JP5158544B2 - 水面浮上構造物の陸揚げ・進水装置 - Google Patents

水面浮上構造物の陸揚げ・進水装置 Download PDF

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本発明は、船舶やポンツーン、洋上を曳航するケーソン等の水面浮上構造物を進水及び陸揚げするための水面浮上構造物の陸揚げ・進水装置に関する。
従来、船舶やケーソン等の進水や船舶の陸揚げに、水面下から陸上作業ヤードの高さまで昇降する昇降プラットホームを使用し、昇降プラットホームを沈めてその上の水面に船舶等の被陸揚げ構造物を浮かべ、しかる後昇降プラットホームを上昇させることによって昇降プラットホーム上に被陸揚げ構造物を載荷させ、陸上作業ヤード高さまで上昇させた状態で、昇降プラットホーム上から陸上作業ヤードに移動させることによって陸揚げする装置が知られている。
この従来の装置は、図12に示す如き、縦行台車1とその上に搭載できる横行台車2を使用している。縦行台車1の上面には、横行台車2を横送りできる横行レール3aを備え、その上に横行台車2が載せられるようにしている。
一方。陸上作業ヤード5に面した水域には、水面下から陸上作業ヤード5と同高さまで昇降できる昇降プラットホーム6を設置し、上昇位置にある陸上作業ヤード5と昇降プラットホーム6とに互いに延長配置となる縦行レール7a,7bを設置し、その上を縦行台車1が往復移動できるようにする。
また陸上作業ヤード5には、図13に示すように縦行レール7aがある縦行ヤード部5aの側部に、上面を縦行台車1と同高さにした横行ヤード部5bを備え、各横行ヤード部5b上に、縦行ヤード部5aに異動させた縦行台車1上の横行レール3aと連続する配置に横行レール3bを設置する。
そして、縦行台車1の上に横行台車2を載せた状態でこれらを昇降プラットホーム6上に移動させて昇降プラットホーム6を水面下に沈め、その上の水面上に被陸揚げ構造物Aを浮かべる(図14(a)に示す)。次いで昇降プラットホーム6を上昇させることによって横行台車2上に構造物Aを載せ(図14(b)に示す)、昇降プラットホーム6を陸上作業ヤード5の高さまで上昇させ、この状態で縦行台車1を縦行ヤード部5aに移動させ(図14(c)に示す)、所望の横行ヤード部5b位置で停止させ、横行台車2を横行ヤード部5b上に移動させる(図14(d)に示す)ようにしている。
逆に、横行ヤード部5a上にある構造物を進水させる際には、前述とは逆の工程を経て、昇降プラットホーム6上より水面に浮かべる。
また、従来陸上作業ヤードで製造されたコンクリートケーソンの進水装置として、上述と同様に昇降動作する昇降プラットホームを使用したものがある(例えば特許文献1)。この装置は、陸上作業ヤードに多数の枕状のケーソン支持台を形成しておき、そのケーソン支持台間に横行台車が入り込めるようにし、横行台車にはケーソン持ち上げのためのジャッキを備えておき、ケーソン支持台間より横行台車をケーソン下に移動させ、ジャッキを押し上げることによってケーソンを横行台車上に載荷させ、この状態で横行レール上を横送りし、縦行レール上に載せた縦行台車の上まで移動させ、しかる後ジャッキを縮めてケーソンを縦行台車に移し変え、この状態で縦行台車を、上昇位置にある昇降プラットホーム上まで移動させ、昇降プラットホームを水面下に降下させることによってケーソンを水面に浮かべるようにしている。
尚、この装置では、縦行、横行の両台車を兼用するものとして、台車の底面に台車全体を持ち上げる方向転換用のジャッキと旋回駆動装置とを備えておき、縦行レールと横行レールとの交差位置に、ケーソン仮置き台を設けておき、縦行レール上まで横移動させたケーソンを仮置き台上に降下させて台車をフリーな状態にし、この状態で台車を方向転換させて縦行レール上に載せ、しかる後仮置きされているケーソンを再度、台車上に載荷させるようにしたものもある。
特許第2619732号公報
上述の如き従来の装置では、図13の従来例に示すものにあっては、横行台車の数が陸上作業ヤードに設置されている水面浮上構造物の数に対応して複数台ずつ必要となり、陸上作業ヤードに収容する水面浮上構造物の数が多くなるほど、コスト高となるという問題があった。
