JP5045032B2 - 気相成長装置及び化合物半導体膜の成長方法 - Google Patents

気相成長装置及び化合物半導体膜の成長方法 Download PDF

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Description

本発明は、気相成長装置、化合物半導体膜及びその成長方法に関する。
窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)、ガリウム砒素(GaAs)、インジウム燐(InP)等の化合物半導体は、発光素子、高速電子デバイスに好適に用いられている。このような化合物半導体からなる結晶は、通常、有機金属気相成長法(MOCVD法)やハイドライド気相成長法(HVPE法)を用いて基板上に成長される。特に、HVPE法を用いると、高速でこれらの単結晶を成長することができる。
HVPE法を行うための気相成長装置としては、例えば非特許文献1に記載されたものが挙げられる。このような気相成長装置は、AlN単結晶を成長するときにも用いられ、反応管にアンモニア(NH)を導入するNHガス導入管と、反応管に三塩化アルミニウム(AlCl)を導入するAlClガス導入管と、基板支持台とを備えている。このような気相成長装置を用いたAlNの成長は、以下の手順によっておこなわれる。
(1)反応管にキャリアガス(水素ガス、窒素ガス)を導入し、基板支持台が1200℃程度になるまで昇温する。
(2)NHガス導入管からNHを導入し、基板支持台の温度が安定するまで保持する。
(3)AlClガス導入管からAlClを導入し、基板上にAlN結晶膜が所定厚さになるまで成長させる。このとき、反応管内の基板上ではNHとAlClが反応しAlN膜が成長する。
(4)AlN膜が所定厚さになったら、AlClの導入を停止しキャリアガスを流しながら、ヒーターを停止し、反応管が室温になるまで降温させる。温度が十分に低下したら容器内の表面にAlN膜が成長した基板を取り出す。
T.Goto他、JOURNAL OF MATERIAL SCIENCE 27(1992)p.247
しかしながら、上述の気相成長装置では、NHとAlClとの反応が、反応管の内壁付近やガス供給管の噴出口付近といった基板上以外の場所でも生じやすくなっており、基板上に効率よくAlN膜を成長することができなかった。その上、基板上以外の場所で成長したAlN膜が、剥離して基板上に付着する事態も生じやすく、この場合、AlN膜に欠陥が導入されるという不具合がある。
本発明は、上記事情に鑑みて為されたものであり、原料ガスの利用効率が高く、成長膜への欠陥導入を抑えることができる気相成長装置、欠陥の少ない化合物半導体膜及びその成長方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の気相成長装置は、第1の原料ガスと第2の原料ガスとを混合し化合物半導体を成長するための反応管と、反応管内に挿入されており、第1の原料ガスを反応管内に供給するための第1の供給管と、反応管に接続されており、第2の原料ガスを反応管内に供給するための第2の供給管と、第1の供給管の反応管内に位置する端部に形成された第1の供給口の近くに基板を保持する基板ホルダとを備え、第1の供給管の外壁が反応管の内壁と対向する部分を有することによって、第1の供給管と反応管とが二重管構造を形成しており、第1の供給管の外壁と反応管の内壁との間に形成される空間が第2の原料ガスの流路となるように第2の供給管が反応管に接続されており、第1の供給管の反応管内に位置する端部には、第2の原料ガスの流路の断面積を減少させるように反応管の内壁に向かって膨らんだガス流調整部が設けられている。
本発明の気相成長装置では、ガス流調整部により、第2の供給管から供給される第2の原料ガスが、滞留することなく第1の供給管の第1の供給口付近まで流れて、第1の原料ガスと反応する。そのため、第1の原料ガスと第2の原料ガスとは、その大部分が、第1の供給管の第1の供給口近くで基板ホルダに保持された基板上において反応する。従って、原料ガスの利用効率が高くなっている。また、反応管内壁など基板表面以外の場所での膜の堆積が多いと、成長中にこれらの膜が厚くなってはがれ、基板表面へ浮遊、落下し、成長膜へ欠陥が導入される事態が発生する場合があるが、本発明の気相成長装置では、反応管内壁などへの膜の成長が起こりにくくなっている。このため、成長膜への欠陥導入も有意に抑制されている。
