JP5137380B2 - ぶれ補正装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ぶれ補正装置及び方法に関し、更に詳しくは、CCDやCMOSセンサに代表される固体撮像素子に含まれる欠陥画素からの撮像出力に起因する画質劣化を補正する機能を有するぶれ補正装置及び方法に関する。
従来、電子スチルカメラの手ぶれ補正技術として、電子手ぶれ補正技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。電子手ぶれ補正技術では、手ぶれが起こらない程度の短秒時露光で連続撮影された複数枚の画像を、位置を合わせながら重ね合わせ合成して、所望の露光時間の手ぶれ補正画像を得る。
このような電子手ぶれ補正技術では、撮像素子の画素欠陥に起因する画像の劣化については、位置合わせした後で補正するために、合成する複数画像における劣化位置が互いにずれてしまい、正しく補正することができなかった。特許文献1では、画素欠陥に起因する白キズは、長時間露光では顕著になる傾向があるが、短時間露光では正常な画素として機能することがあるため、上述した電子手ぶれ補正を行う場合には補正を行わなくても白キズを少なくするができるとしている。
特開2000−69352号公報
このように、電子手ぶれ補正時には、撮像素子の画素欠陥に起因する画像劣化については適切な補正が行われないか、または特許文献1に記載されたように補正が行われないため、高品位の画像を得ることができなかった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、電子手ぶれ補正を行う場合にも、撮像素子の画素欠陥に起因する画像劣化を適切に補正することを目的とする。
上記目的を達成するために、複数の画素を含む撮像手段により得られた複数枚の画像を、1枚の画像に重ね合わせ合成する本発明のぶれ補正装置は、前記画像内の欠陥画素のデータを取得する欠陥画素取得手段と、合成する複数枚の画像間の位置ずれ量を検出するずれ量検出手段と、前記合成する複数枚の画像の各画素のデータを、前記ずれ量検出手段により検出された位置ずれ量に基づいて位置合わせしながら画素毎に加算して1枚の画像を生成する合成手段とを有し、前記合成手段は、2枚ずつ画像を合成していき、合成する2枚の画像のうち、一方の画像の前記欠陥画素に対応する他方の画像の画素が欠陥画素でない場合は、前記一方の画像がn枚分の画素データから成る画像であって、前記他方の画像がm枚分の画素データから成る画像である場合に、前記他方の画像の前記欠陥画素に対応する画素のデータを(n+m)/m倍したデータを、前記合成後の画像における前記欠陥画素に対応する画素のデータとして出力し、前記一方の画像の前記欠陥画素に対応する前記他方の画像の画素も欠陥画素である場合は欠陥画像であることを示すデータを出力する
また、複数の画素を含む撮像手段により得られた複数枚の画像を、1枚の画像に重ね合わせ合成するぶれ補正方法は、前記画像内の欠陥画素のデータを取得する欠陥画素取得工程と、合成する複数枚の画像間の位置ずれ量を検出するずれ量検出工程と、前記合成する複数枚の画像の各画素のデータを、前記ずれ量検出工程で検出された位置ずれ量に基づいて位置合わせしながら画素毎に加算して1枚の画像を生成する合成工程とを有し、前記合成工程では、2枚ずつ画像を合成していき、合成する2枚の画像のうち、一方の画像の前記欠陥画素に対応する他方の画像の画素が欠陥画素でない場合は、前記一方の画像がn枚分の画素データから成る画像であって、前記他方の画像がm枚分の画素データから成る画像である場合に、前記他方の画像の前記欠陥画素に対応する画素のデータを(n+m)/m倍したデータを、前記合成後の画像における前記欠陥画素に対応する画素のデータとして出力し、前記一方の画像の前記欠陥画素に対応する前記他方の画像の画素も欠陥画素である場合は欠陥画像であることを示すデータを出力する
本発明によれば、電子手ぶれ補正を行う場合にも、撮像素子の画素欠陥に起因する画像劣化を適切に補正することができる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
●画像処理装置の構成
図1は、本発明の第1の実施の形態における電子スチルカメラ等の画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。この画像処理装置は、短秒時露光で撮影された連続する複数枚の画像を合成して手ぶれ補正を行う、電子手ぶれ補正機能を有する。
図1において、100は画像処理装置である。10は被写体光学像を後述する撮像素子12上に結像させる撮像レンズ、11は被写体光学像の露出を調節するシャッタである。12は被写体光学像をアナログの電気信号に光電変換して出力する撮像素子、14は撮像素子12から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器である。
16はD/A変換器、18はTFT LCD等からなる画像表示部である。メモリ40に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器16を介してデジタルデータからアナログデータに変換され、画像表示部18により表示される。また、撮像素子12から画像信号を連続的に読み出し、画像表示部18に逐次表示することで、電子ビューファインダ(EVF)機能を実現することができる。
20はメモリカードやハードディスク等の記録媒体であり、撮影された画像データ等は記録媒体20に記録される。
