JP5055562B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、始動入賞により発生する始動権利に基づいて当たり抽選を実行する抽選手段と、抽選結果が特定結果となる場合に大入賞口を所定の態様で開放する特別遊技状態を発生させることにより遊技者に利益を付与する利益付与手段と、を備える遊技機に関する。特に、ステージ・モード演出により遊技状態(通常状態又は確変状態)を報知可能なパチンコ遊技機に関する。
一般的なデジパチタイプの遊技機は、遊技球が始動口に入賞することに基づいて大当たり抽選を実行し、大当たりの当否を判定する。そして、大当たり抽選に当選した場合に、特別図柄表示装置(以下、特図表示器)に大当たりに対応する特定の図柄の組合せ(複数図柄の組合せの他、単一の図柄又はランプの点灯を含む)を表示し、大入賞口(アタッカー等)を規定回数だけ開放して遊技球の入賞を容易化することにより、遊技者に対して利益を付与する。
このようなパチンコ遊技機における内部的な遊技状態には、大当たりの当選確率(以下、大当たり確率)を相対的に低く設定した通常状態と、この通常状態よりも大当たり確率を高く設定した確率変動状態(以下、確変状態)とがある。確変状態は、大当たり抽選において確変当たりに当選したときに発生又は継続し、次回通常当たりに当選することや規定回数だけ特図変動表示ゲームを実行することを条件に終了する。
また、通常状態又は確変状態には、例えば大当たり終了後に特定回数(例えば、100回)発生する時短が付加される場合もある。時短では、普通図柄の変動表示時間が短縮され、かつ所定停止態様となった場合に通常よりも普通電動役物が長く開放されたり、普通図柄が高確率で当たるようにされたりしている。
本明細書では、時短なしの遊技状態を単に通常状態又は確変状態として表記し、時短ありの遊技状態を通常状態(時短)又は確変状態(時短)として表すこととする。なお、時短に係る特定回数が複数(例えば、100回又は次回大当たりまで)ある場合は、時短1、時短2として表す。
このように、従来のパチンコ遊技機においては、通常状態、確変状態、通常状態(時短)又は確変状態(時短)等という複数の遊技状態が存在する。そして、現在滞在している遊技状態を遊技者に認識させるために、それぞれの遊技状態に対応したモード(又はステージ)による演出(いわゆるステージ・モード演出)を設けている。このステージ・モード演出には、遊技状態を明確に報知する演出と、明確に報知しない演出とがある。
遊技状態を明確に報知しないステージ・モード演出を有している機種では、確変の第2当たり(例えば、2R確変当たり(通称:突確))と小当たり、さらには通常の第2当たり(例えば、2R通常当たり(通称:突通))を搭載し、これらの当たりを各ステージやモード移行の契機としている場合が多い(例えば、特許文献1、2)。
ここで、確変の第2当たりである2R確変当たりとは、2R(ラウンド)だけ大入賞口を開放し、大当たり終了後に確変状態(時短が付加される場合もある)となる大当たりである。また、通常の第2当たりである2R通常当たりとは、2Rだけ大入賞口を開放し、大当たり終了後に通常状態(時短が付加される場合もある)となる大当たりである。
小当たりとは、大当たり抽選とは別の小当たり抽選により当否を判定される当たりで、当選したときの遊技状態に関わらず遊技状態の移行は行われない。大当たり発生時に条件装置が作動するのに対して、小当たり発生時には条件装置は作動しない。
また、小当たり時には、確変の第2当たりや通常の第2当たりと同様の挙動(大入賞口が2R開放)が示される。つまり、確変の第2当たり、通常の第2当たり又は小当りの何れの当たりに当選したのかを大入賞口の開放パターンから判別するのは困難となっている。
以下において、確変の第2当たり、通常の第2当たり、小当たりを区別しない場合は単に第2当たりと称する。
なお、第2当たりは、15Rよりも小さいラウンドで大入賞口の開放時間を短くした(例えば、0.2秒)、いわゆる短時間開放当たりの1つであり、この短時間開放当たりには大入賞口の開放ラウンドが2R以外となっている場合もある。ここでは、短時間開放当たりの一例として2Rの場合について示している。
このように、見た目上いずれの当たりに当選したのか判別困難な場合には、その当たり発生後のモードにより遊技者は遊技状態を認識することとなる。
そこで、特許文献1、2では、このような当たり発生後のステージ・モード演出を曖昧にして遊技状態を明確に報知しないようにすることで、遊技者に有利な状態(例えば、確変状態)でないことを完全に否定しないようにしている。これにより、例えば、通常状態から確変状態に移行しない小当たりや通常の第2当たりが発生したときにも、遊技者に確変状態に移行したかもしれないという期待を持たせることができるので、次回の大当たりに当選するまで期待感を高く維持しながら遊技を継続させることができる。
以下において、ステージ・モード演出により遊技状態が明確に報知されていない状態のことを曖昧報知状態と称する。
一方で、従来のパチンコ遊技機では、図柄変動中又は特別遊技状態(大当たり状態)中に遊技球が始動口に入賞した場合、その入賞により発生した始動権利は始動記憶として上限数(例えば、4個)まで記憶(保留)されるようになっている。以下の説明において、n番目の入賞により発生した始動権利の記憶(始動記憶)を保留nとして表すこととする。
始動入賞により発生した始動権利が保留される場合でも、この始動権利に基づく大当たり抽選は、遊技球が始動口に入賞したタイミングで実行される。そして、その抽選結果(大当たり又はハズレ)は始動記憶に対応付けて記憶される。
特許第4126440号公報 特開2004−167111号公報
上述したように、特許文献1、2に記載のパチンコ遊技機では、ステージ・モード演出により現在滞在している遊技状態を遊技者に明確に報知しないことで、遊技状態に対する期待感が損なわれるのを防止することができるが、ステージ・モード移行の契機となる第2当たりが発生した後又は大当たり終了後の時短中という限られた期間でしかその効果は得られない。
また、曖昧報知状態となっている場合、それが所定ゲーム数までであれば、遊技者に確変状態かどうかを期待させて楽しませることができるが、その状態があまりに長く続くと大当たり確率がわからないために遊技者を不安にさせてしまうこともある。
本発明は、第2当たり発生時に、遊技者の遊技意欲が減退するのを効果的に防止できる遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
始動入賞により発生する始動権利に基づいて当たり抽選を実行する抽選手段と、
前記抽選手段の抽選結果が特定結果となる場合に、大入賞口を所定の態様で開放する特別遊技状態を発生させることにより遊技者に利益を付与する利益付与手段と、
前記始動権利に基づく変動表示ゲームを実行する変動表示装置と、
前記当たり抽選の当選確率を相対的に低く設定した第1遊技状態と、この第1遊技状態よりも当選確率を高く設定した第2遊技状態とを、前記当たり抽選に当選したことを条件に変更可能な遊技状態設定手段と、
前記第1遊技状態又は第2遊技状態の何れに滞在しているかを認識可能とする確定モードと、前記第1遊技状態又は第2遊技状態の何れにも滞在している可能性があることを認識可能とする曖昧モードと、により遊技状態を遊技者に報知可能な遊技状態報知手段と、を備えた遊技機であって、
前記利益付与手段は、
前記当たり抽選において第1当たりに当選した場合に、遊技球が容易に入賞可能な第1態様で前記大入賞口を開放することにより遊技者に第1の利益を付与する第1利益付与手段と、
前記当たり抽選において第2当たりに当選した場合に、前記第1態様よりも前記大入賞口の開放時間が短い第2態様で前記大入賞口を開放することにより遊技者に前記第1の利益よりも価値の低い第2の利益を付与する第2利益付与手段と、を有し、
前記遊技状態設定手段は、
前記第2利益付与手段により前記第2の利益が付与された後、遊技状態を前記第2遊技状態に設定可能であり、
前記遊技状態報知手段は、
前記第1遊技状態において、前記第2利益付与手段により前記第2の利益が付与された後、遊技状態が前記第2遊技状態に変更されたか否かに拘らず前記曖昧モードにより遊技者に報知可能に構成され、
前記曖昧モード中に、再び前記第2利益付与手段により前記第2の利益が付与された後、遊技状態が、前記第2遊技状態に設定される、或いは、前記第2遊技状態のまま継続される場合には、前記確定モードにより前記第2遊技状態に滞在していることを遊技者に報知することを特徴とする。
本発明によれば、遊技状態報知手段が、曖昧モード中に、再び第2利益付与手段により第2の利益が付与された後、遊技状態が、第2遊技状態に設定される、或いは、第2遊技状態のまま継続される場合には、確定モードにより第2遊技状態に滞在していることを遊技者に報知するので、第2当たりが不愉快な当たりであるという認識を覆すことができる。
したがって、第2当たり発生時に、遊技者の遊技意欲が減退するのを効果的に防止できる。
実施形態に係る遊技機の正面図である。 実施形態に係る遊技機の遊技盤を示す正面図である。 実施形態に係る遊技機の制御系を示すブロック図である。 メイン処理の一例について示すフローチャートである。 タイマ割込処理の一例について示すフローチャートである。 特図ゲーム処理の一例について示すフローチャートである。 特図1ゲーム処理の一例について示すフローチャートである。 特図2ゲーム処理の一例について示すフローチャートである。 特図ゲーム分岐処理の一例について示すフローチャートである。 遊技機の遊技状態を説明するための状態遷移図である。 大当たり種類の一例について示す説明図である。 大当たり当選時の内訳の一例について示す説明図である。 当たり終了後に移行する遊技状態の一例について示す説明図である。 ステージ・モード演出の一例について示す説明図である。 保留先読み予告の具体例について示す説明図である。 確率状態明確化フラグセット処理の一例について示すフローチャートである。 曖昧報知解消処理の一例について示すフローチャートである。 保留先読み予告を伴い2R当たりが発生するときの変動表示ゲームの一例について示す説明図である。 保留先読み予告を伴う2R当たり発生時のタイミングチャートの一例である。 保留内で複数の大当たりが発生する場合の始動記憶の状態の一例について示す説明図である。 複数当たりフラグセット処理の一例について示すフローチャートである。 ファンファーレ非報知処理の一例について示すフローチャートである。 保留先読み予告を伴い2R当たりが発生するときの変動表示ゲームの他の一例について示す説明図である。 保留先読み予告を伴う2R当たり発生時のタイミングチャートの他の一例である。 確変状態(確定モード)において、保留先読み予告を伴い2R当たりが発生するときの変動表示ゲームの一例について示す説明図である。 擬似連続予告の具体例について示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明に係る遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について説明を行う。
図1は本発明を適用した遊技機100の正面図であり、図2は遊技機100に備わる遊技盤1を示す正面図である。
図1に示すように、本実施形態の遊技機100は、矩形枠状に構成された機枠110を備え、機枠110の前面側には、該機枠110に対して前方向へ扉状に回動可能に矩形枠状の前面枠120が軸着されている。
前面枠120は、当該前面枠120に備えられる各種部材等の取付用のベースとなる前面枠本体130と、当該前面枠本体130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたクリア部材保持枠140と、前面枠本体130の前面のクリア部材保持枠140の下側に取り付けられた発射操作ユニット150と、を有する。
前面枠本体130は、矩形枠状の機枠110の前面側をちょうど覆うような概略矩形板状に構成されるとともに、その中央から上端部にわたる部分に、遊技盤1を嵌め込んで収容するための方形状の開口部が形成されている。そして、前面枠本体130に収容された遊技盤1の前面が前面枠本体130の開口部から前側に臨むようになっている。
すなわち、遊技盤1は、前面枠本体130に嵌め込まれることで前面枠120に取り付けられている。
前面枠本体130の遊技盤1が嵌め込まれた開口部、すなわち、前面枠本体130の中央より少し下側から上端部にわたる部分には、前面枠本体130の前側を覆うクリア部材保持枠140が配置されている。遊技盤1の前面とクリア部材保持枠140に嵌め込まれたクリア部材としてのガラス板との間で、遊技盤1の前面に設けられたガイドレール2に囲まれた部分が、遊技球が発射されて流下する遊技領域1aとされている。
クリア部材保持枠140の一方の側部(遊技機100の前面側から見て左側の側部)は、前面枠本体130の一方の側部に回動可能に軸支されて、扉状に開閉自在とされ、クリア部材保持枠140を開くことにより、遊技盤1の前面側の遊技領域1aの前側を開放可能となっている。
クリア部材保持枠140には、前面枠本体130の開口部をほぼ閉塞するように、該開口部に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な遊技領域1aとなる間隔を開けて二重のガラス板が固定されている。そして、クリア部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板を介して遊技盤1の前面側の少なくとも遊技領域1aの部分が視認可能となっている。
クリア部材保持枠140の前面であって、ガラス板が固定されて遊技領域1aを視認可能とする部分の周囲には、内部にLED161(図3参照)を備える枠側連続予告表示装置(枠装飾装置)72、音声を出力するスピーカ145、145などが設けられている。なお、枠側連続予告表示装置72は、保留先読み予告や擬似連続予告を様々な発光態様により実現する。
前面枠本体130に軸着されたクリア部材保持枠140の開放端側となる前面側から見て右側の端部の前面には、施錠装置の一部をなす鍵穴143が形成されている。
鍵穴143は、前面枠本体130の施錠装置の一部であるとともに、クリア部材保持枠140の施錠装置の一部でもあって、鍵穴143に鍵を入れて一方(例えば、左回り)に回すと前面枠本体130の施錠が解除され、他方(例えば、右回り)に回すとクリア部材保持枠140の施錠が解除されるようになっている。
前面枠本体130の前面側のクリア部材保持枠140の下側には、発射操作ユニット150が取り付けられている。
発射操作ユニット150は、左右側部のうちの一側部となる左側部を前面枠本体130に軸着されて、左右方向に回動して開閉自在な開閉パネル151とその下の下部パネル152とからなる。
開閉パネル151は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置(図示略)に遊技球を送る上皿153を有している。上皿153の周囲には、遊技者が操作可能な演出用ボタン(図示略)が設けられている。
開閉パネル151の下側の下部パネル152には、上皿153に収容しきれない遊技球を収容する下皿154及び灰皿155と、遊技領域1aに向けての遊技球の発射操作を行うとともに、該遊技領域1aに遊技球を発射する際の発射勢を調節するための操作ハンドル156、音声を出力するスピーカ145などが設けられている。
図2に示すように、遊技盤1の遊技領域1aには、センターケース200、普図始動ゲート21、特図1始動口24、特図2始動口25、第1大入賞口26、一般入賞口27、・・・、風車と呼ばれる打球方向変換部材(図示略)、多数の障害釘(図示略)などが配設されている。
また、遊技領域1aの最下端部中央にはアウト球を回収するためのアウト穴29が設けられており、センターケース200の右上方には遊技領域1aに発射された遊技球の発射勢を吸収する発射勢吸収部28がガイドレール2の内側面に沿って設けられている。
遊技盤1の前面右下であってガイドレール2の外側には、遊技状態表示装置160が設けられている。
この遊技状態表示装置160には、普図変動表示ゲームを表示する普図表示器23、特図1変動表示ゲームを表示する特図1表示器22A、特図2変動表示ゲームを表示する特図2表示器22B、普図変動表示ゲームの未処理回数(普図始動記憶数)を表示する普図記憶表示器20、特図1変動表示ゲームの未処理回数(特図1始動記憶数)を表示する特図1記憶表示器12、特図2変動表示ゲームの未処理回数(特図2始動記憶数)を表示する特図2記憶表示器13、特図1/特図2変動表示ゲームにおける結果が2R当たりか15R当たりかを表示する決定ラウンド数表示器14が設けられている(図3参照)。
なお、普図記憶表示器20、普図表示器23、特図1表示器22A、特図2表示器22B、特図1記憶表示器12、特図2記憶表示器13、決定ラウンド数表示器14は、セグメントLEDとして一体に設けられている。
センターケース200は、遊技領域1aの略中央に取り付けられ、特図変動表示ゲームの表示領域となる窓部10aを有している。このセンターケース200に形成された窓部10aの後方には、液晶表示装置50が配設されている。
液晶表示装置50は、例えば、液晶ディスプレイからなる表示部を備え、センターケース200の窓部10aを介して遊技盤1の前面側から表示内容を視認可能となっている。
なお、液晶表示装置50の代わりに、ELやCRT等のディスプレイを表示装置として用いるようにしてもよい。
センターケース200の上部には、前方に庇状に突出した鎧部230が設けられている。鎧部230は、その前端が遊技領域1aの前側を規制するガラス板の裏面近傍に配置され、これにより遊技球がセンターケース200の内側に流入するのを防止している。
鎧部230は、その上端部から左下側に傾斜して形成された傾斜面部231を具備し、その傾斜面部231の中途部に第2大入賞口61を開閉する可動部材(特別電動役物)61bが設けられている。第2大入賞口61の内部(入賞領域)には、当該第2大入賞口61に入った遊技球を検出する第2大入賞口センサ61a(図3参照)が配設されている。
また、傾斜面部231の下端部に連続して左側面部232が形成され、その左側面部232の略中央やや下側部分に、ワープ入口を具備するワープ流路構成部材240が設けられている。
本実施形態では、後述する8種類の大当たりのうちの2R当たり(2R通常当たり、2R確変当たり)に当選したときと小当たりに当選したときに、可動部材61bの開閉動作により、第2大入賞口61が2R開放されるようになっている。可動部材61bの開閉時間は極めて短時間に設定されているため、賞球はほとんど期待できない。
センターケース200の右部には、円形窓部から内部のLEDの発光を視認可能に構成された4つの発光部を有する盤側連続予告表示装置71が設けられている。この盤側連続予告表示装置71における様々な発光態様の演出により、液晶表示装置50で実行される変動表示ゲームの演出を装飾するとともに、保留先読み予告や擬似連続予告を実現する。
例えば、4つの発光部71a〜71dが、何ゲームにわたって保留先読み予告を実行するかを示す保留先読み予告に係る連続変動数に対応して点灯/消灯するようなっている。また、擬似連続予告が何回連続して実行されているかを示す擬似連数に対応して点灯/消灯するようになっている。
センターケース200の左側には、普図始動ゲート21が設けられている。
普図始動ゲート21内には、普図始動ゲート21を通過した遊技球を検出するための普図ゲートセンサ21a(図3参照)が設けられている。遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が普図始動ゲート21を通過して普図ゲートセンサ21aにより検出されると、普図変動表示ゲームが普図表示器23で行われる。
そして、普図変動表示ゲームにおいて特別結果態様が導出されると、普図当たりとなり、後述する可動部材25bの開閉動作により、特図2始動口25が開放される。
なお、普図変動表示ゲームは、液晶表示装置50の表示領域の一部に表示するようにしても良く、この場合は、識別図柄(識別情報)として、例えば、数字、記号、キャラクタ図柄などの飾り普通図柄を用い、これを所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようにする。
センターケース200の下側には特図1始動口24が設けられ、その内部には特図1始動口センサ24a(図3参照)が備えられている。特図1始動口センサ24aによって遊技球を検出することに基づいて、特図1変動表示ゲームを開始する特図1始動権利が発生するようになっている。
特図1始動口24の下部には特図2始動口25が設けられ、その内部には特図2始動口センサ25a(図3参照)が備えられている。特図2始動口センサ25aによって遊技球を検出することに基づいて、特図2変動表示ゲームを開始する特図2始動権利が発生するようになっている。
特図2始動口25は、左右一対の可動部材(普通電動役物)25b、25bを具備している。この一対の可動部材25b、25bは、常時は遊技球の直径程度の間隔をおいて閉じた状態を保持しており、特図1始動口24により上部が閉塞されることで、特図2始動口25に遊技球を受け入れ不可能な状態となっている。
一方、普図当たりとなった場合には、駆動装置としての普電SOL25c(図3参照)によって逆「ハ」の字状に所定時間(例えば、0.5秒間)開放され、遊技球を受け入れ
可能な状態となる。これにより、特図2始動口25に遊技球が入賞し易くなるので、特図2変動表示ゲームの始動が容易となる。
特図1変動表示ゲーム及び特図2変動表示ゲームは、特図1表示器22A及び特図2表示器22Bで実行されるようになっており、複数の識別情報を変動表示したのち、所定の結果態様を停止表示することで、特図1変動表示ゲーム及び特図2変動表示ゲームが行われる。
液晶表示装置50では、各特図変動表示ゲームに対応させて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる飾り特図変動表示ゲームが実行される。すなわち、液晶表示装置50は、変動表示装置として、複数の図柄による変動表示ゲームを表示する。
そして、特図1表示器22A若しくは特図2表示器22Bで実行される特図変動表示ゲームにおいて、特別結果態様(例えば、「7」)が導出され、特図当たり(いわゆる大当たり)となると、特別遊技状態(いわゆる大当たり状態)が発生する。また、これに対応して液晶表示装置50で実行される飾り特図変動表示ゲームにおいても特別結果態様(例えば、「777」等のゾロ目数字の何れか)が導出される。
なお、遊技機100に特図1表示器22A及び特図2表示器22Bを備えずに、液晶表示装置50のみで特図変動表示ゲームを実行するようにしてもよい。
特図2始動口25の下側には、第1大入賞口26が設けられている。
第1大入賞口26は、上端側が手前側に倒れる方向に回動可能なアタッカー形式の開閉扉(特別電動役物)26aを具備している。開閉扉26bは、例えば、駆動装置としての第1大入賞口SOL26c(図3参照)により駆動される。第1大入賞口26の内部(入賞領域)には、当該第1大入賞口26に入った遊技球を検出する第1大入賞口センサ26c(図3参照)が配設されている。
特別遊技状態中は、開閉扉26bの開閉動作により、第1大入賞口26は閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開いた状態(遊技者にとって有利な状態)に変換され、遊技球の流入が容易となる。
一般入賞口27には、当該一般入賞口27に入った遊技球を検出するための一般入賞口センサ27a(図3参照)が配設されている。
遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口27、・・・、特図2始動口25、特図1始動口24、第1大入賞口26、第2大入賞口61等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した賞球に関する情報が排出制御装置(図示略)に出力されるようになっている。排出制御装置は、排出装置を制御し、所定数の遊技球を排出する(払い出す)ようになっている。
遊技機100では、特図1/特図2変動表示ゲームを始動するための始動権利は、それぞれ上限数(例えば、4個)の範囲内で特図始動記憶(保留玉)として記憶可能となっている。
また、特図1変動表示ゲームと特図2変動表示ゲームは同時に実行されることはなく、特図2変動表示ゲームは特図1変動表示ゲームに優先して実行されるようになっている。すなわち、特図1始動記憶と特図2始動記憶の両方がある場合に、特図変動表示ゲームの実行が可能になると、特図2変動表示ゲームが実行されるようになっている。
したがって、遊技開始時、すなわち特図1/特図2始動記憶数が0(保留0)で、特図1/特図2変動表示ゲームが実行されていない状態において、特図1始動口24に遊技球が入賞すると、特図1始動権利の発生に伴って特図1始動記憶数が1加算される。そして、この特図1始動記憶に係る特図1始動権利に基づいて、直ちに特図1変動表示ゲームが開始され、この際に特図1始動記憶数が1減算される。
また、遊技開始時、すなわち特図1/特図2始動記憶数が0(保留0)で、特図1/特図2変動表示ゲームが実行されていない状態において、特図2始動口25に遊技球が入賞すると、特図2始動権利の発生に伴って特図2始動記憶数が1加算される。そして、この特図2始動記憶に係る特図2始動権利に基づいて、直ちに特図2変動表示ゲームが開始され、この際に特図2始動記憶数が1減算される。
一方、特図1/特図2変動表示ゲーム中や特別遊技状態中など特図1変動表示ゲームが直ちに開始できない状態において、特図1始動口24に遊技球が入賞した場合は、特図1始動記憶数が上限数まで1ずつ加算されて特図1始動権利が記憶されることになる。そして、特図1始動記憶数が1以上となっている状態(特図1の保留1〜4)で、特図1変動表示ゲームが開始可能な状態(前回の特図変動表示ゲームが終了、又は特別遊技状態が終了し、特図2始動記憶がない状態)となると、特図1始動記憶数が1減算されるとともに、記憶されていた特図1始動権利に基づいて特図1変動表示ゲームが開始される。
また、特図1/特図2変動表示ゲーム中や特別遊技状態中など特図2変動表示ゲームが直ちに開始できない状態において、特図2始動口25に遊技球が入賞した場合は、特図2始動記憶数が上限数まで1ずつ加算されて特図2始動権利が記憶されることになる。そして、特図2始動記憶数が1以上となっている状態(特図2の保留1〜4)で、特図2変動表示ゲームが開始可能な状態(前回の特図変動表示ゲームが終了、又は特別遊技状態が終了した状態)となると、特図2始動記憶数が1減算されるとともに、記憶されていた特図2始動権利に基づいて特図2変動表示ゲームが開始される。
なお、特図1始動記憶数は、特図1記憶表示器12にて表示されるとともに、液晶表示装置50に飾り特図始動記憶表示として表示される。また、特図2始動記憶数は、特図2記憶表示器13にて表示されるとともに、液晶表示装置50に飾り特図始動記憶表示として表示される。
普図変動表ゲームを始動するための始動権利についても、特図始動権利と同様に上限数(例えば、4個)の範囲内で普図始動記憶として記憶可能となっている。普図始動記憶数は、普図記憶表示器20にて表示されるようになっているが、液晶表示装置50に表示するようにしてもよい。
それぞれの始動記憶表示器12、13、20は、例えば上下2つのLEDを備えて構成される。そして、始動記憶数が「1」の場合には上のLEDを点灯し、始動記憶数が「2」の場合には下のLEDも点灯する。始動記憶数が「3」の場合には上のLEDを点滅し、始動記憶数が「4」の場合には下のLEDも点滅する。2つのLEDをこのように点灯/点滅させることにより、始動記憶数を判別可能としている。
図3は、遊技機100の制御系の一部を示すブロック図である。
図3に示すように、遊技機100は、その制御系として遊技の進行を制御するメイン制御装置としての遊技制御装置30、この遊技制御装置30の制御下で各種の演出に関する制御を行うサブ制御装置としての演出制御装置40とを備えている。
遊技制御装置30は、CPU31a、RAM31b、ROM31c等を有する遊技用マイクロコンピュータ31、クロック(発振器:CLK)32、入出力I/F33等を備えている。
このうち、CPU31aは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特図や普図の変動表示ゲームに関連する各種乱数なども生成している。
各種乱数には、特図変動表示ゲームの特図当たり判定用乱数、普図変動表示ゲームの普図当たり判定用乱数、特図変動表示ゲームの停止図柄の決定に用いられる図柄決定用乱数、特図変動表示ゲームにおける変動パターン(各種リーチやリーチなしの変動表示における変動表示ゲームの実行時間等を含む)の決定に用いられる変動パターン決定用乱数などが含まれる。
RAM31bは、特図1始動口24に設けられた特図1始動口センサ24a、特図2始動口25に設けられた特図2始動口センサ25aのオン信号などを記憶する記憶領域や、普図始動ゲート21に設けられた普図ゲートセンサ21aのオン信号を記憶する記憶領域、各種乱数の記憶領域、並びに、CPU31aの作業領域等を備えている。
ROM31cには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、特図変動表示ゲームの大当たり又は小当たりの当否を判定するための特図当たり判定値を有する特図判定テーブル、普図変動表示ゲームの普図当たりの当否を判定するための普図当たり判定値を有する普図判定テーブルなどが書き込まれている。
入出力I/F33には、図示しないローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、特図1始動口センサ24a、特図2始動口センサ25a、普図ゲートセンサ21a、一般入賞口センサ27a、第1大入賞口センサ26a、第2大入賞口センサ61a等からの各種信号が入力される。そして、これら各種信号は、入出力I/F33により中継されて、CPU31aに対し出力される。
入出力I/F33には、CPU31aから出力される各種の制御信号が入力される。そして、これら制御信号は、入出力I/F33を介して、特図2始動口25の可動部材25b、25bの駆動手段としての普電SOL25c、第1大入賞口26を開閉する駆動手段としての第1大入賞口SOL26c、第2第2大入賞口61を開閉する駆動手段としての第2大入賞口SOL61c、外部情報端子611、演出制御装置40などに出力される。
また、CPU31aから出力された制御信号は、入出力I/F33を介して、特図1表示器22A、特図2表示器22B、特図1記憶表示器12、特図2記憶表示器13、決定ラウンド数表示器14、普図表示器23、普図記憶表示器20などにも出力される。
遊技制御装置30には、電源供給装置(図示略)から電力が供給されており、その他の装置にも電源供給装置から電力が供給されるようになっている。さらに、電源供給装置には、停電時等の外部からの電力の供給が途絶えた場合でも電力を供給可能とするためのバックアップ電源が備えられ、停電時等に各制御装置の揮発性メモリに保存されたデータの消失を防止するようになっている。
演出制御装置40は、CPU41a、RAM41b、ROM41c、クロック(発振器:CLK)43、入出力I/F44等を備えている。
CPU41aは、制御部、演算部を備え、遊技制御装置30から送信された演出制御コマンドを受信して、当該演出制御コマンドの振り分け、スピーカ145からの効果音の出力制御、装飾ランプ・LED161の発光制御、下桃用モータ441aの駆動制御、第1上桃用ソレノイド(SOL)431aの駆動制御、第2上桃用ソレノイド(SOL)431bの駆動制御、第1上桃用モータ433aの駆動制御、第2上桃用モータ433bの駆動制御、液晶表示装置50における画像の表示制御等を行う。
RAM41bは、各種データの記憶領域や、CPU41aの作業領域等を備えている。
ROM41cは、CPU41aにより実行される各種制御プログラムや制御データが記憶されている。また、ROM41cは、音声ROMとして、スピーカ145から出力される効果音等に係る音データを記憶している。また、ROM41cは、図柄ROMとして、液晶表示装置50に表示される画像等に係る画像データを記憶している。
なお、RAM41bとROM41cは、別部材として設けられているが、一体となって第1メモリ(図示略)として設けられてもよい。さらに、第1メモリとCPU41aが一体となって1チップ化されたものであってもよい。
入出力I/F43には、スピーカ145、装飾ランプ・LED161、下桃用モータ441a、第1上桃用SOL431a、第2上桃用SOL431b、第1上桃用モータ433a、第2上桃用モータ433b、第1上桃位置検出センサ423a、第2上桃位置検出センサ423b、下桃位置検出センサ441q、演出用ボタンセンサ155a、SELECTボタンセンサ155b、液晶表示装置50、盤側連続予告表示装置71、枠側連続予告表示装置72が接続されている。CPU41aから出力された制御信号は、入出力I/F43を介して、これらのブロックに出力される。
次に、遊技制御装置30による遊技制御処理について説明する。この遊技制御処理は、遊技を統括的に制御するメイン処理と、所定時間ごと(例えば、2msecごと)に行われるタイマ割込処理とからなる。
図4は、メイン処理を説明するためのフローチャートである。このメイン処理は、遊技制御装置30のCPU31aが、起動直後に、ROM31bに記憶されているメイン処理プログラムを読み出して実行することにより実現される。
図4に示すように、メイン処理では、はじめにプログラム開始時の処理として、電源投入時の初期化処理を行い(ステップS1)、停電復旧処理を行う(ステップS2)。
次に、メインループ処理としてループの処理を行う。このループの処理では、割込みタイマを起動する処理を行って、CTC(カウンタ タイマ サーキット)を起動する(ステップS3)。次に、割込みを禁止する処理を行い(ステップS4)、当たり判定用乱数などの乱数の初期値を更新して乱数の時間的な規則性を崩すための初期値乱数更新処理を行う(ステップS5)。その後、割込みを許可する処理を行う(ステップS6)。
そして、RAM31bの停電検査領域をチェックし、停電が発生したか否かの判定を行う(ステップS7)。停電検査領域には、停電により遊技機の電源が遮断された場合に、チェックデータが設定されるようになっており、通常時はチェックデータが記憶されていない。よって、このチェックデータの有無を判定することで、停電が発生したか否かを判定することができる。
ステップS7において、停電が発生していないと判定した場合は、ステップS4に移行し、ステップS4〜S7の処理を繰り返す。
一方、ステップS7において、停電が発生したと判定した場合は、停電発生時の処理を行う(ステップS8)。停電発生の直後は、バックアップ電源により停電発生時の処理を実行可能な電力が供給されるようになっている。
この停電発生時の処理では、まず、割込みを禁止する処理を行う。そして、全出力ポートをOFFにする処理を行い、停電検査領域をクリアする処理を行う。さらに、停電復旧検査領域に停電復旧検査領域チェックデータをセーブする処理を行った後、RAM31bの電源遮断時のチェックサムを算出する処理を行い、RAM31bへのアクセスを禁止する処理を行って遊技機の電源遮断を待つ。
このように、停電復旧検査領域に停電復旧検査領域チェックデータをセーブするとともに、電源遮断時のチェックサムを算出することで、電源の遮断の前にRAM31bに記憶されていた情報が正しくバックアップされているかを電源投入時に判断することができる。
図5は、タイマ割込処理を説明するためのフローチャートである。このタイマ割込処理は、メイン処理のステップS6において割込み許可がなされたときに実行される。
図5に示すように、ステップS11では、タイマ割込要求が発生したとき(割込許可がなされたとき)に、レジスタに格納されているデータをRAM31bに待避する。
ステップS12では、各種センサ(特図1始動口センサ24a、特図2始動口センサ25a、普図ゲートセンサ21a、一般入賞口センサ27aなど)からの検出信号を、入出力I/F33を介して入力する。また、各種処理でセットされた出力データをソレノイド(第1大入賞口SOL26c、第2大入賞口SOL61c、普電SOL25c)や表示器22A、22B、23等に出力する。
ステップS13では、各種処理で送信バッファにセットされたコマンドを演出制御装置40等に出力する(コマンド送信処理)。
ステップS14では、特図変動表示ゲームにおける特図当たり(大当たり)の当否を判定するための特図当たり判定用乱数、特図変動表示ゲームの停止図柄を決定するための図柄決定用乱数、普図変動表示ゲームにおける普図当たりの当否を判定するための普図当たり判定用乱数を更新する(乱数更新処理1)。
ステップS15では、乱数の時間的な規則性を崩すために乱数の初期値を更新する(初期値乱数更新処理)。
ステップS16では、特図変動表示ゲームに関連した飾り特図変動表示ゲームにおける変動パターンを決定するための変動パターン決定用乱数を更新する(乱数更新処理2)。
ステップS17では、特図1始動口センサ24a、特図2始動口センサ25a、普図ゲートセンサ21a、一般入賞口センサ27a等から検出信号の入力があるか否かを監視する(入賞口SW監視処理)。
ステップS18では、各入賞口に対応して設けられたセンサ、球切れセンサ、払出球検出センサ、オーバーフローセンサ、枠開放検出センサ(何れも図示略)等からの検出信号に基づいて、異常状態が発生していないかを監視する(エラー監視処理)。
ステップS19では、特図変動表示ゲームに関する処理を行う(特図ゲーム処理)。この特図ゲーム処理についての詳細は後述する。
ステップS20では、普図変動表示ゲームに関する処理を行う(普図ゲーム処理)。
主として、ステップS19の特図ゲーム処理及びステップS20の普図ゲーム処理により、ステップS13において演出制御装置40等に送信される演出制御コマンドが生成される。
ステップS21では、遊技に関する各種情報を表示する表示器(セグメントLED)に関する処理を行う(セグメントLED編集処理)。
ステップS22では、外部の管理装置に出力する信号を出力バッファにセットする処理を行う(外部情報編集処理)。
ステップS23では、タイマ割込処理が終了したことを宣言する処理を行う。
ステップS24では、ステップS11でRAM31bに待避しておいたレジスタのデータを復帰する処理を行う。
ステップS25では、タイマ割込処理が完了し、割込要求を受け付け可能な状態となったことを設定する処理を行う。
図6は、図5の特図ゲーム処理(ステップS19)の一例について示すフローチャートである。この特図ゲーム処理では、特図2始動権利に基づく変動表示ゲームが特図1始動権利に基づく変動表示ゲームに優先して実行されるようになっている。
図6に示すように、ステップS101では、図5のステップS17(入賞口SW監視処理)における監視結果(検出信号の有無)に基づいて、特図2始動口25への入賞(特図2始動入賞)があるか否かを判定する。そして、特図2始動入賞があると判定した場合はステップS104に移行して、図8に示す特図2ゲーム処理を実行する。一方、特図2始動入賞がないと判定した場合はステップS102に移行する。
ステップS102では、特図2始動記憶があるか否かを判定する。そして、特図2始動記憶がある(特図2の保留1〜4)と判定した場合はステップS104に移行して、図8に示す特図2ゲーム処理を実行する。一方、特図2始動記憶がない(特図2の保留0)と判定した場合はステップS103に移行して、特図1ゲーム処理を実行する。
図7は、図6の特図1ゲーム処理(ステップS103)の一例について示すフローチャートである。
図7に示すように、ステップS111では、図5のステップS17(入賞口SW監視処理)における監視結果(検出信号の有無)に基づいて、特図1始動口24への入賞(特図1始動入賞)があるか否かを判定する。そして、特図1始動入賞がないと判定した場合はステップS117に移行し、特図1始動入賞があると判定した場合はステップS112に移行する。
ステップS112では、現在の特図1始動記憶数(保留玉)を取得する。
ステップS113では、特図1始動記憶数が4以上であるか否かを判定する。そして、特図1始動記憶数が4以上であると判定した場合、すなわち、特図1始動記憶数の上限数を超えている場合(保留4)はステップS117に移行し、特図1始動記憶数が4以上でない(保留0〜3)と判定した場合はステップS114に移行する。
ステップS114では、特図1始動記憶数を1インクリメントする。
ステップS115では、更新された始動記憶に係る始動権利に基づいて、特図当たり判定用乱数を取得し、この特図当たり判定用乱数が大当たり判定値又は小当たり判定値と一致するか否かを判定する(当たり抽選)。また、図柄決定用乱数と変動パターン決定用乱数を取得する。そして、当たりの当否を示す判定結果及び各種乱数値を、当該始動記憶に対応付けて記憶する。
ステップS116では、後述する保留先読み予告を実行するためのフラグ(保留先読み予告フラグ)や、ステージ・モード演出を制御するためのフラグ(確率状態明確化フラグ)、大当たり状態に関する演出を制御するためのフラグ(複数当たりフラグ)等、各種フラグをセットする。
例えば、保留先読み予告を実行するか否かの抽選が実行され、この抽選に当選した場合に保留先読み予告フラグがセットされる(保留先読み予告フラグセット処理)。保留先読み予告抽選では、大当たり抽選に当選した場合の当選確率が、はずれた場合の当選確率より高く設定されているため、保留先読み予告が実行されると大当たりに対する期待感が高まる。
また、大当たりに当選した場合には、大当たり状態を発生させ、特別電動役物としての開閉扉26a又は可動部材61aを連続して作動させるための大当たりフラグがセットされる(条件装置が作動する)。これに対して、小当たりに当選しても大当たりフラグはセットされない(条件装置は作動しない)。
ステップS117では、特図ゲーム処理番号を取得する。
ステップS118では、ステップS117で取得した特図ゲーム処理番号に基づき特図ゲーム分岐処理を行う。この特図ゲーム分岐処理の詳細については後述する。
ステップS119において特図変動制御処理を実行し、特図1ゲーム処理を終了する。
図8は、図6の特図2ゲーム処理(ステップS104)の一例について示すフローチャートである。
図8に示すように、ステップS121では、図5のステップS17(入賞口SW監視処理)における監視結果(検出信号の有無)に基づいて、特図2始動口25への入賞(特図2始動入賞)があるか否かを判定する。そして、特図2始動入賞がないと判定した場合はステップS127に移行し、特図2始動入賞があると判定した場合はステップS122に移行する。
ステップS122では、現在の特図2始動記憶数(保留玉)を取得する。
ステップS123では、特図2始動記憶数が4以上であるか否かを判定する。そして、特図2始動記憶数が4以上であると判定した場合、すなわち、特図2始動記憶数の上限数を超えている場合(保留4)はステップS127に移行し、特図2始動記憶数が4以上でない(保留0〜3)と判定した場合はステップS124に移行する。
ステップS124では、特図2始動記憶数を1インクリメントする。
ステップS125では、更新された始動記憶に係る始動権利に基づいて、当たり判定用乱数を取得し、この当たり判定用乱数が大当たり判定値又は小当たり判定値と一致するか否かを判定する(当たり抽選)。また、図柄決定用乱数と変動パターン決定用乱数を取得する。そして、当たりの当否を示す判定結果及び各種乱数値を、当該始動記憶に対応付けて記憶する。
ステップS126では、後述する保留先読み予告を実行するためのフラグ(保留先読み予告フラグ)や、ステージ・モード演出を制御するためのフラグ(確率状態明確化フラグ)、大当たり状態に関する演出を制御するためのフラグ(複数当たりフラグ)等、各種フラグをセットする。
例えば、保留先読み予告を実行するか否かの抽選が実行され、この抽選に当選した場合に保留先読み予告フラグがセットされる(保留先読み予告フラグセット処理)。保留先読み予告抽選では、大当たり抽選に当選した場合の当選確率が、はずれた場合の当選確率より高く設定されているため、保留先読み予告が実行されると大当たりに対する期待感が高まる。
また、大当たり抽選に当選した場合には、大当たり状態を発生させ、特別電動役物としての開閉扉26a又は可動部材61aを連続して作動させるための大当たりフラグがセットされる(条件装置が作動する)。これに対して、小当たり抽選に当選しても大当たりフラグはセットされない(条件装置は作動しない)。
ステップS127では、特図ゲーム処理番号を取得する。
ステップS128では、ステップS127で取得した特図ゲーム処理番号に基づき特図ゲーム分岐処理を行う。この特図ゲーム分岐処理の詳細については後述する。
ステップS129において特図変動制御処理を実行し、特図2ゲーム処理を終了する。
図9は、図7のステップS118及び図8のステップS128の特図ゲーム分岐処理の一例を示すフローチャートである。
この特図ゲーム分岐処理は、始動記憶(始動権利)に基づき特図変動表示ゲームの実行を制御するための処理であり、特図1変動表示ゲームおよび特図2変動表示ゲームの両方に共通の処理である。
ステップS131では、処理番号が0であるか否かを判定する。そして、処理番号が0であると判定した場合は、ステップS132において特図普段処理を行う。この特図普段処理では、特別図柄の変動開始を監視するとともに、特別図柄の変動開始の設定や現在の遊技状態(確率状態)を明確に又は曖昧に報知するステージ・モード演出の設定を行う。また、特図変動開始処理を行うために必要な情報の設定を行う。
ステップS133では、処理番号が1であるか否かを判定する。そして、処理番号が1であると判定した場合は、ステップS134において特図2変動開始処理を行う。この特図2変動開始処理では、特図2変動表示ゲームに係る情報の設定を行う。
例えば、図8のステップS125で取得された図柄決定用乱数に基づいて停止図柄を設定したり、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを設定したりする。さらに、保留先読み予告フラグが設定されているときは、連続変動パターンを設定する。また、特図変動中処理を行うために必要な情報の設定を行う。
ステップS135では、処理番号が2であるか否かを判定する。そして、処理番号が2であると判定した場合は、ステップS136において特図1変動開始処理を行う。この特図1変動開始処理では、特図1変動表示ゲームに係る情報の設定を行う。
例えば、図7のステップS115で取得された図柄決定用乱数に基づいて停止図柄を設定したり、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを設定したりする。さらに、保留先読み予告フラグが設定されているときは、連続変動パターンを設定する。また、特図変動中処理を行うために必要な情報の設定を行う。
ステップS137では、処理番号が3であるか否かを判定する。そして、処理番号が3であると判定した場合は、ステップS138において特図変動中処理を行う。この特図変動中処理では、特図変動表示ゲームにおける時間(変動時間など)を管理するためのタイマの更新を行う。また、特図表示中処理を行うために必要な情報の設定を行う。
ステップS139では、処理番号が4であるか否かを判定する。そして、処理番号が4であると判定した場合は、ステップS140において特図表示中処理を行う。この特図表示中処理では、特図変動表示ゲームにおける時間(停止図柄表示時間など)を管理するためのタイマの更新を行う。
また、特図変動表示ゲームの結果が大当たりの場合にはファンファーレ/インターバル中処理を行うために必要な情報の設定を行い、特別変動表示ゲームの結果がハズレの場合には、特図普段処理を行うために必要な情報の設定を行う。
ステップS141では、処理番号が5であるか否かを判定する。そして、処理番号が5であると判定した場合は、ステップS142において特別遊技状態に関する処理であるファンファーレ/インターバル中処理を行う。このファンファーレ/インターバル中処理では、特別遊技状態中であることを示すファンファーレ等を出力する処理を行う。また、大入賞口開放中処理を行うために必要な情報の設定を行う。
ステップS143では、処理番号が6であるか否かを判定する。そして、処理番号が6であると判定した場合は、ステップS144において特別遊技状態に関する処理である大入賞口開放中処理を行う。この大入賞口開放中処理では、開閉扉26bや可動部材61bを開閉動作させて、第1大入賞26や第2大入賞口61を開放する処理を行う。
また、特別遊技状態が最終ラウンドでなければファンファーレ/インターバル中処理を行うために必要な情報の設定を行い、特別遊技状態が最終ラウンドであれば特別遊技状態の終了画面のコマンドの設定や大入賞口残存球処理を行うために必要な情報の設定を行う。
ステップS145では、処理番号が7であるか否かを判定する。そして、処理番号が7であると判定した場合は、ステップS146において特別遊技状態に関する処理である大入賞口残存球処理を行う。この大入賞口残存球処理では、特別遊技状態の最終ラウンドが終了して大入賞口26、61を閉鎖した後に、大入賞口26、61内に残存するすべての遊技球を流下させるために、一定時間待機する処理を行う。また、大当たり終了処理を行うために必要な情報の設定を行う。
ステップS147では、処理番号が8であるか否かを判定する。そして、処理番号が8であると判定した場合は、ステップS148において特別遊技状態に関する処理である大当たり終了処理を行う。この大当たり終了処理では、特別遊技状態を終了する処理を行う。また、特図普段処理を行うために必要な情報の設定を行う。
以上のようにして特図ゲーム分岐処理を実行した後、図7又は図8のフローチャートに復帰し、特別変動制御処理を実行する。
上述したように、遊技制御装置30は、特図ゲーム処理(図5のステップS19)において、始動入賞に基づいて変動表示ゲームの特図当たり判定用乱数を抽出し、この特図当たり判定用乱数値とROM31cに記憶されている大当たり判定値又は小当たり判定値を比較し、大当たり又は小当たりの当否を判定する(当たり抽選)。
そして、これらの判定結果を、始動入賞に基づいて発生する始動権利の記憶(始動記憶)に対応付けて記憶させる。この始動記憶に係る始動権利に基づいて特図変動表示ゲームを実行可能な場合には、特図1表示器22Aや特図2表示器22Bに識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する特図変動表示ゲームを表示する処理を行う。
また、この特図変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、特図1表示器22Aや特図2表示器22Bに特別結果態様を表示するとともに、特別遊技状態を発生させる処理を行う。
特別遊技状態を発生させる処理においては、遊技制御装置30は、例えば、第1大入賞口SOL26cにより第1大入賞口26の開閉扉26bを開放させ、第1大入賞口26への遊技球の流入を可能とする制御を行う。または、第2大入賞口SOL61cにより第2大入賞口61を開放状態とするように可動部材61bを回動させ、第2大入賞口61への遊技球の流入を可能とする制御を行う。
そして、第1大入賞口26や第2大入賞口61に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入賞するか、第1大入賞口26や第2大入賞口61の開放から所定時間(例えば、25秒または1秒)が経過するかの何れかの条件が達成されるまで第1大入賞口26や第2大入賞口25を開放することを1ラウンドとし、これを所定ラウンド回数(例えば、15Rまたは2R)継続する制御(サイクル遊技)を行う。
一方、特図変動表示ゲームの結果がハズレの場合は、特図1表示器22Aや特図2表示器22Bにハズレの結果態様を表示する制御を行う。
なお、特別遊技状態において、第1大入賞口26又は第2大入賞口61のうち、何れの大入賞口を開放状態とするかどうかの振り分けは、例えば、特図変動表示ゲームの結果態様(当選した大当たりの種類)に基づいて行われる。
また、遊技制御装置30は、普図ゲーム処理(図5のステップS20)において、普図始動ゲート21を遊技球が通過することに基づいて普図当たり判定用乱数を抽出し、この普図当たり判定用乱数値とROM31cに記憶されている普図当たり判定値を比較し、普図当たりの当否を判定する処理を行う。そして、普図表示器23に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する普図変動表示ゲームを表示する処理を行う。
普図変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、普図表示器23に特別の結果態様を表示するとともに、普電SOL25cを動作させ、普通変動入賞装置25の可動部材25b、25bを所定時間開放する制御を行う。一方、普図変動表示ゲームの結果がハズレの場合は、普図表示器23にハズレの結果態様を表示する制御を行う。
上述した特図ゲーム処理及び普図ゲーム処理では、特図変動表示ゲーム又は普図変動表示ゲームに応じて演出装置(例えば、液晶表示装置50等)を制御するための制御信号(演出制御コマンド)が生成され、演出制御装置40に出力される。この演出制御コマンドに、変動パターンや連続変動パターンに関する情報が含まれている。
演出制御装置40では、遊技制御装置30からの演出制御コマンドに基づき、液晶表示装置50で特図変動表示ゲームに対応する飾り特図変動表示ゲームや始動記憶に対応する飾り特図始動記憶を表示する処理が行われる。連続変動パターンが設定されていれば、保留先読み予告に関する処理が行われることとなる。
また、スピーカ145からの音の出力、装飾ランプ・LED161の発光を制御する処理、下桃用モータ441aの回転駆動を制御する処理、第1上桃用ソレノイドの駆動を制御する処理、第2上桃用ソレノイドの駆動を制御する処理、第1上桃用モータ433aの回転駆動を制御する処理、第2上桃用モータ433bの回転駆動を制御する処理等が行われる。
このように、本実施形態に係る遊技機100は、始動入賞により発生する始動権利に基づいて当たり抽選(大当たり抽選、小当たり抽選)を実行する抽選手段(遊技制御装置30)、抽選結果が特定結果(大当たり又は小当たり)となる場合に、大入賞口26、61を所定の態様で開放する特別遊技状態(大当たり状態又は小当たり状態)を発生させることにより遊技者に利益を付与する利益付与手段(遊技制御装置30)を備えている。
また、抽選結果に基づいて変動パターン(変動時間やファンファーレなどの効果音を含む)を設定する変動パターン設定手段(遊技制御装置30)、設定された変動パターンによる変動表示ゲームを実行する変動表示装置(液晶表示装置50等)、変動表示ゲームの実行中(大当たり状態中を含む)に発生した新たな始動権利を所定の上限数まで始動記憶として保留する保留手段(遊技制御装置30)、始動記憶に係る変動パターンによる変動表示ゲームの実行を順次指示する変動表示指示手段(遊技制御装置30)を備えている。
ここで、始動記憶に係る変動パターンとは、始動記憶に対応付けて記憶されている変動パターン決定用乱数に基づいて設定される変動パターンのことである。
さらに、遊技機100が備える変動パターン設定手段(遊技制御装置30)は、始動記憶に係る抽選結果(判定結果)が大当たりの場合に、この始動記憶より以前に保留された始動記憶に係る変動パターンを、相互に関連性のある連続変動パターンに変更する連続変動パターン設定手段を有している。すなわち、保留先読み連続予告演出を実行可能に構成されている。
図10は、本実施形態の遊技機100の遊技状態を説明するための状態遷移図である。
図10において、客待ち状態ST1は、特図変動表示ゲームが実行されず所定時間放置されている状態であり、始動入賞に基づいて始動権利が発生するのを待機している状態である。この客待ち状態ST1において、特図1始動口24や特図2始動口25に遊技球が入賞して始動権利が発生すると、変動状態ST2に移行する。
変動状態ST2は、特図変動表示ゲームを実行している状態である。
変動状態ST2において大当たり抽選に当選すると、特図変動表示ゲームで特別結果態様が導出され、大当たり状態ST3に移行する。
変動状態ST2において大当たり抽選にはずれると、特図変動表示ゲームでハズレに対応する結果態様が導出される。その後、特図始動記憶があれば(保留1〜4)、次回の特図変動表示ゲームが開始される。一方、特図始動記憶がなければ(保留0)、所定時間の経過とともに客待ち状態ST1に移行する。
大当たり状態ST3は、第1大入賞口26又は第2大入賞口61が所定回数(ラウンド)だけ開放され、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特別遊技状態が発生している状態である。大当たり状態ST3が終了したときに、特図始動記憶があれば(保留1〜4)、次回の特図変動表示ゲームが開始される。一方、特図始動記憶がなければ(保留0)、所定時間の経過とともに客待ち状態ST1に移行する。
図11は本実施形態に係る遊技機100における大当たり種類について示す説明図であり、図12は大当たり当選時の内訳について示す説明図である。
図11において、2R通常当たりとは、大当たり発生時に可動部材61bの開閉動作により第2大入賞口61が1秒×2R開放され、大当たり終了後の大当たり確率が相対的に低い第1当選確率(例えば、1/316)に設定される大当たりである。
2R確変当たりとは、大当たり発生時に可動部材61bの開閉動作により第2大入賞口61が1秒×2R開放され、大当たり終了後の大当たり確率が第1当選確率より高い第2当選確率(例えば、第1当選確率の約10倍)に設定される大当たりである。
15R通常当たりとは、大当たり発生時に開閉扉26bの開閉動作により第1大入賞口26が25秒又は10個入賞×15R開放され、大当たり終了後の大当たり確率が第1当選確率に設定される大当たりである。
15R確変当たりとは、大当たり発生時に開閉扉26bの開閉動作により第1大入賞口26が25秒又は10個入賞×15R開放され、大当たり終了後の大当たり確率が第2当選確率に設定される大当たりである。
時短とは、特図変動表示ゲームが所定回数消化されるまで、普図変動表示ゲームにおける普図当たりの当選確率を高くするとともに、普図変動表示ゲームの変動表示時間を短縮することにより、普通電動役物としての可動部材25b、25bの開閉動作を頻発させて特図2始動口25に遊技球が入賞しやすくした状態であり、電サポ(電動役物サポート)とも呼ばれる。
ここで、特図変動表示ゲームが100回消化されるまで継続される時短を時短1、次回大当たりまで継続される時短を時短2と区別して表すこととする。したがって、例えばNO.2の2R通常当たり後の遊技状態は通常状態(時短1)と表され、NO.7の2R確変当たり後の遊技状態は確変状態(時短2)と表される。
遊技機100では、時短なしの状態(例えば、通常状態)における普図変動表示ゲームの変動表示時間は比較的長時間(例えば、30秒)に設定されている。そして、普図変動表示ゲームにおいて普図当たりとなったときの特図2始動口25の開放時間は短時間(例えば、0.3秒)に設定され、1回の普図当たりに対する特図2始動口25の開放回数も少なく設定されている(例えば1R)。
これに対して、時短ありの状態(例えば、通常状態(時短1))における普図変動表示ゲームの変動表示時間は時短なしの場合に比較して短時間(例えば、2〜5秒)に設定されている。そして、普図変動表示ゲームにおいて普図当たりとなったときの特図2始動口25の開放時間は時短なしの場合に比較して長時間(例えば、1秒)に設定され、1回の普図当たりに対する特図2始動口25の開放回数も時短なしの場合に比較して多く設定されている(例えば3R)。
このように、時短ありの状態(いわゆる時短中)は、時短なしの状態よりも特図2始動口25の開放回数が増加され、特図2始動口25に遊技球が入賞しやすくなっているので、特図2始動記憶はほとんど途切れることなく、時短ありの状態が終了するまで特図2変動表示ゲームが主として実行されることとなる。
なお、本実施形態では、15Rよりも小さいラウンドで大入賞口の開放時間を短くした(例えば、0.2秒)、いわゆる短時間開放当たりの一例として2R当たり(2R通常当たり、2R確変当たり)を採用しているが、大入賞口の開放ラウンドが2R以外となる短時間開放当たりを採用してもよい。
図11に示す大当たりの内訳は図12(a)、(b)に示す通りである。図12(a)、(b)に示すように、特図2変動表示ゲームにおける大当たり当選時は、特図1変動表示ゲームにおける大当たり当選時に比較して、No.4の2R確変当たり(時短なし)に振り分けられる割合が低く設定され、その分No.8の15R確変当たり(次回大当たりまで時短付き)に振り分けられる割合が高く設定されている。つまり、特図2変動表示ゲームが実行されやすくなる時短中は、遊技者に付与される利益が最も大きいNo.8の大当たりが発生しやすくなっている。
このように、遊技機100が備える利益付与手段(遊技制御装置30)は、大当たり抽選において第1当たり(15R当たり)に当選した場合に、遊技球が容易に入賞可能な第1態様で大入賞口(第1大入賞口26)を開放することにより遊技者に第1の利益を付与する第1利益付与手段と、大当たり抽選において第2当たり(2R当たり)に当選した場合に、第1態様よりも開放時間が短い第2態様で大入賞口(第2大入賞口61)を開放することにより遊技者に前記第1の利益よりも価値の低い第2の利益を付与する第2利益付与手段と、を有している。
図13は、当たり終了後に移行する遊技状態について示す説明図である。図13における丸囲み数字は、図11の大当たり種類を示す番号に対応している。
なお、図13では、通常状態Dにおいて当たり抽選に当選した場合について示しているが、遊技状態E〜Hにおいて当たり抽選に当選した場合もほぼ同様である。
また、大当たりに当選することを契機とする遊技状態の移行は、遊技制御装置30により制御される。具体的には、特図ゲーム処理(図5のステップS19)内で行われる。
通常状態DにおいてNo.1の2R通常当たり(時短なし)に当選すると、2R当たり状態Bが発生し、第2大入賞口61が1秒×2R開放される。そして、大当たり終了後に通常状態Dに移行する。
No.2の2R通常当たり(時短100回付き)に当選すると、2R当たり状態Bが発生し、第2大入賞口61が1秒×2R開放される。そして、大当たり終了後に通常状態(時短1)Fに移行する。特図変動表示ゲームが100回消化されると通常状態(時短1)Fから通常状態Dに移行する。
No.3の15R通常当たり(時短100回付き)に当選すると、15R当たり状態Cが発生し、第1大入賞口26が25秒又は10個入賞×15R開放される。そして、大当たり終了後に通常状態(時短1)Fに移行する。特図変動表示ゲームが100回消化されると通常状態(時短1)Fからは通常状態Dに移行する。
No.4の2R確変当たり(時短なし)に当選すると、2R当たり状態Bが発生し、第2大入賞口61が1秒×2R開放される。そして、大当たり終了後に確変状態Eに移行する。
No.5の2R確変当たり(時短100回付き)に当選すると、2R当たり状態Bが発生し、第2大入賞口61が1秒×2R開放される。そして、大当たり終了後に確変状態(時短1)Gに移行する。特図変動表示ゲームが100回消化されると確変状態(時短1)Gから確変状態Eに移行する。
No.6の15R確変当たり(時短100回付き)に当選すると、15R当たり状態Cが発生し、第1大入賞口26が25秒又は10個入賞×15R開放される。そして、大当たり終了後に確変状態(時短1)Gに移行する。特図変動表示ゲームが100回消化されると確変状態(時短1)Gから確変状態Eに移行する。
No.7の2R確変当たり(次回大当たりまで時短付き)に当選すると、2R当たり状態Bが発生し、第2大入賞口61が1秒×2R開放される。そして、大当たり終了後に確変状態(時短2)Hに移行する。次回大当たりが発生するまでこの状態Hが継続される。
No.8の15R確変当たり(次回大当たりまで時短付き)に当選すると、15R当たり状態Cが発生し、第1大入賞口26が25秒又は10個入賞×15R開放される。そして、大当たり終了後に確変状態(時短2)Hに移行する。次回大当たりが発生するまでこの状態Hが継続される。
本実施形態の遊技機100は、大当たり判定値による大当たり抽選とは別の小当たり判定値による小当たり抽選(小当たりの当選確率は、例えば、1/220)により当否を判定される小当たりを発生可能に構成されている。大当たり当選時とは異なり、小当たり当選時には遊技状態の移行は一切行われない。
図13に示すように、通常状態Dにおいて小当たりに当選すると、小当たり状態Aが発生し、2R当たり状態Bと同様に第2大入賞口61が1秒×2R開放される。そして、小当たり終了後に通常状態Dに戻る。
なお、通常状態Dとは異なる遊技状態E〜Hのいずれかにおいて小当たり抽選に当選した場合は、小当たり終了後には元の遊技状態に戻ることとなる。つまり、例えば、確変状態Eにおいて小当たり抽選に当選した場合は、小当たり終了後も確変状態Eは継続される。
本実施形態では、大当たり抽選に当選することにより発生する2R当たり状態B、15R当たり状態Aだけでなく、小当たり抽選に当選することにより発生する小当たり状態Aも特別遊技状態に含む。
このように、大当たり又は小当たり終了後は、通常状態D、確変状態E、通常状態(時短1)F、確変状態(時短1)G、確変状態(時短2)Hの何れかに滞在することとなる。通常状態(D、F)と確変状態(E、G、H)の何れに滞在しているかを遊技者に認識させるために、遊技機100はステージ・モード演出を実行可能に構成されている。
例えば、通常状態に対応するモードと確変状態に対応するモードが設けられ、液晶表示装置50における背景表示や演出内容により滞在している遊技状態を遊技者が認識可能となっている。
なお、時短のあり/なしは特図2始動口25の挙動により明白なので、通常状態か確変常態かを報知されれば、遊技者は上述した遊技状態D〜Hを区別できることとなる。
また、このステージ・モード演出において、通常状態(D、F)又は確変状態(E、G、H)の何れに滞在しているかを明確に報知しない、すなわち、1つのモードを複数の遊技状態に対応させることで、何れの遊技状態にも滞在している可能性があるように曖昧に報知することも可能となっている(曖昧モード又はグレーゾーンと称する)。
例えば、図13において点線で示す移行先の状態、すなわち小当たり終了後の通常状態D、2R通常当たり(時短なし)終了後の通常状態D、2R確変当たり(時短なし)終了後の確変状態Eは、当たり発生時の第2大入賞口61の挙動及び当たり終了後の特図2始動口25の挙動から何れの状態となっているか判別できない。
そこで、これらの当たり終了後には、同じステージ・モード演出(グレーゾーン1、図14(b))を実行することにより、何れの遊技状態に滞在しているかを明確に報知しないようにしている。これにより、2R確変当たりであったことが完全に否定されないので、遊技者に確変状態に移行しているかもしれないと期待させることができる。
また例えば、図13において太線で示す移行先の状態、すなわち2R通常当たり(時短100回付き)終了後の通常状態(時短1)F、2R確変当たり(時短100回付き)終了後の確変状態(時短1)Gは、当たり発生時の第2大入賞口61の挙動及び当たり終了後の特図2始動口25の挙動から何れの状態となっているか判別できない。
そこで、これらの当たり終了後には、同じステージ・モード演出(グレーゾーン2、図14(c))を実行することにより、何れの遊技状態に滞在しているかを明確に報知しないようにしている。これにより、2R確変当たりであったことが完全に否定されないので、遊技者に確変状態に移行しているかもしれないと期待させることができる。
なお、特図変動表示ゲームが100回消化された後は、上述したグレーゾーン1に移行し、なおも確変状態であることを完全に否定しないようにしてもよい。
一方、図13において細線で示す移行先の状態、すなわち2R確変当たり(次回大当たりまで時短付き)終了後の確変状態(時短2)H、15R確変当たり(時短100回付き)終了後の確変状態(時短1)G及びこの時短終了後の確変状態E、並びに15R確変当たり(次回大当たりまで時短付き)終了後の確変状態(時短2)Hでは、それらの状態を明確に報知するステージ・モード演出(確変確定モード、図14(d))が実行されるようになっている。また、15R通常当たり(時短100回付き)終了後の通常状態(時短1)F及びこの時短終了後の通常状態Dでは、それらの状態を明確に報知するステージ・モード演出(通常確定モード、図14(a))が実行されるようになっている。
このように、遊技機100は、大当たり抽選の当選確率を相対的に低く設定した第1遊技状態(通常状態)と、この第1遊技状態よりも当選確率を高く設定した第2遊技状態(確変状態)とを、大当たり抽選に当選したことを条件に変更可能な遊技状態設定手段(遊技制御装置30)を備えている。
また、第1遊技状態又は第2遊技状態の何れに滞在しているかを確定モードにより遊技者に報知可能な遊技状態報知手段(遊技制御装置30、演出制御装置40)を備えている。この遊技状態報知手段は、第1遊技状態又は第2遊技状態の何れにも滞在している可能性があることを曖昧モードにより遊技者に報知可能(遊技状態を明確に報知しない)に構成されている。
図15は、保留先読み予告を伴う変動表示ゲームの一例について示す説明図である。
この保留先読み予告は、図7のステップS116又は図8のステップS126において保留先読み予告フラグが設定され、ステップS134の特図2変動開始処理又はステップS136の特図1変動開始処理において連続変動パターンが設定されたときに実行される。
図15では、特図1変動表示ゲームを実行中に始動記憶が2個(抽選結果は何れもハズレ)あり、次の始動入賞により発生した始動権利に基づく大当たり抽選で大当たりに当選するとともに、保留先読み予告フラグがセットされた場合について示している。このとき、保留3に係る変動パターン及びこの保留3より以前に保留された保留1、2に係る変動パターンが、相互に関連性のある連続変動パターンに変更される。
図15(a)に示すように、現在変動表示中の特図1変動表示ゲームが終了すると、ハズレを示す結果態様(例えば、「556」)が表示されるとともに、保留先読み予告に係る連続変動数(ここでは3ゲーム)に対応する盤側連続予告表示装置71が点灯する。3個の発光部71a〜71cが点灯しているので、遊技者は3回の保留先読み予告が実行されることを認識でき、3回目の特図変動表示ゲームで大当たりとなる可能性が高いことを知得できる。
図15(b)に示すように、飾り特図始動記憶表示が1減算され、保留1に係る特図1変動表示ゲームが開始される。このとき、盤側連続予告表示装置71の1つ(発光部71c)が消灯するとともに、消灯した発光部71cから画面内に光が射すような保留先読み予告が表示される。また、保留先読み予告が付加されている変動表示ゲーム(保留1〜3に係る変動表示ゲーム)では、例えば、プレイヤー側のキャラクタと敵のキャラクタが対決し、最終的に勝敗を決するようなストーリー性のある演出表示が展開される。
図15(c)に示すように、保留1に係る特図1変動表示ゲームが終了すると、ハズレを示す結果態様(例えば、「765」)が表示される。
図15(d)に示すように、飾り特図始動記憶表示が1減算され、保留2(表示上は保留1にスライドされるが簡単のため保留1〜3があるとき(図15(a))を基準にして当初の保留として表している)に係る特図1変動表示ゲームが開始される。このとき、盤側連続予告表示装置71の1つ(発光部71b)が消灯するとともに、消灯した発光部71bから画面内に光が射すような保留先読み予告が表示され、ストーリー性のある演出表示が展開される。
図15(e)に示すように、保留2に係る特図1変動表示ゲームが終了すると、ハズレを示す結果態様(例えば、「776」)が表示される。
図15(f)に示すように、飾り特図始動記憶表示が1減算され、保留3に係る特図1変動表示ゲームが開始される。このとき、盤側連続予告表示装置71の1つ(発光部71a)が消灯するとともに、消灯した発光部71aから画面内に光が射すような保留先読み予告が表示され、ストーリー性のある演出表示が展開される。
図15(g)に示すように、保留3に係る特図1変動表示ゲームが終了すると、大当たりを示す結果態様(例えば、「777」)が表示される。このとき、演出表示においては、プレイヤー側のキャラクタが勝利する結果となる。
このように、保留先読み予告フラグが設定された場合には、その時点で保留されている始動権利に係る変動表示ゲーム(例えば、保留3で保留先読み予告に当選した場合は保留1〜3の3回にわたる変動表示ゲーム、変動中の変動表示ゲームを含める場合もある)において相互に関連性のある演出を連続して発生させる保留先読み予告が実行される。
この保留先読み予告では、保留された始動権利に基づく大当たり抽選の結果が当たりであること、すなわち保留された始動権利(保留玉)に係る変動表示ゲームにおいて大当たりとなることが予告されるので、保留内での大当たりに対する期待感を段階的に増幅させることができる。
また、遊技機100は、連続変動パターン設定手段(遊技制御装置30)によって設定された連続変動パターンのゲーム数(何回分の保留ゲームにわたって連続変動パターンとするか)を報知する連続変動数表示装置(盤側連続予告表示装置71)を備えている。
従来の遊技機では、保留先読み予告が行われるゲーム数は別段表示されないため、保留先読み予告の当選後又は保留先読み予告の開始後に始動入賞があった場合でも、そのまま始動記憶数は増加して表示されることとなり、何ゲーム先の変動表示ゲームが大当たりとなる可能性が高いのかわかりにくい。
例えば、変動表示ゲーム中に始動記憶(保留玉)が2個ある場合に、新たに1個の始動入賞があると始動記憶は3個となる。そして、この始動入賞に基づいて連続変動パターンが設定されると、保留1〜3に係る3回の保留先読み予告が行われることとなる。
ここで、さらに1個の始動入賞があると始動記憶は4個となる。そして、この始動記憶が4個の状態で保留3で当選した保留先読み予告が開始されると、遊技者は4回の保留先読み予告を期待する(4回目の変動表示ゲームに期待する)が、実際には保留先読み予告は3回で終了する。
3回目の変動表示ゲーム(保留先読み予告の最終ゲーム)の結果が大当たりであればまだしも、ハズレだった場合(いわゆるガセ予告)は4回目の変動表示ゲームに期待していただけに、遊技意欲を減退させることとなりかねない。
これに対して、遊技機100が備える盤側連続予告表示装置71によれば、保留先読み予告が実行されるゲーム数がわかるので、保留先読み予告に当選した後に始動入賞があっても、遊技者は何ゲーム先の変動表示ゲームが大当たりとなる可能性が高いのか容易に認識することができる。したがって、上記課題を解消でき、遊技者の遊技意欲が減退するのを防止できる。
上述したように、本実施形態に係る遊技機100は、ステージ・モード演出及び保留先読み予告を実行可能に構成されている。
さらに、遊技機100は、ステージ・モード演出により曖昧モードで遊技状態(確率状態)が報知されているときに、2R当たり(2R通常/2R確変)に当選すると、曖昧モードから確定モードに移行して遊技状態を報知するようにしている。具体的には、遊技制御装置30が以下の処理を実行することにより実現される。
図16は、確率状態明確化フラグセット処理の一例について示すフローチャートである。この確率状態明確化フラグセット処理は、特図始動入賞に基づいて実行される処理であり、具体的には、図7のステップS116又は図8のステップS126の各種フラグセット処理において行われる。なお、各種フラグセット処理では、確率状態明確化フラグセット処理の前に保留先読み予告フラグセット処理が実行されているものとする。
ステップS201では、ステージ・モード演出により曖昧モード(図14(b)、(c)参照)で遊技状態が報知されているか否かを判定する。そして、曖昧モードで遊技状態が報知されていると判定した場合はステップS202に移行し、曖昧モードで遊技状態が報知されていない(確定モードで報知されている)と判定した場合は確率状態明確化フラグセット処理を終了する。
ステップS202では、当該始動入賞に基づいて保留先読み予告フラグが設定されているか否かを判定する。そして、保留先読み予告フラグが設定されていると判定した場合はステップS203に移行し、保留先読み予告フラグが設定されていないと判定した場合は確率状態明確化フラグセット処理を終了する。
ステップS203では、当該始動入賞に基づいて大当たり抽選に当選したか否かを判定する。ここでは、大当たりの種類に関係なく、大当たりの当否だけで判定する。そして、大当たり抽選に当選していると判定した場合はステップS204に移行し、大当たり抽選に当選していないと判定した場合は確率状態明確化フラグセット処理を終了する。
ステップS204では、ステージ・モード演出を曖昧モードから確定モードに移行させるための確率状態明確化フラグをセットする。
すなわち、ステージ・モード演出により曖昧モードで遊技状態が報知されているときに、保留先読み予告を伴って大当たりに当選すると確率状態明確化フラグがセットされる。
図17は、曖昧報知解消処理の一例について示すフローチャートである。この曖昧報知解消処理は、特別遊技状態の終了時に実行される処理であり、具体的には、図9のステップS148の大当たり終了処理において行われる。
ステップS211では、当該大当たりが2R当たり(2R通常当たり/2R確変当たり)であるかを判定する。そして、2R当たりであると判定した場合はステップS212に移行し、2R当たりでない(15R当たり)と判定した場合は曖昧報知解消処理を終了する。
なお、15R当たりの場合は、この曖昧報知解消処理によらなくても、大当たり状態の終了後には確定モードで遊技状態が報知される(図13参照)。
ステップS212では、図16の確率状態明確化フラグセット処理により確率状態明確化フラグがセットされているか判定する。そして、確率状態明確化フラグがセットされていると判定した場合はステップS213に移行し、確率状態明確化フラグがセットされていないと判定した場合は曖昧報知解消処理を終了する。
ステップS213では、ステージ・モード演出により確定モードで遊技状態を報知するための確率状態明確化処理を行う。すなわち、曖昧モード中に2R当たり(図11のNo.7の2R確変当たりを除く)となった場合には、図13に示すように大当たり終了後に曖昧モードが継続されるようにステージ・モード演出がなされるが、この確率状態明確化処理により強制的にステージ・モード演出を確定モードとしている。
図18は、保留先読み予告を伴い2R当たりが発生するときの変動表示ゲームの一例について示す説明図である。図18には、4番目の始動記憶(保留4)に係る大当たり抽選に当選するとともに、保留先読み予告フラグがセットされた場合について示している。
図19は、図18に対応するタイミングチャートである。図19中の(a)〜(e)は図18(a)〜(e)のそれぞれに対応している。
図18、図19に示すように、状態(a)では、ステージ・モード演出により曖昧モード(グレーゾーン1)で遊技状態が報知されている。また、3回目の保留先読み予告を伴って、保留3に係る特図変動表示ゲームが実行されている。この特図変動表示ゲームが終了すると、ハズレを示す結果態様が導出される。
状態(b)では、ステージ・モード演出により曖昧モードで遊技状態が報知されている。また、4回目の保留先読み予告を伴って、保留4に係る特図変動表示ゲームが実行されている。この特図変動表示ゲームが終了すると、状態(c)に示すように、2R当たりを示す結果態様(例えば、「357」)が導出される。
状態(c)では、2R当たり状態が発生し、第2大入賞口SOL(アタッカーSOL)61cが作動して第2大入賞口61が1秒×2R開放されるとともに、特別遊技状態が発生していることを示すファンファーレが出力される。
曖昧モード中に保留先読み予告を伴って2R当たりが発生したので、その後の遊技状態が確定モードで明確に報知される。すなわち、2R通常当たりであったときには通常状態であることを示す確定モードとなり(図18(d))、2R確変当たりであったときには確変状態であることを示す確定モードとなる(図18(e))。
このように、遊技機100が備える遊技状態報知手段(遊技制御装置30、演出制御装置40)は、曖昧モードにおいて、連続変動パターンによる変動表示ゲームが実行され、その結果、第2利益付与手段による第2の利益が遊技者に付与された場合(2R当たり又は小当たり時)に、確定モードにより第1遊技状態(通常状態)又は第2遊技状態(確変状態)の何れに滞在しているかを遊技者に報知する。
なお、小当たりは保留先読み予告の対象ではないが、小当たりに当選したときに偶然に保留先読み予告の実行が設定されることもあるので、この場合に確定モードにより遊技状態を報知するようにしてもよい。
ステージ・モード演出により遊技状態(確率状態)が明確に報知されていない(曖昧モードとなっている)場合に、保留先読み予告を伴う2R当たりを契機として現在の遊技状態を明確に報知するので、2R当たりがほとんど賞球のない不愉快な当たりであるという認識を覆すことができるとともに、複数の変動表示ゲームにわたって実行される派手な保留先読み予告に対する不快感を抑制できる。また、確定モードにより遊技状態が明確に報知されるので、遊技者は継続して遊技を行うか、中止するかを決定しやすくなる。
したがって、2R当たり発生時や保留先読み予告時に遊技者の遊技意欲が減退するのを効果的に防止できる。
ところで、2R当たり発生時に行われる特別遊技状態中の演出は、賞球がほとんどないにも関わらず、ファンファーレが出力される等比較的派手なものとなっており、短時間で終了しない場合もある。
一方で、複数の始動権利が保留されている場合、この保留内で複数の大当たりが発生する可能性がある。そして、後から発生した始動権利に基づく大当たり抽選に当選するとともに、保留先読み予告フラグが設定された場合、先に当選した大当たりによる特別遊技状態を跨いで保留先読み予告が行われることとなる。
図20は、保留内で複数の大当たりが発生する場合の始動記憶の状態について示す説明図である。
図20には、保留1に係る抽選結果が2R当たり、保留2に係る抽選結果がハズレ、保留3に係る抽選結果が2R当たりで、かつ、保留先読み予告フラグが設定された場合について示している。
この場合、保留3で設定された保留先読み予告は、保留1〜3に係る変動表示ゲームで行われる。しかし、保留1に係る変動表示ゲームで2R当たりとなるので、一端2R当たり状態(第2大入賞口61の2R開放、ファンファーレの出力等)が発生する。そして、この2R当たり状態が終了した後、継続して保留先読み予告が行われ、保留3に係る変動表示ゲームにおいて再度2R当たりとなる。
このように、すぐ後の保留3に係る変動表示ゲームにおいて当たりが発生するのに、保留1に係る変動表示ゲームで発生する2R当たりの演出を行うことは必ずしも好ましくない。例えば、図20に示すように2つの大当たりとも2R当たりであると、賞球をほとんど期待できないのに大当たりの演出だけが行われることとなり、遊技者を極めて落胆させてしまう。
そこで、本実施形態の遊技機100では、一連の保留先読み予告において複数の大当たりが発生する場合であって、先に発生する大当たりが2R当たりの場合には、この2R当たりに係る演出(ファンファーレの出力等)を省略するようにしている。具体的には、遊技制御装置30が以下の処理を実行することにより実現される。
図21は、複数当たりフラグセット処理の一例について示すフローチャートである。この複数当たりフラグセット処理は、特図始動入賞に基づいて実行される処理であり、具体的には、図7のステップS116又は図8のステップS126の各種フラグセット処理において行われる。なお、各種フラグセット処理では、この複数当たりフラグセット処理の前に保留先読み予告フラグセット処理が実行される。
ステップS301では、当該始動入賞に基づいて保留先読み予告フラグが設定されているか否かを判定する。そして、保留先読み予告フラグが設定されていると判定した場合はステップS302に移行し、保留先読み予告フラグが設定されていないと判定した場合は複数当たりフラグセット処理を終了する。つまり、保留先読み予告を伴わずに大当たりとなる場合には、先の始動記憶に係る抽選結果が2R当たりであってもその演出は省略されない。
ステップS302では、当該始動記憶を含めて始動記憶に係る抽選結果に複数当たりがあるか否かを判定する。そして、始動記憶に係る抽選結果に複数当たりがあると判定した場合はステップS303に移行し、複数当たりがないと判定した場合は複数当たりフラグセット処理を終了する。
ステップS303では、先に発生する2R当たり状態に係る演出を省略するための複数当たりフラグをセットする。すなわち、保留先読み予告を伴って大当たりに当選するときに、それ以前の始動記憶に係る抽選結果に2R当たりが含まれている場合に複数当たりフラグがセットされる。
図22は、ファンファーレ非報知処理の一例について示すフローチャートである。このファンファーレ非報知処理は、変動表示ゲームの開始時に実行される処理であり、具体的には、図9のステップS134、S136の特図2/特図1変動開始処理において行われる。
ステップS311では、当該変動表示ゲームに係る抽選結果が2R当たりか否かを判定する。そして、2R当たりであると判定した場合はステップS312に移行し、2R当たりでない(15R当たり)と判定した場合はファンファーレ非報知処理を終了する。
ステップS312では、複数当たりフラグがセットされているか否かを判定する。そして、複数当たりフラグがセットされていると判定した場合はステップS313に移行し、複数当たりフラグがセットされていないと判定した場合はファンファーレ非報知処理を終了する。
ステップS313では、ファンファーレ非報知フラグをセットする。このファンファーレ非報知フラグがセットされると、当該変動表示ゲームにおいて2R当たりとなり2R当たり状態が発生してもファンファーレは出力されない。ここでは、ファンファーレの出力だけを省略することとしているが、2R当たり状態に係るその他の演出(例えば、発光演出や液晶表示装置における演出など)を省略するようにしてもよい。
図23は、保留先読み予告を伴い大当たり(2R当たり)が発生するときに、それ以前の始動記憶により2R当たりが発生する場合の変動表示ゲームの一例について示す説明図である。図23には、1番目の始動記憶(保留1)に係る大当たり抽選において2R当たりに当選しており、さらに3番目の始動記憶(保留3)に係る大当たり抽選に当選し、かつ、保留先読み予告フラグがセットされた場合について示している。
図24は、図23に対応するタイミングチャートである。図24中の(a)〜(g)は図23(a)〜(g)のそれぞれに対応している。
図23、図24に示すように、状態(a)では、ステージ・モード演出により曖昧モード(グレーゾーン1)で遊技状態が報知されている。また、1回目の保留先読み予告を伴って、保留1に係る特図変動表示ゲームが実行されている。この特図変動表示ゲームが終了すると、図23(b)に示すように2R当たりを示す結果態様(例えば、「357」)が導出される。
状態(b)では、2R当たり状態が発生しているが、ファンファーレ等の2R当たり状態に係る演出は実行されない。なお、図24に示すように、第2大入賞口SOL(アタッカーSOL)61が作動して第2大入賞口61が1秒×2R開放する制御は、液晶表示装置50における飾り特図変動表示ゲーム中に行う(飾り特図変動表示ゲームの終了タイミングと、特図表示器における特図変動表示ゲームの終了タイミングをずらす)ようにしてもよい。
状態(c)では、2回目の保留先読み予告を伴って、保留2に係る特図変動表示ゲームが実行されている。このとき、ステージ・モード演出により曖昧モード(グレーゾーン1)で遊技状態を報知してもよいし、確定モードで遊技状態を報知してもよい。ただし、すぐ後に発生する大当たりが2R当たりとなる場合を考慮し、その後に確定モードで遊技状態が報知されるように、状態(c)、(e)では、曖昧モードとするのが望ましい。
この特図変動表示ゲームが終了すると、図23(d)に示すようにハズレを示す結果態様(例えば、「685」)が導出される。
状態(e)では、3回目の保留先読み予告を伴って、保留3に係る特図変動表示ゲームが実行されている。この特図変動表示ゲームが終了すると、図23(f)に示すように2R当たりを示す結果態様(例えば、「357」)が導出される。
状態(f)では、2R当たり状態が発生し、第2大入賞口SOL(アタッカーSOL)61が作動して第2大入賞口61が1秒×2R開放されるとともに、特別遊技状態が発生していることを示すファンファーレが出力される。
状態(g)では、その後の遊技状態が確定モードで明確に報知される。
このように、遊技機100が備える変動パターン設定手段(遊技制御装置30)は、連続変動パターン設定手段により複数の始動記憶に係る変動パターンが連続変動パターンに設定され、前記複数の始動記憶にこの連続変動パターンを設定する契機となった大当たり以外に第2当たり(2R当たり)となる抽選結果が含まれる場合には、この第2当たりにより発生する特別遊技状態に係る変動パターン(例えば、ファンファーレの出力)を省略する。
これにより、遊技者は賞球のない2R当たりにより実行される煩わしい演出を視聴しなくてもすむので、不快感を残すことなくその後の変動表示ゲームに期待することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
上記実施形態では、2R当たり(図11のNo.7の大当たりを除く)の後にはステージ・モード演出により必ず曖昧モードで遊技状態が報知されるようにしているが、2R当たりの後に曖昧モードと確定モードの振り分けが行われることも考えられる。このような場合、確変状態の確定モード中に、保留先読み予告を伴って2R当たりとなったときに、必ず曖昧モードで遊技状態を報知するのが望ましい。また、2R当たり時だけでなく、小当たり時に曖昧モードで遊技状態を報知するようにしてもよい。
図25は、確変状態の確定モードにおいて、保留先読み予告を伴い2R当たりが発生するときの変動表示ゲームの一例について示す説明図である。図25には、4番目の始動記憶(保留4)に係る大当たり抽選に当選するとともに、保留先読み予告フラグがセットされた場合について示している。
図25に示すように、状態(a)では、ステージ・モード演出により確定モード(高確率ゾーン)で遊技状態が報知されている。また、3回目の保留先読み予告を伴って、保留3に係る特図変動表示ゲームが実行されている。この特図変動表示ゲームが終了すると、ハズレを示す結果態様が導出される。
状態(b)では、ステージ・モード演出により確定モードで遊技状態が報知されている。また、4回目の保留先読み予告を伴って、保留4に係る特図変動表示ゲームが実行されている。この特図変動表示ゲームが終了すると、状態(c)に示すように、2R当たりを示す結果態様(例えば、「357」)が導出される。
状態(c)では、2R当たり状態が発生し、第2大入賞口SOL(アタッカーSOL)61cが作動して第2大入賞口61が1秒×2R開放されるとともに、特別遊技状態が発生していることを示すファンファーレが出力される。
確変状態の確定モード中に保留先読み予告を伴って2R当たりが発生したので、図25(d)に示すように、その後の遊技状態が曖昧モードで報知される。
このように、遊技機100が備える遊技状態報知手段(遊技制御装置30、演出制御装置40)は、確変状態の確定モードにおいて、連続変動パターンによる変動表示ゲームが実行され、その結果、第2利益付与手段による第2の利益が遊技者に付与された場合(2R当たり時)に、曖昧モードにより第1遊技状態(通常状態)又は第2遊技状態(確変状態)の何れにも滞在している可能性があることを遊技者に報知する。
これにより、確変状態(確定モード)中に2R当たりに当選した場合は曖昧モードとされ、通常状態に転落したことをすぐに報知しないので、遊技者に確変状態であるかもしれないという期待感を持たせることができる。
確変状態(確定モード)中に2R通常当たりに当選し、すぐに通常状態に転落すると、遊技者は不満に感じるが、上述した制御を行うことで、これを解消できる。
また例えば、上記実施形態では、盤側連続予告表示装置71により保留先読み予告に係る連続変動数を表示する場合について説明したが、枠側連続予告表示装置72により保留先読み予告に係る連続変動数を表示することもできる。例えば、枠側連続予告表示装置72において、保留先読み予告が進行するごとに発光色を変更したり、点灯/点滅態様を変化させたりすることで、段階的に期待感が高まる演出を実現できる。
また、上記実施形態の遊技機100は、保留先読み予告を実行可能に構成されているが、1回の変動表示ゲームにおいて、特定の図柄の並びで一時的に停止した後、再び図柄変動と停止を行う予告演出(いわゆる擬似連続予告)を実行可能としてもよい。
この場合、盤側連続予告表示装置71において、疑似連続ゲーム数を表示させるようにしてもよい。例えば、保留先読み予告では、連続変動数分だけ発光部71a〜71dが点灯され、保留先読み予告の進行に伴い上から順に消灯させるようにしているので、擬似連続予告では、擬似連続予告の進行に伴い下から順に点灯させるようにすればよい。
図26は、盤側連続予告表示装置71における擬似連続予告を伴う変動表示ゲームの一例について示す説明図である。図26では、2回の擬似連続予告を伴って大当たりとなる場合について示している。
図26(a)では、変動表示中の特図変動表示ゲームが一端停止され、ハズレを示す結果態様(例えば、「556」)が表示されている。また、擬似連続予告が実行されるので、擬似連続予告1回目に対応する盤側連続予告表示装置71(発光部71a)が点灯されている。これにより、遊技者は擬似連続予告が実行されることを知得できる。なお、擬似連続予告が行われない場合には、盤側連続予告表示装置71は点灯されない。
図26(b)では、特図1変動表示ゲームが再始動され、擬似連1回め(最初から数えて2変動目)の特図変動表示ゲームが行われている。
図26(c)では、再度ハズレを示す結果態様(例えば、「765」)が表示されている。また、擬似連続予告2回目に対応する発光部71bが点灯されている。
図26(d)では、特図1変動表示ゲームが再始動され、擬似連2回目(最初から数えて3変動目)の特図変動表示ゲームが行われている。
図26(e)では、大当たりを示す結果態様(例えば、「777」)が表示されている。
盤側連続予告表示装置71は、4つの発光部71a〜71dを有しているので、擬似連4回目まで表示することができる。そして、この擬似連が4回又はそれ以上継続した場合、つまり最初から数えて5変動目以降の変動表示ゲームでは、必ず大当たりを示す結果態様が導出されるようにしてもよい。
このように、遊技機100が備える変動パターン設定手段(遊技制御装置30)は、第1又は第2変動パターンの1つを所定数に分割し、擬似的に複数の変動表示ゲームを生じさせる変動パターンとする擬似連続変動パターン設定手段を有し、連続変動数表示装置(盤側連続予告表示装置71、枠側連続予告装置72)は、擬似連続変動パターン設定手段によって設定された擬似連続変動パターンのゲーム数(擬似連数)を報知する。
保留先読み予告と擬似連続予告に係る演出表示を同一の連続変動表示装置で行うことにより、限られた演出部材を有効に利用して多彩な演出を実現できる。
また、保留先読み予告に係る点灯色と、擬似連続予告に係る点灯色を異ならせた上で、点灯/消灯態様を上述した保留先読み予告と同様にすれば、液晶表示装置50で行われている予告演出が何れなのかを遊技者に容易に認識させることができる。そして、遊技者に擬似連が何回続くかを認識させることで、大当たりに対する期待感を段階的に高めることができる。遊技者にとっては、期待度の高い変動表示ゲームまでに心の準備をすることができるので、遊技に対する興趣が向上する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 遊技機
24 特図1始動口
25 特図2始動口
26 第1大入賞口(大入賞口)
61 第2第入賞口(大入賞口)
30 遊技制御装置(抽選手段、利益付与手段、変動パターン設定手段、保留手段、変動表示指示手段、遊技状態設定手段、遊技状態報知手段)
40 演出制御装置(変動パターン設定手段、遊技状態報知手段)
50 液晶表示装置(変動表示装置)

Claims (1)

  1. 始動入賞により発生する始動権利に基づいて当たり抽選を実行する抽選手段と、
    前記抽選手段の抽選結果が特定結果となる場合に、大入賞口を所定の態様で開放する特別遊技状態を発生させることにより遊技者に利益を付与する利益付与手段と、
    前記始動権利に基づく変動表示ゲームを実行する変動表示装置と、
    前記当たり抽選の当選確率を相対的に低く設定した第1遊技状態と、この第1遊技状態よりも当選確率を高く設定した第2遊技状態とを、前記当たり抽選に当選したことを条件に変更可能な遊技状態設定手段と、
    前記第1遊技状態又は第2遊技状態の何れに滞在しているかを認識可能とする確定モードと、前記第1遊技状態又は第2遊技状態の何れにも滞在している可能性があることを認識可能とする曖昧モードと、により遊技状態を遊技者に報知可能な遊技状態報知手段と、を備えた遊技機であって、
    前記利益付与手段は、
    前記当たり抽選において第1当たりに当選した場合に、遊技球が容易に入賞可能な第1態様で前記大入賞口を開放することにより遊技者に第1の利益を付与する第1利益付与手段と、
    前記当たり抽選において第2当たりに当選した場合に、前記第1態様よりも前記大入賞口の開放時間が短い第2態様で前記大入賞口を開放することにより遊技者に前記第1の利益よりも価値の低い第2の利益を付与する第2利益付与手段と、を有し、
    前記遊技状態設定手段は、
    前記第2利益付与手段により前記第2の利益が付与された後、遊技状態を前記第2遊技状態に設定可能であり、
    前記遊技状態報知手段は、
    前記第1遊技状態において、前記第2利益付与手段により前記第2の利益が付与された後、遊技状態が前記第2遊技状態に変更されたか否かに拘らず前記曖昧モードにより遊技者に報知可能に構成され、
    前記曖昧モード中に、再び前記第2利益付与手段により前記第2の利益が付与された後、遊技状態が、前記第2遊技状態に設定される、或いは、前記第2遊技状態のまま継続される場合には、前記確定モードにより前記第2遊技状態に滞在していることを遊技者に報知することを特徴とする遊技機。
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