JP5105284B2 - アンモニア濃度測定用センサ素子、アンモニア濃度測定装置、およびアンモニア濃度測定方法 - Google Patents

アンモニア濃度測定用センサ素子、アンモニア濃度測定装置、およびアンモニア濃度測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、被検ガス中のアンモニア濃度を検出するアンモニアセンサ素子に関する。本発明のアンモニアセンサ素子は、例えば内燃機関の排ガス中のアンモニア濃度を測定するために用いられ、特に、尿素を添加してNOxを浄化するNOx選択還元システムに好適に使用される。
NOx等を含む自動車のエンジン等の内燃機関から排出される排ガスは、自然環境に深刻な悪影響を及ぼしている。その結果として自動車の排ガスからのNOxを除去するための厳しい環境基準が国際的にも課題となってきている。こうして近年では、内燃機関、特に自動車のエンジンから排出されるNOxを浄化する研究が進んでいる。例えばSCR(Selective Catalytic Reduction)触媒に尿素を添加することによりアンモニアを発生させ、そのアンモニアによりNOxを還元して排ガスを浄化する技術(NOx選択還元システム)が開発されている。
この技術では、排出されるNOxをアンモニアにより高効率で還元浄化するために、尿素の添加量を調節する必要があるので、アンモニア濃度を正確に測定する必要がある。そのため、例えばWOを主体とし、貴金属を添加した感応層を用いたアンモニアセンサ(例えば特許文献1参照)や、WOを主体としMoOを添加した感応層を用いたアンモニアセンサ(例えば特許文献2参照)が開示されている。
また、上記アンモニアセンサは、自動車排ガス触媒のオンボード監視システムにおいて必要とされてきている。この場合、高速応答、小型、安価であることが求められ、さらに、厳しい環境下で高温でも作動する性能が求められていた。
特開平5−87760号公報 特開平10−19821号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載のアンモニアセンサは、NO、NOに感度があるため、尿素を添加して排ガス中のNOxを還元浄化するNOx選択還元システムに使用できないという問題がある。
また、前記特許文献2に記載のアンモニアセンサでは、選択性は改善されているものの、選択性改善のために添加されているMoOの融点が795℃、沸点が1155℃と低いため、上述したNOx選択還元システムに使用するには、耐熱性に問題があり、排ガス中で使用することは困難である。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、アンモニアに対して感度が大きく、選択性が高く、小型化が可能で、耐熱性及び耐久性が高いアンモニア濃度測定用センサ素子、アンモニア濃度測定装置、およびアンモニア濃度測定方法を提供することを目的とする。
即ち、本発明によれば、以下のアンモニア濃度測定用センサ素子、アンモニア濃度測定装置、およびアンモニア濃度測定方法が提供される。
[1] イオン伝導性固体電解質からなる固体電解質基板と、前記固体電解質基板上に設けられたAu層と、前記Au層を被覆した多孔質NiO層からなる多孔質酸化物層と、を含む検知極と、前記固体電解質基板上に設けられたPt参照極と、前記固体電解質基板の温度調節をする温度調節部と、を含むアンモニア濃度測定用センサ素子。
] 前記検知極は、前記固体電解質基板上に設けられた前記Au層と、Pt検知極リードと、前記Au層および前記Pt検知極リードとを被覆した多孔質酸化物層と、を含む前記[1]に記載のアンモニア濃度測定用センサ素子。
] 前記固体電解質基板は安定化剤としてイットリアを3〜15mol%添加したジルコニアからなる前記[1]または[2]に記載のアンモニア濃度測定用センサ素子。
] 被検ガスを内部に導入する検知区画と、前記検知区画に設けられた前記[1]〜[]のいずれかに記載のアンモニア濃度測定用センサ素子と、前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差と、あらかじめ蓄積された検量線データとを比較することにより前記被検ガス中のアンモニア濃度を測定する演算部と、を含むアンモニア濃度測定装置。
] 前記検知区画が、前記検知区画内部に導入された前記被検ガスの酸素濃度を制御するための電気化学的酸素ポンプを有した前記[]に記載のアンモニア濃度測定装置。