また、ガス流調整部は、第1の供給口に向かって外周が広がる第1の部分と、第1の部分より第1の供給口側に位置し、第1の供給口に向かって外周が狭まる第2の部分とを有していることが好ましい。この場合、第1の供給管の外壁と反応管の内壁との間に形成される空間を第2の原料ガスが渦を発生せずに流れ、下流の流れを乱さない。
また、上記気相成長装置は、第1の供給管内に挿入されており、第1の原料ガスを流すための第3の供給管を更に備え、第1の供給管と第3の供給管とが二重管構造を形成しており、第1及び第2の原料ガスと反応しないガスを反応管内に供給するための空間が、第3の供給管の外壁と第1の供給管の内壁との間に形成されていることが好ましい。この場合、第1及び第2の原料ガスと反応しないガスの存在により、第1の供給管の第1の供給口の位置において、第1の原料ガスと第2の原料ガスとが反応してしまう事態が抑制されるため、原料ガスの利用効率がより向上する。
本発明の化合物半導体膜は本発明の気相成長装置を用いて成長させる。本発明の気相成長装置を用いることで成長膜への欠陥導入が抑えられるため、欠陥の少ない化合物半導体膜が得られる。そのため、それを用いて作製した半導体素子の構造上の欠陥形成が抑制され、素子の動作不良の発生が低減される。なお、本発明における「化合物半導体膜」には、基板上に成膜した化合物半導体膜の他に、その化合物半導体膜を厚くバルク成長させて切り出したもの(例えば、半導体基板など)も含まれるものとする。
本発明の化合物半導体膜の成長方法では、本発明の気相成長装置を用いて化合物半導体膜を成長させる。この成長方法では、本発明の気相成長装置を用いるので、原料ガスの利用効率が高まり、成長膜への欠陥導入が抑えられる。
本発明によれば、原料ガスの利用効率が高く、成長膜への欠陥導入を抑えることができる気相成長装置、欠陥の少ない化合物半導体膜及びその成長方法が提供される。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る気相成長装置を模式的に示す図である。図1に示される気相成長装置10は、ハイドライド気相成長装置(HVPE装置)であることが好ましいが、有機金属気相成長装置(MOCVD装置)であってもよい。気相成長装置10がHVPE装置であると、化合物半導体を高速で成長させることができる。成長される化合物半導体としては、III−V族化合物半導体(例えばGaAs、InP、AlN、GaN、InN、AlGaN、InGaN、AlInGaN等)やII−VI族化合物半導体(ZnSe、ZnO等)がある。
気相成長装置10は、第1の原料ガスG1と第2の原料ガスG2とを混合することによって化合物半導体を成長するための略円筒形の反応管12を備える。原料ガスG1,G2は、生成される化合物半導体に応じて適宜選択される。原料ガスG1はGa、Al、In等のIII族元素を含むことが好ましく、原料ガスG2はAs、P、N等のV族元素を含むことが好ましい。また、これらの原料ガスG1,G2は、ガス流量を調整するために水素(H)、窒素(N)、アルゴン(Ar)などのキャリアガスで希釈されることがある。一実施例において、原料ガスG1はH希釈されたAlClであり、原料ガスG2はH希釈されたNHである。この場合、原料ガスG1と原料ガスG2とを混合させることによって、化合物半導体としてAlN単結晶が成長される。
反応管12の一端(上流側の端部)12aには、原料ガスG1を反応管12内に供給するための第1の供給管24と、原料ガスG2を反応管12内に供給するための第2の供給管16とが取り付けられている。供給管16,24は反応管12に接続されている。
反応管12の他端(下流側の端部)12bには、反応管12内において基板Wを水平に保持する基板ホルダ14が取り付けられている。基板ホルダ14は、供給管24における反応管12内に位置する端部26に形成された第1の供給口28の近くに基板Wを保持する。基板Wは、反応管12内に収容されており、例えばシリコン(Si)基板、サファイア基板、シリコンカーバイド(SiC)基板、酸化亜鉛(ZnO)基板、又はGaAs基板などの半導体基板である。図1では一例として1個の基板Wが配置されているが、複数の基板Wが配置されてもよい。この場合、複数の基板Wを複数の基板ホルダ14にそれぞれ固定し、各基板ホルダ14を反応管12の内面に固定する。基板ホルダ14は、反応管12の管軸を取り囲むように円状に配置されることが好ましい。このような配置では、各基板間の成長速度の差が小さく、全ての基板に関して均一な膜が形成されやすい。複数の基板Wを配置すると、各基板W上に化合物半導体膜M(化合物半導体)を同時に成長させることができるので、生産性がより向上する。また、基板ホルダ14に回転機構を取り付け、成長中に基板を回転すれば、基板表面の成長速度の均一性は向上する。原料ガスG1と原料ガスG2との混合ガスG4が基板Wに到達すると、基板W上に化合物半導体膜Mが成長される。反応管12の他端12bには、基板Wよりも下流側に位置する排気口40が形成されている。
