JP5197626B2 - ケーブルドラグチェーン - Google Patents
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Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体に接続される電源ケーブルや信号ケーブルあるいはエアホースや油圧ホースなどを案内・保護するためのケーブルドラグチェーンに関する。
【背景技術】
【0002】
移動体に接続される電源ケーブルや信号ケーブルあるいはエアホースや油圧ホースなど(以下、これらを総称してケーブルとする)は、移動体の移動に伴って、ケーブル長手方向に曲げ応力の作用する部分が移動する。そこで、従来から、ケーブルが過剰に曲がらないようにケーブルドラグチェーンでケーブルを案内・保護することが行われている。
【0003】
ケーブルドラグチェーンは、複数の枠体を互いに屈曲自在に連結して形成したものであり、枠体に囲まれた案内部にケーブルを配置することで枠体によりケーブルを保護することができる。また、各枠体にはストッパー片とストッパー受けとが設けられ、連結される枠体同士は、一方の枠体のストッパー片と、このストッパー片に対応する他方の枠体のストッパー受けとが当接することにより回動角が制限されるようになっている。そのため、ケーブルドラグチェーンの案内部に配置されるケーブルは、回動角が規制されるケーブルドラグチェーンの曲げ半径に沿って曲がるので、過剰に曲げられることがない。
【0004】
しかし、移動体の移動速度が速くなると、ケーブルドラグチェーンの走行に伴う上記ストッパー片とストッパー受けとの衝突音が大きくなる騒音問題があった。このような問題点を解決するために、枠体の回動に制動をかける構造が提案されている。
【0005】
例えば、特許文献1には、ストッパー片およびストッパー受けの少なくとも一方に緩衝部材を取り付けて、ストッパー片とストッパー受けとの衝突音を吸収する構成が開示されている。
【0006】
また、特許文献2には、枠体の回動に伴って枠体同士が摺接し、回動限界に近づくに従って摩擦が増すようにした、いわゆる、くさび効果を利用して回動に制動をかける構成が開示されている。この特許文献2には、ケーブルドラグチェーンの走行に伴う枠体の回動機構の摩耗を抑制できることも記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−119485号公報
【特許文献2】
特開2005−256947号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記の文献に係る技術には、以下に示すような問題点があった。まず、特許文献1の構成では、枠体とは別部材の緩衝部材を用意し、枠体に取り付けなければならず、生産効率が芳しくないという問題がある。また、特許文献2の構成では、枠体の摺接により制動をかけるため、摩耗による制動効果の減衰がおこるという問題がある。
【0009】
そこで、本発明の目的の一つは、枠体の回動に制動をかけるストッパー片とストッパー受けとの衝突音を小さくすることができるケーブルドラグチェーンを提供することにある。また、本発明の他の目的は、使用に伴い、制動効果に減衰が生じ難いケーブルドラグチェーンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、複数の枠体を互いに回動可能なように連結して形成され、各枠体に囲まれた案内部にケーブルなどの長尺体が配置されるケーブルドラグチェーンであって、このケーブルドラグチェーンは、枠体の回動角を制限する回動角制限機構と、回動角の限界前に枠体の回動に制動をかける制動機構とを備える。ケーブルドラグチェーンの回動角制限機構は、各枠体に一体に形成されるストッパー片とストッパー受けとからなり、連結される枠体同士のうち、一方の枠体のストッパー片と他方の枠体のストッパー受けとが当接することにより枠体の回動角を制限する。そして、ケーブルドラグチェーンの制動機構は、各枠体の一端側に枠体と一体に片持ち状に形成される弾性突起と、各枠体の他端側に枠体と一体に形成される受け部とからなり、連結された枠体を回動させたときに、一方の枠体の弾性突起が、他方の枠体の受け部に接触することで撓み、その撓みの反力により両枠体の相対的な回動に制動をかけるように構成されていることを特徴とする。
[0011]
上記弾性突起と受け部とにより枠体の回動に制動をかける代表的な構成としては、例えば、弾性突起を枠体の回動中心から外方に伸びるように形成し、弾性突起が受け部に当たったときに、弾性突起が回動中心に対して周方向に撓むことで枠体の回動に制動をかける構成である。その他、弾性突起を枠体の回動中心から外方に伸びる湾曲片状に形成し、枠体の回動に伴って弾性突起の先端が受け部に当たり、湾曲片が回動中心側に撓むと共に、弾性突起の先端と受け部との摩擦により枠体の回動に制動をかける構成としても良い。この場合、枠体の回動に伴って撓み量が変化するようにして、弾性突起の先端と受け部との摩擦力が変化するようにすると良い。
[0012]
また、上記制動機構は、弾性突起の弾性により枠体の回動に制限をかける構成であれば良い。制動機構の最も基本的な構成としては、枠体が時計回りに回動する場合と、反時計回りに回動する場合のそれぞれで、一つの弾性突起と一つの受け部とが設けられる構成である。但し、弾性突起と受け部の数は特に限定されるわけではなく、弾性突起と受け部とは一対一対応している必要はない。例えば、二つの弾性突起に対して一つの受け部が当接する構成としても良く、一つの弾性突起に対して二つの受け部が当接する構成としても良い。
[0013]
二つの弾性突起に対して一つの受け部が当接する構成としては、例えば、一方の枠体に弾性突起を片持ち状に一対設けると共に、各弾性突起の先端が所定の間隔を空けて配置されるようにし、他方の枠体に前記弾性突起対の間に配置されるように受け部を形成することが挙げられる。
[0014]
また、一つの弾性突起に対して二つの受け部が当接する構成としては、例えば、一方の枠体に弾性突起を片持ち状に一つ設けると共に、他方の枠体に弾性突起を間に挟むように所定の間隔を空けた一対の受け部を形成することが挙げられる。
