JP5099572B2 - ディファレンシャルアセンブリ及びそのギアセットを設計するための方法 - Google Patents

ディファレンシャルアセンブリ及びそのギアセットを設計するための方法 Download PDF

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Description

この出願は、2009年3月12日付けで出願された米国特許出願シリアル番号12/403,141に対する優先権が主張されている。
本発明は、予め決められた及び/又は制御された方法でギアセットの第1ギアの歯面とギアセットの第2ギアの歯面との間の接触点を定義する作用平面の変化を引き起こすように形成された歯面を有するギアセットの各ギアを伴うギアセットを含む、ギアセットに関する。
特許文献1に記載されているように、平行軸線上で運動するギアの歯形(例えば、円筒ギア)は、通常、ピッチ点と呼ばれる中心線上の固定点を通過する接触点の全てで共通法線を必要とする。これは、通常、一方の歯形が一定の角速度で他方の歯形を駆動する場合、運動学的要件である。歯形対は、ギアが回転すると異なる位置で相互に接触する。与えられた歯形対における全ての可能な接触点の軌跡は、接触軌跡と呼ばれる。この接触軌跡は、ギア歯の先端によって終端をなす直線又は曲線区分である。円筒ギアデザインに含まれる3つの曲線は、第1ギアの歯形、第2ギアの歯形、及び接触軌跡である。固定された中心間距離及び速度レシオが与えられると、これらの曲線の1つは、他の2つを決定する。特に、接触軌跡が与えられた曲線として示される場合、両ギアの歯形は1つのみに決定される。
円筒ギア適用のため、ギアセットは、第1歯形を伴う第1ギア、第1中心点、及び第1外側半径(第1中心点から第1ギアの周まで)並びに第2歯形を伴う第2ギア、第2中心点、及び第2外側半径(第2中心点から第2ギアの周まで)を含む。ピッチ半径は、ピッチ点と各ギア中心(第1中心点及び第2中心点)との間の距離である。換言すると、ピッチ半径は、ピッチ点と各ギア軸線との間の距離を特定する。第1及び第2ギアの回転時、第1及び第2ギアの歯形曲線は、異なる位置で相互に接触するとともに、全ての連続的な接触点の軌跡は、接触軌跡(作用線)の形状を決定する。
各接触点は、ピッチ点からの確定した距離に及び水平線法線から第1及び第2中心点までの圧力角でもある確定した角度に配置される極座標に関連して表わすことができる。第1及び第2歯形は、各々、第1及び第2長さを伴う、第1及び第2曲率半径を有する。
予め決定された及び/又は制御された方法で第1ギアの歯面と第2ギアの歯面との間の接触点を定義する作用平面の運動をもたらすため、第1及び第2ギア(例えば、ディファレンシャルにおけるピニオンギア及びサイドギア)の歯面ジオメトリを使用することが望ましい。
米国特許第3,631,736号
ギアセットは、第1歯面を有する第1ギア及び第2歯面を有する第2ギアを含む。第1歯面及び第2歯面は、予め決定された及び/又は制御された方法で第1ギアの歯面と第2ギアの歯面との間の接触点を定義する作用平面の運動をもたらすように形成される。
変動ギアレシオリミテッドスリップディファレンシャルアセンブリは、ディファレンシャルケース及びディファレンシャルケース内に設けられる一対のサイドギアを含む。各サイドギアは、第1歯面を備える歯を有する。ディファレンシャルアセンブリは、さらに、ディファレンシャルケース内に設けられるピニオンシャフト及びピニオンシャフトによって支持される複数個のピニオンを含む。ピニオンは一対のサイドギアに噛み合わされて、各ピニオンは第2歯面を備える歯を有する。第1歯面及び第2歯面は、予め決定された及び/又は制御された方法でサイドギアの第1歯面とピニオンの第2歯面との間の接触点を定義する作用平面の運動をもたらすように形成される。
ギアセットを設計するための方法は、第1ギアを移動させるために望ましいトルクバイアス及び望ましいトルク量を決定するとともに結果として第1ギアを移動させる望ましいトルクバイアス及び望ましいトルク量をもたらす作用平面の予め決定された運動を決定するステップを含む。前記方法は、作用平面によって定義される第1ギア及び第2ギアとの間の接触点を決定するとともに作用平面によって定義される接触点に対応する第1ギア及び第2ギアの歯面を決定するステップをさらに含む。