供給管24の一方の端部25は原料ガスG1を発生する供給装置23につながっている。供給管24の他方の端部26は、反応管12の中に位置する。供給管24は、原料ガスG1を反応管12内に供給するための第1の供給口28が形成された端部26と、端部26よりも上流側に位置する端部25とを有する。供給管24の内側形状は、端部26から端部25にわたって略ストレートな円管状となっており、流路断面積はほとんど変わらない。供給管24は、反応管12内に挿入されると共に反応管12と二重管構造を形成する。すなわち、供給管24の外壁が反応管12の内壁と対向する部分を有することによって、反応管12と供給管24とは二重管構造を形成する。供給口28よりも下流側の位置の供給口付近には基板Wが保持された基板ホルダ14が配置されている。基板W上で高い成長速度を得るためには、供給口28と基板Wとの距離(反応管12の管軸方向における供給口28と基板W表面の中心点との距離)d1は、反応管12の直径Lの0.2〜5倍であることが好ましい(図2参照)。
原料ガスG1の供給は、反応管12の外で、固体AlClを気化させてAlClガスとしたのち、当該AlClガスを反応管12に導入してもよいし、別途ヒーター22aを設けた生成管21に、Alペレット等の原料を収容したソースボートを設置してもよい。生成管21内には、例えばAlペレットが収容されたソースボート20が設置されている。生成管21内には、導入管18を介してガスG3が導入される。生成管21内においてガスG3がソースボート20の中のAlペレットに接触することによって、原料ガスG1が生成される。例えば、ガスG3としてHで希釈した塩化水素(HCl)を用いて、ソースボート20にAlペレットを収容した場合、原料ガスG1としてHで希釈したAlClが生成される。また、ここでは生成管21は反応管12の外に配置されてあるが、生成管21を反応管12の中に設置した構造をとることもできる。
供給管16の放出口29は、供給管24の供給口28よりも上流側に位置している。よって、供給管16の放出口29から放出される原料ガスG2は、供給管24の端部26と反応管12との間から基板Wの表面に供給される。すなわち、供給管16は、供給管24の外壁と反応管12の内壁との間に形成される空間SPが原料ガスG2の流路となるように反応管12に接続されている。これにより、供給管24の端部26と反応管12との間に、原料ガスG2を基板Wの表面に供給するための第2の供給口30が形成される。供給口30は、反応管12の管軸方向から見て供給口28を環状に取り囲む。
供給管24の端部26には、第2の供給口30の断面を狭めるように外側に膨らんだガス流調整部32が形成されている。すなわち、ガス流調整部32は、供給管24の供給口28の近くにおいて、原料ガスG2の流路の断面積を減少させるように反応管12の内壁に向かって膨らんでいる。このガス流調整部32は、供給口28に向かって(すなわち、供給管の延在方向に沿う方向の下流側に向かって)外周が広がる第1の部分32aと、供給口28に向かって外周が狭まる第2の部分32bとによって構成されているが、第1の部分32a及び第2の部分32bのいずれか一方を有していてもよい。第2の部分32bは第1の部分32aより供給口28側に隣り合って位置しており、ガス流調整部32全体としては紡錘形(若しくは流線形)をなしている。よって、原料ガスG2の流路断面積は、ガス流調整部32の位置においては、下流側に向かって一旦狭まり、その後に広がっている。第2の部分32bは、平坦な先端面24aを有している。図1ではガス流調整部32はその横断面形状が直線で形成されているものを示しているが、これらは曲線であっても良く、ガス流調整部32は流線形の形状を取りうる。
