JP5119888B2 - ラスタデータ作成装置、ラスタデータ作成プログラム及び表示装置 - Google Patents

ラスタデータ作成装置、ラスタデータ作成プログラム及び表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5119888B2
JP5119888B2 JP2007304107A JP2007304107A JP5119888B2 JP 5119888 B2 JP5119888 B2 JP 5119888B2 JP 2007304107 A JP2007304107 A JP 2007304107A JP 2007304107 A JP2007304107 A JP 2007304107A JP 5119888 B2 JP5119888 B2 JP 5119888B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
raster data
display device
bezel
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007304107A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009128670A (ja
Inventor
博明 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007304107A priority Critical patent/JP5119888B2/ja
Priority to EP08253779A priority patent/EP2063354A1/en
Priority to CN2008101786463A priority patent/CN101447158B/zh
Priority to US12/277,816 priority patent/US20090135214A1/en
Publication of JP2009128670A publication Critical patent/JP2009128670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5119888B2 publication Critical patent/JP5119888B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2340/00Aspects of display data processing
    • G09G2340/04Changes in size, position or resolution of an image
    • G09G2340/0407Resolution change, inclusive of the use of different resolutions for different screen areas
    • G09G2340/0414Vertical resolution change
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2340/00Aspects of display data processing
    • G09G2340/04Changes in size, position or resolution of an image
    • G09G2340/0407Resolution change, inclusive of the use of different resolutions for different screen areas
    • G09G2340/0421Horizontal resolution change
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2340/00Aspects of display data processing
    • G09G2340/04Changes in size, position or resolution of an image
    • G09G2340/0464Positioning
    • G09G2340/0471Vertical positioning
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2340/00Aspects of display data processing
    • G09G2340/04Changes in size, position or resolution of an image
    • G09G2340/0464Positioning
    • G09G2340/0478Horizontal positioning

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

本発明は、ラスタデータ作成装置、ラスタデータ作成プログラム及び表示装置に関するものであり、詳細には、表示装置に表示した際に使用者が読みやすいラスタデータを作成するラスタデータ作成装置、ラスタデータ作成プログラム及び表示装置に関するものである。
従来、画面を備えた表示装置において、様々な情報(コンテンツ)が携帯され、閲覧されている。そこで、表示装置の画面に表示されたコンテンツを閲覧する際に、利用者が閲覧しやすくするために様々な工夫がなされている。例えば、特許文献1に記載の発明の電子書籍装置では、書籍データを画面に表示させており、この際、読みやすくなるように、例えば、改行、句点、読点、括弧、コンマ、ピリオドで文章を区切って表示させている。また、このような携帯型の表示装置に表示されるコンテンツでは、ユーザが読みやすいようにコンテンツの内容(文字や画像)を表示する領域(以下、コンテンツ表示領域という)の周囲に余白が設けられている場合がある。例えば、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)で作成されたコンテンツ表示する場合、PCで作成されたコンテンツは紙に印刷されることが想定されてページ管理され、ページの上下左右に余白が設定されている。
特開2002−197088号公報