発明の効果
[0015]
本発明のケーブルドラグチェーンによれば、弾性を利用した制動機構により枠体の回動に制動をかけることができるので、回動角制限機構の衝突音を小さくすることができる。また、本発明の構成における制動機構は、枠体に一体に設けられているので、本発明のケーブルドラグチェーンは、後から制動機構を設ける必要がなく、生産性に優れる。さらに、本発明のケーブルドラグチェーンは、主として弾性突起の弾性により枠体の回動を制動するので、ケーブルドラグチェーンの使用に伴い、制動効果に減衰が生じ難い。
[0016]
本発明のケーブルドラグチェーンを二つの弾性突起に対して一つの受け部が当接する構成とすると、枠体が時計回りに回動する場合と反時計回りに回動する場合のそれぞれで枠体の回動に制動をかける弾性突起が異なるので、ケーブルドラグチェーンを長期間使用しても弾性突起が損傷し難い。
[0016]
本発明のケーブルドラグチェーンを一つの弾性突起に対して二つの受け部が当接する構成とすると、枠体が時計回りに回動する場合と反時計回りに回動する場合の両方で枠体の回動に制動をかける弾性突起が同じであり、枠体の構造を単純にすることができる。ここで、弾性突起は、枠体に対して突出すると共に、弾性を有するようにしなければならないため比較的複雑な形状であるが、受け部は弾性突起に接触したときに弾性突起を撓ませるための部分であるので単純な形状で良い。そのため、枠体を製造するための型の形成が容易であるし、枠体の製造の際に型から枠体を外すことも容易である。
【図面の簡単な説明】
[0018]
[図1]本発明のケーブルドラグチェーンの概略構成図である。
[図2]ケーブルドラグチェーンを構成する枠体を示す図であって、(A)は正面図、(B)は上面図、(C)は(B)のX−X矢視図である。
[図3]実施形態1に記載の枠体を2つ連結した状態を示す説明図であって、(A)は右側の枠体を反時計回りに回動させた場合、(B)は右側の枠体を時計回りに回動させた場合を示す。
【図4】実施形態2に記載の枠体を2つ連結した状態を示す説明図であって、(A)は弾性突起と受け部とが接触していない場合、(B)は右側の枠体を反時計回りに回動させた場合、(C)は右側の枠体を時計回りに回動させた場合を示す。
【図5】実施形態3に記載の枠体を2つ連結した状態を示す説明図であって、(A)は右側の枠体を反時計回りに回動させた場合、(B)は右側の枠体を時計回りに回動させた場合を示す。
【図6】実施形態4に記載の枠体を2つ連結した状態を示す説明図であって、(A)は右側の枠体を反時計回りに回動させた場合、(B)は右側の枠体を時計回りに回動させた場合を示す。
【符号の説明】
【0019】
B ケーブルドラグチェーン C ケーブル
F,F1,F2 枠体
1,2 側面板 10 内側部 20 外側部
3 連結板 4 ヒンジ部 5 爪部
11 軸部 12 ガイド突起 21 軸孔 22 ガイド孔
31,32 ストッパー片 41,42,43,44 ストッパー受け
51,52,55,71,72,75 弾性突起 61,65,66,81,82,85 受け部
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
【0021】
<実施形態1>
図1は、本実施形態におけるケーブルドラグチェーンの概略構成図である。ケーブルドラグチェーンBは、移動体に電力などを供給するケーブルCを案内・保護する部材である。このケーブルドラグチェーンBは、複数の枠体Fを屈曲自在に連結して形成したものであり、連結された枠体Fの内部に形成された案内部にケーブルCを配置することができるようになっている。一般に、ケーブルドラグチェーンBは、両端部の少なくとも一方が移動体に接続され、中間部がU字状に折り返されるようにして使用され、移動体の移動に伴って折り返し位置が移動する。ここで、ケーブルドラグチェーンBを構成する各枠体Fは、回動角制限機構により隣接する枠体Fに対する回動角が制限されており、これら枠体Fを連結したケーブルドラグチェーンBは所定の曲げ半径(図中のR)以下の曲げ半径で曲げることができないようになっている。そのため、ケーブルドラグチェーンB内に配置されるケーブルCは、過剰に曲げられることなく、移動体に電力などを供給することができる。また、本実施形態のケーブルドラグチェーンBには、枠体の回動に制動をかける制動機構も設けられている。以下、本発明の構成を詳細に説明する。
【0022】
図2は、ケーブルドラグチェーンを構成する枠体を示す図であって、(A)は正面図を、(B)は上面図、(C)は(B)のX−X矢視図である。また、図3は、2つの枠体を連結した状態を示す説明図である。但し、図3を参照する以降の説明においては、図中の左側の枠体は固定されたものとして説明する。また、図3以降の図面では、爪部の図示を省略する。
【0023】
ケーブルドラグチェーンを構成する枠体Fは、例えば、ポリアミド樹脂等の材料を樹脂成型することで形成される。この枠体Fは、図2に示すように、2枚の側面板1,2と、これら側面板1,2を連結する連結板3と、連結板3に対向して配置される開閉板(図示せず)とを有し、これら側面板1,2と連結板3と開閉板とで囲まれる部分は空間になっている。つまり、枠体F同士を連結することで各枠体Fの空間が連通し、ケーブルを案内する案内部が形成される。連結板3には、枠体内におけるケーブルの位置決めをできる固定部を設けてもかまわないし、前記空間を仕切るための仕切り部を設けてもかまわない。また、開閉板は、一方の側面板2に設けられるヒンジ部4を介して開閉動作するように取り付けられている。また、他方の側面板1には、開閉板を閉じたときに、開閉板の嵌合部に嵌合する爪部5が形成されている。このような構成により、開閉板を開けることで、枠体F内の空間(ケーブルドラグチェーンの案内部)にケーブルを容易に配置することができる。また、ケーブルの配置後に開閉板を閉じることで、枠体Fでケーブルの四方を囲むようにして、ケーブルが案内部から外れないようにすると共に、ケーブルを外部から保護することができる。
【0024】