] 前記[]に記載のアンモニア濃度測定装置を用い、前記検知区画に前記被検ガスを導入し、前記温度調節部を用いて前記固体電解質基板の温度を750〜850℃の範囲となるように制御し、前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差を測定し、前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差と、あらかじめ蓄積された前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差から得られた検量線データとを比較することにより前記被検ガス中のアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度の測定方法。
] 前記[]に記載のアンモニア濃度測定装置を用い、前記検知区画に前記被検ガスを導入し、前記温度調節部を用いて前記固体電解質基板の温度を750〜850℃の範囲となるように制御し、前記電気化学的酸素ポンプを用いて前記検知区画内部に導入された前記被検ガスの酸素濃度を5〜15vol.%の範囲となるように制御し、前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差を測定し、前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差と、あらかじめ蓄積された前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差から得られた検量線データとを比較することにより前記被検ガス中のアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度の測定方法。
本発明によれば、アンモニアに対して感度が大きく、選択性が高く、小型化が可能で、耐熱性及び耐久性が高いアンモニアセンサ素子を提供することを目的とする。また、本発明のアンモニアセンサ素子を用いたアンモニア濃度測定装置、およびアンモニア濃度測定方法を用いれば、SCR触媒に尿素を添加することによりアンモニアを発生させ、そのアンモニアによりNOxを還元して排ガスを浄化する技術を従来に比して容易に実現でき、自動車排ガス等の厳しい環境基準を満たすことが可能となる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、変更、修正、改良を加え得るものである。
本発明のアンモニアセンサ素子の基本的な構成の一例を図1、図2および図3A、図3Bに示す。図3Aは図1のアンモニアセンサ素子11のX−X’断面図を示す。図3Bは図1のアンモニアセンサ素子11のY−Y’断面図を示す。本発明のアンモニアセンサ素子11は、イオン伝導性の固体電解質からなる固体電解質基板12と、固体電解質基板12上に設けられたAu層16と、Au層16の上を被覆した多孔質酸化物層13と、を含む検知極18と、固体電解質基板12上に設けられたPt参照極15と、固体電解質基板12の温度調節をする温度調節部43と、を含むように構成される。Pt参照極15は、参照極19として用いられるものである。検知極18のAu層16は、粒子状に分散し、多孔質酸化物層13及び固体電解質基板12へ拡散して存在する。
本発明のアンモニアセンサ素子11においては、検知極で用いられるAu層上を被覆した多孔質酸化物層13の酸化物としてCr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、V、および希土類元素から選択される少なくとも1種の元素を含む酸化物であることが好ましい。また、本発明のアンモニアセンサ素子においては、検知極で用いられるAu層上を被覆した多孔質酸化物層13の酸化物としてCr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、V、および希土類元素から選択される少なくとも2種の元素を含む複酸化物であることが好ましい。またさらに、本発明のアンモニアセンサ素子においては、検知極で用いられるAu層上を被覆した多孔質酸化物層13の酸化物としてNiOが特に好ましい。
本発明のアンモニアセンサ素子11は、図1、図2および図3A、図3Bに示すように、イオン伝導性の固体電解質からなる固体電解質基板12と、固体電解質基板12上に設けられたAu層16と、そのAu層16の上を被覆した多孔質NiO層(多孔質酸化物層13)、を含む検知極18と、固体電解質基板12上に設けられたPt参照極15と、固体電解質基板の温度調節をする温度調節部43と、を含むように構成することが特に好ましい。
