JP5050805B2 - 信号品質測定装置、方法、及び、情報記録再生装置 - Google Patents

信号品質測定装置、方法、及び、情報記録再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5050805B2
JP5050805B2 JP2007302921A JP2007302921A JP5050805B2 JP 5050805 B2 JP5050805 B2 JP 5050805B2 JP 2007302921 A JP2007302921 A JP 2007302921A JP 2007302921 A JP2007302921 A JP 2007302921A JP 5050805 B2 JP5050805 B2 JP 5050805B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal quality
signal
combination
equalization
mark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007302921A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009129494A (ja
Inventor
勝 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2007302921A priority Critical patent/JP5050805B2/ja
Publication of JP2009129494A publication Critical patent/JP2009129494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5050805B2 publication Critical patent/JP5050805B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

本発明は、信号品質測定装置、方法、及び、情報記録再生装置に関し、更に詳しくは、情報記録媒体から読み出した信号の信号品質評価指標を求める信号品質測定装置、方法、及び、情報記録再生装置に関する。
近年、情報記録媒体は高密度化が進み、再生信号処理における改善方法として、隣接データの符号間干渉を考慮したPRML(Partial Response Most Likelihood)方式が用いられるようになった。このPRMLを用いて性能を改善していく手段として、SAM(Sequenced Amplitude Margin)がある。SAMは、理想パスと誤りパスとの2本のパス間のパスメトリックの差(理想信号に対する入力信号の誤差)として定義される値である。SAMについては、例えば特許文献1や特許文献2をはじめ、各種特許文献に詳しく説明されている。
情報記録再生装置では、上記SAMを統計処理することで性能の改善を行っている。具体的には、SAMを用いて、再生系では等化器のタップ係数を最適化し、記録系では記録ストラテジの調整を行っている。SAMは、次式で求まる。
Figure 0005050805
ここで、Aは理想波形、Bは誤り波形、Dは等化波形を示している。この関係を、図15に図示する。ここでの2本のパスとは、理想波形と誤り波形のことであり、分岐から合流に至るパス間の等化波形値からSAMを求めることができる。
上記式1は、展開して簡略化すると、下記式2になる。
Figure 0005050805
これを、図15の2本のパス間の4点のサンプルで表現すると、下記式3になる。
SAM=1Z+2Z+2Z+1Z (3)
式3にて、Zは等化信号であり、4点の等化信号値にPR等化クラスであるPR1221の1,2,2,1という係数を乗じて足し合わせた値がSAMになる。また、Zを等化信号から理想信号を減算した等化誤差信号(E)としても、値は異なるが同じ比率関係を持った結果を得ることができる。
SAMの演算は、比較的簡易な構成で実現できる。例えば、PR等化クラスがPR(abba)とすると、SAM延在回路は、a,b,b,aという係数のFIRフィルタで構成できる。
特開2003−249039号公報 特開2006−269045号公報
情報記録再生装置では、実際のPRML処理と連動してSAMを求めることは、比較的容易である。しかしながら、PRML処理とは別の後段でSAMを求めることは容易ではない。何故なら、理想波形は分かっても、誤り波形は理想波形のどちら側にずれたものか分からないからである。これを、図16を用いて説明する。等化波形のデータ系列をDとし、理想波形のデータ系列をAとする。理想波形Aに対して、誤り波形は、紙面向かって右側にずれたデータ系列Bと左側にずれたデータ系列Cとの2つが考えられるが、理想波形Aからのみでは、何れを用いればよいかがわからない。つまり、Z、Z、Z、Zの4サンプルを用いるのか、Z、Z、Z、Zの4サンプルを用いるのか分からないので、正しいSAMを求めることができない。
SAMを用いて性能改善する方法は各種提案されている。しかし、SAMの演算には、PRML処理との連動が必要であり、後段での別の信号処理では、正しくSAMを求めることができない場合がある。また、SAMを性能指標とする場合は、常にSAMを性能指標として用い、マークからスペースへの遷移、又は、スペースからマークへの遷移に際して、その組合せに応じて性能指標を切り替えることはなかった。マークとスペースのペア、又は、スペースとマークのペアの観点からは、SAMが常に最適な性能指標となるわけではなく、他の適切な性能指標を用いた方が良い場合がある。
本発明は、マークからスペースへの遷移、及び、スペースからマークへの遷移に際して、マーク長又はスペース長の組合せに応じた性能指標を選択できる信号品質測定装置、情報記録再生装置、及び、信号品質測定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の信号品質測定装置は、情報記録媒体から読み出した情報信号を、所定のPR等化クラスによるPRML方式を用いて等化・復調し、マークとスペースとに対応する2値化信号を生成する2値化信号生成手段を備える情報記録再生装置における信号品質を測定する信号品質測定装置であって、相互に異なる、第1、第2、及び第3の信号品質評価指標で前記情報信号の、第1、第2、第3の信号品質評価指標値をそれぞれ算出する、第1、第2、及び第3の信号品質算出手段と、前記2値化信号に基づいて、マークからスペースへの遷移及びスペースからマークへの遷移に際して、遷移前後での記録長の組合せを判別する判別手段と、前記遷移前後での記録長の組合せをmT、nT(m、nはdを最小ランレングスとしてd+1以上の整数、Tはチャネルクロック)として、前記組合せが、mがd+1でかつnがd+1である第1の組合せのときは前記第1の信号品質算出手段を選択し、m、nの一方がd+1でかつ他方がd+1よりも大きい第2の組合せのときは前記第2の信号品質算出手段を選択し、m、nが共にd+1よりも大きい第3の組合せのときは前記第3の信号品質算出手段を選択する選択手段とを備えることを特徴とする。
本発明の情報記録再生装置は、情報記録媒体から読み出した情報信号を、所定のPR等化クラスによるPRML方式を用いて等化・復調し、マークとスペースとに対応する2値化信号を生成する2値化信号生成手段と、相互に異なる、第1、第2、及び第3の信号品質評価指標で前記情報信号の、第1、第2、第3の信号品質評価指標値をそれぞれ算出する、第1、第2、及び第3の信号品質算出手段と、前記2値化信号生成手段が生成する2値化信号に基づいて、マークからスペースへの遷移及びスペースからマークへの遷移に際して、遷移前後での記録長の組合せを判別する判別手段と、前記遷移前後での記録長の組合せをmT、nT(m、nはdを最小ランレングスとしてd+1以上の整数、Tはチャネルクロック)として、前記組合せが、mがd+1でかつnがd+1である第1の組合せのときは前記第1の信号品質算出手段を選択し、m、nの一方がd+1でかつ他方がd+1よりも大きい第2の組合せのときは前記第2の信号品質算出手段を選択し、m、nが共にd+1よりも大きい第3の組合せのときは前記第3の信号品質算出手段を選択する選択手段と、前記選択手段が出力する信号品質評価指標値を、前記記録長の組合せに応じて区分し、区分ごとに前記第1、第2、又は第3の信号品質評価指標の平均、分散、及び、標準偏差の少なくとも1つを求める統計処理器と、前記統計処理器より、前記第1、第2、及び第3の信号品質評価指標それぞれの平均、分散、及び、標準偏差の少なくとも1つを取得し、記録すべきデータのマーク及びスペースの組合せに応じた記録ストラテジを調整する記録ストラテジ調整器とを有することを特徴とする。
本発明の信号品質測定方法は、情報記録媒体から読み出した情報信号を、所定のPR等化クラスによるPRML方式を用いて等化・復調し、マークとスペースとに対応する2値化信号を生成するステップと、相互に異なる、第1、第2、及び第3の信号品質評価指標で前記情報信号の、第1、第2、第3の信号品質評価指標値を算出するステップと、前記2値化信号に基づいて、マークからスペースへの遷移及びスペースからマークへの遷移に際して、遷移前後での記録長の組合せを判別するステップと、前記遷移前後での記録長の組合せをmT、nT(m、nはdを最小ランレングスとしてd+1以上の整数、Tはチャネルクロック)として、前記組合せが、mがd+1でかつnがd+1である第1の組合せのときは前記第1の信号品質評価指標を選択し、m、nの一方がd+1でかつ他方がd+1よりも大きい第2の組合せのときは前記第2の信号品質評価指標を選択し、m、nが共にd+1よりも大きい第3の組合せのときは前記第3の信号品質評価指標を選択するステップとを有することを特徴とする。
本発明の信号品質測定装置、方法、及び、情報記録再生装置では、マークからスペースへの遷移、及び、スペースからマークへの遷移に際して、マーク長又はスペース長の組合せに応じた性能指標を選択できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態の信号品質測定装置を含む情報記録再生装置を示している。情報記録再生装置は、ヘッド装置(PUH)102、A/D変換器103、等化器104、ビタビ復号器105、遅延器106、理想信号生成器107、mTnT遷移検出器108、等化誤差算出器109、SAM演算器110、PSAM演算器111、MSAM演算器112、選択器113、統計処理器114、記録データ生成器115、及び、記録ストラテジ調整器116を有する。
情報記録媒体であるディスク101に記録された信号は、ヘッド装置102によって読み出される。読み出されたアナログ再生信号は、A/D変換器103でデジタル再生信号に変換される。デジタル再生信号は、等化器104で、使用するPR等化クラスに応じた波形へと等化され、ビタビ復号器105、遅延器106へと送られる。ビタビ復号器105は、デジタル再生信号を、ビタビアルゴリズムに従って2値化信号に復号する。復号された2値化信号は、理想信号生成器107及びmTnT遷移検出器108へと送られる。
理想信号生成器107は、ビタビ復号器105での復号結果を基に、PR等化の応答特性に応じた理想信号を生成する。等化誤差算出器109は、理想信号と、等化器104の出力を遅延器106にて理想信号の生成に要する時間分だけ遅延した信号(等化信号)とから、等化信号と理想信号との差分である等化誤差信号を算出する。等化誤差信号は、3種の信号品質算出手段(SAM演算器110、PSAM演算器111、及び、MSAM演算器112)へ送られる。SAM演算器110、PSAM演算器111、及び、MSAM演算器112は、それぞれSAM、PSAM、MSAMを演算する。これらの詳細については後述する。
mTnT遷移検出器108は、SpaceからMarkへの遷移、又は、MarkからSpaceへの遷移における、遷移前後での記録長の組合せを検出する。つまり、遷移前のマーク又はスペースの記録長(mT:Tはチャネルクロック)と、遷移後のスペース又はマークの記録長(nT)の組合せを検出する。選択器113は、mTnT遷移検出器108での検出結果を受けて、3つの信号品質評価指標(SAM、PSAM、MSAM)の各演算結果から何れかを選択する。統計処理器114は、mTnT遷移検出器108での検出結果に従って、選択器113の出力を所定の記録長の組合せごとに区分し、区分ごとに、平均や分散、標準偏差などを算出する。
統計処理器114の処理結果は、記録系へフィードバックされる。記録ストラテジ調整器116は、記録データ生成器115が生成した記録データに対し、SpaceとMarkのペア、MarkとSpaceのペアのmTnTの遷移の組み合わせに応じてストラテジ調整を行う。これにより、記録信号の品質改善を行う。
PRML処理とは別の後段にて処理を行う場合、図16にて、SAMを演算する際に選択するZ、又は、Eは規定できないことを示した。ここで、再度確認する。図16では、理想波形より1時刻早い方と遅い方とに誤り波形が存在している。SAMは、理想波形(A)と誤り波形1(B)との間と、理想波形(A)と誤り波形2(C)との間でそれぞれ求めることができる。式で示すと、下記式4と式5となる。
SAM1=1Z+2Z+2Z+1Z (4)
SAM2=1Z+2Z+2Z+1Z (5)
つまり、SAM2は、SAM1より1時刻分ずれた結果になる。式4、式5にて、同じ項同士を足し合わせると、下記式6になる。
PSAM=1Z+3Z+4Z+3Z+1Z (6)
式6が表す値は、中央レベルに位置するZを中心に、前後2点を含んだ計5点の等化波形値に各係数を乗じて足し合わせた値である。このようにすることで、本当の誤り波形が誤り波形1(B)であろうと誤り波形2(C)であろうと、双方のZを含んだ演算値を求めることができる。この値も、理想的には等化波形=理想波形となることから、どのような値になるかは定義できるので、SAM同様に信号品質評価指標となる。なお、PSAMも、SAM同様、等化波形値(Z)を等化誤差値(E)で表してもよい。
具体的使用例として、図2を示す。これは最小ランレングスがd=1の例で、PRML処理した結果、Space4TからMark4Tへ遷移するSpace4T、Mark4Tの組み合わせとなった結果である。この場合の誤り波形として考えられるのは、Space3T、Mark5Tの組み合わせか、Space5T、Mark3Tの組み合わせである。どちらがPRML処理で誤り波形であったかは分からないので、両波形を組み合わせた5つのサンプルからPSAMを求める。そして、Space4T、Mark4Tの組み合わせで求まるPSAMを統計処理し、より良い記録状態となるように、記録時にSpace4TからMark4Tに遷移するエッジ部の記録タイミングを調整するなどして性能改善を図る。ここでの統計処理は、平均や分散、標準偏差などを求める処理であり、その他、各種方式も考えられる。性能とほぼ比例するような結果が得られるものであれば、どのようなものでも構わない。
上記はSpace4T、Mark4Tの組み合わせを示したが、Mark4T、Space4TのようにMark、Spaceの組み合わせでも同様な結果が得られる。また、4T、4Tの組み合わせを示したが、他のmT、nT(m、nは1以上の整数)の組み合わせでも同様に対応できる。図3に、最小ランレングスがd=1のSpace3T、Mark5Tの組み合わせを示す。誤り波形1は、Space4T、Mark4Tの組み合わせであり、誤り波形2は、Space2T、Mark6Tの組み合わせである。これも上述と同様の演算を行い、Space3T、Mark5Tの組み合わせに対するPSAMを統計処理して記録系にフィードバックすることで、性能改善を図ることができる。
しかしながら、PSAMを使う際、mT、nTの組み合わせによっては不適な組み合わせがある。これを、図4を用いて説明する。図4は、図3と同じSpace3T、Mark5Tの組み合わせを示したものであるが、最小ランレングスがd=2なので、マーク及びスペースの最小値は3Tとなり、2TのSpace、Markが存在しないことになる。DVD等のフォーマットでは、最小ランレングスがd=2であり、2Tが有り得ないので、図4では誤り波形は1つしか存在せず、誤り波形2は存在しないことになる。よって、2つのパス間には4点の等化信号しか存在しなくなりPSAMを用いることができない。
また、図5にSpace2T、Mark6Tの組み合わせを示す。ここでは、最小ランレングスがd=1なのでマーク及びスペースの最小値は2Tとなり、1TのSpace、Markが存在しないことになる。HD DVD、BDなどのフォーマットでは、最小ランレングスがd=1であり、1Tが有り得ないので誤り波形2が存在しないことになる。よって、2つのパス間には4点の等化信号しか存在しなくなりPSAMを用いることができない。図4や図5の例のように、PSAM演算が不適な場合には、SAM演算を行う。図4も図5も誤り波形2が無いということは、理想波形と1つの誤り波形だけということであり、PRML処理と同様のSAMを演算できる。
次に、図6に、d=2のSpace3T、Mark3Tの組み合わせを示す。また、図7に、d=1のSpace2T、Mark2Tの組み合わせを示す。これらは、何れも最短Space長と最短Mark長との組み合わせであり、この組み合わせだけに着目すると、理想波形は示せるが誤り波形は示せない。従って、これら場合では、PSAMを求めることができないだけでなく、SAMを求めることもできない。そこで、別の信号品質評価指標を定義する。
PR等化クラスをPR1221とすると、SAMを求める係数は1,2,2,1であり、PSAMの係数は(1,2,2,1,0)+(0,1,2,2,1)から求めた1,3,4,3,1である。この考え方から、SAMより係数が1つ少ない評価指標も考えられる。それは、1,1,1である。PSAMをSAMから求めるときと同様の考え方で、(1,1,1,0)+(0,1,1,1)=1,2,2,1となることから、1,1,1という係数も、SAM、PSAMと同様の信号品質評価指標となることが分かる。これをMSAMとして定義し、下記式7で定義する。
MSAM=1Z+1Z+1Z (7)
式7が表す値は、中央レベルに位置するZを中心に、前後1点を含んだ計3点の等化波形値に各係数を乗じて足し合わせた値である。この値も、理想的には等化波形=理想波形となることから、どのような値になるかは定義できるので、SAM同様に信号品質評価指標となる。なお、MSAMも、SAM同様、等化波形値(Z)を等化誤差値(E)で表してもよい。また、最短T同士の組み合わせに対してはMSAMを用いるとしたが、代わりにもZでの等化誤差値を用いても構わない。また、それ以外に性能に関する値が求められるのであれば、それを用いても構わない。何れにせよ、求めた値から信号品質評価指標を得ることができればよい。
図8に、SAM演算器110の構成を示し、図9に、PSAM演算器111の構成を示す。また、図10に、MSAM演算器112の構成を示す。SAM演算器110は、等化誤差信号を1クロック分遅延するD−FF(遅延回路)21と、D−FF21の出力にPR等化クラスに応じた係数を乗算する乗算器22と、各乗算器22の出力の総和を求める加算器23とを有する。PSAM演算器111及びMSAM演算器112の構成も、SAM演算器110と同様である。
SAM演算器110は、3つのD−FF21と4つの乗算器22とを用いて、SAM(式3)を演算する。4つの乗算器22にて乗じる値は、a,b,b,aである。PSAM演算器111は、4つのD−FF21と5つの乗算器とを用いて、PSAM(式6)を演算する。5つの乗算器22にて乗じる値は、a,(a+b),2b,(a+b),aである。MSAM演算器112は、2つのD−FF21と3つの乗算器22とを用いて、MSAM(式7)を演算する。3つの乗算器22で乗じる値は、a,(b−a),aである。何れも、等化信号、又は、等化誤差信号に対し、順次各係数を乗算して足し合わせるだけの簡単な構成で求めることができる。
図11に、SAM、PSAM、MSAMの選択時の手順を示す。まず、mTnT遷移検出器108により、遷移前後の記録長の組合せ(mT、nTの組合せ)を検出する(ステップS1)。つまり、何Tのスペース又はマークから、何Tのマーク又はスペースへ遷移したかを検出する。選択器113は、最小ランレングスをdとして、m=d+1で、かつ、n=d+1であるか否かを判定する(ステップS2)。選択器113は、m=d+1で、かつ、n=d+1のときは、MSAM演算器112の出力を、統計処理器114に出力する(ステップS3)。選択器113は、ステップS2にて、m≠d+1又はn≠d+1と判断したときは、m、nの一方がd+1と一致するか否かを判断する(ステップS4)。選択器113は、m=d+1又はn=d+1のときは、SAM演算器110の出力を統計処理器114に出力し(ステップS5)、m≠d+1で、かつ、n≠d+1のときは、PSAM演算器111の出力を統計処理器114に出力する(ステップS6)。
例えば、情報記録媒体がHD DVDやBDのときは、最小ランレングスがd=1であるので、m=2で、かつ、n=2、つまり、2T(マーク又はスペース)、2T(スペース又はマーク)の組合せではMSAMを選択し、m=2でn≠2、又は、m≠2でn=2、つまり、何れか一方が2Tである組合せではSAMを選択し、それ以外のときはPSAMを選択する。また、情報記録媒体がDVDのときは、最小ランレングスがd=2であるので、m=3で、かつ、n=3、つまり、3T(マーク又はスペース)、3T(スペース又はマーク)の組合せではMSAMを選択し、m=3でn≠3、又は、m≠3でn=3、つまり、何れか一方が3Tである組合せではSAMを選択し、それ以外のときはPSAMを選択する。
mT、nTの組み合わせを、ここでは(mT,nT)と表現することとする。最小ランレングスdをd=1とすると、最短波形は2Tとなり、次いで、3T、4Tと増加していく。理想波形では、4Tになって初めて最大振幅まで達し、5T以上は4Tと同じ波形であとは最大振幅でのサンプルが増えるだけである。そこで、mTnT遷移検出器108にて、遷移前後の記録長mT、nTが、2T、3T、4T以上であるかを検出する。この場合、mT、nTで各3つずつの選択候補があるので、mTnT遷移検出器108で検出する組合せには、計9種類の組合せが存在することになる。選択器113は、(2T,2T)ではMSAMを選択し、(2T,3T)、(2T,4T以上)、(3T,2T)、(4T以上,2T)ではSAMを選択し、(3T,3T)、(3T,4T以上)、(4T,3T)、(4T以上,4T以上)ではPSAMを選択する。
統計処理器114は、選択器113の出力を、上記9種類の組合せで区分し、各区分について、選択器113が出力する品質評価指標(SAM、PSAM、MSAM)の平均や分散などの統計値を求める。なお、ここでは、2T、3T、4T以上の組合せで区分することとしたが、区分を細分化して、組み合わせを増やして構わない。すなわち、mTnT遷移検出器108にて、(2T,2T)、(2T,3T)、(2T,4T)、(2T,5T)、(2T,6T)、・・・を検出し、その組合せごとに選択器113の出力を区分してもよい。
本実施形態では、信号品質評価指標として、3つの信号品質評価指標(SAM、PSAM、MSAM)を考え、mTnT遷移検出器108が検出した遷移前後の記録長の組合せ(mT、nT)に応じて、選択器113により、3種の信号品質算出手段(SAM演算器110、PSAM演算器111、MSAM演算器112)うちのを何れかを選択する。このようにすることで、mT、nTの組合せに応じて、それぞれに応じた適切な信号品質評価指標を選択することができる。また、各々の結果を統計処理して記録系へフィードバックすることで、mT、nTの組み合わせに応じて適切な記録ストラテジを設定することが可能であり、良好な記録ができるようになる。また、本実施形態では、2値化信号と、等化信号又は等化誤差信号があれば信号品質評価指標を算出することが可能であり、PRML処理との連動は不要である。
以下、具体的な例を示して説明する。ここでは、mTnT遷移検出器108にて、Space4T、Mark4Tの組み合わせ、すなわち、mT=4T、nT=4Tを検出したときの動作について説明する。選択器113は、(4T,4T)が検出されたときは、PSAM演算器111の出力を選択する。PSAM演算(式6)におけるZ〜Zに等化信号値を用いた場合、等化波形が理想波形と一致するときは、Z=−30、Z=−20、Z=0、Z=20、Z=30となり、PSAM=0となる。
等化波形が、理想波形から誤り波形1(Space5T、Mark3Tの組み合わせ)に近づき、Z=−30、Z=−21、Z=−1、Z=19、Z=29となると、PSAM=−11となる。また、Z=−30、Z=−22、Z=−2、Z=18、Z=28となると、PSAM=−22となり、Z=−30、Z=−23、Z=−3、Z=17、Z=27となると、PSAM=−33となる。一方、等化波形が、理想波形から誤り波形2(Space3T、Mark5Tの組み合わせ)に近づき、例えばZ=−29、Z=−19、Z=1、Z=21、Z=30となると、PSAM=11となる。また、Z=−28、Z=−18、Z=2、Z=22、Z=30となると、PSAM=22となり、Z=−27、Z=−17、Z=3、Z=23、Z=30となると、PSAM=33となる。
次に、Z〜Zに等化波形値と理想信号値との差分である等化誤差値(E)を用いた場合を考える。等化波形が理想波形と一致する場合、E=0、E=0、E=0、E=0、E=0となり、PSAM=0となる。等化波形が理想波形から誤り波形1(Space5T、Mark3Tの組み合わせ)に近づき、E=0、E=−1、E=−1、E=−1、E=−1となると、PSAM=−11となる。また、E=0、E=−2、E=−2、E=−2、E=−2となると、PSAM=−22となり、E=0、E=−3、E=−3、E=−3、E=−3となると、PSAM=−33となる。一方、等化波形が理想波形から誤り波形2(Space3T、Mark5Tの組み合わせ)に近づき、E=1、E=1、E=1、E=1、E=0となると、PSAM=11となる。また、E=2、E=2、E=2、E=2、E=0となると、PSAM=22となり、E=3、E=3、E=3、E=3、E=0となると、PSAM=33となる。
上記から、PSAMの演算では、等化波形値を用いたときと、等化誤差値を用いたときとで、同じ結果が得られており、どちらで演算しても良いことが分かる。ただし、これはZ中心としてZ〜Zが点対称の場合である。そうでない場合に等化波形値を用いて演算を行うと、オフセットを持った値になる。しかし、そのオフセットを考慮すれば等化誤差値を用いた場合と同じ結果になる。
PSAMの演算結果は、理想波形を中心として、誤り波形1に近づくとマイナス値が大きくなり、誤り波形2に近づくとプラス値が大きくなる。PSAMの値は、理想波形からのずれに対して直線比例の関係にある。よって、ある期間内におけるSpace4T、Mark4Tの組み合わせのPSAMを平均することで、ディスク上に記録されたSpace4TとMark4Tのどちらが長くなっているか判断することができる。すなわち、平均結果がマイナス値であればSpace4Tの方がMark4Tより長いと判断でき、平均結果がプラス値であればMark4Tの方がSpace4Tより長いと判断できる。
更に、PSAMの平均値の絶対値により、マークとスペースとのバランスを判断できる。すなわち、絶対値が大きいほど、マーク/スペースの一方が他方よりも長いと判断でき、小さければ、ほぼ同じ長さであると判断できる。よって、この平均結果を用いることで、記録ストラテジ調整において、Space4T、Mark4Tの組み合わせではエッジ部をどちらにどれだけ調整すれば良いか規定することができる。ここでは、PSAMの平均結果を用いるとしたが、平均結果ではなく分散や標準偏差を求めても良い。バラツキが少なければ精度良く記録できているということであり、バラツキが大きければSpace4T、Mark4Tのエッジ部設定の不適による再生PLL性能悪化が発生しているなどと判断することができる。
以上のように、Space、Markのペア、Mark、Spaceのペアで、mTnTの組合せごとに信号品質評価指標を算出し、その平均や分散、標準偏差を求め、その組合せごとに最適な記録ストラテジを選択することで、記録信号全体の品質を高めることができる。
なお、上記では、PR等化クラスとして、PR1221を用いて説明したが、他のPR等化クラスを用いる場合も同様である。図12に、PR1331の例を示す。PR1331のときのSAMは、下記式8で表される。
SAM=1Z+3Z+3Z+1Z (8)
また、PSAMは、下記式9で表される。
PSAM=1Z+4Z+6Z+4Z+1Z (9)
MSAMは、下記式10で表される。
MSAM=1Z+2Z+1Z (10)
何れも、考え方はPR1221のときと同様である。式8から式10において、等化波形値(Z)を等化誤差値(E)で表してもよい。他のPRabba(a、bは1以上の整数)でも、同様に規定して求めた評価指標を用いることができる。
次に、PR等化クラスとして、PRabcbaを用いた場合を説明する。図13に、PR12221の例を示す。この場合も、考え方は、PR1221と同じである。SAM、PSAM、MSAMは、それぞれ下記式11、式12、式13で表される。
SAM=1Z+2Z+2Z+2Z+1Z (11)
PSAM=1Z+3Z+4Z+4Z+3Z+1Z (12)
MSAM=1Z+1Z (13)
PRabcbaでは、Zが理想波形の中央レベルと一致せず、前後のサンプルとなる。よって、中央レベルを跨ぐ前後のサンプルを足し合わせたもの、またはその平均値、どちらかのサンプル等で、適宜規定すればよい。ただし、d=1のときは、2Tは2サンプル共、中央レベル値となる。式11から式13においても、等化波形値(Z)を等化誤差値(E)で置き換えることができる。
続いて、PR等化クラスとして、PRabaを用いた場合を説明する。図14に、PR121の例を示す。考え方は、PR1221と同じである。SAM、PSAM、MSAMは、それぞれ下記式14、式15、式16で表される。
SAM=1Z+2Z+1Z (14)
PSAM=1Z+3Z+3Z+1Z (15)
MSAM=1Z+1Z (16)
PRabaでは、Zが理想波形の中央レベルと一致せず、前後のサンプルとなる。よって、中央レベルを跨ぐ前後のサンプルを足し合わせたもの、またはその平均値、どちらかのサンプル等で、適宜規定すればよい。式14から式16においても、等化波形値(Z)を等化誤差値(E)で置き換えることができる。
上記各実施形態では、3つの信号品質算出段を用い、これをマーク/スペース間の遷移の前後での記録長の組合せ(最短マーク/スペース同士の組合せ、何れか一方が最短マーク/スペースの組合せ、それ以外)に応じて使い分けたが、信号品質算出段(信号品質評価指標)の個数は3つには限定されない。3つ以上の信号品質算出手段を用い、それらを、マーク/スペース間の遷移の前後での記録長の組合せに応じて使い分けてもよい。この場合、更なる細分化が可能である。また、信号品質算出手段は、2つであってもかまわない。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明の信号品質測定装置、方法、プログラム、及び、情報記録再生装置は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
本発明の一実施形態の信号品質測定装置を含む情報記録再生装置を示すブロック図。 PR1221における4Tスペース4Tマークの理想波形、誤り波形、等化波形を示す図。 PR1221(最小ランレングスd=1)における3Tスペース5Tマークの理想波形、誤り波形、等化波形を示す図。 PR1221(最小ランレングスd=2)における3Tスペース5Tマークの理想波形、誤り波形、等化波形を示す図。 PR1221(最小ランレングスd=1)における2Tスペース6Tマークの理想波形、誤り波形、等化波形を示す図。 PR1221(最小ランレングスd=2)における3Tスペース3Tマークの理想波形、等化波形を示す図。 PR1221(最小ランレングスd=1)における2Tスペース2Tマークの理想波形、等化波形を示す図。 SAM演算器の構成を示すブロック図。 PSAM演算器の構成を示すブロック図。 MSAM演算器の構成を示すブロック図。 信号品質評価指標選択時の動作手順を示すフローチャート。 PR1331における理想波形、誤り波形、等化波形を示す図。 PR12221における理想波形、誤り波形、等化波形を示す図。 PR121における理想波形、誤り波形、等化波形を示す図。 PR1221における理想波形、誤り波形、等化波形を示す図。 PR1221における理想波形、誤り波形、等化波形を示す図。
符号の説明
21:D−FF(遅延回路)
22:乗算器
23:加算器
101:ディスク
102:ヘッド装置
103:A/D変換器
104:等化器
105:ビタビ復号器
106:遅延器
107:理想信号生成器
108:mTnT遷移検出器
109:等化誤差算出器
110:SAM演算器
111:PSAM演算器
112:MSAM演算器
113:選択器
114:統計処理器
115:記録データ生成器
116:記録ストラテジ調整器

Claims (7)

  1. 情報記録媒体から読み出した情報信号を、所定のPR等化クラスによるPRML方式を用いて等化・復調し、マークとスペースとに対応する2値化信号を生成する2値化信号生成手段を備える情報記録再生装置における信号品質を測定する信号品質測定装置であって、
    相互に異なる、第1、第2、及び第3の信号品質評価指標で前記情報信号の、第1、第2、第3の信号品質評価指標値をそれぞれ算出する、第1、第2、及び第3の信号品質算出手段と、
    前記2値化信号に基づいて、マークからスペースへの遷移及びスペースからマークへの遷移に際して、遷移前後での記録長の組合せを判別する判別手段と、
    前記遷移前後での記録長の組合せをmT、nT(m、nはdを最小ランレングスとしてd+1以上の整数、Tはチャネルクロック)として、前記組合せが、mがd+1でかつnがd+1である第1の組合せのときは前記第1の信号品質算出手段を選択し、m、nの一方がd+1でかつ他方がd+1よりも大きい第2の組合せのときは前記第2の信号品質算出手段を選択し、m、nが共にd+1よりも大きい第3の組合せのときは前記第3の信号品質算出手段を選択する選択手段とを備えることを特徴とする信号品質測定装置。
  2. 前記第2の信号品質算出手段が、SAM(Sequenced Amplitude Margin)算出器として構成されることを特徴とする、請求項に記載の信号品質測定装置。
  3. 前記PR等化クラスをPR(abba)(a、bは1以上の整数)とし、Z(iは0〜4の整数)を等化クロックごとの等化値又は等化誤差値とし、Zを前記2値化信号から生成する理想信号が中央レベルを交差するサンプルとして、前記第3の信号品質算出手段は、PSAM=(a×Z)+((a+b)×Z)+(2b×Z)+((a+b)×Z)+(a×Z)を前記第3の信号品質評価指標として算出し、前記第1の信号品質算出手段は、MSAM=(a×Z)+((b−a)×Z)+(a×Z)を前記第1の信号品質評価指標として算出することを特徴とする、請求項又はに記載の信号品質測定装置。
  4. 前記PR等化クラスをPR(aba)(a、bは1以上の整数)とし、Z(iは0〜3の整数)を等化クロックごとの等化値又は等化誤差値とし、Z、Zを前記2値化信号から生成する理想信号が中央レベルを交差する前後のサンプルとして、前記第3の信号品質算出手段は、PSAM=(a×Z)+((a+b)×Z)+((a+b)×Z)+(a×Z)を前記第3の信号品質評価指標として算出し、前記第1の信号品質算出手段は、MSAM=Z+Z前記第1の信号品質評価指標として算出することを特徴とする、請求項又はに記載の信号品質測定装置。
  5. 前記PR等化クラスをPR(abcba)(a、b、cは1以上の整数)とし、Z(iは0〜5の整数)を等化クロックごとの等化値又は等化誤差値とし、Z、Zを前記2値化信号から生成する理想信号が中央レベルを交差する前後のサンプルとして、前記第3の信号品質算出手段は、PSAM=(a×Z)+((a+b)×Z)+((b+c)×Z)+((b+c)×Z)+((a+b)×Z)+(a×Z)を前記第3の信号品質評価指標として算出し、前記第1の信号品質算出手段は、MSAM=Z+Z前記第1の信号品質評価指標として算出することを特徴とする、請求項又はに記載の信号品質測定装置。
  6. 情報記録媒体から読み出した情報信号を、所定のPR等化クラスによるPRML方式を用いて等化・復調し、マークとスペースとに対応する2値化信号を生成する2値化信号生成手段と、
    相互に異なる、第1、第2、及び第3の信号品質評価指標で前記情報信号の、第1、第2、第3の信号品質評価指標値をそれぞれ算出する、第1、第2、及び第3の信号品質算出手段と、
    前記2値化信号生成手段が生成する2値化信号に基づいて、マークからスペースへの遷移及びスペースからマークへの遷移に際して、遷移前後での記録長の組合せを判別する判別手段と、
    前記遷移前後での記録長の組合せをmT、nT(m、nはdを最小ランレングスとしてd+1以上の整数、Tはチャネルクロック)として、前記組合せが、mがd+1でかつnがd+1である第1の組合せのときは前記第1の信号品質算出手段を選択し、m、nの一方がd+1でかつ他方がd+1よりも大きい第2の組合せのときは前記第2の信号品質算出手段を選択し、m、nが共にd+1よりも大きい第3の組合せのときは前記第3の信号品質算出手段を選択する選択手段と、
    前記選択手段が出力する信号品質評価指標値を、前記記録長の組合せに応じて区分し、区分ごとに前記第1、第2、又は第3の信号品質評価指標の平均、分散、及び、標準偏差の少なくとも1つを求める統計処理器と、
    前記統計処理器より、前記第1、第2、及び第3の信号品質評価指標それぞれの平均、分散、及び、標準偏差の少なくとも1つを取得し、記録すべきデータのマーク及びスペースの組合せに応じた記録ストラテジを調整する記録ストラテジ調整器とを有することを特徴とする情報記録再生装置。
  7. 情報記録媒体から読み出した情報信号を、所定のPR等化クラスによるPRML方式を用いて等化・復調し、マークとスペースとに対応する2値化信号を生成するステップと、
    相互に異なる、第1、第2、及び第3の信号品質評価指標で前記情報信号の、第1、第2、第3の信号品質評価指標値を算出するステップと、
    前記2値化信号に基づいて、マークからスペースへの遷移及びスペースからマークへの遷移に際して、遷移前後での記録長の組合せを判別するステップと、
    前記遷移前後での記録長の組合せをmT、nT(m、nはdを最小ランレングスとしてd+1以上の整数、Tはチャネルクロック)として、前記組合せが、mがd+1でかつnがd+1である第1の組合せのときは前記第1の信号品質評価指標を選択し、m、nの一方がd+1でかつ他方がd+1よりも大きい第2の組合せのときは前記第2の信号品質評価指標を選択し、m、nが共にd+1よりも大きい第3の組合せのときは前記第3の信号品質評価指標を選択するステップとを有することを特徴とする信号品質測定方法。
JP2007302921A 2007-11-22 2007-11-22 信号品質測定装置、方法、及び、情報記録再生装置 Expired - Fee Related JP5050805B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007302921A JP5050805B2 (ja) 2007-11-22 2007-11-22 信号品質測定装置、方法、及び、情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007302921A JP5050805B2 (ja) 2007-11-22 2007-11-22 信号品質測定装置、方法、及び、情報記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009129494A JP2009129494A (ja) 2009-06-11
JP5050805B2 true JP5050805B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=40820266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007302921A Expired - Fee Related JP5050805B2 (ja) 2007-11-22 2007-11-22 信号品質測定装置、方法、及び、情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5050805B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10490222B2 (en) * 2016-08-30 2019-11-26 Sony Semiconductor Solutions Corporation Signal quality evaluation device, signal quality evaluation value generation method, and reproduction device

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003051163A (ja) * 2001-05-28 2003-02-21 Sharp Corp 信号品質評価方法及び再生装置
JP2004335079A (ja) * 2003-04-14 2004-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録制御装置、記録再生装置および記録制御方法
JP4313755B2 (ja) * 2004-05-07 2009-08-12 株式会社日立製作所 再生信号の評価方法および光ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009129494A (ja) 2009-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7139231B2 (en) Information recording and reproducing apparatus, evaluation method, and information recording and reproducing medium
US6934233B2 (en) Waveform equalizer for a reproduction signal obtained by reproducing marks and non-marks recorded on a recording medium
JP3926688B2 (ja) 再生信号品質評価方法および情報再生装置
JP5089939B2 (ja) 記録再生装置、評価値演算方法
JP4655892B2 (ja) 記録再生装置、記録方法
EP1431974A2 (en) Optical disk, optical disk recording/reproduction apparatus, and optical disk signal quality evaluation method
WO2010001588A1 (ja) 再生信号評価方法、再生信号評価装置及びこれを備えた光ディスク装置
JP3857685B2 (ja) 信号評価方法と情報記録再生装置と情報再生装置及び情報媒体
US20110002375A1 (en) Information reproducing apparatus using adaptive equalizer and adaptive equalization method
JP3711140B2 (ja) 情報記録再生装置及びその信号評価方法
EP1443509A2 (en) Signal evaluation method, information recording/reproducing apparatus, information reproducing apparatus, and information recording medium
RU2505869C2 (ru) Способ оценки сигнала воспроизведения, блок оценки сигнала воспроизведения и устройство на оптическом диске, оснащенное таким блоком оценки сигнала воспроизведения
JP5050805B2 (ja) 信号品質測定装置、方法、及び、情報記録再生装置
JPWO2009041598A1 (ja) 信号品質評価装置、方法、及び、情報記録再生装置
KR20070090679A (ko) 광 디스크 재생 장치
US8004443B2 (en) Information readout apparatus and information reproducing method
JP4577084B2 (ja) Prml復号装置、prml復号方法
JP3668178B2 (ja) 情報記録再生装置とその信号評価方法及び情報記録再生媒体
US20100097910A1 (en) Information readout device and information readout method
JP4080489B2 (ja) 記録条件設定装置、記録再生装置、記録条件設定方法、制御プログラム及び記録媒体
JP2005332437A (ja) 再生信号評価方法及び情報記録再生装置
JP2006318547A (ja) Prml復号装置、prml復号方法
JP2006202459A (ja) 再生装置及び記録再生装置
JP3917317B2 (ja) 等化・位相制御システム,およびそれを備えるディスク記憶装置
JP2005012557A (ja) 信号復号装置及び方法並びに基準電圧生成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees