JP5139051B2 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置及び通信方法に関する。
従来の基地局と無線通信端末とから構成される無線通信システムでは、地震等の災害が発生した場合、上位通信網から基地局に対して輻輳緩和通信制御を行うように指示することにより、基地局と無線通信端末間の通信の輻輳回避を行っている。例えば、下記特許文献1には、災害発生時において、基地局から移動局(無線通信端末)に対して発信を禁止するための通信規制メッセージを送信することにより、基地局と移動局間のランダムアクセスを禁止して通信の輻輳回避を行う技術が開示されている。
特開平8−317471号公報
上記のように、従来では、災害発生時においてトラフィックが増加すると交換機側で回線を抑制してしまい、災害発生時の緊急通報が機能しなくなり救援活動や支援活動に支障を来たすという問題があった。また、PHS(Personal Handyphone System)は1つの基地局当たりのセル半径(サービスエリア)が携帯電話より狭く、山間部などの人口カバー率が低い地域では災害発生時にサービスエリア外にいるユーザは緊急通報を行なえず、救援活動や支援活動に支障を来たすという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、災害発生時において可能な限り多くの通信接続を維持し、救援活動や支援活動の促進を図ることを目的とする。
本発明は、時分割多重接続方式を用いて通信相手の通信装置にスロットを割当てると共に当該割当てたスロットを用いて前記通信相手の通信装置との通信を行う通信装置であって、災害発生情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段によって取得された災害発生情報を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御する通信制御手段と、を備え、前記情報取得手段は、前記災害発生情報として自通信装置の揺れの強度を取得し、前記通信制御手段は、前記揺れの強度を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御し、前記揺れの強度が所定の閾値以上の場合に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を増やし、前記揺れの強度が所定の閾値以上となってから所定時間が経過した場合、前記通信相手の通信装置に割当てられている変調方式及び自通信装置の設置位置に応じて、前記通信相手の通信装置の送信パワーを制御することを特徴とする。
また、前記通信制御手段は、前記自通信装置の設置位置が音声通信を優先すべき地域に含まれている場合において、前記通信相手の通信装置に音声通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置の送信パワーを上げるように制御し、データ通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置の送信パワーを一定にするように制御することを特徴とする。
また、前記通信制御手段は、前記自通信装置の設置位置がデータ通信を優先すべき地域に含まれていた場合において、前記通信相手の通信装置にデータ通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置の送信パワーを上げるように制御し、音声通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置の送信パワーを一定にするように制御することを特徴とする。
本発明は、時分割多重接続方式を用いて通信相手の通信装置にスロットを割当てると共に当該割当てたスロットを用いて前記通信相手の通信装置との通信を行う通信装置であって、災害発生情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段によって取得された災害発生情報を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御する通信制御手段と、を備え、前記情報取得手段は、前記災害発生情報として自通信装置の揺れの強度を取得し、前記通信制御手段は、前記揺れの強度を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御し、前記揺れの強度に加えて前記通信相手の通信装置に割当てられている変調方式を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御することを特徴とする。
また、前記通信制御手段は、前記揺れの強度が小さい場合において、前記通信相手の通信装置にデータ通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を増やし、音声通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を一定にするように制御することを特徴とする。