また、枠体Fの側面板1,2には、次段以降で述べる種々の部材が一体に設けられている。それらの部材は、枠体同士を連結させたときに、一方の枠体に対して他方の枠体を回動可能に連結する回動機構と、枠体の回動角を制限する回動角制限機構と、回動角の限界前に回動に制動をかける制動機構とを構成する。
【0025】
[回動機構]
枠体Fを構成する2枚の側面板1,2は互いにほぼ左右対称の形状であるので、代表して側面板1を例にして説明する。この側面板1は、2枚の板状部材の端部を重ね合わせて階段状(オフセット状)に接合したような形状であり、連結板3に対して内方側にある内側部10と外方側にある外側部20とに分けられる。内側部10には、内側部10から連結板3と反対の側に突出する軸部11と、この軸部11を周方向に取り囲む3つのガイド突起12とが設けられている。一方、外側部20には、軸孔21とこの軸孔21を周方向に囲む3つのガイド孔22が設けられている。
【0026】
上記のような側面板1,2を有する枠体Fを複数連結するときは、図3に示すように、一方の枠体F1の側面板1における内側部10と、別の枠体F2の側面板1における外側部20とを重ね合わせて連結する。このとき、枠体F1の軸部11が枠体F2の軸孔21に嵌まり、枠体F1のガイド突起12が枠体F2のガイド孔22に嵌まるようになっており、枠体F1に連結された枠体F2を、軸部11を中心にして回動させることができる。
【0027】
[回動角制限機構]
また、枠体Fの側面板1には、2つのストッパー片31,32と2つストッパー受け41,42が設けられている。ストッパー片31は、側面板1の内側部10からガイド突起12の突出方向と同じ方向に突出している突起である。また、ストッパー片32は、内側部10の左上側端部(爪部5の近傍、図2(A)を参照)から外側部20の方向に延設されている突片である。一方、ストッパー受け41は、外側部20の側端に形成される切り欠き部分の一部(左下側)で構成されている。また、ストッパー受け42は、内側部10の右上側端部に設けられている切り欠きである。
【0028】
上述のストッパー片とストッパー受けとを備える枠体Fを2つ連結させて、図3(A)に示すように、左側の枠体F1に対して右側の枠体F2を時計回りに回動させた場合、後述する制動機構を構成する弾性突起51と受け部61とが接触する。図3(A)の状態からさらに枠体F2を時計回りに回動させると、ストッパー片31(32)とストッパー受け41(42)とが当接して、枠体F2の回動が制限される。反対に、図3(B)に示すように、右側の枠体F2を反時計回りに回動させた場合、制動機構を構成する弾性突起52と受け部61とがまず接触することで枠体F2の回動に制動がかかり、次いで、ストッパー片32とストッパー受け42とが当接して、枠体F2の回動が制限される。上述したように、隣接する枠体Fのストッパー片31,32とストッパー受け41,42とで構成される回動角制限機構により、本実施形態における枠体Fの回動角は、約26.5°に制限されている。もちろん、ストッパー片31,32とストッパー受け41,42の位置を調節することで回動角を変更することができる。
【0029】
ここで、既に説明したガイド突起12とガイド孔22は、枠体Fの回動を安定させるためのものであると共に、回動角制限機構の役割も果たす。具体的には、連結した枠体Fを回動させると、ガイド突起12がガイド孔22の端部に当て止めされ、枠体Fの回動を制限する構成である。つまり、ガイド突起12がストッパー片として、ガイド孔22がストッパー受けとして機能する。
【0030】
[制動機構]
側面板1の外側部20の一方(図2(A)の左下側)端部は、軸孔21の近傍まで切り欠かれている。そして、外側部20には、この切り欠かれた箇所から伸びる棒状の弾性突起51,52が設けられている。弾性突起51,52はそれぞれ、軸孔21を中心とする径方向の外方に向かって伸びており、互いの先端部の間に所定の間隔が開いている。また、外側部20の他方の端部には、内側部10の方に突出する受け部61が設けられている。この枠体F同士を連結した場合、図3に示すように、枠体F2の外側部20に設けられる2つの弾性突起51,52は、それらの先端部で隣接する枠体F1の受け部61を挟むように形成されている。そして、各弾性突起51,52は、枠体Fの回動限界の4°手前から受け部61と接触するようになっている。そのため、弾性突起51,52と受け部61との接触からさらに回動限界まで枠体F2を回動させようとすると、弾性突起51,52が撓み、この撓みの反力(弾性)により枠体F2の回動に制動をかけることができる。この枠体F2の制動により、ストッパー片31(32)とストッパー受け41(42)とが激しく衝突することを防止できるので、両者の衝突音を小さくすることができる。また、時計回りと反時計回りのそれぞれで異なる弾性突起51,52が枠体Fの回動に制動をかけるので、弾性突起51,52が損傷し難い。なお、2つの弾性突起51,52の間隔を調節することで、回動限界の何度手前から制動をかけるかを調節することができる。
【0031】
以上説明した本実施形態のケーブルドラグチェーンは、その制動機構が、摩擦を利用して枠体の回動に制動をかける構成ではなく、弾性突起の弾性によってのみ枠体の回動に制動をかける構成であるので、使用に伴い制動機構の制動力が減衰しにくい。また、このケーブルドラグチェーンでは、制動力の作用する方向が、軸部11を中心にした周方向であり、径方向にはほとんど負荷がかからない構成であるので、回動機構が損傷し難い。
【0032】
<実施形態2>
実施形態2では、枠体の一方の側面板に設ける弾性突起を一つ、受け部を二つとした枠体を使用したケーブルドラグチェーンを説明する。なお、実施形態1と同様の構成については、実施形態1と同一の符号を付して説明を省略する。
【0033】
図4は、本実施形態のケーブルドラグチェーンを構成する枠体の連結状態を示す説明図である。この枠体Fの側面板1には、その側面から突出する一本の弾性突起55が形成されている。また、この弾性突起55に対応した二つの受け部65,66が形成されている。具体的には、受け部65,66は、内側部10における軸部11を中心とした円周上に所定の間隔を開けて形成されており、枠体Fを連結させたときに隣接する枠体Fの弾性突起55の先端部を両側から挟むようになっている。