ここで、図2を用いて反応管12、ガス流調整部32、供給管24がほぼ回転対称の場合の、これらの好ましい形状に関して詳しく説明する。図2は、図1に示される気相成長装置の主要部を模式的に示す図である。供給口28の直径をx、反応管12の直径をL、ガス流調整部32の外周と反応管12の内壁との最短距離をd、供給口28の付近に形成されるガス流調整部32の先端面24aの径方向距離をy、外径が広がる第1の部分32aの流れ方向の長さをm、供給口28側に向かって外径が狭まる第2の部分32bの流れ方向の長さをlとする。これらのサイズの好ましい関係は以下のようになる。dはx/4以上20x以下が好ましい。yは0以上(L−x)/2未満が好ましい。lは0以上20x以下が好ましい。mは0以上20x以下が好ましい。ただし、l及びmの少なくとも一方はゼロでない。xは0.001L以上0.5L以下が好ましい。
反応管12の周囲には、反応管12の管軸方向に沿って延びるヒータ22bが設けられていることが好ましい。ヒータ22bは、ヒータ22aよりも下流側に位置する。ヒータ22aはソースボート20を加熱し、原料ガスG1の生成を促進させる。ヒータ22bは基板Wを加熱し、原料ガスG1と原料ガスG2との反応を促進させる。また、ヒータ22a、ヒータ22bの外周は、断熱材で覆われていることが好ましい。
ここで、気相成長装置10を用いて化合物半導体を成長させる方法の一例について説明する。まず、反応管12にキャリアガス(水素ガス、窒素ガスなど)を導入し、基板ホルダ14が例えば1100℃程度になるまで昇温する。次に、供給管16から原料ガスG2を反応管12内に供給し、基板ホルダ14の温度を安定させる。さらに、供給管24から原料ガスG1を反応管12内に供給し、基板W上に化合物半導体膜Mを所定膜厚となるまで成長させる。このとき、反応管12内の基板W上では原料ガスG1と原料ガスG2とが反応する。続いて、化合物半導体膜Mが所定膜厚となったら原料ガスG1の供給を停止し、キャリアガスを流しながら、ヒータを停止し、反応管12が室温になるまで降温させる。温度が十分に低下したら、化合物半導体膜Mが成長された基板Wを反応管12から取り出す。
本実施形態の気相成長装置10では、原料ガスG2と原料ガスG1との混合は供給口28付近でおこる。このとき、ガス流調整部32によって、供給管24の外周面における原料ガスG1,G2の滞留が有意に抑制されており、原料ガスG2と原料ガスG1とが反応する前に混合ガスが供給口28から流れ去る。そのため、原料ガスG1と原料ガスG2とが供給管24の端部26で反応して供給管24にAlN等の化合物半導体が堆積される事態が抑制されている。すなわち、原料ガスG1と原料ガスG2との反応は基板W上でおこりやすくなっており、基板W上において原料ガスG1,G2が効率よく化合物半導体膜(AlN膜)Mの成膜に利用される。その上、ガス流調整部32によって渦の発生が抑えられているため、供給口30から流れ出た原料ガスG2がエアカーテンの役割を成し、原料ガスG1が反応管12の内壁方向へ流れる事態が抑制され、内壁に化合物半導体膜(AlN膜)が堆積されにくくなっている。したがって、本実施形態の気相成長装置10では、原料ガスの利用効率を高くすることができ、成長膜への欠陥導入を抑えることができる。
また、ガス流調整部32が第1の部分32aと第2の部分32bとを有していると、原料ガスG2が空間SPを渦発生なしに流れるので、原料ガスの利用効率が高く、成長膜への欠陥導入を更に抑えることができる。
図3は、好ましい形状のガス流調整部を備える第1実施形態に係る気相成長装置の変形例を模式的に示す図である。図3に示される気相成長装置10Aは、図1及び図2に示される気相成長装置10のガス流調整部32に代えて、y=2mmのガス流調整部32Aを備えること以外は気相成長装置10と同様の構成を有する。ガス流調整部32Aの第2の部分32bは、その外径が、供給口28の位置において供給口28の縁と等しくなるまで狭まっており、供給口28の口径と等しくなっている。すなわち、ガス流調整部32Aは、供給口28の位置において、傾斜面のみを有し、管軸方向に直交する平面は実質的に形成されていない。換言すると、供給管24の端部26は、ガス流調整部32Aによって、供給口28の位置において先鋭化された形状となっている。一方、図1に示す気相成長装置10のように、ガス流調整部32によって供給管24の端部26が先鋭化されていない(y>2mm)場合には、ガス流れ条件によっては、原料ガスG1,G2が滞留して、供給管24の先端面24aにおいて反応生成物が堆積する傾向にある。この反応生成物が剥離してパーティクル(微粒子)が生成されると、そのパーティクルが供給口28近くに配置された基板Wに付着し、基板W上に成長される化合物半導体膜Mに欠陥が導入される原因となる場合がある。
本実施形態の気相成長装置10Aでは、原料ガスG2と原料ガスG1との混合は供給口28付近でおこる。このとき、供給管24がガス流調整部32Aによって先鋭化されているため、供給管24の外周面における原料ガスG1,G2の滞留が更に抑制されており、原料ガスG2と原料ガスG1とが反応する前に混合ガスが供給口28から流れ去る。そのため、原料ガスG1と原料ガスG2とが供給管24の端部26で反応して供給管24にAlN等の化合物半導体が堆積される事態が更に抑制されている。すなわち、原料ガスG1と原料ガスG2との反応は基板W上でおこりやすくなっており、基板W上において原料ガスG1,G2が効率よく化合物半導体膜(AlN膜)Mの成膜に利用される。その上、ガス流調整部32Aによって渦の発生が抑えられているため、供給口30から流れ出た原料ガスG2がエアカーテンの役割を成し、原料ガスG1が反応管12の内壁方向へ流れる事態が抑制され、内壁に化合物半導体膜(AlN膜)が堆積されにくくなっている。
以上で詳細に説明したとおり、本実施形態に係る気相成長装置10Aにおいては、ガス流調整部32Aにより、供給口30から供給される原料ガスG2は、滞留することなく供給口28付近まで流れて、原料ガスG1と反応する。そのため、原料ガスG1と原料ガスG2とは基板W上において反応する。すなわち、気相成長装置10Aでは、気相成長装置10に比べて、原料ガスG1,G2の利用効率の更なる向上が図られている。その上、基板W上以外の場所での膜成長が起こりにくくなっているため、化合物半導体膜Mへ欠陥が導入される事態も更に抑制されている。
なお、供給管24の管軸に直交する方向の位置ズレが生じて、反応管12に対して偏りが生じると、原料ガスG2の流れのバランスが崩れてしまう。この場合、上述した原料ガスG2によるエアカーテンの効果が低減し、反応管12の内壁に多量の化合物半導体膜(AlN膜)が成膜されてしまう。このような事態を防止するため、ガス流調整部32Aの最大外径の部分と反応管12の内壁面との最短距離dを、想定される位置ズレよりもある程度大きく(例えば10倍以上に)設計することが好ましい。換言すると、ガス流調整部32Aの最大外径は、反応管12の内径に比べてある程度小さく設計することが好ましい。ただし、ガス流調整部32Aの膨らみが小さ過ぎると、原料ガスG2が基板中央に向かう流れが弱まって、基板上における成長速度の均一性が保たれなくなるため好ましくない。
さらに、上述した実施形態において、原料ガスG1のAlClガスは、原料ガスG2のNHガスに比べて比重が高い。そのため、原料ガスG1の流れが重力方向(図1における上下方向)に曲がる傾向がある。そのため、原料ガスG1,G2の混合をより均一におこないたい場合には、反応管12及び供給管24を鉛直方向に延在させて原料ガスG1,G2の流れと重力方向とを一致させた縦型の装置にすることが好ましい。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係る気相成長装置を模式的に示す図である。図4に示される気相成長装置10Bは、供給装置23に代えて供給装置23Aを備えること以外は気相成長装置10と同様の構成を有する。この供給装置23Aは、第1の実施形態において示した生成管21及び供給管24に加えて、供給管24内に挿入されており、原料ガスG1を流すための内側供給管33(第3の供給管)と、反応管12外部から供給管24に原料ガスG1,G2と反応しないガスG5(例えば、Nガス)を供給する供給管34とを備えている。供給管24と内側供給管33とは二重管構造を形成している。内側供給管33の外壁と供給管24の内壁との間には、ガスG5を反応管12内に供給するための空間SPAが形成されている。
内側供給管33は、生成管21の供給管24側の端部から供給管24の端部26まで供給管24の延在方向に沿って延びており、生成管21において生成される原料ガスG1を供給管24の供給口28まで送る。供給管34は、供給管24の端部25に連結されており、供給管24の内部、且つ、内側供給管33の外部にガスG5を送る。すなわち、供給管24と内側供給管33との間に形成された第3の供給口36から反応管12にガスG5が供給される。
この気相成長装置10Bにおいては、上述した気相成長装置10Aの効果に加えて、以下に示すような効果を奏する。すなわち、供給管24の供給口28においては、原料ガスG1を供給する内側供給管33の供給口38の周りに、ガスG5を供給する供給口36が設けられている。そのため、供給管24の供給口28の位置では、供給口28から供給されるガスG5が障壁となり、原料ガスG1と原料ガスG2との混合が抑えられている。そのため、原料ガスG1と原料ガスG2とは、より基板Wに近い位置において混ざり合って、基板W上に効率よく化合物半導体膜Mを成長する。すなわち、気相成長装置10Bでは、供給口36から供給されるガスG5により、供給口28の位置において、原料ガスG1と原料ガスG2とが反応してしまう事態が抑制されるため、原料ガスG1,G2の利用効率がより向上される。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。上述した実施形態では反応管、供給管の形状はガス流れに垂直な断面が略円形の円筒管であるが、例えば、その断面が三角形、四角形など多角形の管であっても同様の効果が得られる。この場合でも、ガス流調整部のガス流れに平行な断面形状は上述の説明と同様であるが、ガス流れに垂直な断面形状に関しては、上記反応管及び供給管の断面形状に準じた形状となる。
また、上記説明では基板表面がガス流れに平行になるように基板及び基板ホルダが配置されているが、基板表面がガス流れに垂直になるように基板及び基板ホルダが配置されていても同様の効果が得られる。この場合、基板を1枚配置する場合は、反応管の管軸上に基板の中心が来るように配置されることが好ましい。また、反応管の管軸を取り囲むように複数の基板を配置しても良い。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
以下、実施例1〜14及び比較例1,2について詳細に説明する。
(実施例1)
図1及び図2に示される気相成長装置10を用いて、SiC基板上にAlN膜を成長させた。気相成長装置10としては、xが10mm、Lが100mm、dが10mm、yが2mm、lが50mm、mが150mmのものを用いた(図2参照)。また、反応管12の管軸方向における供給口28とSiC基板表面の中心点との距離d1を約50mmとした。基板ホルダ14にSiC基板を設置した後、基板ホルダ14の温度を1100℃まで昇温した。Al原料としてはAlペレットを用いた。石英ボートに載せたAlペレットを500℃に加熱した状態でNガスで希釈したHClガスを流して、AlClガスを発生させた。一方、窒素原料としてNHガスを使用した。反応管12内での平均的なAlCl分圧が0.01atm、NH分圧が0.2atmとなるようにガス流量を調整した。HCl分圧は0.03atmであった。
上述の条件下においてAlN結晶を30時間成長させた後、表面にAlN膜が成長したSiC基板を反応管12から取り出した。AlN膜の膜厚は1110μmであったことから、AlN結晶の成長速度は37μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約140μmのAlN膜が堆積していた。
(実施例2)
気相成長装置10のlを100mmとしたこと以外は実施例1と同様にしてAlN膜を成長させた。その結果、AlN膜の膜厚は1230μmであったことから、AlN結晶の成長速度は41μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約120μmのAlN膜が堆積していた。
(実施例3)
図1及び図2に示される気相成長装置10を用いて、サファイア基板上にGaN膜を成長させた。気相成長装置10としては、xが10mm、Lが100mm、dが10mm、yが2mm、lが150mm、mが150mmのものを用いた(図2参照)。また、反応管12の管軸方向における供給口28と基板表面の中心点との距離d1を約50mmとした。基板ホルダ14にサファイア基板を設置した後、基板ホルダ14の温度を1050℃まで昇温した。Ga原料としてはGa融液を用いた。石英ボートに載せたGa融液を800℃に加熱した状態でHガスで希釈したHClガスを流して、GaClガスを発生させた。一方、窒素原料としてNHガスを使用した。反応管12内での平均的なGaCl分圧が0.01atm、NH分圧が0.2atmとなるようにガス流量を調整した。HCl分圧は0.01atmであった。
上述の条件下においてGaN結晶を30時間成長させた後、表面にGaN膜が成長した基板を反応管12から取り出した。GaN膜の膜厚は2460μmであったことから、GaN結晶の成長速度は82μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約320μmのGaN膜が堆積していた。
(実施例4)
気相成長装置10のlを150mmとしたこと以外は実施例1と同様にしてAlN膜を成長させた。その結果、AlN膜の膜厚は840μmであったことから、AlN結晶の成長速度は28μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約160μmのAlN膜が堆積していた。
(実施例5)
気相成長装置10のlを20mm、mを0mmとしたこと以外は実施例1と同様にしてAlN膜を成長させた。その結果、AlN膜の膜厚は1140μmであったことから、AlN結晶の成長速度は38μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約140μmのAlN膜が堆積していた。
(実施例6)
気相成長装置10のlを50mm、mを0mmとしたこと以外は実施例1と同様にしてAlN膜を成長させた。その結果、AlN膜の膜厚は840μmであったことから、AlN結晶の成長速度は28μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約160μmのAlN膜が堆積していた。
(実施例7)
気相成長装置10のlを100mm、mを0mmとしたこと以外は実施例1と同様にしてAlN膜を成長させた。その結果、AlN膜の膜厚は690μmであったことから、AlN結晶の成長速度は23μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約190μmのAlN膜が堆積していた。
(実施例8)
気相成長装置10のlを20mm、mを0mmとしたこと以外は実施例3と同様にしてGaN膜を成長させた。その結果、GaN膜の膜厚は1950μmであったことから、GaN結晶の成長速度は65μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約450μmのGaN膜が堆積していた。
(実施例9)
気相成長装置10のlを20mm、mを50mmとしたこと以外は実施例3と同様にしてGaN膜を成長させた。その結果、GaN膜の膜厚は3600μmであったことから、GaN結晶の成長速度は120μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約110μmのGaN膜が堆積していた。
(実施例10)
気相成長装置10のlを100mm、mを0mmとしたこと以外は実施例1と同様にしてAlN膜を成長させた。その結果、AlN膜の膜厚は810μmであったことから、AlN結晶の成長速度は27μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約160μmのAlN膜が堆積していた。
(実施例11)
気相成長装置10のlを0mm、mを100mmとしたこと以外は実施例1と同様にしてAlN膜を成長させた。その結果、AlN膜の膜厚は1080μmであったことから、AlN結晶の成長速度は36μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約130μmのAlN膜が堆積していた。
(実施例12)
気相成長装置10のlを0mm、mを100mmとしたこと以外は実施例3と同様にしてGaN膜を成長させた。その結果、GaN膜の膜厚は2160μmであったことから、GaN結晶の成長速度は72μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約340μmのGaN膜が堆積していた。
(実施例13)
気相成長装置10のyを10mm、lを100mm、mを100mmとしたこと以外は実施例1と同様にしてAlN膜を成長させた。その結果、AlN膜の膜厚は1080μmであったことから、AlN結晶の成長速度は36μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約140μmのAlN膜が堆積していた。
(実施例14)
気相成長装置10のyを20mm、lを100mm、mを100mmとしたこと以外は実施例1と同様にしてAlN膜を成長させた。その結果、AlN膜の膜厚は1050μmであったことから、AlN結晶の成長速度は35μm/hrと見積もることができた。一方、供給口28には、膜厚約130μmのAlN膜が堆積していた。
(比較例1)
気相成長装置のdを45mm、lを0mm、mを0mmとしたこと以外は実施例1と同様にしてAlN膜を成長させた。成長した膜には、直径が50〜300μm程度のAlNとみられる膜状の破片が百個程度観察できた。また、AlN膜の膜厚は294μmであったことから、AlN結晶の成長速度は9.8μm/hrと見積もることができた。一方、供給口には、膜厚約680μmのAlN膜が堆積していた。成長膜の破片の周りには高欠陥領域が形成されており、TEMを用いて成長膜を確認したところ、高欠陥領域以外の領域では2×10/cm程度の低い転位密度であったのに対し、高欠陥領域では5×10/cmもの高い転位密度になっていた。AlN膜に観察された破片は、膜の成長中にガス供給口に堆積したAlN膜が剥がれ落ち、それが成長膜に付着したものと考えられる。そのために、成長膜の破片周辺に高欠陥領域が発生したものと考えられる。
(比較例2)
気相成長装置のdを45mm、lを0mm、mを0mmとしたこと以外は実施例3と同様にしてGaN膜を成長させた。GaN膜の膜厚は516μmであったことから、GaN結晶の成長速度は17.2μm/hrと見積もることができた。一方、供給口には、膜厚約1350μmのGaN膜が堆積していた。GaN膜の表面あるいは内部には、直径が50〜300μm程度のGaNとみられる膜状の破片が約5個/cmの密度で観察できた。得られた結晶を研磨した後、カソードルミネッセンス(CL)で観察したところ、破片の周りには高欠陥領域が形成されており、高欠陥領域以外の領域では4×10/cm以下の転位密度であったのに対し、高欠陥領域(破片から300μmの領域)では転位密度が1×10/cmと倍以上に増加していた。GaN膜に観察された破片はガス供給口に堆積したGaN膜が剥がれ落ちてきたものと考えられる。
一方、実施例1〜14においては、基板上に成長させた膜の表面あるいは内部には、比較例で観察された膜状の破片は実質的に観察されず、いずれの結晶膜の転位密度も1×10/cm台以下と良好であった。すなわち、本発明に係る実施例1〜14においては、結晶欠陥の少ない良好な化合物半導体膜が得られい、このような化合物半導体膜を用いて半導体素子を作製した場合には、素子の欠陥起因の動作不良が有意に低減される。
第1実施形態に係る気相成長装置を模式的に示す図である。 図1に示される気相成長装置の主要部を模式的に示す図である。 好ましい形状のガス流調整部を備える第1実施形態に係る気相成長装置の変形例を模式的に示す図である。 第2実施形態に係る気相成長装置を模式的に示す図である。
符号の説明
10,10A,10B…気相成長装置、12…反応管、14…基板ホルダ、16…第2の供給管、24…第1の供給管、26…第1の供給管の端部、28…第1の供給口、30…第2の供給口、32,32A…ガス流調整部、32a…第1の部分、32b…第2の部分、33…内側供給管(第3の供給管)、36…第3の供給口、G1…第1の原料ガス、G2…第2の原料ガス、G5…ガス、M…化合物半導体膜(化合物半導体)、W…基板。

Claims (3)

  1. 第1の原料ガスと第2の原料ガスとを混合し化合物半導体を成長するための反応管と、
    前記反応管内に挿入されており、前記第1の原料ガスを前記反応管内に供給するための第1の供給管と、
    前記反応管に接続されており、前記第2の原料ガスを前記反応管内に供給するための第2の供給管と、
    前記第1の供給管の前記反応管内に位置する端部に形成された第1の供給口の近くに基板を保持する基板ホルダと
    を備え、
    前記第1の供給管の外壁が前記反応管の内壁と対向する部分を有することによって、前記第1の供給管と前記反応管とが二重管構造を形成しており、
    前記第1の供給管の外壁と前記反応管の内壁との間に形成される空間が前記第2の原料ガスの流路となるように前記第2の供給管が前記反応管に接続されており、
    前記第1の供給管の前記反応管内に位置する前記端部には、前記第2の原料ガスの前記流路の断面積を減少させるように前記反応管の内壁に向かって膨らんだガス流調整部が設けられており、
    前記ガス流調整部は、前記第1の供給口に向かって外周が広がる第1の部分と、前記第1の部分より前記第1の供給口側に隣り合って位置し、前記第1の供給口に向かって外周が狭まる第2の部分とを有している、気相成長装置。
  2. 前記第1の供給管内に挿入されており、前記第1の原料ガスを流すための第3の供給管を更に備え、
    前記第1の供給管と前記第3の供給管とが二重管構造を形成しており、
    前記第1及び第2の原料ガスと反応しないガスを前記反応管内に供給するための空間が、前記第3の供給管の外壁と前記第1の供給管の内壁との間に形成されている、請求項1に記載の気相成長装置。
  3. 請求項1又は2に記載の気相成長装置を用いて化合物半導体膜を成長させる、化合物半導体膜の成長方法。
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