30は画像処理回路であり、撮影あるいは記録された画像データに対して、画素補間処理や色変換処理等の現像処理やリサイズ処理など、所定の画像処理を行う。
40はROM94に記憶されたデータを展開したり撮影した画像データを一時的に格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記録容量を備えている。例えば、A/D変換器14から出力された画像データがメモリ制御回路50、画像処理回路30、圧縮伸長回路60を介して、あるいは直接メモリ制御回路50を介して、メモリ40に書き込まれる。
50はメモリ制御回路であり、A/D変換器14、D/A変換器16、記録媒体20、画像処理回路30、メモリ40、圧縮伸長回路60、傷マーク回路70、傷補正回路72、位置ずれ検出回路80、画像合成回路82へのデータフローを制御する。
60は画像データを圧縮・伸長する圧縮伸長回路である。
70は撮像素子12の欠陥画素位置情報をメモリ制御回路50を介してメモリ40から読み出し、欠陥画素位置の画素値を所定のマーク値に置換する傷マーク回路、72は近傍画素から該当画素を補正する傷補正回路である。
80は2枚の画像間の位置ずれ量を検出する位置ずれ検出回路、82は2枚の画像を合成する画像合成回路である。
92はモードダイアルスイッチ等の操作部で、例えば、電源オフ、撮影モード、再生モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。90は操作部92による設定や、ROM94(読み出し専用メモリ)に格納された内容に従い、画像処理装置100全体及び画像処理装置100を構成する各回路の動作制御を行うシステム制御回路である。ROM94には、システム制御回路50が使用するプログラム及び、傷データ等があらかじめ記憶されている。
図2は傷補正回路72の概略構成を示す図である。402、404、406はフリップフロップ、408は加算器、410はデータセレクタ、412は傷マーク検出回路である。傷マークでない場合は入力画素のデータをそのまま出力し、傷マークを検出すると左右画素のデータの平均値を補正値として出力する。なお、本発明の傷補正回路72における傷マーク画素の補正方法はこれに限るものでは無く、上下画素や斜め方向の画素など、近傍の複数画素を参照して傷マーク画素を補正するようにしてもよい。
●電子手ぶれ補正を行わない場合の傷画素データ補正。
通常撮影時(電子手ぶれ補正しない場合)は、先ず、A/D変換器14から出力される画像データに対して、ROM94に予め記憶された欠陥画素位置情報に基づいて、傷マーク回路70で欠陥画素から出力されたデータに傷マークを付ける。そして、傷補正回路72は、傷マーク回路70の出力から傷マークを検出して欠陥画素から出力されたデータ(以下、「傷画素データ」と呼ぶ。)を補正する。ただし、本発明において、通常撮影時の傷データ補正処理はこれに限るものではなく、傷補正回路72がROM94から直接欠陥画素位置情報を取得し、傷画素データを検出して補正する構成でも構わない。
●電子手ぶれ補正時の傷画素データ補正
電子手ぶれ補正時は、本第1の実施形態においては、A/D変換器14の出力画像に傷マーク回路70で傷マークを付けた画像について、2枚ずつ画像間の位置ずれを検出し、画像合成する。ただし本発明においてはこれに限るものではなく、傷マークを付ける処理と位置ずれ検出の順序は問わない。また、位置ずれの検出方法については、本発明では特に限定するものではなく、公知の方法を利用して検出するように構成すればよい。
図3は、本第1の実施形態における画像合成回路82の概略構成を示す図である。X、Yはそれぞれ合成する2枚の入力画像データを示し、Zは合成された画像データを示す。202、204は傷マーク検出回路、206、208はデータセレクタ、203、205は入力画像データを2倍にする乗算器、210は加算器である。画像データX、Yは、位置ずれ検出回路80の検出結果に基づいて、メモリ制御回路50によって位置ずれをキャンセルされた状態で入力される。
図4は本第1の実施形態における電子手ぶれ補正時の画像合成方法を説明するための図である。なお、説明を分かり易くするために5×5画素を1枚の画像として示しているが、実際にはこれよりも多数の画素により構成されている。図4に示す例では、位置ずれ検出回路80により位置ずれ検出を行い、位置を合わせて8枚の画像を合成する場合を示しており、網掛けしてある画素は、傷マークが付けられた画素を示している。位置ずれを相殺するように位置合わせを行うため、図4(a)に示すように、撮像素子12の同じ欠陥画素に対応する画素の位置が画像毎に異なっている。また、画像データ中に画素値0の画素は無いものとし、傷マークの画素値は0であるとする。
先ず、1枚目の画像P(0)と2枚目の画像P(1)の合成を行う。この際に、各画像の画像データは、画素毎に図3に示す画像合成回路82に入力される。傷マーク検出回路202、204はそれぞれの画素の画像データ(以下、「画素データ」と呼ぶ。)に傷マークが付いているかどうかを判断する。傷マークが付いていなければ、傷マーク検出回路202、204は、互いのデータセレクタ208、206が端子「0」を選択するように制御し、傷マークが付いていれば、端子「1」を選択するように制御する。
この制御により、例えば、Yの画素データに傷マークが検出され、Xの画素データに傷マークが検出されていなければ、Xの画素データが2倍されて画像合成回路82から出力される。Xの画素データにのみ傷マークが検出された場合は、その逆である。また、両画素の画素データに傷マークが検出された場合は、傷マークの画素値0が出力されることになるため、傷マークとして残ることになる。
上記合成処理により、傷マークが無ければ対応する画素データ同士が加算され、傷マークがあれば、傷マークが無い画素データが2倍されて出力されることになる。このようにして1枚目の画像P(0)と2枚目の画像P(1)の画素データを順次加算していくと、図4(b)の画像P(0,1)に示すような傷マークを有する画像データとなる。同様に、3枚目の画像P(2)と4枚目の画像P(3)、5枚目の画像P(4)と6枚目の画像P(5)、7枚目の画像P(6)と8枚目の画像P(7)の画素データを順次加算する。これにより、図4(b)に示すような傷マークを有する4枚の画像が得られることになる。図4に示す例では、この時点で、傷マークが付けられた画素データのほとんどが、傷マークが付けられていない画素データにより補正されている。
更に、図4(b)に示す4枚の画像について、上述した各画素データを加算する処理を繰り返し、図4(c)に示す2枚の画像を取得する。更にこの2枚の画像について上述した処理を繰り返すと、図4(d)に示す1枚の画像P(0〜6)を取得することができる。
このように、傷マークが付けられた画素データを、位置合わせした合成対象の画素データを用いて補正することにより、傷画素データを補正することができる。この処理により合成した画像における傷画素データの数を減らすことができるが、最終的に残った傷画素データは、傷補正回路72により周囲の画素を用いて補正する。
次に、上記電子手ぶれ補正時の傷画素データ補正を実現するためのより具体的な制御例について、図5及び図6を参照して説明する。ここでは、1/128秒のシャッター速度で16(=24)枚の画像を連写し、これらの画像を合成した結果、1/8秒相当のシャッター速度に対応する手ぶれ補正した画像を得るものとする。
図5はシステム制御回路90による制御を説明するためのフローチャートであり、図6は図5のフローチャートにおける変数の変化を示した表である。図5において、P(i)は合成される画像を、また、iは画像の番号を示している。ここでは16枚連写のため、i=0〜15とする。また、後述する定数Mを、合成する画像枚数を2のべき乗で表現したときの指数から1を引いた値(16=24で、M=4−1=3)に設定する。
まず、変数m、nを0に初期化する(ステップS1及びS2)。次に、位置ずれ検出回路80により、合成する2枚の画像P(2nm+1)とP(2nm+1+2m)の画像の位置ずれ量を検出する(ステップS4)。ここではm=n=0なので、画像P(0)とP(1)の位置ずれ量を検出する(図6の表も参照)。次に、位置ずれ量に基づいて位置合わせをしながら画像P(0)とP(1)の各画素データを画像合成回路82により合成して画像合成をし、P(0)と置き換える(ステップS6)。この画像合成回路82による画像合成処理では、上述したように、傷マークを付けられた傷画素データが補正されながら合成されるため、補正されていない傷画素データの数は合成前の画像よりも減ることになる。
その後、nを1増やしてから(ステップS8)、n=2(M-m)=8になるまで(ステップS10でYESの間)、ステップS4に戻って上記処理を繰り返す。2回目のループではm=0、n=1であるので、P(2nm+1)とP(2nm+1+2m)から、3枚目と4枚目の画像P(2)とP(3)の画像が合成され、画像P(2)に置き換えられる。
図6のm=0の2コラムが、n=1〜7までのループで合成される画像番号を示している。
n=8になると(ステップS10でNO)、ステップS12に進み、mを1増やしてからMと比較し、M以下であれば(ステップS14でNOの間)ステップS2に戻って上記処理を繰り返す。
ここでは、m=1のため、図6のm=1の2コラムで示される画像番号の画像が合成されることになる。即ち、m=0の処理で合成された画像P(0)とP(2)、P(4)とP(6)、P(8)とP(10)、P(12)とP(14)をそれぞれ合成し、それぞれP(0)、P(4)、P(8)、P(14)に置き換える。この処理により、更に傷画素データが補正されることになる。
上記処理をm=2、m=3について繰り返し、図6のm=2、m=3のそれぞれの2コラムで示される画像が合成されて、最後に16枚の画像が合成された画像P(0)が得られる。
そして、全ての画像を合成した後もまだ残っている傷マークを傷補正回路72で補正し(ステップS16)、処理を終了する。
なお、図5及び図6に示す制御は図4の方法を実現するための一具体例であり、この例では元の画像番号を用いたアルゴリズムを利用したが、これに限るものではない。例えば、合成した後の画像の番号を1から順にふり直し、最後の1枚になるまで画像合成処理を繰り返すようにするなど、図4に示す方法を実現するアルゴリズムであれば良い。
このように、本第1の実施形態によれば、電子手ぶれ補正を行いながら、撮像素子の画素欠陥に起因する画像劣化を適切に補正することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態の電子手ぶれ補正時の傷画素データ補正方法では、2のべき乗の数の画像を撮影して合成する場合は、傷画素データを適切に補正することができた。しかしながら、2のべき乗の数で無い場合には、後述するように、補正されたデータが適切な値にならない。
そこで、本第2の実施形態では、合成する画像の枚数にかかわらず、適切な重み付けで傷画素データを補正することができる画像合成回路及び方法について説明する。なお、画像合成回路82の詳細構成以外は第1の実施形態で説明した構成と同様であるため、説明を省略する。以下、上記第1の実施形態の図4、図5、図6を参照して説明した処理の代わりに行われる、本第2の実施形態に特徴的な画像合成回路82の構成及び方法について説明する。
