JP5175063B2 - 弁制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弁制御装置に関し、特に、パルスモータ等のアクチュエータを用いた電動弁等の弁開度を制御する装置に関する。
電動弁は、冷凍サイクルにおいて、冷媒の流量を制御するための膨張弁に用いられるなど、様々な用途がある。このような電動弁の弁開度を制御するにあたって、例えば、特許文献1には、設定過熱度と実際の過熱度との偏差で比例積分微分(PID)演算して得られる信号に基づいて制御する技術が開示されている。
特許第3550211号公報
上述のように、電動弁は、冷凍サイクルの膨張弁として過熱度を制御するためなどに使用されているが、例えば、空調機の膨張弁に用いられている際に、空調機に電源が供給されいているものの、空調機の運転スイッチはOFFのとき(空調機が起動待機中であり、運転を停止している状態)や、空調機の電源スイッチがオンにされ、空調機が運転を開始した後に、室内温度が設定温度に達したとき(一時的に温度制御を停止している状態)、冷凍サイクルが蒸発器に付着した霜を除去するための除霜運転を行っているとき、過熱度を検出するために取り付けられているセンサの出力が異常のときなどには、弁開度の制御を停止して、用途に応じて所定の弁開度(例えば全開)になるようにし、その弁開度を維持することが要求される。
例えば、空調機等に設けられた膨張弁の場合には、上記冷凍サイクルの運転停止中や、冷凍サイクルの運転中に一時的に温度制御を停止する場合、また、冷凍サイクルの運転中に一時的に除霜運転を行う場合等、圧縮機が停止している時には、迅速に冷凍サイクル内の圧力を均一にするために、膨張弁を全開にすることが要求されることがある。一方、ショーケース、冷蔵庫等の冷凍機に設けられた膨張弁の場合には、上記のような圧縮機の停止時等には、凝縮器からの冷媒が蒸発器に流入することにより冷蔵庫等の内部が暖められることを防止するため、膨張弁を全閉にすることが要求されることがある。また、過熱度を検出するための温度センサ等に異常が生じて冷凍サイクルの運転を停止する場合においても、膨張弁を全閉にすると、システム内に差圧が残る虞があるため、ある程度膨張弁を開いた状態にすることが望ましい場合がある。
ところで、上記特許文献1等に記載の技術においては、起動スイッチの操作があるか否かを判定し、操作があった場合には、電動式比例型膨張弁の初期開度を設定する運転を行うため、初期開度に相当する信号を弁駆動部に送出し、電動式比例型膨張弁を動作させる。
その一方で、上記起動スイッチの操作がない場合等、空調機等が運転を停止しているときには、弁開度の制御も停止するため、膨張弁等が所定の弁開度になるようにし、その弁開度を維持していた。しかし、従来、この弁開度は変更することができず、固定されていたため、電動弁の用途、使用環境等に応じて適宜設計時に対応せざるを得ず、用途等に応じて電動弁制御装置の設計を変更する必要があったり、電動弁を使用する側においても、制御装置の選定の自由度が低くなるなど、種々の問題を生じていた。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、電動弁等の弁開度の制御を停止しているときの弁開度の設定を容易に行うことができ、種々の用途、使用環境にも容易に対応することが可能な弁制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、弁を駆動するアクチュエータに信号を出力して該弁の開度を制御するものであって、該弁の全閉から全開までの範囲において予め設定した所定の弁開度を記憶する記憶手段を備え、弁開度の制御停止を示す信号を受信すると、前記予め設定した所定の弁開度に対応する信号を前記アクチュエータに出力する弁制御装置において、前記予め設定した所定の弁開度を変更するための変更手段を備え、該変更手段は、前記記憶手段に記憶された所定の弁開度を表示手段に表示し、該弁開度を入力回路の操作により任意の値に増加減少させて新たな弁開度を新たな設定値として前記記憶手段に記憶させ、前記弁開度の制御停止を示す信号は、該弁が冷凍サイクルシステムに使用されている際に、該冷凍サイクルシステムが起動待機中であり、該冷凍サイクルシステムの運転を停止している状態であることを示す信号であることを特徴とする。
そして、本発明によれば、弁開度の制御停止を示す信号を受信した際に、前記記憶手段に記憶された所定の弁開度を表示し、該弁開度を入力回路の操作により任意の値に増加減少させて新たな弁開度を新たな設定値として前記記憶手段に記憶させるため、冷凍サイクルシステムが起動待機中であり、運転を停止している際の弁開度の設定変更を容易に行うことができ、種々の用途、使用環境にも容易に対応可能な弁制御装置を提供することができる。
また、前記弁制御装置において、前記弁開度の制御停止を示す信号を、該弁が冷凍サイクルシステムに使用されている際に、該冷凍サイクルシステムの運転中に、一時的に該冷凍サイクルシステムによる温度制御が行われていないことを示す信号とすることができ、一時的に温度制御が行われていないときの弁の停止開度の設定変更を容易に行うことができる。
さらに、前記弁制御装置において、前記弁開度の制御停止を示す信号を、該弁が冷凍サイクルシステムに使用されている際に、該冷凍サイクルシステムの運転中に、一時的に該冷凍サイクルシステムの除霜運転が行われていることを示す信号とすることができ、除霜運転時の弁の停止開度の設定変更を容易に行うことができる。
また、本発明は、少なくとも制御量を検出するセンサの出力に基づいて、該制御量と目標値との偏差を求め、該偏差に基づいて操作量を求め、該操作量に対応する信号を、弁を駆動するアクチュエータに出力して、該弁の開度を制御するものであって、該弁の全閉から全開までの範囲において予め設定した所定の弁開度を記憶する記憶手段を備え、弁開度の制御停止を示す信号を受信すると、予め設定した所定の弁開度に対応する信号を前記アクチュエータに出力する弁制御装置において、前記予め設定した所定の弁開度を変更するための変更手段を備え、該変更手段は、前記記憶手段に記憶された所定の弁開度を表示手段に表示し、該弁開度を入力回路の操作により任意の値に増加減少させて新たな設定値として前記記憶手段に記憶させ、前記弁開度の制御停止を示す信号は、前記センサの出力が異常であることを示す信号であることを特徴とする。本発明によれば、センサの異常時の弁開度の設定変更を容易に行うことができ、種々の用途、使用環境にも容易に対応可能な弁制御装置を提供することができる。
