JP5063164B2 - ユニバーサルミル - Google Patents

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Description

本発明は、H形鋼を圧延するユニバーサルミルに関する。
H形鋼は、上下対となる水平ロールと、左右対となる竪ロール(垂直ロールともいう)とを備えたユニバーサルミルで圧延を行なう。この際、左、右の竪ロール軸の垂直度は製品精度に大きく影響するので、圧延時には各竪ロール軸の垂直度が維持されるように、各竪ロールチョックを拘束することが必要となる。そこで、竪ロールチョックの下部をハウジングに設けた支持部で支持するとともに、上側の水平ロールチョック下部に、竪ロールチョックの上部を下方に向けて押圧しかつその押圧状態を解除することができるように上下に伸縮自在の押圧手段(例えば、シリンダ)を収納したユニバーサルミルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭55−158812号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、竪ロールチョックの押圧は、竪ロールチョックの上部の1箇所を押圧手段で押圧することにより行なうので、H形鋼のサイズに応じて竪ロールの開度を調整する場合、常に最適な位置で竪ロールチョックが押圧されるとは限らず、竪ロールチョックが傾き易く竪ロールを安定して拘束できないという問題がある。また、押圧手段はハウジング内に収納可能とするためにサイズに制約が生じ、大きな押圧力が得られる押圧手段を使用できず、竪ロールの安定した拘束を更に困難にしている。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、H形鋼の圧延中は竪ロールチョックを押圧して強固に拘束し、ロール組替時および竪ロール開度調整時には竪ロールチョックの拘束を容易に解除可能なユニバーサルミルを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係るユニバーサルミルは、上下対となる水平ロールと、左右対となる竪ロールとを備えH形鋼を圧延するユニバーサルミルにおいて、
前記各竪ロールの両側を竪ロールチョックで回転自在に軸支し、該竪ロールチョックを該ユニバーサルミルのハウジングに設けた支持部で支持するとともに、該竪ロールチョックの上部側と該ハウジングとの間の隙間に楔機構を備えた押圧手段を設け、該楔機構は、前記ハウジングに固定された固定ウェッジライナーと進退運動をする可動ウェッジライナーとを有し、圧延時に該楔機構の高さを高くして前記竪ロールチョックを該支持部に押圧して固定し、かつ、前記楔機構に、圧延時およびロール組替時にそれぞれ対応した作動高さ位置を設けるとともに、該圧延時および該ロール組替時にそれぞれ対応した作動高さ位置の間に前記竪ロールの開度調整時に対応する作動高さ位置を設け、前記可動ウェッジライナーの進退駆動源として、シリンダロッドの先側に縮径部が基側に拡径部がそれぞれ形成された駆動シリンダを用い、しかも、開口部を有し、前記シリンダロッドの軸方向に直行する方向から出し入れ可能で、挿入状態で前記縮径部が該開口部を貫通するU字状のストッパを設け、
前記竪ロールの開度調整のために前記竪ロールチョックのクランプを解除する際には、該竪ロールチョックをクランプしていた際の前記ストッパの挿入状態を維持して、前記シリンダロッドを押し出し、前記拡径部を該ストッパに当接して該シリンダロッドの移動を停止させ、前記竪ロールチョックと前記ハウジングとの間に微小隙間を形成し、
前記竪ロールの開度調整のために解除された前記竪ロールチョックのクランプを再開する際には、前記ストッパの挿入状態を維持したまま、前記微小隙間が消失するまで前記シリンダロッドを押し戻し、
