JP5173265B2 - 肌被覆用シート - Google Patents

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本発明は、日焼けした肌に被覆して日焼けの治癒を促進する肌被覆用シートに関する。
日焼けは火傷の一種であり、肌に炎症をもたらす。通常、日焼けで炎症した肌は、体液が滲出するようなことはないが、非常に乾燥して、この乾燥がヒリヒリ感や痛みをもたらし、症状を悪化させて治癒を遅らせることにもなる。
従来、日焼けによって肌に炎症を生じた場合、軟膏や液体ないしジェル状の薬剤類を肌に塗布することで対処する場合がほとんどであった。また、近年では肌に樹脂フィルムを貼り付けて乾燥を防止するという対処法も行われている。
しかしながら、上記の薬剤類を塗布する方法では、衣服等が肌に擦れることでせっかく塗布した薬剤類が拭き取られてしまうため、長時間にわたって皮膚の乾燥を防止できず、頻繁に塗り直しをせねばならないうえ、衣服や手に薬剤類が付着して汚れたり不快であったりする。また、樹脂フィルムを貼り付ける方法では、乾燥を防ぐ効果は高いものの、フィルム全体が肌に密着して痛みの原因になったり、肌がベタついて不快であったりする。
シート状基材に化粧料を含浸させて日焼けした肌の消炎に用いるシート状化粧料も提案されているが(例えば、特許文献1参照。)、乾燥を防ぐために消炎作用のある液状ないしゲル状の化粧料(薬剤類)を要するものである。
特開2005−289973号
上記したような状況に鑑み、本発明は、特に乾燥を防ぐための薬剤類を必要とせず、肌に被覆して日焼けした肌の乾燥を快適に防止し、ヒリヒリ感や痛みを軽減して日焼けの治癒を促進する肌被覆用シートを提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討の結果、肌から放出される水蒸気(不感蒸泄)を肌の近傍に保持するために、厚さ方向に配向する小孔を多数形成したシート材を肌に直接当てることで肌の乾燥を快適に防止できることを見出し、さらに研究を重ねて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
[1] 肌に直接当てられる層において厚さ方向に配向する孔を有し、この層は疎水性の素材からなり、外側に水分の散逸を防止するための層が形成されてなり、上記の肌に直接当てられる層における孔は孔径が100〜1400μmであり、深さが20〜2000μmであり、単位面積当たり50〜500個/cm の密度で存在する、日焼けした肌に被覆するための肌被覆用シート、
[2] 水分の散逸を防止するための層が透湿防水層である前項[1]に記載の肌被覆用シート、
[3] 肌に直接当てられる層が合成樹脂製の有孔フィルムからなり、水分の散逸を防止するための層が合成樹脂製の防水シートからなる前項[1]または[2]に記載の肌被覆用シート、
[4] 有孔フィルムと防水シートとの間に繊維シートが配置されてなる前項[3]に記載の肌被覆用シート、および
[5] 有孔フィルムがポリオレフィン樹脂製である前項[3]または[4]に記載の肌被覆用シート、
に関する。
本発明の肌被覆用シートは、肌からの不感蒸泄を肌面上で適度に保持する空間が形成されているので、特に薬剤類を用いることを必要とせずに肌の乾燥を防止でき、また、シートが肌に貼り付いたりすることなく、肌の痛みや不快感を緩和することができる。
本発明の肌被覆用シートは、日焼けした肌に被覆して使用され、日焼けした肌の乾燥を防いで症状を緩和し、ひいては治癒を促進することを目的とするシートである。本発明の肌被覆用シートは、材料の構造によって肌の乾燥を防止できるものであり、乾燥を防止させるための薬剤類を必要とせずに目的を達成できるが、本発明において薬剤類の使用は必ずしも排除されるものではない。