また、前記通信制御手段は、前記揺れの強度が大きい場合において、前記通信相手の通信装置に音声通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を増やし、データ通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を一定若しくは増やすように制御することを特徴とする。
また、前記情報取得手段は、前記自通信装置の揺れの強度と相関関係にある加速度信号を出力する加速度センサであることを特徴とする。
本発明は、時分割多重接続方式を用いて通信相手の通信装置にスロットを割当てると共に当該割当てたスロットを用いて前記通信相手の通信装置との通信を行う通信方法であって、災害発生情報として自通信装置の揺れの強度を取得する第1工程と、前記第1工程によって取得された災害発生情報を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御し、前記揺れの強度が所定の閾値以上の場合に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を増やし、前記揺れの強度が所定の閾値以上となってから所定時間が経過した場合、前記通信相手の通信装置に割当てられている変調方式及び自通信装置の設置位置に応じて、前記通信相手の通信装置の送信パワーを制御する第2工程と、を有することを特徴とする。
本発明は、時分割多重接続方式を用いて通信相手の通信装置にスロットを割当てると共に当該割当てたスロットを用いて前記通信相手の通信装置との通信を行う通信方法であって、災害発生情報として自通信装置の揺れの強度を取得する第1工程と、前記第1工程によって取得された災害発生情報を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御し、前記揺れの強度に加えて前記通信相手の通信装置に割当てられている変調方式を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御する第2工程と、を有することを特徴とする。
本発明によると、災害発生情報を基に通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御することで、1通信装置当たりのユーザ収容人数を多くすることができる。また、災害発生情報を基に通信相手の通信装置に割当てられている変調方式及び自通信装置の設置位置に応じて前記通信相手の通信装置の送信パワーを制御することにより、1通信装置当たりのサービスエリアを拡大することができる。すなわち、災害発生時において可能な限り多くの通信接続を維持することができ、救援活動や支援活動の促進を図ることが可能である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る通信装置として、PHS端末(通信相手の通信装置:以下、端末と略す)と通信を行うPHS基地局(以下、基地局と略す)を例示して説明する。
図1(a)に示すように、本実施形態に係る基地局CSは、時分割多重接続方式(TDMA)及び時分割複信方式(TDD)を多重接続技術として用い、サービスエリアSA内に存在する端末PSと無線通信を行うものである。このような基地局CSは一定の距離間隔で複数設置されており、複数の端末PSと多重接続を行って無線通信を行う。また、この基地局CSは、無線通信に用いる変調方式を端末PSに割当てると共に当該変調方式を回線状況に応じて適応的に変更する適応変調機能を有する。なお、時分割多重接続方式及び時分割複信方式、適応変調機能については既に公知の技術であるため、詳細な説明は省略する。
図1(b)は、本実施形態に係る基地局CSの機能ブロック構成図である。この図1(b)に示すように、基地局CSは、通信制御部(通信制御手段)10、無線通信部20−1〜20−n、加速度センサ(情報取得手段)30、記憶部40及び外部インタフェース50から構成されている。また、この基地局CSは、外部インタフェース50を介して公衆回線網であるネットワークNTと接続されており、当該ネットワークNTを介して他の基地局や交換局と通信可能であると共に、ネットワークNTに接続されているインターネットサーバ等とも通信可能である。
通信制御部10は、記憶部40に記憶されている基地局制御プログラムを実行して、無線通信部20−1〜20−nを介して取得した受信信号、加速度センサ30から入力された加速度信号、外部インタフェース50を介してネットワークNTから受信した外部信号に基づいて本基地局CSの全体動作を制御する。具体的には、この通信制御部10は、無線通信部20−1〜20−nを制御し、制御チャネル用のスロットを用いて、端末PSに対してトラフィックチャネル用のスロットと通信に用いる変調方式との割当てを行うと共に、この割当てたスロット及び変調方式を用いて端末PSとの通信を行う。なお、本実施形態では、1フレーム当たり、上り回線及び下り回線共に4スロット(内、制御チャネル用のスロットは1つ、トラフィックチャネル用のスロットは3つ)の計8スロットを有する時分割多重接続方式を用いるものとする。
