JP5161585B2 - フィルター付き紙巻タバコ - Google Patents

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    • A24D3/02Manufacture of tobacco smoke filters

Description

本発明は、フィルター付き紙巻タバコに関する。
紙巻タバコの煙は、粒子相と気体相からなる。従来用いられている多くのフィルターにおいては、酢酸セルロースが煙を濾過するのに用いられている。これに関連して、気体相は満足な程度に減少しないことが多く、そのため、他の構造的特徴も調節されることが多い。例えば、紙巻タバコに比較的高い通風率を与えることが慣用となっており、これにより、気体相が付加的に空気で希釈される。
気体相を付加的に減少させるもう一つの可能性は、フィルター中に気体相に対し活性のある、すなわち、気体相を減少させる、物質(対気体相活性物質)を用いる可能性である。紙巻タバコの煙中の気体相物質を測定するには、通常、紙巻タバコをISO基準にしたがって喫煙させる。これに代わる喫煙条件を選ぶなら、例えば、カナダで慣例となっているように紙巻タバコを強度の喫煙条件下(以下の定義を参照)で喫煙させるなら、気体相の値は顕著に高まる。
従来技術は、喫煙者に吸われる主流煙中の気体相の量を低下するように、対気体相活性物質を用いてタバコの煙に影響を与えるフィルター付き紙巻タバコを開示している。
例えば、活性炭のような、対気体相活性物質を添加することにより気体相の値を減らすフィルター付き紙巻タバコが市販されている。活性炭が室に導入されている活性炭フィルターは、特に日本で長期に多用されており、下記特許文献1に開示されており、または下記特許文献2や下記特許文献3のような他の文献にも開示されている。
製品“Advance”の場合、フィルターは、活性炭を含有するフィルター部分と、イオン交換樹脂を含有するフィルター部分と、必要に応じ、酢酸セルロースから構成された吸い口のフィルター部分とからなる。同等の紙巻タバコは下記特許文献4および下記特許文献5に記載されている。
さらに、気体相低下は、フィルター付きタバコの各種デザインパラメータの組み合わせから影響を受ける。これらのデザインパラメータには、フィルター添加物だけでなく、タバコの構成、包装材料の構成、フィルター成分の構成も含まれる。
国際公開第02/037990号パンフレット 独国特許出願公開第4205658号明細書 国際公開第00/049901号パンフレット 国際公開第03/015544号パンフレット 国際公開第04/103099号パンフレット M.E.Counts et al., J. Regulatory Toxicology and Pharmacology, 39, 111-134 (2004) インターネット<URL:http://www.hc-sc.gc.ca/hecs-sesc/tobacco/pdf/T-115e4.pdf.> "The neutral red cytotoxicity assay",INVITOX, protocol No. 64 (1992)
しかしながら、上に述べた従来の用途や従来の記載の全てに共通する特徴は、気体相が上述の紙巻タバコにおいては満足な程度にまで減少していないことである。市場で慣用の紙巻タバコの場合、総気体相含量Gtot(以下参照)の数値は、ISOにしたがい測定すると、紙巻タバコ1本当たり1200μgより大きい。
高度の気体相低下は、極めて高い通風率を用いてのみ達成されることが多いが、それでも、強度の喫煙条件下で測定すると、気体相値が極めて高くなる。
もう一つの欠点は、ある貯蔵期間の後に、従来の対気体相活性紙巻タバコフィルターは有効性を失うということである。
従来技術の紙巻タバコの場合、タバコ混合物またはフィルターのいずれかに他の物質を添加することが多く、前記特許文献1におけるように例えばパラジウムがタバコに添加される。この場合には、高いコストと製造条件の悪化が欠点となる。
多数の様々な吸着剤または高価で特殊な材料を用いた、精巧で高価なマルチフィルター構造も不利である。
本発明の目的は、タバコの煙中の気体相が有意に減少するフィルター付き紙巻タバコを作成することである。この気体相減少は、強度の喫煙条件(以下参照)と称される条件下でも起こるはずである。フィルターの気体相効率は、本当に可能ならば、比較的長期に渡り、例えば紙巻タバコが貯蔵される期間中、一定の筈である、または少なくともわずかに変化するだけの筈である。
この目的は、請求項の構成を持つフィルター付き紙巻タバコにより達成される。本発明の有利な実施形態は従属請求項から派生する。
