JP5151467B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに関し、詳しくは、インナ側とアウタ側に左右1対となるロアアームを備えた車両用シートに関する。
この種の車両用シートとして、例えば、特許文献1に示される車両用シート(例えば、自動車の助手席)が既に知られている。この車両用シートの骨格は、図4〜5に示すように、乗員の着座部となるクッションフレーム101と、このクッションフレーム101に対して傾動可能に構成され乗員の背凭れ部となるバックフレーム102とから主として構成されている。これらクッションフレーム101とバックフレーム102を詳述すると、クッションフレーム101は、インナ側とアウタ側(図4において、左側と右側)の左右1対のロアアーム110、110から構成されている。一方、バックフレーム102は、この両ロアアーム110の後部側に対してリクライニング機構(図示しない)を介して左右方向を軸方向とする軸回りに傾動可能に組み付けられている。このようにして車両用シートの骨格は構成されている。
特開2007−30583号公報
しかしながら、上述した従来技術では、例えば、車両用シートに乗員が着座している状態で車両の後方から別の車両等に衝突された場合(以降、単に「後突」と記載する)、その後突によって生じる乗員の背凭れ荷重によって、バックフレーム102は後方(図5において、矢印f1方向)に向けて荷重を受け、結果として、両ロアアーム110には、アウタ側からの側面視において時計周り方向(図5において、矢印f2方向)の曲げモーメントが生じる格好となっている。このとき、バックフレーム102が大きな荷重を受けると、両ロアアーム110の前後方向の略中央に設けられた脆弱部110aでは、その荷重を吸収することができずに、結果として、リクライニング機構が壊れてしまうといった問題が発生していた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、車両に後突が発生した場合であっても、その後突によって生じるエネルギーを吸収することができる車両用シートを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、インナ側とアウタ側の左右1対のロアアームから成るクッションフレームと、この両ロアアームの後部側に対して左右方向を軸方向とする軸回りに傾動可能なバックフレームとを備えた車両用シートであって、ロアアームの周縁のうち、その後側には、バックフレームが後側に向けて大きな力を受けたときに、ロアアームの後側が上下方向に圧縮される格好となるように、エネルギー吸収部が形成されており、エネルギー吸収部は、その側面視が略く字状となるように、ロアアームの周縁に対して凹み状に形成されており、ロアアームの内面もしくは外面には、その略前後方向が長手方向となるビード部が形成されており、
ビード部の上側の縁は、エネルギー吸収部における略く字の曲がり点を基点に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、後突によって生じる乗員の背凭れ荷重によって両ロアアームに曲げモーメントが生じる場合であっても、ロアアームにはエネルギー吸収部が設けられているため、このエネルギー吸収部によって乗員の背凭れ荷重を吸収することができる。そのため、従来技術で生じていたような、リクライニング機構が壊れてしまうといった問題が発生することはない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜3を用いて説明する。図1は、本発明の実施例に係る車両用シートの骨格を部分的に示した斜視図であり、車両の後方から見た状態を示している。図2は、図1のアウタ側のロアアームの側面図である。図3は、図1のA−A線断面図である。なお、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、これら各図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両用シートに着座した乗員を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
はじめに、図1〜2を参照して、本発明の実施例に係る車両用シートの骨格の構成について説明する。この車両用シートの例として、例えば、自動車内に配置されている助手席を例に説明することとする。この車両用シートの骨格は、乗員の着座部となるクッションフレーム1と、乗員の背凭れ部となるバックフレーム2とから主として構成されている。
これらクッションフレーム1とバックフレーム2のうち、クッションフレーム1について説明すると、クッションフレーム1は、インナ側とアウタ側(図1において、左側と右側)の左右1対のロアアーム10、10から構成されている。この両ロアアーム10は、所望する車両用シートの形状を成す壁面12と、その周縁を折り曲げることによって形成されるフランジ14とから構成されている。
また、クッションフレーム1は、両ロアアーム10が、左右1対からなるロアレール30、30と同アッパレール32、32から構成される公知のスライド機構Sを介して車両フレームFに対し組み付けられることで、前後方向にスライド移動可能となっている。このとき、クッションフレーム1は、両ロアアーム10のうち、インナ側(右側)のロアアーム10が、アウタ側(左側)のロアアーム10に対して左右方向の外方(図3において、右側)へ張り出す格好となるように、アッパレール32に組み付けられている。
また、このとき、クッションフレーム1が、車両フレームFから突出したタイヤハウス(図示しない)等に干渉することを防止するために、スライド機構Sにおける両スライド位置のうち、インナ側のスライド位置がアウタ側のスライド位置より高くなるように設定されている。
図2に戻って、両ロアアーム10のうち、アウタ側(左側)のロアアーム10について詳述すると、アウタ側のロアアーム10の周縁のうち、その後側には、バックフレーム2が後側に向けて大きな力を受けたときに、左側のロアアーム10の後側が上下方向に圧縮される格好となるように、エネルギー吸収部20が形成されている。このエネルギー吸収部20は、その側面視が略く字状(図2において、略く字状)となるように、このロアアーム10の周縁に対して凹み状に形成されている(図2参照)。
また、アウタ側のロアアーム10の内面には、その略前後方向が長手方向となるビード部(凹み部)18が形成されている。このビード部18の上下の縁18a、18bのうち、下側の縁18bはロアアーム10のフランジ14によって形成されている。すなわち、フランジ14が、この下側の縁18bを兼ねる格好となっている(図2、3参照)。一方、上側の縁18aは、エネルギー吸収部20における略く字の曲がり点22を基点にロアアーム10の前部の下側に至るまで形成されている(図2参照)。なお、上述した両ロアアーム10は、例えば、プレス成形によって一体的にそれぞれ成形されている。
また、バックフレーム2について説明すると、バックフレーム2は、クッションフレーム1を成す両ロアアーム10の後部側に対してリクライニング機構(図示しない)を介して左右方向を軸方向とする軸回りに傾動可能に組み付けられている。これにより、クッションフレーム1に対するバックフレーム2の傾斜角度を乗員の所望する角度に保持することができる。
そして、これらクッションフレーム1およびバックフレーム2にクッションパッドおよびシートカバーを被せることで、車両用シートは組み立てられている。
本発明の実施例に係る車両用シートは、上述したように構成されている。この構成によれば、後突によって生じる乗員の背凭れ荷重によって両ロアアーム10に曲げモーメントが生じる場合であっても、アウタ側のロアアーム10にはエネルギー吸収部20が設けられているため、このエネルギー吸収部20によって乗員の背凭れ荷重を吸収することができる。そのため、従来技術で生じていたような、リクライニング機構が壊れてしまうといった問題が発生することはない。
なお、この実施例では、インナ側のロアアーム10にはエネルギー吸収部20は設けられていない。しかし、既に説明したようにインナ側のロアアーム10は、アウタ側のロアアーム10に対して左右方向の外方へ張り出す格好となっている。そのため、この張り出しがエネルギー吸収部20と同様の効果を有する格好となるため、インナ側のロアアーム10にはエネルギー吸収部20が設けられていない。もちろん、インナ側のロアアーム10が、アウタ側のロアアーム10に対して左右方向の外方へ張り出す格好となっていなければ、インナ側のロアアーム10にもアウタ側のロアアーム10と同様にエネルギー吸収部20を設ける必要がある。
また、この構成によれば、エネルギー吸収部20は、その側面視が略く字となる凹み状に形成されているため、車両に後突が発生したとき、ロアアーム10の後側は、く字の曲がり点を中心に上下方向に圧縮されやすい。したがって、エネルギー吸収部20によって乗員の背凭れ荷重を確実に吸収することができる。また、略く字状となるようにエネルギー吸収部20を形成するため、その形成のとき、エネルギー吸収部20をロアアーム10に対して一体成形することができる。したがって、例えば、プレス成形等の簡便な方法でエネルギー吸収部20を形成することができる。
また、この構成によれば、ロアアーム10の後側がく字の曲がり点を中心に上下方向に圧縮されるとき、ビード部18の上側の縁18aを境にロアアーム10自体も断面略く字状に折れ曲がる格好となる。そのため、この折れ曲がりでも、エネルギー吸収部20と同様に、乗員の背凭れ荷重を吸収することができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、車両用シートの例として、自動車内に配置されている助手席である場合を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、自動車内に配置されている座席であれば、どの座席でも構わない。
また、実施例では、エネルギー吸収部20はアウタ側のロアアーム10に設けた場合を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、インナ側のロアアーム10に設けてもよい。その場合、両ロアアーム10のうち、アウタ側のロアアーム10は、インナ側のロアアーム10に対して左右方向の外方へ張り出す格好となるように、アッパレール32に組み付けられている。
図1は、本発明の実施例に係る車両用シートの骨格を部分的に示した斜視図であり、車両の後方から見た状態を示している。 図2は、図1のアウタ側のロアアームの側面図である。 図3は、図1のA−A線断面図である。 図4は、従来技術に係る車両用シートの骨格を部分的に示した斜視図であり、車両の後方から見た状態を示している。 図5は、図4のアウタ側のロアアームの側面図である。
符号の説明
1 クッションフレーム
2 バックフレーム
10 ロアアーム
18 ビード部
18a 上側の縁
20 エネルギー吸収部
22 曲がり点



Claims (1)

  1. インナ側とアウタ側の左右1対のロアアームから成るクッションフレームと、この両ロアアームの後部側に対して左右方向を軸方向とする軸回りに傾動可能なバックフレームとを備えた車両用シートであって、
    ロアアームの周縁のうち、その後側には、バックフレームが後側に向けて大きな力を受けたときに、ロアアームの後側が上下方向に圧縮される格好となるように、エネルギー吸収部が形成されており、
    エネルギー吸収部は、その側面視が略く字状となるように、ロアアームの周縁に対して凹み状に形成されており、
    ロアアームの内面もしくは外面には、その略前後方向が長手方向となるビード部が形成されており、
    ビード部の上側の縁は、エネルギー吸収部における略く字の曲がり点を基点に形成されていることを特徴とする車両用シート。
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