しかしながら、表示装置において画面は筐体により保持されおり、画面が設けられている面(正面)における筐体の領域や画面において情報が表示されない領域は、閲覧する使用者にとっては、周囲の余白のように認識される場合がある。そこで、コンテンツ領域の周囲に余白が設けられた状態で画面に表示されると、ベゼル領域と設定された余白とが二重の余白となる。そこで、正面の全体の領域を考える場合、余白の領域が過剰となり、使用者が見づらいと感じるという問題点がある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、コンテンツを印刷した際の印刷結果に表示装置の正面を見立て、使用者が読みやすいラスタデータを作成するラスタデータ作成装置、ラスタデータ作成プログラム及び表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明のラスタデータ作成装置では、コンテンツを表示する表示手段を正面に備えた表示装置の前記表示手段に、コンテンツを表示するためのラスタデータを作成するラスタデータ作成装置であって、前記表示手段に表示させるコンテンツの電子データを取得する電子データ取得手段と、前記正面において前記電子データを表示可能な領域を表示可能領域とし、前記正面において前記電子データを表示不可能な領域をベゼル領域とした場合に、前記表示可能領域に対する前記ベゼル領域の割合と所定の閾値とを比較して仮想領域を決定し、当該仮想領域に前記表示可能領域の画素密度と同じ画素密度で画素を配置した場合の画素数と電子データの出力サイズから算出した解像度を記憶する解像度記憶手段と、前記仮想領域に前記電子データのラスタデータを配置した際に、前記表示可能領域内に設定された基準点に対応する前記仮想領域内での座標を基準座標として記憶する基準座標記憶手段と、前記電子データ取得手段により取得された前記電子データのラスタデータを、前記解像度記憶手段に記憶されている解像度で、前記基準座標と前記表示可能領域の画素数とに基づいて前記表示可能領域に対応する部分の領域分作成するラスタデータ作成手段とを備えている。
また、請求項2に係る発明のラスタデータ作成装置では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記表示手段の前記表示可能領域の画素数と前記電子データの出力サイズから算出した通常解像度で、前記電子データのラスタデータを作成する通常ラスタデータ作成手段と、前記ラスタデータ作成手段によりラスタデータを作成するか、前記通常ラスタデータ作成手段によりラスタデータを作成するかの指示を受け付ける作成方法受付手段とを備え、前記作成方法受付手段により受け付けられた指示に従って、前記ラスタデータ作成手段又は前記通常ラスタデータ作成手段によりラスタデータを作成することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のラスタデータ作成プログラムでは、請求項1又は2に記載のラスタデータ作成装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させる。
また、請求項4に係る発明の表示装置では、請求項1又は2に記載のラスタデータ作成装置を備えている。
請求項1に係る発明のラスタデータ作成装置では、表示可能領域に対するベゼル領域の割合と所定の閾値とを比較して仮想領域を決定し、仮想領域に表示可能領域の画素密度と同じ画素密度で画素を配置したものと仮定して、電子データの出力サイズを参酌して解像度を算出する。そして、仮想領域に電子データのラスタデータを配置した際に、表示可能領域内に設定された基準点に対応する仮想領域内での座標を基準座標とする。そして、算出された解像度で、基準座標と表示可能領域の画素数とに基づいて表示可能領域に対応する部分の領域分のラスタデータを作成することができる。したがって、表示領域だけでなく、仮想領域に電子データを配置した状態の画像が表示手段に表示される。コンテンツには余白が設定されている場合が多いが、このように作成されたラスタデータに基づいて表示が行われると、表示装置の正面の表示可能領域以外の領域がページの余白部分に該当するかのように電子データが表示される。よって、表示領域に電子データをそのまま表示して、二重の余白(電子データの余白と表示不可領域)があるよりも、表示装置の正面の表示可能領域以外の領域が余白部分のように表示された方が、ユーザは電子データを紙に印刷したときと同じような感覚で扱うことができる。
また、請求項2に係る発明のラスタデータ作成装置では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、表示手段の表示可能領域の画素数と電子データの出力サイズから算出した通常解像度でラスタデータを作成するか、仮想領域に電子データを配置した解像度でラスタデータを作成するかを選択することができる。よって、ユーザは、表示領域に電子データをそのまま印刷するか、表示装置の正面の表示可能領域以外の領域が余白部分に該当するように表示するかを選択することができるので、好みの表示方法で表示させることができる。
また、請求項3に係る発明のラスタデータ作成プログラムをコンピュータに実行させることにより、請求項1又は2に記載の発明の効果と同様の効果を奏することができる。
また、請求項4に係る発明表示装置では、請求項1又は2に記載の発明の効果と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。まず、図1乃至図3を参照して、表示装置1について説明する。図1は、本発明のラスタデータ作成装置で作成されたラスタデータを表示する表示装置の一例である表示装置1の正面図である。図2は、表示装置1の表示可能領域701(後述)と表示不可領域702(後述)を示した模式図である。図3は、表示装置1の電気的構成を示すブロック図である。
図1に示すように、表示装置1の正面には表示パネル15が設けられている。この表示パネル15は、例えば、複数の画素が格子状に配列されており、一つ一つの画素に対する出力/非出力の指示がCPU10(図3参照)から与えられる。そして、表示パネル15全体として種々の情報が表示される。この表示パネル15は、略直方体の筐体20にはめ込まれている。図1における紙面上下方向を縦方向、紙面左右方向を横方向と言う。また、正面における筐体20の領域をベゼル領域29という。図1に示す例では、表示パネル15の外周部分がベゼル領域29となる。このベゼル領域のうち、表示パネル15の上部の領域を上ベゼル領域21、表示パネル15の下部の領域を下ベゼル領域22、表示パネル15の左部の領域を左ベゼル領域23、表示パネル15の右部の領域を右ベゼル領域24と言う。また、下ベゼル領域22には、4つの操作キー16が設けられている。
表示装置1は、表示パネル15の全領域にコンテンツを表示可能である。図2に示すように、表示パネル15の全領域(網掛けの領域)が表示可能領域701となる。ベゼル領域29(縦線の領域)が表示不可領域702となる。表示装置1の表示可能領域701及び表示装置1の正面はJIS規格A版と同じ縦横比となっている。表示可能領域701とは、コンテンツを表示する領域である。表示不可領域702とは、表示装置1の正面においてコンテンツを表示することができない領域である。
