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コアシェル型酸化セリウム微粒子又はそれを含有する分散液及びそれらの製造方法
JP5077941B2
Japan
- Other languages
English - Inventor
伊豆 典哉 一郎 松原 申 ウソク 敏雄 伊藤 - Current Assignee
- National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Description
translated from
(1)コアシェル型酸化セリウム微粒子であって、1)そのコア部分は酸化セリウムの一次粒子が球状に集合した二次粒子であり、2)その二次粒子の形状は揃っており、3)その二次粒子表面にシェル部分となる高分子の層が存在し、4)その高分子の層は、ポリビニルピロリドン(PVP)同士又はヒドロキシプロピルセルロース(HPC)同士が架橋した高分子から構成されたものであり、5)該微粒子の粒径の変動係数が0.25より小である、ことを特徴とするコアシェル型酸化セリウム微粒子。
(2)前記高分子の層において、1)その層が洗浄してもコア部分の二次粒子から分離することがなく、かつ、2)その層が15wt%から25wt%の割合で存在している、前記(1)に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子。
(3)前記一次粒子の径が1から3nmである、前記(1)に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子。
(4)前記(1)から(3)のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子を含有する乾燥粉体であって、1)分散剤を添加していない分散媒に良好に分散する性質を有する、2)分散媒中で1日以上静置させても沈降が認められない、3)熱処理を加えても分散性が良好である、ことを特徴とするコアシェル型酸化セリウム微粒子粉体。
(5)前記(4)に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子粉体に、300℃から500℃の温度で熱処理を加えてなる、1)分散剤を添加していない分散媒に良好に分散する性質を有する、2)分散媒中で1日以上静置させても沈降が認められない、ことを特徴とする酸化セリウム微粒子粉体。
(6)前記(1)から(3)のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子が分散媒中に分散した分散液であることを特徴とするコアシェル型酸化セリウム微粒子分散液。
(7)前記(5)に記載の酸化セリウム微粒子粉体を、分散媒に再分散した分散液であることを特徴とする酸化セリウム微粒子分散液。
(8)前記分散媒が、水、エタノール、テルピネオール、エチレングリコールのいずれか一つ、あるいは、それらが複数混合している混合溶液である、前記(6)又は(7)に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子分散液又は酸化セリウム微粒子分散液。
(9)前記(1)から(3)のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子を含有することを特徴とする紫外線遮蔽作用を有する化粧品。
(10)前記(1)から(3)のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子を基材の樹脂又は繊維に分散させたことを特徴とする紫外線遮蔽作用を有する樹脂又は繊維。
(11)前記(6)に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子分散液を原料として用いてこれを膜に形成してなる酸化セリウム多孔質厚膜を有することを特徴とするガスセンサ。
(12)前記(1)から(3)のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子が、三次元的に集積したことを特徴とする酸化セリウム微粒子集積体、酸化セリウム微粒子フォトニック結晶又は酸化セリウムコロイド結晶。
(13)前記(1)から(3)のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子を製造する方法であって、セリウムイオンが3価である硝酸セリウムとポリビニルピロリドン(PVP)又はヒドロキシプロピルセルロース(HPC)からなる高分子を高沸点有機溶媒に混合して混合物を得る工程と、その混合物を110℃以上の温度で加熱・還流して酸化セリウム微粒子を析出する工程とを有することを特徴とする、コアシェル型酸化セリウム微粒子の製造方法。
(14)前記高分子の濃度(単位有機溶媒体積当たりに添加した高分子重量)が、80kg/m3から120kg/m3である、前記(13)に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子の製造方法。
(15)前記高分子のポリエチレングリコール換算での平均分子量が、4000から20000である、前記(13)に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子の製造方法。
(16)高分子の平均分子量を大きくすることにより、酸化セリウム微粒子の粒径を小さくする、前記(13)から(15)のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子の製造方法。
(17)前記有機溶媒が、エチレングリコールである、前記(13)から(16)のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子の製造方法。
本発明で云うコアシェル型酸化セリウム微粒子とは、酸化セリウムの一次粒子が球状に集合した二次粒子表面に高分子層が存在する微粒子を意味するものとして定義されるものであり(図8参照)、一次粒子又は一次粒子が不規則に凝集した二次粒子の表面に高分子が存在するものとは異なる。特許文献6には、一次粒子又は凝集体の表面に高分子化合物が被覆した複合粒子が開示されているが、この一次粒子又は凝集体は、球状ではなく、不均一な形状をしている。それというのも、上記文献に開示されている製造方法では、予め合成された金属酸化物微粒子をビーズミルなどの分散機を使って分散及び解砕しているためである。
1.高分子が均一に溶解している高沸点有機溶媒(ポリオール)中に酸化セリウムの一次粒子が核生成。
2.一次粒子が球状に凝集。このときも、絶えず一次粒子が核生成。
3.凝集粒子(二次粒子)の表面に核生成した一次粒子が球状に集まってくる。
4.このとき、二次粒子の表面で酸化セリウムが触媒として働き高分子及び/又は有機溶媒が、架橋反応を生じて強固な高分子層が形成される。
5.強固な高分子層が十分発達すると、凝集ができなくなり、コアシェル型酸化セリウム微粒子となる。
(1)粒径が50nmから200nm程度、粒径分布(粒径の標準偏差)が小さく、球状、液中での分散性が良好であるコアシェル型酸化セリウム微粒子及びその分散液を提供することがでる。
(2)容易に再分散するコアシェル型酸化セリウム微粒子の乾燥粉体を提供することがでる。
(3)本発明のコアシェル型酸化セリウム微粒子分散液は、熱処理を加えても、良好な分散性が保持される。
(4)任意の分散媒に分散したコアシェル型酸化セリウム微粒子分散液を提供できる。
(5)高粘度であるコアシェル型酸化セリウム微粒子分散液、すなわち、コアシェル型酸化セリウム微粒子ペーストを提供できる。
(6)コアシェル型酸化セリウム微粒子及び当該酸化セリウム微粒子の分散液の簡便な製造方法を提供できる。
(7)微粒子分散液の製造時に添加する高分子の分子量を変えることにより、製造される微粒子の平均粒径を任意に制御することができる。
(8)高濃度の酸化セリウム微粒子分散液が得られる。
(9)焼成して、高分子を酸化除去することにより、球状の酸化セリウム微粒子が得られる。
(10)球状の酸化セリウム微粒子はフォトニック結晶の原料となりうる。
○ 一ヶ月経過でわずかに沈殿物が認められる
△ 一ヶ月経過で多くの沈殿物が認められる
× 2,3日ほどで沈殿物が認められる
*原液での測定結果は、高粘度のため正確に求められなかった。このため、EG(エチレングリコール)で10倍に希釈したデータを用いた。
Claims (17)
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translated from
- コアシェル型酸化セリウム微粒子であって、1)そのコア部分は酸化セリウムの一次粒子が球状に集合した二次粒子であり、2)その二次粒子の形状は揃っており、3)その二次粒子表面にシェル部分となる高分子の層が存在し、4)その高分子の層は、ポリビニルピロリドン(PVP)同士又はヒドロキシプロピルセルロース(HPC)同士が架橋した高分子から構成されたものであり、5)該微粒子の粒径の変動係数が0.25より小である、ことを特徴とするコアシェル型酸化セリウム微粒子。
- 前記高分子の層において、1)その層が洗浄してもコア部分の二次粒子から分離することがなく、かつ、2)その層が15wt%から25wt%の割合で存在している、請求項1に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子。
- 前記一次粒子の径が1から3nmである、請求項1に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子を含有する乾燥粉体であって、1)分散剤を添加していない分散媒に良好に分散する性質を有する、2)分散媒中で1日以上静置させても沈降が認められない、3)熱処理を加えても分散性が良好である、ことを特徴とするコアシェル型酸化セリウム微粒子粉体。
- 請求項4に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子粉体に、300℃から500℃の温度で熱処理を加えてなる、1)分散剤を添加していない分散媒に良好に分散する性質を有する、2)分散媒中で1日以上静置させても沈降が認められない、ことを特徴とする酸化セリウム微粒子粉体。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子が分散媒中に分散した分散液であることを特徴とするコアシェル型酸化セリウム微粒子分散液。
- 請求項5に記載の酸化セリウム微粒子粉体を、分散媒に再分散した分散液であることを特徴とする酸化セリウム微粒子分散液。
- 前記分散媒が、水、エタノール、テルピネオール、エチレングリコールのいずれか一つ、あるいは、それらが複数混合している混合溶液である、請求項6又は7に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子分散液又は酸化セリウム微粒子分散液。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子を含有することを特徴とする紫外線遮蔽作用を有する化粧品。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子を基材の樹脂又は繊維に分散させたことを特徴とする紫外線遮蔽作用を有する樹脂又は繊維。
- 請求項6に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子分散液を原料として用いてこれを膜に形成してなる酸化セリウム多孔質厚膜を有することを特徴とするガスセンサ。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子が、三次元的に集積したことを特徴とする酸化セリウム微粒子集積体、酸化セリウム微粒子フォトニック結晶又は酸化セリウムコロイド結晶。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子を製造する方法であって、セリウムイオンが3価である硝酸セリウムとポリビニルピロリドン(PVP)又はヒドロキシプロピルセルロース(HPC)からなる高分子を高沸点有機溶媒に混合して混合物を得る工程と、その混合物を110℃以上の温度で加熱・還流して酸化セリウム微粒子を析出する工程とを有することを特徴とする、コアシェル型酸化セリウム微粒子の製造方法。
- 前記高分子の濃度(単位有機溶媒体積当たりに添加した高分子重量)が、80kg/m3から120kg/m3である、請求項13に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子の製造方法。
- 前記高分子のポリエチレングリコール換算での平均分子量が、4000から20000である、請求項13に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子の製造方法。
- 高分子の平均分子量を大きくすることにより、酸化セリウム微粒子の粒径を小さくする、請求項13から15のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子の製造方法。
- 前記有機溶媒が、エチレングリコールである、請求項13から16のいずれか一項に記載のコアシェル型酸化セリウム微粒子の製造方法。