前記弁制御装置において、前記弁を、冷凍サイクルシステムにおける膨張弁、又は冷凍サイクルシステムのホットガスバイパス回路における流量制御弁とすることができ、膨張弁、又は流量制御弁の停止開度の設定変更を容易に行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、弁開度の制御を停止しているときの弁開度の設定変更を容易に行うことができ、種々の用途、使用環境等にも容易に対応することが可能となる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下の説明においては、本発明にかかる弁制御装置を、冷凍サイクルシステムに配置された電動弁を制御するための装置として使用した場合を例にとって説明する。
図1は、本発明にかかる電動弁制御装置を備えた冷凍サイクルシステムを示し、このシステム1は、圧縮機2と、凝縮器3と、凝縮器用ファン3aと、膨張弁(電動弁)4と、蒸発器5と、蒸発器用ファン5aと、蒸発器5の入口の冷媒の温度Tinを検知する入口温度センサ6と、蒸発器5の出口の冷媒の温度Toutを検知する出口温度センサ7と、入口温度センサ6と出口温度センサ7の検出信号を取り込んで膨張弁4の弁開度を制御する電動弁制御装置8と、室26の温度を検出するための温度センサ26aと、温度センサ26aで検出した温度が室26の目標温度と一致するように、圧縮機2、凝縮器用ファン3a及び蒸発器用ファン5aを制御する温度制御装置25とを備える。
圧縮機2と、凝縮器3と、膨張弁4と、蒸発器5とは、配管9で接続され、これらの間を冷媒が循環する。ここで、配管9を流れる冷媒の流量は、膨張弁4の弁開度を調整することにより制御する。
圧縮機2は、蒸発器5より供給された低圧の気体の状態にある冷媒を圧縮し、高圧の気体に変換して配管9を介して凝縮器3に供給する。
凝縮器3は、圧縮機2から供給された高圧気体状態の冷媒を凝縮し、高圧液体状態の冷媒に変換して凝縮熱を奪い、奪った熱を凝縮器用ファン3aの送風によって外部に放出する。
膨張弁4は、凝縮器3から供給された高圧液体状態の冷媒を低圧状態に変化させる。この膨張弁4は、電動弁制御装置8からの駆動信号に従って駆動されるパルスモータ4a(図2参照)を内蔵し、パルス信号に応じてパルスモータ4aが回転することにより膨張弁4の弁開度を調整する。
蒸発器5は、低圧の液体状態にある冷媒を蒸発(気化)させるために備えられ、冷媒は、蒸発することにより周囲より気化熱を奪い、加熱される。この際に奪われた熱によって冷却された蒸発器5周辺の空気が、蒸発器用ファン5aの送風によって放出され、室26の温度調節が行われる。
入口温度センサ6は、例えば、負の温度−抵抗特性を有するサーミスタであって、蒸発器5の入口の冷媒、すなわち、液体状態での冷媒の温度Tinを検知する。
出口温度センサ7は、例えば、負の温度−抵抗特性を有するサーミスタであって、蒸発器5の出口での冷媒、すなわち、気体状態の冷媒の温度Toutを検知する。
電動弁制御装置8は、冷凍サイクルシステム1の運転時に膨張弁4の弁開度を制御する。このとき、蒸発器5での冷媒の過熱度Tsh(出口温度センサ7の検出温度Tout−入口温度センサ6の検出温度Tin)を求め、この過熱度に基づいてPID制御により、膨張弁4の開度を求め、求められた開度が得られるように膨張弁4に組み込まれたパルスモータ4aに駆動信号を供給する。また、電動弁制御装置8は、入口温度センサ6及び出口温度センサ7の異常を監視する機能も有し、それら温度センサ6、7の出力が異常な場合には、警報信号を温度制御装置25に出力する。
この電動弁制御装置8は、図2に示すように、マイクロプロセッサ11と、入口温度検出回路12と、出口温度検出回路13と、電動弁駆動回路14と、入力回路15と、表示回路16と、表示ドライバ回路17と、記憶回路(EEPROM)18と、電源回路19と、起動入力回路20と、サーモ入力回路21と、除霜入力回路22と、警報出力回路23とを備える。
入口温度検出回路12は、入口温度センサ6の抵抗値を直流電圧信号に変換し、マイクロプロセッサ11に供給する抵抗−電圧変換回路であって、蒸発器5の入口の冷媒の温度Tinに対応する電気信号(入口温度信号)をマイクロプロセッサ11に供給する。
出口温度検出回路13は、出口温度センサ7の抵抗値を直流電圧信号に変換し、マイクロプロセッサ11に供給する抵抗−電圧変換回路であって、蒸発器5の出口の冷媒の温度Toutに対応する電気信号(出口温度信号)をマイクロプロセッサ11に供給する。
入力回路15は、図2及び図3に示すように、4つのタクトスイッチ15a〜15d(アップスイッチ15a、ダウンスイッチ15b、セットスイッチ15c、エンタースイッチ15d)を備え、タクトスイッチ15a〜15dのON/OFF状態をマイクロプロセッサ11に出力する。例えば、入力回路15は、蒸発器5の過熱度Tshの目標値、膨張弁4の上限開度、下限開度(例えば、電動弁を100パルス〜400パルスで使う場合、上限開度を400パルス、下限開度を100パルスとする)、PID制御を行う際のP(比例)、I(積分)、D(微分)の各定数、冷凍サイクルシステム1が運転停止状態の場合等、膨張弁4の弁開度の制御停止状態のときの弁開度(以下「停止開度」という)等の設定値を入力する。尚、入力回路15を用いた設定値の入力動作については後述する。
表示回路16は、図2及び図3に示すように、温度表示素子16aと、弁開度表示素子16bと、両表示素子16a、16bの表示項目等を表示するためのLED16cを備える。温度表示素子16aは、蒸発器5入口の冷媒温度Tin と、出口の冷媒温度Toutと、過熱度Tsh(=Tout−Tin)を切り替えて表示するとともに、設定値の変更を行う際には、設定値を表示する。また、弁開度表示素子16bは、膨張弁4の現在の開度を全閉からのパルス数で表示するとともに、設定値の変更を行う場合には、後述するように、設定値番号及び記号を表示する。
表示回路16のLED16cは、温度表示素子16a等に表示されている項目や、電動弁制御装置8の運転状態等を表示するために備えられ、「過熱度」〜「警報」までの6つのLEDが備えられる。「過熱度」、「入口」及び「出口」の各LEDは、温度表示素子16aの表示項目を示すために備えられ、温度表示素子16aに過熱度が表示されている場合には、「過熱度」のLEDが、温度表示素子16aに入口温度が表示されている場合には、「入口」のLEDが、温度表示素子16aに出口温度が表示されている場合には、「出口」のLEDが各々点灯する。この温度表示は、アップスイッチ15a、ダウンスイッチ15bを操作することによって切り替えることができる。また、「設定」のLEDは、電動弁制御装置8が設定モードにあるときに点灯する。「運転」のLEDは、温度制御装置25から電動弁制御装置8へ送出される起動信号がONの場合に点灯する。「警報」のLEDは、入口温度センサ6、出口温度センサ7の出力データが異常の時に点滅する。
ここで、上記入力回路15及び表示回路16を用いた各設定値の入力(変更)操作の全体的な流れについて、図3及び表1を参照しながら説明する。
図3に示すように、温度表示素子16aに温度(5.0)が表示され、弁開度表示素子16bに現在の弁開度(248)が表示されている状態において、セットスイッチ15cを押下すると、設定モードに入り、温度表示素子16aは、通常の温度表示のモードから設定値表示モードに移行し、弁開度表示素子16bは、現在の弁開度の表示から設定項目の表示に切り替わる。温度表示素子16aに表示された設定値は、アップスイッチ15a又はダウンスイッチ15bを押下することによって増減することができ、また、エンタースイッチ15dを押下することにより、表示されている設定値が新たな設定値として更新され、記憶される。一方、設定項目は、例えば、表1に示すように、7つあり、弁開度表示素子16bには、「1SH」のように、設定値番号及び記号が表示される。この設定項目は、設定モードのときに、セットスイッチ15cを押下することで、順次、次の項目に切り替わり、設定項目7を表示しているときに、セットスイッチ15cを押下すると、設定モードを抜け、温度表示及び弁開度表示の状態に戻る。
Figure 0005175063
次に、上記入力回路15及び表示回路16を用いた各設定値の変更操作の具体的なフローについて、図4を中心に、図2及び図3を参照しながら説明する。
温度表示素子16aに温度を表示しているとき(ステップS1)に、ステップS2において、セットスイッチ15cが押下された否かを判定し、押下された場合には、ステップS3において、温度表示素子16aに設定値を表示して設定モードに入り、押下されていない場合には、ステップS1の状態に戻る。
次に、ステップS4において、アップスイッチ15aが押下されたか否かを判定し、押下された場合には、ステップS5において、温度表示素子16aの表示値が設定値の最大値であるか否かを判定する。判定の結果、表示値が設定値の最大値でない場合には、ステップS6において、表示値に1をインクリメントしてステップS4に戻る。一方、表示値が設定値の最大値の場合には、そのままステップS4に戻る。
ステップS4に戻り、アップスイッチ15aが押下されたか否かを判定し、押下された場合には、上記ステップS5〜S6の動作を繰り返す。ステップS4において、アップスイッチ15aが押下されていないと判定された場合には、ステップS7において、ダウンスイッチ15bが押下されたか否かを判定し、押下された場合には、ステップS8において、表示値が設定値の最小値であるか否かを判定し、表示値が設定値の最小値でない場合には、ステップS9において、表示値に1をデクリメントしてステップS4に戻る。一方、表示値が設定値の最小値の場合には、そのままステップS4に戻る。
ステップS7において、ダウンスイッチ15bが押下されていないと判定された場合には、ステップS10において、エンタースイッチ15dが押下されたか否かを判定し、押下された場合には、ステップS11において、現在の表示値を設定値として更新するとともに、更新された設定値を図2の記憶回路18に記憶して、ステップS4に戻る。
ステップS10においてエンタースイッチ15dが押下されていない場合には、ステップS12において、セットスイッチ15cが押下されたか否かを判定し、押下されていないと判定された場合には、ステップS4に戻る。
ステップS12において、セットスイッチ15cが押下されたと判定された場合には、ステップS13において、設定を終了するか否かを判定する。具体的には、ステップS12において、設定項目7の「停止開度」を表示しているときに、セットスイッチ15cが押下された場合には、ステップS13において設定モード終了と判断し、ステップS1に戻る。一方、ステップS12において、設定項目7の「停止開度」以外の項目を選択しているときに、セットスイッチ15cが押下された場合には、ステップS14において、次の設定値を温度表示素子16aに表示し、ステップS4に戻り、上記動作を繰り返す。
図2の表示ドライバ回路17は、マイクロプロセッサ11からの信号を増幅して表示回路16に出力する。記憶回路18は、上記設定値等をバックアップ用に記憶する。
電動弁駆動回路14は、マイクロプロセッサ11からの駆動制御信号を増幅して、膨張弁4に内蔵されたパルスモータ(ステッピングモータ)4aに駆動パルスを出力するために設けられ、ドライバIC(Integrated Circuit)(駆動信号増幅回路)14a等を備える。
マイクロプロセッサ11は、A/D変換器11aと、CPU(中央処理装置)11bと、ROM11cと、RAM11d、タイマ11eと、I/O(11f)等を備える。ROM11cは、後述するPID制御動作による弁開度の制御を実行するための動作プログラム、弁開度の制御停止時に弁を停止開度で停止させるための動作プログラム、表示制御プログラムなどを記憶する不揮発性メモリである。RAM11dは、CPU11bのワークメモリとして機能する。CPU11bは、ROM11cに格納されているプログラムを解釈して実行する。タイマ11eは、割込処理等を行うために備えられ、I/O(11f)は、CPU11bと他のデバイスとのデータの授受を行うために備えられる。
マイクロプロセッサ11へは、入口温度検出回路12の出力するアナログの入口温度信号や、出口温度検出回路13の出力するアナログの出口温度信号、起動入力回路20、サーモ入力回路21及び除霜入力回路22からの各信号が入力される。マイクロプロセッサ11は、上記入口温度信号及び出口温度信号をA/D変換器11aでディジタル信号に変換して取り込むとともに、起動入力回路20等からの信号をI/O(11f)を介して取り込む。また、マイクロプロセッサ11は、A/D変換器11aで取り込んだ入力温度や出口温度の値が異常であるときには、I/O(11f)を介して、リレー等で構成される警報出力回路23に信号を出力し、異常である旨を温度制御装置25に通知する。