また、図13に示す従来装置及び特許文献1に示すものの何れの場合にあっても、水面浮上構造物の進水及び陸揚げに際し、縦行台車を昇降プラットホーム上に移動させた状態で該昇降プラットホームを水面下に沈めるものであるため、進水、陸揚げの作業の度に台車が水面下に沈められることとなり、特に海水に浸される場所では、台車の塩分による損耗が激しくなるという問題があった。
更に、両従来装置とも、陸上作業ヤードに縦行レールがある部分より高いケーソン支持台や横行ヤード部が必要となり、その建設のために多額の費用を必要とし、不経済性であるという問題があった。
本発明は上述の如き従来の問題に鑑み、進水陸揚げ作業時に台車を水没させないで作業でき、また、陸上作業ヤードに高さの異なった部分を必要とせず、しかも少ない数の台車にて効率よく作業できる水面浮上構造物の陸揚げ・進水装置の提供を目的としてなされたものである。
本発明に係る請求項1に記載の発明の特徴は、陸上作業ヤードに隣接した位置に、水面下より前記陸上作業ヤードの高さまで昇降できる昇降プラットホームを備え、前記陸上作業ヤードと昇降プラットホームに、該昇降プラットホームが上昇状態の時に互いに延長方向に連続配置となる複数の縦行レールが設置され、前記昇降プラットホームの上昇状態時に、前記陸上作業ヤードと昇降プラットホームとに跨って前記縦行レール上を往復移動できる台車を備えてなる水面浮上構造物の陸揚げ・進水装置において、
前記陸上作業ヤードに前記縦行レールと同高さ位置に、これと交差する配置に複数の横行レールを備え、前記縦行レール上に縦行台車を、横行レール上に横行台車をそれぞれ設置し、前記各台車には、載荷物を押し上げて支持するジャッキを備え、前記陸上作業ヤード及び昇降プラットホーム上には、前記縦行台車に支持されて前記陸上作業ヤード及び昇降プラットホーム上の縦行レール上を往復移動される縦行用パレットと、前記横行台車に支持されて陸上作業ヤードの前記横行レール上を往復移動される横行用パレットとを備え、前記パレットには、その下面側に前記台車がジャッキを縮めた状態で通過でき、且つその内部で前記台車のジャッキによって該パレットを持ち上げることができる台車挿入部を備え、前記水面浮上構造物を、前記縦行用パレットを介して縦行台車に載荷させ、前記陸上作業ヤード上と昇降プラットホーム上を往復移動できるようにするとともに、前記陸上作業ヤードにて、縦行用パレット又は横行用パレットのいずれか一方のパレットに支持されている水面浮上構造物を、他方のパレットに移し変えることができるようにしたことにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記パレットは、縦行台車及び横行台車が同時に挿入できる台車挿入部を備え、前記陸上作業ヤードの縦行レールと横行レールとの交差部分で、1つのパレットを、縦行台車と横行台車の相互に移し変えることができるようにしたことにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、陸上作業ヤードには、前記縦行レールがある縦行ヤード部と、これに隣り合う横行ヤード部とにそれぞれ、前記横行台車を縦移動させる台車戻し用縦行レールを備え、前記横行台車には、縦行レール上と横行レール上間に相互に移し変えが可能な方向変換機構を備え、前記横行ヤードに水面浮上構造物を支持させたパレットを降下させた横行台車を前記台車戻し用縦行レールに移し変えて該パレット下から抜き出し、前記縦行ヤード部へ移動させることができるようにしたことにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項3の構成に加え、前記方向変換機構は、横行台車の底面中央部分に下向きに突出する台車持ち上げジャッキと、該ジャッキにより前記横行台車を持ち上げた状態で、該ジャッキを中心にして旋回させる旋回駆動装置とから構成されていることにある。