また、本発明のアンモニアセンサ素子11において、検知極18は、前記固体電解質基板12上に設けられた前記Au層16と、Pt検知極リード17と、Au層16およびPt検知極リード17とを被覆した多孔質NiO層(多孔質酸化物層13)と、を含むように構成することが好ましい。
また、本発明のアンモニアセンサ素子11において、Au層16は固体電解質基板12上にスパッタ法を用いて成膜する方法、金コロイド溶液塗布法、あるいは金の前駆体を塗布し還元熱分解する方法などにより形成することが好ましい。
また、本発明のアンモニアセンサ素子11において、Au層16とその上に形成した多孔質酸化物層13とを焼結温度950〜1200度で焼結することが好ましい。
また、本発明のアンモニアセンサ素子11において、固体電解質基板12は安定化剤としてイットリアを3〜15mol%添加したジルコニアからなることが好ましい。
また、本発明のアンモニアセンサ素子11を用いてアンモニア濃度測定装置(図示しない)を構成することができる。この場合、被検ガスを内部に導入する検知区画(図示しない)と、前記検知区画に設けられた上述の本発明のアンモニア濃度測定用センサ素子11と、検知極18と参照極19との電極間の起電力差と、あらかじめ蓄積された検量線データとを比較することにより被検ガス中のアンモニア濃度を測定する演算部と、を含み、検知極18と参照極19との電極間の起電力差を、あらかじめ蓄積された検量線データと比較することにより被検ガス中のアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度測定装置を構成することができる。
また、本発明のアンモニアセンサ素子11を用いてアンモニア濃度測定装置を構成する場合において、検知区画が、検知区画内部に導入された被検ガスの酸素濃度を制御するための電気化学的酸素ポンプ(図示しない)を有するように構成することが好ましい。検知区画内部の酸素濃度を一定に制御することにより、被検ガス(排ガス)中の酸素濃度に変動があった場合でも安定した精度のアンモニア濃度測定を行うことができる。
上述した本発明のアンモニア濃度測定装置を用いてアンモニア濃度を測定する方法においては、検知区画に被検ガスを導入し、温度調節部43を用いて固体電解質基板12の温度を750〜850℃の範囲となるように制御し、検知極18と参照極19との電極間の起電力差を測定し、検知極18と参照極19との電極間の起電力差と、あらかじめ蓄積された検知極18と参照極19との電極間の起電力差から得られた検量線データとを比較することにより被検ガス中のアンモニア濃度を測定することができる。さらに好ましくは、固体電解質基板12の温度を750〜800℃の範囲となるように制御すると良い。
また、上述した本発明のアンモニア濃度測定装置を用いてアンモニア濃度を測定する方法においては、検知区画に被検ガスを導入し、温度調節部43を用いて固体電解質基板12の温度を750〜850℃の範囲となるように制御し、電気化学的酸素ポンプを用いて前記検知区画内部に導入された被検ガスの酸素濃度を5〜15vol.%の範囲となるように制御し、検知極18と参照極19との電極間の起電力差を測定し、検知極18と参照極19との電極間の起電力差と、あらかじめ蓄積された検知極18と参照極19との電極間の起電力差から得られた検量線データとを比較することにより被検ガス中のアンモニア濃度を測定することが好ましい。このように、被検ガスの酸素濃度を5〜15vol.%の範囲となるように制御することにより、被検ガス(排ガス)中の酸素濃度に変動があった場合でも安定した精度のアンモニア濃度測定を行うことができる。さらに好ましくは、固体電解質基板12の温度を750〜800℃の範囲となるように制御制御すると良い。
本発明のアンモニアセンサ素子の検知原理は混成電位に基づいている。検知極では、Au層および多孔質酸化物層により、NH以外のNOx、CO、水素、炭化水素は、多く含まれる酸素と速やかに反応し、酸素と平衡の状況にある。固体電解質と、検知極を構成するAu層および多孔質酸化物層と、気相との界面(三相界面)では、酸素と、NH、あるいはNHからの派生物のみが、電位の発生に寄与する。一方、参照極では、NHを含めて酸素と速やかに反応して、酸素と平衡の状況にある。固体電解質と、参照極と、気相との界面では、酸素のみが、電位の発生に寄与する。酸素はその他の成分に比較して充分多いため、他の成分と反応しても大きい濃度変化はなく、三相界面での電位を発生に影響しない。この結果、検知極と参照極との電位の差は、NHの濃度による差となると、推定された。
