JP5189541B2 - 静電容量式モーション入力装置 - Google Patents

静電容量式モーション入力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5189541B2
JP5189541B2 JP2009082411A JP2009082411A JP5189541B2 JP 5189541 B2 JP5189541 B2 JP 5189541B2 JP 2009082411 A JP2009082411 A JP 2009082411A JP 2009082411 A JP2009082411 A JP 2009082411A JP 5189541 B2 JP5189541 B2 JP 5189541B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
sub
main
detection
input device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009082411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010237778A (ja
Inventor
希世 廣部
大輔 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2009082411A priority Critical patent/JP5189541B2/ja
Publication of JP2010237778A publication Critical patent/JP2010237778A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5189541B2 publication Critical patent/JP5189541B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、静電容量により操作対象領域における被検出体のモーション検出で入力を行う静電容量式モーション入力装置に関する。
人体などの被検出体のモーション検出を行う方法としては、例えば少なくとも一つのカメラと、画像処理部とを用い、カメラによる撮像により人の動きを検出し、その動きをPC(パーソナルコンピュータ)内の制御部に出力する方法がある(例えば、特許文献1)。また、加速度センサなどを機器に内蔵し、機器を特定方向に動かすことによって、その動きをPC内の制御部に出力する方法もある。また、近年、静電容量の変化でモーション検出を行って、ジェスチャーによる入力(手の動きなど)を行うデバイスが開発されている(例えば、特許文献2)。静電容量の変化でモーション検出を行うデバイスは、周囲の明るさによらず検出が可能であり、またジェスチャーを行う手の側に何らの機器を持たなくとも検出が可能となる。
特開2001−87549号公報 国際公報第2008/093682号パンフレット
しかしながら、上記デバイスにおいては、外部からのサンプリングレートにマッチした周波数の電磁ノイズや、デバイス近傍の環境の変化に伴うオフセット容量の変化により、デバイスで検出される静電容量が変化し、このために使用者の意図していないタイミングで入力インターフェースが動作してしまうことがある。特に、モーション入力を意図しておらず、デバイス近傍にユーザの手などの被検出体がないときには、上記ノイズやオフセット容量の変化がそのまま信号として検知されやすいため起こりやすい。さらに、モーションを読み取るためには、高速なサンプリングが必要となり、消費電流が大きくなる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、静電容量によるモーション検出を用いた入力インターフェースにおいて、外部から進入する突発的なノイズやオフセットの変化に対して誤作動を防止すると共に、消費電流を低下させることができる静電容量式モーション入力装置を提供することを目的とする。
本発明の静電容量式モーション入力装置は、装置本体と、前記装置本体に設けられ、検出電極と駆動電極との間で静電容量を形成する2つ以上の検出電極/駆動電極対で構成されたメインセンサと、前記メインセンサとは別に設けられ、少なくとも一つの検出電極/駆動電極対を有するサブセンサと、前記メインセンサ及び前記サブセンサに設けられた検出電極/駆動電極対でそれぞれ静電容量を測定する測定手段と、前記メインセンサの静電容量の測定値の変化量から被検出体のモーション検出を行い、前記モーション検出に基づいて前記装置本体の操作を行うと共に、前記サブセンサの静電容量の測定値に応じて前記メインセンサの駆動又は前記モーション検出の切り替えを行う制御手段とを具備し、前記制御手段は前記サブセンサを間欠駆動し、前記サブセンサが所定の閾値以上の出力となったときに前記メインセンサのモーション検出を可とすることを特徴とする。