【0034】
このような構成を備える枠体F1,F2を図4(A)のように連結した状態から枠体F2を反時計回りに回転させると、まず、枠体F2の弾性突起55が、枠体F1の受け部65に当接する。そして、受け部65との接触により弾性突起55が撓んで、この撓みの反力(弾性)により、枠体F2の回動に制動をかける。さらに、枠体F2を反時計回りに回転させると、図4(B)に示すように、ストッパー片32とストッパー受け42とが当接して枠体F2の回動が制限される。同様に、図4(A)の状態から枠体F2を時計回りに回転させる場合、まず、弾性突起55が受け部66に接触して枠体F2の回動に制動をかけ、次いで、図4(C)に示すように、ストッパー片31(32)とストッパー受け41(42)とが当接することで、枠体F2の回動が制限される。本実施形態の構成でも、ストッパー片31(32)とストッパー受け41(42)との衝突音を小さくすることができる。
【0035】
<実施形態3>
実施形態3では、弾性突起と受け部とが接触したときの摩擦により枠体の回動に制動をかけ、弾性突起の弾性は摩擦力の調節に利用する構成を図5に基づいて説明する。
【0036】
図5は、本実施形態のケーブルドラグチェーンに使用する枠体の連結状態を示す説明図である。この枠体Fに設けられる弾性突起71,72は、側面板1の両側縁からそれぞれ軸孔21と軸部11を中心にして径方向の外方に伸びた後、周方向に伸びる湾曲腕状に形成されている。弾性突起71,72の湾曲方向は、いずれも時計回りであり、両弾性突起71,72は、ほぼ点対称の形状である。また、この弾性突起71に対応する受け部81は、外側部20の側面であり、弾性突起72に対応する受け部82は、内側部10の側面である。
【0037】
このような構成を備える枠体F1,F2を連結した状態から枠体F2を反時計回りに回転させると、まず、図5(A)に示すように、枠体F2の弾性突起71が、枠体F1の受け部81に摺接し、その摩擦力により枠体F2の回動に制動をかける。そして、この弾性突起71は、枠体F2が回動限界に近づくに従って撓み量が大きくなり、この撓みの反力(弾性)により弾性突起71と受け部81との摩擦が増すようになっている。さらに、枠体F2を反時計回りに回転させると、ストッパー片32とストッパー受け42とが当接すると共に、ストッパー片31と弾性突起71の根元部分(ストッパー受け43)が当接して、枠体F2の回動が制限される。同様に、枠体F2を時計回りに回転させる場合、図5(B)に示すように、弾性突起72が受け部82に摺接することで、枠体F2の回動に制動をかけ、最後に、ストッパー片31(32)とストッパー受け41(42)との当接により枠体F2の回動が制限される。
【0038】
本実施形態の構成は、摩擦により枠体の回動に制動をかける構成ではあるが、摩擦力を増大させるために弾性突起の弾性を利用している。そのため、摩擦によってのみ制動をかける構成よりも本実施形態の構成の方が、使用に伴う制動力の減衰が生じ難い。
【0039】
<実施形態4>
実施形態4では、弾性突起と受け部とが接触したときの摩擦により枠体の回動に制動をかけ、弾性突起の弾性は摩擦力の調節に利用する構成の別の実施形態を図6に基づいて説明する。本構成における弾性突起と受け部はそれぞれ一つである。
【0040】
図6は、本実施形態のケーブルドラグチェーンに使用する枠体の連結状態を示す説明図である。この枠体Fに設けられる弾性突起75は、側面板1の外側部20のうち、連結板3の近傍から外側部20の外形に沿って伸びる湾曲腕状の部材である。弾性突起75の先端部と中央部にはそれぞれ、軸孔21側に突出するカギ型の突起と山型の突起が形成されている。また、この弾性突起75に対応する受け部85は、ストッパー片31の役割も兼ね、軸部11を中心として径方向の外方に山型に突出する部分を有する。
【0041】
このような構成を備える枠体F1,F2を連結した状態から枠体F2を反時計回りに回転させると、図6(A)に示すように、枠体F2の弾性突起75が、枠体F1の受け部85に摺接し、その摩擦力により枠体F2の回動に制動をかける。より具体的には、弾性突起75のカギ型突起に受け部85の突出部分が摺接する。そして、この弾性突起75は、枠体F2が回動限界に近づくに従って、枠体F2の外側への撓み量が大きくなり、この撓みの反力(弾性)により弾性突起75と受け部85との摩擦が増すようになっている。さらに、枠体F2を反時計回りに回転させると、ストッパー片32とストッパー受け42とが当接すると共に、ストッパー片31とストッパー受け44とが当接して、枠体F2の回動が制限される。同様に、枠体F2を時計回りに回転させる場合、図6(B)に示すように、弾性突起75の山型突起が受け部85の突出部分に摺接することで、枠体F2の回動に制動をかけ、最後に、ストッパー片31(32)とストッパー受け41(42)との当接により枠体F2の回動を制限する。
【0042】
なお、本発明の実施形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明のケーブルドラグチェーンは、移動体に接続されるケーブルを案内・保護することに好適に利用可能である。例えば、横編機のキャリッジに電力などを供給するケーブルの案内・保護に利用可能である。
【0001】
本発明は、移動体に接続される電源ケーブルや信号ケーブルあるいはエアホースや油圧ホースなどを案内・保護するためのケーブルドラグチェーンに関する。
【背景技術】
【0002】
移動体に接続される電源ケーブルや信号ケーブルあるいはエアホースや油圧ホースなど(以下、これらを総称してケーブルとする)は、移動体の移動に伴って、ケーブル長手方向に曲げ応力の作用する部分が移動する。そこで、従来から、ケーブルが過剰に曲がらないようにケーブルドラグチェーンでケーブルを案内・保護することが行われている。
【0003】