上述したように、本発明においては、陸上作業ヤードの縦行レールと同高さ位置に、これと交差する配置に複数の横行レールを備え、前記縦行レール上に縦行台車を、横行レール上に横行台車をそれぞれ設置し、前記各台車には、載荷物を押し上げて支持するジャッキを備え、前記陸上作業ヤード及び昇降プラットホーム上には、前記載荷物を支持させるパレットを移動可能に備え、該パレットには、その下面側に前記台車がジャッキを縮めた状態で通過でき、且つその内部で前記台車のジャッキによって該パレットを持ち上げることができる台車挿入部を備え、前記昇降プラットホーム上にて前記水面浮上構造物を前記縦行台車により前記パレットを介して載荷させて該縦行台車により前記陸上作業ヤードに移動させ、該陸上作業ヤードにて前記横行台車により前記パレットを介して前記水面浮上構造物を支持させて横行レール上を移動させることができるようにしたことにより、従来のように、横行ヤード部を縦行ヤード部より高く造成したり、水面浮上構造物を静置するための台を横行ヤード部に建造したりする必要がないため、建造のためのコストが低減される。
また、昇降プラットホームには、パレットを載せて水没させるものであり、その、間縦行台車は陸上作業ヤードにて待機させることができるものであるため、台車の水没、特に塩害による損耗を、通常の陸上作業機と同等に抑えることができ、経済性が高い。
更に、縦行台車上に横行台車を載せて移動させるものではなく、それぞれの台車が別個にそれぞれのレール上を移動するものであるため、安全性が高い。
本発明では、パレットとして、縦行台車及び横行台車が同時に挿入できる台車挿入部を備え、前記陸上作業ヤードの縦行レールと横行レールとの交差部分で、1つのパレットを、縦行台車と横行台車の相互に移し変えることができるようにすることにより、使用するパレット数及び台車の数を少なくして多くの水面浮上構造物の陸揚げが可能となる。
更に、本発明では、陸上作業ヤードには、前記縦行レールがある縦行ヤード部と、これに隣り合う横行ヤード部とにそれぞれ、前記横行台車を縦移動させる台車戻し用縦行レールを備え、前記横行台車には、縦行レール上と横行レール上間に相互に移し変えが可能な方向変換機構を備え、前記横行ヤードに水面浮上構造物を支持させたパレットを降下させた横行台車を前記台車戻し用縦行レールに移し変えて該パレット下から抜き出し、前記縦行ヤード部へ移動させることができるようにすることにより、1の水面浮上構造物の陸揚げ後に、これに使用した台車を直ちに繰り返し使用することができるため、同時に多くの水面浮上構造物を陸揚げしておくことが可能な陸上作業ヤードである場合にも、台車数が少なくて済み、経済性が高い。
次に本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図7は、本発明に係る水面浮上構造物の陸揚げ・進水装置の第一実施例を示している。図1において符合10は海に面した陸上作業ヤードであり、11は陸上作業ヤード10から海面上に延長させた配置に構築した一対の桟橋、12は両桟橋間に設置した昇降プラットホームである。昇降プラットホーム12は、図には示してないが、桟橋上にセットしたリフトによって吊り持ちされ、水面下の所定深さ位置(降下位置)から陸上作業ヤード10と同高さ位置(上昇位置)まで昇降できるようになっている。
陸上作業ヤード10と昇降プラットホーム12には、縦行レール15a,15bが、該昇降プラットホーム12が上昇位置にある状態で、互いに延長方向に連続する配置に設置されている。陸上作業ヤード10は、この縦行レール設置部分が縦行ヤード部10Aとなっており、その両側部が横行ヤード部10Bとなっている。
縦行ヤード部10Aと横行ヤード部10Bとは、同高さの平面となっており、両ヤードに連続させて、前記縦行レール15aに直行させて横行レール16が多数設置されている。
縦行レール15a,15b上には縦送り専用の縦行台車20が、また横行レール16上には横送り専用の横行台車21がそれぞれ走行自在に載せられている。両台車20,21は、陸揚げ又は進水させるための水面浮上構造物を昇降できるジャッキを備えた同じ構造のものをそれぞれ複数使用する。
台車20,21の一例として、図2、図3に示すように、多数の車輪22によってレール上を移動する下架台23の上に、2列配置のコイルスプリング24を介して支持させた上架台25を備え、その上架台25に支持させて水面浮上構造物持ち上げ用のジャッキ26が備えられている。このジャッキ26は、昇降動作ロッド27の先端に水面浮上構造物の底面に当接される当て金28が取り付けられ、この当て金28が、上架台25の水面浮上構造物載荷面25aより低い位置から、上方に押し上げられるようになっている。