次に、図3を参照して、表示装置1のハードウェアの構成について説明する。図3は表示装置1のハードウェアブロック図である。図3に示すように、表示装置1には、表示装置1の制御を司るCPU10が設けられ、CPU10には、表示装置1を動作させるための表示プログラム等を記憶したROM11と、各種のデータを一時的に記憶するRAM12と、各種情報を記憶したEEPROM13と、表示パネル15の制御を行う表示コントローラ14と、ユーザによる入力を受け付ける操作キー16と、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と言う)3と接続するためのUSBコントローラ17と、メモリカード19を接続するためのメモリカードコントローラ18とがバスを介して接続されている。表示装置1は、PC3からの出力指示に応じて、表示パネル15に画像を表示する。また、メモリカード19に記憶されているコンテンツを表示パネル15に表示させる。なお、「コンテンツ」とは、各種アプリケーションにより作成された情報である。コンテンツは、それぞれのアプリケーション毎に定義されたフォーマットの電子データのデータファイルとしてメモリカード19に記憶されている。
次に、図4乃至図6を参照して、本発明のラスタデータ作成装置に該当するPC3について説明する。図4は、PC3のハードウェアブロック図であり、図5は、PC3のHDD33に設けられている表示装置ドライバ記憶エリア331の構成を示す模式図である。そして、図6は、PC3においてラスタデータが作成される流れを示す模式図である。
図4に示すように、PC3には、PC3の制御を司るCPU30が設けられ、CPU30には、BIOS等を記憶したROM31と、各種のデータを一時的に記憶するRAM32と、OSやプログラムや各種情報を記憶するハードディスク装置(HDD)33と、ユーザによる入力を受け付けるキーボード36と、マウス37と、画像を出力するディスプレイ35と、表示装置1に接続するためのUSBコントローラ39とがバスを介して接続されている。
HDD33には、アプリケーションから表示装置1への出力指示が行われた際に、表示装置1へ出力指示を出す表示装置ドライバを記憶する表示装置ドライバ記憶エリア331が設けられている(図5参照)。図5に示すように、表示装置ドライバ記憶エリア331には、ドライバプログラム記憶エリア331,通常解像度記憶エリア3312,ベゼル対応解像度記憶エリア3313,ベゼル対応基準座標記憶エリア3314が設けられている。ドライバプログラム記憶エリア331には、表示装置ドライバとしてPC3を動作させるドライバプログラムが記憶されている。通常解像度記憶エリア3312には、表示パネル15の表示可能領域701へコンテンツの1ページを配置する(通常出力)際の解像度が、ページサイズ(例えば、A4,B5,A5)毎に記憶されている。ベゼル対応解像度記憶エリア3313には、表示パネル15の表示可能領域701だけでなく、表示不可領域702(ベゼル領域29)も考慮した仮想領域(詳細は後述する)に対してコンテンツの1ページを配置する(ベゼル対応出力)際の解像度が、ページサイズ毎に記憶されている。ベゼル対応基準座標記憶エリア3314には、ベゼル対応出力の際の基準座標(詳細は後述する)が記憶されている。
なお、この表示装置ドライバは、表示装置の種類毎に作成されている。複数種類の表示装置1をPC3に接続する場合には、それぞれの表示装置1に応じた表示装置ドライバを記憶する。また、HDD33には、その他にもコンテンツのデータファイルが記憶されている。
次に、図6を参照して、PC3においてラスタデータが作成される流れを説明する。まず、アプリケーション41からコンテンツの出力指示がGDI(Graphic Device Interface)42へ出力される。アプリケーション41とは、例えば、ワープロソフト,表計算ソフト,画像描画ソフトなどであり、ユーザからの指示に応じて視覚可能なデータを作成するアプリケーションであればよい。出力指示はユーザからの指示により出力される。このユーザからの指示は、アプリケーションにおいて「表示装置への出力」というメニューが設けられていてもよいし、「印刷」メニューにおいて、印刷装置でなく表示装置1を選択できるように構成されていてもよい。なお、出力指示を行う際には、ラスタデータの作成方法を指定するために、「通常出力」又は「ベゼル対応出力」を指定する。これは、「通常出力による表示装置への出力」メニューと「ベゼル対応出力による表示装置への出力」とが設けられていてもよい。また、「表示装置への出力」メニューが選択された際に、いずれの出力とするかを選択可能な入力項目(例えば、リストボックス、ラジオボタン)を備えた画面を表示させ、ユーザに指示の都度、選択させてもよい。また、表示装置ドライバ記憶エリア331に作成方法記憶エリアを設け、どちらの方法で作成するかを示す値を記憶させておいてもよい。この値は、表示装置ドライバの設定画面にて選択し、記憶させるように構成すればよい。以降の説明では一例として、ワープロソフトで作成されたデータファイルを挙げて説明するが、本発明はこれに限るものではない。
「出力指示」には、表示装置1へ出力(表示パネル15へ表示)させる本文のテキストデータ、ページサイズ、作成方法(通常出力/ベゼル対応出力)、ページ余白、文字間、行間等の種々の情報が記載されている。そして、アプリケーション41からの出力指示を受けたGDI4では、出力先として指定されている表示装置1の表示装置ドライバ43へ出力指示を出力する。そして、表示装置ドライバ43では、出力指示に基づいて表示装置1の表示パネル15に表示させるためのラスタデータが作成される。そして、作成されたラスタデータが表示装置1へ送信され、表示装置1の表示パネル15に表示される。
次に、図7及び図8を参照して、「通常出力」について説明する。図7は、通常出力でのページ配置を示した模式図である。図8は、ワープロソフトで作成されたコンテンツを通常出力で表示した状態を示す模式図である。図7に示す太枠400は、A版のページの外形を示している。そして、画素Pは表示パネル15の左上の画素を示している。この画素Pが「基準点」の画素である。そして、原点Oは、ページ左上の点を示している。表示パネル15に最大限に表示できるような解像度でラスタデータを作成し、表示パネル15の基準点である画素Pに、作成されたラスタデータのページの原点Oを配置する。表示装置1の表示パネル15の縦横比はA版の縦横比と同様となっているため、図7に示すように、表示可能領域701と太枠400とが重なる。
図7に示したような通常出力では、図8に示すようにコンテンツが表示される。ここでは、「本文本文本文本文本文・・・」というテキストが本文である。そして、このデータファイルではページに余白が設定されている。したがって、太枠400から設定されている余白分だけ内側に本文が表示されている。このように、通常出力では、表示装置1の正面全体で考えると、表示可能領域701内のデータファイルの設定による余白領域だけでなく、表示不可領域702も余白のように見えてしまう。