また、本実施形態では、通信制御部10は、上記の変調方式として、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、8PSK、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、32QAM、64QAMのいずれかを端末PSとの回線状況に応じて適応的に割当てるものとする。より具体的には、通信制御部10は、無線通信部20−1〜20−nを介して取得した受信信号を基に算出したSNR(Single to Noise Ratio)を端末PSとの回線状況として監視しており、このSNRの変動に応じて最適な変調方式を端末PSに割当てる。
さらに、詳細は後述するが、通信制御部10は、本実施形態における特徴的な動作として、加速度センサ30から入力される加速度信号を基に自基地局の揺れの強度(以下、震度と称す)を算出し、当該算出した震度を基に、端末PSに対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御すると共に、端末PSに割当てられている変調方式及び自基地局の設置位置に応じて端末PSの送信パワーを制御する。
無線通信部20−1〜20−nは、通信制御部10による制御の下、通信制御部10から出力される制御信号またはデータ信号の誤り訂正符号化、変調及びRF周波数帯への周波数変換を行った後、送信信号として端末PSに送信する。また、この無線通信部20−1〜20−nは、端末PSから受信したRF信号の、IF周波数帯への周波数変換、復調、誤り訂正復号化などを行い、受信信号として通信制御部10に出力する。
加速度センサ30は、自基地局の揺れの強度(つまり震度)と相関関係にある加速度信号を通信制御部10に出力する。記憶部40は、通信制御部10にて用いられる基地局制御プログラムや自基地局の設置位置、その他各種データを記憶すると共に、通信制御部10におけるフロー制御や再送制御等に使用されるバッファとしての機能を有する。外部インタフェース50は、外部のネットワークNTと通信制御部10とを接続するためのインタフェースである。
次に、上記のように構成された本実施形態に係る基地局CSの動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の説明において、基地局CSは、サービスエリアSA内に存在する端末PSに対してトラフィックチャネル用のスロット及び変調方式の割当てを完了しており、基地局CSと端末PSは通信可能であるものとする。また、基地局CSは、通常制御時において、端末PSに対する1スロットの割当てに要するフレーム数を1に制御する、つまり1フレーム当たり1スロットを割当てるフルレートモードを実行し、端末PSの送信パワーを変調方式に拘わらず10mWに制御しているものとする。
図2に示すように、まず通信制御部10は、加速度センサ30から入力される加速度信号を基に震度を算出し(ステップS1)、この算出した震度が閾値(例えば震度「4」)以上か否か、つまり通信に輻輳が生じるほどの被害が発生する地震災害が発生したか否かを判定する(ステップS2)。このステップS2において、震度が閾値(震度「4」)未満の場合(「No」)、通常制御部10は通常制御(フルレートモード、送信パワー10mW)を維持してステップS1の処理に戻り、引き続き震度を監視する。
一方、上記ステップS2において、震度が閾値(震度「4」)以上の場合、つまり通信に輻輳が生じるほどの被害が発生する地震災害が発生したと判断される場合(「Yes」)、通信制御部10は、タイマーのカウントを開始し(ステップS3)、端末PSに対する1スロットの割当てに要するフレーム数を2に増やす、つまり2フレーム当たり1スロットを割当てるハーフレートモードに切り替える(ステップS4)。図3は、フルレートモードとハーフレートモードとの差異を表す模式図である。この図3に示すように、フルレートモードでは2フレーム当たり3ユーザ(3つの端末PS)を収容可能であるが、ハーフレートモードでは2フレーム当たり6ユーザ(6つの端末PS)を収容可能となる。つまり、1基地局CS当たりの収容数(通信可能数)を増やすことができるため、通信の輻輳を回避することができる。その結果、災害発生時において可能な限り多くの通信接続を維持することができ、救援活動や支援活動の促進を図ることが可能である。
続いて、通信制御部10は、タイマーのカウント結果を監視して、震度が閾値(震度「4」)以上となってから所定時間(例えば20s)が経過したか否かを判定する(ステップS5)。このステップS5において、震度が閾値(震度「4」)以上となってから所定時間(20s)が経過していない場合(「No」)、通常制御部10はタイマーのカウント結果の監視を継続する。一方、上記ステップS5において、震度が閾値(震度「4」)以上となってから所定時間(20s)が経過した場合、つまり揺れが長時間継続してさらなる被害が発生すると予測される場合(「Yes」)、通信制御部10は端末PSに割当てられている変調方式及び自基地局の設置位置に応じて端末PSの送信パワーを制御する(ステップS6)。
このステップS6について以下具体的に説明する。
(A)自基地局の設置位置が音声通信を優先すべき地域に含まれている場合
まず、自基地局(つまり基地局CS)の設置位置が音声通信を優先すべき地域、例えば山間部等の人口カバー率が低い地域に含まれている場合において、通信制御部10は、端末PSに音声通信に適した変調方式(例えばBPSK)が割当てられている場合は、その端末PSの送信パワーを上げるように制御し、データ通信に適した変調方式(例えば64QAM)が割当てられている場合は、その端末PSの送信パワーを一定(10mWに維持)にする。
図4(a)は、通常制御時(送信パワー10mW)における各変調方式に対応するサービスエリアを表した模式図であり、図4(b)は、BPSKが割当てられた端末PSの送信パワー制御を行った場合の各変調方式に対応するサービスエリアを表す模式図である。これらの図からわかるように、送信パワーを上げるように制御することにより、サービスエリアを拡大することができる。つまり、山間部等の人口カバー率が低い地域であっても、ユーザ(端末PS)を可能な限り音声通信のサービスエリア内に収容することにより、多くの通信接続を維持することができ、緊急通報による救援活動や支援活動の促進を図ることができる。なお、送信パワーの制御は、下り回線の制御チャネル用のスロットを用いて、基地局CSから端末PSに対して送信パワーの制御情報を送信することで行うことができる。
図5は、送信パワーを10mWから20mWに上げた場合における各変調方式の通信距離(サービスエリアの半径に相当)の変化例を表すものである。この図5に示すように、BPSKの場合、送信パワーが10mWでは通信距離は241mであるのに対し、送信パワーを20mWに上げると通信距離が291mとなり、サービスエリアの半径を50m拡大できることがわかる。
上記の通信距離は、下記関係式(1)に示す奥村−秦カーブ(PCS拡張秦モデル)の公式から算出することができる。
Lp = 46.3 + 33.9logf - 13.82hb - a(hm) + (44.9-6.55loghb)logd + CM
・・・・・・・(1)
なお、上記関係式(1)のLpは伝播損失[dB]、fは周波数[MHz]、hbは基地局アンテナ高[m]、hmは移動局アンテナ高[m]、dは通信距離[km]、a(hm)は移動局アンテナ高に対する補正項、CMは基地局CSの設置位置に応じた補正値(大都市中心部:3dB、中規模都市及び郊外:0dB)である。
上記関係式(1)は、信号の周波数、基地局のアンテナ高、移動局のアンテナ高、通信距離、及び基地局CSの設置位置に応じた補正値に基づいて、信号の伝搬損失を算出する為に利用される公式である。さらに、伝播損失Lpは、以下に示す関係式(2)に変調方式に基づく受信感度をパラメータとして入力することにより算出することが出来る。
Lp = 等価等方放射電力−変調方式に基づく受信感度+受信アンテナ利得 … (2)
以下は、変調方式により受信感度が異なることを示す一例である。
変調方式 受信感度(dBuV)
BPSK 12.5
QPSK 16.0
8PSK 20.0
16QAM 22.0
32QAM 26.0
64QAM 28.0
このような変調方式に基づく受信感度をパラメータとして上記関係式(2)より伝搬損失Lpを算出し、この伝搬損失を上記関係式(1)の伝搬損失Lpに入力することにより、通信距離dを算出することが出来る。
(B)自基地局の設置位置がデータ通信を優先すべき地域に含まれていた場合
また、自基地局の設置位置がデータ通信を優先すべき地域、つまり都市部など災害対策本部が設置され、被災状況や支援要請、救援要請などの各種情報を大容量高速データ通信によって国や他の地方公共団体などの機関に送信する役割を担う地域に含まれている場合において、通信制御部10は、端末PSにデータ通信に適した変調方式が割当てられている場合は、その端末PSの送信パワーを上げるように制御し、音声通信に適した変調方式が割当てられている場合は、その端末PSの送信パワーを一定にするように制御する。このように、都市部では、データ通信に適した高変調クラスのサービスエリアを拡大することにより、被災地における大容量高速データ通信による被災状況や支援要請、救援要請などの発信手段を確保でき、その結果、救援活動や支援活動の促進を図ることができる。
以上のように、本実施形態に係る基地局CSによれば、災害発生時において可能な限り多くの通信接続を維持することができ、救援活動や支援活動の促進を図ることが可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、震度が閾値以上となった場合にフルレートモードからハーフレートモードに切り替えたが、この他、1スロットの割当てに要するフレーム数を3に増やしたり(3フレーム当たり1スロットを割当てる)、1スロットの割当てに要するフレーム数を4に増やしたり(4フレーム当たり1スロットを割当てる:クオータレートモード)しても良い。このようにすることにより、1基地局CS当たりの収容数をさらに増やすことができる。
(2)上記実施形態では、震度が閾値以上となった場合にフルレートモードからハーフレートモードに切り替えたが、このような震度に加えて端末PSに割当てられている変調方式を基に、端末PSに対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御しても良い。具体的には、震度が小さい場合(つまり被害規模が小さい場合)において、端末PSにデータ通信に適した変調方式が割当てられている場合は、その端末PSに対する1スロットの割当てに要するフレーム数を増やし(フルレートモードからハーフレートモードに切り替える)、音声通信に適した変調方式が割当てられている場合は、その端末PSに対する1スロットの割当てに要するフレーム数を一定にする(フルレートモードを維持する)ように制御する。このように震度が小さく、被害規模が小さい場合は、データ通信による被災状況の発信のみに留まる場合が多いため、データ通信に適した変調方式が割当てられている端末PSに対する1スロットの割当てに要するフレーム数を優先的に増やす。
一方、震度が大きい場合(つまり被害規模が大きい場合)において、端末PSに音声通信に適した変調方式が割当てられている場合は、その端末PSに対する1スロットの割当てに要するフレーム数を増やし、データ通信に適した変調方式が割当てられている場合は、その端末PSに対する1スロットの割当てに要するフレーム数を一定若しくは増やすように制御する。このように震度が大きく、被害規模が大きい場合は、郊外や山間部などのユーザからの音声通信による救援要請や支援要請が多くなるため、音声通信に適した変調方式が割当てられている端末PSに対する1スロットの割当てに要するフレーム数を優先的に増やし、データ通信に適した変調方式が割当てられている端末PSに対する1スロットの割当てに要するフレーム数を一定若しくは増やすことにより、可能な限り通信接続を確保する。
(3)上記実施形態では、端末PSに対する1スロットの割当てに要するフレーム数の制御と、端末PSの送信パワーの制御とを組み合わせた場合を例示して説明したが、これに限らず、それぞれの制御を単独で使用しても良い。例えば、端末PSに対する1スロットの割当てに要するフレーム数の制御を単独で用いる場合は、図2に示すステップS1、S2、S4の処理を行えば良い。また、端末PSの送信パワーの制御を単独で用いる場合は、図2に示すステップS1、S2、S6の処理を行えば良い。
(4)上記実施形態では、災害発生情報を取得するための情報取得手段として加速度センサ30を使用し、この加速度センサ30から出力される加速度信号を基に震度を算出して災害の発生を検知したが、この他、例えばネットワークNTを介して震度などの地震発生情報を取得するようにしても良い。また、災害発生情報としては地震発生情報に限らず、台風情報などを取得しても良い。
本発明の一実施形態に係る基地局(通信装置)CSの構成説明図である。 本発明の一実施形態に係る基地局CSの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る基地局CSの動作に関する第1説明図である。 本発明の一実施形態に係る基地局CSの動作に関する第2説明図である。 本発明の一実施形態に係る基地局CSの動作に関する第3説明図である。
符号の説明
CS…基地局、10…通信制御部、20−1〜20−n…無線通信部、30…加速度センサ、40…記憶部、50…外部インタフェース、NT…ネットワーク、PS…端末

Claims (9)

  1. 時分割多重接続方式を用いて通信相手の通信装置にスロットを割当てると共に当該割当てたスロットを用いて前記通信相手の通信装置との通信を行う通信装置であって、
    災害発生情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段によって取得された災害発生情報を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御する通信制御手段と、
    を備え
    前記情報取得手段は、前記災害発生情報として自通信装置の揺れの強度を取得し、
    前記通信制御手段は、
    前記揺れの強度を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御し、
    前記揺れの強度が所定の閾値以上の場合に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を増やし、