一般に、酸素濃度7%では、アンモニアガスが100ppm導入されたとしても、平衡酸素分圧では100/70000以下の影響であるが、本発明において用いられるAu層および多孔質NiO層のような特定の電極の場合、アンモニアガス、あるいはNHからの派生物が三相界面での還元力が優先するため、動的な現象として平衡時の影響以上の値が検出されるものである。
以下に、本発明のアンモニアセンサ素子11の使用方法について簡単に説明する。本実施例のアンモニアセンサ素子11は、車両(ディーゼル車)の排ガス中のNOxを低減するシステムに用いられる。
具体的には、図9に示す様に、車両の排気管71に取り付けられた酸化触媒73上流側に、周知のSCR触媒装置75が配置されており、このSCR触媒装置75に(還元剤として)尿素を供給してアンモニアを発生させ、このアンモニアによって、排ガス中のNOxを窒素に還元して排ガスの浄化を行う。
このとき、排ガスの還元浄化を効率よく行わせるためには、供給する尿素の量(従って発生するアンモニアの濃度)を調節することが必要であるので、SCR触媒装置75の下流側にアンモニアセンサ素子11を配置して、SCR触媒装置75から排出されるアンモニアの濃度を検出する。
つまり、アンモニアセンサ素子11により検出されるアンモニア濃度が検出限界以下の場合には、尿素の供給量を増加し、一方、アンモニア濃度が検出される場合には、その濃度に応じて尿素の供給量を低減する等の制御を行うことにより、排ガスの還元浄化効率を高めることができる。
以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)本発明のアンモニアセンサ素子の基本的な構成の一例の概略、を実施例1として図1、図2および図3A、3Bに示す。図1は、アンモニアセンサ素子11のセンサ素子表面51から見た模式的斜視図である。図2は、アンモニアセンサ素子11のセンサ素子裏面52から見た模式的斜視図である。図3Aは図1のアンモニアセンサ素子11のX−X’断面図を示す。図3Bは図1のアンモニアセンサ素子11のY−Y’断面図を示す。本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子11は、安定化剤としてイットリアを8mol%添加したジルコニアからなり、寸法が縦50mm×横10mm×厚さ5mmである固体電解質基板12の上に、Au層16と、Pt検知極リード17と、Au層16を被覆した多孔質NiO層(多孔質酸化物層13)とで構成される検知極18とを形成し、さらに参照極19としてPt参照極15を設け、固体電解質基板12内部に温度調節をするための温度調節部43とを形成した。温度調節部43は、図2に示すように、ヒーター44およびヒーターリード45とで構成した。
具体的には、Pt参照極15は、スクリーン印刷法を用いて、固体電解質基板12の表面に形成し、温度1000℃大気圧下で2時間焼結して得られた。また、Ptペーストを線状に塗布して焼付け,Pt検知極リード17および参照極リード41を形成した。Au層16の元となるAu薄膜は、固体電解質基板12上に室温にてAuを0.1Paで200秒間スパッタ法を用いて成膜することによって形成した。
多孔質NiO層は、以下の条件で作成した。市販のNiO粉末をα―テルピノールとともに攪拌、ペースト状に調製した。得られたペーストを転写紙の上にスクリーン印刷法を用いて所望の形状(縦2mm×横10mm×厚さ0.006mm)に成形した。これを上述のスパッタ法によりAu薄膜が成膜された固体電解質基板12の上に、転写法を用いてNiO層を固体電解質基板12上に形成した。
次に、Au薄膜と、Au薄膜の上を被覆したNiO層とが設けられた固体電解質基板12を大気圧、温度1000℃にて2時間焼結することにより、検知極18を得た。このとき、NiO層は、膜厚4μm以下の多孔質層となる。
こうして得られたアンモニアセンサ素子11における検知極18の断面のSEM像を図27に示す。また、検知極18の断面を示すback−scattering SEM(反射電子像)写真を図28に示す。図28中のAuのEDXスペクトルを示すグラフを図29に示す。図27のSEM像から多孔質NiO層の厚みは1〜4μmとなることがわかった。図28のback−scattering SEM像(反射電子像)から、真空蒸着で得られたAu薄膜は、NiO層とともに温度1000℃で焼結されることにより、少なくとも一部はAu微粒子の凝集体としてイットリア安定化ジルコニア固体電解質の表面上に分散して形成されていることがわかった。
このようにして得られたアンモニアセンサ素子11のアンモニアガスの各濃度による参照極19および検知極18における起電力差の応答特性([起電力差Δemf]=[被検ガスの起電力]−[基準ガスの起電力])のグラフを図8に示す。計測条件は、以下の通りである。測定温度:800℃、酸素濃度:7vol.%、HO濃度:5vol.%(wet condition)。起電力の値は、ガス導入時から基準値より上昇し始め、定常状態となるまでに数分を要した。90%応答時間は50秒であった。図8のグラフによれば、アンモニアガスの各濃度が20〜100ppmの範囲においては、起電力差−Δemf/mVが線形に推移することがわかった。
アンモニアセンサ素子11の酸素濃度に対する応答特性を調査した。測定条件および結果を図16〜20に示す。各酸素濃度においてもアンモニアセンサ素子11のアンモニアに対する選択性が示された。酸素濃度は5〜21vol.%で測定可能である。好ましくは、7〜15vol.%で一定とした状態で測定する。酸素濃度は電気化学的酸素ポンプを使用して制御することが好ましい。
図21にアンモニアセンサ素子11の、複数のアンモニア濃度ガスを導入した場合の起電力差のグラフを示す。測定条件は、測定温度:800℃、酸素濃度:7vol.%、HO濃度:5vol.%である。このような測定データを蓄積することにより検量線を作成し、アンモニア濃度測定装置やアンモニア濃度測定方法に適用することができる。図22〜図26に、各酸素濃度に対しての、複数のアンモニア濃度ガスを導入した場合の起電力差のグラフを示す。測定条件は、測定温度:800℃、HO濃度:5vol.%である。
また、図13〜図15に、温度条件を750℃、775℃、800℃とした場合の複数のガスに対するアンモニアセンサ素子11の選択性を示す。測定条件は以下の通りである。酸素濃度:21vol.%、HO濃度:5vol.%、計測に用いられた各ガス濃度:400ppm。さらに、図30〜図33に、温度条件を775℃、800℃、825℃、850℃とした場合の複数のガスに対するアンモニアセンサ素子11の選択性を示す。測定条件は以下の通りである。酸素濃度:7vol.%、HO濃度:5vol.%、計測に用いられた各ガス濃度:100ppm。このように、アンモニアセンサ素子11が高温において優れたアンモニアガスに対する選択性を有していることが明らかとなった。
アンモニアセンサ素子11の想定される実用環境では、測定対象とするアンモニアの他、自動車等の排ガス中のNO,NO、COや炭化水素ガス等の複数のガスが同時に混在した状態で含まれている。このため、実用環境においては測定対象とするガスの感受性の選択性が重要となる。実施例1のセンサ素子11に対して複数のガス(NO、NO、CO、CH、C、C3H、NH)を使用して得られた検知極18および参照極19の起電力差Δemfのグラフを図10に示す。測定条件は以下の通りである。測定温度:800℃、酸素濃度:7vol.%、HO濃度:5vol.%、計測に用いられたNO、NO、CO、CH、C、C3H、NHの各ガス濃度:100ppm(wet condition)。
図10のグラフから、実施例1のセンサ素子のアンモニアガスの感受性に対する選択性が非常に高いことが示された。アンモニアガス濃度100ppmに対する起電力差が−34mVに達しているにもかかわらず、アンモニア以外のガスに対しては、起電力差の絶対値が5mV以下あるいは無視できる値となった。
一般に、自動車等の排ガス中には、水蒸気が5〜13vol.%含まれている。このため、水蒸気による実施例1のアンモニアセンサ素子に対する影響を調査した。アンモニアガス中の水蒸気を5〜13vol.%の範囲で試験したところ、アンモニア濃度の感受性はほとんど影響を受けなかった。このようなアンモニアセンサ素子は自動車の排ガス中のアンモニア濃度測定に非常に適している。これまでにこのような特性を示すようなイットリア安定化ジルコニア固体電解質タイプの混成電位型アンモニアセンサ素子は報告されていないものである。
(比較例1)実施例1に示すアンモニアセンサ素子11の構成から多孔質NiO層を除く構成でアンモニアセンサ素子21を作成した。このアンモニアセンサ素子21を図4および図5に示す。図4は、アンモニアセンサ素子21のセンサ素子表面51から見た模式的斜視図である。図5は図4のアンモニアセンサ素子21のY−Y’断面図を示す。比較例1のアンモニアセンサ素子21は、イットリアを安定化剤として8mol%添加したジルコニアからなり、寸法が縦50mm×横10mm×厚さ5mmである固体電解質基板22の上に、Au層26と、Pt検知極リード27とで構成される検知極28とを形成し、さらにPt参照極25(参照極29)を設け、固体電解質基板22内部に温度調節をするための温度調節部43(ヒーター)とを形成した。
(比較例2)実施例1に示すアンモニアセンサ素子11の構成からAu層16を除く構成でアンモニアセンサ素子31を作成した。このアンモニアセンサ素子31を図6および図7に示す。図6は、アンモニアセンサ素子31のセンサ素子表面51から見た模式的斜視図である。図7は図6のアンモニアセンサ素子31のY−Y’断面図を示す。比較例2のアンモニアセンサ素子31は、イットリアを安定化剤として8mol%添加したジルコニアからなり、寸法が縦50mm×横10mm×厚さ5mmである固体電解質基板32の上に、Pt検知極リード37と、Pt検知極リード37を被覆した多孔質NiO層33とで構成される検知極38とを形成し、さらに固体電解質基板32上の検知極38とは反対側の表面にPt参照極35(参照極39)を設け、固体電解質基板32内部に温度調節をするための温度調節部43(ヒーター)とを形成した。
図10、図11、図12はそれぞれ実施例1、比較例1、比較例2の各アンモニアセンサ素子を用いた複数のガス(NO、NO、CO、CH、C、C3H、NH)に対する参照極と検知極との起電力差を示すグラフである。測定条件は以下の通り。測定温度:800℃、酸素濃度:7vol.%、HO濃度:5vol.%、計測に用いられたNO、NO、CO、CH、C、C3H、NHの各ガス濃度:100ppm(wet condition)。
図10、図11、図12のグラフから、実施例1のアンモニアセンサ素子11のアンモニアガスに対する選択性が顕著であることが明らかとなった。
本発明によれば、アンモニアに対して感度が大きく、選択性が高く、小型化が可能で、耐熱性及び耐久性が高いアンモニアセンサ素子を提供する。また、本発明のアンモニアセンサ素子を用いたアンモニア濃度測定装置、およびアンモニア濃度測定方法を提供する。
本発明の実施の形態のアンモニアセンサ素子の表側から見た模式的斜視図である。 本発明の実施の形態のアンモニアセンサ素子の裏側から見た模式的一部透過斜視図である。 図1に示す本発明の実施の形態のアンモニアセンサ素子のX−X’断面図である。 図1に示す本発明の実施の形態のアンモニアセンサ素子のY−Y’断面図である。 比較例1のアンモニアセンサ素子の表側から見た模式的斜視図である。 図4に示す本発明の実施の形態のアンモニアセンサ素子のY−Y’断面図である。 比較例2のアンモニアセンサ素子の表側から見た模式的斜視図である。 図6に示す本発明の実施の形態のアンモニアセンサ素子のY−Y’断面図である。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子におけるアンモニア濃度と起電力の応答特性を示すグラフである。 本発明のアンモニアセンサ素子の使用方法の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 比較例1のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 比較例2のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 起電力から検量線によりアンモニア濃度を測定する方法を説明するための本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子におけるアンモニア濃度の応答特性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子におけるアンモニア濃度の応答特性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子におけるアンモニア濃度の応答特性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子におけるアンモニア濃度の応答特性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子におけるアンモニア濃度の応答特性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子におけるアンモニア濃度の応答特性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における検知極の断面を示す図面代用SEM写真である。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における検知極の断面を示す図面代用back−scattering SEM(反射電子像)写真である。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における検知極の断面のAuのEDXスペクトルを示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。 本発明の実施形態のアンモニアセンサ素子における複数の試料ガスの選択性を示すグラフである。
符号の説明
11:アンモニアセンサ素子、12:固定電解質基板、13:多孔質酸化物層、15:Pt参照極、16:Au層、17:Pt検知極リード、18:検知極、19:参照極、21:アンモニアセンサ素子、22:固定電解質基板、25:Pt参照極、26:Au層、27:Pt検知極リード、28:検知極、29:参照極、31:アンモニアセンサ素子、32:固定電解質基板、33:多孔質NiO層、35:Pt参照極、37:Pt検知極リード、38:検知極、39:参照極、41:参照極リード、43:温度調節部、44:ヒーター、45:ヒーターリード、51:センサ素子表面、52:センサ素子裏面、71:排気管、73:酸化触媒、75:SCR触媒装置。

Claims (7)

  1. イオン伝導性固体電解質からなる固体電解質基板と、
    前記固体電解質基板上に設けられたAu層と、前記Au層を被覆した多孔質NiO層からなる多孔質酸化物層と、を含む検知極と、
    前記固体電解質基板上に設けられたPt参照極と、
    前記固体電解質基板の温度調節をする温度調節部と、を含むアンモニア濃度測定用センサ素子。
  2. 前記検知極は、前記固体電解質基板上に設けられた前記Au層と、Pt検知極リードと、前記Au層および前記Pt検知極リードとを被覆した多孔質酸化物層と、を含む請求項に記載のアンモニア濃度測定用センサ素子。
  3. 前記固体電解質基板は安定化剤としてイットリアを3〜15mol%添加したジルコニアからなる請求項1または2に記載のアンモニア濃度測定用センサ素子。
  4. 被検ガスを内部に導入する検知区画と、
    前記検知区画に設けられた請求項1〜のいずれか1項に記載のアンモニア濃度測定用センサ素子と、
    前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差と、あらかじめ蓄積された検量線データとを比較することにより前記被検ガス中のアンモニア濃度を測定する演算部と、を含むアンモニア濃度測定装置。
  5. 前記検知区画が、前記検知区画内部に導入された前記被検ガスの酸素濃度を制御するための電気化学的酸素ポンプを有した請求項に記載のアンモニア濃度測定装置。
  6. 請求項に記載のアンモニア濃度測定装置を用い、
    前記検知区画に前記被検ガスを導入し、
    前記温度調節部を用いて前記固体電解質基板の温度を750〜850℃の範囲となるように制御し、
    前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差を測定し、
    前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差と、あらかじめ蓄積された前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差から得られた検量線データとを比較することにより前記被検ガス中のアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度の測定方法。
  7. 請求項に記載のアンモニア濃度測定装置を用い、
    前記検知区画に前記被検ガスを導入し、
    前記温度調節部を用いて前記固体電解質基板の温度を750〜850℃の範囲となるように制御し、
    前記電気化学的酸素ポンプを用いて前記検知区画内部に導入された前記被検ガスの酸素濃度を5〜15vol.%の範囲となるように制御し、
    前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差を測定し、
    前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差と、あらかじめ蓄積された前記検知極と前記参照極との電極間の起電力差から得られた検量線データとを比較することにより前記被検ガス中のアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度の測定方法。
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