ケーブルドラグチェーンは、複数の枠体を互いに屈曲自在に連結して形成したものであり、枠体に囲まれた案内部にケーブルを配置することで枠体によりケーブルを保護することができる。また、各枠体にはストッパー片とストッパー受けとが設けられ、連結される枠体同士は、一方の枠体のストッパー片と、このストッパー片に対応する他方の枠体のストッパー受けとが当接することにより回動角が制限されるようになっている。そのため、ケーブルドラグチェーンの案内部に配置されるケーブルは、回動角が規制されるケーブルドラグチェーンの曲げ半径に沿って曲がるので、過剰に曲げられることがない。
【0004】
しかし、移動体の移動速度が速くなると、ケーブルドラグチェーンの走行に伴う上記ストッパー片とストッパー受けとの衝突音が大きくなる騒音問題があった。このような問題点を解決するために、枠体の回動に制動をかける構造が提案されている。
【0005】
例えば、特許文献1には、ストッパー片およびストッパー受けの少なくとも一方に緩衝部材を取り付けて、ストッパー片とストッパー受けとの衝突音を吸収する構成が開示されている。
【0006】
また、特許文献2には、枠体の回動に伴って枠体同士が摺接し、回動限界に近づくに従って摩擦が増すようにした、いわゆる、くさび効果を利用して回動に制動をかける構成が開示されている。この特許文献2には、ケーブルドラグチェーンの走行に伴う枠体の回動機構の摩耗を抑制できることも記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−119485号公報
【特許文献2】
特開2005−256947号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記の文献に係る技術には、以下に示すような問題点があった。まず、特許文献1の構成では、枠体とは別部材の緩衝部材を用意し、枠体に取り付けなければならず、生産効率が芳しくないという問題がある。また、特許文献2の構成では、枠体の摺接により制動をかけるため、摩耗による制動効果の減衰がおこるという問題がある。
【0009】
そこで、本発明の目的の一つは、枠体の回動に制動をかけるストッパー片とストッパー受けとの衝突音を小さくすることができるケーブルドラグチェーンを提供することにある。また、本発明の他の目的は、使用に伴い、制動効果に減衰が生じ難いケーブルドラグチェーンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、複数の枠体を互いに回動可能なように連結して形成され、各枠体に囲まれた案内部にケーブルなどの長尺体が配置されるケーブルドラグチェーンであって、このケーブルドラグチェーンは、枠体の回動角を制限する回動角制限機構と、回動角の限界前に枠体の回動に制動をかける制動機構とを備える。ケーブルドラグチェーンの回動角制限機構は、各枠体に一体に形成されるストッパー片とストッパー受けとからなり、連結される枠体同士のうち、一方の枠体のストッパー片と他方の枠体のストッパー受けとが当接することにより枠体の回動角を制限する。そして、ケーブルドラグチェーンの制動機構は、各枠体の一端側に枠体と一体に片持ち状に形成される弾性突起と、各枠体の他端側に枠体と一体に形成される受け部とからなり、連結された枠体を回動させたときに、一方の枠体の弾性突起が、他方の枠体の受け部に接触することで撓み、その撓みの反力により両枠体の相対的な回動に制動をかけるように構成されていることを特徴とする。
[0011]
上記弾性突起と受け部とにより枠体の回動に制動をかける代表的な構成としては、例えば、弾性突起を枠体の回動中心から外方に伸びるように形成し、弾性突起が受け部に当たったときに、弾性突起が回動中心に対して周方向に撓むことで枠体の回動に制動をかける構成である。その他、弾性突起を枠体の回動中心から外方に伸びる湾曲片状に形成し、枠体の回動に伴って弾性突起の先端が受け部に当たり、湾曲片が回動中心側に撓むと共に、弾性突起の先端と受け部との摩擦により枠体の回動に制動をかける構成としても良い。この場合、枠体の回動に伴って撓み量が変化するようにして、弾性突起の先端と受け部との摩擦力が変化するようにすると良い。
[0012]
また、上記制動機構は、弾性突起の弾性により枠体の回動に制限をかける構成であれば良い。制動機構の最も基本的な構成としては、枠体が時計回りに回動する場合と、反時計回りに回動する場合のそれぞれで、一つの弾性突起と一つの受け部とが設けられる構成である。但し、弾性突起と受け部の数は特に限定されるわけではなく、弾性突起と受け部とは一対一対応している必要はない。例えば、二つの弾性突起に対して一つの受け部が当接する構成としても良く、一つの弾性突起に対して二つの受け部が当接する構成としても良い。
[0013]
二つの弾性突起に対して一つの受け部が当接する構成としては、例えば、一方の枠体に弾性突起を片持ち状に一対設けると共に、各弾性突起の先端が所定の間隔を空けて配置されるようにし、他方の枠体に前記弾性突起対の間に配置されるように受け部を形成することが挙げられる。
[0014]
また、一つの弾性突起に対して二つの受け部が当接する構成としては、例えば、一方の枠体に弾性突起を片持ち状に一つ設けると共に、他方の枠体に弾性突起を間に挟むように所定の間隔を空けた一対の受け部を形成することが挙げられる。
発明の効果
[0015]
本発明のケーブルドラグチェーンによれば、弾性を利用した制動機構により枠体の回動に制動をかけることができるので、回動角制限機構の衝突音を小さくすることができる。また、本発明の構成における制動機構は、枠体に一体に設けられているので、本発明のケーブルドラグチェーンは、後から制動機構を設ける必要がなく、生産性に優れる。さらに、本発明のケーブルドラグチェーンは、主として弾性突起の弾性により枠体の回動を制動するので、ケーブルドラグチェーンの使用に伴い、制動効果に減衰が生じ難い。
[0016]
本発明のケーブルドラグチェーンを二つの弾性突起に対して一つの受け部が当接する構成とすると、枠体が時計回りに回動する場合と反時計回りに回動する場合のそれぞれで枠体の回動に制動をかける弾性突起が異なるので、ケーブルドラグチェーンを長期間使用しても弾性突起が損傷し難い。
[0016]