以下、発明の実施形態は、例えば、添付した図面に関連して説明される。
本発明の一実施形態におけるディファレンシャルの概略的な断面図である。 本発明の一実施形態における第1ギアと第2ギアとの間の作用線の概略図である。 ギア歯面を有する従来技術のベベルギアの斜視図である。 図3のベベルギアのギア基礎円錐の概略図である。 本発明の一実施形態における変更されたギア歯面を有するピニオンの斜視図である。 本発明の一実施形態における変更されたギア歯面を有するサイドギアの斜視図である。 本発明の一実施形態における変更されたギア歯面のコンピュータモデリングの実施例を示す図である。
以下、ここで記述されるとともに添付した図面で図解される実施例を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は実施形態に関連して説明されるが、それらは本発明をこれらの実施形態に限定することを意図していないことが理解されるであろう。これに反して、本発明は、選択肢、改良及び添付されたクレームによって具現化される本発明の精神及び範疇を含む同等のものを包含することを意図する。
図1は、本発明の一実施形態におけるギアセット10の概略的な断面図を図解するものである。図1に図解されるように、ギアセット10は、ディファレンシャル12として使用される。例えば及び限定しないが、ディファレンシャル12は、リミテッドスリップディファレンシャルを含む。発明のギアセット10は、車輪を有する車両用のリミテッドスリップディファレンシャル12の2つのサイドギアに対して不均等なトルク配分を行うために使用される。リミテッドスリップディファレンシャル12は、いくつかの実施形態において変動ギアレシオリミテッドスリップディファレンシャルを含む。
特に、変動ギアレシオリミテッドスリップディファレンシャルの機能は、ピニオンと一方のサイドギアとの間のギアレシオが最大限に到達した場合に、ピニオンと他方のサイドギアとの間のギアレシオが最小限となるように、ピニオンと、1回転の周期が変動するギアレシオを有する奇数個のピニオンに連結されたサイドギアとが噛み合っている間、ピニオンとサイドギアとの間のギアレシオにおける周期的変化(例えば、変動)により実現化され、このようにして、2つのサイドギアにおける不均等なトルク配分が引き起こされる。
さらに図1を参照すると、ディファレンシャル12は、ディファレンシャルケース14及びピニオンシャフト16を含む。ディファレンシャルケース14は、入力軸(図示省略)によって駆動される。ピニオンシャフト16は、十字形或いは直線のいずれかのシャフトを含むとともにディファレンシャルケース14の内側に固定される。ディファレンシャル12はさらに、ピニオンギア18及びサイドギア20を含む。ピニオンギア18は、ピニオンシャフト16によって支持されるとともにサイドギア20に連結されるように構成される。ピニオンギア18及びサイドギア20は、各々、複数個(例えば、対)のギアを含む。球形のスラストワッシャ22は、ピニオンギア18の背面とディファレンシャルケース14との間に設けられる。平スラストワッシャ24は、サイドギア20の背面とディファレンシャルケース14との間に設けられる。ディファレンシャル12は、ディファレンシャルケース14内に設けられたサイドギア20間の異なる回転速度を許容することに適応する。
本発明のギアセット10は、第1及び第2ギアを含む。第1ギアはピニオンギア18を含み、第2ギアは、本発明の一実施形態に対応するサイドギア20を含む。ギアセット10はピニオンギア18及びサイドギア20を含む第1及び第2ギアを有する場合が説明されるが、ギアセット10を構成する第1及び第2ギアは、いかような異なるギアをも含むとともに本発明の精神及び範疇内にとどまる。第1ギアは第1歯面を有する歯を含み、第2ギアは第2歯面を有する歯を備える。
本発明の第1及び第2ギア(限定しないが、例えば、ピニオンギア18及びサイドギア20)の歯面のジオメトリは、予め決定された方法における作用平面の移動を引き起こすように構成される。換言すると、作用平面の移動は、制御された及び/又は最適化された移動である。作用平面は、作用表面とも呼ばれる。作用平面は、ギアセットの第1ギアの第1歯面とギアセットの第2ギアの第2歯面との間の接触点を定義する。第1ギアの歯面は、第1ギアに関連する座標系に関して移動する作用平面の連続点により表わされる。第2ギアの歯面は、第2ギアに関連する座標系に関して移動する作用平面の連続点により表わされる。
図2を参照すると、第1ギア(例えば、ピニオンギア18)と第2ギア(例えば、サイドギア20)との間の作用線261, 262, 又は263の概略図は、作用平面を理解するためのバックグラウンドとして図解される。ギア18及び20は、作用線261, 262, 及び263に沿って接触する。図解されるように、作用線261, 262, 又は263は、固定ではないが、予め決定された及び/又は制御された及び/又は最適化された方法で移動する。例えば、作用線の移動の予め決定された及び/又は制御された及び/又は最適化された方法に対応して、作用線は、第1位置(例えば、ライン261, 262の位置)から第2位置(例えば、262, 又は263の位置)まで移動するように配列される。第1位置における作用線の方向は、実質上、第2位置における作用線の方向に対して平行である。作用線の移動は、ギアセットに(例えば、サイドギア20によって制御される)一対のタイヤの一方へのより大きいトルク伝達を許容する。一対のタイヤ(例えば、右側タイヤ及び左側タイヤ)へ伝達されるトルク量は、タイヤが機能する路面及び/又はタイヤと路面との間のトラクション量に依存する。ピニオン18は中心点Opを有し、サイドギア20は中心点Ogを有する。中心線28は、中心点OpとOgとの間を通過する。ピッチ点P1, P2, 又はP3は、中心線28及び作用線26の交点である。ピニオン18及びサイドギア20の基礎円筒の半径、各々、rb.p, rb.g, は、中心点から、各々、作用線261, 262, 又は263まで延びる。ライン30は、ピッチ点P1, P2, 又はP3を通過して中心線28に対して直交する。プロフィール角φnは、ライン30と作用線261, 262, 又は263との間の角度である。図2は、ピニオン18及びサイドギア20のための制御された及び/又は最適化された方法で移動する作用平面を視覚化するために使用され、作用線261, 262, 又は263は、2次元ジオメトリに使用され、また、作用平面は3次元ジオメトリに使用される。
左側タイヤと右側タイヤとの間のトルクレシオは、タイヤが機能する路面及び/又はタイヤと路面との間のトラクション量に基づく。既知の及び/又は望ましいトルクレシオのため、予め決定された方法における作用平面の望ましい及び/又は最適の及び/又は制御された移動は決定される。作用平面の移動の予め決定された方法のため、接触点の軌跡は決定される。既知の接触点の軌跡のため、歯面のジオメトリは決定される。本発明の一実施形態に対応して、制御された及び/又は最適化された方法において移動する作用平面は、ピニオンギア18の回転に基づく及び/又は対応する。例えば、及び限定しないが、作用平面は、一実施形態におけるピニオンギア18の一定の回転に合された一定の速度で移動する。他方の実施例では、及び限定しないが、作用平面の移動の予め決定された及び/又は制御された方法に対応して、作用平面は、第1位置から第2位置まで移動するように構成される。第1位置における作用平面の方向は、実質上、第2位置における作用平面の方向に対して平行である。作用平面の移動は、漸次に増加するトルクをサイドギア20(すなわち、ギアセット10の第2ギア)へ伝達するように構成される。作用平面の移動はまた、他の例では、漸次に低下するトルクをサイドギア20(すなわち、ギアセット10の第2ギア)へ伝達するように構成される。このようにして、予め決定された及び/又は制御された作用平面の移動は、第1トルク量を(例えば、車両の右側の)第1サイドギア20へ伝達するとともに第2トルク量を(例えば、車両の左側の)第2サイドギア20へ伝達するように構成され、第1及び第2トルク量は相違する。その結果、一対のサイドギア20の各々は、異なる速度で回転するように構成される。
他の実施形態において、作用平面は、異なる予め決定された及び/又は制御された方法で移動する。例えば、作用平面は、第1ギア(例えば、ピニオンギア18)の歯面と第2ギア(例えば、サイドギア20)の歯面との噛み合いに依存する加速又は減速を受ける。作用平面は、一定の速度で移動するよりむしろ、ピッチ点からギア(例えば、ピニオンギア18又はサイドギア20)の軸線の方へ加速又は減速を受ける。このように、作用平面の移動は、第1及び第2ギア(例えば、ピニオンギア18及びサイドギア20)における低歯(作用歯)の噛み合いに基づく。
ギア(例えば、ピニオンギア18及びサイドギア20)における歯は、異なる目的に利用される。例えば、ピニオンギア18及び/又はサイドギア20における高歯は、ギア18,19における低歯のための再噛み合いを促進する。低歯は、作用的及び/又は能動的歯(すなわち、トルクを伝達する歯)である。低歯は、噛み合っている時、第1ギア(例えば、ピニオンギア18)から第2ギア(例えば、サイドギア20)へトルクを伝達するように構成される。他方で、高歯はトルクを伝達しない。高歯は、低歯よりも高く形成されるとともに第1及び第2ギアにおける作用歯の再噛み合いをもたらすためにそれらの歯面のためのより小さい角度を有する。ギアセット10のギア(例えば、ピニオンギア18及びサイドギア20)における高歯及び低歯のため、そこに円滑なトルク伝達はなく、吸収すべきノイズ及び衝撃をもたらす結果となる。ノイズ削減は、自動車の設定における重要事項である。本発明の改良された歯面ジオメトリは、噛み合っている間、衝撃に対するピニオン及びサイドギア高歯の脆弱性の低減を促進するように構成されており、その結果、ノイズ刺激を低減する。
歯の単一グループは、1つの高歯(すなわち、歯間の再噛み合いを促進するように構成された歯)及び1つ以上の低歯(すなわち、トルクを伝達する作用的及び/又は能動的歯)を含む。歯の各グループにおいて奇数個の歯がある。例えば、各グループに3個の歯がある。3個の歯について詳細に言及するが、歯の数量は本発明の他の実施形態よりも多くてもよく、しかしながら、歯の数量はそれでも奇数(例えば、5歯、7歯、9歯、等)である必要がある。より大きいトルク偏向はより多い歯数を伴って成し遂げられるにもかかわらず、一実施形態では、より多い歯数はギアセット10のためにより多くの空間が必要とされるとともに、ディファレンシャルハウジング(例えば、ディファレンシャルケース14)が制限されるため、各グループで3個の歯を含む。歯のNgrを有するギア(例えば、ピニオンギア18)の回転ωPの下で、ギアレシオ変動の周期は、ωP/ Ngrに等しい。ピッチ数に対応する各周期における歯数は、各周期に関連する。作用平面の移動は、単一グループの作用的及び/又は能動的歯(すなわち、低歯)にのみ関連し、高歯には関連しない。
ギアセット10の第1及び第2ギア(例えば、ピニオンギア18及びサイドギア20)の回転時に、低歯は相互接触から解放され、第1ギア(例えば、ピニオンギア18)の高歯は、第1及び第2ギアの次の歯対が噛み合うのを促進するため、第2ギア(例えば、サイドギア20)の歯と接触して噛み合い、それから、次の作用歯対が噛み合わされる。第1ギアの高歯が第2ギアの歯と接触する又は第2ギアの高歯が第1ギアの歯と接触するステップでは、高歯は衝撃を受けて破損する可能性がある。衝撃に対する高歯の脆弱性を排除及び/又は著しく低減するため、作用平面の次の移動は有益である。まず、低歯解放後又は少し前に、瞬間作用平面は、低歯の第2対の噛み合い開始に対応する瞬間に一定値から0値へ向かうA方向(図2参照)への移動の速度を減速し始める。さらに、A方向(図2参照)における瞬間作用平面の移動の加速は、高歯の噛み合いの始めと終りとで0に等しく、また、確定した一定の中間値に到達する。作用平面の移動のための1つの近似は、瞬間作用平面がピニオンギア18及びサイドギア20の低歯(すなわち、作用歯)の噛み合いの終点で静止することである。望ましい及び/又は制御された及び/又は予め決定された瞬間作用平面の移動は、第1及び第2ギア(例えば、ピニオンギア18及びサイドギア20)のための歯面における対応する変化に起因して成し遂げられる。本発明に基づき、第1及び第2ギア(例えば、ピニオンギア18及びサイドギア20)のための歯面は、作用平面の望ましい加速及び/又は減速を提供するために設計される。
背景技術において説明したように、円筒伝動装置は、ギアセットを構成するギアの歯面のジオメトリ及び/又はプロフィールを決定するためにピッチ半径及び曲率半径長さを使用する。対照的に、ベベルギアは、ピッチ半径及び曲率半径の長さの代わりに、ギアセットを構成するベベルギアの歯面のジオメトリを決定するためにピッチ円錐を使用する。本発明の第1及び第2ギア(例えば、ピニオンギア18及びサイドギア20)の歯面のジオメトリは、螺旋円錐ピッチ面に関して表される。螺旋円錐ピッチ面の外側に位置される歯の部分は、歯先と呼ばれる。同様に、螺旋円錐ピッチ面とフィレット円錐面との間に位置される歯の部分は、歯元と呼ばれる。本発明のギアの改良された歯面に対する方程式を得るため、通常(従来技術)のベベルギアの歯面に対する方程式の導出が使用される。
図3を参照すると、歯面Gを有する従来技術のベベルギア32の斜視図が図解されている。通常のベベルギア10のギア歯面Gの型は、図4に図解されたギア基礎円錐状の平面34のスライドを伴わずに軸回りに回転するものと解釈される。従って、ギア歯面Gの表面は、頂点38を通過するとともに接平面34の範囲内の直線Egの軌跡として表される。一度、平坦面34がギア基礎円錐36を超えて回転すると、それはギア基礎円錐36に接する。
位置ベクトルrgは、歯面の点のXg, Yg, Zg座標に記載される。歯面Gの点Mの位置ベクトルrgは、3つのベクトルの総和で表される。特に、位置ベクトルrgに対する方程式は以下の通りである。
rg=A+B+C
ここで、ベクトルA, B, 及びCは以下の方程式で表される。
(方程式1)
A=−k・Ug
(方程式2)
B=i・Ug tanθg sinψg+j・Ug tanθg cosψg
(方程式3)
C=−i・ψg Ug tanθg cosψg+j・ψg Ug tanθg sinψg
ここで、i, j, 及びkは、軸Xg, Yg, Zg(例えば、成分「i」は、軸「Xg」に沿ってポイントされた長さ1のベクトル;成分「j」は、軸「Yg」に沿ってポイントされた長さ1のベクトル;成分「k」は、軸「Zg」に沿ってポイントされた長さ1のベクトル)に沿った単位ベクトルを意味し、Ugは、頂点38からZg軸上のMの投影までの測定された距離を表す。Ug及びψg は、歯面Gのパラメータである。
ベクトルA, B, 及びCを方程式rg=A+B+Cに代入することにより、ピニオンギア18のための歯面Gに対する方程式(方程式4)は、マトリクス表示により得られる。
(方程式4)
Figure 0005099572
同一構造の方程式は、ベベルギア、並びにピニオン及びサイドギアのために使用される。しかしながら、方程式は全く同一ではない。例えば、方程式は、異なる係数(例えば、ピニオンのための「θp」及びサイドギアのための「θsg」)を有する。サイドギア20のための歯面Gに対する方程式(方程式4.1)は、マトリクス表示により得られる。
(方程式4.1)
Figure 0005099572
ディファレンシャル適用において、等式θp+θsg=90°は通常順守される。それにより、ピッチ角θsgは、θsg=90°−θpとしてピニオンθpのピッチ角に関連して表される。このように、1つの未知の要素(例えば、2つのパラメータθp+θsgではないが、パラメータθpだけが未知の要素として残る)によって未知の要素の数量を削減する。方程式4.1に代入した後、サイドギアの歯面のための表示に対するこの方程式(方程式4.2)は、マトリクス形成で表される。
(方程式4.2)
Figure 0005099572
さらに、未知の要素の総数は、以下の等式ψsg=u・ψpに基づき削減することができる。ここで、uは、サイドギア噛み合いに対するピニオンの歯の比率を具体的に表すものである。
(方程式4.3)
Figure 0005099572
図5を参照すると、ピニオンギア18のための改良されたギア歯面Gmodが図解されている。図6を参照すると、サイドギア20のための改良されたギア歯面Gmodが図解されている。改良されたギア歯面Gmodのジオメトリを表す位置ベクトルrgは、マトリクス表示における異なる方程式によって表される。改良されたギア歯面Gmodのためのマトリクス表示の方程式における差異は、作用平面(すなわち、ギアセットを構成するギアの第1歯面と第2歯面との間の全ての接触点を定義する作用平面)の移動により生じる。作用平面の移動は、トルクを偏向させることを可能にする。作用平面は、ここで説明されるように、予め決定された及び/又は制御された方法において移動する。本発明のベベルギアにおける位置ベクトルrg modのための式は、通常(従来技術)のベベルギアにおける位置ベクトルrgのための式から得ることができる。位置ベクトルrg modのための式は、改良された位置ベクトルrg modに対する以下の方程式に記載されているように、ギアの回転角ψgの関数として円錐角θgが考慮される。
(方程式5)
Figure 0005099572
方程式4.2が方程式4から導かれるのと同様に、ピニオン歯面に対する方程式は、マトリクス形成で記載されたサイドギア歯面に対する方程式(方程式5.1)を許容する。
(方程式5.1)
Figure 0005099572
さらに、未知の要素の総数は、以下の等式:ψsg=u・ψpに基づき削減することができる。ここで、uは、サイドギア噛み合いに対するピニオンの歯の比率を具体的に表すものである。
(方程式5.2)
Figure 0005099572
他のアプローチは、当業者に知られている改良されたギア歯面Gmodのジオメトリを表す位置ベクトルrg modに対する方程式の導出に使用される。関数θsg対ψsgは、線形関数とすることができるとともに、θsg=a・ψsgの形で表すことができ、ここで、確定した定数は「a」で表示される。この定数aは、望ましいトルク偏向に関連して予め決定することができるとともに表わすことができる。
パラメータ「a」は、ピニオン18及びサイドギア20の実際の形状に作用する。パラメータ「a」の制限は2つの面を有する。第1に、ピニオン18の歯面とサイドギア20の歯面とは、対応する基礎円筒よりも下方にどちらも存在しない。第2に、円筒の外側でポイントする歯は許容されない。パラメータ「a」の値の範囲は、これらの制限に基づき算出される。サイドギアの回転時、ある確定した瞬時に、サイドギア(例えば、サイドギア20)の歯面は、噛み合うギア(例えば、ピニオン18)に噛み合わされる方へ係合される。サイドギア20が一定の角度(μ:μは、サイドギア20の歯面がピニオン18の歯面に噛み合う範囲内のサイドギア20の回転角)により回転している間、サイドギア20の歯面と噛み合うピニオン18の歯面とは接触したままである。ディファレンシャル(例えば、ディファレンシャル12)による望ましいトルク偏向は、Tbiasと表わされる。本発明に対応して望ましいトルク偏向Tbiasを成し遂げるため、角度θsg(等式4.1参照)は、歯が噛み合いから解放された時、θsg start値から、μ=0の場合、θsg end値へ変化する。比率θsg startsg endは、Tbiasに等しい(すなわち、方程式θsg startsg end=Tbiasが成り立つ)。結局、パラメータ「a」の望ましい値は、(方程式5.3)から算出することができる。
(方程式5.3)
Figure 0005099572
円錐角θgがギアの回転角ψgの線形関数である場合(すなわち、θg=a・ψg)、改良された位置ベクトルrg modに対する方程式は、以下の(等式6)に体系化される。
(方程式6)
Figure 0005099572
ギアの回転角ψの線形関数である円錐角θを有することにより、関数θ=a・ψは、最も簡易化された可能な関数である。通常、ギアの回転角ψの線形関数としての円錐角θは、他の実施形態ではより複雑となる。ギアの回転角ψの線形関数としての円錐角θの関数は、確定したディファレンシャル適用のための要求される及び/又は望ましいディファレンシャルによるトルク偏向に依存する。線形関数θ=a・ψは、実用的な関数である。改良されたギア歯面Gmodのコンピュータモデリングの一例は、図7に図解かれる。第1及び第2ギア(例えば、ピニオンギア18及びサイドギア20)の歯面のジオメトリは、第1及び第2ギアのための設計パラメータに関連して表わされる。通常のエンジニアリング方式は、当業者に知られているように利用される。
本発明に対応するギアセット10を設計するための方法も提供される。その方法は、望ましいトルク偏向及び第1ギアへ伝達される望ましいトルク配分を予め決定するステップ;望ましいトルク偏向及び第1ギアへ伝達される望ましいトルク配分をもたらす作用平面の予め決定された移動を決定するステップ;作用平面により定義される第1ギアと第2ギアとの間の接触点を決定するステップ;及び作用平面により定義される接触点に対応して第1及び第2ギアの歯面を決定するステップ、を含む。
本発明の特定の実施形態の前述した説明は、図解及び記述の目的のためにもたらされたものである。それらは、網羅的である或いは本発明を開示された正確な形状に限定することを意図しておらず、また、前記した教示を考慮すると多様な変更及び変形が可能である。実施形態は、その結果、発明及び企図される特定の利用に適合されるような多様な変更を伴う多様な実施形態を他の当業者が利用可能となるために、本発明及びその実質的な適用の原理を説明するために選択及び説明されたものである。本発明は、前の記述において詳細に説明されており、また、本発明の多様な変更及び変形は、明細書の解釈及び理解から当業者にも明らかになると考える。それは、それらが添付されたクレームの範疇に近づく範囲において、そのような変更及び変形の全ては本発明に含まれることを意図する。それは、本発明の範疇はここに添付されたクレーム及びそれら同等のものによって定義されることを意図する。

Claims (25)

  1. 第1歯面を有する第1ギアと、
    第2歯面を有する第2ギアと、
    を含み、
    前記第1歯面及び前記第2歯面は、制御された方法における前記第1歯面と前記第2歯面との間の接点を定める作用平面の移動をもたらすように構成されるとともに前記第2ギアに対する選択された量のトルクを提供することを特徴とするギアセット。
  2. 前記作用平面の前記移動は、前記第2ギアに対するトルクを漸次的に増加させて伝達するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のギアセット。
  3. 前記作用平面の前記移動は、前記第2ギアに対するトルクを漸次に低下させて伝達するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のギアセット。
  4. 前記第1ギアは、ピニオンを含むことを特徴とする請求項1に記載のギアセット。
  5. 前記第2ギアは、第1サイドギアを含むことを特徴とする請求項4に記載のギアセット。
  6. さらに第3ギアを含み、前記第3ギアは、第2サイドギアを含むことを特徴とする請求項5に記載のギアセット。
  7. 前記作用平面の前記移動は、前記第1サイドギアに対して第1トルク量及び前記第2サイドギアに対して第2トルク量を伝達するように構成され、前記第1トルク量と前記第2トルク量とは異なることを特徴とする請求項6に記載のギアセット。
  8. 前記作用平面の前記移動は、前記第1ギアの回転に対応することを特徴とする請求項1に記載のギアセット。
  9. 前記作用平面の前記移動は、一定の速度であることを特徴とする請求項8に記載のギアセット。
  10. 前記作用平面の前記移動は、前記第1及び第2歯面の噛み合いに依存する加速及び減速を含むことを特徴とする請求項8に記載のギアセット。
  11. 前記第1及び第2ギアは、各々、噛み合わせている場合にトルクを前記第1ギアから前記第2ギアへ伝達するように形成された少なくとも1つの作用歯を有することを特徴とする請求項1に記載のギアセット。
  12. 前記第1及び第2ギアは、各々、前記作用歯よりも高い少なくとも1つの高歯を有し、前記高歯は、前記第1及び第2ギアにおける前記作用歯の噛み合いを促進するように形成されることを特徴とする請求項11に記載のギアセット。
  13. 前記作用平面の前記移動は、前記第1ギアにおける前記作用歯と前記第2ギアにおける前記作用歯との噛み合いに基づくことを特徴とする請求項12に記載のギアセット。
  14. 前記第1及び第2歯面は、ピッチ円錐から導出されることを特徴とする請求項1に記載のギアセット。
  15. 前記第1ギアは第1座標系を有し、前記第2ギアは第2座標系を有し、前記作用平面は、前記第1座標系に関連するとともに前記第2座標系に関連して移動するように形成されることを特徴とする請求項1に記載のギアセット。
  16. 前記作用平面は、第1位置から第2位置へ移動するように構成され、前記第1位置における前記作用平面の方向は、実質上、前記第2位置における前記作用平面の方向に平行であることを特徴とする請求項1に記載のギアセット。
  17. 変動ギアレシオリミテッドスリップディファレンシャルアセンブリであって、
    ディファレンシャルケースと、
    前記ディファレンシャルケース内に設けられ、各々が第1歯面を備える歯を有する一対のサイドギアと、
    前記ディファレンシャルケース内に設けられるピニオンシャフトと、前記ピニオンシャフトによって支持されるとともに前記一対のサイドギアに噛み合うように形成され、各々が第2歯面を備える歯を有する複数個のピニオンと、
    を含み、
    前記第1及び第2歯面は、制御された方法における前記第1歯面と前記第2歯面との間の接点を定める作用平面の移動をもたらすように構成されるとともに前記サイドギアの各々に対する選択された量のトルクを提供することを特徴とするディファレンシャルアセンブリ。
  18. 前記作用平面の前記移動は、前記一対のサイドギアの一方へ第1トルク量を伝達するとともに前記一対のサイドギアの他方へ第2トルク量を伝達するように構成され、前記第1トルク量と前記第2トルク量とは異なることを特徴とする請求項17に記載のディファレンシャルアセンブリ。
  19. 前記作用平面の前記移動は、前記複数個のピニオンの回転に対応することを特徴とする請求項17に記載のディファレンシャルアセンブリ。
  20. 前記作用平面の前記移動は、一定の速度であることを特徴とする請求項17に記載のディファレンシャルアセンブリ。
  21. 前記作用平面の前記移動は、前記一対のサイドギアと複数個のピニオンとの噛み合いに依存する加速及び減速を含むことを特徴とする請求項17に記載のディファレンシャルアセンブリ。
  22. 前記ディファレンシャルケースを駆動するように形成された入力シャフトをさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のディファレンシャルアセンブリ。
  23. 前記ピニオンと前記一対のサイドギアとが噛み合わされている間、前記ピニオンと前記一対のサイドギアとの間のギアレシオは変動することを特徴とする請求項17に記載のディファレンシャルアセンブリ。
  24. 前記一対のサイドギアの各々は、異なる回転速度で回転するように形成されることを特徴とする請求項17に記載のディファレンシャルアセンブリ。
  25. ギアセットを設計するための方法であって、
    望ましいトルク偏向及び第1ギアへ伝達するための望ましいトルク配分を決定するステップと、
    望ましいトルク偏向及び第1ギアへ伝達するための望ましいトルク配分をもたらす作用平面の予め決定された移動を決定するステップと、
    前記作用平面の移動によって定る前記第1ギアと前記第2ギアとの間の接触点を決定するステップと、
    前記作用平面の移動によって定る前記接触点に対応する前記第1及び第2ギアの歯面を決定するステップと、を含むことを特徴とする方法。
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