本発明に係るフィルター付き紙巻タバコは、タバコストランド、フィルター、および包装(好ましくは、紙巻タバコ紙、フィルター包装紙およびフィルター接合紙から構成される)を有する。フィルターは、気体相低下物質を含有するフィルター材料基材を含む。
タバコストランド中のタバコは好ましくは、アメリカンブレンド混合物かバージニア混合物からなる。タバコ混合物中のタバコは、タバコ乾燥物を基準として不揮発成分1%未満の添加物含量を与えられているのが好ましく、特に添加物を用いていないのが好ましい。タバコは、総混合物のTSNA(TSNA:タバコ特有のニトロソアミン類)含量がタバコ1g当たり2μg未満であるように選ばれるのが好ましい。タバコ中のTSNA含量がタバコ1g当たり1μg未満であると、さらに有利である。
タバコは、ケーシング、着香剤、保湿剤、砂糖、ココア、甘草およびメントールのような添加物を含有することができる。
タバコストランドを囲む紙巻タバコ紙は、多孔性で、40CU(Coresta units)より大きな、または60CUより大きな多孔度を持つのが好ましい。紙巻タバコ1本当たり4〜7mgの範囲内の特に低いNFDPM値(以下参照)を達成するには、多孔度は300CUより大であることが好ましい。そのためには、本来多孔性の紙巻タバコ紙をさらに電気穿孔、機械穿孔またはレーザ穿孔することができる。
紙巻タバコ紙は、煙中のCO含量を低下させるため比較的高いグローソルト(glow salt)含量を持つのが好ましい。慣用のグローソルト量は0.7%である。本発明によると、1.3%以上、好ましくは2%のグローソルト量が用いられる。クエン酸ナトリウム/カリウムを用いるのが好ましい。
一実施形態においては、紙巻タバコ紙の坪量は、同等の従来の紙巻タバコの場合より低いのが好ましく、22g/cm2である。
フィルターは、例えば1つ、2つ、3つ、4つ、または5つのフィルター部分からなることができ、2つのフィルター部分を持つのが好ましい。フィルターが1つより多いフィルター部分を持っている場合、気体相低下物質を含有しないフィルター部分は吸い口に配置されるのが好ましい。様々な気体相低下物質が1つのフィルター部分または様々なフィルター部分に導入できる。幾つかのフィルター部分が存在する場合、それらは長手方向に順次に配置できるか、または同軸状に配置できる。
フィルター材料(基材および他の材料)には、例えばセルロース、セルロース誘導体(好ましくは酢酸セルロース)、およびポリオレフィン(ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステルまたはそれらの混合物のような重合体が含まれる。
フィルター材料は、例えば線維、トウ、紙、紡織線維ウェブ、不織布、線維ウェブ、押出品および/または発泡材料からなる。
フィルター形状に成形される前に、フィルター材料は収縮され、処理され、および/または触媒のようないっそうのフィルター添加物または着香剤や砂糖のような風味に影響を与える添加物を与えられるのが好ましい。
気体相低下物質は特に、フィルター当たり少なくとも75mgの量、および体気体相活性フィルター部分の長さ1mm当たり少なくとも5mgの量でフィルター材料基材に導入される(例えば、散在させる、または空気撚り法により導入される)。
使用できる気体相低下物質の例は、活性炭、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、イオン交換体(好ましくはイオン交換樹脂)、分子篩、シリカゲル、または珪酸マグネシウム、粘土質土、ゼオライト、ベントナイト、多孔質珪藻土またはセピオライトのような天然または合成材料である。フィルターに導入される気体相低下物質は、BET法により測定すると、1000m2/g以上、好ましくは1000〜1200m2/gの範囲内の高い表面積を持ち、および/または気体相低下物質の固有重量に対し60%〜70%のCCl4の取り込み率を持つのが好ましい。
フィルター包装紙はフィルター部分を包む。これは多孔性または非多孔性であることができる。フィルター接合紙または固着紙は、フィルターをタバコストランドと連結させる。これは、元来多孔性であるか、機械穿孔または電気穿孔またはレーザ穿孔されてもよい。
フィルター通風性をもたらすには、フィルターをオンラインでレーザ穿孔するのが好ましい。すなわち、紙巻タバコの製造中およびフィルターがタバコストランドに結合された後に、レーザ穿孔するのが好ましい。フィルター通風率は0%と30%との間であり、好ましくは10%と25%との間であるのが好ましい。他の実施形態においては、フィルター通風率は30%〜70%の範囲内、好ましくは30%〜60%の範囲内である。
以下において、本発明をより良く理解できるように幾つかの用語を明らかにする、または定義する。
紙巻タバコの煙の気体相は、N2およびCO2のような永久気体と、多数の易揮発性および中等度揮発性化合物とから構成された複合物質混合物である。これらの成分の内には、健康に及ぼす喫煙の影響と関連付けられているものがある。したがって、例えばホルムアルデヒド、青酸およびベンゼンは、ドイツにおいて規定されている紙巻タバコの箱にある警告文中に記されている。
煙中の多くの易揮発性および中等度揮発性化合物の含量は、活性炭のような気体相低下物質(特に吸着剤)を用いることにより減少できる。他方、COのような永久気体の含量は、だいたい変わらないままである。このような作用を特徴付けるためには、できるだけ他の構造的特徴の影響を受けないようなやり方で、これらの吸着剤の有効性を説明する測定可能なパラメータを見つける必要がある。
この目的で、気体相の量および組成に対するさまざまなパラメータの影響を内部試験の意味合いで検討した。これについて、気体相成分の吸着を説明するには、煙中のベンゼンおよびCO含量の比率が最も適している。この比率においては、ベンゼン含量の単位は定義上紙巻タバコ1本当たりのμg(μg/cig)で表され、CO含量の単位は定義上紙巻タバコ1本当たりのmg(mg/cig)で表される。
一方、フィルター通風率およびストランド通風率の影響はCO含量に対し標準化することにより補償される。他方、気体相中のベンゼン含量はタバコ混合物とはほとんど無関係であるが、この含量は吸着剤から永続的に影響を受ける可能性があり、COは事実上吸収されない。以下の記載において、この比率は、ISO喫煙条件下に測定されたデータについてはQ1と表示されている。データが強度の喫煙条件下で測定された場合、上記比率はQ2と呼ばれる。したがって、Q1またはQ2について低い数値は高い気体相低下の指標となる。
もう一つの利点は、紙巻タバコの煙中のCO測定は国際基準により説明されるという事実に見られる。“ホフマン被検成分”と名づけられたものの構成成分として、ベンゼンは同様に煙中で測定されることが多い。これについての他の情報は、例えば前記非特許文献1に認めることができる。
同じ文献は、様々な国の紙巻タバコの銘柄を取り揃えたもの(表1に列挙)について、ベンゼン及びCOのデータも含んでいる。我々自身の研究は、フィルターの種類を決定するのに用いられた。3.5〜5.5の数値では、酢酸セルロース(CA)から構成される従来のフィルターを持つ広範な製品では、上記比率は比較的一定であることが判明している。一方、活性炭(AC)フィルターを持つ製品の場合には1.8〜3.0の低値が見られる。
Figure 0005161585
本発明によると、気体相は、ISO喫煙条件にしたがい測定すると、比率Q1が市販の紙巻タバコの場合で測定される数値より低くなる、すなわち、1.5未満になる、ように特異的に影響を受ける。Q2は、強度の喫煙条件にしたがい測定すると3未満であるのが好ましい。
強度の喫煙条件(CINT:Canada Intense)は、カナダ保健庁公認法T−115“主流タバコ煙中のタール、ニコチンおよび一酸化炭素の測定”、すなわち、カナダ連邦タバコ規則第14条(6)bにおけるような条件(修正条件)、に相当する。この方法においては、紙巻タバコは増大した吸入量(55ml/2秒)かつ短縮された吸入間隔(28秒)で喫煙され、同時にフィルター通風区域は完全に覆われる。前記非特許文献2参照。
ISO喫煙条件について以下を参照すると、ISO基準No.4387を参照することになる。この基準においては、吸入量は35ml/2秒、吸入間隔は58秒で、フィルター通風区域は覆われない。
以下に説明する実施例の場合、細胞毒性は、New Orleans 2002 Coresta congressで提示された方法(Roeper, W., Wieczorek, R.:紙巻タバコ主流煙の試験管内細胞毒性。“生来の”煙エアゾール暴露を含む各種細胞暴露法の評価)を用いて測定した。これらの試験は、HEP−G2(ヒト肝細胞癌)細胞を用いて実施した。試験のため、本発明に係る紙巻タバコ由来の気体相を用いて血清を含まない培地を調製した。次に、この培地と共に同細胞を65時間インキュベートした。次に、増殖試験を実施し、EC50値を測定した。EC50は、細胞の増殖を50%阻害する物質または物質混合物の有効濃度である。
増殖試験: NRU試験(ニュートラルレッド取込み細胞毒性検査)において、増殖は生細胞の膜活性に基づき測定する。NRU試験プロトコールは、ECVAM、FRAME、CAAT、INVITOXおよびICCVAMにおいて公開されている。実施例における試験は、前記非特許文献3にしたがい行った。MTS試験(オウエン試薬、Promega社製キット、細胞増殖アッセイ)においては、増殖は生細胞の代謝活性に基づき測定する(Promega社により供給されたCellTiter 96(登録商標) AQueous 非放射活性細胞増殖アッセイ(MTS))。
実施例において、フィルター付き紙巻タバコの主流煙中の気体相成分はGC−FIDにより測定した。このため、Borgwaldt社により供給された20チャンネル喫煙機械(RM20/CS)には、20本の紙巻タバコを備え、湿った凝縮物を分離するための92mmグラスファイバーフィルターを備えた。被検紙巻タバコは事前にISO3402にしたがい状態調整した。
20本の紙巻タバコをISO3308にしたがい喫煙させ、湿った凝縮物をグラスファイバーフィルター上で分離し、気体相を喫煙機械のポンプに導いた。様々な紙巻タバコからの規定された吸入物を試料採取バルブを用いて次の分析用に取り、サンプリング用ガラスシリンジ中に集めた。喫煙直後に、気体試料6mlを試料ループを用いてガスクロマトグラフ(GC)の注入部に移し、分画し、FIDにより検出した。窒素中にメタンを含む試験ガスを内部標準として用いた。
GC−FID条件は以下の通りであった:注入部温度、110℃;分離、80ml/分;キャリヤーガスヘリウム、1.7ml/分;カラム、0.5μm DB Wax 60m×0.32mm;温度設定プログラム:20℃、28℃まで1℃/分;60℃まで2℃/分;110℃まで20℃/分;FID温度200℃。
定量的測定を以下の気体相成分について行った:イソプレン、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、フラン、i−ブチルアルデヒド、アセトン、アクロレイン、メチルフラン、ブタノン、メタノール、ベンゼン、ブテノン、ジメチルフラン、ジアセチル、アセトニトリル、シアン化水素、トルエン。結果は、紙巻タバコ1本当たりのそれぞれの気体相成分のμgで表される。測定は、二重反復測定で行った。
上記の気体相成分の数値の合計を総気体相Gtotと呼ぶ。
NFDPM、ニコチンを含まない乾燥粒状物、を慣用的に“タール”または凝縮物値と呼ぶ。
COとNFDPMとの比率は1未満であるのが好ましい。
煙中のTSNA含量はNFDPM含量に基づいており、NFDPM 1mg当たり15ng未満であり、特にNFDPM 1mg当たり13ng未満であるのが好ましい。NO含量は、紙巻タバコ1本当たり50μg未満であるのが好ましい。
本発明に係る紙巻タバコの場合、気体相物質の量、好ましくは、総気体相Gtotで表される量、は有意に減少する。
ベンゼン:COの比率を表す、比率Q1および比率Q2は、Q1(ISOにしたがい測定)では1.5の限界値より下回り、Q2(強度喫煙法にしたがい測定)では3の限界値より下回った。
これについて、本発明に係る紙巻タバコにおける、煙中の気体相成分の低下、比率Q1、および比率Q2は貯蔵期間や喫煙条件とはほとんど無関係である。
バイオマーカー試験において、本発明に係るフィルター付き紙巻タバコの場合、従来製品に比べ、気体相成分の取込みは日常の条件下では効果的に減少することが証明された。
本発明に係る紙巻タバコの場合、NRUおよびMTS基準にしたがう試験を用いて測定した、気体相の細胞毒性は、ISO喫煙条件下でも強度の喫煙条件下でも従来の紙巻タバコに比べ有意に減少している。
本発明に係る紙巻タバコの煙中のTSNA値は、従来のフィルター付き紙巻タバコに比べると低く、これは、ISO喫煙条件の場合にも強度の喫煙条件の場合にも当てはまった。この数値は、従来のフィルター付き紙巻タバコの数値の50%より低いことが好ましい。
本発明に係る紙巻タバコの官能受容性は、少なくとも市販のブランド品のそれと同等であることも認められた。
本発明を実施例の助けを借りて以下により詳細に説明する。
[実施例1]
添加物のないバージニアブレンドタバコ混合物を実施例1における試料として調製した。バージニアブレンド混合物を含む市販の紙巻タバコ銘柄品を比較のため検討した。
タバコストランドを、50CUの多孔度を持ち、クエン酸ナトリウム/カリウム1.3%のグローソルト含量を与えられ、坪量が22mg/m2である紙巻タバコ紙で包んだ。
このストランドを、2つの部分からなるフィルターに接合した。15mmの長さである、ストランド末端のフィルター部分には、75mgの活性炭を導入した。吸い口のフィルター部分は酢酸セルロースで作った。
このフィルターをフィルター包装紙で囲んだ。タバコストランドは接合紙でフィルターに接合させた。25%のフィルター通風率をオンラインのレーザ装置を用いて確保した。
本発明に係る紙巻タバコと比較用紙巻タバコとの両方について、ISO条件にしたがって、または通風区域が覆われた強度の条件(CINT)にしたがって喫煙させたときの測定値を表2に示す。
総気体相Gtotは、比較用紙巻タバコの場合よりも本発明に係る紙巻タバコの場合の方が明らかに低い。1.4のQ1は所望の限界値1.5より低く、2.5のQ2は所望の限界値3より低い。
さらに、実地調査において、本発明に係る製品を同様のニコチン値、凝縮物値、CO値を持つ市販品と比較した。この調査において、喫煙者50名は始めに比較品(同等のタバコ混合物を含む市販紙巻タバコ)を喫煙し、次に本発明に係る製品を6週間喫煙し、最後にもう一度比較品を6週間喫煙した。
被験者は日常条件下で暮らした。すなわち、消費や喫煙行動について制限はなかった。3週間おきに、被験者の体液中の様々なバイオマーカー(煙成分の代謝産物)の含量を調べた。
ニコチンの取込み量は比較品と被検品とで同一レベルにあり、喫煙行動に変化がなかったことが判った。一方、煙中の気体相成分についてバイオマーカーの著明な低下が、本発明に係る製品が喫煙された期間中に検出された。
Figure 0005161585
[実施例2]
全く添加物のないアメリカンブレンドタバコ混合物を実施例2における試料用に調製した。比較のため、アメリカンブレンド混合物を含有する市販の紙巻タバコ銘柄品を検討した。
二種類の紙巻タバコの個々の結果を表3に示す。
Figure 0005161585
フィルターは、純粋な酢酸セルロースから構成されるフィルター部分と、酢酸セルロースから構成され、フィルターが合計75mgの活性炭を含有するように活性炭が5mg/mm導入された、長さ15mmのストランド末端部分とからなった。
本発明に係る紙巻タバコの紙巻タバコ紙は320CUの多孔度と35g/m2の坪量を有していた。
この試料では、グローソルト含量はクエン酸ナトリウム/カリウム2.0%であった。
フィルターはフィルター包装紙で包んだ。タバコストランドは接合紙によりフィルターに結合させた。
18%のフィルター通風率をオンラインのレーザ装置を用いて確保した。
両方の本発明品で、このデザインパラメータの選択は、ISO喫煙条件下でも強度の喫煙条件下(CINT)でも気体相の数値を所望の程度に低下させた。
これらのデザインパラメータは、Q1比率とQ2比率を顕著に低下することができた。
[実施例3]
実施例1に係る紙巻タバコを12ヶ月間貯蔵した。3ヶ月経過するたびに、ISO喫煙条件下で気体相の値を再度測定した。総気体相Gtotについての紙巻タバコフィルターの有効性は、極めて高度に安定であることが認められた。3ヵ月後、総気体相の量は、新たに調製したフィルター付き紙巻タバコで測定された総気体相の量より3.6%多いだけであった。6ヵ月後、わずか4.1%のいっそうの増加が測定された。6ヶ月以内に有効性の低下が10%未満というのは、極めて有利である。
Figure 0005161585
[実施例4]
実施例4に係る紙巻タバコは、実施例1に係る紙巻タバコに相当する。タバコストランド中のタバコは、TSNA含量がタバコ1g当たり1μg未満、すなわち、タバコ1g当たり0.4μgであるように選ばれた。
Figure 0005161585
実施例1に係る紙巻タバコの煙のTSNA値とNO値を調べた。表5では、これらの数値を従来の紙巻タバコと比較している。煙中のTSNA含量は、従来の紙巻タバコより54%低い。
[実施例5]
実施例1および2に係る実験用紙巻タバコをISO喫煙条件下と強度の喫煙条件下で喫煙させ、NRUおよびMTS試験にしたがい気体相の細胞毒性を測定した。
気体相のEC50値を測定した。毒性値は、同等のNFDPM値を持ち、同等のタバコ混合物を含有する市販の比較紙巻タバコに基づく毒性に対する減少率(%)で表す。表から、検討した全ての試料において、実験用紙巻タバコの細胞毒性は比較用の紙巻タバコの細胞毒性より著明に低いことがわかる。紙巻タバコをISO喫煙条件にしたがい喫煙させ、気体相を分析した。さらに、紙巻タバコを強度の喫煙条件にしたがい喫煙させ、気体相を分析した。両方の喫煙条件下で、細胞毒性は比較品の場合より本発明にかかる紙巻タバコの場合の方が顕著に低かった。
Figure 0005161585
[実施例6]
全く添加物のないアメリカンブレンドタバコ混合物を実施例6における試料用に同様に調製した。比較として、市販のウルトラ紙巻タバコ銘柄品を調べた。
二種類の紙巻タバコの個々の結果を表7に示す。
フィルターは、純粋な酢酸セルロースから構成されるフィルター部分と、酢酸セルロースから構成され、フィルターが合計75mgの活性炭を含有するように活性炭が5mg/mm導入された、長さ15mmのストランド末端部分とからなった。
本発明に係る紙巻タバコの紙巻タバコ紙は、50CUの多孔度と22g/m2の坪量を有していた。
この試料では、グローソルト含量はクエン酸ナトリウム/カリウム1.3%であった。
フィルターはフィルター包装紙で包んだ。タバコストランドは接合紙によりフィルターに結合させた。
60%のフィルター通風率をオンラインのレーザ装置を用いて確保した。
このデザインパラメータの選択は、ISO喫煙条件下でも強度の喫煙条件下(CINT)でも気体相の数値を所望の程度に低下させた。
これらのデザインパラメータは、Q1比率とQ2比率を顕著に低下することができた。
Figure 0005161585

Claims (44)

  1. タバコストランドと、
    包装と、
    フィルターと
    を有するフィルター付き紙巻タバコであって、
    a) 前記フィルターは、少なくとも1つの気体相低下物質を含有する少なくとも1つの対気体相活性フィルター部分を有し、
    b) 前記気体相低下物質は、フィルター材料基材に埋設され、
    c) 前記気体相低下物質は、フィルター当たり少なくとも75mgの量で、また前記対気体相活性フィルター部分の長さ1mmにつき少なくとも5mgの量で導入され、
    d) 前記フィルター付き紙巻タバコは、最大30%のフィルター通風率を示し、
    e) NFDPM値は、ISO喫煙条件にしたがい測定すると、紙巻タバコ1本当たり4〜10mgであり、
    f) (紙巻タバコ1本当たりのベンゼン含量μg)/(紙巻タバコ1本当たりのCO含量mg)で定義され、ISO喫煙条件にしたがい測定された、気体相比率Q1は1.5未満である、
    ことを特徴とするフィルター付き紙巻タバコ。
  2. 前記気体相比率Q1は1未満である、
    ことを特徴とする請求項1記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  3. (紙巻タバコ1本当たりのベンゼン含量μg)/(紙巻タバコ1本当たりのCO含量mg)で定義され、CINT喫煙条件にしたがい測定された、気体相比率Q2は3未満である、
    ことを特徴とする請求項1記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  4. 前記気体相比率Q2は2.5未満である、
    ことを特徴とする請求項3記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  5. 前記気体相比率Q2は2未満である、
    ことを特徴とする請求項3記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  6. 前記フィルターは、6ヶ月の紙巻タバコ貯蔵期間で比率Q1および/または比率Q2の増加を20%未満に保持するようになっている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  7. 前記フィルターは、6ヶ月の紙巻タバコ貯蔵期間で比率Q1および/または比率Q2の増加を10%未満に保持するようになっている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  8. 前記タバコストランドのタバコは、タバコ乾燥物に対して1%未満の添加物含量を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  9. 前記タバコストランドのタバコは、添加物を含有していない、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  10. 前記タバコストランドは、バージニアタバコおよび/またはオリエンタルタバコを含有するタバコ混合物を示す、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  11. 前記タバコストランドのタバコのTSNA含量は、タバコ1g当たり2μg未満である、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  12. 前記タバコストランドのタバコのTSNA含量は、タバコ1g当たり1μg未満である、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  13. 前記タバコストランドのタバコの硝酸塩含量は、タバコ乾燥物に対し0.4%未満である、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  14. ISO喫煙条件にしたがい測定すると、煙中のNO含量は紙巻タバコ1本当たり50μg未満である、
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  15. ISO喫煙条件にしたがい測定すると、NFDPMに対する煙中のTSNA含量は、NFDPM 1mg当たり15ng未満である、
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  16. ISO喫煙条件にしたがい測定すると、NFDPMに対する煙中のTSNA含量は、NFDPM 1mg当たり13ng未満である、
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  17. 前記気体相低下物質は、500m2/gより大きな表面積を示す、
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  18. 前記気体相低下物質は、1000m2/gより大きな表面積を示す、
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  19. 前記気体相低下物質は、1200m2/gより大きな表面積を示す、
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  20. 前記気体相低下物質は、以下の群に含まれる物質類:
    活性炭類、酸化アルミニウム類、水酸化アルミニウム類、イオン交換体類、イオン交換樹脂類、分子篩類、シリカゲル類、天然鉱物類、合成鉱物類、珪酸マグネシウム類、粘土質土類、ゼオライト類、ベントナイト類、多孔質珪藻土、セピオライト
    のうち少なくとも1つからなる、
    ことを特徴とする請求項1乃至19のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  21. 前記気体相低下物質は、フィルター当たり少なくとも82.5mgの量で、また前記対気体相活性フィルター部分の長さ1mmにつき少なくとも5.5mgの量で、導入されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至20のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  22. 前記気体相低下物質は、フィルター当たり少なくとも100mgの量で、導入されている、
    ことを特徴とする請求項21記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  23. 前記気体相低下物質は、フィルター当たり少なくとも200mgの量で、導入されている、
    ことを特徴とする請求項21記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  24. 総気体相Gtotは、ISO喫煙条件下で測定すると紙巻タバコ1本当たり1000μg未満、および/またはCINT喫煙条件下で測定すると紙巻タバコ1本当たり5000μg未満である、
    ことを特徴とする請求項1乃至23のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  25. 前記フィルター材料基材は、以下の群:
    セルロース、セルロース誘導体類、酢酸セルロース、重合体類、ポリオレフィン類、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル類
    から選ばれる材料のうち少なくとも1つからなる、
    ことを特徴とする請求項1乃至24のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  26. フィルター材料および/または前記フィルター材料基材は、以下の群:
    線維類、トウ類、紙類、紡織線維ウェブ類、不織布類、線維ウェブ類、押出品類、発泡材料類
    から選ばれる形態のうち少なくとも1つの形態で存在している、
    ことを特徴とする請求項1乃至25のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  27. フィルター材料は、添加物および/または触媒を与えられる、
    ことを特徴とする請求項1乃至26のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  28. 前記添加物は、風味に影響を与える添加物である、
    ことを特徴とする請求項27記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  29. 前記フィルター付き紙巻タバコは、最大25%のフィルター通風率を示す、
    ことを特徴とする請求項1乃至28のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  30. 前記フィルター付き紙巻タバコは、最大15%のフィルター通風率を示す、
    ことを特徴とする請求項1乃至28のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  31. 前記フィルター付き紙巻タバコは、最大10%のフィルター通風率を示す、
    ことを特徴とする請求項1乃至28のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  32. 前記フィルター付き紙巻タバコは、フィルター通風性を示さない、
    ことを特徴とする請求項1乃至28のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  33. 前記フィルターは1つより多い部分からなる、
    ことを特徴とする請求項1乃至32のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  34. 紙巻タバコ紙の多孔度は、少なくとも40CUである、
    ことを特徴とする請求項1乃至33のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  35. 紙巻タバコ紙の多孔度は、少なくとも60CUである、
    ことを特徴とする請求項1乃至33のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  36. 紙巻タバコ紙の多孔度は、少なくとも300CUである、
    ことを特徴とする請求項1乃至33のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  37. 紙巻タバコ紙中のグローソルト含量は、前記紙巻タバコ紙の重量に対し少なくとも1%である、
    ことを特徴とする請求項1乃至36のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  38. 紙巻タバコ紙中のグローソルト含量は、前記紙巻タバコ紙の重量に対し少なくとも2%である、
    ことを特徴とする請求項1乃至36のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  39. 紙巻タバコ紙の坪量は25g/m2未満である、
    ことを特徴とする請求項1乃至38のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  40. 紙巻タバコ紙の坪量は22g/m2未満である、
    ことを特徴とする請求項1乃至38のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  41. 前記NFDPM値は、ISO喫煙条件にしたがい測定すると、紙巻タバコ1本当たり4〜7mgである、
    ことを特徴とする請求項1乃至40のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  42. 前記NFDPM値は、ISO喫煙条件にしたがい測定すると、紙巻タバコ1本当たり4〜6mgである、
    ことを特徴とする請求項1乃至40のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  43. 前記NFDPM値は、CINT喫煙条件にしたがい測定すると、紙巻タバコ1本当たり10〜32mgである、
    ことを特徴とする請求項1乃至42のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
  44. 前記NFDPM値は、CINT喫煙条件にしたがい測定すると、紙巻タバコ1本当たり10〜25mgである、
    ことを特徴とする請求項1乃至42のいずれか記載のフィルター付き紙巻タバコ。
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