電源回路19は、電動弁制御装置8内の各部に動作電力を供給するために備えられる。
起動入力回路20は、図1に示す温度制御装置25からの、冷凍サイクルシステム1が起動待機状態で運転が停止されているか、又は、冷凍サイクルシステム1が運転中かを示す信号(以下、「起動信号」という)をマイクロプロセッサ11に入力するために備えられる。この起動入力回路20は、図5に示すように、温度制御装置25の内部に設けられたリレー40に接続される。温度制御装置25は、冷凍サイクルシステム1の運転中に、リレー40の接点を閉じ、冷凍サイクルシステム1の起動待機中で運転停止状態のときに、リレー40の接点を開くように、リレー40の動作を制御する。このようにすることで、冷凍サイクルシステム1の運転状態が信号線20bを介して起動入力回路20に伝達される。
起動入力回路20では、リレー40が閉じたときに、フォトカプラ20aの発光素子が発光するとともに、それをフォトカプラ20aの受光素子が受光して、フォトカプラ20aの出力側に電流が流れる。その際、マイクロプロセッサ11の入力レベルがL0になり、これにより、マイクロプロセッサ11は、冷凍サイクルシステム1が運転中であることを認識することができる。一方、リレー40が開いたときには、フォトカプラ20aの発光素子が発光せず、フォトカプラ20aの受光素子も受光しないため、フォトカプラ20aの出力側に電流が流れず、マイクロプロセッサ11の入力レベルがHiになる。これにより、マイクロプロセッサ11は、冷凍サイクルシステム1が起動待機中で運転停止状態であることを認識することができる。
図2のサーモ入力回路21は、温度制御装置25からの、一時的に冷凍サイクルシステム1による温度制御を停止するため、冷凍サイクルシステム1の運転を一時的に停止しているか否かを示す信号(以下、「サーモ信号」という)をマイクロプロセッサ11に入力するために備えられ、起動入力回路20と同様に構成される。尚、サーモ入力回路21に冷凍サイクルシステム1の運転状態を伝達するに際しては、温度制御装置25のリレーが閉じたときに、冷凍サイクルシステム1が運転中で室26内の温度制御をしていることを示し、リレーが開いたときに、室26内の検出温度が目標温度となり、一時的に冷凍サイクルシステム1が運転を停止している状態を示す。
また、除霜入力回路22は、温度制御装置25からの、冷凍サイクルシステム1の運転中に一時的に除霜運転を行うため、冷凍サイクルシステム1の運転を一時的に停止しているか否かを示す信号(以下、「除霜信号」という)をマイクロプロセッサ11に入力するために備えられ、起動入力回路20と同様に構成される。尚、除霜入力回路22に冷凍サイクルシステム1の運転状態を伝達するに際しては、温度制御装置25のリレーが閉じたときに、冷凍サイクルシステム1が除霜運転中であり、冷凍サイクルシステム1の運転を停止している状態を示し、リレーが開いたときに、除霜運転を行っておらず、室26内の温度を制御する目的で冷凍サイクルシステム1が運転している状態を示す。
次に、上記構成を有する冷凍サイクルシステム1の動作について、図1を参照しながら説明する。
圧縮機2は、低圧の気体状態の冷媒を圧縮して高圧の気体に変換し、凝縮器3に供給する。凝縮器3は、圧縮機2から供給された高圧気体状態の冷媒を凝縮し、高圧液体状態の冷媒に変換し、凝縮熱を奪い、奪った熱を凝縮器用ファン3aの送風によって放出する。この熱は必要に応じて暖房や加熱に利用されるか、廃棄される。膨張弁4は、電動弁制御装置8からの駆動信号に従って弁開度を調整し、冷媒の流量を調整する。膨張弁4を通過した冷媒は、高圧状態から低圧状態に変化する。蒸発器5は、低圧の液体状態にある冷媒を蒸発(気化)させる。このとき、冷媒は周囲より気化熱を奪い、加熱される。この奪われた熱により周囲は冷却され、蒸発器用ファン5aの送風によって、冷却された空気が放出される。この一連の動作が繰り返され、蒸発器5にて熱を継続的又は断続的に奪うことにより冷凍、冷蔵又は冷房状態が維持される。
上記冷凍サイクルシステム1を空調機等に使用した場合には、上述のように、冷凍サイクルシステム1が運転を停止している状態であるときや、入口温度センサ6、出口温度センサ7の出力が異常のときなどに、膨張弁4が所定の弁開度(停止開度)になるようにし、この停止開度を維持することが要求される。そこで、上記入力回路15、表示回路16を用いて、この停止開度を設定する。停止開度の設定動作については、図4との関連で説明した通りであり、弁開度表示素子16bに「7SV」が表示されているときに、アップスイッチ15a、ダウンスイッチ15bを操作し、温度表示素子16aに表示される弁開度が所望の値となったときに、エンタースイッチ15dを押下する。以下の説明においては、この設定動作によって、停止開度が全開に設定した場合を例にとって説明する。
次に、上述の冷凍サイクルシステム1の電動弁制御装置8が行う制御動作について、図1、図2及び図6を参照しながら、電動弁制御装置8の主要部を構成するマイクロプロセッサ11の動作を中心に説明する。制御動作中、マイクロプロセッサ11は、タイマ11eを用い、所定周期、例えば、1秒間隔で図6に示す割込処理を行う。
割込処理開始後、図6のステップS21において、CPU11bは、起動入力回路20からの起動信号の状態を判定し、起動入力がOFFの場合、すなわち、空調機等に電源が供給されているものの、空調機等の運転スイッチはOFF(冷凍サイクルは起動待機中であり、運転を停止している状態であって、圧縮機2が停止している)の場合には、ステップS30において、停止開度を目標開度として演算を終了する。
ステップS21において、起動入力がONの場合、すなわち、空調機等の運転スイッチがONの場合には、ステップS22において、サーモ入力回路21からのサーモ信号の状態を判定し、サーモ入力がOFFの場合、すなわち、温度制御装置25により制御されている室26の室内温度等が設定温度に達し、冷凍サイクルシステム1が一時的に室26内の温度制御を停止しており、圧縮機2が停止している場合には、ステップS30において、停止開度を目標開度として演算を終了する。