ここで、通常出力の場合の解像度の決定方法について説明する。通常出力の場合の解像度は、ページサイズ及び表示可能領域701を構成する画素数で決定される。表示パネル15には横826画素、縦1169画素で構成されているものとする。また、データファイルにおけるページサイズはA4版(横0.21m,縦0.297m)であるとする。この場合、826画素/(0.21×39.37)≒100となる。よって、ページサイズA4の通常解像度は「100dpi」である。この値は、メーカにおいて算出され、表示装置ドライバ出荷時に設定され、表示装置ドライバがPC3にインストールされた際に通常解像度記憶エリア3312に記憶される。なお、39.37は、メートルをインチに変換するための係数である。また、通常出力の場合には、表示パネル15の基準点Pに、ページ原点Oを配置しているので、ラスタデータを作成する際には、ラスタデータのページ原点O(0,0)から横826画素、縦1169画素分のラスタデータを作成することになる。
次に、図9乃至図11を参照して、「ベゼル対応出力」について説明する。図9は、ベゼル対応出力での仮想領域800を示した模式図である。図10は、ワープロソフトで作成されたコンテンツをベゼル対応出力で表示した状態を示す模式図である。図11は、表示装置1の正面図に対して各部の長さの名称を示した模式図である。ベゼル対応出力では、表示装置1の正面全体で考え、表示可能領域701を拡大した仮想領域800を想定する。表示可能領域701を拡大した領域の外周が図9に示す太枠410内の領域であり、太枠410の内部の領域が仮想領域800である。この拡大率は、表示可能領域701のサイズと、表示装置1のサイズとに基づいて決定される。さらに、この拡大率に基づいて、ベゼル対応出力での解像度が決定される。拡大率、解像度の決定方法については図11を参照して後述する。なお、表示装置1の正面の縦横比がA版と同様であるので、太枠410は、表示装置1の正面の外周に重なっている。
ページを仮想領域800に配置する際には、ラスタデータのページ原点O(0,0)が仮想領域800の左上に位置するよう配置する。図7と同様に、画素Pは表示パネル15の左上の画素を示している。この画素Pが「基準点」の画素である。そして、基準点Pに対応する仮想領域800上の点を開始点Sとする。ベゼル対応出力において、ラスタデータを作成するのは、ページにおいて、仮想領域800のうち表示可能領域701と重なる部分に対応した部分のみである。この表示可能領域701と重なる部分は、開始点Sと表示パネル15のサイズ(横826画素、縦1169画素)とにより決定される。開始点Sの座標から、右方向に826個、下方向に1169個の画素からなる2辺で決定される長方形の領域が重なる部分である。なお、開始点Sの座標の算出方法については、図11を参照して後述する。
図9に示したようなベゼル対応出力では、図10に示すようにデータファイルの情報が表示される。ここでは、「本文本文本文本文本文・・・」というテキストが情報である。そして、このデータファイルではページに余白が設定されているが、余白の領域の大部分は、表示不可領域702に相当しており、ベゼル領域29(図1参照)が余白のようになっている。よって、表示装置1の正面全体が、コンテンツを用紙に印刷したときの紙面のように見立てられている。
ここで、図11を参照して、ベゼル対応出力における解像度及び開始点Sの決定方法について説明する。図11に示すように、表示装置1の正面の縦の長さ(高さ)を「H_frame」、横方向の長さ(幅)を「W_frame」とする。表示パネル15の表示可能領域701の縦方向の長さ(高さ)を「H_panel」、横方向の長さ(幅)を「W_panel」とする。上ベゼル領域21の縦方向の長さ(表示パネル15の上端から筐体2の上端までの最短距離)を「top」、下ベゼル領域22の縦方向の長さ(表示パネル15の下端から筐体2の下端までの最短距離)を「bottom」とする。そして、左ベゼル領域23の横方向の長さ(表示パネル15の左端から筐体2端までの最短距離)を「left」、右ベゼル領域24の横方向の長さ(表示パネル15の右端から筐体2の右端までの最短距離)を「right」とする。なお、left,right,top,bottomをベゼル領域29の「幅」という。また、「H_frame=H_panel+top+bottom」であり、「W_frame=W_panel+left+right」である。また、表示可能領域701の画素数を(横の画素数,縦の画素数)=(X_res,Y_res)とする。そして、ページサイズ(横サイズ,縦サイズ)=(W_page,H_page)とする。
ここで、表示可能領域701の幅W_panelに対する表示装置1の正面の横の長さW_frameの比率「bezel_ratio」を算出する。「bezel_ratio=W_frame÷W_panel」である。これが、表示可能領域701の拡大率となる。なお、表示可能領域701を正面の高さに一致するまで拡大する場合には、「bezel_ratio=H_frame÷H_panel」とすればよい。そして、表示可能領域701の横の画素数X_resにbezel_ratioを掛けると、仮想領域800の横方向の画素数が算出される。X_res×bezel_ratioである。そして、この値をW_page×39.37で除すれば、解像度が算出される。したがって、ベゼル対応出力での解像度をDPIとすると、「DPI=(X_res×bezel_ratio)÷(W_page×39.37)」である。
次に、開始点Sの座標(Sx,Sy)の算出方法について説明する。Sxは横方向の座標であり、Syは縦方向の座標である。そこで、Sxを算出する際には、左ベゼル領域23の横方向の長さleftを用いる。開始点Sの横方向の座標Sxは、左ベゼル領域23の幅に該当する画素数である。これは、表示装置1の正面の横の長さW_frameに対するleftの割合を、仮想領域800の横方向の画素数に掛ければよい。つまり「Sx=(X_res×bezel_ratio)×(left÷W_frame)」である。同様に、Syを算出する際には、上ベゼル領域21の縦方向の長さtopを用いる。開始点Sの方向の座標Syは、上ベゼル領域21の幅に該当する画素数である。これは、表示装置1の正面の縦の長さH_frameに対するtopの割合を、仮想領域800の縦方向の画素数に掛ければよい。つまり「S=(Y_res×bezel_ratio)×(top÷H_frame)」である。
以上のようにして、ベゼル対応出力での解像度及び開始点の座標(基準座標)が決定される。これらの値は、メーカにおいてコンピュータ又は担当者により算出され、表示装置ドライバ出荷時に設定され、表示装置ドライバがPC3にインストールされた際にベゼル対応解像度記憶エリア3313及びベゼル対応基準座標記憶エリア3314に記憶される。なお、本実施の形態では、横方向を基準とし、表示可能領域701を表示装置1の正面の横幅に一致するまで拡大しているが、縦方向を基準として、表示可能領域701を正面の高さに一致するまで拡大してもよい。その場合、「bezel_ratio=H_frame÷H_panel」とすればよい。
次に、図12乃至図20を参照して、ベゼル対応出力の解像度及び基準座標の算出についての変形例を説明する。図12及び図13は、下ベゼル領域22の縦方向の長さのみが長い表示装置101の正面の模式図である。図14及び図15は、ベゼル領域29の幅が太い表示装置102の正面の模式図である。図16乃至図18は、ベゼル領域29の幅が細い表示装置103の正面の模式図である。図19及び図20は、表示パネル15にインジケータ部790が設けられている表示装置104の正面の模式図である。
