へと進む前に残留液体のほとんどを除去してもよい。完成製品は、続いて、ロール上に巻き取られるか又はカッターに通される。
当該方法は、水溶性材料、非水溶性材料及びこれらの混合物を付着するのに好適である。非水溶性材料の場合、該材料の沈殿を避けるため、印刷溶液を溶液パン内で攪拌し続けることが好ましい。不溶性材料の水中での懸濁を促進するための構造剤類又は増粘剤類の使用も好ましい。コーティングは、1を超える漂白作用物質を含む溶液を使用することによって又は異なる作用物質を含む溶液を異なる印刷工程で使用することによって、複数の漂白作用物質を含むことができる。
摩擦を低減するため、供給ローラーは、印刷溶液を移動するときにアニロックスローラーに接触しない。好ましくは、供給ローラーは、シリコーンコーティングされた低ジュロ硬度ゴム(soft durometer rubber)で作られる。この柔軟性により、供給ローラーはできるだけ多くの水溶液をピックアップできる。供給ローラーは、ミッドアメリカンラバー(Mid American Rubber)より市販されている。
好ましくは、印刷溶液をアニックスローラーの表面上に一定厚さに計量するために、ドクターブレードが使用される。好ましくは、ドクターブレードは、BTG(ジョージア州ノークロス(Norcross))により供給されるもののようなセラミックコーティングされた金属ブレードである。
アニロックスローラーは、互いに隣接する模様(pattern)で配置され及びローラーの全表面を覆う多数の微視的セルを包含する。これらのセルが、印刷溶液を保持する。当該セルは、一般的に、蜂の巣形状又は「三重らせん(tri-helical)」模様のいずれかである。当該セルは、ローラーの長手軸に対してある角度で走る複数の列に配向する(その結果、より大きなサイズのセルの列はローラーの周りにねじ山を形成するように見える)。一般的な角度は、30、45及び60度である。従来の印刷では、異なる色のインキは、一般に、異なる角度で配向されたセルで印刷される。
アニロックスローラーの粗さが、どれだけの溶液がフィルムに移動されるかを決定する。アニロックスセルの容量が増大するにつれて(例えば、60から100bcm(10億立方ミクロン(billion parts of cube micron)を意味する)に)、プレート上の空のセルで(移動)、プレート上及び続いて基材上に移動される印刷溶液の容量が増大する。
アニロックスローラーは、ステンレス鋼で出来ていることが多い。ただし、腐食性材料(例えば、有機過酸化物及び特にジベンゾイルペルオキシド)のようないくつかの用途では、ローラーは、ステンレス鋼ローラーの腐食を防止するためにセラミックコーティングされるべきである。アニロックスローラーは、ハーパーコーポレーション・オブ・アメリカ(Harper Corporation of America)及びインターフレックス(Interflex)から市販されている。
フレキソローラーは、可撓性の模様付きロールである。可撓性プレート材料は、ジュロ硬度50、厚さ0.17cm(0.067インチ)の材料である。
フレキソ印刷に使用できるその他のプレートとしては、米国特許第5,458,590号、4列、30〜45行に識別されているものが挙げられる。
水溶性フィルムは、印刷溶液の付着の前又はそれと共に微視的(裸眼で見えない)又は巨視的(目に見える)変形が所与の模様(パターン)に生じるように彫刻又は浮き彫りすることができる。これにより、特に、2枚の彫刻又は浮き彫りされたフィルムが接触することによって生じる空隙のおかげで漂白作用物質が2枚の積層フィルムの間に「挟まれている」ときに、より大容量の漂白作用物質を付着することができる。比較的大きな孔を両方のフィルムに型押しすることができ、及び両方のフィルムを合わせて積層する前に該両フィルムの表面に印刷溶液を適用することができる。前記2枚のフィルムの間に存在する漂白作用物質の濃度は、2つの孔を一緒に結合することによって生じる空隙のおかげで、はるかに高い。フレキソ装置に使用できるエンボス加工プレートは、米国フロリダ州のトリニティ・グラフィック(Trinity Graphic)によって供給される。フィルムにより多くの漂白作用物質を保持する別の方法は、フィルム上にミクロセル型モルホロジー(morphology)(小さいセル)を形成するプライマーを予め適用することである。これらのプライマーは、被覆及び印刷方法による適用が可能であり、クロンプトン・コーポレーション(Crompton Corporation)(コネティカット州)が供給する、ポリウレタン系を基盤としたミクロセル型コーティングである。フィルムを一連の噛合リングロール又は彫刻フレキソプレートで処理することによって巨視的変形が得られる。微視的変形は、ロールに微視的模様(パターン)を彫刻することによって又は突起形状(例えば、中空管(hallow tubes))を有する水圧成形された(hydro formed)フィルムを使用することによってのいずれかで形成できる。突起した中空(hallow)形状は、毛管力により、液体又はスラリー形態にあるとき、追加の漂白作用物質を保持できる。
印刷溶液に構造剤を添加することは、特に漂白作用物質が印刷溶液に不溶性である場合に、構造剤の存在が漂白作用物質の懸濁を助けることから、好ましい。本明細書に用いるのに好ましいのは、ポリアクリレート類及びそれらの誘導体;多糖類及びそれらの誘導体;高分子ガム類及びそれらの組み合わせから成る群から選択される高分子構造剤である。ポリアクリレート型構造剤は、特にポリアクリレートポリマー及びアクリレートとメタクリレートとのコポリマーを含む。好適なポリアクリレート型構造剤の例は、B・F・グッドリッジ・カンパニー(B.F.Goodridge Company)から入手可能なカーボポール・アクア(Carbopol Aqua)30である。
本明細書の構造剤として使用してもよい高分子ガムの例は、海生植物、陸生植物、微生物多糖類及び多糖類誘導体として特徴付けることができる。海生植物ガムの例としては、寒天、アルギネート、カラギーナン、及びファーセレランが挙げられる。
陸生植物ガムの例としては、グアーガム、アラビアゴム(gum arable)、トラガカントゴム(gum tragacenth)、カラヤゴム、イナゴマメゴム、及びペクチンが挙げられる。微生物多糖類の例としては、デキストラン、ジェランガム、ラムサンガム、ウェランガム、及びキサンタンガムが挙げられる。多糖類誘導体の例としては、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸プロピレングリコール、及びヒドロキシプロピルグアーが挙げられる。第2の構造剤は好ましくは上記の列挙又はそれらの組み合わせから選択される。好ましい高分子ガムとしては、ペクチン、アルギネート、アラビノガラクタン(アラビアゴム)、カラギーナン、ジェランガム、キサンタンガム及びグアーガムが挙げられる。
