JP5043549B2 - 電子機器および撮像装置、電子機器の制御方法 - Google Patents
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Description
図10に示されるグラフの横軸は周波数、縦軸は感度である。
グラフの特性に着目すると、約400Hzまでは加速度に比例した0dBの出力感度であるが、約400Hzから感度は徐々に増加し、約1.3kHzに20dBを超える感度のピークを持っている。この非常に大きな検出感度は先に説明したセンサの構造によって生じる共振により生じている。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る電子機器であるデジタルビデオカメラの構成を示すブロック図である。
101、111、121はデジタルビデオカメラに作用する加速度を検出する加速度センサで、それぞれX軸、Y軸、Z軸の互いに直交する3軸方向を検出するように配置されている。
中心値=(トップピーク値−ボトムピーク値)÷2+ボトムピーク値
22はノイズ除去回路102の出力端子で上記中心値が出力される。
#300では、このフローの始まりで、例えば加速度センサ101、111、121の検出可能周波数より十分高い周期で繰り返し本制御がおこなわれる。
#301では、ノイズ除去回路102、112、122の入力端子21より入力された加速度信号をサンプリングし取得する。
#302では、トップピーク検出回路201内のメモリに記憶されている前回入力された加速度信号の値よりも、今回入力された加速度信号の値が大きいか否かを判定する。ここでYesの場合303に遷移する。ここでNoの場合304へに遷移する。
#303では、トップピーク検出回路201内のメモリSiに「増加」という値を記憶する。
#304では、記憶されているメモリSiの値が「増加」で有るかを確認する。ここでYesであれば305に遷移する。ここでNoであれば306に遷移する。
#305では、#302の結果より加速度信号が前回サンプリングした値より小さくなり、また前回の#302の結果であるメモリSiの値が「増加」であることから、加速度信号が増加から減少に転じた頂点であることが判定できる。したがって、トップピークホールド回路203にて現在の角速度信号値を更新保持する。
#306では、トップピーク検出回路201内のメモリSiの値に「減少」という値を記憶する。
#307では、今回入力された加速度信号の値をトップピーク検出回路201内のメモリに記憶する。
#308でこのフローを終える。
#601はこのフローの始まりで、先に説明したノイズ除去回路102、112、122の加速度信号をサンプリングする周期で実行される。
#602では、ノイズ除去回路102、112、122より得られるノイズ除去信号をサンプリングする。
#603では、加速度センサ101、111、121より得られる加速度信号をサンプリングする。
#604では、ぞれぞれのノイズ除去回路102、112、122より得られるノイズ除去信号が落下状態を判定する0.4G以下の加速度であるか否かを判断する。ここで、0.4G以下であれば#606に遷移する。ここで、0.4Gを超えていれば#605に遷移する。
#605では、ぞれぞれの加速度センサ101、111、121より得られる加速度信号が落下状態を判定する0.4G以下の加速度であるか否かを判断する。ここで、0.4G以下であれば#606に遷移する。ここで、0.4Gを超えていれば#607に遷移する。
#606では、落下判定結果「落下中」と判定し、ハードディスク・レコーダ108を前記のように記録装置を耐衝撃状態に遷移させる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施形態の構成は、説明の便宜上、再生時の構成にて説明する。
909は増幅された音声信号を再生する機器に取り付けられているスピーカである。
910は復号された標準ビデオ信号を再生するモニタである。
#801はこのフローの始まりで、例えば加速度センサ101、111、121の検出可能周波数より十分高い周期で繰り返して、このフローがおこなわれる。
#802では、入力された加速度信号をサンプリングし取得する。
#803では、入力された加速度信号が、ノイズ除去回路702、712、722内にある加速度最大値メモリに記憶されている値より大きいかを判定する。ここで、Yesの場合には#804に遷移する。ここで、Noの場合には#805に遷移する。