本発明のケーブルドラグチェーンを一つの弾性突起に対して二つの受け部が当接する構成とすると、枠体が時計回りに回動する場合と反時計回りに回動する場合の両方で枠体の回動に制動をかける弾性突起が同じであり、枠体の構造を単純にすることができる。ここで、弾性突起は、枠体に対して突出すると共に、弾性を有するようにしなければならないため比較的複雑な形状であるが、受け部は弾性突起に接触したときに弾性突起を撓ませるための部分であるので単純な形状で良い。そのため、枠体を製造するための型の形成が容易であるし、枠体の製造の際に型から枠体を外すことも容易である。
【図面の簡単な説明】
[0018]
[図1]本発明のケーブルドラグチェーンの概略構成図である。
[図2]ケーブルドラグチェーンを構成する枠体を示す図であって、(A)は正面図、(B)は上面図、(C)は(B)のX−X矢視図である。
[図3]実施形態1に記載の枠体を2つ連結した状態を示す説明図であって、(A)は右側の枠体を反時計回りに回動させた場合、(B)は右側の枠体を時計回りに回動させた場合を示す。
【図4】実施形態2に記載の枠体を2つ連結した状態を示す説明図であって、(A)は弾性突起と受け部とが接触していない場合、(B)は右側の枠体を反時計回りに回動させた場合、(C)は右側の枠体を時計回りに回動させた場合を示す。
【図5】実施形態3に記載の枠体を2つ連結した状態を示す説明図であって、(A)は右側の枠体を反時計回りに回動させた場合、(B)は右側の枠体を時計回りに回動させた場合を示す。
【図6】実施形態4に記載の枠体を2つ連結した状態を示す説明図であって、(A)は右側の枠体を反時計回りに回動させた場合、(B)は右側の枠体を時計回りに回動させた場合を示す。
【符号の説明】
【0019】
B ケーブルドラグチェーン C ケーブル
F,F1,F2 枠体
1,2 側面板 10 内側部 20 外側部
3 連結板 4 ヒンジ部 5 爪部
11 軸部 12 ガイド突起 21 軸孔 22 ガイド孔
31,32 ストッパー片 41,42,43,44 ストッパー受け
51,52,55,71,72,75 弾性突起 61,65,66,81,82,85 受け部
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
【0021】
<実施形態1>
図1は、本実施形態におけるケーブルドラグチェーンの概略構成図である。ケーブルドラグチェーンBは、移動体に電力などを供給するケーブルCを案内・保護する部材である。このケーブルドラグチェーンBは、複数の枠体Fを屈曲自在に連結して形成したものであり、連結された枠体Fの内部に形成された案内部にケーブルCを配置することができるようになっている。一般に、ケーブルドラグチェーンBは、両端部の少なくとも一方が移動体に接続され、中間部がU字状に折り返されるようにして使用され、移動体の移動に伴って折り返し位置が移動する。ここで、ケーブルドラグチェーンBを構成する各枠体Fは、回動角制限機構により隣接する枠体Fに対する回動角が制限されており、これら枠体Fを連結したケーブルドラグチェーンBは所定の曲げ半径(図中のR)以下の曲げ半径で曲げることができないようになっている。そのため、ケーブルドラグチェーンB内に配置されるケーブルCは、過剰に曲げられることなく、移動体に電力などを供給することができる。また、本実施形態のケーブルドラグチェーンBには、枠体の回動に制動をかける制動機構も設けられている。以下、本発明の構成を詳細に説明する。
【0022】
図2は、ケーブルドラグチェーンを構成する枠体を示す図であって、(A)は正面図を、(B)は上面図、(C)は(B)のX−X矢視図である。また、図3は、2つの枠体を連結した状態を示す説明図である。但し、図3を参照する以降の説明においては、図中の左側の枠体は固定されたものとして説明する。また、図3以降の図面では、爪部の図示を省略する。
【0023】
ケーブルドラグチェーンを構成する枠体Fは、例えば、ポリアミド樹脂等の材料を樹脂成型することで形成される。この枠体Fは、図2に示すように、2枚の側面板1,2と、これら側面板1,2を連結する連結板3と、連結板3に対向して配置される開閉板(図示せず)とを有し、これら側面板1,2と連結板3と開閉板とで囲まれる部分は空間になっている。つまり、枠体F同士を連結することで各枠体Fの空間が連通し、ケーブルを案内する案内部が形成される。連結板3には、枠体内におけるケーブルの位置決めをできる固定部を設けてもかまわないし、前記空間を仕切るための仕切り部を設けてもかまわない。また、開閉板は、一方の側面板2に設けられるヒンジ部4を介して開閉動作するように取り付けられている。また、他方の側面板1には、開閉板を閉じたときに、開閉板の嵌合部に嵌合する爪部5が形成されている。このような構成により、開閉板を開けることで、枠体F内の空間(ケーブルドラグチェーンの案内部)にケーブルを容易に配置することができる。また、ケーブルの配置後に開閉板を閉じることで、枠体Fでケーブルの四方を囲むようにして、ケーブルが案内部から外れないようにすると共に、ケーブルを外部から保護することができる。
【0024】
また、枠体Fの側面板1,2には、次段以降で述べる種々の部材が一体に設けられている。それらの部材は、枠体同士を連結させたときに、一方の枠体に対して他方の枠体を回動可能に連結する回動機構と、枠体の回動角を制限する回動角制限機構と、回動角の限界前に回動に制動をかける制動機構とを構成する。
【0025】
[回動機構]
枠体Fを構成する2枚の側面板1,2は互いにほぼ左右対称の形状であるので、代表して側面板1を例にして説明する。この側面板1は、2枚の板状部材の端部を重ね合わせて階段状(オフセット状)に接合したような形状であり、連結板3に対して内方側にある内側部10と外方側にある外側部20とに分けられる。内側部10には、内側部10から連結板3と反対の側に突出する軸部11と、この軸部11を周方向に取り囲む3つのガイド突起12とが設けられている。一方、外側部20には、軸孔21とこの軸孔21を周方向に囲む3つのガイド孔22が設けられている。
【0026】