高分子ガム構造剤が本明細書で利用される場合、この種類の好ましい物質はジェランガムである。
ジェランガムは、グルコース、グルクロン酸(glucurronic acid)、グルコース及びラムロース残基を含有する四糖類繰返し単位であり、シュードモナスロディア(Pseudomonaselodea)ATCC31461の発酵によって調製される。ジェランガムは、CPケルコU.S.(CP Kelco U.S.,Inc.)によってケルコゲル(KELCOGEL)の商標名で市販されている。
好ましくは、印刷溶液は約0.1〜約20重量%、より好ましくは約1〜約10重量%の構造剤水溶液を含む。
本明細書に用いるのに最も好ましい構造剤は、ポリビニルアルコール(PVA)である。PVAは、高負荷を達成するために適切な粘度を印刷溶液に付与するだけでなく、漂白作用物質の連続する層を積み重ねて、非常に強く、フレークのないコーティングを作るためのバインダとしても作用する。好ましくは、印刷溶液中のPVAの濃度は、印刷溶液の約0.5重量%〜約20重量%、より好ましくは約1重量%〜約10重量%、及び特には約2重量%〜約5重量%である。
印刷溶液は、好ましくは水溶液である。「水溶液」は、本明細書で、溶媒の大部分が水である溶液を意味する。前記溶液は、少ない割合で他の溶媒も含むことができる。好ましくは、前記溶液の水分含有量は、該溶液中に存在するいかなる他の溶媒の濃度よりも、少なくとも約10重量%、好ましくは少なくとも約20重量%、より好ましくは少なくとも約30重量%、さらにより好ましくは少なくとも約40重量%高い。好ましくは、該溶液の水分含有量は、少なくとも約20重量%、より好ましくは少なくとも約30重量%、さらにより好ましくは少なくとも約40重量%及び特には少なくとも約60重量%である。溶液という用語は、本発明の目的のために広く解釈されるべきであり、水及び機能材料を含むいかなる混合物も包含する。スラリー及び分散液(液体/固体)、泡(液体−気体)及びエマルション(液体/液体)は、溶液とみなされる。
水性印刷溶液の場合、該溶液は、フィルム不溶化剤、即ち、プロセスで用いられる濃度での水溶液の存在下におけるフィルムの溶解度を一時的に低下させる剤を含むことができる。ただし、機能化フィルムは、水に浸漬したときに可溶性を維持する。フィルム不溶化剤は、機能材料を含む水溶液の前に又は水溶液の一部として適用することができる。
フィルム不溶化剤
本明細書に用いるのに好ましい不溶化剤は、塩類である。塩類は、有機又は無機電解質を包含してもよい。好適な塩は、アルミニウム、アンモニウム、アンチモン、バリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、セシウム、銅、鉄、リチウム、マグネシウム、ニッケル、カリウム、ルビジウム、銀、ナトリウム、ストロンチウム、亜鉛及びジルコニウムから選択されるカチオン又はカチオン混合物;酢酸塩、硫酸アルミニウム、アジ化物、重炭酸塩、亜硫酸水素塩、ボロヒドリド、ボロオキザラート、臭素酸塩、臭化物、炭酸塩、塩化物、亜塩素酸塩、クロム酸塩、シアン酸塩、シアン化物、重クロム酸塩、二ケイ酸塩、ジチオン酸塩、フェリシアン化物、フェロシアン酸塩、フェロシアン化物、フッ化物、フッ化アンチモン酸塩、フルオロホウ酸塩、フルオロリン酸塩、フルオロスルホン酸塩、フルオロケイ酸塩(flurosilicate)、炭酸水素塩、硫酸水素塩、亜硫酸水素塩、シアン化水素、リン酸水素塩、硫酸水素塩、亜硫酸水素塩、水酸化物、ヒドロキシスズ酸塩(hydroxyostannate)、次亜塩素酸塩、次亜硝酸塩、次亜リン酸塩、ヨウ素酸塩、ヨウ化物、マンガン酸塩、メタ−アルミン酸塩、メタホウ酸塩、メタ過ヨウ素酸塩、メタケイ酸塩、混合ハロゲン化物、モリブデン酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、オルトリン酸塩、オルト亜リン酸塩、オルトケイ酸塩、シュウ酸塩、オキザラートフェラート、酸化物、過ホウ酸塩、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、過酸化物、ペルオキシ二硫酸塩、リン酸塩、ポリ臭化物、ポリ塩化物、ポリフッ化物、ポリヨウ化物、ポリリン酸塩、ポリ硫化物、ピロ硫酸塩、ピロ亜硫酸塩、セスキ炭酸塩、ケイ酸塩、スズ酸塩、スルファミン酸塩、硫酸塩、硫化物、亜硫酸塩、チオシアン酸塩(thiocyanaate)又はチオ硫酸塩から選択されるアニオン又はアニオン混合物を包含してもよい。
他の好適な塩類には、カチオン類、例えば置換アンモニウムイオン類R4N(R=水素又はC1〜6アルキル、置換又は非置換)が挙げられる。アニオンの他の好適な種類には、カルボン酸塩類、ギ酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩などが挙げられる。好適な塩類は、C1〜9アルキルカルボン酸類;ポリマーのカルボン酸塩類(ポリアクリル酸塩類、ポリマレイン酸塩類);短鎖(C1〜9)アルキルリン酸塩類、アルキルホスホン酸塩類;及び短鎖(C1〜9)アルキル硫酸塩類及びアルキルスルホン酸塩類を包含してもよい。
好ましくは、フィルム不溶化剤は、水溶液の約0.5〜約10重量%、より好ましくは約1〜約5重量%の濃度で使用される。好ましくは、フィルム不溶化剤は、硫酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、及びこれらの混合物から成る群から選択される塩である。
水溶性フィルム
水溶性フィルムは、ポリマー材料で出来たフィルムであり、及び20μmの最大孔径を有するガラスフィルターを用いた後、記載の方法によって測定される場合に、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%又は少なくとも95%の水溶解度を有するフィルムである。
50g±0.1gのフィルム材料を、あらかじめ秤量した400mLビーカーに添加して、245mL±1mLの蒸留水を添加する。これを、62.8rad/s(600rpm)に設定された磁性攪拌器で30分間激しく攪拌する。その後、混合物を、上記で定義した孔径(最大20μm)の折り重ねた定性的な焼結ガラスフィルターで濾過する。回収した濾液からいずれかの従来法によって水を乾燥させ、残った材料の重量を測定する(これが溶解又は分散画分である)。その後、溶解度%又は分散度%を計算することができる。
好ましいポリマー材料は、フィルム又はシートへと成形されるポリマー材料である。前記フィルムは、例えば、当該技術分野において既知であるように、ポリマー材料の注型、吹込成形、押出し又はブロー押出(blown extrusion)成形によって得ることができる。
