JP5195568B2 - システムコール処理のオフロード方法およびこれを適用した疎結合cpu型情報処理装置並びに通信処理装置 - Google Patents

システムコール処理のオフロード方法およびこれを適用した疎結合cpu型情報処理装置並びに通信処理装置 Download PDF

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本発明は、疎結合されたCPU間でシステムコール処理を分担するためのオフロード処理方法およびこれを適用した疎結合CPU型情報処理装置並びに通信処理装置に関する。
疎結合CPU構成は、マスタCPUと少なくとも一つのスレーブCPUとをリソースを共有しないで緩やかに結合する構成であり、拡張性の高さが必要とされる情報処理装置に適用されている。
例えば、既存の情報処理装置に搭載されたマスタCPUにスレーブCPUを疎結合し、マスタCPUからスレーブCPUに処理をオフロードすることで、処理性能の向上を図ることができる(特許文献1参照)。
なお、高い拡張性を要求される情報処理装置の例としては、例えば、IPv6ネットワークとIPv4ネットワークとの接続のためのゲートウェイ装置や通信サーバ装置などの通信処理装置が挙げられる。
ここで、既存の情報処理装置にLinuxなどの汎用オペレーティングシステムが搭載されている場合に、マスタCPUと疎結合したスレーブCPUに、マスタCPUからシステムコール処理をオフロードする方法としては、次の2つが考えられる(特許文献2参照)。
一つは、オペレーティングシステムのカーネルにおいて、オフロードするシステムコールのプログラムそのものを変更し、疎結合CPUにシステムコールを転送する処理を実行するプログラムに置き換える方法である。
もう一つは、スレーブCPUにシステムコールを転送するプログラムをオペレーティングシステムに追加するとともに、カーネル内のシステムコール関数テーブルを変更して、システムコールに応じて追加したプログラムを起動させる方法である。
特表2001−514778号公報 特開2005−196726号公報
上述したように、従来技術では、オペレーティングシステムのカーネル内のプログラムあるいはデータを変更することによって、システムコールのオフロードが実現されていた。
しかしながら、このように改変されたオペレーティングシステムを通信サーバ装置などの商用システムに適用することは、オペレーティングシステムのライセンスなどの面で困難である。
また、上述した従来技術では、カーネルの改変によって既存のシステムコールが無効にされるので、本来のシステムコールとオフロード用のシステムコールとを共存させることができない。
また、各システムコールをオフロードするか否かは、カーネルの変更を行うか否かと同義であり、カーネルの変更は、システムの一旦停止およびその後の再起動を伴う。したがって、各システムコールをオフロードするか否かを示すオフロード設定をオンラインで変更することはできなかった。
本件開示は、既存のシステムコールを維持しつつ、システムコールを疎結合されたCPUに実行させるためのシステムコール処理のオフロード方法を提供することを目的とする。また、本件開示の装置は、上述のオフロード方法を適用した疎結合CPU型情報処理装置および通信処理装置を提供することを目的とする。
上述した目的は、以下に開示するシステムコールのオフロード方法によって達成することができる。
一つの観点によるシステムコールのオフロード方法は、マスタ処理部に適用されたオペレーティングシステムであって、機能追加を許容するオペレーティングシステムに、受け取ったシステムコールをマスタ処理部に疎結合されたスレーブ処理部に転送する転送モジュールを追加し、各ユーザプロセスに所定の環境変数が設定されているときに、システムコール処理用の標準ライブラリに先立って、オフロード対象を含む少なくとも一つのシステムコールを転送モジュールに送出する処理を規定するオフロード用ライブラリを組み込む。
また、上述した目的は、以下に開示する疎結合CPU型情報処理装置によって達成することができる。
一つの観点による疎結合CPU型情報処理装置は、機能追加を許容するオペレーティングシステムが適用されたマスタ処理部と、マスタ処理部に備えられたCPUと疎結合された別のCPUを有し、マスタ処理部から転送されたシステムコールの処理を実行するスレーブ処理部とを備え、マスタ処理部は、オペレーティングシステムの処理を行うカーネル部への追加機能として、受け取ったシステムコールをスレーブ処理部に転送する転送モジュールを備えるとともに、各ユーザプロセスに所定の環境変数が設定されているときに、システムコール処理用の標準ライブラリに先立って、少なくとも一つのシステムコールを転送モジュールに送出する処理を規定するオフロード用ライブラリを、各ユーザプロセスに組み込むライブラリ差し替え部とを備える。
また、上述した目的は、以下に開示する通信処理装置によって達成することができる。
一つの観点による通信処理装置は、機能追加を許容するオペレーティングシステムが適用されたマスタ処理部と、マスタ処理部に備えられたCPUと疎結合された別のCPUを有し、マスタ処理部から転送されたシステムコールの処理を実行するスレーブ処理部とを備え、マスタ処理部は、オペレーティングシステムの処理を行うカーネル部への追加機能として、少なくとも一つのネットワーク処理用システムコールの受付に応じて、このシステムコールをスレーブ処理部に転送する転送モジュールを備えるとともに、各ユーザプロセスに所定の環境変数が設定されているときに、システムコール処理用の標準ライブラリに先立って、少なくとも一つのネットワーク処理用システムコールを転送モジュールに送出する処理を規定するオフロード用ライブラリを、各ユーザプロセスに組み込むライブラリ差し替え部とを備える。
本件開示のシステムコールのオフロード方法によれば、既存のシステムコールを維持しつつ、システムコールを疎結合されたCPUに実行させることができる。また、本件開示の装置によれば、既存のシステムコールを維持しつつ、システムコールを疎結合されたCPUに実行させる疎結合CPU型情報処理装置および通信処理装置を実現することができる。
通信サーバ装置の一実施形態を示す図である。 ライブラリ差し替え処理を説明する図である。 ライブラリ差し替え動作を表す流れ図である。 システムコール転送処理を説明する図である。 転送モジュールの動作を表す流れ図である。
以下、図面に基づいて、本発明にかかわる疎結合CPU型情報処理装置および通信処理装置に対する実施形態について詳細に説明する。
図1に、通信サーバ装置の一実施形態を示す。
図1に示した通信サーバ装置は通信処理装置の一例であり、マスタ処理部210とスレーブ処理部220とをPCIe(PCI express)バスなどを介して疎結合した情報処理装置の一例である。
マスタ処理部210は、例えば、いわゆるIA(Intel Architecture)サーバである。マスタ処理部210は、オペレーティングシステムの中核処理を実行するカーネル部211を備えている。
このカーネル部211は、システムコールインタフェース(I/F)部212および各ネットワーク処理に対応するシステムコールを含む各種のシステムコールに対応するシステムコール(SC)処理部213、213…を備えている。また、カーネル211へのアドオン機能として、後述する転送モジュール214と設定情報保持部215とが備えられている。転送モジュール214は、設定情報保持部215に保持された情報に基づいて、受け取ったシステムコールを、PCIeバスを介してスレーブ処理部220に転送する処理あるいはシステムコールインタフェース212に入力する処理のいずれかを実行する。
このようにしてスレーブ処理部220に転送されたシステムコールは、カーネル部221のシステムコールインタフェース(I/F)222を介して対応するシステムコール(SC)処理部223、223…の処理に供される。
図1に示した動的リンク処理部202のリンク制御部203は、ユーザプロセスに対応する複数のネットワークアプリケーション201〜201に、標準ライブラリ204およびオフロード用ライブラリ205を結合する処理を制御する。なお、図1に示した例では、ネットワークアプリケーション201にオフロード用ライブラリ(オフロード用lib.)と標準ライブラリ(標準lib.)の両方がリンクされている。また、この例では、ネットワークアプリケーション201には、標準ライブラリ(標準lib.)のみがリンクされている。
次に、動的リンク処理部202によって各ネットワークアプリケーションに結合されるライブラリを差し替える方法について説明する。
図2に、ライブラリ差し替え処理を説明する図を示す。また、図3に、ライブラリ差し替え動作を表す流れ図を示す。
図2に示したネットワークアプリケーション201には、オフロード用ライブラリ205を優先的にリンクする旨を示す環境変数LD−PRELOADが設定されている。
このネットワークアプリケーション201の起動時などに、動的リンク処理部202のリンク制御部203は、この環境変数LD−PRELOADを参照する(図2の符号S1、図3のステップ301参照)。
リンク制御部203は、参照した環境変数LD−PRELOADによってライブラリが指定されている場合に(ステップ302の肯定判定)、指定されたライブラリ(この場合はオフロード用ライブラリ205)を優先してロードする(ステップ303、図2の符号S2参照)。これにより、図2に示すように、ネットワークアプリケーション201のユーザプロセス空間に、まず、オフロード用ライブラリがロードされる。
次いで、リンク制御部203は、ネットワークアプリケーション201のユーザプロセス空間に、標準ライブラリ204をロードする(ステップ304、図2の符号S3参照)。
このように、リンク制御部203は、ネットワークアプリケーション201のユーザプロセス空間に、標準ライブラリ204に先立って、オフロード用ライブラリ205をロードする。つまり、リンク制御部230とオフロード用ライブラリ205とは、ライブラリ差し替え部に対応している。
このようにして各ライブラリがロードされた後に、ネットワークアプリケーション201では、各ネットワーク処理の実行に用いられるライブラリプログラムへのジャンプ先を決定するアドレス解決処理が行われる。
このアドレス解決処理により、ネットワークアプリケーション201では、各ネットワーク処理のジャンプ先として、優先的にロードされたオフロード用ライブラリ205の対応するシステムコール転送処理プログラムのアドレスが設定される(ステップ305)。例えば、図2の符号S4で示すように、上述したアドレス解決処理により、各ネットワーク処理(open, bind)は、本来これらの処理に対応するシステムコール処理に代えて、オフロード用ライブラリのシステムコール転送処理に対応付けられる。
一方、図2に示したネットワークアプリケーション201では、環境変数によって優先的にロードすべきライブラリは指定されていない。
この場合に、リンク制御部203は、ステップ302の否定判定として、ネットワークアプリケーション201のユーザプロセス空間に、標準ライブラリ204をロードする(ステップ306、図2の符号S5参照)。
ネットワークアプリケーション201についてのアドレス解決処理では、各ネットワーク処理のジャンプ先として、標準ライブラリ204の対応するシステムコール処理プログラムのアドレスが設定される(ステップ307)。
次に、オフロード用ライブラリに含まれる各システムコール転送処理プログラムによって、マスタ処理部210のシステムコールを、このマスタ処理部210と疎結合されたスレーブ処理部220に転送する方法について説明する。
図4に、システムコール転送処理を説明する図を示す。また、図5に、転送モジュールの動作を表す流れ図を示す。
図4に示すように、ネットワーク処理に対応付けられるシステムコール転送処理プログラム(P)は、対応するシステムコールが定義されたシステムコール定義部231を含んでいる。TLVエンコード部232は、システムコール定義部231で定義されたシステムコールをTLV(Type-Length-Value)形式に従ってエンコードし、コード転送部233による転送処理に供する。
なお、図4の例では、ネットワーク処理(open)に対応するシステムコール転送処理プログラムを示したが、他のネットワーク処理に対応するシステムコール転送処理プログラムも同様の構成を備えている。
図4に示したコード転送部233は、上述したTLVエンコード部232で得られたTLVコードを、カーネル部211に追加されたアドオン機能部に含まれる転送モジュール214に転送する。
図4に示した転送モジュール214は、コード受付部234とTLVデコード部235とオフロード判定部236とオフロード転送部237とを含んでいる。
また、設定情報保持部215には、ネットワーク処理用の各システムコールについて、システムコールの引数の範囲それぞれについて、オフロードが必要であるか否かを設定する情報を保持させておくことができる。なお、図4に示した例では、ネットワーク処理(bind)に対応するシステムコールの引数に含まれる宛先IPアドレスの範囲Rb1について、オフロードを要する旨を示す設定情報が、設定情報保持部215に保持されている。一方、宛先IPアドレスの範囲Rb2については、オフロードが不要である旨の設定情報が、設定情報保持部215に保持されている。
上述したコード転送部233によって転送されたTLVコードは、転送モジュール214のコード受付部234によって受け付けられ(図5のステップ311)、TLVデコード部235に渡される。
TLVデコード部235は、このTLVコードをデコードして、元のネットワーク処理のシステムコールを復元し(ステップ312)、このシステムコールをオフロード判定部236の処理に供する。
オフロード判定部236は、まず、設定情報保持部215にこのシステムコールに対応して保持された設定情報を参照する(ステップ313、図4の符号S1参照)。復元されたシステムコールの引数に含まれる宛先IPアドレスが、対応する設定情報によりオフロードを要する宛先IPアドレスの範囲に含まれている場合に、オフロード判定部236は、オフロードを適用するとの判断をする(ステップ314の肯定判定)。この場合に、復元されたシステムコールは、オフロード転送部237に渡され、このオフロード転送部237により、PCIeバスを介してスレーブ処理部220に転送され(ステップ315、図4の符号S2,S3参照)、スレーブ処理部220によって処理される。
一方、復元されたシステムコールの引数に含まれる宛先IPアドレスが、対応する設定情報によりオフロードが不要な宛先IPアドレスの範囲に含まれている場合に、オフロード判定部236は、オフロードを適用しないとの判断をする(ステップ314の否定判定)。
この場合に、復元されたシステムコールは、そのままオフロード判定部236からシステムコールインタフェース212に渡され(ステップ316、図4の符号S4参照)、マスタ処理部210内部で処理される。
このように、ユーザプロセスにリンクされたシステムコール転送プログラムにより、システムコールをカーネル部211に追加された転送モジュール214に転送し、この転送モジュール214により、スレーブ処理部220への転送することができる。これにより、マスタ処理部210のカーネル部211のシステムコールインタフェース212や各システムコール処理部213をそのまま維持しつつ、少なくとも一部のシステムコールをスレーブ処理部220にオフロードすることができる。
上述した構成では、システムコール転送プログラムをユーザプロセスにリンクすることと、転送モジュール214をカーネル部211に追加することによって、疎結合されたスレーブ処理部220へのシステムコールのオフロードを実現している。この構成を採用したことによって、以下に述べる効果が得られる。
まず、カーネル部211のシステムコールインタフェース212や各システムコール処理部213の改変を伴わないことは、次の二つの効果を導く。一つは、Linuxなどのアドオン機能の追加を許容する汎用オペレーティングシステムが適用された既存のシステムにも、ライセンスなどの問題なしに、上述したシステムコールのオフロードを適用可能である点である。もう一つは、オペレーティングシステムの再起動を伴わずに、上述したシステムコールのオフロードを適用するか否かを含む設定変更を、オンラインで行うことができる点である。
また、ユーザプロセスに設定された環境変数に応じてシステムコール転送プログラムを含むオフロード用ライブラリ205を選択的にリンクすることから、ユーザプロセスごとに、システムコールのオフロードを適用するか否かを容易に設定することができる。しかも、ユーザプロセスの環境変数を書き換えることにより、例えば、システムコールのオフロードを有効とするか否かを、このユーザプロセスの起動ごとに変更することができる。
更に、設定情報保持部215に保持された設定情報に基づいて、オフロード判定部236がシステムコールのオフロードの要否を判定することにより、次に述べる効果が導かれる。例えば、設定情報保持部215に保持させる設定情報を調整することにより、特定のIPアドレスを宛先とするネットワーク処理のシステムコールについてはオフロードを不要として、マスタ処理部210内部で処理することができる。つまり、設定情報保持部215を備えた構成では、例えば、宛先IPアドレスに応じて、オフロードの適用の有無を切り替えるといったきめ細かな制御が可能である。また、上述した宛先IPアドレスに限らず、システムコールの引数に含まれる様々な情報について、設定情報保持部215にオフロードの要否を設定することができる。
上述したシステムコールのオフロードを実現する構成は、Linuxなどのアドオン機能の追加を許容する汎用オペレーティングシステムが適用されたマスタ処理部と、このマスタ処理部に疎結合されたスレーブ処理部を有する情報処理装置に適用可能である。
したがって、上述した通信サーバ装置に限らず、例えば、Linuxが適用された既存のゲートウェイ装置などの様々な通信処理装置に疎結合CPUを追加して、ネットワーク処理の一部を追加された疎結合CPUにオフロードすることができる。
これにより、IPv6ネットワークとIPv4ネットワークとの接続のためのゲートウェイ装置などに対して望まれている性能向上を実現することができ、ネットワークに流れるデータ量の急速な増大にも対応することが可能となる。
201〜201 ネットワークアプリケーション
202 動的リンク処理部
203 リンク制御部
204 標準ライブラリ
205 オフロード用ライブラリ
210 マスタ処理部
211,221 カーネル部
212,222 システムコールインタフェース(I/F)
213,213、…、223,223、… システムコール(SC)処理部
214 転送モジュール
215 設定情報保持部
231 システムコール定義部
232 TLVエンコード部
233 コード転送部
234 コード受付部
235 TLVデコード部
236 オフロード判定部
237 オフロード転送部

Claims (7)

  1. マスタ処理部に適用されたオペレーティングシステムであって、機能追加を許容するオペレーティングシステムに、受け取ったシステムコールを前記マスタ処理部に疎結合されたスレーブ処理部に転送する転送モジュールを追加し、
    各ユーザプロセスに所定の環境変数が設定されているときに、システムコール処理用の標準ライブラリに先立って、オフロード対象を含む少なくとも一つのシステムコールを前記転送モジュールに送出する処理を規定するオフロード用ライブラリを組み込む
    ことを特徴とするシステムコールのオフロード方法。
  2. 機能追加を許容するオペレーティングシステムが適用されたマスタ処理部と、
    前記マスタ処理部に備えられたCPUと疎結合された別のCPUを有し、前記マスタ処理部から転送されたシステムコールの処理を実行するスレーブ処理部とを備え、
    前記マスタ処理部は、
    前記オペレーティングシステムの処理を行うカーネル部への追加機能として、受け取ったシステムコールを前記スレーブ処理部に転送する転送モジュールを備えるとともに、
    各ユーザプロセスに所定の環境変数が設定されているときに、システムコール処理用の標準ライブラリに先立って、オフロード対象を含む少なくとも一つのシステムコールを前記転送モジュールに送出する処理を規定するオフロード用ライブラリを、前記各ユーザプロセスに組み込むライブラリ差し替え部とを備える
    ことを特徴とする疎結合CPU型情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の疎結合CPU型情報処理装置において、
    前記オフロード用ライブラリは、前記少なくとも一つのシステムコールに対応して、前記オペレーティングシステムに依存しない標準形式に従って、前記システムコールの定義をコード化するエンコード部を備え、
    前記転送モジュールは、前記標準形式に従ってコード化されたシステムコールを、前記オペレーティングシステムにおけるシステムコールに変換するデコード部を備えた
    ことを特徴とする疎結合CPU型情報処理装置。
  4. 請求項2に記載の疎結合CPU型情報処理装置において、
    前記転送モジュールは、
    オフロード対象のシステムコールそれぞれに対応して、前記システムコールの引数の範囲ごとにオフロードの要否を示す設定情報を保持する設定情報保持部と、
    受け取ったシステムコールに含まれる引数が前記設定情報によってオフロードが不要である範囲に含まれることが示された場合に、前記システムコールを前記カーネル部内のシステムコール処理部の処理に供する振替部とを備える
    ことを特徴とする疎結合CPU型情報処理装置。
  5. 機能追加を許容するオペレーティングシステムが適用されたマスタ処理部と、
    前記マスタ処理部に備えられたCPUと疎結合された別のCPUを有し、前記マスタ処理部から転送されたシステムコールの処理を実行するスレーブ処理部とを備え、
    前記マスタ処理部は、
    前記オペレーティングシステムの処理を行うカーネル部への追加機能として、少なくとも一つのネットワーク処理用システムコールの受付に応じて、このシステムコールを前記スレーブ処理部に転送する転送モジュールを備えるとともに、
    各ユーザプロセスに所定の環境変数が設定されているときに、システムコール処理用の標準ライブラリに先立って、前記少なくとも一つのネットワーク処理用システムコールを前記転送モジュールに送出する処理を規定するオフロード用ライブラリを、前記各ユーザプロセスに組み込むライブラリ差し替え部とを備える
    ことを特徴とする通信処理装置。
  6. 請求項5に記載の通信処理装置において、
    前記オフロード用ライブラリは、前記少なくとも一つのシステムコールに対応して、前記オペレーティングシステムに依存しない標準形式に従って、前記システムコールの定義をコード化するエンコード部を備え、
    前記転送モジュールは、前記標準形式に従ってコード化されたシステムコールを、前記オペレーティングシステムにおけるシステムコールに変換するデコード部を備えた
    ことを特徴とする通信処理装置。
  7. 請求項5に記載の通信処理装置において、
    前記転送モジュールは、
    オフロード対象のシステムコールそれぞれに対応して、前記システムコールの引数の範囲ごとにオフロードの要否を示す設定情報を保持する設定情報保持部と、
    受け取ったシステムコールに含まれる引数が前記設定情報によってオフロードが不要である範囲に含まれることが示された場合に、前記システムコールを前記カーネル部内のシステムコール処理部の処理に供する振替部とを備える
    ことを特徴とする通信処理装置。
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