この構成によれば、サブセンサとメインセンサを時分割的に利用することができ、サブセンサの出力に応じてメインセンサを駆動させるので、静電容量によるモーション検出を用いた入力インターフェースにおいて、外部から進入する突発的なノイズやオフセットの変化に対して誤作動を防止すると共に、消費電流を低下させることができる。
本発明の静電容量式モーション入力装置においては、前記制御手段は、前記サブセンサの測定値に応じて、前記メインセンサへの電源供給のON/OFFを切り替えることが好ましい。この構成によれば、消費電力を少なくすることができる。
本発明の静電容量式モーション入力装置においては、前記制御手段は、前記サブセンサの測定値に応じて、前記メインセンサの2つ以上の検出電極/駆動電極対のいずれかの測定値を用いないモーション検出モードでの動作を行うことが好ましい。この構成によれば、誤動作防止することができると共に、ユーザインタフェースを向上させることができる。
本発明の静電容量式モーション入力装置においては、前記サブセンサが前記装置本体に設けられており、前記メインセンサから所定の距離だけ離れていることが好ましい。
本発明の静電容量式モーション入力装置においては、前記サブセンサが前記装置本体に対して別部材に搭載されており、前記装置本体に接続されていることが好ましい。
本発明の静電容量式モーション入力装置においては、前記測定手段は、前記メインセンサ及び前記サブセンサに設けられた検出/駆動電極対の静電容量を、時分割で同一の回路を用いて測定することが好ましい。この構成によれば、回路の小型化を図ることができる。
本発明の静電容量式モーション入力装置においては、前記サブセンサは、前記メインセンサの動作時における周期よりも低い周期で間欠駆動されることが好ましい。この構成によれば、消費電力を少なくすることができる。
本発明の静電容量式モーション入力装置においては、前記メインセンサの動作中において前記サブセンサは間欠駆動し、前記サブセンサが所定の閾値以下の出力となったときに前記メインセンサのモーション検出を否とすることが好ましい。この構成によれば、消費電力を少なくすることができると共に、誤動作を防止することができる。
本発明によれば、装置本体と、前記装置本体に設けられ、検出電極と駆動電極との間で静電容量を形成する2つ以上の検出電極/駆動電極対で構成されたメインセンサと、前記メインセンサとは別に設けられ、少なくとも一つの検出電極/駆動電極対を有するサブセンサと、前記メインセンサ及び前記サブセンサに設けられた検出電極/駆動電極対でそれぞれ静電容量を測定する測定手段と、前記メインセンサの静電容量の測定値の変化量から被検出体のモーション検出を行い、前記モーション検出に基づいて前記装置本体の操作を行うと共に、前記サブセンサの静電容量の測定値に応じて前記メインセンサの駆動又は前記モーション検出の切り替えを行う制御手段とを具備するので、静電容量によるモーション検出を用いた入力インターフェースにおいて、外部から進入する突発的なノイズやオフセットの変化に対して誤作動を防止すると共に、消費電流を低下させることができる静電容量式モーション入力装置を提供することができる。
本発明に係る静電容量式モーション入力装置であるノート型パーソナルコンピュータ(ノートPC)を示す図である。 本発明に係る静電容量式モーション入力装置の静電容量式モーション検出の原理を説明するための図である。 図1に示す静電容量式モーション入力装置の内部構造を示すブロック図である。 本発明に係る静電容量式モーション入力装置におけるサブセンサとメインセンサの測定トリガの一例を示す図である。 本発明に係る静電容量式モーション入力装置におけるサブセンサとメインセンサの動作を説明するためのフロー図である。 (a),(b)は、本発明に係る静電容量式モーション入力装置におけるサブセンサを示す図である。 本発明に係る静電容量式モーション入力装置において、メインセンサ付近に導体がある場合の例を示す図である。 (a),(b)は、本発明に係る静電容量式モーション入力装置を用いてアプリケーションを操作する場合を説明するための図である。 本発明に係る静電容量式モーション入力装置の他の利用例を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る静電容量式モーション入力装置であるノート型パーソナルコンピュータ(ノートPC)を示す図である。ノートPC1の装置本体は、互いに異なる領域であるモニタ13を有する第1面と、メインセンサ14及びキーボード15を有する第2面とを備えている。また、第2面には、メインセンサ14によるモーション検出の可否を決定するためのサブセンサ16が設けられている。
メインセンサ14は、検出電極と駆動電極との間で静電容量を形成する2つの検出電極/駆動電極対で構成されている。この2つの検出電極/駆動電極対は、ノートPC1のモニタ13の周囲に形成されている。この2つの検出電極/駆動電極対(電極12a,12b,12c,12d)は、図2に示すように配置されており、モニタ13の上下に設けられた電極12a,12dを駆動電極とし、モニタ13の左右に設けられた電極12b,12cを検出電極としている。これにより、手2の位置を検出することができる。なお、図2は、手2がX軸方向に移動する場合の手2の位置を検出する場合について示している。また、後述するサブセンサ16も、少なくとも一つの検出電極/駆動電極対を有する。このメインセンサ14及びサブセンサ16に設けられた検出電極/駆動電極対で、それぞれ静電容量を測定するようになっている。