以下、本発明の肌被覆用シートの構成について、適宜図面を参照しつつ詳細に説明するが、それらの図面はあくまでも例示であって、本発明がそれらの図面により限定されるものではないことを予め断わっておく。
本発明の被覆シートにおいて、肌に直接当てられる層(以下、内層ということがある。)には、シートの厚さ方向に配向する孔を有している。例えば図1(断面図)に示すように、内層を構成するシート(以下、内層シートということがある)1が肌に直接当てられたとき、孔11は肌から蒸散する水蒸気12を保持するための空間となる。肌からは意識されずに常時水分が蒸発しており、この水分は不感蒸泄といわれ、発汗はこれに含まれない。すなわち、内層シート1に形成されている孔11は、不感蒸泄を保持するための空間を提供する。
この水蒸気がすぐに散逸してしまうと、乾燥を防止することができないので、内層の外側(肌と反対側を意味する)には前記の孔を通して水分が散逸するのを防止ないし抑制するための層(以下、外層ということがある)が形成されている。外層としては例えば防水層が挙げられ、したがって外層を構成するシート(以下、外層シートということがある)としては、例えば防水シートを用いることができる。ここで、防水とは、液状の水分を透過させないことを意味するが、外層が水蒸気も含めて水分を一切通さないものであると肌が蒸れてベタつきを生じるおそれがあるので、外層を防水層とする場合、ある程度は水蒸気が透過できる透湿防水層であることが好ましい。かかる透湿防水層を構成するためのシートとして具体的には、紙おむつの外側の防水材として用いられている公知の防水シートを挙げることができる。本明細書において、防水層とは透湿防水層を包含する意味であり、防水シートとは、透湿防水シートを包含する意味である。
内層シートの孔は内層シート自体の外側の面においても開口した貫通孔であることが好ましい。また、図では外側に行くにつれて孔の径が小さくなっているが、この逆であってもよく、径の大きさが厚さ方向において一定であってもかまわない。
本発明の肌被覆用シートとして好ましくは、例えば図2(断面図)に示すように、内層シート1と外層シート2とが積層されてなる積層シートであり、より好ましくは、例えば図3(断面図)に示すように、内層シート1と外層シート2との間に繊維シート3が配置されてなる積層シートである。これらの積層シートにおいては、前記各層のシートが積層され一体化していることが好ましい。ここで、積層され一体化しているとは、積層された層間で少なくとも部分的に接合されていて、強制的に剥離させるような外力を加えない限り、通常の使用状態では各層が分離しないで積層された状態を保つことを意味する。
一体化のための接合手段としては、特に限定されるものではないが、例えば、ホットメルト接着剤等の接着剤による接着のほか、ヒートシールやソニックシール等による融着、エンボス加工などが挙げられる。
以下では、各層を構成するシートについてより詳細に説明する。
(内層シート)
内層シートは、使用時において日焼けした肌に直接当てられるシートであり、不感蒸泄を肌の近くに保持して乾燥を防ぐためのシートである。内層シートの素材としては、疎水性の素材が好ましい。不感蒸泄が素材の内部に吸い込まれてしまうと、かえって肌を乾燥させることになってしまうからである。また、疎水性であることは、肌に強く貼り付いてしまうことを防止するうえで有利である
したがって、内層シートの素材としては、合成樹脂が好ましく用いられ、より好ましくはポリオレフィン樹脂が用いられ、特に好ましくはポリエチレン樹脂が用いられる。
内層シートは、厚さ方向に配向する孔、好ましくは貫通孔を多数有する。これらの孔は、それぞれが独立していることが好ましく、内層シート内部には、面内方向に連通する経路は存在しないことが好ましい。内層シートは、孔を多数有するため、日焼けした肌に貼り付いてしまうことを防止できる。
内層シートにおける孔(以下では単に「孔」ということがある)は、円筒状、樽状、鼓状等、種々の形状であってもよいが、内層シートの厚さ方向において、外層に近づくにつれ傾斜的に孔径が小さくなっている孔であることが好ましい(このように外層に近づくにつれ傾斜的に孔径が小さくなっている孔のことを、以下では「傾斜孔」ということがある。)。図1〜図3は、孔が傾斜孔である例を示している。
孔の孔径としては、100〜1400μmが好ましく、200〜800μmがより好ましい。傾斜孔のように、肌に接するように使用される側の面(以下、「肌側の面」ということがある。)での孔径と、反対側の面での孔径が異なる場合、いずれも前記の範囲にあることが好ましい。前記の孔径の範囲であれば、内層シートが日焼けした肌に直接触れても痛みが少ないものとするうえで有利であり、また、不感蒸泄を保持するための空間を確保するうえで有利である。
なお、孔径とは、開孔形状が円形であるときにはそのまま直径を意味し、円形でないときにはその開孔と面積が等しい円の直径を意味する。
貫通孔が傾斜孔である場合、肌側の面での開孔径は、上記したように外側の面での開孔径よりも大であるが、外側の面での開孔径の1.1〜1.8倍であることが好ましく、1.2〜1.5倍であることがより好ましい。
なお、例えば図1〜図3に示す内層シートのように、その表面が凹凸状である場合、肌側において内層シートと接する平面を想定し、この平面に接する箇所での孔径を肌側の面の開孔径とする。同様に、外側において内層シートと接する平面を想定し、この平面に接する箇所での孔径を外側の面での開孔径とする。
また、孔は、内層シートの単位面積当たり50〜500個/cmの密度で存在することが好ましく、250〜350個/cmの密度で存在することがより好ましい。さらに、肌側の面における孔の開孔率としては、内層シート全体の面積に対して20〜60%であることが好ましい。
孔の深さとしては、20〜2000μmが好ましく、200〜600μmがより好ましい。孔が貫通孔であれば、孔の深さは内層シートの厚さに相当する。したがって、内層シートの厚さとしても、20〜2000μmが好ましく、200〜600μmがより好ましい。
孔について、密度、開孔率および深さを上記の好ましい範囲とすることは、孔によって不感蒸泄の適度な保持空間を形成して肌の乾燥を防止するとともに、肌との接触面積を減らして肌への刺激を緩和するという点で有利である。
内層シートとしては、合成樹脂フィルムが好ましく、さらに詳しくは、合成樹脂フィルムに穿孔の施された有孔フィルムが好ましい。そして、前記したように内層シートを構成する合成樹脂としてはポリオレフィン樹脂が好ましく、中でもポリエチレン樹脂が好ましいので、内層シートとしては、ポリオレフィン樹脂性の有孔フィルムがより好ましく、ポリエチレン樹脂製の有孔フィルムが特に好ましい。
(外層シート)
外層シートは、特に内層シートの孔が貫通孔である場合において、孔の外側を封鎖して不感蒸泄の散逸を防止ないし抑制し、不感蒸泄を孔に閉じ込める役割を担う。
外層シートとしては、液体の透過を防止する合成樹脂フィルムが好ましく、例えば、オレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル系樹脂、ナイロン系樹脂等で形成された合成樹脂フィルムが挙げられる。また、ポリウレタン系樹脂等で形成された伸縮性を有する合成樹脂フィルムも好ましく用いられる。伸縮性を有する合成樹脂フィルムを用いることにより、本発明の肌被覆用シートの肌へのフィット性を高めることができる。
外層シートとしては、防水シートが好ましく、中でも、液体の透過を防止する一方、気体を透過させることのできるシート、すなわち透湿防水シートが好ましい。透湿防水シートを用いることにより、内層シートにおける不感蒸泄の保持量を適度に調節することができ、その保持量が過大になってベタつきが生じるのを防止することができるからである。透湿防水シートとしては、例えば、透湿度(JISZ0208準拠)が300〜6000g/m・24hrの範囲にある透湿防水シートを用いることができる。
上記のような透湿防水シートとして具体的には、紙おむつ用材料として市場で入手可能な防水シートを利用することができる。
なお、外層シートの厚さとしては、特に限定されるものではなく、強度や柔軟性等を考慮して適宜設定すればよい。
(繊維シート)
繊維シートは、所望により内層シートと外層シートとの間に配置して積層され、本発明の肌被覆用シート全体に腰を持たせたり強度を補強したりして、取扱いやすいものとすることができる。
繊維シートとしては、特に限定されず、不織布、織物、編物、紙(ティッシュ等)等を用いることができ、好ましくは不織布またはティッシュが用いられる。不織布としては、長繊維不織布、短繊維不織布のいずれも好ましく用いられる。
繊維シートは、疎水性の繊維シートであってもよい。繊維シートが水分を吸収しやすいものであると、内層シートの孔内の不感蒸泄をすぐに奪い取ってしまい、肌の乾燥を防止することができなくなるおそれがあるため、疎水性の繊維シートとすることにより、不感蒸泄を吸収するのでなく、繊維間に保持することができるのである。疎水性の繊維シートとしては、元来疎水性の素材である合成樹脂繊維からなる繊維シートでもよく、撥水加工等の後加工によって疎水性が付与された繊維シートであってもよい。
繊維シートの具体例としては、例えばポリオレフィン系繊維(例えばポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維等)、ポリエステル系繊維(例えばポリエチレンテレフタレート繊維)、ポリアミド系繊維(例えばナイロン6繊維、ナイロン66繊維等)及びポリウレタン系繊維等の合成繊維からなる不織布や、上記合成繊維を複数組み合わせてなる不織布、あるいは上記合成繊維とコットン、レーヨン、パルプ等の吸水性繊維とを組み合わせてなる不織布等が挙げられる。また、コットンやレーヨン、パルプ等の吸水性繊維からなる不織布等を撥水処理加工したものも挙げられる。
なお、繊維シートの厚さやかさ密度ないし目付等は、特に限定されるものではなく、強度や柔軟性等を考慮して適宜設定すればよい。
(製造方法)
本発明の肌被覆用シートの好ましい態様である、前記した各層が積層されてなる積層シートを製造する方法としては、前記した内層シートおよび外層シート、あるいは内層シート、繊維シートおよび外層シートが積層一体化した構造を形成でき、本発明の目的を阻害しない限りは特に限定されるものではなく、公知の方法を適宜採用すればよい。
なお、本発明の目的を阻害しないかぎり、前記した各層を構成するシート以外のシートを所望により加えても構わない。
3層以上からなる積層シートの場合は、全ての層を同時に積層一体化してもよく、特定の層同士を積層して接合した後に他の層を積層して一体化してもよい。
本発明の肌被覆用シートである積層シートを製造するにあたり、各シートを一体化するための方法としては、繊維シートおよび/または外層シートにホットメルト接着剤を非全面状に塗布した後、内層シートを含む各シートを積層して層間を接合する方法が好ましい。この好ましい方法において、ホットメルト接着剤を非全面状に塗布するのは、全面状に塗布すると、各層の界面で水分の移動が完全に遮断されるおそれがあるため、不感蒸泄の量が過大な場合にはベタつきを感じるからである。ホットメルト接着剤を非全面状に塗布することで、各層の界面で不感蒸泄の移動が可能になるため、特に繊維シートを有する3層以上からなる積層シートにおいては全体として内層の孔および繊維シートの繊維間に保持できる不感蒸泄の量を多くすることができる。
なお、ホットメルト接着剤としては、特に限定されず、例えば合成ゴム系、ポリアミド系、オレフィン系、ポリエステル系などのホットメルト接着剤を用いることができる。
