JP5131528B2 - 電源制御装置 - Google Patents

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本発明は、負荷変動に対する追従性能の異なる複数種類の電源を統合的に制御することによって負荷変動補償を行うための電源制御装置に関する。
電力市場自由化後の社会動向として、以下の(1)〜(4)に示す理由からさまざまな分散型電源(天然ガスコージェネレーションや燃料電池)がエネルギー供給設備として建物内に進出してくる可能性が高くなっている。
(1)熱電併給により、相当高い総合エネルギー効率(80%強)を期待できる。
(2)CO排出量削減が期待できる。
(3)商用系統からの契約電力量の削減や配電施設の低減によるコスト削減が期待できる。
(4)震災、火災時の自立安定性が高い。
現在これらの分散型電源は、主に需要家のエネルギーコスト削減を目的として導入されており、稼働率が高くなり経済性を発揮しやすい「ベースロード運転」によって定格運転されている。図11(a)はベースロード運転の状態を示した図である。横軸は時刻であり、縦軸は有効電力である。図示する例では、0:00〜8:00と18:00〜0:00では買電電力のみでの有効電力値を表し、8:00〜18:00では買電電力と発電電力とを合わせた有効電力値を表す。8:00〜18:00の発電電力は300kWで一定である。また、8:00〜18:00の買電電力は有効電力の負荷に応じて変動している。今後、より多くの分散型電源が需要家サイドに入り、ベースロード運転にて商用系統に接続されると、商用系統は負荷変動の補償ばかりを求められ、電圧や周波数変動の調整機能(これをアンシラリー機能という)を一手に引き受けることになる。端的に言えば、電力会社が損な役割を担うことになる。
一方、国の施策として、分散型電源の負荷追従運転によって商用系統への負担を軽減して協調関係の構築を目指す動きがある。近年、議論が始まった「マイクログリッド」である。マイクログリッドの思想を取り込んだ分散型電源によるエネルギー供給システムでは、商用系統連系時には買電一定運転が、また自立運転時には自立範囲内に安定した品質の電力を供給することが求められている。図11(b)は買電一定運転の状態を示した図である。横軸は時刻であり、縦軸は有効電力である。図示する例では、0:00〜8:00と18:00〜0:00では買電電力のみでの有効電力値を表し、8:00〜18:00では買電電力と発電電力とを合わせた有効電力値を表す。8:00〜18:00の買電電力は200kWで一定である。また、8:00〜18:00の発電電力は有効電力の負荷に応じて変動している。
このようなエネルギー供給システムを実現するためには、複数の分散型電源を協調制御して負荷追従運転を行う必要がある。先行技術として、建物における負荷変動が、1日単位で緩慢に変動するようなパターンを基本として、急速な負荷変動を重畳しているために、計測した負荷電力を基に、追従性能の異なる複数種類の分散型電源を組み合わせて当該周波数帯域を分担させることで負荷追従運転を実現している分散型電源の制御方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、分散型電源によるエネルギー供給システムにおいてエネルギー供給コストやCO2排出量の最小化を担保するための方法としては、熱電需要、分散型電源の発電量、電力会社に対する売買電単価、ガス会社のガス料金単価等から各分散型電源の運転方法を決定する最適運転計画という方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−246584号公報 特開2005−86935号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、負荷変動に対する追従性能が異なる複数種類の分散型電源を統合的に制御して負荷追従運転を行うにあたり、分散型電源の出力応答の周波数特性に基づいて各電源に分担補償させているため、各電源の出力が頻繁に急激に変化してしまうという問題がある。そのため、分散型電源のメリットであるエネルギーコストやCO2排出量の削減が保証されなくなる恐れがある。
また、特許文献2の技術では、最適運転計画のための計算は時間を要することから、前日に予測した負荷から翌日の運転計画を一時間毎など単位時間毎に作成し、当日適宜修正するといった方法が採られる。そのため、単位時間以下の高速な負荷変動に対応する負荷追従運転を行うことができないという問題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、最適運転計画を考慮した負荷追従運転を制御することが可能な電源制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の電源の運転を制御する電源制御装置において、前記複数の電源のうちいずれか一の電源が出力すべき出力電力値を、前記複数の電源から当該一の電源を除いた残りの各電源の運転計画上の出力電力値または実際の出力電力値と、負荷電力値の変動に対する当該一の電源の出力電力値の周波数特性に応じて予め決定された周波数帯域と、前記負荷電力値と、買電目標値とに基づいて、前記電毎に決定し、前記周波数帯域が、前記負荷電力値の変動に対する前記一の電源の出力電力値の周波数特性と前記一の電源の運転効率の周波数特性とに基づいて予め決定されていることを特徴とする電源制御装置である。
この発明によれば、各電源の運転計画値と出力値と、予め決定した各電源が分担する周波数帯域とに基づいて、電源制御装置は各電源の出力値を制御する。そのため、本発明の電源制御装置は最適運転計画を考慮した負荷追従運転を制御することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による電源制御装置の制御ブロック図である。図示する例では、電源制御装置1は電源3−1、電源3−2、電源3−3の3つの電源を制御する。また、電源制御装置1は、電源3−1用にLPF2−1(Low−pass filter、低域通過濾波器)と、電源3−2用にLPF2−2との2つのLPFを備える。
電源制御装置1は入力情報として、負荷電力情報と、買電目標値情報と、電源3−2運転計画値情報と、電源3−3運転計画値情報と、電源3−1出力値情報と、電源3−2出力値情報との情報の入力を受け付ける。また、電源制御装置1は電源3−1と、電源3−2と、電源3−3に対して出力指令値情報を送信する。負荷電力情報は、本実施形態の電源制御装置1が制御する電源が出力する電力と、購入する電力とで供給しなければならない負荷の電力値である。買電目標値情報は電力会社より購入する電力値の情報である。本実施形態では、負荷電力情報によらず一定の電力を電力会社より購入する。電源3−2運転計画値情報は、予め最適運転計画で計画されている、電源3−2が供給する電力の計画値である。最適運転計画については後述する。電源3−3運転計画値情報は、予め最適運転計画で計画されている、電源3−3が供給する電力の計画値である。電源3−1出力値情報は、電源3−1が出力した電力の値である。電源3−1が出力した電力の値は電源3−1より取得する。電源3−2出力値情報は、電源3−2が出力した電力の値である。電源3−2が出力した電力の値は電源3−2より取得する。
LPFは、接続されている電源が分担する分担周波数帯域の周波数成分を取り出す。分担周波数帯域および周波数成分については後述する。図示する例ではLPF2−1は電源3−1に出力する出力指令値を求めるために使用され、電源3−1が分担する分担周波数帯域の周波数成分を取り出す。LPF2−2は電源3−2に出力する出力指令値を求めるために使用され、電源3−2が分担する分担周波数帯域の周波数成分を取り出す。
電源3−1に対して制御装置1が送信する出力指令値は以下の手順で求める。制御装置1は、負荷電力値から買電目標値情報の電力値と、電源3−2運転計画情報の電力値と、電源3−3運転計画情報の電力値とを減算する。続いて、制御装置1は、減算して求めた電力値からLPF2−1を用いて電源3−1が分担する分担周波数帯域の周波数成分を取り出す。取り出した周波数成分が、電源3−1に対して制御装置1が送信する出力指令値である。
電源3−2に対して制御装置1が送信する出力指令値は以下の手順で求める。制御装置1は、負荷電力値から買電目標値情報の電力値と、電源3−1出力値の電力値と、電源3−3運転計画情報の電力値とを減算する。続いて、制御装置1は、減算して求めた電力値からLPF2−2を用いて電源3−2が分担する分担周波数帯域の周波数成分を取り出す。取り出した周波数成分が、電源3−2に対して制御装置1が送信する出力指令値である。
電源3−3に対して制御装置1が送信する出力指令値は以下の手順で求める。制御装置1は、負荷電力値から買電目標値情報の電力値と、電源3−1出力値の電力値と、電源3−2出力値の電力値とを減算する。減算して求めた電力値が、電源3−3に対して制御装置1が送信する出力指令値である。
次に、各電源の負荷変動に対する分担周波数帯域を決定する。各電源の負荷変動に対する分担周波数帯域の決定は、出力応答の周波数特性と、運転効率の周波数特性とに基づいて行う。
各電源の出力応答に対する周波数特性取得方法について図2(a)、図2(b)を参照して説明する。本実施形態では電源として、ガスエンジン発電機GE350kWと、ガスエンジン発電機GE90kWと、ニッケル水素電池NiMHを使用する。図2(a)は、各電源の周波数応答特性を振幅と周波数で示したグラフである。図2(b)は、各電源の周波数応答特性を位相差と周波数で示したグラフである。これは、正弦波を出力指令値としてその周波数を変化させて入力した場合における実際の出力値と指令値との振幅の比(図2(a))および位相差(図2(b))を示すものであって、この図からGE350kWは0.01Hz以下、GE90kWは0.03以下、NiMHは1.0Hz以下の変動に対して振幅及び位相とも追従可能であることが分かる(特許文献1参照)。
各電源のうち発電機について運転効率の周波数特性取得方法について図3、図4を参照して説明する。図3は過渡運転時の燃費特性取得方法を示した図である。図3に含まれるグラフの横軸は時間であり、縦軸は発電機の出力値である。各発電機の運転効率の周波数特性を図3に示すような正弦波状応答より取得する。本実施形態では、発電機の出力が最大出力と最小出力との間で変化する1周期の間に、発電機が消費する燃料消費量に基づいて運転効率を評価する。図4は、過渡運転時の運転効率を示した図である。図4に含まれるグラフの横軸は発電機の運転周波数であり、縦軸は発電機の運転効率である。図示する例では、発電機GE350kW、発電機GE90kWともに運転周波数が変化しても運転効率は変化しない。すなわち、発電機GE350kW、発電機GE90kWの出力をどのような周波数で変化させても運転効率には影響を与えないことがわかる。
取得した各電源の出力応答に対する周波数特性と、各電源のうち発電機について運転効率の周波数特性とに基づいて、各電源の負荷追従運転に対する分担周波数帯域を決定する。分担周波数帯域は、各電源の出力応答に対する周波数特性で得られた周波数帯域と、各電源のうち発電機について運転効率の周波数特性で得られた周波数帯域との重複部分の周波数帯域とする。式で表すと以下の式となる。
分担周波数帯域=(出力応答に対する周波数特性で得られた周波数帯域)∩(運転効率の周波数特性で得られた周波数帯域)
また、図5は各電源の出力応答に対する周波数特性で得られた周波数帯域と、運転効率の周波数特性で得られた周波数帯域と、分担周波数帯域とを纏めた図である。図示する例では電源はGE350kWと、GE90kWと、NiMHとの3種類ある。GE350kWの出力応答に対する周波数特性で得られた周波数帯域は0.01Hz以下であり、運転効率の周波数特性で得られた周波数帯域は全帯域であり、分担周波数帯域は0.01Hz以下である。GE90kWの出力応答に対する周波数特性で得られた周波数帯域は0.03Hz以下であり、運転効率の周波数特性で得られた周波数帯域は全帯域であり、分担周波数帯域は0.03Hz以下である。NiMHの出力応答に対する周波数特性で得られた周波数帯域は1Hz以下であり、分担周波数帯域は1Hz以下である。なお、NiMHについては、運転効率の周波数特性で得られた周波数帯域は空欄である。
次に、電源制御装置1に入力する情報である最適運転計画を作成する。図6は本実施形態での電力の予測負荷を示した図である。横軸は時刻であり、縦軸は有効電力である。本実施形態では、運転時間は8:00から18:00までの10時間であり、30分単位で負荷の予測を行っている。予測負荷は、8:00〜8:30では350kWであり、8:30〜9:00では450kWであり、9:00〜9:30では500kWである。以下同様に図から各時刻の予測負荷がわかる。
次に、図6に示した電力の予測負荷に基づいて、各時刻における各電源の最適運転計画を作成する。本実施形態での各電源の運転計画値は図7に示した条件に基づいて計画する。図7は各電源の最適運転計画の作成条件を示した図である。図示する例では、買電目標値と、GE出力と、NiMH出力との条件が示されている。買電目標値の条件は、150kWで一定である。GE出力の条件は、総1次エネルギー消費量最小化であり、GE350kWの出力は140kWから350kWの間であり、GE90kWの出力は30kWから90kWの間である。NiMH出力の条件は、40kW一定である。
図6に示した電力の予測負荷と、図7に示した各電源の運転計画の条件とに基づいて算出した運転計画値を図8に示す。図8は予測負荷と運転計画の条件とに基づいて算出した各電源の運転計画値を示した図である。横軸は時刻であり、縦軸は有効電力であり、各時刻における各電源の運転計画値が示されている。図示する例では、8:00〜8:30では、買電目標値は150kWであり、GE350kWの運転計画値は160kWであり、GE90kWの運転計画値は0kWであり、NiMHの運転計画値は40kWである。8:30〜9:00では、買電目標値は150kWであり、GE350kWの運転計画値は260kWであり、GE90kWの運転計画値は0kWであり、NiMHの運転計画値は40kWである。以下同様に図から各時刻における各電源の運転計画値がわかる。
次に、最適運転計画値に基づいて、図1に示した電源制御装置1を用いて負荷追従制御を行う。本実施形態では、図1の電源3−1はGE350kWとし、電源3−2はGE90kWとし、電源3−3はNiMHとする。また、図1中の買電目標値には図8の買電目標値を入力する。図1中の電源3−2運転計画値には図8のGE90kWの運転計画値を入力し、図1中の電源3−3運転計画値には図8のNiMHの運転計画値を入力する。図1中の電源3−1出力値には電源3−1が出力する実出力値を入力する。図1中の電源3−2出力値には電源3−2が出力する実出力値を入力する。
具体的には各電源は以下のように実際の負荷変動と運転計画値との差を保証して発電する。GE350kWは、負荷電力から買電目標値と、GE90kWの運転計画値と、NiMHの運転計画値とを引いた差分のうち、0.01Hz以下の変動成分を補償する。なお、負荷電力から買電目標値と、GE90kWの運転計画値と、NiMHの運転計画値とを引いた差分は、GE350kWの運転計画値とほぼ一致する。
負荷電力から買電目標値と、GE350kWの出力値とを引くと、GE90kWとNiMHとが補償すべき負荷変動成分が残る。GE90kWは、GE90kWとNiMHとが補償すべき負荷変動成分よりNiMHの運転計画値を引いた差分のうち、0.03Hz以下の変動成分を補償する。なお、GE90kWとNiMHとが補償すべき負荷変動成分よりNiMHの運転計画値を引いた差分は、GE90kWの運転計画値とほぼ一致する。
NiMHは、負荷電力から買電目標値と、GE350kWの出力値と、GE90kWの出力値とを引いた差分のうち、0.01Hz以下の変動成分を補償する。なお、負荷電力から買電目標値と、GE350kWの出力値と、GE90kWの出力値とを引いた差分は、NiMHの運転計画値とほぼ一致する。
図9は本実施形態の電源制御装置1を用いて負荷追従運転を実施したシミュレーション結果を示した図である。横軸は時刻であり、縦軸は有効電力であり、各時刻における各電源の出力値と負荷値が示されている。図示する例では、NiMHの応答性では追従できない高速な負荷変動成分が買電電力の変動に現れているが、それ以外の周波数帯域の負荷変動は分散型電源によって補償されており、商用系統からの買電はほぼ一定になっている。
また、負荷追従運転のシミュレーション結果より、30分単位での各電源の平均出力を算出し、負荷追従運転が最適運転計画の結果を反映しているか確認する。図10は本実施形態の電源制御装置1を用いて負荷追従運転を実施したシミュレーション結果において、30分単位での各電源の平均出力を示す図である。横軸は時刻であり、縦軸は有効電力であり、各時刻における各電源の運転計画値が示されている。図示する例では、8:00〜8:30では、買電値は150kWであり、GE350kWの出力値は197kWであり、GE90kWの出力値は0kWであり、NiMHの出力値は41kWである。8:30〜9:00では、買電値は150kWであり、GE350kWの出力値は267kWであり、GE90kWの出力値は0kWであり、NiMHの出力値は41kWである。以下同様に図から各時刻における各電源の出力値がわかる。図9と図10を比較すると、負荷追従運転を行った分だけ最適運転計画の結果と乖離が生じているが、実施形態の電源制御装置1を用いた負荷追従運転を実施したシミュレーション結果は、概ねで最適運転計画を反映した運転であることがわかる。
上述したとおり本実施形態によれば、各電源の運転計画値と出力値と、予め決定した各電源が分担する周波数帯域とに基づいて、電源制御装置は各電源の出力値を制御する。そのため、電源制御装置は最適運転計画を考慮した負荷追従運転を制御することが可能となる。よって、各電源は、最適な経済運転やCO2排出運転が実現可能となり、高品質での安定的な電力供給を行いながらも、省エネルギー化を図ることができる。また、各電源の平均発電量は、事前に計画された負荷配分結果とほぼ一致するので、消費エネルギー量を事前にある程度推測することが出来る。また、各電源の負荷予測と実際の負荷とが一致しない場合でも安定した負荷追従運転が実現できる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、本実施形態では30分単位で最適運転計画を行っているが、これは一意的に定まるものではない。例えば一日の負荷変動が緩やかなケースや最適運転計画の計算のためにより多くの時間を要するようなケースでは、最適運転計画の計画時間単位を大きくしても良く、状況に応じて最適運転計画の単位時間を決定してもよい。また、燃料を使用しないNiMHについては、全出力値を運転時間で平均化して単位時間での出力を決定したが、NiMHの出力についても変動させて最適運転計画を行ってもよい。
本発明の一実施形態による電源制御装置の制御ブロック図である。 本実施形態による各電源の周波数応答特性を示した図である。 本実施形態による過渡運転時の燃費特性取得方法を示した図である。 本実施形態による過渡運転時の運転効率を示した図である。 本実施形態による各電源の分担周波数帯域を示した図である。 本実施形態による電力の予測負荷を示した図である。 本実施形態による各電源の最適運転計画の作成条件を示した図である。 本実施形態による予測負荷と運転計画の条件とに基づいて算出した各電源の運転計画値を示した図である。 本実施形態による電源制御装置を用いて負荷追従運転を実施したシミュレーション結果を示した図である。 本実施形態による電源制御装置を用いて負荷追従運転を実施したシミュレーション結果において、30分単位での各電源の平均出力を示す図である。 ベースロード運転と買電一定運転の状態を示す説明図である。
符号の説明
1・・・電源制御装置、2−1,2−2・・・LPF(Low−pass filter、低域通過濾波器)、3−1,3−2,3−3・・・電源

Claims (1)

  1. 複数の電源の運転を制御する電源制御装置において、
    前記複数の電源のうちいずれか一の電源が出力すべき出力電力値を、前記複数の電源から当該一の電源を除いた残りの各電源の運転計画上の出力電力値または実際の出力電力値と、負荷電力値の変動に対する当該一の電源の出力電力値の周波数特性に応じて予め決定された周波数帯域と、前記負荷電力値と、買電目標値とに基づいて、前記電毎に決定し、
    前記周波数帯域が、前記負荷電力値の変動に対する前記一の電源の出力電力値の周波数特性と前記一の電源の運転効率の周波数特性とに基づいて予め決定されている
    ことを特徴とする電源制御装置。
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