ロール組替の際には、前記ストッパを前記シリンダロッドから離して該シリンダロッドの駆動制限を外した状態で、前記シリンダロッドを押し出して前記竪ロールチョックと前記ハウジングとの間に前記微小隙間より大きい隙間を形成する。
本発明に係るユニバーサルミルにおいて、前記駆動シリンダに前記シリンダロッドの突出長を測定するストローク検出センサを設け、前記竪ロールチョックを前記支持部に押圧固定した際の該シリンダロッドの突出長から前記楔機構と前記竪ロールチョックの摩耗状況を検知することが好ましい。
請求項1、2記載のユニバーサルミルにおいては、竪ロールチョック(例えば、その下部)をユニバーサルミルのハウジングに設けた支持部で支持し、H形鋼の圧延中は、竪ロールチョックの上部とハウジングとの間の隙間に設けた楔機構の高さを高くして竪ロールチョック全体をハウジングに押圧するので、竪ロールチョックをハウジングに強固に拘束することが可能になる。その結果、圧延中に竪ロール軸の垂直度を維持でき、形状精度の高いH形鋼の圧延を行なうことができる。また、楔機構の高さを低くすることで竪ロールチョックの上部とハウジングとの間に微小の隙間を形成して竪ロールチョックの拘束を容易に解除でき、ロール組替および竪ロール開度調整を容易に行なうことが可能になる。
また、楔機構に竪ロールの開度調整時に対応した作動高さ位置を設けたので、竪ロールの位置を調整しながらH形鋼の繰り返し圧延を行なう場合、楔機構の高さ調整は圧延時と竪ロールの開度調整時にそれぞれ対応して設定された作動高さ位置の間で行なえばよく、楔機構の高さ調整に要する時間を短縮することが可能になる。その結果、H形鋼の圧延に要する総時間を短縮化することができる。
そして、ハウジングに形成した支持部上に載置した竪ロールチョックの上部側を、楔機構で左右方向にある程度の広さに渡って押圧することができ、竪ロールチョックをハウジングに安定して拘束することができる。
請求項記載のユニバーサルミルにおいては、シリンダロッドの突出長から楔機構と竪ロールチョックの摩耗状況を常時検知することができ、楔機構と竪ロールチョックの交換時期を予測できる。
請求項記載のユニバーサルミルにおいては、楔機構の高さを竪ロールの開度調整時の作動高さ位置に確実に設定することができ、竪ロールチョックが押圧された状態で竪ロールの位置の調整が行なわれるのを防止できる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係るユニバーサルミルの圧延時の状態を示す正面模式図、図2は同ユニバーサルミルのロール組替時の状態を示す部分斜視図、図3は同ユニバーサルミルで圧延時の竪ロールチョックのクランプ時期を示す説明図、図4(A)、(B)は同ユニバーサルミルで竪ロールの開度調整時の竪ロールチョックの状態を示す模式図、正断面図、図5(A)、(B)は同ユニバーサルミルで圧延時の竪ロールチョックの状態を示す模式図、正断面図、図6は同ユニバーサルミルでロール組替時の竪ロールチョックのクランプ時期を示す説明図、図7(A)〜(C)は同ユニバーサルミルのロール組替時の状態を示す正断面図、図8は同ユニバーサルミルでロール組替時の竪ロールチョックの状態を示す模式図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係るユニバーサルミル10は、上下対となる水平ロール(上水平ロール11、下水平ロール12)と、左右対となる竪ロール13、14とを備えH形鋼15を圧延する。ここで、各竪ロール13、14の両側は、竪ロールチョック16、17で回転自在に軸支され、竪ロールチョック16、17はユニバーサルミル10のハウジング18に設けた支持部19(図4参照)で支持され、竪ロールチョック16、17の上部側とハウジング18との間の隙間に楔機構20を備えた押圧手段21(図4参照)を設け、圧延時に楔機構20の高さを高くして竪ロールチョック13、14を支持部19に押圧して固定する。以下詳細に説明する。
上水平ロール11はその両側がそれぞれ水平ロールチョック22、23で回転自在に支持され、各水平ロールチョック22、23は第1の昇降手段24を介してハウジング18に取付けられている。また、下水平ロール12はその両側がそれぞれ水平ロールチョック25、26で回転自在に支持され、各水平ロールチョック25、26は第2の昇降手段27を介してハウジング18に取付けられている。ここで、第1、第2の昇降手段24、27は、ハウジング18に固定された梁部28と、梁部28の中央部に一側から他側に向けてねじ込まれて貫通し先部が各水平ロールチョック22、23、25、26に回転自在に接続される圧下スクリュー29と、各圧下スクリュー29の基側にそれぞれ取付けられる減速機30と、各減速機30の入力軸に回転軸が連結軸31を介して接続されるモータ32とを有している。
図2に示すように、竪ロールチョック16、17には、竪ロールチョック16、17の前後両側の、例えば中央部に左右方向に渡って水平掛止部33が形成され、ハウジング18の支持部19の上面に水平掛止部33を載置することにより支持される。一方、ハウジング18には、支持部19の上面に載置された水平掛止部33の上方に水平掛止部33に平行に水平部34(図4参照)が形成されており、押圧手段21の楔機構20は、竪ロールチョック16、17の上面と水平部34の下面との隙間に設けられている。そして、楔機構20は、水平部34の下面側に固定され複数の第1の楔状部35が形成された固定ウェッジライナー36と、上部に各第1の楔状部35にそれぞれ係合する第2の楔状部37が設けられた可動ウェッジライナー38とを有し、各第2の楔状部37を各第1の楔状部35に対して摺動部39を介して摺動させて各第2の楔状部37の係合位置を変化させることで楔機構20の高さが調整される。
ここで、摺動部39は、図4(A)、(B)に示すように、可動ウェッジライナー38の進退駆動源の一例である駆動シリンダ40と、駆動シリンダ40のシリンダロッド41の進退運動を可動ウェッジライナー38の進退運動に変換するリンク機構42とを有している。なお、リンク機構42は、例えば、基側がシリンダロッド41の先部にピン43で掛止され、先側が可動ウェッジライナー38の基側にピン44で掛止される傾動部材45と、ハウジング18に取付けられ、傾動部材45の長手方向の中間部をピン46を介して軸支する支持部材47とを有している。また、駆動シリンダ40には、シリンダロッド41の突出長を測定するストローク検出センサ48が設けられている。更に、リンク機構42には、シリンダロッド41の先側の縮径部49が貫通可能な隙間(開口部)を有しシリンダロッド41の軸方向に直交する方向から出し入れ可能なU字状のストッパ50と、ストッパ50の出し入れを行なう駆動源の一例であるエアシリンダ51と、シリンダロッド41がストッパ50を貫通しているか否かを検知するストッパ検知センサ52とを有している。
このような構成とすることにより、駆動シリンダ40のシリンダロッド41の全ストローク長に対して、シリンダロッド41の先側に形成する縮径部49の長さを調整することで、ストッパ50を用いてシリンダロッド41のストローク範囲を制限することができる。このため、ストッパ50をシリンダロッド41から離してシリンダロッド41の駆動に制限を設けないようにすると、シリンダロッド41のストロークの両終端側にそれぞれ楔機構20の高さが最大となって竪ロールチョック16、17を支持部19に押圧して固定する圧延時の作動高さ位置と、楔機構20の高さが最小となって竪ロールチョック16、17の上面とハウジング18の水平部34の下面との間に最大幅の隙間β(例えば、6〜10mm)が形成される竪ロール13、14交換時(ロール組替時)の作動高さ位置とを設けることができ、ストッパ50を用いてシリンダロッド41のストローク範囲を制限することで、前記2つの作動高さ位置の間に竪ロール13、14の開度調整時に対応する作動高さ位置を設けることができる。すなわち、ストッパ50を挿入してシリンダロッド41がストッパ50を貫通するようにすると、竪ロールチョック16、17の上面とハウジング18の水平部34の下面との間に微小隙間α(例えば、0.3〜0.8mm)が形成される竪ロール13、14の開度調整時に対応する作動高さ位置を設けることができる。
更に、ストローク検出センサ48を用いて、楔機構20の高さが最大となる際のシリンダロッド41の突出長を測定するようにすると、シリンダロッド41の突出長の増加量から楔機構20の第1、第2の楔状部35、37の摩耗量と、竪ロールチョック16、17の水平掛止部33の上、下面の摩耗量から構成される摩耗状況を検知することができる。このため、楔機構20と竪ロールチョック16、17の交換時期が予測できる。
続いて、本発明の一実施の形態に係るユニバーサルミル10の使用方法について説明する。
H形鋼15の圧延中は、図3に示すように、ストッパ50は常に挿入されており、ストッパ検知センサ52でストッパ50の挿入が確認される。また、ユニバーサルミル10の制御装置(図示せず)では、H形鋼15の先端および後端位置が検出され、H形鋼15がユニバーサルミル10から蹴出されていることが確認されると、ユニバーサルミル10の制御装置から竪ロールチョッククランプ解除信号が出力され、図4(A)、(B)に示すように、駆動シリンダ40のシリンダロッド41が押し出されリンク機構42を介して楔機構20の可動ウェッジライナー38が固定ウェッジライナー36に対して摺動する。
シリンダロッド41の拡径部65の端面がストッパ50に当接してシリンダロッド41の移動が停止した時点で、竪ロールチョック16、17の上面とハウジング18の水平部34の下面との間に微小隙間α(例えば、0.3〜0.8mm)が形成される。これによって、竪ロールチョック16、17のハウジング18に対するクランプが解除(オフ)され、ユニバーサルミル10の制御装置から竪ロール開度調整信号が出力され、モータ59を駆動させ圧下スクリュー57を回転させることで竪ロールチョック16、17をハウジング18の支持部19上で移動させ竪ロール13、14の位置を調整して竪ロール13、14間の距離を予め設定された値に調整できる。
竪ロール13、14の開度調整が終了したことが図示しない竪ロール13、14の開度検出センサで確認されると、ユニバーサルミル10の制御装置からの竪ロール開度調整信号の出力が停止し、次いで、竪ロールチョッククランプ信号が出力され、図5(A)、(B)に示すように、楔機構20の可動ウェッジライナー38が固定ウェッジライナー36に対して逆方向に摺動し竪ロールチョック16、17の上面とハウジング18の水平部34の下面との間に微小隙間αが消失するまで駆動シリンダ40のシリンダロッド41が押し戻され、竪ロールチョック16、17のハウジング18に対するクランプが再開(オン)される。なお、シリンダロッド41の停止位置が制御装置に記憶される。
以上のような竪ロールチョック16、17のクランプ解除、竪ロール13、14の開度調整、竪ロールチョック16、17のクランプ再開を、竪ロール13、14間の距離が初期距離から予め設定された所定の到達値になるまで繰り返すことにより、H形鋼15の圧延が行なわれる。このように、楔機構20に竪ロール13、14の開度調整時に対応した作動高さ位置を設け、駆動シリンダ40のストロークを制限することにより、楔機構20の高さ調整に要する時間を短縮することができ、H形鋼15の圧延に要する総時間を短縮化することができる。
一方、ユニバーサルミル10でロール11、12、13、14の組替を行なう場合、図6に示すように、ユニバーサルミル10の制御装置はストッパー50を駆動シリンダ40のシリンダロッド41から待避させるストッパ待避信号を出力(オン)し、ストッパ検知センサ52でストッパ50の待避が確認される。
次いで、図7(A)に示すように、ユニバーサルミル10の制御装置から第1の昇降手段24に駆動信号が出力されて、上水平ロール11が待避位置まで上昇する。続いて、制御装置から竪ロールチョッククランプ解除信号が出力され、図8に示すように、駆動シリンダ40のシリンダロッド41が押し出されリンク機構42を介して楔機構20の可動ウェッジライナー38が固定ウェッジライナー36に対して摺動する。そして、シリンダロッド40が最大ストローク位置まで移動し停止した時点で、竪ロールチョック16、17の上面とハウジング18の水平部34の下面との間に隙間β(例えば、6〜10mm)が形成される。次いで、制御装置を操作して、図1に示すように、竪ロールチョック16、17の背面側に先部が回転可能に接続され、中間部がハウジング18に取付けられた梁部56と螺合している圧下スクリュー57の基部側を、減速機58を介して接続されたモータ59を駆動させることで回転させ、竪ロールチョック16、17を互いに待避させる。
これにより、図2に示すように、竪ロールチョック16、17を、下水平ロール12を支持する水平ロールチョック25、26で載置可能な位置まで移動させることができる。次に、図1に示すように、制御装置から駆動信号を入力してロール組替レール63を上昇させ、水平ロールチョック25、26を上昇させて水平ロールチョック25、26の上部に設けられた脚部60を竪ロールチョック16、17の下部に設けた収納部(図示せず)内に収納し竪ロールチョック16、17の上面とハウジング18の水平部34の下面との間に形成された隙間を利用して、図7(B)に示すように、竪ロールチョック16、17を所定高さβ(例えば、3〜5mm)だけ持ち上げる。一方、水平ロールチョック22、23はロールバランス装置66により、図7(C)に示すように、竪ロールチョック16、17上に積載する。その後、ロール引出装置(図示せず)を駆動させて、ロール組替レール63に沿って走行させ、水ロールチョック22、23を竪ロールチョック16、17とともにハウジング18内から引き出す。
水平ロールチョック22、23、25、26と竪ロールチョック16、17から上、下水平ロール11、12と竪ロール13、14を取り外し、新たなロールの取付けが終了すると、ロール引出装置を駆動させて水平ロールチョック22、23、25、26を竪ロールチョック16、17とともにハウジング18内に挿入し、水平ロールチョック22、23を上昇させ、水平ロールチョック25、26を下降させて竪ロールチョック16、17の水平掛止部33をハウジング18の支持部19上に載置する。そしてモータ59を駆動し、竪ロールチョック16、17を支持部19上で摺動させ、左右の新たな竪ロールを、竪ロール間の距離が初期距離となるようにそれぞれ所定の位置まで戻す。
そして、位置検出センサで左右の新たな竪ロールがそれぞれ所定の位置まで戻ったことが確認されると、図6に示すように、制御装置から竪ロールチョッククランプ信号が出力され、楔機構20の高さが大きくなって竪ロールチョック16、17の上面とハウジング18の水平部34の下面との間に形成された隙間βが消失し、竪ロールチョック16、17がハウジング18にクランプされる。次いで、ストッパ待避信号が停止してストッパ挿入信号が出力され、ストッパ50がシリンダロッド41に挿入され、ストッパ50のシリンダロッド41への挿入がストッパ検知センサ52で確認されると、圧延機は圧延待機状態となる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、竪ロールチョックの前後両側の中央部に水平掛止部を設けハウジングに形成した支持部に載置するようにしたが、竪ロールチョックの下面の前後両端部を支持部に載置するようにし、また、支持部の上面に載置された竪ロールチョックの上方位置に配置されるようにハウジングに水平部を形成し、楔機構を竪ロールチョックの上面と水平部の下面との隙間に設けられるようにしてもよい。
本発明の一実施の形態に係るユニバーサルミルの圧延時の状態を示す正面模式図である。 同ユニバーサルミルのロール組替時の状態を示す部分斜視図である。 同ユニバーサルミルで圧延時の竪ロールチョックのクランプ時期を示す説明図である。 (A)、(B)は同ユニバーサルミルで竪ロールの開度調整時の竪ロールチョックの状態を示す模式図、正断面図である。 (A)、(B)は同ユニバーサルミルで圧延時の竪ロールチョックの状態を示す模式図、正断面図である。 同ユニバーサルミルでロール組替時の竪ロールチョックのクランプ時期を示す説明図である。 (A)〜(C)は同ユニバーサルミルのロール組替時の状態を示す正断面図である。 同ユニバーサルミルでロール組替時の竪ロールチョックの状態を示す模式図である。
符号の説明
10:ユニバーサルミル、11:上水平ロール、12:下水平ロール、13:竪ロール、14:竪ロール、15:H形鋼、16、17:竪ロールチョック、18:ハウジング、19:支持部、20:楔機構、21:押圧手段、22、23:水平ロールチョック、24:第1の昇降手段、25、26:水平ロールチョック、27:第2の昇降手段、28:梁部、29:圧下スクリュー、30:減速機、31:連結軸、32:モータ、33:水平掛止部、34:水平部、35:第1の楔状部、36:固定ウェッジライナー、37:第2の楔状部、38:可動ウェッジライナー、39:摺動部、40:駆動シリンダ、41:シリンダロッド、42:リンク機構、43、44:ピン、45:傾動部材、46:ピン、47:支持部材、48:ストローク検出センサ、49:縮径部、50:ストッパ、51:エアシリンダ、52:ストッパ検知センサ、56:梁部、57:圧下スクリュー、58:減速機、59:モータ、60:脚部、63:ロール組替レール、65:拡径部、66:ロールバランス装置

Claims (2)

  1. 上下対となる水平ロールと、左右対となる竪ロールとを備えH形鋼を圧延するユニバーサルミルにおいて、
    前記各竪ロールの両側を竪ロールチョックで回転自在に軸支し、該竪ロールチョックを該ユニバーサルミルのハウジングに設けた支持部で支持するとともに、該竪ロールチョックの上部側と該ハウジングとの間の隙間に楔機構を備えた押圧手段を設け、該楔機構は、前記ハウジングに固定された固定ウェッジライナーと進退運動をする可動ウェッジライナーとを有し、圧延時に該楔機構の高さを高くして前記竪ロールチョックを該支持部に押圧して固定し、かつ、前記楔機構に、圧延時およびロール組替時にそれぞれ対応した作動高さ位置を設けるとともに、該圧延時および該ロール組替時にそれぞれ対応した作動高さ位置の間に前記竪ロールの開度調整時に対応する作動高さ位置を設け、前記可動ウェッジライナーの進退駆動源として、シリンダロッドの先側に縮径部が基側に拡径部がそれぞれ形成された駆動シリンダを用い、しかも、開口部を有し、前記シリンダロッドの軸方向に直行する方向から出し入れ可能で、挿入状態で前記縮径部が該開口部を貫通するU字状のストッパを設け、
    前記竪ロールの開度調整のために前記竪ロールチョックのクランプを解除する際には、該竪ロールチョックをクランプしていた際の前記ストッパの挿入状態を維持して、前記シリンダロッドを押し出し、前記拡径部を該ストッパに当接して該シリンダロッドの移動を停止させ、前記竪ロールチョックと前記ハウジングとの間に微小隙間を形成し、
    前記竪ロールの開度調整のために解除された前記竪ロールチョックのクランプを再開する際には、前記ストッパの挿入状態を維持したまま、前記微小隙間が消失するまで前記シリンダロッドを押し戻し、
    ロール組替の際には、前記ストッパを前記シリンダロッドから離して該シリンダロッドの駆動制限を外した状態で、前記シリンダロッドを押し出して前記竪ロールチョックと前記ハウジングとの間に前記微小隙間より大きい隙間を形成することを特徴とするユニバーサルミル。
  2. 請求項記載のユニバーサルミルにおいて、前記駆動シリンダに前記シリンダロッドの突出長を測定するストローク検出センサを設け、前記竪ロールチョックを前記支持部に押圧固定した際の該シリンダロッドの突出長から前記楔機構と前記竪ロールチョックの摩耗状況を検知することを特徴とするユニバーサルミル。
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