●電子手ぶれ補正時の傷画素データ補正
図7は、本第2の実施形態における画像合成回路82の概略構成を示す図である。X、Yはそれぞれ合成する2枚の入力画像データを示し、Zは合成された画像データを示す。なお、Xはより小さい画像番号の画像データとし、Yはより大きい画像番号の画像データとする。302、304は傷マーク検出回路、306、308は剰余器、314、316はデータセレクタ、318は加算器である。画像データX、Yは、位置ずれ検出回路80の検出結果に基づいて、メモリ制御回路50によって位置ずれをキャンセルされた状態で入力される。
図8は、本第2の実施形態における電子手ぶれ補正時の画像合成方法を説明する図である。なお、説明を分かり易くするために5×5画素を1枚の画像として示しているが、実際にはこれよりも多数の画素により構成されている。図8に示す例では、位置ずれ検出回路80により位置ずれ検出を行い、位置を合わせて6枚の画像を合成する場合を示しており、網掛けしてある画素は、傷マークが付けられた画素を示している。位置ずれを相殺するように位置合わせを行うため、図8(a)に示すように、撮像素子12の同じ欠陥画素に対応する画素の位置が画像毎に異なっている。また、画像データ中に画素値0の画素は無いものとし、傷マークの画素値は0であるとする。
先ず、1枚目の画像P(0)と2枚目の画像P(1)の合成を行う。1枚目と2枚目の画像の場合、各画素データは、それぞれ1枚の画像の画素データである。この場合、いずれか一方の画素データに傷マークが付いていた時に、他方の画素データを2倍して出力すればよいため、剰余器306、308の係数をA=B=2に設定する。そして、各画素データは、図3に示す画像合成回路82に入力される。傷マーク検出回路302、304はそれぞれの画素データに傷マークが付いているかどうかを判断する。傷マークが付いていなければ、傷マーク検出回路302、304は、互いのデータセレクタ314、316が端子「0」を選択するように制御し、傷マークが付いていれば、端子「1」を選択するように制御する。
この制御により、例えば、Yの画素データに傷マークが検出され、Xの画素データに傷マークが検出されていなければ、Xの画素データが2倍されて画像合成回路82から出力される。Xの画素データにのみ傷マークが検出された場合は、その逆である。また、両画素の画素データに傷マークが検出された場合は、傷マークの画素値0が出力されることになるため、傷マークとして残ることになる。
上記合成処理により、傷マークが無ければ対応する画素データ同士が加算され、傷マークがあれば、傷マークが無い画素データが2倍されて出力されることになる。このようにして1枚目の画像P(0)と2枚目の画像P(1)の画素データを順次加算していくと、図8(b)の画像P(0,1)に示すような傷マークを有する画像データとなる。同様に、3枚目の画像P(2)と4枚目の画像P(3)、5枚目の画像P(4)と6枚目の画像P(5)の画像の画素データを順次加算する。これにより、図8(b)に示すような傷マークを有する3枚の画像が得られることになる。
更に、図8(b)に示す3枚の画像について、上述した各画素データを加算する処理を繰り返す。この場合、1枚目と2枚目の画像の各画素データは、それぞれ2枚分の画像の画素データを持っているため、合成により、4枚分の画像の画素データとなる。この場合、いずれか一方の画素データに傷マークが付いていた時に、他方の画素データを2倍して出力すればよいため、剰余器306、308の係数をA=B=2に設定する。そして、各画素データは、画素毎に図3に示す画像合成回路82に入力され、合成される。なお、ここでは、図8(b)の3枚目(P4,5)の画像は、4枚目の画像が無く、この段階では合成することができないため、合成を行わない。この結果、図8(c)に示す2枚の画像が得られる。
更に、この2枚の画像について上述した処理を繰り返すが、1枚目の画像P(0〜3)は4枚の画像を合成した画像であるのに対し、2枚目の画像P(4,5)は2枚の画像を合成した画像である。この場合に、剰余器の係数を第1の実施形態のように2に固定して、合成処理を行うと、傷画素データを正しく補正することができない。例えば、P(0〜3)の画素データにのみ傷マークが付けられている場合、P(4,5)を2倍して出力すると、4枚分(=2×2)の画像に相当するレベルの画素データが出力されてしまう。逆に、P(4,5)の画素データにのみ傷マークが付けられている場合、P(0〜3)を2倍して出力すると、8枚分(=2×4)の画像に相当するレベルの画素データが出力されてしまう。
従って、以下のようにして係数A、Bを設定する。即ち、画像P(0〜3)、P(4,5)を合成すると、6枚分の画像に相当するレベルの画素データが得られるはずである。従って、剰余器306、308の係数をA=6/4=3/2、B=6/2=3に設定してから、上述した画像合成処理を行う。
このように係数を設定することで、例えば、Yの画像データにのみ傷マークが検出されると、Xの画素データが3/2倍されて出力される。一方、Xの画像データにのみ傷マークが検出された場合は、Yの画素データが3倍されて出力されることになる。また、両画素の画素データに傷マークが検出された場合は、傷マークの画素値0が出力されることになるため、傷マークとして残ることになる。
これにより、6枚の画像を合成した、図8(d)に示す1枚の画像P(0〜5)を得ることができる。