表示装置1の正面は、図1に示したようなものばかりではない。例えば、図12に示すように、下ベゼル領域22の縦方向の長さのみが長い表示装置101がある。また、例えば、図14に示すように、ベゼル領域29の幅が太い表示装置102もある。図12に示す例では、表示可能領域701に対するbottomの割合が大きく、図14に示す例では、表示可能領域701に対するtop,ottom,left,rightのそれぞれの割合が大きい。このように、ベゼル領域29の幅の太い部分がある場合には、ベゼル領域29の幅を細くするように補正した後に、仮想領域(図13では太枠401内の領域801、図15では太枠402内の領域802)を仮定し、拡大率、解像度及び基準座標を算出する。
ここで、ベゼル領域29の幅を細くした仮想領域801,802を仮定するためのtop,ottom,left,rightの補正について説明する。ベゼル領域29の幅が太いか否かは、top,bottom,left,rightのそれぞれに対して、表示可能領域701に対する割合を算出し、所定の閾値thr1と比較する。本実施の形態では、例えば、thr1=0.1とする。そして、閾値thr1よりも大きい場合には、各値を「W_panel×ratio_thr」に補正する。図12,図13に示す例では、bottomに対して補正が行われる。
例えば、leftを例にすると、左比較比率left_bezel_ratioはleftをW_panelで割ることにより算出される。「left_bezel_ratio=left÷W_panel」である。そして、「left_bezel_ratio>Thr1」であれば、leftが大きい(左ベゼル領域23の幅が太い)として、leftの値を補正する。補正の方法は、W_panelに補正比率ratio_thrを掛けた値をleftの値とする。補正比率ratio_thrは、例えば「0.1」である。これにより、leftの値は、表示可能領域701の幅の1割の長さとなる。同様に、rightについては「right_bezel_ratio=right÷W_panel」、topについては「top_bezel_ratio=top÷W_panel」、bottomについては「bottom_bezel_ratio=bottom÷W_panel」が算出される。そして、それぞれをthr1と比較する。そして、thr1よりも大きい場合には、値を「W_panel×ratio_thr」とする。
以上のようにして、ベゼル幅が適当な太さでない場合には、補正を行った後に拡大率を算出、その後、解像度、基準座標が算出される。
また、図16に示すように、ベゼル領域29の幅が細い表示装置103の場合には、前述した方法で解像度及び基準座標を算出すればよい。これにより、図17に示すように、ベゼル領域29の幅が細い場合であっても、表示装置1の正面全体が、コンテンツを用紙に印刷したときの紙面のように見立てられている。
また、図16に示すように、ベゼル領域29の幅が細い表示装置103場合には、ベゼル領域29の幅を太くするように補正した後に、仮想領域(図18では太枠403内の領域803)を仮定し、拡大率、解像度及び基準座標を算出してもよい。ここで、ベゼル領域29を太くした仮想領域803を仮定するためのtop,ottom,left,rightの補正について説明する。ベゼル領域29が細いか否かは、top,bottom,left,rightのそれぞれに対して、表示可能領域701に対する割合を算出し、所定の閾値thr2と比較する。本実施の形態では、例えば、thr=0.1とする。そして、thr2よりも小さい場合には、値を「W_panel×ratio_thr」とする。
例えば、leftを例にすると、左比較比率left_bezel_ratioはleftをW_panelで割ることにより算出される。「left_bezel_ratio=left÷W_panel」である。そして、「left_bezel_ratio<Thr2」であれば、leftが小さい(左ベゼル領域23の幅が細い)として、leftの値を補正する。補正の方法は、W_panelに補正比率ratio_thrを掛けた値をleftの値とする。補正比率ratio_thrは、例えば「0.1」である。これにより、leftの値は、表示可能領域701の幅の1割の長さとなる。同様に、rightについては「right_bezel_ratio=right÷W_panel」、topについては「top_bezel_ratio=top÷W_panel」、bottomについては「bottom_bezel_ratio=bottom÷W_panel」が算出される。そして、それぞれをthr2と比較する。そして、thr2よりも小さい場合には、値を「W_panel×ratio_thr」とする。
なお、閾値thr1,thr2,ratio_thrは共に「0.1」としたが、この値に限らない。また、全て同じ値でなくともよい。ただし、thr1≦ratio_thr≦thr2である。また、top,bottmに対するratio_thrと、left,rightに対するratio_thrとを異なる値としてもよいし、top,bottom,left,right毎に異なる値としてもよい。また、コンテンツに設定されている余白の値に基づいてtop,bottom,left,right毎にratio_thrを決定してもよい。例えば、コンテンツに設定されている余白がページ幅の5%であれば0.05以上の値であり、0.05との差が大きくない値とすればよい。例えば、0.05,0.06,0.1である。
また、図19に示すように、インジケータ部790が設けられている表示装置104がある。インジケータ部には表示中の画像に関する情報が表示される。例えば、ファイル名、ファイル作成日、ページ数などである。また、表示中の画像に関係のない情報であってもよい。例えば、現在の日時である。このようなインジケータ部790が設けられている場合、表示可能領域は、表示パネル15の全領域でなく、表示パネル15の全領域からインジケータ部790を除いた領域711となる。図19に示すように、表示パネル15の下部にインジケータ部790がある場合、表示可能領域711の画素数X_resは表示パネル15に設けられている横方向の画素数のままであるが、Y_resは、表示パネル15の縦方向の画素数からインジケータ部790の縦方向の画素数を引いた数となる。また、表示パネル15の表示可能領域711の幅W_panelはそのままであるが、高さH_panelは、表示パネル15の高さからインジケータ部790の縦方向の長さを引いた値となる。
このような場合も図20に示すように、仮想領域(図20では太枠404内の領域804)が仮定され、前述した方法で拡大率、解像度及び基準座標を算出する。さらに、図12乃至図18に示したように、ベゼル領域の幅の太さの判断を行い、補正を行った後に前述した方法で拡大率、解像度及び基準座標を算出してもよい。
次に、図21のフローチャートを参照して、ユーザが出力指示を行った後の表示装置ドライバでの処理について説明する。図21に示す処理は、ユーザがPC3においてアプリケーションを起動し、データファイルを指定し、出力先に表示装置1を指定して「出力指示」を行った際に、表示端末ドライバプログラムがGDI42を介して「出力指示」を受け取った場合に行われるものである。
図21に示すように、まず、「出力指示」の受信処理が行われる(S1)。ここでは、出力指示がRAM32の所定の記憶エリアに記憶される。そして、RAM32に記憶された情報に基づいて出力指示が「ベゼル対応出力」であるか否かの判断が行われる(S2)。「ベゼル対応出力」でなければ(S2:NO)、「通常出力」であるので、通常解像度記憶エリア3312から、出力指示に記載されていたページサイズの解像度が読み出され、開始位置は(0,0)とされる(S5)。そして、読み出された解像度でレンダリングが行われる(S6)。具体的には、出力指示に記載されていたデータのラスタデータが、通常解像度で作成される。作成されたラスタデータは全ての画素が使用される。そして、作成されたラスタデータが表示装置1へ出力され(S)、処理は終了する。
また、「ベゼル対応出力」であれば(S2:YES)、ベゼル対応解像度記憶エリア3313から、出力指示に記載されていたページサイズの解像度が読み出され、さらに、ベゼル対応基準座標記憶エリア3314から基準座標が読み出される(S3)。そして、読み出された解像度でレンダリングが行われる(S4)。具体的には、出力指示に記載されていたデータのラスタデータが、ベゼル対応解像度で作成される。本実施の形態では、表示可能領域701の縦横比とページの縦横比が一致しているので、ページ全体をラスタデータ化した際の画素数と、仮想領域の画素数は一致する。よって、仮想領域800の全体にページが配置されることになる。したがって、仮想領域800における基準座標の位置は、ページ全体のラスタデータに投影可能である。そこで、作成されたラスタデータは、基準座標から右へ表示可能領域701の横の画素数X_res個、基準座標から下へ表示可能領域701の縦の画素数Y_res個の画素で特定される長方形の領域分のみ使用される。その他の画素は削除される。そして、作成されたラスタデータが表示装置1へ出力され(S6)、処理は終了する。
以上のようにして、予めページサイズ、表示装置に合わせて算出されたベゼル対応解像度及び基準座標を用いてラスタデータを作成することができる。したがって、表示装置1の正面全体に表示可能領域を拡大して、コンテンツを表示することができる。よって、ベゼル領域29を余分な余白とすることがなく、紙に印刷した場合の印刷結果に表示装置の正面を見立てることがきるので、ユーザに対して過大な余白がなく見やすい出力結果を提供することができる。
なお、上記実施の形態において、表示パネル15が「表示手段」に該当する。コンテンツのデータファイルが「電子データ」に該当する。ベゼル対応解像度が「仮想領域に電子データを配置して算出した解像度」に該当する。HDD33の表示装置ドライバ記憶エリア331のベゼル対応解像度記憶エリア3313が「解像度記憶手段」に該当し、ベゼル対応基準座標記憶エリア3314が「基準座標記憶手段」に該当する。図21に示すフローチャートのS1においてGDI42から出力指示を取得する処理を行うCPU30が「電子データ取得手段」に相当する。S4において基準座標から右へ表示可能領域701の横の画素数X_res個、基準座標から下へ表示可能領域701の縦の画素数Y_res個の画素で特定される長方形の領域分のラスタデータをベゼル対応解像度で作成する処理を行うCPU30が「ラスタデータ作成手段」に相当する。そして、Sにおいて、通常解像度でラスタデータを作成する処理を行うCPU30が「通常ラスタデータ作成手段」に相当する。そして、アプリケーション41において出力指示を行う際の作成方法の選択、又は、表示装置ドライバに対する設定画面での作成方法の選択を受け付けるCPU30が「作成方法受付手段」に相当する。
なお、本発明のラスタデータ作成装置及びラスタデータ作成プログラムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。上記実施の形態では、表示装置ドライバ43がラスタデータを作成し(S4,S6)、表示装置1へ送信している(図21、S7)。しかしながら、ラスタデータの作成は、表示装置1で行ってもよい。例えば、メモリカード19に記憶されているデータファイルの情報を表示パネル15に表示させることを考える。この場合、表示装置1に対して「表示指示」が行われた場合に、図21に示すS2〜S6の処理がCPU10により行われ、S7に相当するステップでは、表示コントローラ14に対して、作成されたラスタデータを表示パネル15へ出力する指示が行われる。
また、上記実施の形態では、PC3においてユーザが出力指示を行う際、又は、表示装置ドライバの設定を行う際に作成方法を選択して、その選択に応じてラスタデータを作成している。しかしながら、両方の作成方法でラスタデータを作成し、表示装置1へ送信してもよい。そして、表示装置1を操作してユーザが「通常出力」と「ベゼル対応出力」とを切り替えられるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では表示パネル15のサイズをA版の縦横比と同じとして、ページの縦横比と同じとしている。よって、仮想領域800の全体にページが配置され、仮想領域800における基準座標の位置をページ全体のラスタデータに投影している。しかしながら、表示パネル15の縦横比とページの縦横比とが一致しない場合もある。このような場合には、仮想領域800の全体にページが配置されずに、仮想領域800の中央にページが配置されることになる。そこで、基準座標をページ全体のラスタデータの座標に変換したページ基準座標を算出する。そして、算出されたページ基準座標から右へ表示可能領域701の横の画素数X_res個、基準座標から下へ表示可能領域701の縦の画素数Y_res個の画素で特定される長方形の領域分のみのラスタデータが使用される。例えば、ページ基準座標(PX_res,PY_res)とし、ラスタデータの左上の座標(0,0)が仮想領域800の(x,y)に配置されたとする。この場合、ページ基準座標(PX_res,PY_res)=(X_res−x,Y_res−y)となる。
また、上記実施の形態では、基準点を表示可能領域701の左上の点としたが、基準点はこれに限らない。固定の点であり、その点を基準とした際に、表示手段における表示可能領域の画素が特定できればよい。例えば、左下の点、右上の点、右下の点、上中央の点、表示可能領域の重心となる点である。右の点の場合には、開始点S(Sx,Sy)の算出においてright,bottomを使用する。
本発明のラスタデータ作成装置で作成されたラスタデータを表示する表示装置の一例である表示装置1の正面図である。 表示装置1の主面の領域を示した模式図である。 表示装置1の電気的構成を示すブロック図である。 PC3の電気的構成を示す模式図である。 PC3のHDD33に設けられている表示装置ドライバ記憶エリア331の構成を示す模式図である。 PC3においてラスタデータが作成される流れを示す模式図である。 通常出力でのページ配置を示した模式図である。 通常出力でコンテンツを表示した状態を示す模式図である。 ベゼル対応出力での仮想領域800を示した模式図である。 ベゼル対応出力でコンテンツを表示した状態を示す模式図である。 表示装置1の正面図である。 下ベゼル領域22の縦方向の長さのみが長い表示装置101の正面の模式図である。 下ベゼル領域22の縦方向の長さのみが長い表示装置101の正面の模式図である。 ベゼル領域29の幅が太い表示装置102の正面の模式図である。 ベゼル領域29の幅が太い表示装置102の正面の模式図である。 ベゼル領域29の幅が細い表示装置103の正面の模式図である。 ベゼル領域29の幅が細い表示装置103の正面の模式図である。 ベゼル領域29の幅が細い表示装置103の正面の模式図である。 表示パネル15にインジケータ部790が設けられている表示装置104の正面の模式図である。 表示パネル15にインジケータ部790が設けられている表示装置104の正面の模式図である。 表示端末ドライバプログラムが出力指示を受け取った場合に行われ処理のフローチャートである。
1 表示装置
3 PC
10 CPU
14 表示コントローラ
15 表示パネル
21 上ベゼル領域
22 下ベゼル領域
23 左ベゼル領域
24 右ベゼル領域
29 ベゼル領域
30 CPU
43 表示装置ドライバ
101 表示装置
102 表示装置
103 表示装置
104 表示装置
331 表示装置ドライバ記憶エリア
3311 ドライバプログラム記憶エリア
3312 通常解像度記憶エリア
3313 ベゼル対応解像度記憶エリア
3314 ベゼル対応基準座標記憶エリア
701 表示可能領域
702 表示不可領域
702 表示可能領域
711 表示可能領域
790 インジケータ部
800 仮想領域
801 仮想領域
802 仮想領域
803 仮想領域
804 仮想領域

Claims (4)

  1. コンテンツを表示する表示手段を正面に備えた表示装置の前記表示手段に、コンテンツを表示するためのラスタデータを作成するラスタデータ作成装置であって、
    前記表示手段に表示させるコンテンツの電子データを取得する電子データ取得手段と、
    前記正面において前記電子データを表示可能な領域を表示可能領域とし、前記正面において前記電子データを表示不可能な領域をベゼル領域とした場合に、前記表示可能領域に対する前記ベゼル領域の割合と所定の閾値とを比較して仮想領域を決定し、当該仮想領域に前記表示可能領域の画素密度と同じ画素密度で画素を配置した場合の画素数と電子データの出力サイズから算出した解像度を記憶する解像度記憶手段と、
    前記仮想領域に前記電子データのラスタデータを配置した際に、前記表示可能領域内に設定された基準点に対応する前記仮想領域内での座標を基準座標として記憶する基準座標記憶手段と、
    前記電子データ取得手段により取得された前記電子データのラスタデータを、前記解像度記憶手段に記憶されている解像度で、前記基準座標と前記表示可能領域の画素数とに基づいて前記表示可能領域に対応する部分の領域分作成するラスタデータ作成手段とを備えたことを特徴とするラスタデータ作成装置。
  2. 前記表示手段の前記表示可能領域の画素数と前記電子データの出力サイズから算出した通常解像度で、前記電子データのラスタデータを作成する通常ラスタデータ作成手段と、
    前記ラスタデータ作成手段によりラスタデータを作成するか、前記通常ラスタデータ作成手段によりラスタデータを作成するかの指示を受け付ける作成方法受付手段とを備え、
    前記作成方法受付手段により受け付けられた指示に従って、前記ラスタデータ作成手段又は前記通常ラスタデータ作成手段によりラスタデータを作成することを特徴とする請求項1に記載のラスタデータ作成装置。
  3. 請求項1又は2に記載のラスタデータ作成装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させるためのラスタデータ作成プログラム。
  4. 請求項1又は2に記載のラスタデータ作成装置を備えたことを特徴とする表示装置。
JP2007304107A 2007-11-26 2007-11-26 ラスタデータ作成装置、ラスタデータ作成プログラム及び表示装置 Expired - Fee Related JP5119888B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007304107A JP5119888B2 (ja) 2007-11-26 2007-11-26 ラスタデータ作成装置、ラスタデータ作成プログラム及び表示装置
EP08253779A EP2063354A1 (en) 2007-11-26 2008-11-20 Raster data creation device, computer-readable medium storing raster data creation program and display device
CN2008101786463A CN101447158B (zh) 2007-11-26 2008-11-24 光栅数据产生设备、产生光栅数据的方法和显示设备
US12/277,816 US20090135214A1 (en) 2007-11-26 2008-11-25 Raster data creation device, computer-readable medium storing raster data creation program, and display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007304107A JP5119888B2 (ja) 2007-11-26 2007-11-26 ラスタデータ作成装置、ラスタデータ作成プログラム及び表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009128670A JP2009128670A (ja) 2009-06-11
JP5119888B2 true JP5119888B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=40347947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007304107A Expired - Fee Related JP5119888B2 (ja) 2007-11-26 2007-11-26 ラスタデータ作成装置、ラスタデータ作成プログラム及び表示装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20090135214A1 (ja)
EP (1) EP2063354A1 (ja)
JP (1) JP5119888B2 (ja)
CN (1) CN101447158B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120050314A1 (en) * 2010-09-01 2012-03-01 Panavio Technology Limited Automatic split-screen controller
DE112011103173T5 (de) 2010-09-24 2013-08-14 Qnx Software Systems Limited Übergangsansicht auf einer tragbaren elektronischen Vorrichtung
GB2497383A (en) 2010-09-24 2013-06-12 Qnx Software Systems Ltd Alert display on a portable electronic device
EP3352060B1 (en) * 2010-09-24 2021-11-03 Huawei Technologies Co., Ltd. Portable electronic device and method of controlling same
JP5582302B2 (ja) * 2010-10-26 2014-09-03 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像出力装置およびプログラム
US20130083080A1 (en) 2011-09-30 2013-04-04 Apple Inc. Optical system and method to mimic zero-border display

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6456732B1 (en) 1998-09-11 2002-09-24 Hewlett-Packard Company Automatic rotation, cropping and scaling of images for printing
JP2001175719A (ja) * 1999-12-15 2001-06-29 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 周辺機器における消耗品の発注方法、周辺機器の消耗品管理システム、印刷装置およびプリントサーバ
JP3601781B2 (ja) 2000-10-17 2004-12-15 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション コンピュータ装置、表示装置、表示制御装置、記憶媒体、プログラム伝送装置、表示制御方法
JP4333031B2 (ja) * 2000-12-27 2009-09-16 カシオ計算機株式会社 電子書籍装置
JP2006023605A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Seiko Epson Corp 画像表示装置および画像表示方法
KR100582402B1 (ko) * 2004-09-10 2006-05-22 매그나칩 반도체 유한회사 패널에서 플리커 프리 디스플레이를 지원하는 메모리읽기/쓰기 타이밍 제어방법 및 그 방법을 이용한 tdc패널 구동장치
GB2454033A (en) * 2007-10-24 2009-04-29 Plastic Logic Ltd Portable paperless electronic printer

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009128670A (ja) 2009-06-11
EP2063354A1 (en) 2009-05-27
US20090135214A1 (en) 2009-05-28
CN101447158B (zh) 2010-12-15
CN101447158A (zh) 2009-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5119888B2 (ja) ラスタデータ作成装置、ラスタデータ作成プログラム及び表示装置
JP2010176320A (ja) 画像処理方法、そのプログラム及び画像処理装置
CN102681802B (zh) 信息处理设备及打印方法
US20110102467A1 (en) Information processing apparatus, image enlargement processing method, and program
JP5712489B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム及びプログラム
JP6281529B2 (ja) 画像生成装置
JP5228897B2 (ja) 画像処理方法、そのプログラム及び画像処理装置
JP4447563B2 (ja) 情報処理装置、設定画面表示方法、プログラムおよび記録媒体
JP2013097626A (ja) 携帯情報端末および書籍画像表示方法
JP5751281B2 (ja) 画像表示装置及び画像表示プログラム
JP5810614B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム
JP5689025B2 (ja) 画像処理システム、画像形成装置、及びコンピュータによる画像処理方法
JP7346760B1 (ja) 情報処理装置、データ連携方法、およびデータ連携プログラム
JP2019106007A (ja) 表示装置、表示制御方法およびプログラム
JP2008020994A (ja) プリンタドライバソフトウェア及びコンピュータ
JP4232051B2 (ja) タイリングオフセット出力システム
JP5526863B2 (ja) プリンタドライバ、及び印刷制御装置
US20120324344A1 (en) Display apparatus, display method, and storage medium
JP5347607B2 (ja) 文書処理装置、画像形成装置およびプログラム
JP6626664B2 (ja) 画像表示装置、画像表示方法、および、画像表示プログラム
KR101153723B1 (ko) 마우스 커서 모양을 변경하는 단말장치 및 그 방법
JP4991429B2 (ja) 着色材料使用量削減プログラム
JP2014112782A (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラム
JP2006113630A (ja) 情報表示装置
JP6107181B2 (ja) 印刷プログラム、印刷装置及び印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121008

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees