JP5171753B2 - 配管減肉測定装置及びこれを用いた配管減肉測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、湾曲する部分を有する長距離の配管や、地下に埋設されている長距離の配管の厚み測定に適した配管減肉測定装置及びこれを用いた配管減肉測定方法に関する。
従来、鉄製の配管は、その内部を流れる搬送物による配管内部の摩耗や腐食、また外部環境による配管外部の腐食により、その肉厚が次第に薄くなるが、これを放置しておくと、重大な事故に繋がる恐れがあるので、肉厚の測定を定期的に行っている。
この検査においては、例えば、特許文献1、2に開示された装置が使用されている。具体的には、永久磁石によって台車を配管の外周面に吸着配置し、この台車を配管の周方向に沿って走行させ、台車に搭載された複数の超音波探触子を、配管の円周方向に沿って移動させて、配管の損傷等を測定する装置である。
特開2006−234761号公報 特開2007−132713号公報
しかしながら、台車は、磁力により、配管の外周面を、その周方向に吸着しながら走行する構成であるため、例えば、エルボ管のような曲がり管の外周面を走行させようとすれば、台車の車輪の一部が配管の外面から離れて台車の安定性が悪くなり、落下する恐れがあった。このように、台車は、真っ直ぐ又は略真っ直ぐな配管の肉厚測定しかできなかった。
また、台車は、配管の外周面を、その周方向に走行するため、配管をその軸方向に沿って連続的に測定することができず、作業性が悪かった。
そして、配管には、地下に埋設されているものもあるが、この場合は、配管の厚みを測定することができなかった。
更に、台車は、磁性を有する金属で構成された配管の外周面に吸着しながら自走するものであるため、他の材質、例えば、磁性を有しない金属、セラミックス、プラスチック、又はゴムで構成された配管を走行できないという問題もあった。
このような問題に対し、台車を配管内に装入して厚み測定を行うことも考えられる。
しかし、配管には長距離(例えば、30m以上)のものがあり、台車に接続される電源コード等の配管内面に対する摩擦抵抗が増加するため、台車の走行が妨げられる恐れがある。また、配管が多くの曲がり管を有していれば、台車や電源コード等が途中で引っ掛かり、台車の走行が妨げられる恐れがある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、長距離の配管であっても、配管内からその厚みを精度よく効率的に測定可能な配管減肉測定装置及びこれを用いた配管減肉測定方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る配管減肉測定装置は、中央に配置された円筒ケーシングを、肉厚を測定しようとする内径が50mm以上300mm以下の配管の中央に保持する調芯機構を備えて、前記配管内を移動する測定台車と、
前記円筒ケーシング内に設けられたモータと、
前記測定台車の前側中心位置にあって、前記モータによって回転駆動されるホルダに直交して配置された厚み測定センサと、
前記測定台車にコイルスプリングを介して取付けられ、後方に水を噴射して前記測定台車に推進力を与える水噴射手段と、
先部が前記水噴射手段の後側に取付けられ基側から前記水噴射手段に水を圧送する送水ホースと、
前記厚み測定センサにスリップリングを介して接続され、前記送水ホースに沿って取付けられた信号用コードと、
前記送水ホースの外側に配置されたガイド部材とを有し、
しかも、前記ガイド部材は、前記送水ホースの長さ方向に間隔を有して取付けられ、それぞれ該送水ホースの周囲に配置された少なくとも3個の搬送ローラを備え、該送水ホースが前記配管の内面に接触するのを防止し、
更に、前記水噴射手段は、前記モータの動力線コード及び前記信号用コードが内部を通過する前記コイルスプリングを介して前記測定台車の後部に取付けられ、周囲には3〜8個のローラが設けられている接続部と、該接続部に取付けられて後方に水を噴射する噴射ノズルとを備えている
第1の発明に係る配管減肉測定装置において、前記調芯機構は、前記円筒ケーシングに固定配置された固定リングと、前記円筒ケーシングの前後方向に移動可能な摺動リングと、前記固定リング及び前記摺動リングにそれぞれ基端が回動自在に連結され、前記円筒ケーシングの周囲に少なくとも3組設けられたクロスアームと、前記各クロスアームの先側に設けられたリンクプレートと、該リンクプレートの前後に設けられたガイドローラと、前記摺動リングを前記固定リングの方向に付勢するスプリングとを有するのがよい。
第1の発明に係る配管減肉測定装置において、前記厚み測定センサの向き角度を検知するロータリエンコーダを備え、該ロータリエンコーダの出力コードは、前記コイルスプリングの内部を通過することもできる。
第1の発明に係る配管減肉測定装置において、前記ガイド部材は、前記送水ホースの周囲に等間隔で配置された4個の前記搬送ローラを備えていることが好ましい。
前記目的に沿う第2の発明に係る配管減肉測定方法は、第1の発明に係る配管減肉測定装置を用いた配管減肉測定方法であって、前記測定台車と該測定台車に前記コイルスプリングを介して連結された前記水噴射手段を前記配管内に装入し、前記送水ホースを介して前記水噴射手段に水を圧送して、前記測定台車を目標とする測定位置まで移動させ、前記水噴射手段への水の圧送を停止した後、前記送水ホースを前記配管内から引出しながら、前記測定台車の前記厚み測定センサで前記配管の厚みを測定する。
本発明に係る配管減肉測定装置及びこれを用いた配管減肉測定方法は、配管内を移動する測定台車が調芯機構を備えているので、測定台車の円筒ケーシングを、肉厚を測定しようとする配管の中央に容易に保持できる。このため、円筒ケーシング内のモータでホルダを回転駆動させることにより、ホルダに直交配置された厚み測定センサと配管の内面との距離を、配管の周方向に渡って略一定にできる。
また、水噴射手段に水を圧送する送水ホースの外側には、搬送ローラを有するガイド部材が取付けられているので、送水ホースとこれに沿って取付けられた厚み測定センサの信号用コードを、配管の内面に沿ってスムーズに移動させることができる。これにより、水噴射手段からの水の噴射に伴って発生する推進力で、厚み測定センサが取付けられた測定台車を、目標とする測定位置まで移動させることができる。
従って、長距離の配管、例えば、地下に埋設された配管や、曲がり部を備える配管であっても、配管内からその厚みを精度よく効率的に測定できる。
また、調芯機構を、固定リング、摺動リング、クロスアーム、リンクプレート、ガイドローラ、及びスプリングで構成する場合、簡単な構成で、円筒ケーシングを配管の中央に保持できる。
そして、測定台車と水噴射手段がコイルスプリングによって連結されているので、測定台車に対する水噴射手段の位置を容易に変更でき、測定台車と水噴射手段との相対位置を、配管の形状によって容易に変えることができ、測定台車の移動を更にスムーズにできる。
このとき、モータの動力線コードと信号用コードが、コイルスプリングの内部を通過するので、動力線コードと信号用コードがばらばらになることを防止でき、これらが測定台車に引っ掛かってその走行を妨げる恐れがなくなる。
また、厚み測定センサの向き角度を検知するロータリエンコーダを備え、このロータリエンコーダの出力コードが、コイルスプリングの内部を通過する場合、出力コードが測定台車に引っ掛かってその走行を妨げる恐れがなくなる。
更に、ガイド部材が、送水ホースの周囲に等間隔で配置された4個の搬送ローラを備えている場合、配管の大きさに影響されることなく、搬送ローラを配管の内面に接触させることができる。
本発明の一実施の形態に係る配管減肉測定装置の使用状態の説明図である。 同配管減肉測定装置の測定台車と水噴射手段の側面図である。 同配管減肉測定装置の円筒ケーシングの部分側断面図である。 同配管減肉測定装置の搬送ローラが設けられた送水ホースの部分正断面図である。 同送水ホースに設けられた搬送ローラの側面図である。 送水ホースに設けられた搬送ローラの設置状態と推進力との関係を示す説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ配管内に装入した配管減肉測定装置の走行経路を示す説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施の形態に係る配管減肉測定装置(以下、単に測定装置ともいう)10は、配管11の肉厚を測定する超音波探触子(厚み測定センサの一例)12が取付けられた測定台車13を有する装置であり、測定台車13を配管11内に装入してその目標とする測定位置まで移動させた後、この測定台車13を配管11内から引出しながら、配管11の厚み測定を行う装置である。以下、測定台車13の配管11内への装入方向(引出し方向とは反対の方向)を、測定台車13の進行方向(前方)として、詳しく説明する。
測定装置10の測定対象となる配管11は、直線部14と曲がり部15を組合わせて構成されている。なお、測定対象となる配管は、この構成に限定されるものではなく、例えば、直線部のみで構成されたものでもよく、また曲がり部のみで波形又は略波形に構成されたものでもよい。
この配管11は、例えば、50mm以上300mm以下程度の内径を有し、30m以上(主として、50m以上、更には70m以上)の長さを有している。なお、測定装置10は、長距離の配管の測定に適しているため、長さの上限値については規定していないが、例えば、200m以下(主として、150m以下、更には120m以下)程度である。
図2、図3に示すように、測定台車13は、その中央に配置された円筒ケーシング16を有し、この円筒ケーシング16を、配管11の中央に保持する調芯機構17を備えている。
円筒ケーシング16は円筒状であり、その内部にギヤ付きモータ18が収納されている。図3に示すように、円筒ケーシング16の前側には前蓋部19が、後側には後蓋部20が、それぞれ嵌込まれている。なお、ギヤ付きモータ18と前蓋部19との間、及びギヤ付きモータ18と後蓋部20との間には、それぞれモータ押え21、22が配置され、円筒ケーシング16内でのギヤ付きモータ18の位置決めがなされている。
ギヤ付きモータ18の出力軸23には、カップリング24及び回転軸24aを介してホルダ25が設けられている。
ホルダ25は、回転軸24aの先部にねじ固定されて、円筒ケーシング16の前方へ突出して設けられ、しかも測定台車13の前側中心位置にある。このホルダ25には、超音波探触子12が直交した状態で取付け固定されている。なお、図3中の番号26は、探触子カバーである。
これにより、ギヤ付きモータ18によってホルダ25を回転駆動することで、超音波探触子12を回転させることができる。
また、カップリング24の前方には、周知のスリップリング27が設けられ、円筒ケーシング16内の信号用コード(図示しない)が、スリップリング27を介し、回転軸24aの内部を通って超音波探触子12に接続されている。この信号用コードは2本あって、円筒ケーシング16とギヤ付きモータ18との間の隙間を通過している。また、スリップリング27は、リング押え28により円筒ケーシング16内に取付けられている。
なお、図3中の番号29、30は、円筒ケーシング16内への水の侵入を防止するOリングである。
図1、図2に示すように、調芯機構17は、円筒ケーシング16の前側部周囲に環状に固定配置された固定リング31と、固定リング31とは間隔をあけ、円筒ケーシング16の周面に環状に設けられ、その前後方向に移動可能な摺動リング32とを有している。
また、調芯機構17は、固定リング31と摺動リング32に、それぞれ基端が回動自在に連結され、円筒ケーシング16の周囲に3組設けられたクロスアーム33を有している。
各クロスアーム33は、側面視してX字状に交差配置される主ロッド34と2つのガイドロッド35、36とを有するパンタグラフ式のものである。
2つのガイドロッド35、36は、主ロッド34を幅方向両側から挟み込むように対向配置され、その交差部分が回動自在にねじ止め固定されている。この主ロッド34の基部が、固定リング31に回動自在に取付けられ、2つのガイドロッド35、36の基部が、摺動リング32に回動自在に取付けられている。
なお、各クロスアーム33は、円筒ケーシング16の周囲に等間隔で設けているが、異なる間隔で設けてもよい。また、クロスアーム33の組数は、円筒ケーシング16を配管11の軸心位置に保持するため3組設けているが、4組以上(上限は、8組程度)でもよい。
調芯機構17は、各クロスアーム33の先側に設けられたリンクプレート37と、このリンクプレート37の前後(測定台車13の前後方向両側)に設けられたガイドローラ38、39とを有している。
リンクプレート37は、各ガイドローラ38、39を回転可能に挟み込んだ2つのプレート部40、41で構成されている。なお、主ロッド34の先部は、対向配置されたプレート部40、41の間に配置され、しかも各プレート部40、41に形成された長孔42内を移動可能に取付けられている。また、各ガイドロッド35、36の先部は、プレート部40、41を、外側から挟み込むように、回動自在に取付けられている。
調芯機構17は、更に、摺動リング32を固定リング31の方向に付勢する引張りばね(スプリングの一例)43を有している。
引張りばね43の両側には、フック部44、45が設けられ、一方側のフック部44が、固定リング31にねじ止めされた係合部46に、また他方側のフック部45が、摺動リング32にねじ止めされた係合部47に、それぞれ引っ掛けられている。
なお、引張りばね43は、円筒ケーシング16の周方向に隣り合うクロスアーム33の間に、1つずつ配置されている(ここでは、合計3つ)。しかし、その一部に配置してもよく(合計が1つ又は2つ)、また、隣り合うクロスアームの間に2つ以上配置してもよい。
このように、各クロスアーム33は、固定リング31と摺動リング32に取付けられているため、配管11の半径方向に同期して伸縮できる。具体的には、リンクプレート37が、図2に示す実線の位置から二点鎖線の位置へ移動した場合、主ロッド34の先部がプレート部40、41の長孔42に沿って、測定台車13の後側へ移動する。このとき、固定リング31と摺動リング32との間隔S1が広がるように、摺動リング32が測定台車13の後側へ移動するため、他のリンクプレート37も同期して、その位置が変わる。
この状態では、各引張りばね43に縮もうとする方向の力(圧縮力)が加わる。なお、この力は、各引張りばね43を固定リング31と摺動リング32に取付ける係合部46、47のねじ止め位置を変更することで調整できる。
従って、測定台車13を配管11内に装入した場合、各リンクプレート37は配管11の半径方向外側へ同期して広がろうとするため、ギヤ付きモータ18の出力軸23を配管11の軸心位置に配置できると共に、測定台車13の配管11の内面48からの滑りを低減、更には防止できる。
このように、ガイドローラ38、39は、配管11の内面48から滑りにくい材質で構成する必要があるため、例えば、MCナイロン(登録商標)と呼ばれる6ナイロン(PA6)で構成することが好ましい。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、ゴム製やプラスチック製のものも使用できる。
以上に示した測定台車13は、耐食性を備える金属(例えば、ステンレスやアルミニウム合金)やプラスチック(例えば、繊維強化プラスチック等)で構成され、軽量(例えば、3kg以下程度、更には1kg以下程度)であり、その全長(円筒ケーシング16の長さ)が30cm以下、更には15cm以下程度である。
なお、測定台車13には、測定台車13の走行距離を測定する距離センサ(例えば、ロータリエンコーダ等)や、超音波探触子12の向き角度を検知する角度センサ(例えば、ロータリエンコーダ等)も取付けられている。
図1〜図3に示すように、測定台車13の後方には、コイルスプリング(可撓性部材の一例)49を介して、水噴射手段50が設けられている。なお、測定台車13とコイルスプリング49との接続は、スプリングジョイント51によりなされている。
コイルスプリング49の内部は、超音波探触子12の信号用コード、ギヤ付きモータ18の動力線コード、距離センサ及び角度センサの出力コード等を束ねたケーブル(図示しない)が通過している。なお、コイルスプリングの代わりに、例えば、フレキシブルホース等を使用することもできる。
このコイルスプリング49の長さは、例えば、5〜30cmの範囲内である。
水噴射手段50は、この水噴射手段50をコイルスプリング49に取付けるための接続部52と、この接続部52に取付けられた噴射ノズル53を有している。このように、水噴射手段50は、測定台車13とは別に設けられている。
接続部52の外側周囲には、配管11の内面48に接触可能な複数(例えば、3〜8個程度、ここでは4個)のローラ54が、接続部52の周方向に等間隔で取付けられている。なお、ローラ54の材質は、前記したガイドローラ38、39と同一であるが、異なってもよい。
噴射ノズル53には、ポンプ(図示しない)で圧送された水が流入する流入口55が形成されている。この流入口55の周囲には、流入口55に連通して、測定台車13の進行方向とは逆方向に開口した複数の噴射口56が形成されている。
各噴射口56は、その軸心が、流入口55を中心として外側へ広がるように、配管11の内面48に対する傾斜角度θを0度を超え20度以下の範囲内に調整して形成されているが、傾斜させることなく(傾斜角度θ:0度)形成することが好ましい。
これにより、測定台車13の後方に水を噴射して、測定台車13に推進力を与えることができる。
図1、図4、図5に示すように、噴射ノズル53の水の流入口55には、噴射ノズル53に水を圧送する送水ホース57の先部が取付けられている。
この送水ホース57の外側周囲には、複数のガイド部材58が、送水ホース57の長さ方向(長手方向)に間隔を有して設けられている。この各ガイド部材58は、送水ホース57の周方向に等間隔で配置された4個の搬送ローラ59を有している。
なお、送水ホースの周囲に設けられる搬送ローラは、送水ホースが配管の内面に接触しないならば、少なくとも3個(上限は、例えば、8個程度)設ければよく、また送水ホースの周囲に異なる間隔で配置してもよい。
各ガイド部材58を構成する4個の搬送ローラ59は、取付け金具60により、送水ホース57に取付けられている。
この取付け金具60は、屈曲部61の両側に平坦部62が連接してL字状に曲がった4つの固定金具63を有している。そして、各固定金具63の屈曲部61が送水ホース57の外側周面に接触するように、しかも隣り合う平坦部62が隙間を有して対向するように、送水ホース57を正面視して十字状に配置されている。この対向した平坦部62の間には、搬送ローラ59が、止めねじ64によって回転可能に取付けられている。
これにより、各固定金具63の対向する屈曲部61で形成される空間部65内に、送水ホース57を差し込むことで、送水ホース57への搬送ローラ59の取付けを容易にできる。
このとき、各ガイド部材58は、送水ホース57の長さ方向に間隔を有して設けられる。
送水ホース57の長さ方向に隣り合う各ガイド部材58の設置間隔S2は、送水ホース57が配管11の内面48に接触しないような間隔に設定すればよいが、設置間隔S2を30mm以上70mm以下の範囲内で調整することが好ましい。これを、図6を参照しながら説明する。なお、図6の横軸は、送水ホースの搬送距離を示し、縦軸は、得られた推進力を示している。
図6から明らかなように、搬送ローラを設置することで(図6中の■印、▲印、×印、*印)、設置しない場合(図6中の◆印)よりも、送水ホースの搬送距離の増加に伴う推進力の低下を小さくできる傾向が得られた。なお、搬送ローラの設置間隔S2を100mm以上とした場合には、推進力が、いずれも大きく低下する傾向がみられた。
ここで、各ガイド部材58の設置間隔S2は、全て同じピッチにしているが、異なるピッチでもよい。
また、取付け金具を構成する固定金具の数は、搬送ローラの取付け個数に応じて変更できる。
そして、取付け金具の構成は、搬送ローラを送水ホースへ取付けることが可能な構成であれば、これに限定されるものではない。
更に、搬送ローラ59の材質は、前記したガイドローラ38、39と同一であるが、異なってもよい。
以上に示した送水ホース57の基部は、噴射ノズル53に水を圧送するポンプに接続されている。
この送水ホース57の周囲には、超音波探触子12の信号用コード等を束ねた前記したケーブルが、送水ホース57に沿って配置され、紐バンド(図示しない)により送水ホース57に取付け固定されている。なお、ケーブルを構成する各線は、配管11の位置ごとの損傷状況を出力する演算部を有する制御装置(例えば、コンピュータ)や電源等(図示しない)に、それぞれ接続されている。
続いて、本発明の一実施の形態に係る配管減肉測定装置を用いた配管減肉測定方法について説明する。
まず、測定対象となる配管11の近傍で、配管減肉測定装置10の組立てを行う。
配管減肉測定装置10は、図2に示すように、測定台車13と水噴射手段50を、コイルプリング49で接続する。そして、水噴射手段50の噴射ノズル53の流入口55に、送水ホース57の先部を接続する。なお、送水ホース57の外側周囲には、複数のガイド部材58を、送水ホース57の長さ方向に間隔を有して取付け、更にこの送水ホース57の周囲に、超音波探触子12の信号用コード等を束ねたケーブルを取付ける。
このように、組立てた配管減肉測定装置10の送水ホース57の基部をポンプに接続し、前記したケーブルを構成する各線を、制御装置や電源等にそれぞれ接続する。
これにより、配管減肉測定装置10による測定準備が整う。
次に、測定台車13と水噴射手段50を配管11内に装入する。このとき、測定台車13に設けられた各ガイドローラ38、39が、配管11の内面48を押圧するように、予め引張りばね43の圧縮力を係合部46、47により調整しておく。
これにより、ギヤ付きモータ18の出力軸23の回転中心を、配管11の軸心位置に合わせることができる。
そして、ポンプを作動し、基側から送水ホース57を介して水噴射手段50に水を圧送する。このとき、ポンプの圧力を、例えば、10〜30MPa(好ましくは、下限が15MPa、上限が20MPa)程度に調整する。また、水噴射手段50の噴射ノズル53からの水の吐出量は、例えば、50〜100L/分(リットル/分、以下同様)程度である。
これにより、噴射ノズル53の各噴射口56から、測定台車13の後方に水を噴出させ、測定台車13に推進力を与え、測定台車13を目標とする測定位置まで移動させることができる。なお、測定位置までの距離は、測定台車13に設けられた距離センサからの信号により検出できるが、配管11内に装入された送水ホース57の長さから検出することもできる。
このとき、測定台車13は、配管11の内面48に沿って移動し、これに接続された送水ホース57は、搬送ローラ59により、配管11の内面48に接触することなく、スムーズに搬送される。
そして、測定台車13が、目標とする測定位置まで移動したことを検出すれば、ポンプを停止し、噴射ノズル53への水の圧送を停止する。なお、水は、必要に応じて適量流してもよい。
このように、測定台車13を目標とする測定位置まで移動させた後、ギヤ付きモータ18を作動させる。これにより、超音波探触子12の検出部と配管11の内面48との距離S3を略一定に維持しながら、超音波探触子12を回転させることができる。このとき、超音波探触子12の回転角度も、角度センサにより検出できる。
そして、配管11内に入り込んだ送水ホース57を、配管11内から引出しながら、測定台車13の超音波探触子12で配管11の厚みを測定する。なお、配管11内からの送水ホース57の引出しは、巻取り機等を用いて自動的に等速で行うことが好ましいが、作業者が行ってもよい。
これにより、長距離の配管であっても、配管内からその厚みを作業性よく効率的に測定できる。
次に、本発明の作用効果を確認するために行った実施例について説明する。
ここでは、図7(A)、(B)に示す配管内に配管減肉測定装置を装入し、測定台車の移動距離を測定した結果について説明する。なお、図7(A)、(B)に示す配管は、直線部と曲がり部とを組合わせて構成した同一構成のものであり、その全長が85m程度のものである。なお、図7(A)、(B)は、配管減肉測定装置の装入方向が異なるのみである。
この配管を構成する曲がり部は、90度に曲がった部分が13箇所、180度に曲がった部分が3箇所である。
また、測定台車を移動させるに際しては、噴射ノズルへ圧送する水のポンプ圧力を16MPaとし、噴射ノズルからの最大吐出水量を74.4L/分とした。この噴射ノズルには、噴射口の個数が5個、噴射口の内径が1.6mm、噴射口の軸心方向の長さが2mm、噴射口の軸心の傾斜角度θが10度のものを使用した。
そして、送水ホースの外側周囲には、その周方向に4個の搬送ローラが取付けられたガイド部材を、送水ホースの長さ方向に75mmの設置間隔で複数取付けた。
図7(A)に示すように、配管減肉測定装置を、配管の直線部が長い側(長さ10m程度)から装入した場合、90度に曲がった曲がり部を12箇所通過し、最終的に装入位置から72mの位置まで移動できた。
また、図7(B)に示すように、配管減肉測定装置を、配管の曲がり部が180度になっている側から装入した場合、90度に曲がった曲がり部を11箇所、180度に曲がった曲がり部を3箇所通過し、最終的に装入位置から69mの位置まで移動できた。
なお、この移動距離は、ポンプ圧力や、送水ホースへのガイド部材の設置間隔等を調整することで、更に伸ばすことができる。
以上のことから、本発明の配管減肉測定装置を使用することで、長距離の配管、例えば、湾曲する部分を有する長距離の配管や、地下に埋設されている長距離の配管であっても、配管内からその厚みを、作業性よく効率的に測定できることを確認できた。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明の配管減肉測定装置及びこれを用いた配管減肉測定方法を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
そして、前記実施の形態においては、調芯機構がパンタグラフ式のクロスアームを備えている場合について説明したが、厚み測定センサを回転させるモータの出力軸を、配管の軸心位置に配置できる構成であれば、この構成に限定されるものではない。
更に、噴射ノズルは、測定台車に推進力を付与できる構成であれば、前記実施の形態の構成に限定されるものではない。
10:配管減肉測定装置、11:配管、12:超音波探触子(厚み測定センサ)、13:測定台車、14:直線部、15:曲がり部、16:円筒ケーシング、17:調芯機構、18:ギヤ付きモータ、19:前蓋部、20:後蓋部、21、22:モータ押え、23:出力軸、24:カップリング、24a:回転軸、25:ホルダ、26:探触子カバー、27:スリップリング、28:リング押え、29、30:Oリング、31:固定リング、32:摺動リング、33:クロスアーム、34:主ロッド、35、36:ガイドロッド、37:リンクプレート、38、39:ガイドローラ、40、41:プレート部、42:長孔、43:引張りばね(スプリング)、44、45:フック部、46、47:係合部、48:内面、49:コイルスプリング(可撓性部材)、50:水噴射手段、51:スプリングジョイント、52:接続部、53:噴射ノズル、54:ローラ、55:流入口、56:噴射口、57:送水ホース、58:ガイド部材、59:搬送ローラ、60:取付け金具、61:屈曲部、62:平坦部、63:固定金具、64:止めねじ、65:空間部

Claims (5)

  1. 中央に配置された円筒ケーシングを、肉厚を測定しようとする内径が50mm以上300mm以下の配管の中央に保持する調芯機構を備えて、前記配管内を移動する測定台車と、
    前記円筒ケーシング内に設けられたモータと、
    前記測定台車の前側中心位置にあって、前記モータによって回転駆動されるホルダに直交して配置された厚み測定センサと、
    前記測定台車にコイルスプリングを介して取付けられ、後方に水を噴射して前記測定台車に推進力を与える水噴射手段と、
    先部が前記水噴射手段の後側に取付けられ基側から前記水噴射手段に水を圧送する送水ホースと、
    前記厚み測定センサにスリップリングを介して接続され、前記送水ホースに沿って取付けられた信号用コードと、
    前記送水ホースの外側に配置されたガイド部材とを有し、
    しかも、前記ガイド部材は、前記送水ホースの長さ方向に間隔を有して取付けられ、それぞれ該送水ホースの周囲に配置された少なくとも3個の搬送ローラを備え、該送水ホースが前記配管の内面に接触するのを防止し、
    更に、前記水噴射手段は、前記モータの動力線コード及び前記信号用コードが内部を通過する前記コイルスプリングを介して前記測定台車の後部に取付けられ、周囲には3〜8個のローラが設けられている接続部と、該接続部に取付けられて後方に水を噴射する噴射ノズルとを備えていることを特徴とする配管減肉測定装置。
  2. 請求項1記載の配管減肉測定装置において、前記調芯機構は、前記円筒ケーシングに固定配置された固定リングと、前記円筒ケーシングの前後方向に移動可能な摺動リングと、前記固定リング及び前記摺動リングにそれぞれ基端が回動自在に連結され、前記円筒ケーシングの周囲に少なくとも3組設けられたクロスアームと、前記各クロスアームの先側に設けられたリンクプレートと、該リンクプレートの前後に設けられたガイドローラと、前記摺動リングを前記固定リングの方向に付勢するスプリングとを有することを特徴とする配管減肉測定装置。
  3. 請求項1又は2記載の配管減肉測定装置において、前記厚み測定センサの向き角度を検知するロータリエンコーダを備え、該ロータリエンコーダの出力コードは、前記コイルスプリングの内部を通過することを特徴とする配管減肉測定装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の配管減肉測定装置において、前記ガイド部材は、前記送水ホースの周囲に等間隔で配置された4個の前記搬送ローラを備えていることを特徴とする配管減肉測定装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の配管減肉測定装置を用いた配管減肉測定方法であって、前記測定台車と該測定台車に前記コイルスプリングを介して連結された前記水噴射手段を前記配管内に装入し、前記送水ホースを介して前記水噴射手段に水を圧送して、前記測定台車を目標とする測定位置まで移動させ、前記水噴射手段への水の圧送を停止した後、前記送水ホースを前記配管内から引出しながら、前記測定台車の前記厚み測定センサで前記配管の厚みを測定することを特徴とする配管減肉測定方法。
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