上記のような側面板1,2を有する枠体Fを複数連結するときは、図3に示すように、一方の枠体F1の側面板1における内側部10と、別の枠体F2の側面板1における外側部20とを重ね合わせて連結する。このとき、枠体F1の軸部11が枠体F2の軸孔21に嵌まり、枠体F1のガイド突起12が枠体F2のガイド孔22に嵌まるようになっており、枠体F1に連結された枠体F2を、軸部11を中心にして回動させることができる。
【0027】
[回動角制限機構]
また、枠体Fの側面板1には、2つのストッパー片31,32と2つストッパー受け41,42が設けられている。ストッパー片31は、側面板1の内側部10からガイド突起12の突出方向と同じ方向に突出している突起である。また、ストッパー片32は、内側部10の左上側端部(爪部5の近傍、図2(A)を参照)から外側部20の方向に延設されている突片である。一方、ストッパー受け41は、外側部20の側端に形成される切り欠き部分の一部(左下側)で構成されている。また、ストッパー受け42は、内側部10の右上側端部に設けられている切り欠きである。
【0028】
上述のストッパー片とストッパー受けとを備える枠体Fを2つ連結させて、図3(A)に示すように、左側の枠体F1に対して右側の枠体F2を時計回りに回動させた場合、後述する制動機構を構成する弾性突起51と受け部61とが接触する。図3(A)の状態からさらに枠体F2を時計回りに回動させると、ストッパー片31(32)とストッパー受け41(42)とが当接して、枠体F2の回動が制限される。反対に、図3(B)に示すように、右側の枠体F2を反時計回りに回動させた場合、制動機構を構成する弾性突起52と受け部61とがまず接触することで枠体F2の回動に制動がかかり、次いで、ストッパー片32とストッパー受け42とが当接して、枠体F2の回動が制限される。上述したように、隣接する枠体Fのストッパー片31,32とストッパー受け41,42とで構成される回動角制限機構により、本実施形態における枠体Fの回動角は、約26.5°に制限されている。もちろん、ストッパー片31,32とストッパー受け41,42の位置を調節することで回動角を変更することができる。
【0029】
ここで、既に説明したガイド突起12とガイド孔22は、枠体Fの回動を安定させるためのものであると共に、回動角制限機構の役割も果たす。具体的には、連結した枠体Fを回動させると、ガイド突起12がガイド孔22の端部に当て止めされ、枠体Fの回動を制限する構成である。つまり、ガイド突起12がストッパー片として、ガイド孔22がストッパー受けとして機能する。
【0030】
[制動機構]
側面板1の外側部20の一方(図2(A)の左下側)端部は、軸孔21の近傍まで切り欠かれている。そして、外側部20には、この切り欠かれた箇所から伸びる棒状の弾性突起51,52が設けられている。弾性突起51,52はそれぞれ、軸孔21を中心とする径方向の外方に向かって伸びており、互いの先端部の間に所定の間隔が開いている。また、外側部20の他方の端部には、内側部10の方に突出する受け部61が設けられている。この枠体F同士を連結した場合、図3に示すように、枠体F2の外側部20に設けられる2つの弾性突起51,52は、それらの先端部で隣接する枠体F1の受け部61を挟むように形成されている。そして、各弾性突起51,52は、枠体Fの回動限界の4°手前から受け部61と接触するようになっている。そのため、弾性突起51,52と受け部61との接触からさらに回動限界まで枠体F2を回動させようとすると、弾性突起51,52が撓み、この撓みの反力(弾性)により枠体F2の回動に制動をかけることができる。この枠体F2の制動により、ストッパー片31(32)とストッパー受け41(42)とが激しく衝突することを防止できるので、両者の衝突音を小さくすることができる。また、時計回りと反時計回りのそれぞれで異なる弾性突起51,52が枠体Fの回動に制動をかけるので、弾性突起51,52が損傷し難い。なお、2つの弾性突起51,52の間隔を調節することで、回動限界の何度手前から制動をかけるかを調節することができる。
【0031】
以上説明した本実施形態のケーブルドラグチェーンは、その制動機構が、摩擦を利用して枠体の回動に制動をかける構成ではなく、弾性突起の弾性によってのみ枠体の回動に制動をかける構成であるので、使用に伴い制動機構の制動力が減衰しにくい。また、このケーブルドラグチェーンでは、制動力の作用する方向が、軸部11を中心にした周方向であり、径方向にはほとんど負荷がかからない構成であるので、回動機構が損傷し難い。
【0032】
<実施形態2>
実施形態2では、枠体の一方の側面板に設ける弾性突起を一つ、受け部を二つとした枠体を使用したケーブルドラグチェーンを説明する。なお、実施形態1と同様の構成については、実施形態1と同一の符号を付して説明を省略する。
【0033】
図4は、本実施形態のケーブルドラグチェーンを構成する枠体の連結状態を示す説明図である。この枠体Fの側面板1には、その側面から突出する一本の弾性突起55が形成されている。また、この弾性突起55に対応した二つの受け部65,66が形成されている。具体的には、受け部65,66は、内側部10における軸部11を中心とした円周上に所定の間隔を開けて形成されており、枠体Fを連結させたときに隣接する枠体Fの弾性突起55の先端部を両側から挟むようになっている。
【0034】
このような構成を備える枠体F1,F2を図4(A)のように連結した状態から枠体F2を反時計回りに回転させると、まず、枠体F2の弾性突起55が、枠体F1の受け部65に当接する。そして、受け部65との接触により弾性突起55が撓んで、この撓みの反力(弾性)により、枠体F2の回動に制動をかける。さらに、枠体F2を反時計回りに回転させると、図4(B)に示すように、ストッパー片32とストッパー受け42とが当接して枠体F2の回動が制限される。同様に、図4(A)の状態から枠体F2を時計回りに回転させる場合、まず、弾性突起55が受け部66に接触して枠体F2の回動に制動をかけ、次いで、図4(C)に示すように、ストッパー片31(32)とストッパー受け41(42)とが当接することで、枠体F2の回動が制限される。本実施形態の構成でも、ストッパー片31(32)とストッパー受け41(42)との衝突音を小さくすることができる。