本実施の形態においては、駆動電極12a,12dを上下に分離してそれぞれ設けており、検出電極12b,12cを左右に設けているが、操作対象領域における被検出体を検出可能な位置に検出電極と駆動電極とが配置されていれば(検出電極/駆動電極対があれば)、電極の数や配置位置について特に制限はない。
これらの検出電極/駆動電極対でそれぞれ求められた静電容量の変化量から操作対象領域における手(被検出体)2のモーション検出を行うことができる。検出電極12b,12cと駆動電極12a,12dとの間には、常に静電容量が形成されている。ここでは、検出電極12bと駆動電極12a,12dとの間に静電容量Cx1が形成されており、検出電極12cと駆動電極12a,12dとの間に静電容量Cx2が形成されている。このような構成において、手2がX軸方向(左右方向)のいずれかの方向に動くと、手2との間の静電容量により、検出電極と駆動電極との間の静電容量に変化が生じる。例えば、手2が右側に動くと、静電容量Cx1が増加して、静電容量Cx2が減少する。したがって、これらの静電容量値の差分(Cx1−Cx2)をとることにより、図2に示すように、X軸方向(左右方向)の手2の動き(モーション)を検出することが可能となる。
また、モニタ13の上下の電極12a,12dを検出電極とし、モニタ13の左右の電極12b,12cを駆動電極として、上記と同様の検出方法を用いることにより、Y軸方向(上下方向)の手2の動き(モーション)を検出することが可能となる。したがって、このノートPC1は、このようなモーション検出を用いてモーション入力(ジェスチャーセンシング)を行うことができる。すなわち、このようなモーション検出を用いて、被検出体のモーション検出に基づいてノートPC1の操作を行う。なお、モーション検出は、サブセンサ16によりメインセンサ14の入力が可である場合に行う。
図3は、図1に示す静電容量式モーション入力装置の内部構造を示すブロック図である。静電容量式モーション入力装置であるノートPC1は、メインセンサ14及びサブセンサ16と電気的に接続されたアナログ動作用の測定回路17と、測定回路の通電や測定の制御を行うCPU18とを備えている。測定回路17は、メインセンサ14及びサブセンサ16からの出力を切り替えるマルチプレクサ17aと、センサからの出力を所定の閾値と比較するコンパレータ17bと、A/Dコンバータ17cとを有する。
このような構成においては、メインセンサ14及びサブセンサ16に設けられた検出電極/駆動電極対でそれぞれ静電容量を測定すると共に、メインセンサ14の静電容量の測定値の変化量から被検出体のモーション検出を行い、このモーション検出に基づいて装置本体を操作する制御を行う。また、この構成においては、サブセンサ16の静電容量の測定値に応じてメインセンサ14の駆動や、モーション検出の切り替えの制御を行う。
また、この構成においては、サブセンサ16の静電容量の測定値に応じてメインセンサ14の駆動や、モーション検出の切り替えの制御を行う。例えば、サブセンサ16の測定値に応じて、メインセンサ14への電源のON/OFFを切り替えたり、サブセンサ16の測定値に応じて、メインセンサ14の2つ以上の検出電極/駆動電極対のうちいずれかの測定値を用いないモーション検出モードでの動作を行う制御を行う。
図4は、本発明の静電容量式モーション入力装置におけるサブセンサとメインセンサの測定トリガの一例を示す図である。また、図5は、本発明の静電容量式モーション入力装置におけるサブセンサとメインセンサの動作を説明するためのフロー図である。
上記構成を有する静電容量式モーション入力装置においては、図5に示すように、サブセンサ16のトリガタイミングでアナログ回路(測定回路17)全体の電源を供給する。すなわち、CPU18によって長い周期で測定トリガ(図4では、サブセンサ16の測定トリガが500ms)を発生させ、必要な時間のみ測定回路17に対して電源が供給される(ST11)。このとき、サブセンサ16は、メインセンサ14の動作時における周期よりも低い周期で間欠駆動される。そして、測定回路17に電源が供給され、測定トリガが発せられると、サブセンサ16の出力を測定する。このとき、マルチプレクサ17aは、サブセンサ16からの出力が測定されるように切り替えられる。そして、コンパレータ17bでサブセンサ16の出力と所定の閾値とが比較され(ST12)、サブセンサ16の出力が所定の閾値を超えると、メインセンサ14のモーション検出を行うように決定する。