前記の非全面状に塗布するとは、塗布された部分と塗布されない部分が存在するように塗布することを意味し、その塗布パターンとしては、特に限定されず種々の非全面状の塗布パターンを採用しうるが、例えばドット状、ストライプ状、繰り返しのオメガ字形状(例えば特開2000−70832号公報(特に同公報の図3など)参照)、格子状等、塗布された部分と塗布されない部分が交互に現れるようなパターンが好ましい。特に好ましい塗布パターンは、例えば図3に示されるようなスパイラル状の塗布パターンであり、この塗布パターンは、塗布対象のシートを走行させつつ、その上方でノズルからホットメルト接着剤をスパイラル状に吐出させることにより容易に実現できるので、生産性に優れるとともに良好な接合状態をもたらすことができる。
(使用方法)
本発明の肌被覆用シートは、例えば長尺のロールや矩形のシート状として供給し、使用時に所望の大きさに裁断して使用されるようにすればよい。例えば日焼けした場所に本発明の肌被覆用シートを置いたり、胴部、腕、脚等に巻きつけたりして、所望により絆創膏や伸縮ネット等で止めればよい。あるいは、肌被覆用シート自体が粘着部を有していてもよい。例えば、内側シート1の外周に粘着材が設けられていてもよいし、内側シート1の孔を塞がない程度に内側シート1の肌側全体に粘着材が設けられていてもよい。また、外側シート2が他のシートの外形よりも大きくされ、外側シート2の他のシートよりはみ出した部分における肌側の面に粘着材が設けられていてもよい。さらに、内側シート自体が粘着性を有していてもよい。これらの粘着材としては、肌に接触してもカブれ難く、低刺激性のアクリル系やシリコン系等の粘着材を用いることができる。このように肌被覆用シートに粘着材を設ける場合には、肌被覆用シートを使用開始するまで粘着材を保護するための離型紙やフィルムをさらに設けてもよい。
また、本発明の肌被覆用シートは、予め使いやすい大きさにカットされて供給されてもよい。さらには、被覆する部位に合わせた形状、例えば後頸部や胸部の形状に合わせて裁断し、さらには部分的に接合されていてもよく、ベスト等の簡易的な衣服のように成形されていてもよい。
本発明の肌被覆用シートが積層シートである場合の具体的なシート構成例を下記表1に示す。この積層シートは、内層シート、繊維シート(ティッシュ)、外層シート(透湿防水シート)の順に積層され、各層間は非全面状に塗布されたホットメルト接着剤により接合されている。
本発明の肌被覆用シートにおける内層を例示する模式図(断面図)である。 本発明の肌被覆用シートの好ましい一例を示す模式平面図である。 本発明の肌被覆用シートの好ましい他の例を示す模式平面図である。 本発明の肌被覆用シートの製造法の一工程を例示する模式図(斜視図)である。
符号の説明
1 内層シート
2 外層シート
3 繊維シート
4 肌被覆用シート
11 孔
12 水蒸気(不感蒸泄)
21 被塗布シート
22 ホットメルト接着剤
23 接着剤吐出ノズル

Claims (5)

  1. 肌に直接当てられる層において厚さ方向に配向する孔を有し、この層は疎水性の素材からなり、外側に水分の散逸を防止するための層が形成されてなり、上記の肌に直接当てられる層における孔は孔径が100〜1400μmであり、深さが20〜2000μmであり、単位面積当たり50〜500個/cm の密度で存在する、日焼けした肌に被覆するための肌被覆用シート。
  2. 水分の散逸を防止するための層が透湿防水層である請求項1に記載の肌被覆用シート。
  3. 肌に直接当てられる層が合成樹脂製の有孔フィルムからなり、水分の散逸を防止するための層が合成樹脂製の防水シートからなる請求項1または2に記載の肌被覆用シート。
  4. 有孔フィルムと防水シートとの間に繊維シートが配置されてなる請求項3に記載の肌被覆用シート。
  5. 有孔フィルムがポリオレフィン樹脂製である請求項3または4に記載の肌被覆用シート。
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