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α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート化合物とジアルキル・ナフタネートを組み合わせた日焼け止め組成物の光安定化
JP5060942B2
Japan
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English - Inventor
エイ ボンダ クレイグ エイ ノイダール ガリー
Description
translated from
アボベンゾンのようなジベンゾイルメタン誘導体と、(a)オクトクリレンのようなα-シアノ-β,β-ジフェニルアクリレート化合物及び(b)ナフタレンジカルボン酸のジエステルまたはポリエステルの組合せで(b)に対する(a)の重量比が少なくとも0.95、望ましくは少なくとも約1.0のものと、の混合物と、
(c)重量に占める割合が0〜約3.0%のベンゾフェノン-3、望ましくは重量に占める割合が約0.5%未満のベンゾフェノン-3、より望ましくは重量に占める割合が約0.1%〜約0.49%のベンゾフェノン-3と
を含む組成物についてである。
(a)アボベンゾンのようなジベンゾイルメタン誘導体と、(b)オキシベンゾンのようなα-シアノ-β,β-ジフェニルアクリレート化合物と、(c)ナフタレンジカルボン酸のジエステルまたはポリエステルで、(c)に対する(b)の重量比が少なくとも0.95、望ましくは少なくとも約1.0のものとの混合物と、
(d)重量に対する割合が0〜約3%のベンゾフェノン-3、望ましくは重量に対する割合が約0.5%未満のベンゾフェノン-3、より望ましくは重量に対する割合が約0.1%〜約0.49%のベンゾフェノン-3と、
(e)ジメチルカプラミド及び/またはリンゴ酸ジエチルヘキシルのような、組成物の油相の誘電率を少なくとも約7.0、望ましくは少なくとも約8.0に上げることができる化合物と
を含む組成物についてである。
そこで、α-シアノ-β,β-ジフェニルアクリレート化合物(上記にAとして表示するオクトクリレン)は励起三重項状態エネルギーを受け入れ、アクリレートのα及びβの位置でジラジカル(上記にA’として表示)を形成し、それにより二重結合を一重結合に変換し、フェニル基の自由回転を可能にする。この回転は急速かつ効果的に発生し、α-シアノ-β,β-ジフェニルアクリレート化合物により受け入れられた全ての励起状態エネルギーを消散させる。溶液中(例:日焼け止め組成物)において、一つの化合物が別の化合物を安定させる能力に対する重要な条件は、二つの化合物がお互いに接触する能力である。このようにこの安定化のメカニズムによれば、ナフタレンジカルボン酸のジエステル及び/またはポリエステルと少なくとも同量のα-シアノ-β,β-ジフェニルアクリレート化合物があることが望ましく、それによりα-シアノ-β,β-ジフェニルアクリレート化合物の量がナフタレンジカルボン酸の励起ジエステルまたはポリエステルと速やかに接触するのに充分となる。
Q(a) = Ae-kr (i)
ここで、Aは最初(照射前)の吸光度、eは自然の対数ベース、Kは光崩壊の速度定数、そしてrは累積照射量(例:MED単位)である。累積照射量が増えると吸光度は下がるので(光崩壊)、全体的な項目-kはマイナスとなり、-kの数値が大きくなると(即ちゼロに近くなると)、光崩壊の速度定数は低くなり光崩壊率も低くなる。例えばQ(a)が長目盛の上に点在し、一方rが均等目盛の上に点在する場合、関数は-kと同じ勾配を持つ直線を形成する。
ここで、x、y、zは実験に基づいて決定することができる。光崩壊-k minの理論上の最小速度定数における誘電率は式(iii)で表すことができる。
ここで、x及びyは上記のように定義される。
(例 1)
生体内PFA 8.63
群 INCI/CTFA化学品名 商標名、供給業者 % w/w
A. オクチサレート (USP, RTD*HALLSTAR) 5.00
ホモサラート (NeoHeliopan HMS, Symrise) 7.50
アボベンゾン (Parsol 1789, Roche) 3.00
オクトクリレン (NeoHeliopan 303, Symrise) 2.50
ジエチルヘキシル 2,6-ナフタレート (Symrise) 2.50
ジメチルカプラミド (Spectrasolv DMDA, RTD*HALLSTAR) 1.00
リンゴ酸塩ジエチルヘキシル (Spectrasolv 16, RTD*HALLSTAR) 2.01
ベンゾフェノン-3 (NeoHeliopan BB, Symrise) 0.49
B. ジステアリン酸ポリグリセリル-3 (Cremorphor GS-32, BASF) 3.00
イソステアリン酸ソルビタン (Crill 6, Croda) 4.00
ステアリン酸 (V-1655, RTD*HALLSTAR) 3.05
PVP/エイコセンコポリマー (Ganex V-220, ISP) 2.00
ジメチコーン (100cSt) (Mirasil DM100, RTD*HALLSTAR) 0.40
シリカ (R972, Degussa) 0.25
C. 脱イオン水 水 Q.S.
二ナトリウム EDTA 二ナトリウム EDTA 0.05
カルボマー (Carbopol Ultrez 10, B.F. Goodrich) 0.05
D. メチルプロパンジオール (MPDiol、Lyondell) 2.00
グリセリン グリセリン 3.00
フェノキシエタノール()メチル- (CoSept PEP, RTD*HALLSTAR) 0.60
パラベン()エチルパラベン()プロピル-
パラベン()ブチルパラベン
トリエタノールアミン(TEA) トリエタノールアミン 1.74
(手順)
1. 油相: “A”液体添加剤を混ぜる。80℃まで加熱し、オキシベンゾン、アボベンゾンをかき混ぜて溶解する。添加剤“B”を透明で均一になるまでかき混ぜながら加える。注:ジメチコンを加えると油相が混濁する。シリカを加え充分に湿潤させ分散させる。
2. 水相:EDTA(エチルジアミン四酢酸)塩を水に溶かす。カルボマーを水の上に撒き、完全に湿潤させる。かき混ぜながら75℃になるまで加熱する。防腐剤、メチルプロパンジオール、グリセリン、TEAを前もってブレンドしてから水に加える。
3. かき混ぜながらオイル(“A”+“B”)を水(“C”+“D”)に加える。未精製の黄色味がかったエマルジョンが形成される。熱から下ろす。温度が75℃以下になるまでかき混ぜ続ける。白色の純度の高いエマルジョンが形成されるまで3分間均質化する。滑らかな動きに切り替える。冷やしている間かき混ぜる。温度が35℃以下になった時点で包装する。
4. 加工中に失われた水を加え戻すことを忘れないように。
(表2)
個々のPFA値
180分 被験者 CPTC♯ 肌質 年齢/性別 標準 CAB4-269
1) JA 38973 IV 54/M 5.86 9.38
2) BB 38974 III 54/F 4.68 7.50
3) RA 388912 III 26/M 5.86 9.38
4) TF 40813 III 19/M 4.69 7.50
5) NF 12775 III 56/M 4.69 9.38
平均PFA(N=5) 5.16 8.63
(例 2)
(手順)
1. 油相:補助容器で“A”の液体添加剤をブレンドする。80℃まで加熱し、オキシベンゾン、アボベンゾンを溶融させるためにかき混ぜる。温度を90℃に上げる。“B”添加剤を加え透明で均一になるまでかき混ぜる。
2. 水相:小さな容器に予めカルボマー(“E”)を水中に分散させておく(カルボマー1に対し水15〜20で15〜20分間置いておく)。主容器に水を入れる(前もってカルボマーを分散させるのに使用した水よりも少ない量)。二ナトリウムEDTAを水に溶かす。85℃まで加熱する。前もってブレンドしておいた防腐剤、グリセリンを水に加える。かき混ぜて分散させる。
3. 均質化させながら、オイル(“A”+“B”)を水(“C”+“D”)に加える。引き続き均質化させながら前もって分散させておいたカルボマー(“E”)を加える。温度を80〜90℃に保ち2分間均質化させる。
4. 火から降ろす。冷やしている間ゆっくりと滑らかにかき混ぜる。温度が40℃以下になった時、ゆっくりと水酸化ナトリウム(“F”)溶液でpH6〜6.5に中和させる。なめらかで均質化したローションになるように攪拌を続ける。注意:加工中に失われた水を加え戻すことを忘れないように。