メインセンサ14の出力を測定する場合には、測定回路17の測定トリガ(短周期)(図4では、メインセンサ14の測定トリガが3ms)でメインセンサ14の出力を測定する(ST13)。このとき、測定回路17には常時電源が供給され、測定トリガに即時に反応可能となっている。またこのとき、マルチプレクサ17aは、メインセンサ14からの出力が測定されるように切り替えられる。メインセンサ14の出力を測定する場合には、上述したようなモーション検出(ジェスチャーセンシング)を行う(ST14)。このメインセンサ14の出力は、サブセンサ16の出力が所定の閾値を超えている期間行う。したがって、間欠駆動で測定したサブセンサ16の出力が所定の閾値以下となると(ST15)、メインセンサ14の測定を終了し、再びサブセンサ16の出力が閾値を超えるまでメインセンサ14の測定を行わない。すなわち、メインセンサ14の動作中においてサブセンサ16は間欠駆動しており、サブセンサ16が所定の閾値以下の出力となったときにメインセンサ14のモーション検出を否とする。
このように、メインセンサ14のモーション検出を行う際に、サブセンサ16の出力を監視し、サブセンサ16の出力が閾値を超える場合と、サブセンサ16の出力が閾値以下の場合とでメインセンサ14の測定(モーション検出)可否を決定する。このサブセンサ16の出力の閾値には、ヒステリシス特性を持たせることにより、チャタリングを回避することができる。また、サブセンサ16を500ms程度の間欠駆動で動作させて、出力状態を監視し、サブセンサの16出力が閾値を超えた場合にのみメインセンサ14を駆動させることにより(2つのセンサを時分割的に駆動させることにより)、消費電流を大幅に低下させることができる。また、ユーザが意図した動作によってサブセンサ16の出力が閾値を上回った場合のみメインセンサ14のモーション検出が行われるため、ユーザがモーション入力を意図しておらずサブセンサ16の出力が閾値を超えていないタイミングで外部からのノイズやオフセット容量の変化が生じても、ユーザの意図しないモーション入力が行われることがない。
メインセンサ14の測定とサブセンサ16の測定を異なる処理部で行っても良いが、図3に示すようにメインセンサ14とサブセンサ16の測定を同一処理部で行うことにより、すなわち、メインセンサ14及びサブセンサ16に設けられた検出/駆動電極対の静電容量を、時分割で同一の回路を用いて測定するように構成することにより、回路規模を小さく保つことが可能となり、また消費電力も小さくできるため好ましい。
サブセンサ16は、被検出体が近接していることのみ(Z軸)を検出できれば良い。このため、少なくとも一組の検出電極と駆動電極との間で形成される静電容量を検出できる構成とすれば良い。例えば、図6(a)に示すように、検出電極と駆動電極との間で静電容量を形成する2つの検出電極16b,16c/駆動電極16a,16d対で構成されていても良く、図6(b)に示すように、検出電極と駆動電極との間で静電容量を形成する1つの検出電極16b/駆動電極16a対で構成されていても良い。また、静電容量の絶対値をもってサブセンサの出力としても良く、リファレンスとなる容量を設けてリファレンス容量との差分値を持ってサブセンサの出力としても良い。一方、メインセンサ14は、X軸及びY軸を検出するように構成され、さらにZ軸を検出するように構成されてもよい。なお、Z軸を検出する場合には、図2に示す電極対の他に検出電極や駆動電極を設けたり、サブセンサ16の電極のいずれかをZ軸検出用の電極対の一つとして用いたり、あるいはサブセンサ16の出力をZ軸の検出として用いたりすることができる。
また、センサ14,16付近の導体がある場合には、導体がなんらかのデバイスの電流経路ではなく、かつグランドでなく、かつ導体がセンサ14,16部分を覆うようなものでないときに、センサ14,16のドライブライン(駆動電極)と電気的に接続することにより、外部導体をセンサ14,16の一部として包括して動作させることが可能である。例えば、図7に示すように、導体である反射プレート22が設けられた導光板21がスペーサ23を介してメインセンサ14あるいはサブセンサ16(図7においてはメインセンサ14)に配設される場合において、反射プレート22と駆動電極12a,12dとを電気的に接続することにより(スペーサ23が介在しているので、反射プレート22がセンサ14,16部分を覆っていない)、センサ14,16の一部として包括して動作させることが可能である。従来はモーション検出を行うセンサの近くに導体がある場合には、高さ方向の感度が落ち、誤作動、又はモーションに対して作動しなくなることがあったが、このような構成を取ることにより十分な感度を保つことができる。
このように、本発明に係る静電容量式モーション入力装置によれば、サブセンサとメインセンサを時分割的に利用して、サブセンサの出力に応じてメインセンサを駆動させるので、静電容量によるモーション検出を用いた入力インターフェースにおいて、外部から進入する突発的なノイズやオフセットの変化に対して誤作動を防止すると共に、消費電流を低下させることができる。