【0035】
<実施形態3>
実施形態3では、弾性突起と受け部とが接触したときの摩擦により枠体の回動に制動をかけ、弾性突起の弾性は摩擦力の調節に利用する構成を図5に基づいて説明する。
【0036】
図5は、本実施形態のケーブルドラグチェーンに使用する枠体の連結状態を示す説明図である。この枠体Fに設けられる弾性突起71,72は、側面板1の両側縁からそれぞれ軸孔21と軸部11を中心にして径方向の外方に伸びた後、周方向に伸びる湾曲腕状に形成されている。弾性突起71,72の湾曲方向は、いずれも時計回りであり、両弾性突起71,72は、ほぼ点対称の形状である。また、この弾性突起71に対応する受け部81は、外側部20の側面であり、弾性突起72に対応する受け部82は、内側部10の側面である。
【0037】
このような構成を備える枠体F1,F2を連結した状態から枠体F2を反時計回りに回転させると、まず、図5(A)に示すように、枠体F2の弾性突起71が、枠体F1の受け部81に摺接し、その摩擦力により枠体F2の回動に制動をかける。そして、この弾性突起71は、枠体F2が回動限界に近づくに従って撓み量が大きくなり、この撓みの反力(弾性)により弾性突起71と受け部81との摩擦が増すようになっている。さらに、枠体F2を反時計回りに回転させると、ストッパー片32とストッパー受け42とが当接すると共に、ストッパー片31と弾性突起71の根元部分(ストッパー受け43)が当接して、枠体F2の回動が制限される。同様に、枠体F2を時計回りに回転させる場合、図5(B)に示すように、弾性突起72が受け部82に摺接することで、枠体F2の回動に制動をかけ、最後に、ストッパー片31(32)とストッパー受け41(42)との当接により枠体F2の回動が制限される。
【0038】
本実施形態の構成は、摩擦により枠体の回動に制動をかける構成ではあるが、摩擦力を増大させるために弾性突起の弾性を利用している。そのため、摩擦によってのみ制動をかける構成よりも本実施形態の構成の方が、使用に伴う制動力の減衰が生じ難い。
【0039】
<実施形態4>
実施形態4では、弾性突起と受け部とが接触したときの摩擦により枠体の回動に制動をかけ、弾性突起の弾性は摩擦力の調節に利用する構成の別の実施形態を図6に基づいて説明する。本構成における弾性突起と受け部はそれぞれ一つである。
【0040】
図6は、本実施形態のケーブルドラグチェーンに使用する枠体の連結状態を示す説明図である。この枠体Fに設けられる弾性突起75は、側面板1の外側部20のうち、連結板3の近傍から外側部20の外形に沿って伸びる湾曲腕状の部材である。弾性突起75の先端部と中央部にはそれぞれ、軸孔21側に突出するカギ型の突起と山型の突起が形成されている。また、この弾性突起75に対応する受け部85は、ストッパー片31の役割も兼ね、軸部11を中心として径方向の外方に山型に突出する部分を有する。
【0041】
このような構成を備える枠体F1,F2を連結した状態から枠体F2を反時計回りに回転させると、図6(A)に示すように、枠体F2の弾性突起75が、枠体F1の受け部85に摺接し、その摩擦力により枠体F2の回動に制動をかける。より具体的には、弾性突起75のカギ型突起に受け部85の突出部分が摺接する。そして、この弾性突起75は、枠体F2が回動限界に近づくに従って、枠体F2の外側への撓み量が大きくなり、この撓みの反力(弾性)により弾性突起75と受け部85との摩擦が増すようになっている。さらに、枠体F2を反時計回りに回転させると、ストッパー片32とストッパー受け42とが当接すると共に、ストッパー片31とストッパー受け44とが当接して、枠体F2の回動が制限される。同様に、枠体F2を時計回りに回転させる場合、図6(B)に示すように、弾性突起75の山型突起が受け部85の突出部分に摺接することで、枠体F2の回動に制動をかけ、最後に、ストッパー片31(32)とストッパー受け41(42)との当接により枠体F2の回動を制限する。
【0042】
なお、本発明の実施形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明のケーブルドラグチェーンは、移動体に接続されるケーブルを案内・保護することに好適に利用可能である。例えば、横編機のキャリッジに電力などを供給するケーブルの案内・保護に利用可能である。
Claims (3)
- 複数の枠体を互いに回動可能なように連結して形成され、各枠体に囲まれた案内部にケーブルなどの長尺体が配置されるケーブルドラグチェーンであって、
枠体の回動角を制限する回動角制限機構と、
回動角の限界前に枠体の回動に制動をかける制動機構とを備え、
前記回動角制限機構は、各枠体に一体に形成されるストッパー片とストッパー受けとからなり、連結される枠体同士のうち、一方の枠体のストッパー片と他方の枠体のストッパー受けとが当接することにより枠体同士の回動角を制限し、
前記制動機構は、各枠体の一端側に枠体と一体に片持ち状に形成される弾性突起と、各枠体の他端側に枠体と一体に形成される受け部とからなり、
連結された枠体を回動させたときに、一方の枠体の弾性突起が、他方の枠体の受け部に接触することで撓み、その撓みの反力により両枠体の相対的な回動に制動をかけるように構成されていることを特徴とするケーブルドラグチェーン。 - 弾性突起は、一方の枠体に片持ち状に一対設けられ、各弾性突起の先端が所定の間隔を空けて形成されており、
受け部は、前記弾性突起対の間に配置されるように他方の枠体に設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のケーブルドラグチェーン。 - 弾性突起は、一方の枠体に片持ち状に一つ設けられており、
受け部は、前記弾性突起を間に挟むように他方の枠体に所定の間隔を空けて一対設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のケーブルドラグチェーン。
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