ステップS22において、サーモ入力がONの場合、すなわち、室26の室内温度等が設定温度には達しておらず、冷凍サイクルシステム1が運転し、圧縮機2が運転中の場合には、ステップS23において、除霜入力回路22からの除霜信号の状態を判定する。判定の結果、除霜入力がONの場合、すなわち、冷凍サイクルシステム1が除霜運転を行っている場合には、冷凍サイクルシステム1が一時的に運転を停止し、圧縮機2が停止しているため、ステップS30において、停止開度を目標開度として演算を終了する。
ステップS23において、除霜入力がOFFの場合、すなわち、除霜運転を行っていない場合には、CPU11bは、入口温度検出回路12及びA/D変換器11aを介して入口温度センサ6の出力する入口温度信号を取り込み、取り込んだデータをRAM11dに格納する(ステップS24)。
CPU11bは、RAM11dに格納した入口温度データが、所定の範囲内に存在するか否かを判定することにより、格納した入口温度データが異常であるか否かを判断する(ステップS25)。この入口温度データが異常である場合には、ステップS30において、停止開度を目標開度として演算を終了する。
入口温度データが正常である場合には、CPU11bは、A/D変換器11aの入力を入口温度信号入力ポートから出口温度信号入力ポートに切り替え、出口温度検出回路13及びA/D変換器11aを介して出口温度センサ7の出力する出口温度信号を取り込み、取り込んだデータをRAM11dに格納する(ステップS26)。
CPU11bは、RAM11dに格納した出口温度データが、所定の範囲内に存在するか否かを判定することにより、格納した出口温度データが異常であるか否かを判断する(ステップS27)。出口温度データが異常である場合には、ステップS30において、停止開度を目標開度として演算を終了する。
出口温度データが正常である場合には、次に、現在の過熱度Tsh=Tout−Tinを計算し、RAM11dに格納し、現在の過熱度の偏差e(t)=Ts−Tsh(Ts:過熱度Tshの目標値)を求め、過去一連の偏差e、比例帯PB、積分時間TI、微分時間TDに基づいて,次式に従って、PID(比例・積分・微分)演算で今回の弁開度の操作量m(t)を算出し(ステップS28)、演算結果から目標開度を設定して演算を終了する(ステップS29)。ここで、KPは、比例ゲインである。
Figure 0005175063
以上で、膨張弁4が到達すべき弁の目標開度がセットされ、目標開度をRAM11dに格納した後、マイクロプロセッサ11は、膨張弁4の弁開度がRAM11dに格納された目標開度になるように、電動弁駆動回路14のドライバIC14aからパルスモータ4aに駆動信号を供給して膨張弁4を制御する。
尚、上記ステップS25及びステップS27において、入口温度データ又は/及び出口温度データが異常と判定された場合には、電動弁制御装置8から温度制御装置25に警報出力回路23を介して警報信号が送出され、温度制御装置25は、冷凍サイクルシステム1の運転を停止し、圧縮機2の運転を停止する。
次に、上記冷凍サイクルシステム1の電動弁制御装置8によって制御される膨張弁4の動作例について、図7を中心に、図1及び図2を参照しながら説明する。尚、以下の説明においても、上記膨張弁4の停止開度が全開に設定されている場合を例にとって説明する。また、膨張弁4の弁開度と、パルスモータ4aに供給する駆動パルス(相切替信号)との関係については、例えば、全閉時には0パルス、全開時は500パルスに設定する。
まず、起動入力、サーモ入力及び除霜入力がOFFの状態、つまり、冷凍サイクルシステム1が起動待機状態で運転を停止しているとき、また温度異常が検出されていない状態(図中(A))において、膨張弁4の弁開度は、全開(停止開度S)となっている。
ここで、起動入力及びサーモ入力がONになると(図中(B))、冷凍サイクルシステム1が運転を開始したので、膨張弁4の弁開度は、上記PID演算によって制御され、全開の状態から徐々に閉じられ(図中(C))、最終的に運転中開度Dとなる。
その後、室26内の温度が設定温度に達し、一時的に冷凍サイクルシステム1の運転が停止されると、圧縮機2の運転が停止され、サーモ入力がOFFとなり(図中(D))、膨張弁4の弁開度は、全開(停止開度S)とされて、この状態が維持される。
次に、室26内の温度と設定温度との偏差が大きくなり、冷凍サイクルシステム1が運転を開始すると、圧縮機2の運転が開始され、サーモ入力がONになる(図中(E))。そして、再びPID制御が開始され、膨張弁4の弁開度は、全開の状態から徐々に閉じられ(図中(F))、最終的に運転中開度Dとされる。
次に、除霜運転の開始により、冷凍サイクルシステム1の運転が一時的に停止されると、除霜入力がONとなり(図中(G))、膨張弁4の弁開度は、全開(停止開度S)となり、この状態が維持される(図中(H))。その後、除霜運転の終了により、再び冷凍サイクルシステム1が運転を開始し、除霜入力がOFFとなると(図中(I))、再びPID制御が開始され、膨張弁4の弁開度は、全開の状態から徐々に閉じられ(図中(J))、最終的に運転中開度Dとなる。
冷凍サイクルシステム1の運転中に、入口温度又は出口温度、あるいは両者が異常と判定された場合には(図中(K))、膨張弁4の弁開度は、全開(停止開度S)とされて、この状態が維持される(図中(L))。それとともに、電動弁制御装置8から温度制御装置25に対して警報信号が送信され、冷凍サイクルシステム1の運転が停止される。その後、上記温度異常の状態が解消されると(図中(M))、電動弁制御装置8からの警報信号の送信が解除され、冷凍サイクルシステム1が再び運転を開始する。そして、再びPID制御が開始され、膨張弁4の弁開度は、全開の状態から徐々に閉じられ(図中(N))、最終的に運転中開度Dとなる。
最後に、冷凍サイクルシステム1が起動待機状態に戻り、運転を停止すると、起動入力とサーモ入力がOFFになり(図中(O))、膨張弁4の弁開度は、全開(停止開度S)となる。
以上説明したように、上記実施の形態においては、起動入力がOFFの場合等、膨張弁4の弁開度の制御を停止しているときの弁開度(停止開度S)が全開になるようにしたが、この停止開度Sは、全開に限定されることなく、入力回路15を介して全閉に設定することもでき、全閉から全開までの範囲で種々の開度に設定することもできる。
また、上記実施の形態においては、起動入力OFF、サーモ入力OFF及び除霜入力ON、入口温度センサ6、出口温度センサ7の温度異常時のすべての場合において、停止開度Sを全開に設定したが、以下のようにして、各場合に異なる停止開度Sに設定することもできる。
上記弁開度の制御運転時以外の各ケースにおいて、各々の停止開度の設定値を変化させた場合の割込演算処理について、図8を中心に、図1及び図2を参照しながら説明する。尚、弁開度の制御運転時以外の各ケースにおける停止開度は、電動弁制御装置8の入力回路15、表示回路16を用い、異なる停止開度1〜4に設定する。また、設定した停止開度1〜4は、電動弁制御装置8の記憶回路18に記憶される。
割込処理開始後、図8のステップS41において、CPU11bは、起動入力回路20からの起動信号の状態を判定し、起動入力がOFFの場合には、ステップS42において、停止開度1を目標開度として演算を終了する。
ステップS41において、起動入力がONの場合には、ステップS43において、サーモ入力回路21からのサーモ信号の状態を判定し、サーモ入力がOFFの場合には、ステップS44において、停止開度2を目標開度として演算を終了する。
ステップS43において、サーモ入力がONの場合には、ステップS45において、除霜入力回路22からの除霜信号の状態を判定し、除霜入力がONの場合には、ステップS46において、停止開度3を目標開度として演算を終了する。
ステップS45において、除霜入力がOFFの場合には、CPU11bは、入口温度検出回路12及びA/D変換器11aを介して入口温度センサ6の出力する入口温度信号を取り込み、取り込んだデータをRAM11dに格納する(ステップS47)。
CPU11bは、RAM11dに格納した入口温度データが、所定の範囲内に存在するか否かを判定することにより、格納した入口温度データが異常であるか否かを判断する(ステップS48)。この入口温度データが異常である場合には、ステップS49において、停止開度4を目標開度として演算を終了する。
入口温度データが正常である場合には、CPU11bは、A/D変換器11aの入力を入口温度信号入力ポートから出口温度信号入力ポートに切り替え、出口温度検出回路13及びA/D変換器11aを介して出口温度センサ7の出力する出口温度信号を取り込み、取り込んだデータをRAM11dに格納する(ステップS50)。
CPU11bは、RAM11dに格納した出口温度データが、所定の範囲内に存在するか否かを判定することにより、格納した出口温度データが異常であるか否かを判断する(ステップS51)。出口温度データが異常である場合には、入口温度データが異常である場合と同様に、ステップS49において、停止開度4を目標開度として演算を終了する。
出口温度データが正常である場合には、次に、現在の過熱度Tsh=Tout−Tinを計算し、現在の過熱度の偏差e(t)=Ts−Tshを求め、過去一連の偏差e、比例帯PB、積分時間TI、微分時間TDに基づいて、上記数式を用いてPID(比例・積分・微分)演算で今回の弁開度の操作量m(t)を算出し(ステップS52)、演算結果から目標開度を設定して演算を終了する(ステップS53)。
以上で、膨張弁4が到達すべき弁の目標開度がセットされ、目標開度をRAM11dに格納した後、マイクロプロセッサ11は、膨張弁4の弁開度がRAM11dに格納された目標開度になるように、電動弁駆動回路14のドライバIC14aからパルスモータ4aに駆動信号を供給して膨張弁4を制御する。このように、各ケースに対応させて複数の停止開度1〜4を設定しておくことにより、例えば、起動入力OFFの際の停止開度Sを全開、サーモ入力OFFの際の停止開度Sを全閉、除霜入力ONの際の停止開度Sを弁開度50%(パルスモータ4aに供給する駆動パルスが250パルス)にするように、各々異なる停止開度Sに維持することが可能となる。
尚、上記ステップS48及びステップS51において、入口温度データ又は/及び出口温度データが異常と判定された場合には、電動弁制御装置8から温度制御装置25に警報出力回路23を介して警報信号が送出され、温度制御装置25は、冷凍サイクルシステム1の運転を停止し、圧縮機2の運転を停止する。
次に、本発明の第2の実施の形態として、本発明にかかる電動弁制御装置を、精密空調等を行う場合に用いられる、冷凍サイクルシステムのホットガスバイパス回路の流量制御弁に適用した場合について説明する。
この冷凍サイクルシステム30は、図9に示すように、圧縮機2と、凝縮器3と、凝縮器用ファン3aと、膨張弁35と、蒸発器5と、蒸発器用ファン5aと、流量制御弁(電動弁)32と、電動弁制御装置8と、温度センサ26aと、温度制御装置25とを備え、図1に示した基本構成に加え、圧縮機2の出口から蒸発器5の入口を繋ぐホットガスバイパス配管33が設けられ、圧縮機2の出口側から、流量制御弁32、蒸発器5を経て、圧縮機2の入口側に戻るホットガスサイクル34が構成される。ここで、膨張弁35は、機械式の膨張弁又はキャピラリであり、電動弁制御装置8は、蒸発器5の吹出し温度を検知する温度センサ31の検出信号等を取り込んで流量制御弁32の弁開度を制御する。
圧縮機2と、凝縮器3と、膨張弁35と、蒸発器5とは、配管9で接続されるとともに、圧縮機2と、流量制御弁32と、蒸発器5とは、ホットガスバイパス配管33及び配管9で接続され、これらの間を冷媒が循環する。すなわち、圧縮機2からの冷媒は、配管9とホットガスバイパス配管33に分流し、ホットガスバイパス配管33を流れる冷媒の流量を、流量制御弁32の弁開度を調整することにより制御する。
圧縮機2と、凝縮器3と、凝縮器用ファン3aとは、図1に示したものと同様の機能を有するため、詳細説明を省略するが、圧縮機2は、蒸発器5より供給された低圧の気体の状態にある冷媒を圧縮し、高圧高温の気体に変換して凝縮器3に供給するとともに、ホットガスバイパス配管33を介して蒸発器5にも供給する。
膨張弁35は、上述のように、図1の膨張弁4のように電動式ではなく、機械式の弁、又はキャピラリが使用され、電動弁制御装置8によって制御されることはない。
蒸発器5は、低圧の液体状態にある冷媒を蒸発(気化)させるために備えられ、冷媒は、蒸発することにより周囲より気化熱を奪い、加熱される。そして、奪われた熱により、周囲が冷却され、蒸発器用ファン5aの送風により、冷却された空気が放出される。蒸発器5には、流量制御弁32を介して圧縮機2からの高圧高温の気体が供給され、蒸発器5が加熱される。このように冷却と加熱を同時に行い、その際の冷却に対する加熱量を流量制御弁32で調整することにより、精密制御が行われる。
温度センサ31は、例えば、負の温度−抵抗特性を有するサーミスタであって、蒸発器5の吹出し温度(以下、「吹出し温度」という)Tを検知する。
電動弁制御装置8は、図2と同様の構成を有するため詳細説明を省略し、図9において、上記実施の形態と異なる構成の部分について説明する。本実施の形態では、温度センサ31が検知した吹出し温度Tと設定温度との偏差に基づいて、PID演算により流量制御弁32の開度を求め、求められた開度が得られるようにパルスモータ4aに駆動信号を供給する。
入力回路15及び表示回路16についても、基本構成は、図2及び図3に示したものと同様であるが、本実施の形態では、設定項目として、蒸発器5の過熱度Tshに代えて、吹出し温度Tを入力回路15を用いて設定する。また、表示回路16も、過熱度Tshに代えて、吹出し温度Tを表示し、膨張弁4の弁開度に代えて流量制御弁32の弁開度を表示する。
次に、上記構成を有する冷凍サイクルシステム30の動作について、図9を参照しながら説明する。
圧縮機2は、低圧の気体状態の冷媒を圧縮して高圧の気体に変換し、凝縮器3に供給する。凝縮器3は、圧縮機2から供給された高圧気体状態の冷媒を凝縮し、高圧液体状態の冷媒に変換し、凝縮熱を奪い、奪った熱を凝縮器用ファン3aの送風によって放出する。この熱は必要に応じて暖房や加熱に利用されるか、廃棄される。膨張弁35を通過した冷媒は、高圧状態から低圧状態に変化する。蒸発器5は、低圧の液体状態にある冷媒を蒸発(気化)させる。このとき、冷媒は周囲より気化熱を奪い、加熱される。この奪われた熱により周囲は冷却され、蒸発器用ファン5aの送風により冷却された空気が放出される。
一方、ホットガスサイクル34によって、圧縮機2からの冷媒が、流量制御弁32を介して蒸発器5に流入する。これによって、蒸発器5を通過する冷媒が加熱され、流量制御弁32の弁開度を調整することにより、吹出し温度Tを微調整することができる。この一連の動作が繰り返され、蒸発器5にて熱を継続的又は断続的に奪うとともに、吹出し温度Tを一定に維持し、冷凍、冷蔵又は冷房対象の温度を精密に調整、維持することができる。
次に、上述の冷凍サイクルシステム30の電動弁制御装置8が行う制御動作について、図2、図9及び図10を参照しながら、電動弁制御装置8の主要部を構成するマイクロプロセッサ11の動作を中心に説明する。制御動作中、マイクロプロセッサ11は、タイマ11eを用い、所定周期、例えば、1秒間隔で図10に示す割込処理を行う。尚、以下の説明では、上記入力回路15、表示回路16を用い、流量制御弁32の停止開度を全開に設定した場合を例にとって説明する。
割込処理開始後、図10のステップS61において、CPU11bは、起動入力回路20からの起動信号の状態を判定し、起動入力がOFFの場合には、ステップS68において、停止開度を目標開度として演算を終了する。
ステップS61において、起動入力がONの場合には、ステップS62において、サーモ入力回路21からのサーモ信号の状態を判定し、サーモ入力がOFFの場合には、ステップS68において、停止開度を目標開度として演算を終了する。
ステップS62において、サーモ入力がONの場合には、ステップS63において、除霜入力回路22からの除霜信号の状態を判定し、除霜入力がONの場合には、ステップS68において、停止開度を目標開度として演算を終了する。
ステップS63において、除霜入力がOFFの場合、すなわち、冷凍サイクルシステム30が除霜運転を行っていない場合には、CPU11bは、A/D変換器11aを介して温度センサ31の出力する吹出し温度信号を取り込み、取り込んだデータをRAM11dに格納する(ステップS64)。
CPU11bは、RAM11dに格納した吹出し温度データが、所定の範囲内に存在するか否かを判定することにより、格納した吹出し温度データが異常であるか否かを判断する(ステップS65)。この吹出し温度データが異常である場合には、ステップS68において、停止開度を目標開度として演算を終了する。
吹出し温度データが正常である場合には、CPU11bは、現在の吹出し温度Tと設定値(目標値)Ts'との偏差等に基づいて上述と同様のPID演算を行って今回の弁開度の操作量m(t)を算出し、演算結果から目標開度を設定して演算を終了する(ステップS67)。
以上で、流量制御弁32が到達すべき弁の目標開度がセットされ、目標開度をRAM11dに格納した後、マイクロプロセッサ11は、流量制御弁32の弁開度がRAM11dに格納された目標開度になるように、電動弁駆動回路14のドライバIC14aからパルスモータ4aに駆動信号を供給して流量制御弁32を制御する。
尚、上記ステップS65において、吹出し温度データが異常と判定された場合には、電動弁制御装置8から温度制御装置25に警報信号が送出され、温度制御装置25は、冷凍サイクルシステム30の運転を停止し、圧縮機2の運転を停止する。
尚、本実施の形態においても、起動入力がOFFの場合等、流量制御弁32の弁開度の制御を停止しているときの弁開度(停止開度S)が全開になるようにしたが、この停止開度Sは、全開に限定されることなく、全閉に設定したり、全開から全開までの範囲で種々の開度に設定することができる。また、起動入力OFF、サーモ入力OFF及び除霜入力ON、温度センサ31の測定温度異常時の各場合に異なる停止開度Sに設定することもできる。
また、上記両実施の形態においては、本発明にかかる制御対象をPID制御する場合を例にとって説明したが、制御方法は、P(比例)制御でも、PI(比例積分)制御でもよい。また、上記実施の形態において、アクチュエータとしてパルスモータを例示したが、アクチュエータの種類はパルスモータに限定されず、サーボモータ等であってもよい。また、温度センサ6、7、31にサーミスタを用いた場合について説明したが、これらの温度センサに、白金、銅、ニッケル等を用いた測温抵抗体、又は熱電対を使用することもできる。
さらに、上記実施の形態においては、入力回路15としてタクトスイッチを用いた構成を例示したが、これに限らず、入力回路15は、ディップスイッチを用いて構成してもよいし、スイッチを設けることなく、通信による設定手段によって構成してもよい。尚、入力回路15を通信による設定手段によって構成した場合には、送信側で設定値等を視認しながら入力することができるため、必ずしも、電動弁制御装置8に表示回路16を設ける必要はない。