上記説明においては、サブセンサ16で被検出体を検出したときにメインセンサ14を駆動させる場合について説明しているが、本発明はこれに限定されず、メインセンサ14を常に駆動させておき、サブセンサ16で被検出体を検出したときに一つの方向のモーション検出を行い、サブセンサ16で被検出体を検出していないときに他の方向のモーション検出を行うような態様にも適用することができる。例えば、サブセンサ16で被検出体を検出したときに、モニタ13の左右の電極12b,12cを検出電極とし、モニタ13の上下の電極12a,12dを駆動電極とし、X軸方向(左右方向)のモーション検出を行い、サブセンサ16で被検出体を検出しないときに、モニタ13の上下の電極12a,12dを検出電極とし、モニタ13の左右の電極12b,12cを駆動電極とし、Y軸方向(上下方向)のモーション検出を行う。この検出電極と駆動電極の切り替えは、上述したようにサブセンサ16の出力が閾値を超えたタイミングで行う。
次に、本発明の静電容量式モーション入力装置を実際に使用する場合について説明する。ここでは、図1に示すノートPC1を用い、ビデオアプリケーションを操作する場合のモーション入力について説明する。
このビデオアプリケーションにおいては、メインセンサ14上で手を左右に振った場合には、図8(a)に示すビデオサムネイルを左又は右に1つ回転する。このとき、サブセンサ16上に手がないことで左右方向の入力を可能とする。このビデオアプリケーションにおいては、右回転/左回転に手を動かした場合には連続的にサムネイルを回転させることも可能である。
一方、上下方向の入力については、サブセンサ16上に手があったときのみとする。これにより上下方向の入力の誤作動防止することができる。上下方向の入力を行った場合には、前記ビデオアプリケーションにおいて、図8(b)に示すように、サムネイル画像の拡大/縮小が可能となる。
したがって、このビデオアプリケーションにおいては、図8(a)に示すように、サブセンサ16上に手がかざされていないときにサムネイルを左右方向に回転させ、サブセンサ上に手がかざされたときに、図8(b)に示すように、画面を固定(ホールド)し、拡大/縮小/再生する。具体的には、画面を固定した状態で、メインセンサ14上で手を奥から手前に移動させる動作を拡大に割り当て、メインセンサ14上で手を手前から奥へ移動させる動作を縮小に割り当てる。
さらに、動画の再生/ストップは手をメインセンサ14上で静止させることによって動作させる。再生中、右回転、左回転に早送り/巻き戻しを割り当てることで直感に近い動作をさせることが可能である。具体的には、右送りを、メインセンサ14上で手を左から右に移動させる動作に割り当て、左送りを、メインセンサ14上で手を右から左に移動させる動作に割り当て、早送りを、メインセンサ14上で手を時計回りに回転させる動作を割り当て、巻き戻しを、メインセンサ14上で手を反時計回りに回転させる動作を割り当て、ホールドを、サブセンサ16上約数cmのところに手を置くことに割り当てることができる。また、再生開始や再生停止を、メインセンサ14上で手を上からセンサ上約数cm以内の高さに置き、数百ms程度静止する動作を割り当てる。
また、図9に示すように、デジタルフォトフレームの額縁にセンサを形成し、ディスプレイ(モニタ13)に映し出される写真画像の切り替えに本発明の静電容量式モーション入力装置を利用することもできる。この場合においては、手を左右のフレームをまたぐように動作させることにより、写真の送りを可能にする。フレームに触らずに操作することができるため、ディスプレイが汚れないという大きなメリットがある。また、上下方向の動作に、画像の拡大/縮小に割り当て、サブセンサ16に手を近づけた状態で上下方向に動作することで、簡易的な動作で画像の拡大/縮小を可能とすることができる。拡大を行った画像では、手の位置に応じて画面を移動させることが可能である。また、回転動作を検出することで、一度に大量の画像を送ることも可能である。
サブセンサ16は、図9に示すように、装置本体に対して別部材に搭載されており、装置本体に接続されていても良く、装置本体において、メインセンサ14から所定の距離、例えば5cm以上離れている位置に設けられていても良い。例えば、別部材にサブセンサを搭載する場合には、椅子、座席などの座る部分や、つかんだり触ったりする部分にサブセンサを設ける。また、装置本体に設ける場合には、メインセンサ14をモニタ画面にITO電極で搭載し、フレーム枠にサブセンサ16を搭載する。
また、サブセンサ16は複数設けられていても良い。これにより、たとえば少なくとも一つのサブセンサ16の出力が閾値を超えているときにメインセンサ14のモーション検出を行うこととして消費電力を削減でき、さらに一方のサブセンサ16の出力が閾値を超えたときは上下左右両方の入力を可能とし、もう一方のサブセンサ16の出力が閾値を超えたときは入力を左右方向のみに限定するなどの制御を行うことが可能となる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態における、左右、上下の別、電極の数、位置、大きさ、形状や、X軸、Y軸及びZ軸のモーション検出の際の接続構成、制御の順序、モーション入力の動作などについては適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することが可能である。
1 ノートPC
12a,12d,16a,16d 駆動電極
12b,12c,16b,16c 検出電極
13 モニタ
14 メインセンサ
15 キーボード
16 サブセンサ
17 測定回路
17a マルチプレクサ
17b コンパレータ
17c A/Dコンバータ
18 CPU
21 導光板
22 反射プレート
23 スペーサ

Claims (8)

  1. 装置本体と、前記装置本体に設けられ、検出電極と駆動電極との間で静電容量を形成する2つ以上の検出電極/駆動電極対で構成されたメインセンサと、前記メインセンサとは別に設けられ、少なくとも一つの検出電極/駆動電極対を有するサブセンサと、前記メインセンサ及び前記サブセンサに設けられた検出電極/駆動電極対でそれぞれ静電容量を測定する測定手段と、前記メインセンサの静電容量の測定値の変化量から被検出体のモーション検出を行い、前記モーション検出に基づいて前記装置本体の操作を行うと共に、前記サブセンサの静電容量の測定値に応じて前記メインセンサの駆動又は前記モーション検出の切り替えを行う制御手段とを具備し、前記制御手段は前記サブセンサを間欠駆動し、前記サブセンサが所定の閾値以上の出力となったときに前記メインセンサのモーション検出を可とすることを特徴とする静電容量式モーション入力装置。
  2. 前記制御手段は、前記サブセンサの測定値に応じて、前記メインセンサへの電源のON/OFFを切り替えることを特徴とする請求項1記載の静電容量式モーション入力装置。
  3. 前記制御手段は、前記サブセンサの測定値に応じて、前記メインセンサの2つ以上の検出電極/駆動電極対のうちいずれかの測定値を用いないモーション検出モードでの動作を行うことを特徴とする請求項1記載の静電容量式モーション入力装置。
  4. 前記サブセンサが前記装置本体に設けられており、前記メインセンサから所定の距離だけ離れていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の静電容量式モー
    ション入力装置。
  5. 前記サブセンサが前記装置本体に対して別部材に搭載されており、前記装置本体に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の静電容量式モーション入力装置。
  6. 前記測定手段は、前記メインセンサ及び前記サブセンサに設けられた検出/駆動電極対の静電容量を、時分割で同一の回路を用いて測定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の静電容量式モーション入力装置。
  7. 前記サブセンサは、前記メインセンサの動作時における周期よりも低い周期で間欠駆動されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の静電容量式モーション入力装置。
  8. 前記メインセンサの動作中において前記サブセンサは間欠駆動し、前記サブセンサが所定の閾値以下の出力となったときに前記メインセンサのモーション検出を否とすることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の静電容量式モーション入力装置。
JP2009082411A 2009-03-30 2009-03-30 静電容量式モーション入力装置 Expired - Fee Related JP5189541B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009082411A JP5189541B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 静電容量式モーション入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009082411A JP5189541B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 静電容量式モーション入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010237778A JP2010237778A (ja) 2010-10-21
JP5189541B2 true JP5189541B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=43092062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009082411A Expired - Fee Related JP5189541B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 静電容量式モーション入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5189541B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8547377B2 (en) 2008-06-03 2013-10-01 Fujifilm Corporation Projection image generation apparatus, method, and program