このように、傷マークが付けられた画素データを、位置合わせした合成対象の画素データを用いて補正することにより、傷画素データを補正することができる。この処理により合成した画像における傷画素データの数を減らすことができるが、最終的に残った傷画素データは、傷補正回路72により周囲の画素を用いて補正する。
このように、画像の合成に先だって、合成する各画像を得るために合成した画像の枚数を分母とし(未合成画像の場合は1枚)、また、各画像を得るために合成した画像の枚数を合計して分子としたものを、剰余器306、308の係数として設定する。
次に、上記電子手ぶれ補正時の傷画素データ補正を実現するためのより具体的な制御例について、図9及び図10を参照して説明する。ここでは、1/140秒のシャッター速度で14枚連写し、これらの画像を合成した結果、1/10秒相当のシャッター速度に対応する手ぶれ補正した画像を得るものとする。
図9は本第2の実施形態におけるシステム制御回路90による制御を説明するためのフローチャートであり、図10は図9のフローチャートにおける変数の変化を示した表である。図9において、P(i)は合成される画像を、また、iは画像の番号を示している。ここでは14(2<14<24)枚連写のため、i=0〜13とする。また、定数Mを、2のべき乗で表現できる値の内、合成する画像の枚数を超える値であって、画像の枚数に最も近い値の指数から1を引いた値(M=4−1=3)に設定する。
まず、変数m、nを0に初期化する(ステップS101及びS102)。次に、位置ずれ検出回路80により、合成する2枚の画像P(2nm+1)とP(2nm+1+2m)の画像の位置ずれ量を検出する(ステップS104)。ここではm=n=0なので、画像P(0)とP(1)の位置ずれ量を検出する(図10の表も参照)。次に、上述したようにして係数A及びBを設定する(ステップS110)。ここでは、A=B=2/1=2を設定する。
次に、位置ずれ量に基づいて位置合わせをしながら画像P(0)とP(1)の各画素データを画像合成回路82により合成して画像合成をし、P(0)と置き換える(ステップS112)。
その後、nを1増やしてから(ステップS114)、n<2(M-m)=8かどうか判断し(ステップS116)、n<2(M-m)=8であれば、合成する画像のペアがあるかどうかを判断する(ステップS118)。合成する画像のペアがあれば、ステップS104に戻って上記を繰り返す。2回目のループではm=0、n=1であるので、P(2nm+1)とP(2nm+1+2m)から、3枚目と4枚目の画像P(2)とP(3)の画像が合成され、画像P(2)に置き換えられる。
図10のm=0の2コラムが、n=1〜6までのループで合成される画像番号を示している。
n=8になるか(ステップS116でNO)、または合成する画像のペアが無くなると(ステップS118でNO)、ステップS120に進む。そして、mを1増やしてから、Mと比較し、M以下であれば(ステップS122でNOの間)ステップS102に戻って上記処理を繰り返す。
ここでは、m=1のため、図10のm=1の2コラムで示される画像番号の画像が合成されることになる。即ち、m=0の処理で合成された画像P(0)とP(2)、P(4)とP(6)、P(8)とP(10)をそれぞれ合成し、それぞれP(0)、P(4)、P(8)に置き換える。この処理により、更に傷画素データが補正されることになる。ただし、P(12)についてはペアとなる画像が無いため、合成処理は行われず、そのままである。
次に、m=2となり、図10のm=2の2コラムで示される画像番号の画像が合成されることになる。即ち、m=1の処理で合成された画像P(0)とP(4)、P(8)とP(12)をそれぞれ合成し、それぞれP(0)、P(8)にそれぞれ置き換える。ここで、P(8)とP(12)では、それまでに合成された画像の枚数が異なる為(4枚と2枚)、剰余器306、308の係数はA=6/4=3/2、B=6/2=3に設定される。
更に、m=3にすると、図10のm=3の2コラムで示される画像番号の画像P(0)とP(8)が合成されることになる。この時、画像P(0)としてそれまでに合成された画像が8枚であるのに対し、P(8)としてそれまでに合成された画像は6枚であるので、剰余器306、308の係数をそれぞれ、A=14/8=7/4、B=14/6=7/3とする。
このようにして、最後に14枚の画像が合成された画像P(0)が得られる。
そして、全ての画像を合成した後もまだ残っている傷マークを傷補正回路72で補正し(ステップS124)、処理を終了する。
なお、図9及び図10に示す制御は図8の方法を実現するための一具体例であり、この例では元の画像番号を用いたアルゴリズムを利用したが、これに限るものではない。例えば、合成した後の画像の番号を1から順にふり直し、最後の1枚になるまで画像合成処理を繰り返すようにするなど、図8に示す方法を実現するアルゴリズムであれば良い。
このように、本第2の実施形態によれば、電子手ぶれ補正を行いながら、撮像素子の画素欠陥に起因する画像劣化を適切に補正することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本第3の実施形態における画像処理装置の構成は、第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。本第3の実施形態と第2の実施形態とでは、画像を合成する順番が異なる。以下、本第3の実施形態における画像合成方法について説明する。
●電子手ぶれ補正時の傷画素データ補正
図11は、本第3の実施形態における電子手ぶれ補正時の画像合成方法を説明する図である。なお、説明を分かり易くするために5×5画素を1枚の画像として示しているが、実際にはこれよりも多数の画素により構成されている。図11に示す例では、位置ずれ検出回路80により位置ずれ検出を行い、位置を合わせて5枚の画像を合成する場合を示しており、網掛けしてある画素は、傷マークを付けた画素を示している。位置ずれを相殺するように位置合わせを行うため、図11(a)に示すように、撮像素子12の同じ欠陥画素に対応する画素の位置が画像毎に異なっている。また、画像データ中に画素値0の画素は無いものとし、傷マークの画素値は0であるとする。
先ず、1枚目の画像P(0)と2枚目の画像P(1)の合成を行う。1枚目と2枚目の画像の場合、各画素データは、それぞれ1枚分の画像の画素データである。本第3の実施形態においても、上記第2の実施形態と同様の考え方により、剰余器306、308の係数をA=B=2/1、即ち、2に設定する。そして、各画素データは、図3に示す画像合成回路82に入力される。傷マーク検出回路302、304はそれぞれの画素データに傷マークが付いているかどうかを判断する。傷マークが付いていなければ、傷マーク検出回路302、304は、互いのデータセレクタ314、316が端子「0」を選択するように制御し、傷マークが付いていれば、端子「1」を選択するように制御する。
この制御により、例えば、Yの画素データに傷マークが検出され、Xの画素データに傷マークが検出されていなければ、Xの画素データが2倍されて画像合成回路82から出力される。Xの画素データにのみ傷マークが検出された場合は、その逆である。また、両画素の画素データに傷マークが検出された場合は、傷マークの画素値0が出力されることになるため、傷マークとして残ることになる。
次に、本第3の実施形態では、1枚目と2枚目を合成した画像P(1+2)と、3枚目の画像P(3)とを合成する。この場合、画像P(1+2)の画素データは2枚分の画像の画素データであり、画像P(3)の画素データは1枚分の画像の画素データであるため、剰余器306、308の係数をA=3/2に、B=3/1=3に設定する。そして、1枚目と2枚目の画像を合成した時と同様にして、各画素データを合成する。
例えば、Yの画素データにのみ傷マークが検出されると、Xの画素データが3/2倍されて出力される。一方、Xの画素データにのみ傷マークが検出された場合は、Yの画素データが3倍されて出力されることになる。両画素の画素データに傷マークが検出された場合は、傷マークの画素値0が出力されることになるため、傷マークとして残ることになる。
同様にして、順次画像を合成していく。その際に、画像の合成に先だって、合成する各画像を得るために合成した画像の枚数を分母とし(未合成画像の場合は1枚)、また、各画像を得るために合成した画像の枚数を合計して分子としたものを、剰余器306、308の係数として設定する。
このようにして、最後に1枚の画像が残るまで(図11(e))合成を続ける。このように、傷マークが付けられた画素データを、位置合わせした合成対象の画素データを用いて補間することにより、傷画素データを補正することができる。この処理により合成した画像における傷画素データの数を減らすことができるが、最終的に残った傷画素データは、傷補正回路72により周囲の画素を用いて補正する。
次に、上記電子手ぶれ補正時の傷画素データ補正を実現するためのより具体的な制御例について、図12を参照して説明する。ここでは、短秒時で連写して得たN枚の画像を手ぶれ補正しながら合成する場合について説明する。
まず、変数nを0に初期化する(ステップS302)。次に、位置ずれ検出回路80により、合成する2枚の画像P(n)とP(n+1)の画像の位置ずれ量を検出する(ステップS304)。ここではn=0なので、画像P(0)とP(1)の位置ずれ量を検出する。次に、上述したようにして係数A及びBを設定する(ステップS306)。ここでは、A=B=2/1=2を設定する。
次に、位置ずれ量に基づいて位置合わせをしながら画像P(0)とP(1)の各画素データを画像合成回路82により合成して画像合成をし、P(1)と置き換える(ステップS308)。その後、nを1増やしてから(ステップS310)、nがNよりも小さいかどうかを判断し、小さければステップS304に戻って上記処理を繰り返す。
nがN以上になると、全ての画像の合成を終了したものと判断し、ステップS314に進んで、全ての画像を合成した後もまだ残っている傷マークを傷補正回路72で補正し、処理を終了する。
このように、本第3の実施形態によれば、電子手ぶれ補正を行いながら、撮像素子の画素欠陥に起因する画像劣化を適切に補正することができる。
なお、本第1〜第3の実施形態では傷マーク回路70により傷画素データに傷マークを付け、画像合成回路82で傷マークを検出する場合について説明した。しかしながら本発明はこれに限るものではなく、例えば、位置ずれ検出回路80および画像合成回路82が直接傷データを取得して傷位置を検出するように構成しても構わない。その場合、画像合成回路82は位置ずれ検出回路80から位置ずれ情報を取得して、位置ずれを考慮して傷位置を検出するようにすればよい。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。上記第1〜第3の実施形態では、画像を合成する際に傷画素データの補正を行う場合について説明したが、本第4の実施形態では、傷画素データの補正を先に行ってから、画像を合成する場合について説明する。
なお、画像合成回路82の詳細構成以外は第1の実施形態で説明した構成と同様であるため、説明を省略する。以下、上記第1の実施形態の図4、図5、図6の代わりに行われる、本第4の実施形態に特徴的な画像合成回路の構成及び方法について説明する。
●電子手ぶれ補正時の傷画素データ補正
図13は、本第4の実施形態における画像合成回路82の概略構成を示す図である。X、Yはそれぞれ合成する2枚の入力画像データを示し、Zは合成された画像データを示す。502は加算器である。画像データX、Yは、位置ずれ検出回路80の検出結果に基づいて、メモリ制御回路50によって位置ずれをキャンセルされた状態で入力される。
電子手ぶれ補正時、本第4実施形態においては、A/D変換器14の出力画像に傷マーク回路70で傷マークを付けた画像に傷補正回路72で傷補正した画像に対して、位置ずれ検出し、画像合成する。
図14は本第4の実施形態におけるシステム制御回路90の動作を説明するためのフローチャートである。ここでは、短秒時で連写して得たN枚の画像を手ぶれ補正しながら合成する場合について説明する。
まず、変数nを0に初期化する(ステップS402)。次に、位置ずれ検出回路80により、傷補正回路72により傷補正を行った後の、合成する2枚の画像P(n)とP(n+1)の画像の位置ずれ量を検出する(ステップS404)。ここではn=0なので、画像P(0)とP(1)の位置ずれ量を検出する。次に、位置ずれ量に基づいて位置合わせをしながら画像P(0)とP(1)の各画素データを画像合成回路82により加算して画像合成をし、P(1)と置き換える(ステップS406)。
その後、nを1増やしてから(ステップS408)、nがN以上になるまで(ステップS410でYESの間)、ステップS404に戻って上記処理を繰り返す。
nがN以上になると、全ての画像の合成を終了したものと判断し、処理を終了する。
上記の通り本第4の実施形態によれば、画像を合成する前に傷画素データの補正を行うことにより、電子手ぶれ補正時にも撮像素子の画素欠陥に起因する画像劣化を適切に補正することができる。
<他の実施形態>
なお、本発明の目的は、以下の様にして達成することも可能である。まず、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、以下のようにして達成することも可能である。即ち、読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合である。ここでプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、CD−ROM、CD−R、DVD、光ディスク、光磁気ディスク、MOなどが考えられる。また、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やWAN(ワイド・エリア・ネットワーク)などのコンピュータネットワークを、プログラムコードを供給するために用いることができる。
本発明の実施の形態における画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における傷補正回路の概略構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における画像合成回路の概略構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における電子手ぶれ補正時の画像合成方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態におけるシステム制御回路による制御を説明するためのフローチャートである。 図5のフローチャートにおける変数の変化を示した表を示す図である。 本発明の第2及び第3の実施形態における画像合成回路の概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態における電子手ぶれ補正時の画像合成方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態におけるシステム制御回路による制御を説明するためのフローチャートである。 図9のフローチャートにおける変数の変化を示した表を示す図である。 本発明の第3の実施形態における電子手ぶれ補正時の画像合成方法を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態におけるシステム制御回路による制御を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4の実施形態における画像合成回路の概略構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態におけるシステム制御回路による制御を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10:撮像レンズ、11:シャッタ、12:撮像素子、14:A/D変換器、16:D/A変換器、18:画像表示部、20:記録媒体、30:画像処理回路、40:メモリ、50:メモリ制御回路、60:圧縮伸長回路、70:傷マーク回路、72:傷補正回路、80:位置ずれ検出回路、82:画像合成回路、90:システム制御回路、92:操作部、96:ROM、100:撮像装置、202、204、302、304:傷検出回路、203、205:乗算器、206、208、314、316:データセレクタ、210、318、502:加算器、306、308:剰余器、402、404、406:フリップフロップ、408:加算器、410:データセレクタ、412:傷マーク検出回路

Claims (11)

  1. 複数の画素を含む撮像手段により得られた複数の画像を、1枚の画像に重ね合わせ合成するぶれ補正装置であって、
    前記画像内の欠陥画素のデータを取得する欠陥画素取得手段と、
    合成する複数枚の画像間の位置ずれ量を検出するずれ量検出手段と、
    前記合成する複数枚の画像の各画素のデータを、前記ずれ量検出手段により検出された位置ずれ量に基づいて位置合わせしながら画素毎に加算して1枚の画像を生成する合成手段とを有し、
    前記合成手段は、2枚ずつ画像を合成していき、合成する2枚の画像のうち、一方の画像の前記欠陥画素に対応する他方の画像の画素が欠陥画素でない場合は、前記一方の画像がn枚分の画素データから成る画像であって、前記他方の画像がm枚分の画素データから成る画像である場合に、前記他方の画像の前記欠陥画素に対応する画素のデータを(n+m)/m倍したデータを、前記合成後の画像における前記欠陥画素に対応する画素のデータとして出力し、前記一方の画像の前記欠陥画素に対応する前記他方の画像の画素も欠陥画素である場合は欠陥画像であることを示すデータを出力することを特徴とするぶれ補正装置。
  2. 前記撮像手段の欠陥画素の位置情報を記憶した記憶手段を更に有し、
    前記欠陥画素取得手段は、前記記憶手段に記憶された欠陥画素の位置情報に基づいて、前記複数枚の画像の各画素のデータの内、前記欠陥画素から出力されたデータを、欠陥画素から出力されたデータであることを示す予め設定された固定値に置き換え、
    前記合成手段は、前記画像内の画素のデータが前記固定値に置き換えられたデータであるかどうかにより、前記合成する複数枚の画像の各画素のデータが欠陥画素から出力されたデータであるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のぶれ補正装置。
  3. 前記撮像手段の欠陥画素の位置情報を記憶した記憶手段を更に有し、
    前記欠陥画素取得手段は、前記記憶手段から前記欠陥画素の位置情報を取得し、
    前記合成手段は、前記欠陥画素取得手段により取得された、前記欠陥画素の位置情報に基づいて、前記合成する複数枚の画像の各画素のデータが欠陥画素から出力されたデータであるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のぶれ補正装置。
  4. 欠陥画素のデータを、該欠陥画素の周辺画素のデータを利用して補正する補正手段を更に有し、
    前記補正手段は、前記合成手段による前記複数枚の画像の合成後、前記合成によりデータが補正されなかった欠陥画素のデータを、該欠陥画素の周辺画素のデータを利用して更に補正することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のぶれ補正装置。
  5. 前記合成手段は、加算して得られた1枚の画像を他の1枚の画像と加算する処理を繰り返すことで、最終的に前記1枚の画像を生成することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のぶれ補正装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のぶれ補正装置を搭載したことを特徴とする撮像装置。
  7. 複数の画素を含む撮像手段により得られた複数枚の画像を、1枚の画像に重ね合わせ合成するぶれ補正方法であって、
    前記画像内の欠陥画素のデータを取得する欠陥画素取得工程と、
    合成する複数枚の画像間の位置ずれ量を検出するずれ量検出工程と、
    前記合成する複数枚の画像の各画素のデータを、前記ずれ量検出工程で検出された位置ずれ量に基づいて位置合わせしながら画素毎に加算して1枚の画像を生成する合成工程とを有し、
    前記合成工程では、2枚ずつ画像を合成していき、合成する2枚の画像のうち、一方の画像の前記欠陥画素に対応する他方の画像の画素が欠陥画素でない場合は、前記一方の画像がn枚分の画素データから成る画像であって、前記他方の画像がm枚分の画素データから成る画像である場合に、前記他方の画像の前記欠陥画素に対応する画素のデータを(n+m)/m倍したデータを、前記合成後の画像における前記欠陥画素に対応する画素のデータとして出力し、前記一方の画像の前記欠陥画素に対応する前記他方の画像の画素も欠陥画素である場合は欠陥画像であることを示すデータを出力することを特徴とするぶれ補正方法。
  8. 前記欠陥画素取得工程では、機器の記憶手段に記憶された欠陥画素の位置情報に基づいて、前記複数枚の画像の各画素のデータの内、前記欠陥画素から出力されたデータを、欠陥画素から出力されたデータであることを示す予め設定された固定値に置き換え、前記合成工程では、前記画像内の画素のデータが前記固定値に置き換えられたデータであるかどうかにより、前記合成する複数枚の画像の各画素のデータが欠陥画素から出力されたデータであるか否かを判断することを特徴とする請求項に記載のぶれ補正方法。
  9. 欠陥画素のデータを、該欠陥画素の周辺画素のデータを利用して補正する補正工程を更に有し、
    前記補正工程においては、前記合成工程における前記複数枚の画像の合成後、前記合成によりデータが補正されなかった欠陥画素のデータを、該欠陥画素の周辺画素のデータを利用して更に補正することを特徴とする請求項7または8に記載のぶれ補正方法。
  10. コンピュータに、請求項乃至のいずれか1項に記載のぶれ補正方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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