本発明にかかる弁制御装置を用いた冷凍サイクルシステムの一例を示す構成図である。 図1の弁制御装置及びその周辺回路の詳細構成例を示す図である。 本発明にかかる弁制御装置の本体の表面の外観を示す概略図である。 本発明にかかる弁制御装置の入力装置を用いた設定値の変更動作を説明するためのフローチャートである。 本発明にかかる弁制御装置の起動入力回路等の構成を説明するための回路図である。 図2に示す弁制御装置の割込演算動作を説明するためのフローチャートである。 図2に示す弁制御装置によって制御される膨張弁の動作例を示すグラフである。 図2に示す弁制御装置の割込演算動作の他の例を説明するためのフローチャートである。 本発明にかかる弁制御装置を用いた冷凍サイクルシステムのホットガスサイクルの一例を示す構成図である。 図9に示す弁制御装置の割込演算動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 冷凍サイクルシステム
2 圧縮機
3 凝縮器
3a 凝縮器用ファン
4 膨張弁
4a パルスモータ
5 蒸発器
5a 蒸発器用ファン
6 入口温度センサ
7 出口温度センサ
8 電動弁制御装置
9 配管
11 マイクロプロセッサ
11a A/D変換器
11b CPU
11c ROM
11d RAM
11e タイマ
11f I/O
12 入口温度検出回路
13 出口温度検出回路
14 電動弁駆動回路
14a ドライバIC
15 入力回路
15a アップスイッチ
15b ダウンスイッチ
15c セットスイッチ
15d エンタースイッチ
16 表示回路
16a 温度表示素子
16b 弁開度表示素子
16c LED
17 表示ドライバ回路
18 記憶回路
19 電源回路
20 起動入力回路
20a フォトカプラ
20b 信号線
21 サーモ入力回路
22 除霜入力回路
23 警報出力回路
25 温度制御装置
26 室
26a 温度センサ
30 冷凍サイクルシステム
31 温度センサ
32 流量制御弁
33 ホットガスバイパス配管
34 ホットガスサイクル
35 膨張弁
40 リレー

Claims (5)

  1. 弁を駆動するアクチュエータに信号を出力して該弁の開度を制御するものであって、該弁の全閉から全開までの範囲において予め設定した所定の弁開度を記憶する記憶手段を備え、弁開度の制御停止を示す信号を受信すると、前記予め設定した所定の弁開度に対応する信号を前記アクチュエータに出力する弁制御装置において、
    前記予め設定した所定の弁開度を変更するための変更手段を備え、
    該変更手段は、前記記憶手段に記憶された所定の弁開度を表示手段に表示し、該弁開度を入力回路の操作により任意の値に増加減少させて新たな弁開度を新たな設定値として前記記憶手段に記憶させ、
    前記弁開度の制御停止を示す信号は、該弁が冷凍サイクルシステムに使用されている際に、該冷凍サイクルシステムが起動待機中であり、該冷凍サイクルシステムの運転を停止している状態であることを示す信号であることを特徴とする弁制御装置。
  2. 弁を駆動するアクチュエータに信号を出力して該弁の開度を制御するものであって、該弁の全閉から全開までの範囲において予め設定した所定の弁開度を記憶する記憶手段を備え、弁開度の制御停止を示す信号を受信すると、前記予め設定した所定の弁開度に対応する信号を前記アクチュエータに出力する弁制御装置において、
    前記予め設定した所定の弁開度を変更するための変更手段を備え、
    該変更手段は、前記記憶手段に記憶された所定の弁開度を表示手段に表示し、該弁開度を入力回路の操作により任意の値に増加減少させて新たな弁開度を新たな設定値として前記記憶手段に記憶させ、
    前記弁開度の制御停止を示す信号は、該弁が冷凍サイクルシステムに使用されている際に、該冷凍サイクルシステムの運転中に、一時的に該冷凍サイクルシステムによる温度制御が行われていないことを示す信号であることを特徴とする弁制御装置。
  3. 弁を駆動するアクチュエータに信号を出力して該弁の開度を制御するものであって、該弁の全閉から全開までの範囲において予め設定した所定の弁開度を記憶する記憶手段を備え、弁開度の制御停止を示す信号を受信すると、前記予め設定した所定の弁開度に対応する信号を前記アクチュエータに出力する弁制御装置において、
    前記予め設定した所定の弁開度を変更するための変更手段を備え、
    該変更手段は、前記記憶手段に記憶された所定の弁開度を表示手段に表示し、該弁開度を入力回路の操作により任意の値に増加減少させて新たな設定値として前記記憶手段に記憶させ、
    前記弁開度の制御停止を示す信号は、該弁が冷凍サイクルシステムに使用されている際に、該冷凍サイクルシステムの運転中に、一時的に該冷凍サイクルシステムの除霜運転が行われていることを示す信号であることを特徴とする弁制御装置。
  4. 少なくとも制御量を検出するセンサの出力に基づいて、該制御量と目標値との偏差を求め、該偏差に基づいて操作量を求め、該操作量に対応する信号を、弁を駆動するアクチュエータに出力して、該弁の開度を制御するものであって、該弁の全閉から全開までの範囲において予め設定した所定の弁開度を記憶する記憶手段を備え、弁開度の制御停止を示す信号を受信すると、予め設定した所定の弁開度に対応する信号を前記アクチュエータに出力する弁制御装置において、
    前記予め設定した所定の弁開度を変更するための変更手段を備え、
    該変更手段は、前記記憶手段に記憶された所定の弁開度を表示手段に表示し、該弁開度を入力回路の操作により任意の値に増加減少させて新たな設定値として前記記憶手段に記憶させ、
    前記弁開度の制御停止を示す信号は、前記センサの出力が異常であることを示す信号であることを特徴とする弁制御装置。
  5. 前記弁は、冷凍サイクルシステムにおける膨張弁、又は冷凍サイクルシステムのホットガスバイパス回路における流量制御弁であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の弁制御装置。
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