また、この例では、縦行用パレット30と、横行用パレット31とを備えている。縦行用パレット30は、昇降プラットホーム12上と縦行ヤード部10Aとの間を、縦行台車20によって搬送されるものであり、上面に水面浮上構造物を載せる載荷部となっており、下面側には、該パレットを縦行ヤード部10A又は昇降プラットホーム12の上面に支持させた状態で、ジャッキ26の当て金28を降下させた縦行台車20が通過できる台車挿入部30aが備えられている。この台車挿入部30aの内底面(天井面)がジャッキ26による押し上げ面となっている。
また、横行用パレット31は、縦行ヤード部10Aと横行ヤード部10Bとの間を、横行台車21によって搬送されるものであり、上面に水面浮上構造物を載せる載荷部となっており、下面側には、該パレットを縦行ヤード部10A又は横行ヤード部10Bの上面に支持させた状態で、ジャッキ26の当て金28を降下させた縦行台車21が通過できる台車挿入部31aが備えられている。この台車挿入部31aの内底面(天井面)がジャッキ26による押し上げ面となっている。
次に、この装置を使用した、水面浮上構造物の代表例である船舶Bの陸揚げ方法の一例を図1、図4、図5について工程順に説明する。
1.図1に示すように、昇降プラットホーム12を上昇位置に移動させた状態で、その上の所定の位置に縦行用パレット30を並べて設置する。このパレットの設置は、縦行台車20を縦行用パレット30の台車挿入部30aに移動させ、ジャッキ26によって持ち上げた状態で昇降プラットホーム12上に搬送し、所定の位置で縦行用パレット30を降下させ昇降プラットホーム12上に置いた後、縦行台車20を縦行ヤード部10Aに戻して待機させる。また、横行台車21は、横行ヤード部10Bの横行レール16上に待機させておく。
2.次いで図4(a)に示すように、昇降プラットホーム12を水面下の降下位置まで降下させ、しかる後水面に浮かぶ船舶Bを昇降プラットホーム12上の水面に移動させる。
3.図4(b)に示すように、昇降プラットホーム12を上昇位置まで上昇させる。これによって昇降プラットホーム12上の縦行用パレット30上に船舶を載せる。
4.図4(c)に示すように、縦行台車20を昇降プラットホーム12上に移動させ、各縦行用パレット30の台車挿入部30a下に挿入し、ジャッキ26を伸長させて縦行用パレット30を持ち上げる。
5.図4(d)に示すように、縦行台車20上にパレットともに船舶Bを載せた状態で縦行ヤード部10Aに移動させ、各縦行用パレット30を横行レール16の間に位置させて停止させる。
6.図5(e)に示すように、横行ヤード部10Bに待機させておいた横行台車21を、縦行ヤード部10Aに移動させる。この時、横行台車21のジャッキ26の当て金28を縦行台車20の当て金28高さより低くしておき、横行用パレット31を船舶B下に移動させる。
7.図5(f)に示すように、横行用パレット31を船舶B下に移動させた状態で、縦行台車20のジャッキ26を縮めるとともに横行台車21のジャッキ26を伸長させ、これによって船舶Bを縦行用パレット30から横行用パレット31に移し変える。
8.図5(g) に示すように、横行台車21を縦行ヤード部10Aから横行ヤード部10Bに移動させ、ジャッキ26を縮めて横行用パレット31を横行ヤード部10B上に降下させて静置する。
9.更に別の船舶Cを陸揚げする場合には、前記1〜5の工程と同様の工程を経、図5(h)に示すように縦行ヤード部へ10Aへの陸揚げを行う。
尚、横行ヤード部10Bに広さの余裕がある場合には、縦行ヤード10Aの両側に、また、複数の横行ヤード部を設け、各横行ヤード部毎に横行台車、横行用パレットを装備することにより、多数の船舶の陸揚げが可能となる。
また、陸揚げされた船舶や横行ヤード部で建造された船舶の進水は、陸揚げ工程と逆の工程により行うことができる。
次に、図6〜図11に基づき、本発明の第二実施例について説明する。
この実施例は、主として横行台車として図6、図7に示す如き台車を使用する。この台車40は第一実施例の図2、図3に示した台車に方向転換機構を備えたものであり、前述と同じ部分には同じ符合を付して重複説明を省略する。
この台車40の方向転換機構は、台車の底面中央部分、即ち下架台23の中央部分に下向きに突出する台車持ち上げジャッキ41と、この台車持ち上げジャッキ41により下架台23を持ち上げた状態で、該ジャッキ41を中心にして旋回させる旋回駆動装置(図示せず)とから構成されている。
旋回駆動装置は、ジャッキ41の下端に備えた接地板43をジャッキの軸心を中心にして水平方向に旋回可能に支持させておき、この接地板43下架台23に対し、90度だけ相対回動させるようにしたものである。
また、横行ヤード部10Bには図8に示すように縦行ヤード部10Aに至るパレット移動用の横行レール16とは別の台車戻し用横行レール45が備えられ、縦行ヤード部10Aと横行ヤード部10Bとには、この台車戻し用レール45と横行レール16とに交差する台車戻し用縦行レール46が備えられ、これらのレール45,46によって台車回送路が形成されている。
また、使用するパレットは縦移動、横移動兼用のパレット50を備えている。このパレット50は、図9に示すように、縦行台車20及び横行台車40が、水面浮上物持ち上げ用のジャッキ26を縮めた状態で、同時に挿入できる台車挿入部51,52を備えている。
次に、この第二実施例による船舶Bの陸揚げ工程を図10、図11について説明する。
第一実施例における前記1〜4の工程のように、昇降プラットホーム12上で、パレット50上に船舶Bを載せ、これを縦行台車20によって縦ヤード10Aに移動させるまでの工程は本実施例においても同様であるのでその説明を省略する。
本例では、船舶Bを載荷した状態の縦行台車20を縦行ヤード部10Aに移動させるに先立ち、図10(a)に示すように縦行ヤード部10Aの横行レール16上に予め横行台車50を移動させて置く。
この状態で、図10(b)に示すように、縦行台車20を縦行ヤード部10Aに移動させ、パレット50の台車挿入部51内に横行台車40が挿入される位置で停止させる。次いで縦行台車20のジャッキ26を縮めるとともに横行台車のジャッキ26を伸長させてパレット50の荷重を縦行台車20から横行台車40に移し変える。
次いで、図10(c)に示すように縦行台車20をパレット50下から外れる位置まで移動させ、図10(d)に示すように横行台車40を横行ヤード部10Bに移動させ、所望の台車戻し用縦行レールの位置まで移動させた後、横行台車40のジャッキ26を縮めてパレット40を横行ヤード部10Bに置く。
次いで、図11(e) に示すように横行台車40を台車戻し用縦行レール46上に載せるべく方向転換させ、台車戻し用横行レール45位置まで移動させる。この方向転換は、台車持ち上げジャッキ41を伸長させて台車40を持ち上げ旋回駆動機構によって台車40を90度旋回させ、ジャッキ41を縮めて降下させることによって台車戻し用縦行レール46上に載せる。
次いで、図11(f)に示すように横行台車41を縦行ヤード部10Aの台車戻し用縦行レール46上まで移動させ、ここで方向転換し、該縦行レール46にのせ、図11(g)に示すように横行レール16上まで移動させる。この位置で方向転換させ横行レール16上に載せ、次の陸揚げ作業に備える。
尚、前記台車戻し用横行レール46を横行レール16と同じ構造とし、両レール16,46を交互にパレット横送り用と台車戻し用とに使用するようにしてもよい。
この実施例では、船舶等の1の水面浮上構造物を陸揚げ作業後に、これに使用した横行台車を次の別の水面浮上構造物の陸揚げに直ちに使用するものであるため、使用する横行台車の数を第一実施例に比べて少なくすることができる。
本発明に係る水面浮上物の陸揚げ進水装置を実施した第一実施例の概略構成を示す斜視図断面図である。 図1に示す装置に使用する台車の一例を示す側面図である。 同上の正面図である。 (a)〜(d)は、図1に示す装置による船舶の陸揚げ工程の前半部の説明図である。 (e)〜(h)は、同後半部の説明図である。 本発明に係る水面浮上物の陸揚げ進水装置を実施した第二実施例に使用する横行台車の一例を示す側面図である。 の概略構成を示す斜視図断面図である。本発明方法により決定した離隔距離及び従来行われている離隔距離の比較図である。同正面図である。 本発明に係る水面浮上物の陸揚げ進水装置を実施した第二実施例の概略構成を示す斜視図断面図である。 図8に示す実施例に使用するパレットの一例を示す正面図である。 (a)〜(d)は、図8に示す装置による船舶の陸揚げ工程の前半部の説明図である。 (e)〜(h)は、同後半部の説明図である。 従来の陸上げ進水装置の一例の台車部分を示す正面図である。 従来の陸揚げ進水装置の概略構成を示す斜視図である。 (a)〜(d)は、図12に示す従来装置による船舶の陸揚げ工程を示す説明図である。
B,C 船舶
10 陸上作業ヤード
10A 縦行ヤード部
10B 横行ヤード部
11 桟橋
12 昇降プラットホーム
15a,15b 縦行レール
16 横行レール
20 縦行台車
21 横行台車
22 車輪
23 下架台
24 コイルスプリング
25 上架台
26 ジャッキ
27 昇降動作ロッド
28 当て金
30 縦行用パレット
30a 台車挿入部
31 横行用パレット
31a 台車挿入部
31b 押し上げ面
40 横行台車
41 台車持ち上げジャッキ
43 接地板
45 台車戻し用横行レール
46 台車戻し用縦行レール
50 パレット
51,52 台車挿入部

Claims (4)

  1. 陸上作業ヤードに隣接した位置に、水面下より前記陸上作業ヤードの高さまで昇降できる昇降プラットホームを備え、前記陸上作業ヤードと昇降プラットホームに、該昇降プラットホームが上昇状態の時に互いに延長方向に連続配置となる複数の縦行レールが設置され、前記昇降プラットホームの上昇状態時に、前記陸上作業ヤードと昇降プラットホームとに跨って前記縦行レール上を往復移動できる台車を備えてなる水面浮上構造物の陸揚げ・進水装置において、
    前記陸上作業ヤードに前記縦行レールと同高さ位置に、これと交差する配置に複数の横行レールを備え、前記縦行レール上に縦行台車を、横行レール上に横行台車をそれぞれ設置し、前記各台車には、載荷物を押し上げて支持するジャッキを備え、
    前記陸上作業ヤード及び昇降プラットホーム上には、前記縦行台車に支持されて前記陸上作業ヤード及び昇降プラットホーム上の縦行レール上を往復移動される縦行用パレットと、前記横行台車に支持されて陸上作業ヤードの前記横行レール上を往復移動される横行用パレットとを備え、
    前記パレットには、その下面側に前記台車がジャッキを縮めた状態で通過でき、且つその内部で前記台車のジャッキによって該パレットを持ち上げることができる台車挿入部を備え、
    前記水面浮上構造物を、前記縦行用パレットを介して縦行台車に載荷させ、前記陸上作業ヤード上と昇降プラットホーム上を往復移動できるようにするとともに、前記陸上作業ヤードにて、縦行用パレット又は横行用パレットのいずれか一方のパレットに支持されている水面浮上構造物を、他方のパレットに移し変えることができるようにしたことを特徴としてなる水面浮上構造物の陸揚げ・進水装置。
  2. 前記パレットは、縦行台車及び横行台車が同時に挿入できる台車挿入部を備え、前記陸上作業ヤードの縦行レールと横行レールとの交差部分で、1つのパレットを、縦行台車と横行台車の相互に移し変えることができるようにしてなる請求項1に記載の水面浮上構造物の陸揚げ・進水装置。
  3. 陸上作業ヤードには、前記縦行レールがある縦行ヤード部と、これに隣り合う横行ヤード部とにそれぞれ、前記横行台車を縦移動させる台車戻し用縦行レールを備え、前記横行台車には、縦行レール上と横行レール上間に相互に移し変えが可能な方向変換機構を備え、
    前記横行ヤードに水面浮上構造物を支持させたパレットを降下させた横行台車を前記台車戻し用縦行レールに移し変えて該パレット下から抜き出し、前記縦行ヤード部へ移動させることができるようにしてなる請求項1又は2に記載の水面浮上構造物の陸揚げ・進水装置。
  4. 前記方向変換機構は、横行台車の底面中央部分に下向きに突出する台車持ち上げジャッキと、該ジャッキにより前記横行台車を持ち上げた状態で、該ジャッキを中心にして旋回させる旋回駆動装置とから構成される請求項に記載の水面浮上構造物の陸揚げ・進水装置。
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