    前記揺れの強度が所定の閾値以上となってから所定時間が経過した場合、前記通信相手の通信装置に割当てられている変調方式及び自通信装置の設置位置に応じて、前記通信相手の通信装置の送信パワーを制御する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信制御手段は、前記自通信装置の設置位置が音声通信を優先すべき地域に含まれている場合において、前記通信相手の通信装置に音声通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置の送信パワーを上げるように制御し、データ通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置の送信パワーを一定にするように制御することを特徴とする請求項記載の通信装置。
  3. 前記通信制御手段は、前記自通信装置の設置位置がデータ通信を優先すべき地域に含まれていた場合において、前記通信相手の通信装置にデータ通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置の送信パワーを上げるように制御し、音声通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置の送信パワーを一定にするように制御することを特徴とする請求項記載の通信装置。
  4. 時分割多重接続方式を用いて通信相手の通信装置にスロットを割当てると共に当該割当てたスロットを用いて前記通信相手の通信装置との通信を行う通信装置であって、
    災害発生情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段によって取得された災害発生情報を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御する通信制御手段と、
    を備え、
    前記情報取得手段は、前記災害発生情報として自通信装置の揺れの強度を取得し、
    前記通信制御手段は、
    前記揺れの強度を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御し、
    前記揺れの強度に加えて前記通信相手の通信装置に割当てられている変調方式を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御する
    ことを特徴とする通信装置。
  5. 前記通信制御手段は、前記揺れの強度が小さい場合において、前記通信相手の通信装置にデータ通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を増やし、音声通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を一定にするように制御することを特徴とする請求項記載の通信装置。
  6. 前記通信制御手段は、前記揺れの強度が大きい場合において、前記通信相手の通信装置に音声通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を増やし、データ通信に適した変調方式が割当てられている場合は、当該通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を一定若しくは増やすように制御することを特徴とする請求項記載の通信装置。
  7. 前記情報取得手段は、前記自通信装置の揺れの強度と相関関係にある加速度信号を出力する加速度センサであることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 時分割多重接続方式を用いて通信相手の通信装置にスロットを割当てると共に当該割当てたスロットを用いて前記通信相手の通信装置との通信を行う通信方法であって、
    災害発生情報として自通信装置の揺れの強度を取得する第1工程と、
    前記第1工程によって取得された災害発生情報を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御し、
    前記揺れの強度が所定の閾値以上の場合に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を増やし、
    前記揺れの強度が所定の閾値以上となってから所定時間が経過した場合、前記通信相手の通信装置に割当てられている変調方式及び自通信装置の設置位置に応じて、前記通信相手の通信装置の送信パワーを制御する第2工程と、
    を有することを特徴とする通信方法。
  9. 時分割多重接続方式を用いて通信相手の通信装置にスロットを割当てると共に当該割当てたスロットを用いて前記通信相手の通信装置との通信を行う通信方法であって、
    災害発生情報として自通信装置の揺れの強度を取得する第1工程と、
    前記第1工程によって取得された災害発生情報を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御し、
    前記揺れの強度に加えて前記通信相手の通信装置に割当てられている変調方式を基に、前記通信相手の通信装置に対する1スロットの割当てに要するフレーム数を制御する第2工程と、
    を有することを特徴とする通信方法。
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