フィルム材料としての使用に適した好ましいポリマー、コポリマー又はそれらの誘導体は、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド類、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル類、セルロースエステル類、セルロースアミド類、ポリビニルアセテート類、ポリカルボン酸類及びその塩類、ポリアミノ酸類又はペプチド類、ポリアミド類、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー類、デンプン及びゼラチンを含む多糖類、キサンタン及びカラゴムのような天然ゴム類から選択される。より好ましいポリマーは、ポリアクリレート類及び水溶性アクリレートコポリマー類、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレート類から選択され、最も好ましくは、ポリビニルアルコール類、ポリビニルアルコールコポリマー類及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、並びにこれらの組み合わせから選択される。好ましくは、フィルムにおけるポリマーの濃度は、例えば、PVAポリマーでは少なくとも60%である。
複数のポリマーの混合物も使用できる。これは、その適用及び必須要件に応じて、フィルムの機械的特性及び/又は溶解特性の制御において特に有益となる場合もある。異なった重量平均分子量を有する複数のポリマーの混合物、例えば、10,000から40,000、好ましくはおよそ20,000の重量平均分子量のPVA又はそのコポリマーと、約100,000から300,000、好ましくはおよそ150,000の重量平均分子量のPVA又はそのコポリマーとの混合物を使用するのが好ましいことがある。
また、例えば、材料が水分散性又は水溶性でなければならない場合、典型的には1〜35重量%のポリラクチドとおよそ65〜99重量%のポリビニルアルコールを含むポリラクチドとポリビニルアルコールの混合によって達成される、ポリラクチドとポリビニルアルコールなどの加水分解的に分解でき水溶性のポリマーブレンドを含むポリマーブレンド組成物も有用である。フィルムに存在するPVAは、材料の溶解度を改善するために60%〜98%、好ましくは80%〜90%加水分解されていることが好ましい場合もある。
一般に、当該水溶性フィルムは、約25g/m〜約150g/m、好ましくは約50g/m〜約100g/mの坪量、及び約0.025mm〜約0.160mm、好ましくは約0.060mm〜約0.130mmの厚さを有する。
最も好ましい水溶性フィルムは、クリス−クラフトインダストリアルプロダクツ(Chris-Craft Industrial Products)(米国インディアナ州ゲーリー(Gary))によって販売されるような商品照会名モノゾル(Monosol)M8630として知られるPVAフィルム、及び類似の溶解度及び変形特性を有するPVAフィルムである。本明細書で使用するのに好適な他のフィルムには、アイセロ社(Aicello)により供給される商品照会名PTフィルム若しくはK−シリーズとして知られるフィルム、又は株式会社クラレ(Kuraray)により供給されるVF−HPフィルムとして知られるフィルムが挙げられる。
本明細書の水溶性フィルムは、ポリマー又はポリマー材料及び水以外の、他の添加物成分を含んでもよい。例えば、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、及びこれらの混合物などの可塑剤を添加するのが有益でありうる。グリセロールは好ましい可塑剤である。他の有用な添加物としては、崩壊助剤(disintegrating aids)が挙げられる。
漂白剤
無機及び有機漂白剤は、本明細書に用いるのに好適な漂白剤類である。無機漂白剤としては、過ホウ酸塩類、過炭酸塩類、過リン酸塩類、過硫酸塩類及び過ケイ酸塩類のような過水和物塩類が挙げられる。無機過水和物塩類は通常アルカリ金属塩類である。無機過水和物塩は、追加的保護なしで、結晶性固体として包含されてもよい。あるいは、塩を、該塩が水溶性フィルムの上に付着する前にコーティングすることができる。
アルカリ金属過炭酸塩類、特に過炭酸ナトリウムは、本発明の製品に包含するのに好ましい過水和物である。前記過炭酸塩は、最も好ましくは、製品内安定性を提供するコーティングされた形態で製品に取り込まれる。製品安定性を提供する好適なコーティング材料は、水溶性アルカリ金属硫酸塩及び炭酸塩の混合塩を含む。このようなコーティングは、コーティング方法と共に、過去に英国特許GB1,466,799号に記載されている。前記混合塩コーティング材料の過炭酸塩に対する重量比は、1:200〜1:4、より好ましくは1:99〜1:9、最も好ましくは1:49〜1:19の範囲である。好ましくは、混合塩は、一般式Na2SO4.n.Na2CO3(式中、nは0.1〜3であり、好ましくはnは0.3〜1.0であり、最も好ましくはnは0.2〜0.5である)を有する、硫酸ナトリウムと炭酸ナトリウムとの混合塩である。
製品安定性を供給する別の好適なコーティングは、SiO2:Na2O比が1.8:1〜3.0:1、好ましくはL8:1〜2.4:1のケイ酸ナトリウム及び/又はメタケイ酸ナトリウムを含み、好ましくは無機過水和物塩の2重量%〜10重量%、(通常は3重量%〜5重量%)のSiO2濃度で適用される。ケイ酸マグネシウムもコーティングに包含することができる。ケイ酸塩類及びホウ酸塩類又はホウ酸類又はその他の無機物を含有するコーティングも好適である。
ワックス類、油類、脂肪石鹸類を含有するその他のコーティングも、本発明内で有利に使用できる。
ペルオキシ一過硫酸カリウムは、本明細書で有用な別の無機過水和物塩である。
典型的な有機漂白剤は、ジアシル及びテトラアシルペルオキシドを包含する有機ペルオキシ酸類、特に、ジペルオキシドデカン二酸(diperoxydodecanedioc acid)、ジペルオキシテトラデカン二酸(diperoxytetradecanedioc acid)、及びジペルオキシヘキサデカン二酸(diperoxyhexadecanedioc acid)である。ジベンゾイルペルオキシド及びジ−ラウロイルペルオキシドは、本明細書で好ましい有機ペルオキシ酸である。モノ−及びジペルアゼライン酸、モノ−及びジペルブラシル酸、並びにN−フタロイルアミノペルオキシカプロン酸(Nphthaloylaminoperoxicaproic acid)も、本明細書での使用に適している。
ジアシルペルオキシド、特にジベンゾイルペルオキシドは、好ましくは約0.1〜約100μm、好ましくは約0.5〜約30μm、より好ましくは約1〜約10μmの平均重量径を有する粒子の形態で存在すべきである。好ましくは、少なくとも約25%、より好ましくは少なくとも約50%、さらにより好ましくは少なくとも約75%、最も好ましくは少なくとも約90%の粒子が10μmより小さく、好ましくは6μmより小さい。上記の径範囲内のジアシルペルオキシドは、より大きなジアシルペルオキシド粒子よりも優れた染み除去を、特にプラスチック食器類からの染み除去について提供し、同時に自動食器洗浄機での使用中に、望ましくない付着及び被膜形成を最少化することも見出された。従って、好ましいジアシルペルオキシドの径によって配合者は低濃度のジアシルペルオキシドと共に良好な染み除去を達成することができ、それによって付着及び被膜形成が軽減される。逆に、ジアシルペルオキシドの粒径が増すにつれて、良好な染み除去にはさらに多くのジアシルペルオキシドが必要となり、食器洗浄工程の間に関わる表面への付着を増やすことになる。
更なる一般的な有機漂白剤としてはペルオキシ酸類が挙げられ、具体例はアルキルペルオキシ酸類及びアリールペルオキシ酸類である。好ましい代表例は、(a)ペルオキシ安息香酸及びその環置換誘導体、例えばアルキルペルオキシ安息香酸類並びにペルオキシ−α−ナフトエ酸及びモノ過フタル酸マグネシウム、(b)脂肪族又は置換脂肪族ペルオキシ酸類、例えばペルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、ε−フタルイミノペルオキシカプロン酸(PAP)]、o−カルボキシベンズアミドペルオキシカプロン酸、N−ノネニルアミドペルアジピン酸及びN−ノネニルアミドペルコハク酸、並びに(c)脂肪族及び芳香脂肪族(araliphatic)ペルオキシジカルボン酸、例えば1,12−ジペルオキシカルボン酸、1,9−ジペルオキシアゼライン酸、ジペルオキシセバシン酸、ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシフタル酸、2−デシルジペルオキシブタン−1,4−二酸、N,N−テレフタロイルジ(6−アミノペルカプロン酸)である。
本明細書に用いるのに好適なその他の漂白剤は、漂白促進剤(pro-bleaches)又は2つ又はそれ以上の種の反応によってその場で生成する漂白剤である。一つの例が、塩化ナトリウム塩と過硫酸カリウムのような強酸化剤を反応させることによって生じる二酸化塩素である。
漂白活性化剤
漂白活性化剤は、一般的に、60℃以下の温度で洗浄中に漂白作用を増強する有機過酸前駆体である。本明細書に用いるのに好適な漂白活性化剤としては、ペルヒドロリシス条件(perhydrolysis condition)下で好ましくは1〜10個の炭素原子、特に2〜4個の炭素原子を有する脂肪族ペルオキシカルボン酸、及び/又は任意に置換された過安息香酸を与える化合物が挙げられる。好適な物質は、指定された炭素原子の数のO−アシル及び/若しくはN−アシル基並びに/又は任意に置換されたベンゾイル基を有する。好ましいのは、ポリアシル化アルキレンジアミン類、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、特に1,5−ジアセチル−2,4−ジオキソヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル類、特にテトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N−アシルイミド類、特にN−ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート類、特にn−ノナノイル−又はイソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n−又はイソ−NOBS)、無水カルボン酸類、特に無水フタル酸、アシル化多価アルコール類、特にトリアセチン、二酢酸エチレングリコール及び2,5−ジアセトキシ−2,5−ジヒドロフラン及び更にはトリエチルアセチルシトレート(TEAC)である。
漂白触媒
本明細書に用いるのに好ましい漂白触媒には、トリアザシクロノナンマンガン及び関連錯体(米国特許第4246612号、第5227084号);ビスピリジルアミンコバルト、ビスピリジルアミン銅、ビスピリジルアミンマンガン、及びビスピリジルアミン鉄、及び関連錯体(米国特許第5114611号);並びにペンタミンアセテートコバルト(III)及び関連錯体(米国特許第4810410号)が挙げられる。本明細書に用いるのに好適な漂白触媒の完全な記述は、PCT国際公開特許WO99/06521、34頁、26行〜40頁、16行に見出すことができる。
洗浄補助剤
いかなる従来の洗浄成分も、本発明の洗浄製品に使用できる。
界面活性剤
本明細書で好適な界面活性剤には、アルキル、アルケニル、又はアシル部分がC〜C20、好ましくはC10〜C18の直鎖又は分枝鎖である、アルキルサルフェート類、アルキルエーテルサルフェート類、アルキルベンゼンスルホネート類、アルキルグリセリルスルホネート類、アルキル及びアルケニルスルホネート類、アルキルエトキシカルボキシレート類、N−アシルサルコシネート類、N−アシルタウレート類、並びにアルキルサクシネート類及びスルホサクシネート類などの陰イオン性界面活性剤;残りのN位がメチル基、ヒドロキシエチル基、又はヒドロキシプロピル基で置換されている、クロリンエステル類(米国特許第4228042号、米国特許第4239660号、及び米国特許第4260529号)及びモノC〜C16N−アルキル又はアルケニルアンモニウム界面活性剤などの陽イオン性界面活性剤;非イオン性アルコキシル化界面活性剤(とりわけ、C〜C18の第一級アルコール類から誘導されるエトキシレート類)、エトキシル化−プロポキシル化アルコール類(例えば、BASFポリ−タージェント(Poly-Tergent)(登録商標)SLF18)、エポキシ末端処理されたポリ(オキシアルキル化)アルコール類(例えば、BASFポリ−タージェント(登録商標)SLF18B、PCT国際公開特許WO−A−94/22800参照)、エーテル末端処理されたポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤、並びにミシガン州ワイアンドットのBASF−ワイアンドット社(BASF-Wyandotte Corp.,Wyandotte,Michigan)によるプルロニック(Pluronic)(登録商標)、リバースト・プルロニック(Reversed Pluronic)(登録商標)及びテトロニック(Tetronic)(登録商標)などのブロックポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンポリマー化合物を含む、低曇点及び高曇点の非イオン性界面活性剤及びこれらの混合物;C12〜C20アルキルアミンオキシド類(本明細書で使用するのに好ましいアミンオキシド類には、C12ラウリルジメチルアミンオキシド、C14及びC16ヘキサデシルジメチルアミンオキシドが挙げられる)、及びミラノール(Miranol)(商標)C2Mなどのアルキル両性カルボン酸界面活性剤などの両性界面活性剤;並びにベタイン類及
びスルタイン類などの双極性界面活性剤;並びにこれらの混合物が挙げられる。本明細書で好適な界面活性剤は、例えば、米国特許第3,929,678号、米国特許第4,259,217号、EP−A−0414549、PCT国際公開特許WO−A−93/08876、及びPCT国際公開特許WO−A−93/08874に開示されている。界面活性剤は、典型的には洗浄組成物の約0.2重量%〜約30重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約10重量%、最も好ましくは約1重量%〜約5重量%の濃度で存在する。食器洗浄製品に使用するのに好ましい界面活性剤は、低発泡性であり、低曇点非イオン性界面活性剤及びより高発泡性界面活性剤と泡抑制剤として働く低曇点非イオン性界面活性剤との混合物を包含する。
ビルダー
本明細書の洗浄組成物に用いるのに好適なビルダーとしては、クエン酸塩、炭酸塩及びポリリン酸塩等の水溶性ビルダー(例えば、トリポリリン酸ナトリウム及びトリポリリン酸ナトリウム6水和物、トリポリリン酸カリウム及びトリポリリン酸ナトリウムとカリウムとの混合塩);並びに結晶性層状ケイ酸塩(EP−A−0164514及びEP−A−0293640)及びアルミノケイ酸塩(ゼオライトA、B、P、X、HS及びMAPを含む)等の部分的水溶性又は不溶性ビルダーが挙げられる。ビルダーは、典型的には、洗浄組成物の約1重量%〜約80重量%、好ましくは約10重量%〜約70重量%、最も好ましくは約20重量%〜約60重量%のレベルで存在する。
長期保存安定性の観点から、非常に好ましいのは、約22%未満、好ましくは約15%未満の全ケイ酸塩(非晶性及び結晶性)を含有する組成物であるが、SiO対NaOの比が1.8〜3.0、好ましくは1.8〜2.4、最も好ましくは2.0である非晶性ケイ酸ナトリウムもまた、本明細書において使用することができる。
酵素
本明細書に好適な酵素としては、ケアザイム(Carezyme)及びセルザイム(Celluzyme)(ノボ・ノルディスク社(Novo Nordisk A/S))のような細菌及び菌類セルラーゼ類;ペルオキシダーゼ類;アマノ−P(Amano-P)(アマノ・ファーマシューティカル社(Amano Pharmaceutical Co.))、M1リパーゼ(Lipase)(登録商標)及びリポマックス(Lipomax)(登録商標)(ギスト・ブロカデス(Gist-Brocades))並びにリポラーゼ(Lipolase)(登録商標)及びリポラーゼ・ウルトラ(Lipolase Ultra)(登録商標)(ノボ(Novo))のようなリパーゼ類;クチナーゼ類;エスペラーゼ(Esperase)(登録商標)、アルカラーゼ(Alcalase)(登録商標)、デュラザイム(Durazym)(登録商標)及びサビナーゼ(Savinase)(登録商標)(ノボ(Novo))及びマクサターゼ(Maxatase)(登録商標)、マクサカル(Maxacal)(登録商標)、プロペラーゼ(Properase)(登録商標)及びマクサペム(Maxapem)(登録商標)(ギスト・ブロカデス(Gist-Brocades))のようなプロテアーゼ類;ピュアフェクトOxAm(Purafect Ox Am)(登録商標)(ジェネンコア(Genencor))及びターマミル(Termamyl)(登録商標)、バン(Ban)(登録商標)、フンガミル(Fungamyl)(登録商標)、デュラミル(Duramyl)(登録商標)及びナタラーゼ(Natalase)(登録商標)(Novo)のようなα及びβアミラーゼ類;ペクチナーゼ類;及びこれらの混合物が挙げられる。酵素は、本明細書では、好ましくは、プリル、顆粒、又は共顆粒として、通常は洗浄組成物の約0.0001重量%〜約2重量%の範囲の濃度で添加される。
漂白剤
本発明の洗浄組成物は、漂白製品中に存在するものの他に、漂白作用物質を含むことができる。
低曇点非イオン性界面活性剤及び石鹸泡抑制剤
本明細書に用いるのに好適な泡抑制剤としては、低曇点を有する非イオン性界面活性剤が挙げられる。本明細書で使用するとき、「曇点」とは、温度が増加するにつれて溶解性が低下する界面活性剤で生じる、非イオン性界面活性剤の周知の特性であり、第2相の出現が観察できる温度を「曇点」と呼ぶ(カーク・オスマー(Kirk Othmer)、360〜362頁参照)。本明細書で使用するとき、「低曇点」非イオン性界面活性剤とは、30℃未満、好ましくは約20℃未満、さらに好ましくは約10℃未満、最も好ましくは約7.5℃未満の曇点を有する非イオン性界面活性剤系成分として定義される。典型的な低曇点非イオン性界面活性剤としては、非イオン性アルコキシル化界面活性剤、特に第一級アルコールから誘導されるエトキシレート、及びポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン(PO/EO/PO)逆ブロックポリマー(reverse block polymer)が挙げられる。また、このような低曇点の非イオン性界面活性剤には、例えば、エトキシル化−プロポキシル化アルコール(例えば、BASFのポリ・タージェント(Poly-Tergent)(登録商標)SLF18)及びエポキシ末端処理されたポリ(オキシアルキル化)アルコール類(例えば、米国特許第5,576,281号に記載のようなBASFの非イオン性の(ポリ・タージェント)Poly-Tergent(登録商標)SLF18Bシリーズ)も挙げられる。
好ましい低曇点界面活性剤は、次式を有するエーテル末端処理されたポリ(オキシアルキル化)泡抑制剤である:
Figure 0005198257
[式中、Rは平均約7〜約12個の炭素原子を有する直鎖アルキル炭化水素であり、Rは約1〜約4個の炭素原子の直鎖アルキル炭化水素であり、Rは約1〜約4個の炭素原子の直鎖アルキル炭化水素であり、xは約1〜約6の整数であり、yは約4〜約15の整数であり、zは約4〜約25の整数である。]
他の低曇点非イオン性界面活性剤は、次式を有するエーテル末端処理されたポリ(オキシアルキル化)である:
O(RIIO)CH(CH)ORIII
式中、Rは約7〜約12個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、脂肪族又は芳香族の炭化水素基から成る群から選択され;RIIは同じあっても異なってもよく、及び任意の所与の分子において分枝鎖又は直鎖C〜Cアルキレンから成る群から独立して選択され、nは1〜約30の数であり;及びRIIIは次のものから成る群から選択され:
(i)1〜3個のヘテロ原子を含有する4〜8員環の置換又は非置換複素環、及び
(ii)約1〜約30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環式又は非環式、脂肪族又は芳香族の炭化水素基;
(b)ただし、Rが(ii)の場合、その時は(A)Rの内の少なくとも一つが、C〜Cアルキレン以外のものであるか、又は(B)Rが6〜30個の炭素原子を有することを条件とし、更にRが8〜18個の炭素原子を有する場合、RはC〜Cアルキル以外のものであることを条件とする。
本明細書に好適なその他の構成成分には、洗浄組成物の約0.1重量%〜約30重量%、好ましくは約0.5重量%〜約15重量%、最も好ましくは約1重量%〜約10重量%の濃度の、分散性、再付着防止性、汚れ放出性又はその他の洗浄特性を有する有機ポリマーが挙げられる。本明細書に好ましい再付着防止ポリマーには、アクリル酸含有ポリマー、例えば、ソカラン(Sokalan)PA30、PA20、PA15、PA10、及びソカランCP10(BASF社)、アクゾル(Acusol)45N、480N、460N(ローム・アンド・ハース(Rohm and Haas))、アクリル酸/マレイン酸コポリマー、例えばソカラン(Sokalan)CP5、並びにアクリル/メタクリルコポリマーが挙げられる。本明細書に好ましい汚れ放出ポリマーとしては、アルキル及びヒドロキシアルキルセルロース(米国特許第4,000,093号)、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン及びこれらのコポリマー、並びにエチレングリコール、プロピレングリコール及びこれらの混合物のテレフタレートエステルをベースとする、非イオン性及び陰イオン性ポリマーが挙げられる。
重金属イオン封鎖剤及び結晶成長阻害剤は、一般に洗浄組成物の約0.005重量%〜約20重量%、好ましくは約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.25重量%〜約7.5重量%、及び最も好ましくは約0.5重量%〜約5重量%の濃度で本明細書にて用いられるのに好適であり、例えばジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホネート)ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホネート)、エチレンジホスホネート、ヒドロキシ−エチレン−1,1−ジホスホネート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミノテトラアセテート、エチレンジアミン−N,N’−ジスクシネートは、それらの塩及び遊離酸の形態である。
本明細書の洗浄組成物は、腐食防止剤を含有することができ、これには、例えば、組成物の約0.05重量%〜約10重量%、好ましくは約0.1重量%〜約5重量%の濃度の有機銀コーティング剤(とりわけ、ウィンターシャル(Wintershall)(ドイツ、ザルツベルゲン)から販売されているウィノン(Winog)70のようなパラフィン類)、窒素含有腐食防止化合物(例えば、ベンゾトリアゾール及びベンズイマダゾール、GB−A−1137741参照)、並びに洗浄組成物の約0.005重量%〜約5重量%、好ましくは約0.01重量%〜約1重量%、より好ましくは約0.02重量%〜約0.4重量%の濃度のマンガン(II)化合物、特に有機配位子のマンガン(II)塩などがある。
本明細書に好適なその他の構成成分としては、着色剤、約0.01%〜約5%の濃度の水溶性ビスマス化合物(例えば、酢酸ビスマス及びクエン酸ビスマス)、約0.01%〜約6%の濃度の酵素安定剤(例えば、カルシウムイオン、ホウ酸、プロピレングリコール及び塩素漂白剤スカベンジャー)、石灰石鹸分散剤(PCT国際公開特許WO−A−93/08877参照)、泡抑制剤(PCT国際公開特許WO93/08876、及びEP−A−0705324参照)、ポリマー染料移行阻害剤、蛍光増白剤、香料、充填剤、及び粘土が挙げられる。
本発明の洗浄製品は、粉末、液体又はゲルの形態であるか又は、錠剤及び特にパウチ、カプセル及びサッシェを包含する単位用量形態であってもよい。
溶解度改良剤
溶解度改良剤は、例えば特定の温度、pH、イオン強度、pKa、酸化還元電位、酵素濃度等よりも上又は下の溶解度を有利にするか又は排除することによって、水溶性フィルムの溶解度を変える。溶解度改良剤は、機能化基材からの漂白作用物質の制御放出を達成する助けにもなる。
好適な溶解度改良剤は、選択されたアセチル化度を有するアミノ−アセチル化多糖類、好ましくはキトサンである。キトサンの溶解度はpH依存性であり、この特性を利用することによって、機能化基材の溶解を、決められたpHに制限することができる。
その他の好適な溶解度改良剤としては、水溶解度がpH、塩濃度、界面活性剤濃度又はその両方の組み合わせによって誘発されてもよいPCT国際公開特許WO03/68852に記載されているポリマーが挙げられる。前記ポリマーは、固定酸で中和されたプロトン化アミン官能性を2〜60mol%含有するコポリマー又はターポリマーである。PCT国際公開特許WO02/26928も、特に食器洗浄及び洗濯において、制御放出の目的に使用できる好適な複合ポリマーを記載している。
所与のpH範囲で可溶性のその他の好適な溶解度改良剤は、メタクリル酸コポリマー類、スチレンヒドロキシスチレンコポリマー類、アクリル酸コポリマー類、ポリエチレングリコールポリビニルアセテート、ジエチルフタレート、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(dioctyl sodium sulfocuccinate)、ポリ−dl−ラクチド−コ−グリコリド(PLG)、ビニルビリジン/スチレンコポリマー類、キトサン/乳酸、キトサン/ポリビニルアルコールをベースとし、デグサ・ローム・ファーマ(Degussa Rhom Pharma)から商標名オイドラギット(Eudragit)、イーストマン(Eastman)から商標名イーストアクリル(Eastacryl)、マクロメド社(MacroMed Inc.)から商標名SQZゲル(SQZgel)で市販されている。
特定の化学環境で可溶性である溶解度改良剤も市販されている。例えば、苛性可溶性バリア剤は、アルコア(Alcoa)から商標名ハイドラコート−5(Hydra-Coat-5)で市販されている。水分散性のバリア剤は、グリコール酸ナトリウムデンプン、ポリプラスドンをベースとし、及びFMCコーポレーション(FMC Corporation)から商標名Ac−ジ−ソル(Ac-di-sol)、エドワード・メンデル・コーポレーション(Edward Mendell Corporation)から商標名エキスプロタブ(Explotab)、ISPから商標名クロスポビドン(Crospovidone)で市販されている。
バリア剤
バリア剤は、保存安定性、特に高湿環境における保存安定性及び/又は触感を改良するのに役立つことができる。好適なバリア剤としては、ゼオライト、ベントナイト、タルク、雲母、カオリン、シリカ、シリコーン、デンプン及びシクロデキストリンが挙げられる。ポリマー類、特にセルロース性材料は、バリア剤としても好適である。
その他の好適なバリア剤としては、ニス、セラック、ラッカー、ポリオレフィン類、パラフィン類、ワックス類、ポリアクリレート類、ポリウレタン類、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、又はこれらの組み合わせが挙げられる。好適な水溶性バリア剤の非限定例の1つは、サンケミカルコーポレーション(Sun Chemical Corporation)(ノースカロライナ州シャーロット(Charlotte))から市販され、及びTV96−6963水性フレキソフィルムニスとして販売されているOPV(オーバープリントワニス(Over Print Varnish)である。
UV吸収剤を、光で分解する成分を保護するために使用してもよい。使用してもよい好ましいUV吸収剤の系列は、ベンゾフェノン類、サリチレート類、ベンゾトリアゾール類、ヒンダードアミン類及びアルコキシ(例えば、メトキシ)シンナメート類及びこれらの混合物である。本明細書で特に有用な水溶性UV吸収剤としては、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸(ハーマン・アンド・レイマー社(Haarmann and Reimer Corp.)から、ネオ・ヘリオパン(Neo Heliopan)、タイプ・ハイドロ(Type Hydro)として販売されている)、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸(ローヌプーラン(Rhone-Poulenc)からシンターゼ(Syntase)230及びBASF社からユビヌル(Uvinul)MS−40として販売されている)、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ−5−スルホベンゾフェノン(BASF社からユビヌル(Uvinul)DS−49として販売されている)、及びPEG−25パラアミノ安息香酸(BASF社からユビヌル(Uvinul)P−25として販売されている)が挙げられる。使用してもよいその他のUV吸収剤は、マニュファクチャリング・コンフェクショナー・パブリッシングカンパニー(Manufacturing Confectioner Publishing Company)が出版したマカッチャン(McCutcheon)の第2巻、機能性材料(Functional Materials)、北米版(North American Edition)(1997年)に定義されている。
欧州特許EP1,141,207号に記載されている蛍光染料も、光保護剤として作用できる。使用してもよい好ましい部類の蛍光染料としては、スチルベン;クマリン及びカルボスチリル化合物;1,3−ジフェニル−2−ピラゾリン類;ナフタルイミド類;エチレン、フェニルエチレン、スチルベン、チオフェンのベンズアジル(benzadyl)置換製品;及び結合複素環式芳香族化合物並びにこれらの混合物が挙げられる。使用してもよい特に好ましい蛍光染料には、米国特許第2,784,220号及び米国特許第2,612,510号に教示されているような、ジアミノスチルベン誘導体のスルホン酸塩類もある。米国特許第5,082,578号に教示されているような、高分子蛍光増白剤も本明細書に用いるのに好適である。使用してもよいその他の染料は、UV吸収剤に関連して上に記載されているマカッチャン(McCutcheon)の第2巻、機能性材料(Functional Materials)、北米版(North American Edition)(1997年)に定義されている。
本明細書に特に有用な蛍光染料としては、チバガイキー社(Ciba Geigy Corp.)からのチノパール(Tinopal)CBS−Xのようなジスチリルビフェニル型並びにチバガイキー社(Ciba Geigy Corp.)からのチノパール(Tinopal)AMS、DMS、5BM、及びUNPA、及びモバイ(Mobay)からのブランコファー(Blankophor)DMLのような塩化シアヌル/ジアミノスチルベン型が挙げられる。
単位用量形態の洗浄製品
本発明の好ましい実施形態では、組成物は、単位用量洗浄製品の形態である。製品は、一区画又は多区画単位用量製品であることができ、好ましくは真空又は熱成形された多区画水溶性パウチであり、その際区画の1つは、好ましくは固体粉末組成物を含有する。単位用量手法のための好ましい製造方法が、PCT国際公開特許WO02/42408に記載されている。
単一区画パウチは、第1フィルム片を型に入れて、真空手段によってフィルムを延伸してポケットを形成し、形成されたポケットにゲスト−ホスト錯体を包含する洗剤又は漂白剤を充填してから、形成されたポケットにもう一方のフィルム片を配置して封止することにより作製できる。
粉末及び液体組成物を含む多区画パウチは、第1フィルム片を型に入れて、真空手段によってフィルムを延伸してポケットを形成し、そのフィルムをピンで留め、粉末組成物を投入して詰めてから、第2フィルム片を第1ポケット上に被せて新しいポケットを形成し、この新しいポケットに液体組成物を充填し、一枚のフィルム片をこの液体を充填したポケット上に被せて、3枚のフィルムを合わせて封止して二重区画のパウチを形成することによって作製できる。
実施例で使用する略語
実施例では、省略された構成成分の識別表示は、次の意味を有する。
Figure 0005198257
以下の実施例において、全ての濃度は重量パーセント(%)として引用される。
実施例1
42%の過酸化ベンゾイル(ABCOインダストリーズ(ABCO Industries)が供給するオキシケア(Oxycare)42)を含む水溶液を、モノソル(Monosol)LLC(インディアナ州ゲーリー(Gary))が供給するM8630(商標)0.08mm(3.0ミル)(100g/m2の坪量)水溶性PVAフィルムに印刷した。前記溶液は、幅28cm、6つのステーションを有し、熱風乾燥が可能な狭幅コムコ(Comco)フレキソ印刷機(マークアンディ(Mark Andy)(オハイオ州ミルフォード(Milford)より市販されている)によりフィルム上に印刷した。セラミックコーティングされたアニロックスロールを使用した(ハーパー社(Harper Corp)より供給)。供給ロール(水溶液をパンからピックアップしてアニロックスロールに移動する)は、ミッドアメリカンラバー(Mid American Rubber)(ミシガン州スリーリバーズ(Three Rivers))より供給されている。フォトポリマー印刷プレートは、デュポン(Du Pont)より供給されている(サイレル(Cyrel)の商標)。印刷は、6つのステーションのうちの3つで実施した。3つの連続するステーションはそれぞれ、23.6行/cm/40bcm(60lpi(インチ当たり行数)/40bcm(10億立方ミクロン(billion cubic micron)))、11.8行/cm/100bcm(30lpi/100bcm)及び11.8行/cm/100bcm(30lpi/100bcm)のアニロックスロールを使用し、ステーション間で印刷されたフィルム表面の上に吹き付けられる対流熱風により乾燥させた。コーティングは、85g/mのレベルであり、負荷はコーティングされていないフィルムの85重量%である。
実施例2
実施例1に記載されている印刷方法を使用するが、第3印刷ステーションの後の乾燥工程が省かれ、第2M8630(商標)フィルムが濡れた印刷フィルムの上に置かれて積層体を形成する。
実施例3
実施例2に従って得られた積層体に、白色インキ(エンバイロンメンタル・インキス・アンド・コーティングス(Environmental Inks and Coatings)(ノースカロライナ州モーガトン(Morgaton))が製造するアクア(Aqua)HSX05700)を用いて図画を印刷する。
実施例4
温度で色が変化する図画を、実施例2に従って得られた積層体に、示温度インキ:CTI(コロラド州コロラドスプリングス(Colorado Springs))から市販されているダイナカラー(Dynacolor)を用いて印刷する。
実施例5
実施例1と同様であるが、0.05mm(2ミル)のPVAフィルム及び40%のC12−DAP(ジ−ラウロイルペルオキシド)(デグサ(Degussa)により商標名LP−40−SAQで供給されている)を含む水溶液を使用する。2つの印刷ステーションを使用し、それぞれ、23.6行/cm/40bcm(60lpi/40bcm)及び11.8行/cm/100bcm(30lpi/100bcm)アニックスロールを用いる。ジ−ラウロイルペルオキシドの最終濃度は、48g/m2及び可溶性フィルム重量の72重量%である。
実施例6
実施例1に記載されている印刷方法を使用するが、モノソル(Monosol)LLC(インディアナ州ゲーリー(Gary))が供給する0.04mm(1.5ミル)(50g/m2の坪量)水溶性フィルムを代わりに使用し、及び水溶液は該溶液の2.5重量%のPVAを含有する。2つの印刷ステーションを使用し、それぞれ、23.6行/cm/40bcm(60lpi/40bcm)及び11.8行/cm/100bcm(30lpi/100bcm)アニックスロールを用いる。ベンゾイルペルオキシドの最終濃度は、63g/m2及び可溶性フィルム重量の126重量%である。
実施例7
組成物Aを含む一連のパウチを下記のように作製する。
Figure 0005198257
組成物Aを、一連の二重に重ねられた区画のPVA方形基材パウチに導入する。前記2重区画パウチは、3枚の水溶性フィルム(最下層、中層及び最上層)から作られる。18gの固形組成物及び2gの液体組成物を、各パウチの2つの異なる区画に配置する。各パウチは、最下層フィルムで開いたポケットを作製し、それに固体組成物を満たし、開いたポケットの上に中層フィルムを配置し、2つのフィルムを封止して新しい開いたポケットを造ることによって製造され、新しいポケットは液体組成物で満たされ、その上に最上層フィルムが配置され、新しいポケットが封止されることにより2重区画パウチを生じさせる。パウチの作製に使用したフィルムを、表2に示す。
Figure 0005198257
*モノソル(Monosol)M8630フィルムは、クリスクラフト・インダストリアル・プロダクツ(Chris-Craft Industrial Products)より供給

Claims (8)

  1. コーティングされた基材の形態の漂白製品であって、
    前記基材が、前記基材上にコーティングを有する水溶性フィルムを含み、
    前記コーティングが、漂白剤と漂白活性化剤とから本質的になり、
    前記コーティングが、漂白剤コーティングを含む第1の別個の領域と、漂白活性化剤コーティングを含む第2の別個の領域とを含む少なくとも2つの分離した別個の領域を含み、
    前記別個の領域の面積が0.5〜1600mmであり、前記別個の領域間の距離が0.1〜20mmであり、
    前記漂白剤が有機漂白剤であり、前記有機漂白剤が、0.1〜100μmの平均重量径を有するジアシルペルオキシドである、漂白製品。
  2. 前記コーティングが、少なくとも5g/m 、85g/m 以下の濃度であり、コーティングされていないフィルムの少なくとも30重量%である、請求項1に記載の漂白製品。
  3. 前記コーティングされた基材が、バリア剤、溶解度改良剤、美剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される補助剤を更に含む、請求項1または2に記載の漂白製品。
  4. 前記水溶性フィルムが両側でコーティングを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の漂白製品。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載の漂白製品と、1つ以上の洗浄補助剤とを含む洗浄製品。
  6. 前記漂白製品が、0.2〜100mmの最大長さを有する断片の形態である、請求項に記載の洗浄製品。
  7. 外囲材料と、その中に収容される洗浄組成物とを含む単位用量形態の洗浄製品であって、請求項1〜のいずれか一項に記載の前記漂白製品が、前記外囲材料の中に収容される、洗浄製品。
  8. 前記外囲材料が、1つ以上の酵素を含むコーティングを含む第2水溶性フィルムを含み、第2水溶性フィルムが、第1水溶性フィルムに封止され、第1水溶性フィルムが、第2水溶性フィルムの内側に位置付けられた、請求項に記載の洗浄製品。
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