別表 3: 日本化粧品工業連合会(JCIA) / 持続型即時黒化プロトコル
(PRESIDENT PIGMENT DARKENING PROTOCOL)
日本化粧品工業連合会
UVA防止効果の測定基準
序文
紫外線がヒトの皮膚に及ぼす悪影響は消費者に広く知られるようになってきており、環境汚染によって紫外線レベルが増大していることを警告するレポートがメディアにおいてなされている。これにより多くの“紫外線防止化粧品”が市場に出現することとなった。これらの製品は紫外線の影響を軽減したり遮断したりすることにより皮膚を守ってくれる。
紫外線から保護をする化粧品はざっと二つのタイプに分けられる。一つは“サンタン化粧品”であり、これは皮膚に対する紫外線の影響を最小限に制限することにより肌を美しく日焼けさせる目的で使用されるものである。もう一つは“サンスクリーン化粧品”であり、日焼けによる炎症や日焼けを防ぐためのものである。
地球表面に届く紫外線はA範囲紫外線(UVA:320〜400nm)とB範囲紫外線(UVB:280〜320nm)に分けられ、これらの2タイプは皮膚に異なった影響を与える。UVBは、暴露から数時間後に皮膚に紅斑を引き起こし、UVBの暴露から数日後には皮膚に色がつき、乾燥したり皮がウロコ状になったりすることがある。UVAは暴露後直ちに肌を黒くし(即効的肌の黒ずみ)、UVAを多量に浴びた場合にはこの黒ずみは後発的肌の黒ずみへと移行する。またUVAはUVBに対する肌の敏感さを増すという報告もある。これらの急性反応に付け加えて、紫外線は皮膚ガンの一因ともなり、シミやシワに代表される肌の老化の一因ともなる。これらの様々な反応に対するUVBとUVAの相対的寄与率については判っていないが、しかしUVAの皮膚深部への浸透の影響については無視できない。
こういった状況下で、“紫外線防止”(製品に対する要求)が常に要求を満たしているとは限らないため、製品がUVAを防止するのかまたはUVBを防止するのか、又それぞれに対してどの程度防止できるのかを明らかにする必要がある。
SPF(日焼け防止指数)はUV防止化粧品による日焼け防止効果の指数である。5FF値は、日本における日本化粧品工業連合会のSPF測定基準(1992年1月から実施)、ヨーロッパにおけるCOLIPA規定(1994年10月)、米国におけるFDA規定(暫定最終一般薬基準承認制度、1993年5月)に従って決められている。世界均一の方法は採用されてはいないが、これらの測定法はほとんど同じなので、それらのSIT値は大体比較できる。世界中で、SOF値は消費者が製品を選ぶのに使用する指数として役割を果たしている。
しかしながら、UVA防止の指数または測定方法に関しては、均一の測定方法というのは、それについての何種類かの論文が発行されたり、様々な国で研究が進んだりしてはいるが、国家或いは業界全体レベルのものはまだ確立されていない。UVA防止用に様々な数値等の表示がされている製品が世界中にあるが、日本においては均一の測定方法が確立されておらず、それらの数値が消費者が製品を選ぶ際に混乱をおこさせる懸念が特にあるので、あるタイプの指数については化粧品のUVA防止レベルのリストに採用しないことが決定された。
そのため、UVA防止の測定方法を確立する目的で、日本化粧品工業連合会の技術委員会は、1992年11月に従来のSPF特別作業チームを再編成し、紫外線特別作業チームを設置した。この作業チームは財団法人ヒューマンサイエンス振興財団による承認及び後援の下にUV防止についての基本リサーチプロジェクトを取り扱い、その結果を編集している。
基準に対する基本理念が下記に示されている。
(1) この基準はWA値の均一測定方法(WAの防止指数)を定め、消費者が自分達の望む紫外線防止効果を満たす製品を選ぶことができるように、サンスクリーン及びサンタン化粧品のUVA防止等級のラベルを貼る方法を定めることを目的としている。
(2) この基準は1996年1月1日から実施される。
(3) この基準は新しい技術的発見による証明があった場合には見直される。
この基準は、項目別測定条件のリストである“I. UVA防止効果の測定法”と、この方法を用いてテストを行うための実際的なポイントを提供する“U. 注記”から成る。
I. PFA測定方法
1. テストの被験者とテスト箇所の選択(注記 I)
(1) 被験者は健康で18歳以上の男性及び女性で、肌のタイプが下記に記載するII、III、またはIVに属する者であること。
被験者は各自の健康状態について質問を受けなければならず、もし光線皮膚炎であったり、光過敏性に関係のある薬(抗過敏性炎症剤、高血圧剤等)を服用したりしている場合は除外される。
肌のタイプ: I. 常にすぐ赤くなり、決して褐色にはならない。
II. 常にすぐ赤くなり、あまり褐色にはならない。
III. ほどほどに赤くなり、徐々に褐色になる。
IV. あまり赤くならず、常にきれいな褐色になる。
V. めったに赤くならず、激しく褐色になる。
VI. 決して赤くならず、濃い褐色になる。
肌のタイプは太陽露出のない冬の季節の後、30〜45分間太陽の光を浴びた時の標準的な肌の反応に基づいて分類されている。
(2) テスト箇所は背中とし、背中は色素沈着、母斑などがなく、色が均一であること。
2. 被験者数 (注記 2)
各テストは10人以上の被験者で行い、PFA測定の標準誤差はPFA値の10%を超えないこと。
3. 標準サンプル (注記 3)
標準サンプルは下記記載の調法により準備されること。標準サンプルの測定はテストサンプルの測定と同時に行われること。標準サンプル(5%の4-tert-ブチル-4”-メトキシジベンゾイルメタン及び3%の2-エチルヘキシル p-メトキシケイ皮酸を含むクリーム)の調法と準備の方法。 重量%
A1 純水(JSCI) 57.13
A2 ジプロピレングリコール(JSCI) 5.00
A3 水酸化カリウム(JSCI) 0.12
A4 エデト酸三ナトリウム(JSCI) 0.05
A5 フェノキシエタノール(JSCI) 0.3
B1 ステアリン酸(JSCI) 3.0
B2 モノステアリン酸塩グリセリン、自己乳化性(JSCI) 3.0
B3 カトステアリル(catostearyl)アルコール(JSCI) 5.0
B4 ワセリン(JSCI) 3.0
B5 グリセリルTri-Z-エチルヘキサン酸 15.0
B6 2-エチルヘキシル p-ケイ皮酸メトキシ(JSCI) 3.0
B7 4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタン(JSCI) 5.0
B8 エチル安息香酸パラヒドロキシ(JSCI) 0.2
B9 メチル安息香酸パラヒドロキシ(JSCI) 0.2
JSCL=Japanese Standards of Cosmetic Ingredients (日本化粧品原料基準)
Aの各原料の検量を行い、それらを純水中に溶融させ溶液の温度を70℃まで上げる。Bの各原料の検量を行い、それらが完全に溶融するように温度を70℃まで上げる。BをAに加え混合液を乳化させ、ホモゲナイザー等で乳化分子のサイズを調整する。エマルジョンを冷却して標準サンプルを得る。
4. 塗布するサンプルの量 (注記 4)
塗布するサンプルの量はそれぞれ2mg/cm2 または2ul/cm2
5. サンプルを塗布する面積 (注記 5)
面積(サンプル塗布)は少なくとも20cm2
6. 塗布してから暴露までの時間
サンプル塗布後少なくとも15分後には照射を始める。
7. 光源 (注記 6)
光源として、下記の条件を満たす人工光を使用すること。
(1) 紫外線照射にはUVA領域で太陽光と類似した連続スペクトルがあること。さらにUVA I (340〜400 nm)とUVA II(320〜340 nm)の比率も太陽光(UVA II/UVA-8-20%)に近いものであること。
(2) 極端な日焼けを避けるために、320 nmよりも短い紫外線は適切なフィルターを通して取り除く。上記の条件が常に維持されていることを確かめるため、モニタリングとメンテナンスを行う。
8. 照射野 (注記 7)
一つの照射野は少なくとも0.5 cm2。非処理の照射野も処理エリアの照射野と同じとする。
9. 照射線量の拡大 (注記 8)
照射線量は幾何級数的に増加するが、増加量は最大で25%とする。
10. MPPD(Minimal Persistent Pigment Darkening Dose)(最少持続型即時黒化量)
MPPDは暴露後2〜4時間以内に基本的に全照射野全体に少しの色素沈着を生じる紫外線の最少照射量である。MPPDの決定は充分な光のある部屋で、暴露後2〜4時間以内の決めた時間に行う。二人以上の訓練された評価者によるMPPDの読み取りが要求される。
11. PFA値の計算方法 (注記 10)
PFA値は、テストサンプルで処理していない箇所と処理した箇所でMPPDを使用して下記の式から求める。
PFA値=防御した皮膚のMPPD/防御していない皮膚のMPPD
テストサンプルのPFA値は上記の式から得られる各被験者のPFA値の相加平均として決定される。
12. UVAの防止を表す方法 (注記 11)
UV防止製品にラベルを貼ることについては、上記の方法で計算したサンプルのPFA値から小数点以下を切り捨てて整数にする。そうして数値が2以上である場合、それを下記のPA(Protection grade of UVA=UVA防止等級)にしたがって分類し、その分類をラベル表面に表示する。PAはSPF値と一緒に示す。
PFA値 PA(UVA防止等級)
2以上4未満 PA+
4以上8未満 PA++
8以上 PA+++
II. 注 記
(注記 1) 被験者の選択とテスト箇所
UVAにより引き起こされる持続型即時黒化指数となるPFA値の測定に関しては、紫外線への暴露から安定した黒色化が生じることを前提としなければならない。もし肌の色が黒ければ、この反応を判定することは非常に難しい。さらに図1に示されているように、肌タイプII、III、IVから得られたPFA値の間には大きな差異は見られなかった。それゆえ、肌タイプII、III、IVであることが要求されるのである。日本化粧品工業連合会により行われた日本人の肌タイプの調査の結果は、日本人の約74%が肌タイプII、III、IVに属していることを示している。
被験者は“被験者選択の質問表”の面接の質問により、このテストの目的を理解している申請者の中から選ばれる。光過敏性の一因となる薬の例としては次のようなものがある。
血圧降下剤、向精神薬、トランキライザー、抗ヒスタミン剤、経口血糖降下薬、テトラサイクリン抗生物質
被験者は自分達自身の肌のタイプを査定し、被験者になることに同意する必要があるので、被験者の最低年齢は10歳以上と規定された。また被験者は60歳以上ではないことが薦められる。
Claims (22)
Hide Dependent
translated from
- ジベンゾイルメタン誘導体と、(a)α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート化合物と、式(I)(II)及びそれらの組み合わせから成る群から選ばれた (b)ナフタレンジカルボン酸のジエステルまたはポリエステルと、の混合物から成る日焼け止め組成物であって、
前記α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート化合物が、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレートから成り、
前記ジベンゾイルメタン誘導体が、2−メチルジベンゾイルメタン、4−メチルジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、4−tert−ブチルジベンゾイルメタン、2,4−ジメチルジベンゾイルメタン、2,5−ジメチルベンゾイルメタン、4,4’−ジイソプロピルベンゾイルメタン、4,4’−ジメトキシジベンゾイルメタン、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−メチル−5−イソプロピル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−メチル−5−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2,4−ジメチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2,6−ジメチル−4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン及びそれらの組み合わせから成る群から選択される日焼け止め組成物。
- (a)の(b)に対する重量比が少なくとも1.0である請求項1記載の組成物。
- さらに置換メトキシベンゾフェノン誘導体を重量で日焼け止め組成物の0.1%〜10%含み、前記置換メトキシベンゾフェノン誘導体がベンゾフェノン−3から成る請求項2記載の組成物。
- 置換メトキシベンゾフェノン誘導体がベンゾフェノン−3で、日焼け止め組成物中に含まれる量は重量で0.5%未満である請求項3記載の組成物。
- 前記ジベンゾイルメタン誘導体が、組成物の総重量の0.1%〜25%の重量比で存在する請求項1記載の組成物。
- 前記α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート化合物が、組成物の総重量の少なくとも0.5%の重量比で存在する請求項1記載の組成物。
- 前記α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート化合物が、組成物の総重量の1.0%〜8%の重量比で存在する請求項6記載の組成物。
- 前記α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート化合物が、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレートを含む請求項7記載の組成物。
- R1及びR2が2−エチルヘキサンであり、pが0であるとした、式(II)のジエステルを含む請求項1記載の組成物。
- 前記ナフタレンジカルボン酸のジエステルまたはポリエステルが、組成物の総重量の重量比0.1%〜15%の範囲で存在する請求項1記載の組成物。
- (a)対(b)の重量比が、1/1〜2/1の範囲である請求項1記載の組成物。
- 置換メトキシベンゾフェノン誘導体をさらに含有している請求項1記載の組成物。
- 前記置換メトキシベンゾフェノン誘導体が、組成物の総重量に対する重量比0.5%以下の量で存在する請求項12記載の組成物。
- p−アミノ安息香酸及び塩及びその誘導体、アントラニル酸塩及びその誘導体、ジベンゾイルメタン及びその誘導体、サリチル酸塩及びその誘導体、ケイ皮酸及びその誘導体、ジヒドロキシケイ皮酸及びその誘導体、ショウノウ及び塩及びその誘導体、トリヒドロキシケイ皮酸及びその誘導体、ジベンザルアセトンナフトールスルホン酸及び塩及びその誘導体、ベンザルアセトフェノンナフトールスルホン酸及び塩及びその誘導体、ジヒドロキシ−ナフトエ酸及びその塩、o−ヒドロキシジフェニル二硫酸塩及び塩及びその誘導体、p−ヒドロキシジフェニル二硫酸塩及び塩及びその誘導体、クマリン及びその誘導体、ジアゾール誘導体、キニーネ誘導体及びその塩、キノリン誘導体、置換ヒドロキシベンゾフェノン誘導体、置換メトキシベンゾフェノン誘導体、尿酸誘導体、ヴィロウリック酸(vilouric acid)誘導体、タンニン酸及びその誘導体、ヒドロキノン、ベンゾフェノン誘導体、1,3,5−トリアジン誘導体、フェニルジベンズイミダゾール四硫酸塩及び塩及びその誘導体、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸及び塩及びその誘導体、メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール及び塩及びその誘導体、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン及び塩及びその誘導体、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル及び塩及びその誘導体、及びこれら前記の組合せから成る群から選択される光活性化合物をさらに含む請求項1記載の組成物。
- 前記光活性化合物が、2−エチルヘキシル−p−ケイ皮酸メトキシを含む請求項14記載の組成物。
- 前記ジベンゾイルメタン誘導体、前記α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート化合物、前記ナフタレンジカルボン酸のジエステルまたはポリエステル及び溶剤系を含む油相を含み、前記溶剤系は、前記ジベンゾイルメタン誘導体の光安定性を向上させ、油相の誘電率を少なくとも7以上に上昇させるための極性溶剤を含む請求項1記載の組成物。
- 前記油相が少なくとも8の誘電率を有する請求項16記載の組成物。
- 前記極性溶剤が、リンゴ酸塩ジエチルヘキシル、ジメチルカプラミドまたはその組合せを含む請求項16記載の組成物。
- 前記ジベンゾイルメタン誘導体が、2−メチルジベンゾイルメタン、4−メチルジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、4−tert−ブチルジベンゾイルメタン、2,4−ジメチルジベンゾイルメタン、2,5−ジメチルジベンゾイルメタン、4,4’−ジイソプロピルジベンゾイルメタン、4,4’−ジメトキシジベンゾイルメタン、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−メチル−5−イソプロピル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−メチル−5−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2,4−ジメチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2,6−ジメチル−4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、及びそれらの組合せから成る群から選択される請求項16記載の組成物。
- 前記ジベンゾイルメタン誘導体が、組成物の総重量の0.1%〜25%の重量で存在する請求項19記載の組成物。
- 前記α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート化合物が、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレートを含む請求項19記載の組成物。
- ヒトの皮膚を請求項1〜4及び請求項13〜17のいずれか1記載の組成物でカバーする方法を含む、ヒトの皮膚に対する紫外線の接触を減らす方法。