#804では、加速度最大値メモリに現在の加速度センサの値を記憶、更新する。
#805では、入力された加速度信号が、ノイズ除去回路702、712、722内にある加速度最小値メモリに記憶されている値より小さいかを判定する。ここで、Yesの場合には#806に遷移する。ここで、Noの場合には#807に遷移する。
#806では、加速度最小値メモリに現在の加速度センサの値を記憶、更新する。
#807では、タイマーが所定の時間となったかを判定する。ここで、Yesの場合には#808に遷移する。ここで、Noの場合には#810に遷移する。ここでのタイマーの設定時間は、前記あらかじめ設定された期間であって、少なくとも共振周波数の1周期以上の期間である。
#808では、中心値を算出する。この場合の演算は
中心値=(加速度最大値−加速度最小値)÷2+加速度最小値
となる。
#809では、加速度最小値、加速度最大値、タイマーを初期値にする。
例えば、加速度最小値=1G、加速度最大値=0G、タイマー=0秒、とする。
#810でこのフローを終える。
図9に示すグラフは図4に示すグラフと同様に加速度センサ101、111、121のうち、検出軸が鉛直方向と一致している加速度センサの検出出力を示している。
803は、ノイズ除去回路702、712、722のいずれかの内部の加速度最大値メモリに保持された加速度最大値である。
804は、ノイズ除去回路702、712、722のいずれかの内部の加速度最小値メモリに保持された加速度最小値である。
805は、加速度最大値803と加速度最小値804との中心値である。
802は、中心値805を結んだグラフである。この信号がノイズ除去回路702、712、722のいずれかから出力される加速度信号である。
102、112、122 ノイズ除去回路
103 第1の落下判定回路
10 第2の落下判定回路
107 論理和を演算するOR回路
901 撮像レンズ
902 CCD等の撮像素子
903 カメラ信号処理回路
904 マイク
905 マイクアンプ
906 エンコーダ
108 ハードディスク・レコーダ
907 映像信号、音声信号を復号するデコーダ
908 スピーカアンプ
909 スピーカ
910 モニタ
Claims (7)
- 電子機器に作用する加速度を検出する加速度検出手段と、
前記加速度検出手段の出力からノイズ成分を除去するノイズ除去手段と、
前記ノイズ除去手段からの出力が第1の加速度以下となったかどうかを判定する第1の判定手段と、
前記加速度検出手段からの出力が第2の加速度以下となったかどうかを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段によって前記第1の加速度以下となったと判定するか、または前記第2の判定手段によって前記第2の加速度以下となったと判定する場合に前記電子機器が落下状態にあると判断する落下状態判断手段とを有し、
前記加速度検出手段は互いに直交する3軸方向の加速度を検出するものであって、前記第1の判定手段は前記加速度検出手段によって検出される全ての加速度が前記第1の加速度以下となったかどうかを判定するともに、前記第2の判定手段は前記加速度検出手段によって検出される全ての加速度が前記第2の加速度以下となったかどうかを判定し、
前記ノイズ除去手段は、前記加速度検出手段の出力からトップピークとボトムピークを求めるとともに、前記トップピークと前記ボトムピークの中心値を出力するとともに、前記第1の加速度と前記第2の加速度とを同じ値に設定することを特徴とする電子機器。 - 電子機器に作用する加速度を検出する加速度検出手段と、
前記加速度検出手段の出力からノイズ成分を除去するノイズ除去手段と、
前記ノイズ除去手段からの出力が第1の加速度以下となったかどうかを判定する第1の判定手段と、
前記加速度検出手段からの出力が、前記第1の加速度よりも小さい値に設定された第2の加速度以下となったかどうかを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段によって前記第1の加速度以下となったと判定するか、または前記第2の判定手段によって前記第2の加速度以下となったと判定する場合に前記電子機器が落下状態にあると判断する落下状態判断手段とを有することを特徴とする電子機器。 - 前記加速度検出手段は互いに直交する3軸方向の加速度を検出するものであって、前記第1の判定手段は前記加速度検出手段によって検出される全ての加速度が前記第1の加速度以下となったかどうかを判定するともに、前記第2の判定手段は前記加速度検出手段によって検出される全ての加速度が前記第2の加速度以下となったかどうかを判定することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
- 撮像装置に作用する加速度を検出する加速度検出手段と、
前記加速度検出手段の出力からノイズ成分を除去するノイズ除去手段と、
前記ノイズ除去手段からの出力が第1の加速度以下となったかどうかを判定する第1の判定手段と、
前記加速度検出手段からの出力が第2の加速度以下となったかどうかを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段によって前記第1の加速度以下となったと判定するか、または前記第2の判定手段によって前記第2の加速度以下となったと判定する場合に前記電子機器が落下状態にあると判断する落下状態判断手段とを有し、
前記加速度検出手段は互いに直交する3軸方向の加速度を検出するものであって、前記第1の判定手段は前記加速度検出手段によって検出される全ての加速度が前記第1の加速度以下となったかどうかを判定するともに、前記第2の判定手段は前記加速度検出手段によって検出される全ての加速度が前記第2の加速度以下となったかどうかを判定し、
前記ノイズ除去手段は、前記加速度検出手段の出力からトップピークとボトムピークを求めるとともに、前記トップピークと前記ボトムピークの中心値を出力するとともに、前記第1の加速度と前記第2の加速度とを同じ値に設定することを特徴とする撮像装置。 - 撮像装置に作用する加速度を検出する加速度検出手段と、
前記加速度検出手段の出力からノイズ成分を除去するノイズ除去手段と、
前記ノイズ除去手段からの出力が第1の加速度以下となったかどうかを判定する第1の判定手段と、
前記加速度検出手段からの出力が、前記第1の加速度よりも小さい値に設定された第2の加速度以下となったかどうかを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段によって前記第1の加速度以下となったと判定するか、または前記第2の判定手段によって前記第2の加速度以下となったと判定する場合に前記電子機器が落下状態にあると判断する落下状態判断手段とを有することを特徴とする撮像装置。 - 電子機器に作用する加速度を検出する加速度検出ステップと、
前記加速度検出ステップの出力からノイズ成分を除去するノイズ除去ステップと、
前記ノイズ除去ステップからの出力が第1の加速度以下となったかどうかを判定する第1の判定ステップと、
前記加速度検出ステップからの出力が第2の加速度以下となったかどうかを判定する第2の判定ステップと、
前記第1の判定ステップによって前記第1の加速度以下となったと判定するか、または前記第2の判定ステップによって前記第2の加速度以下となったと判定する場合に前記電子機器が落下状態にあると判断する落下状態判断ステップとを有し、
前記加速度検出ステップは互いに直交する3軸方向の加速度を検出するものであって、前記第1の判定ステップは前記加速度検出ステップによって検出される全ての加速度が前記第1の加速度以下となったかどうかを判定するともに、前記第2の判定ステップは前記加速度検出ステップによって検出される全ての加速度が前記第2の加速度以下となったかどうかを判定し、
前記ノイズ除去ステップは、前記加速度検出ステップの出力からトップピークとボトムピークを求めるとともに、前記トップピークと前記ボトムピークの中心値を出力するとともに、前記第1の加速度と前記第2の加速度とを同じ値に設定することを特徴とする電子機器の制御方法。 - 電子機器に作用する加速度を検出する加速度検出ステップと、
前記加速度検出ステップの出力からノイズ成分を除去するノイズ除去ステップと、
前記ノイズ除去ステップからの出力が第1の加速度以下となったかどうかを判定する第1の判定ステップと、
前記加速度検出ステップからの出力が、前記第1の加速度よりも小さい値に設定された第2の加速度以下となったかどうかを判定する第2の判定ステップと、
前記第1の判定ステップによって前記第1の加速度以下となったと判定するか、または前記第2の判定ステップによって前記第2の加速度以下となったと判定する場合に前記電子機器が落下状態にあると判断する落下状態判断ステップとを有することを特徴とする電子機器の制御方法。
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