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2995836B1 (fr) * 2012-09-27 2015-05-22 Valeo Systemes Thermiques Module de commande

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050088417A1 (en) * 2003-10-24 2005-04-28 Mulligan Roger C. Tactile touch-sensing system
JP4394057B2 (ja) * 2005-09-21 2010-01-06 アルプス電気株式会社 入力装置
JP4720568B2 (ja) * 2006-03-24 2011-07-13 ソニー株式会社 ユーザ入力装置及びユーザ入力方法
WO2008093683A1 (ja) * 2007-01-31 2008-08-07 Alps Electric Co., Ltd. 静電容量式モーション検出装置及びそれを用いた入力装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8547377B2 (en) 2008-06-03 2013-10-01 Fujifilm Corporation Projection image generation apparatus, method, and program

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010237778A (ja) 2010-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5832784B2 (ja) タッチパネルシステムおよびそれを用いた電子機器
US10296136B2 (en) Touch-sensitive button with two levels
EP3108345B1 (en) Dynamic switching of power modes for touch screens using force touch
JP5183494B2 (ja) 静電容量式モーション検出装置及びそれを用いた入力装置
US8902191B2 (en) Proximity sensing for capacitive touch sensors
US8743083B2 (en) Dual mode touchpad with a low power mode using a proximity detection mode
US20090284465A1 (en) Capacitive motion detection device and input device using the same
US9564894B2 (en) Capacitive input device interference detection and operation
US11418191B2 (en) Multiple controllers for a capacitive sensing device
TW200941312A (en) Hand-held device with touchscreen and digital tactile pixels
JP2014146092A (ja) タッチパネル表示装置及びタッチパネルコントローラ
TW201243549A (en) Electronic device and method for controlling work state of electronic device
JP6022320B2 (ja) 液晶表示装置
US10254873B2 (en) System and method for determining user input using dual baseline modes
JP5189541B2 (ja) 静電容量式モーション入力装置
US8466888B2 (en) Input device
JP2017215842A (ja) 電子機器
KR20050115704A (ko) 휴먼입력장치의 스크롤 장치 및 이를 이용하는 휴먼입력장치
KR20180014840A (ko) 랜드 리프트 이벤트용 위치 필터링
JP2010204416A (ja) 表示装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5189541

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees