JP5079813B2 - 電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、分波器などの電子部品に関するものである。より詳しくは、外部回路基板の端子配置が左右逆であっても、同じ部材を用いることのできる電子部品に関するものである。
近年、携帯通信端末では、弾性表面波共振子や薄膜バルク波共振子を利用した弾性波フィルタを用いた電子部品として分波器が用いられている。分波器とは、携帯通信端末のアンテナと送受信回路との間に接続され、アンテナで受信された受信信号を受信回路に、送信回路からの送信信号をアンテナに、受信信号と送信信号が混ざらないように分離して伝達するための素子である。
従って、一般的な分波器は、アンテナと接続されるアンテナ端子、受信回路に接続される受信端子、及び、送信回路に接続される送信端子を有している。
具体的には、圧電基板または圧電薄膜を成膜した基板上に送信用フィルタ及び受信用フィルタを作製し、この基板(以下、フィルタ基板ともいう)を実装基体に実装し封止し、分波器となる。実装基体におけるフィルタ基板の実装面とは反対側の面(以下、端子面ともいう)に、携帯通信端末のマザーボードに実装するための端子が設けられる。この端子には、アンテナ端子、受信端子、送信端子の他に、接地端子等が含まれる。
分波器は携帯通信端末のマザーボードに実装され使用されるが、携帯通信端末の設計によって、アンテナ端子に対して送信端子が左側に、受信端子が右側になった配置(以下、この位置関係をノーマル配置ともいう)のものが使用される場合と、その逆にアンテナ端子に対して送信端子が右側に、受信端子が左側になった配置(以下、この位置関係をミラー配置ともいう)のものが使用される場合とがある。特許文献1では、ミラー配置の分波器が開示されている。特許文献2では、実装基体内部に整合回路を設けた分波器が開示されている。
ミラー配置の分波器と同じ電気特性で、端子配置がノーマル配置のものを製造しようとすると、フィルタ基板と実装基体の両方が平面視で反転したものを用意すれば良い。しかしこの方法では、通常、実装基体はセラミックスや樹脂が積層されたものからなるが、ノーマル配置及びミラー配置のそれぞれに対して、実装基体の製造のための非常に高価な金型が必要となってしまう。特に、実装基体内部に整合回路を設ける場合、積層数が増加するため、より多くの金型が必要となってしまう。
特開2007-60412号公報 特開2003-249842号公報
本発明は、上記問題点を解決すべく完成されたものであり、その目的は、ノーマル配置とミラー配置とで同じ部材を共用できる電子部品を提供することにある。
本発明の実施形態にかかる電子部品は、圧電基板と、前記圧電基板が実装される実装基体と、を備えた電子部品であって、前記圧電基板は、前記実装基体への実装面である主面上に、第1電極、第2電極、及び第3電極を含む圧電基板側電極群を有し、前記実装基体は、前記圧電基板の主面と向かい合う第1の主面に、前記第1電極、前記第2電極、及び前記第3電極に接続される複数の電極パッドと前記第1電極、前記第2電極、及び前記第3電極のいずれにも接続されないダミー電極パッドとを含む第1の実装基体側電極群を有するとともに、前記第1の主面の背面の第2の主面に、前記第1の実装基体側電極群と電気的に接続され、且つ外部回路基板の回路配線に接続される複数の端子電極を含む第2の実装基体側電極群を有し、前記第1の実装基体側電極群及び前記第2の実装基体側電極群は、それぞれ平面視したときに前記第1の主面上の対称軸に対して線対称に配置され、
前記圧電基板側電極群は、前記対称軸に対して非対称に配置されている。
また、本発明の実施形態にかかる電子部品は、圧電基板と、前記圧電基板が実装される実装基体と、を備えた電子部品であって、前記圧電基板は、前記実装基体への実装面である主面上に、第1電極、第2電極及び第3電極を含む圧電基板側電極群を有し、前記実装基体は、前記圧電基板の主面と向かい合う第1の主面に、前記第1電極、前記第2電極、及び前記第3電極に接続される複数の電極パッドと前記第1電極、前記第2電極、及び前記第3電極のいずれにも接続されないダミー電極パッドとを含む第1の実装基体側電極群を有するとともに、前記第1の主面の背面の第2の主面に、前記第1の電極群と電気的に接続され、且つ外部回路基板の回路配線に接続される第2の実装基体側電極群を有し、前記第1の実装基体側電極群は、平面視したときに前記第1の主面上の対称中心に対して180°回転対称に配置され、前記第2の実装基体側電極群は、平面視したときに前記対称中心を通る対称軸に対して線対称に配置され、前記圧電基板側電極群は、平面視したときに前記対称中心に対して180°回転非対称に配置されている。
上記の電子部品によれば、ノーマル配置向けの圧電基板とミラー配置向けの圧電基板のいずれも実装可能な実装基体を用いるため、2種類の分波器を1つの実装基体で構成することができる。
(a),(b)は、本発明の一実施形態である分波器における実装基体の第2の主面に形成された第2の実装基体側電極群を示す平面図である。 本発明の電子部品(分波器)について実施の形態の例1を示す断面図である。 (a)は図2の分波器における圧電基板の平面図、(b)は(a)の第1の実装基体側電極群をミラー配置にした圧電基板の平面図である。 図2の分波器における実装基体の第1の主面の平面図である。 図2の分波器における実装基体の第2の主面の平面図である。 図2の分波器における実装基体の各内層電極とビアの配置を示す平面図である。 (a)は本発明の電子部品(分波器)について実施の形態の例2を示す圧電基板の平面図、(b)は(a)の電極群をミラー配置にした圧電基板の平面図である。 図7(a)の分波器における実装基体の平面図である。 図7(a)の分波器における実装基体の各内層電極とビアの配置を示す平面図である。 本発明の一実施形態である分波器のブロック回路図である。 本発明の電子部品(分波器)について実施の形態の例3を示す圧電基板の平面図である。 図11の分波器における実装基体の各内層電極とビアの配置を示す平面図である。 本発明の電子部品(分波器)について実施の形態の例4を示す圧電基板の平面図である。 図13の分波器における実装基体の各内層電極とビアの配置を示す平面図である。 本発明の電子部品(分波器)について実施の形態の例5を示す実装基体の各内層電極とビアの配置を示す平面図である。 本発明の電子分品(分波器)について実施の形態の例6を示す実装基体の各内層電極とビアの配置を示す平面図である。
符号の説明
20:圧電基板
22:入力用電極
24,25:出力用電極
23:アンテナ用電極
26:送信用フィルタ
27:受信用フィルタ
40:実装基体
以下、本発明の電子部品である分波器の実施の形態の例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する図面において同様の箇所には同じ符号を付すものとする。また、各電極指間の距離や電極指の太さ、電極指の本数、あるいは電極指の交差幅等については、説明のために模式的に図示したものであるので、これらに限定されるものではない。
<実施の形態の例1>
本発明の実施の形態の例1における分波器の断面図を図2に示す。
図2に示すように、分波器1は実装基体40上に圧電基板20がフリップチップ実装されている。図3(a),(b)に圧電基板20の主面21の平面図を示す。図4に実装基体40の圧電基板実装面12の平面図を、また、図5に端子面11の平面図を示す。また、図10に実施例で実現される分波器のブロック回路図を示す。
本例の分波器1は、図2に示すように圧電基板20と、圧電基板20を実装する実装基体40とから主に構成されている。
圧電基板20の主面21上には、第1電極である入力用電極22を有する送信用フィルタ26と、第2電極である出力用電極24,25を有する受信用フィルタ27とが形成されている。また本例においては、送信用フィルタ26と受信用フィルタ27との共通のアンテナ用電極23(第3電極)が設けられている。
実装基体40の圧電基板実装面12(第1の主面)には、図4に示すように、入力用電極22、出力用電極24,25、アンテナ用電極23、及び基準電位用電極30、33に接続される複数の電極パッド41〜48から構成される第1の実装基体側電極群が平面視で線対称に形成されている。また圧電基板実装面12の背面の端子面11(第2の主面)には、図5に示すように、前記第1の実装基体側電極群と電気的に接続され、且つ外部回路基板の回路配線に接続される複数の端子電極51〜56から構成される第2の実装基体側電極群が平面視で線対称に形成されている。
送信用フィルタ26及び受信用フィルタ27は入力用電極22、アンテナ用電極23、出力用電極24,25の他に、共振子、共振子間や共振子と入出力電極との間を接続する配線電極29を含む。
共振子は、例えば、櫛歯状電極が互いに噛み合ったIDT(Inter Digital Transducer)を含む弾性表面波共振子や、圧電薄膜を電極で上下に挟んだ薄膜バルク共振子、所謂FBAR(Film Bulk Acoustic Resonator)を用いることができる。
IDT電極は、AlもしくはAl合金(Al−Cu系、Al−Ti系)からなり、蒸着法、スパッタリング法、またはCVD法等の薄膜形成法により形成する。IDT電極の電極厚みは0.1〜0.5μm程度とすることが弾性表面波フィルタとしての所期の特性を得る上で好適である。耐電力性を向上させるために、AlもしくはAl合金とその他のTiなどの金属との積層構造としたり、CuやAuなどのストレスマイグレーション耐性の高い金属を用いても良い。
圧電基板20としては、弾性表面波共振子を用いる場合、例えば、タンタル酸リチウム(LiTaO3)単結晶から成る基板、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)単結晶から成る基板、ホウ酸リチウム(LiBO4)単結晶から成る基板等を用いることができる。具体的には、圧電基板20としては、36°±3°YカットX伝搬タンタル酸リチウム単結晶、42°±3°YカットX伝搬タンタル酸リチウム単結晶、64°±3°YカットX伝搬ニオブ酸リチウム単結晶、41°±3°YカットX伝搬ニオブ酸リチウム単結晶、45°±3°XカットZ伝搬四ホウ酸リチウム単結晶から成るものが、電気機械結合係数が大きく、かつ、周波数温度係数が小さいため、好ましい。また、これらの焦電性圧電単結晶のうち、酸素欠陥やFe等の固溶により焦電性を著しく減少させた圧電基板20であれば、弾性表面波装置の信頼性上良好である。
また、圧電性を有しない基板の上に酸化亜鉛(ZnO)や窒化アルミニウム(AlN)等の圧電薄膜を設けたものを用いても良い。また、FBARを用いる場合、圧電性を有しない基板の上に酸化亜鉛(ZnO)や窒化アルミニウム(AlN)等の圧電薄膜を設けたものを用いることができる。
圧電基板20の厚みは0.1〜0.5mm程度がよく、0.1mm未満では圧電基板20が脆くなり、0.5mm超では材料コストと部品寸法が大きくなり使用に適さない。ただし、圧電基板をセラミックスやSi、Al23などの強度の高い材料からなる基板と貼り合わせて用いる場合には、圧電基板の厚みが0.1mm未満となっても良い。
本例では、弾性表面波共振子を用いて、ラダー型の送信用フィルタと、縦結合多重モード(以下、DMS(Double-Mode SAW)ともいう)の受信用フィルタを形成した例を説明する。
図3(a)に示すように、左側の破線で囲んだ部分が送信用フィルタ26、右側の破線で囲んだ部分が受信用フィルタ27である。アンテナ用電極23は圧電基板20を2等分する仮想線50上に位置し、両フィルタに共有されている。また送信用フィルタ26の入力用電極22と受信用フィルタ27の一方の出力用電極24は仮想線50に対して対称な位置に配置されている。一方、受信用フィルタ27の他方の出力用電極25について、仮想線50に対し対称な位置には他の電極が存在しない。同様に送信用フィルタ26の基準電位用電極30について、仮想線50に対し対称な位置には他の電極が存在しない。すなわち圧電基板21に形成された入力用電極22、出力用電極24,25、アンテナ用電極23からなる圧電基板側電極群は仮想線50に対し、一部の電極同士は対称に配置されているものの、その他の電極同士は対称には配置されていない。換言すれば、圧電基板側電極群は仮想線50に対し非対称に配置された状態になっている。
送信用フィルタ26はラダー型フィルタであり、弾性表面波共振子28が直列腕及び並列腕に配置されており、また送信用フィルタ26の基準電位用電極30が設けられている。受信用フィルタ27はDMSフィルタであり、この例の場合、5個のIDT電極51が弾性表面波の伝搬方向に沿って配置されている。また、DMSフィルタに直列に共振子32がアンテナ用電極23側に設けられている。本例ではDMSフィルタの基準電位用電極として環状電極33を用いている。なお、「基準電位用」とは一般的にはゼロ電位を示す「接地用」という意味であるがゼロ電位から若干ずれた電位を示すものであってもよい。
実装基体40は図4に示すように、圧電基板実装面12に、圧電基板上に形成された送信用フィルタ26及び受信用フィルタ27に接続される第1の実装基体側電極群を有している。具体的に第1の実装基体側電極群は、圧電基板20上の送信用フィルタ26の入力用電極22に接続される電極パッド41と、受信用フィルタ27の出力用電極24,25に接続される電極パッド42,43と、アンテナ用電極23に接続される電極パッド44と、送信用フィルタ26の基準電位用電極30と接続される電極パッド45と、受信用フィルタ27の基準電位用電極である環状電極33と接続される環状電極パッド48とからなる。
図4に示すように、環状電極パッド48の下面には、環状電極パッド48と実装基体40の内層に設けられた環状導体(図6の上から2番目の平面図に示す環状導体)とを電気的に接続する貫通導体48aが接続されている。
また、送信用フィルタ26にも受信用フィルタ27にも接続されないダミー電極パッド46,47が形成されている。ダミー電極パッド46は、実装基体40を2等分する仮想線50に対して電極パッド43と対称な位置に位置している。また、ダミー電極パッド47は仮想線50に対して電極パッド45と対称な位置に位置している。即ち、第1の実装基体側電極群にはダミー電極パッド46,47も含まれる。
また、実装基体40は端子面11に、外部回路基板(図示せず)に接続される第2の実装基体側電極群を有している。第2の実装基体側電極群は、外部回路基板の送信回路に接続される端子電極51と、外部回路基板の受信回路に接続される端子電極52,53と、アンテナに接続される端子電極54と、外部回路基板の接地電極に接続される端子電極55と、を含む。本例では、受信用フィルタに平衡信号出力型のDMSフィルタを用いた例について説明する。このため、受信回路に接続される端子電極52,53は振幅がほぼ同じで位相が約180°異なる2つの信号を受信回路に出力する2つの電極からなっている。また、外部回路基板には接続されるが、外部回路基板内の回路には接続されないダミー端子電極として機能する端子電極56を含んでいる。即ち、第2の実装基体側電極群にはダミー端子電極56も含まれる。なお、第2の実装基体側電極群を構成する端子電極には、外部回路基板に分波器1を実装する際に向きの識別を容易にするための切り欠き等があってもかまわない。
また、実装基体40は内部に整合回路やその他の付加回路を含んでいる。実装基体40は、図2に示したように誘電体多層基板からなり、端子面11と圧電基板実装面12との間に内層電極を有している。各内層電極はビア(貫通導体)57で接続されており、これらを介して圧電基板20上の電極と端子電極とが接続される。
さて、図3(a)の圧電基板20は、図4に示すように圧電基板20上の電極に対応する位置に電極を有する実装基体40の圧電基板実装面12に、フリップチップ実装することができる。その際、前述したように、端子面11の端子電極51は送信回路に、端子電極54はアンテナに、端子電極52,53は受信回路に、端子電極55は接地電極にそれぞれ接続され、端子電極56は外部回路基板には接続されるが、外部回路基板内の回路には接続されない。
図3(b)は、図3(a)に示した圧電基板21と同じ回路構成からなる送信用フィルタ26及び受信用フィルタ27を有するが、電極のレイアウトが異なる別の圧電基板21である。具体的に図3(b)に示す圧電基板21は、図3(a)のレイアウトを仮想線50を中心に線対称に反転したものである。図3(b)に示す圧電基板21も図4の実装基体40の圧電基板実装面12に、フリップチップ実装することができる。
この場合、端子面11に形成された端子電極53は送信回路に、端子電極54はアンテナに、端子電極51,56は受信回路に、端子電極55は接地電極にそれぞれ接続され、端子電極52は外部回路基板には接続されるが、外部回路基板内の回路には接続されないこととすると、図1(a)に対してミラー配置となる図1(b)の分波器が実現できる。つまり、同じ実装基体40を用いてノーマル配置とミラー配置の両方を実現することができる。ノーマル配置でもミラー配置でも、図10に示したブロック回路図の回路構成となっている。
図1(a),(b)において、本例では、送信端子2は図5の端子電極51または端子電極53に相当する。アンテナ端子3は図5の端子電極54に相当する。受信端子4は図5の端子電極53または端子電極51に相当する。前述した従来例の説明では5,6,7,8,9を接地端子としたが、本例では図1(a),(b)の5を図5の端子電極56または端子電極52として用い、8を図5の端子電極52または端子電極56として用いる。接地電極6,7,9は図5の端子電極55に相当する。
また、図10のブロック回路図は、本例の分波器1の構成を示したものである。図10の154は図5の端子電極54に相当する。151は図5の端子電極51または端子電極53に相当する。153は図5の端子電極53または端子電極51に相当する。156は図5の端子電極56または端子電極52に相当する。155,158および159は図5の端子電極55に相当する。126は図3(a)の送信用フィルタ26に相当する。127は図3(a)の受信用フィルタ27に相当する。181は送信用フィルタと受信用フィルタとのインピーダンス整合をとるための整合回路であり、本例では次に説明する図6の内層電極80および81によって構成される。
図6は実装基体40の誘電体多層膜の各層の内層電極とビアを示した図である。内層電極60,61は、ノーマル配置またはミラー配置の時に送信用フィルタの接地電極30,34に接続されるインダクタンス成分を有する線路パターンである。ラダー型フィルタにおいてはこのインダクタンス成分を調整することにより、通過帯域外の減衰量を調整することができる。この内層電極60と内層電極61とを仮想線50に対し対称配置させることにより、ノーマル配置、ミラー配置のいずれにおいてもラダー型フィルタのインダクタンス成分を調整することが可能となる。
一方、受信用フィルタにはDMSフィルタを用いているが、DMSフィルタは接地電極の電位が安定していないと、減衰量が劣化し、平衡度が悪くなる傾向がある。従って、圧電基板20上になるべく安定した接地電位を実現するのが望ましいが、本例では環状電極33を複数のビアを用いて接地電極と接続しているため、真の接地電位に近い安定した接地電位を実現することができる。また、仮想線50に対して平面視で線対称な配置としても安定した接地電位を確保し、且つ、ダミー電極パッドの数を極力少なくすることにより小型な形状を保つためには、環状電極33を接地電極として用いることは非常に有利である。
送信用フィルタ26の入力用電極22と受信用フィルタ27の出力用電極24,25との間の距離は、なるべく離れているのが好ましい。これらが近接していると、送信用フィルタ26を通過するハイパワーの信号が受信用フィルタ27に漏洩し、アイソレーション特性が悪くなるためである。
受信用フィルタ27に平衡出力型フィルタを用いる場合、受信用フィルタ27の出力用電極24,25は2個必要になる。また、平衡度を良好に保つためには、アンテナ端子から2個の出力用電極24,25までの電気的な距離がほぼ等しいことが好ましい。以上の構成と、仮想線50に対して対称な位置に電極が形成された圧電基板の電極と実装基体40の各電極とをそれぞれ正しく接続する都合から、アンテナ用電極23は圧電基板20の中心に位置し、且つ、送信用フィルタ26の入力用電極22と受信用フィルタ27の出力用電極24,25は、長方形の圧電基板20の主面の対角位置にあることが好ましい。
実装基体40を構成する誘電体としては、LTCC(Low Temperature Co-fired Ceramic)やFR−4(Flame Retardant Type 4:ガラスエポキシ樹脂)等を用いることができる。内層電極としては、銀,銅,金,タングステン等を主成分とした金属を用いることができる。
以上の実施の形態の例によれば、上述のように、ノーマル配置向けの圧電基板20(図3(a))とミラー配置向けの圧電基板20(図3(b))のいずれも実装可能な実装基体40を用いるため、2種類の分波器を1つの実装基体40で構成することができる。従って、ノーマル配置用とミラー配置用の実装基体、及び実装基体を製造するための金型等を、それぞれ準備する必要がない。その結果、分波器を製造するための製造コストを大幅に削減することができる。また、実装基体の在庫管理もより容易となる。圧電基板上の送信用フィルタや受信用フィルタの電気特性を、実装基体に実装する前に検査する場合、ノーマル配置向けの圧電基板とミラー配置向けの圧電基板で検査器の接続等のレイアウトを変更しなくても良い。その結果、工程タクトを改善することができる。
実装基体40の圧電基板実装面12に、送信用フィルタ26及び受信用フィルタ27と電気的に独立したダミー電極パッド46、47が形成されていることにより、圧電基板20上の電極のレイアウトに自由度を持たせることができる。従って、フィルタの設計が容易になる。特に、ノーマル配置とミラー配置とで、ほぼ同じ電気特性を発現させる上で有利である。
実装基体40の端子面11に、外部回路基板の回路配線と電気的に独立したダミー端子電極56が形成されていることにより、外部回路基板と分波器1との接続の信頼性を確保できる。また、ノーマル配置とミラー配置とで、ほぼ同じ電気特性を発現させる上で有利である。
実装基体40は、内部に送信用フィルタ26と受信用フィルタ27のインピーダンスを整合する整合回路181を有することから、外部回路基板に別途調整用の回路素子を設けずに分波器1の特性を発現することができる。
送信用フィルタ26が不平衡信号入力型であり、受信用フィルタ27が平衡信号出力型であることから、受信した信号をバラン等の平衡化回路を介することなく平衡信号に変換できる。
圧電基板20の主面21には、送信用フィルタ26及び受信用フィルタ27を取り囲む環状電極33が形成されており、実装基体40の第1の主面には、環状電極33に接続される環状電極パッド48が形成されている。従って、送信用フィルタ26及び受信用フィルタ27を気密封止することができる。ひいては、信頼性に優れた分波器1を実現することができる。
環状電極パッド48が外部回路基板に形成された接地電極に接続されていることにより、DMSフィルタの接地電極として環状電極33を利用することができる。環状電極33は、接続される環状電極パッド48の広い面積にたくさんの貫通導体48aを設け端子面11の電極55(接地端子)と接続することにより、圧電基板20上に安定した接地電位を設けることができるため、DMSフィルタの特性を安定して発現させる上で有利である。また、環状電極33は、内部のフィルタ構成にかかわらず、ノーマル配置の場合でもミラー配置の場合でも、圧電基板20の外周部に存在するため、別途接地電極を設けなくても接地電位を確保することができる。その結果、送信用フィルタ26と受信用フィルタ27で必要な基準電位用電極の数が異なっても、ノーマル配置とミラー配置で実装基体を共有するために必要なダミー電極の数を減らすことができる。その結果、分波器1をより小型化することができる。
また本実施形態の例による分波器は、次のようにして製造される。まず主面上に、入力用電極22を有する送信用フィルタ26と出力用電極24,25を有する受信用フィルタ27とが形成され、入力用電極22、出力用電極24,25、アンテナ用電極23を含む圧電基板側電極群が前記主面上の第1の対称軸に対して非対称に配置された圧電基板20を準備する。同時に第1の主面に入力用電極22、出力用電極24,25、及びアンテナ用電極23に接続される第1の実装基体側電極群が平面視で第2の対称軸に対して線対称に形成されるとともに、第1の主面の背面の第2の主面に前記第1の実装基体側電極群と電気的に接続され、且つ外部回路基板の回路配線に接続される第2の実装基体側電極群が平面視で前記第2の対称軸に対して線対称に形成された実装基体40を準備する。
最後に実装基体の第1の主面に圧電基板20の主面を前記第1の対称軸が前記第2の対称軸に一致するように対向させて実装する。
<実施の形態の例2>
図7(a)に、本例の分波器の実施の形態の例2における、圧電基板20の主面21の平面図を示す。また、図8に実装基体40の圧電基板実装面12の平面図を示す。また、図9に実装基体40の誘電体多層膜の各層の内層電極とビアを示す。
本例では、回路構成は実施の形態の例1と同様であるが、送信用フィルタの入力用電極22の位置を変更し、且つ、実装用基体40の圧電基板実装面12の第1の実装基体側電極群及び内層電極を変更し、同じ圧電基板20を主面の面内で180°回転させたものをそのまま実装基体40に実装することができるようにしたものである。
本実施形態の例の分波器1は、実施の形態の例1で示した分波器と同様に、主に圧電基板20と、圧電基板20を実装する実装基体40とから構成されている。圧電基板20はその主面21を実装基体40の第1の主面である圧電基板実装面12に対向させた状態で実装される。
圧電基板20の主面上には、入力用電極22及び送信アンテナ用電極を有する送信用フィルタ26と出力用電極24,25及び受信アンテナ用電極を有する受信用フィルタ27とが形成されている。なお、本例では送信アンテナ用電極と受信アンテナ用電極とが同一のアンテナ用電極23により形成されている。すなわち、送信用フィルタ26と受信用フィルタ27とでアンテナ用電極23を共有している。
実装基体40の第1の主面には、図8に示すように、入力用電極22、出力用電極24,25、アンテナ用電極23に接続される複数の電極パッド41〜49を含む第1の実装基体側電極群が平面視で180°回転対称に形成される。また実装基体40の圧電基板実装面12の背面の第2の主面である端子面11には、前記第1の実装基体側電極群と電気的に接続され、且つ外部回路基板の回路配線に接続される第2の実装基体側電極群が平面視で線対称に形成されている。
この場合、ダミー電極の数を極力減らして圧電基板20を小型にするためには、アンテナ用電極23は圧電基板20の中心にあることが好ましい。
圧電基板20の主面21の平面図を図7(a)に示す。左側の破線で囲んだ部分が送信用フィルタ26、右側の破線で囲んだ部分が受信用フィルタ27である。アンテナ用電極23は圧電基板20の中心を示す仮想点70上に位置し、両フィルタに共有されている。
送信用フィルタ26はラダー型フィルタであり、弾性表面波共振子28が直列腕及び並列腕に配置されており、送信用フィルタ26の基準電位用電極30が設けられている。受信用フィルタ27はDMSフィルタであり、この例の場合、5個のIDT電極51が弾性表面波の伝搬方向に沿って配置されている。また、DMSフィルタに直列に共振子32がアンテナ用電極23側に設けられている。本例ではDMSフィルタの基準電位用電極として環状電極33を用いている。
実装基体40は圧電基板実装面12に、圧電基板20上に形成された送信用フィルタ26及び受信用フィルタ27に接続される第1の実装基体側電極群を有している。第1の実装基体側電極群は圧電基板20上の送信用フィルタ26の入力用電極22に接続される電極パッド41と、受信用フィルタ27の出力用電極24,25に接続される電極パッド42,43と、アンテナ用電極23に接続される電極パッド44と、送信用フィルタ26の基準電位用電極30と接続される電極パッド45と、受信用フィルタ27の基準電位用電極である環状電極33と接続される環状電極パッド48と、を含む。
本例では、送信用フィルタ26にも受信用フィルタ27にも接続されないダミー電極パッド46,59,47,49が形成されている。電極パッド46は実装基体40の中心を示す仮想点70に対して、電極パッド42と平面視で180°回転対称な位置に位置している。また、電極パッド59は仮想点70に対して電極パッド43と平面視で180°回転対称な位置に位置している。また、電極パッド47は仮想点70に対して電極パッド45と平面視で180°回転対称な位置に位置している。また、電極パッド49は仮想点70に対して電極パッド41と平面視で180°回転対称な位置に位置している。即ち、第1の実装基体側電極群にはダミー電極パッド46,59,47,49も含まれる。
また、図5に示すように、実装基体40は端子面11に、外部回路基板(図示せず)に接続される第2の実装基体側電極群を有している。第2の実装基体側電極群は、外部回路基板の送信回路に接続される端子電極51と、外部回路基板の受信回路に接続される端子電極52,53と、アンテナに接続される端子電極54と、外部回路基板の接地電極に接続される端子電極55と、を含む。
本例では、受信用フィルタ27に平衡信号出力型のDMSフィルタを用いる例を説明する。この場合、受信回路に接続される電極は振幅がほぼ同じで位相が約180°異なる2つの信号を受信回路に出力する2つの電極からなっている。また、外部回路基板には接続されるが、外部回路基板内の回路には接続されないダミー端子電極56を含んでいる。
また、実装基体40は内部に整合回路やその他の付加回路を含んでいる。実装基体40は図2に示したように誘電体多層基板からなり、端子面11と圧電基板実装面12との間に内層電極を有している。各内層電極はビア57で接続されており、これらを介して圧電基板20上の電極と端子電極とが接続される。
さて、図7(a)の圧電基板20は、圧電基板20上の電極に対応する位置に電極を有する図8の実装基体40の圧電基板実装面12に、フリップチップ実装することができる。その際、前述したように、端子面11に形成された端子電極51は送信回路に、端子電極54はアンテナに、端子電極52、53は受信回路に、端子電極55は接地電極にそれぞれ接続され、ダミー端子電極56は外部回路基板には接続されるが、外部回路基板内の回路には接続されない。
一方、図7(b)に示す、図7(a)のレイアウトを仮想点70を中心に平面視で180°回転対称に反転した圧電基板20も、圧電基板20上の電極に対応する位置に電極を有する図8の実装基体40の圧電基板実装面12に、フリップチップ実装することができる。
この場合、端子面11に形成された端子電極53は送信回路に、端子電極54はアンテナに、端子電極51,56は受信回路に、端子電極55は接地電極にそれぞれ接続され、端子電極52は外部回路基板には接続されるが、外部回路基板内の回路には接続されないこととすると、図1(a)に対してミラー配置となる図1(b)の分波器が実現できる。つまり、同じ実装基体40を用いてノーマル配置とミラー配置の両方を実現することができる。ノーマル配置でもミラー配置でも、図10に示したブロック回路図の回路構成となっている。
図9は実装基体40の誘電体多層膜の各層の内層電極とビアを示した平面図である。内層電極60,61はノーマル配置またはミラー配置の時に送信用フィルタの接地電極30,34に接続されるインダクタンス成分を有する線路パターンである。ラダー型フィルタにおいてはこのインダクタンス成分を調整することにより、通過帯域外の減衰量を調整することができる。
これにより、同じ圧電基板20と同じ実装基体40を用いて、ノーマル配置とミラー配置の両方を実現ことができるため、製造コストを大幅に削減することができる。
また、環状電極33を用いていることによる利点は、上記実施の形態の例1で述べた利点と同様である。
本例の分波器は次のようにして作製される。まず、主面上に、入力用電極22を有する送信用フィルタ26と出力用電極24,25を有する受信用フィルタ27とが形成され、入力用電極22、出力用電極24,25、及び前記アンテナ用電極23を含む圧電基板側電極群が前記主面上の第1の対称中心に対して非対称に配置された圧電基板20を準備する。
同時に第1の主面に入力用電極22、出力用電極24,25、及びアンテナ用電極23に接続される複数の電極パッドを含む第1の実装基体側電極群が平面視で第2の対称中心に対して180°回転対称に形成されるとともに、第1の主面の背面の第2の主面に前記第1の実装基体側電極群と電気的に接続され、且つ外部回路基板の回路配線に接続される第2の実装基体側電極群が平面視で前記第2の対称中心を通る対称軸に対して線対称に形成された実装基体40を準備する。
最後に、実装基体40の第1の主面に圧電基板20の主面を前記第1の対称中心が前記第2の対称中心に一致するように対向させて、実装することよって分波器が作製される。
<実施の形態の例3>
図11は、実施の形態の例3の圧電基板20の平面図を示している。なお、以下では、例3の、例1及び例2との相違点を中心に説明し、例1及び例2と同様の構成については説明を省略することがある。
例3の圧電基板20は、2枚の圧電基板、具体的には、送信側圧電基板20a及び受信側圧電基板20bにより構成されている。なお、送信用圧電基板20a及び受信側圧電基板20bは、例えば、互いに同一の形状及び大きさに形成されている。換言すれば、送信用圧電基板20a及び受信側圧電基板20bは、例1及び例2における、一枚の圧電基板20を仮想線50において2分割したものと同等の形状及び大きさに形成されている。
例3において、アンテナ用電極は、送信用フィルタ26及び受信用フィルタ27に共用されていない。すなわち、送信用フィルタ26は、送信アンテナ用電極23Aを有し、受信用フィルタ27は、受信アンテナ用電極23Bを有している。送信アンテナ用電極23A及び受信アンテナ用電極23Bは、仮想線50に対して線対称の位置に配置されている。
また例3の圧電基板20は、環状電極33を有していない。ただし、例1及び例2と同様に、圧電基板20の外周を囲む環状電極33が設けられてもよいし、送信側圧電基板20a及び受信側圧電基板20bそれぞれにおいて、各基板の外周を囲む環状電極が設けられてもよい。
送信側圧電基板20a及び受信側圧電基板20bは、それぞれ、基準電位用電極(30A〜30C)を有している。なお、基準電位用電極30の数は適宜に設定されてよい。図11では、送信側圧電基板20aに2つの基準電位用電極30A及び30B、受信側圧電基板20bに1つの基準電位用電極30Cが設けられた場合を例示している。
入力用電極22及び出力用電極24、25により構成される圧電基板側電極群は、例1及び例2と同様に、仮想線50に対して非対称に配置されている。
図12は、例3の実装基体40の各内層電極とビアの配置を示す平面図である。
実装基体40は、圧電基板20の送信フィルタ26及び受信フィルタ27に接続される第1の実装基体側電極群を圧電基板実装面12に有している。第1の実装基体側電極群は、例1及び例2と同様に、仮想線50に対して線対称に配置されている。図12の右側に配置された電極パッドが送信フィルタ26に接続される電極パッドであり、図12の左側に配置された電極パッドが受信フィルタ27に接続される電極パッドである。
第1の実装基体側電極群は、送信用フィルタ26の入力用電極22に接続される電極パッド41と、受信用フィルタ27の出力用電極24,25に接続される電極パッド42,43と、送信アンテナ用電極23Aに接続される電極パッド44Aと、受信アンテナ用電極23Bに接続される電極パッド44Bと、送信用フィルタ26及び受信用フィルタ27の基準電位用電極30A〜30Cに接続される電極パッド45A〜45Cと、を含む。
また、第1の実装基体側電極群は、送信用フィルタ26にも受信用フィルタ27にも接続されないダミー電極パッド46,47を含んでいる。ダミー電極パッド46は、仮想線50に対して電極パッド43と対称な位置に配置されている。またダミー電極パッド47は仮想線50に対して電極パッド45A〜45Cと対称な位置に配置されている。
例3の圧電基体40の端子面11は、例1の端子面11において、接地電極に接続される端子電極55を互いに連結した構成となっている。ただし、例3の端子面11は、例1と同様であってもよい。
圧電基板実装面12の、送信アンテナ用電極23A及び受信アンテナ用電極23Bに接続される電極パッド44A及び44Bは、圧電基板実装面12の次の層において互いに接続されている。そして、アンテナに接続される端子面11の端子電極54に接続されている。
実装基体40は、環状電極パッド48を有しておらず、また、内層電極により構成された整合回路を有していない。整合回路は、例えば、外付け部品として設けられる。ただし、例1及び例2と同様に、環状導体48や内層電極により構成された整合回路が設けられてもよい。
以上の実施形態の例3によれば、例1と同様の効果が得られる。すなわち、例3の実装基体40は、図11に示すノーマル配置の圧電基板20だけでなく、ミラー配置の圧電基板も実装可能であり、一の実装基体40でノーマル配置及びミラー配置の双方が実現される。
なお、送信アンテナ用電極23A及び受信アンテナ用電極23Bは、仮想線50に対して非対称の位置に配置されてもよい。この場合であっても、送信アンテナ用電極23A及び受信アンテナ用電極23Bに対応するダミー電極パッドを実装基体40の圧電基板実装面12に設ければ、一の実装基体40でミラー配置及びノーマル配置の双方が実現される。
<実施の形態の例4>
図13は、実施の形態の例4の圧電基板20の平面図を示している。なお、以下では、例4の、例1〜例3との相違点を中心に説明し、例1〜例3と同様の構成については説明を省略することがある。
例4の圧電基板20は、例3の圧電基板20と概ね同様の構成である。ただし、送信アンテナ用電極23A及び受信アンテナ用電極23Bは、圧電基板20の縁部側に配置されている。具体的には、仮想線50の延びる方向の縁部側に配置されている。その結果、例3に比較して、送信アンテナ用電極23A及び受信アンテナ用電極23Bは、送信側圧電基板20a及び受信側圧電基板20bの中央付近に配置された入力用電極22及び出力用電極24、25との距離が大きくなっている。また、基準電位用電極30Aは、基準電極用電極30Bと仮想線50から離れる縁部側に配置されている。
図14は、例4の実装基体40の各内層電極とビアの配置を示す平面図である。
例4の実装基体40の圧電基板実装面12は、例3の実装基体40と比較すると、圧電基板20の送信アンテナ用電極23A及び受信アンテナ用電極23B及び基準電位用電極30Aの位置の変更に伴って、これらに接続される電極パッド44及び45A、並びに、複数のダミー電極パッド47のうち電極パッド45Aと線対称なダミー電極パッド47の位置が変更されている。
また、例4では、一の電極パッド44が、送信アンテナ用電極23A及び受信アンテナ用電極23Bの双方に当接する。電極パッド44は、仮想線50に対して線対称の形状となっている。
例4の実装基体40は、内層電極80により構成された整合回路181を有している。整合回路181は、例えば、ミアンダ型の整合回路である。
以上の実施形態の例3によれば、例1と同様の効果が得られる。すなわち、例4の実装基体40は、図13に示すノーマル配置の圧電基板20だけでなく、ミラー配置の圧電基板も実装可能であり、一の実装基体40でノーマル配置及びミラー配置の双方が実現される。さらに、送信アンテナ用電極23A及び受信アンテナ用電極23Bと、入力用電極22及び出力用電極24、25との距離が大きくなることから、アイソレーション改善が期待される。
<実施の形態の例5>
図15は、実施の形態の例5の実装基体40の各内層電極とビアの配置を示す平面図である。
例5の実装基体40は、図6に示す例1の実装基体40において、圧電基板実装面12と、整合回路181を構成する内層電極80との間に、整合回路181を覆うグランド層79が設けられた構成である。グランド層79は、例えば、実装基体40の、圧電基板実装面12に平行な断面全体に亘って広がるとともに、入力用電極信号を伝達するためのビア57の周囲においてのみ孔部が形成された形状となっている。グランド層79は、電極55に接続されたビア57を介して基準電位に接続される。
実装基体40は、ノーマル配置の圧電基板を実装したときとミラー配置の圧電基板を実装したときとでは、仮想線50に対して各種の信号の位置が反転する。その結果、信号と整合回路181との干渉の仕方が変化し、分波器の特性が変化するおそれがある。しかし、例5の実装基体40では、グランド層79によって圧電基板実装面12と整合回路181との間における電気的な干渉が緩和され、分波器の特性が安定する。
<実施の形態の例6>
図16は、実施の形態の例6の実装基体40の各内層電極とビアの配置を示す平面図である。
例6の実装基体40では、圧電基板実装面12において、基準電位用電極が、複数の信号用の電極間に配置されている。さらには、基準電位用電極は、複数の信号用電極のそれぞれを完全に囲むように形成されている。従って、複数の信号用の電極は、基準電位用電極によって互いに隔離されている。
内層電極81の層においても同様に、信号を伝達するためのビアや電極間には、基準電位用電極が配置されている。また、複数の信号用の電極の一部は、基準電位用電極によって完全に囲まれている。
以上の例6の実装基体40によれば、信号間の干渉が抑制される。その結果、信号のSN比を向上させるだけでなく、ノーマル配置のときとミラー配置のときとで特性が変化することも抑制される。
図7(a)、図9及び図7(b)に示すノーマル配置及びミラー配置の分波器を具体的に作製した実施例について説明する。
まず、圧電基板20としてタンタル酸リチウム(LiTaO3)を用い、その主面上に厚みが6nmのTi薄膜を形成し、その上に厚みが157nmのAl−Cu合金の薄膜を形成した。
次に、レジスト塗布装置によりフォトレジストを約0.5μmの厚みに塗布した。そして、縮小投影露光装置(ステッパー)により、図7(a)に示す共振子、配線、入出力用電極等となるフォトレジストパターンを形成した。さらに、現像装置によって不要部分のフォトレジスト層をアルカリ現像液で溶解させた。
次に、RIE(Reactive Ion Etching)装置により図7(a)に示す電極パターンを形成した。そして、電極パターンの所定領域上に保護膜を形成した。すなわち、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置により、電極パターン及び圧電基板20の主面上にSiO2膜を約15nmの厚みに形成した。そして、フォトリソグラフィによってフォトレジストのパターニングを行い、RIE装置等でフリップチップ用電極部(入出力用電極22,24,25,アンテナ用電極23,基準電位用電極及び環状電極33)のSiO2膜のエッチングを行った。
次に、スパッタリング装置を使用し、SiO2膜を除去した部分にCr層,Ni層,Au層を積層してなる積層電極を成膜した。このときの電極膜厚はそれぞれ0.01μm、1μm、0.2μmとした。
さらに、フォトレジスト及び不要箇所の積層電極をリフトオフ法により同時に除去し、積層電極が形成された部分を、フリップチップ用バンプを接続するためのフリップチップ用電極部とした。
次に、ここまでの工程に対してあらかじめ定めた選別規格に適合しているかどうかを調べるために、電気特性検査を行った。電気特性検査には所定の位置にプローブを設けたプローブカードを用いて、ネットワークアナライザで測定した。
次に、圧電基板20にダイシング線に沿ってダイシング加工を施し、1組の送信用フィルタ26と受信用フィルタ27が形成された個片に分割した。
次に、セラミックからなる積層構造の実装基体40上の銀からなる電極群に、導電接続材を印刷した。導電接続材としては半田を使用した。そして、各個片の圧電基板20をフリップチップ実装装置によって、電極形成面を下面にして実装基体40上に仮接着した。このとき、ノーマル配置の分波器は、圧電基板20を図7(a)の向きに、実装基体40は図8の向きとし、ミラー配置の分波器は、圧電基板20を図7(b)の向きに、実装基体40は図8の向きとした。仮接着はN2ガス雰囲気中で行った。
さらに、N2ガス雰囲気中でベークを行い、半田を溶融することにより、複数の個片状
の圧電基板20と実装基体40とを接着した。インピーダンス整合のためのインダクタは、実装基体40の内層に設けられた線路により形成される。
次に、複数の個片状の圧電基板20が接着された実装基体40に樹脂を塗布し、N2ガス雰囲気中でベークを行い、圧電基板20を樹脂封止した。
次に、実装基体40にダイシング線に沿ってダイシング加工を施し、個片に分割し、本発明の分波器を作製した。なお、個片に分割された分波器は、縦、横、厚みが、2.5mm×2.0mm×0.8mmの大きさを有する。
以上により、検査の際にプローブカードを交換したり、配線をつなぎ直したりといった作業の必要無しに、しかも、同一の圧電基板及び実装基体を用いて、ノーマル配置及びミラー配置の両方の分波器を作製することができた。
なお、本発明は、上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加えても差し支えない。
例えば、上記実施の形態及び実施例では受信用フィルタにDMSフィルタを用いた例を説明したが、ラダー型フィルタやラティス型フィルタを用いてもかまわない。また、整合回路は必ずしも内蔵しなくても良い。その場合、整合回路と圧電基板上の配線との電磁気的な干渉が小さくなるため、ノーマル配置とミラー配置とでほぼ同じ電気特性を実現するのが容易となる。
また上述した実施の形態では、電子部品として分波器の例を示したが、分波器以外の電子部品にも本発明は適用可能である。分波器以外の電子部品としては、例えば、2つの通信システムを有するマルチバンド対応の携帯電話機に搭載されるフィルタがある。このようなフィルタは異なる2つの通過帯域周波数を有している。具体的には、中心周波数の異なる2つの弾性表面波フィルタが形成された圧電基板20が1つの実装基体40に搭載されたものである。このようなフィルタにおいても、本発明を適用することにより、ノーマル配置向けの圧電基板20とミラー配置向けの圧電基板20のいずれも実装可能な実装基体40を実現でき、フィルタの低コスト化などを図ることができる。

Claims (20)

  1. 圧電基板と、前記圧電基板がフリップチップ実装される実装基体と、を備えた電子部品であって、
    前記圧電基板は、前記実装基体への実装面である主面上に、複数の電極を含む圧電基板側電極群を有し、
    前記実装基体は、前記圧電基板の主面と向かい合う第1の主面に、前記複数の電極に接続される複数の電極パッドと前記複数の電極のいずれにも接続されないダミー電極パッドとを含む第1の実装基体側電極群を有するとともに、前記第1の主面の背面の第2の主面に、前記第1の実装基体側電極群と電気的に接続され、且つ外部回路基板の回路配線に接続される複数の端子電極を含む第2の実装基体側電極群を有し、
    前記第1の実装基体側電極群及び前記第2の実装基体側電極群は、それぞれ平面視したときに前記第1の主面上の仮想線に対して線対称に配置され、
    前記圧電基板側電極群を構成する前記複数の電極のうち、一部の電極同士が前記仮想線に対して線対称に配置されているとともに、残りの他の電極が前記仮想線に対して対称に配置されておらず、
    前記実装基体の第1の主面において、前記線対称に配置されていない前記圧電基板側電極群の電極に接続される前記電極パッドに対して前記仮想線を対称軸とした線対称の位置に前記ダミー電極パッドが配置され、
    前記ダミー電極パッドは、前記複数の電極パッドのいずれにも電気的に接続されていない電子部品。
  2. 前記圧電基板には、送信用フィルタと受信用フィルタとが形成されており、
    前記複数の電極には、前記送信用フィルタの入力用電極、前記受信用フィルタの出力用電極、前記送信用フィルタ及び前記受信用フィルタの共通のアンテナ用電極が含まれる
    請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記アンテナ用電極は、前記仮想線上に配置されている
    請求項2に記載の電子部品。
  4. 前記第2の実装基体側電極群のうち、前記アンテナ用電極と電気的に接続された端子電極は、前記仮想線上に配置され、
    前記第2の実装基体側電極群のうち、前記入力用電極に電気的に接続された端子電極と前記出力用電極に電気的に接続された端子電極とが前記仮想線に対して線対称に配置されている
    請求項2に記載の電子部品。
  5. 前記第2の実装基体側電極群は、前記外部回路基板の回路配線と電気的に独立したダミー端子電極を含む
    請求項1に記載の電子部品。
  6. 前記実装基体は、内部に前記送信用フィルタと前記受信用フィルタのインピーダンスを整合する整合回路を有する
    請求項2に記載の電子部品。
  7. 前記実装基体は、前記第1の主面と前記整合回路との間に前記整合回路を覆うグランド層を有する
    請求項6に記載の電子部品。
  8. 前記送信用フィルタが不平衡信号入力型であり、前記受信用フィルタが平衡信号出力型である
    請求項2に記載の電子部品。
  9. 前記受信用フィルタが縦結合多重モードフィルタである
    請求項8に記載の電子部品。
  10. 前記圧電基板側電極群は、前記圧電基板の主面に前記送信用フィルタ及び前記受信用フィルタを取り囲むように形成された環状電極を含み、
    前記第1の実装基体側電極群は、前記環状電極に接続される環状電極パッドを含む
    請求項2に記載の電子部品。
  11. 前記第2の実装基体側電極群は、基準電位用の端子電極を含み、前記環状電極パッドが前記基準電位用の端子電極に電気的に接続されている
    請求項10に記載の電子部品。
  12. 前記第1の実装基体側電極群のうち、前記入力用電極に接続される電極パッドと前記出力用電極に接続される電極パッドとが前記仮想線に対して線対称に配置されている
    請求項2に記載の電子部品。
  13. 前記圧電基板側電極群は、基準電位用電極を含むとともに、前記第1の実装基体側電極群は前記基準電用電極と接続される電極パッドを含み、
    前記基準電位用電極に接続される前記第1の実装基体側電極群の電極パッドと前記ダミー電極パッドとが前記仮想線に対して線対称に配置されている
    請求項2に記載の電子部品。
  14. 圧電基板と、前記圧電基板がフリップチップ実装される実装基体と、を備えた電子部品であって、
    前記圧電基板は、前記実装基体への実装面である主面上に、第1電極、第2電極及び第3電極を含む圧電基板側電極群を有し、
    前記実装基体は、前記圧電基板の主面と向かい合う第1の主面に、前記第1電極、前記第2電極、及び前記第3電極に接続される複数の電極パッドと前記第1電極、前記第2電極、及び前記第3電極のいずれにも接続されないダミー電極パッドとを含む第1の実装基体側電極群を有するとともに、前記第1の主面の背面の第2の主面に、前記第1の実装基体側電極群と電気的に接続され、且つ外部回路基板の回路配線に接続される第2の実装基体側電極群を有し、
    前記第1の実装基体側電極群は、平面視したときに前記第1の主面上の対称中心に対して180°回転対称に配置され、
    前記第2の実装基体側電極群は、平面視したときに前記対称中心を通る仮想線に対して線対称に配置され、
    前記圧電基板側電極群は、平面視したときに前記対称中心に対して180°回転非対称に配置されており、
    前記圧電基板の主面のうち、前記第1電極に対して前記対称中心を回転対称軸とした180°回転対称の位置には、前記圧電基板側電極群を構成する電極は存在せず、
    前記実装基体の前記第1の主面のうち、前記第1電極に接続される前記電極パッドに対して前記対称中心を回転対称軸とした180°回転対称の位置には前記ダミー電極パッドが配置されている電子部品。
  15. 前記圧電基板には、前記第1電極を含む送信用フィルタと前記第2電極を含む受信用フィルタとが形成されており、
    前記第1電極は前記送信用フィルタの入力用電極、前記第2電極は前記受信用フィルタの出力用電極、前記第3電極は前記送信用フィルタ及び前記受信用フィルタの共通のアンテナ用電極である
    請求項14に記載の電子部品。
  16. 前記第3電極は、前記仮想線上に配置されている
    請求項15に記載の電子部品。
  17. 前記第2の実装基体側電極群のうち、前記第3電極と電気的に接続された端子電極は、前記仮想線上に配置され、
    前記第2の実装基体側電極群のうち、前記第1電極に電気的に接続された端子電極と前記第2電極に電気的に接続された端子電極とが前記仮想線に対して線対称に配置されている
    請求項14に記載の電子部品。
  18. 前記第2の実装基体側電極群は、前記外部回路基板の回路配線と電気的に独立したダミー端子電極を含む
    請求項14に記載の電子部品。
  19. 前記実装基体は、内部に前記送信用フィルタと前記受信用フィルタのインピーダンスを整合する整合回路を有する
    請求項15に記載の電子部品。
  20. 前記実装基体は、前記第1の主面と前記整合回路との間に前記整合回路を覆うグランド層を有する
    請求項19に記載の電子部品。
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