JP5036444B2 - 光導波路構造体とその製造方法および光モジュール - Google Patents

光導波路構造体とその製造方法および光モジュール Download PDF

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Description

本発明は、光通信等に用いられる光導波路構造体とその製造方法および光モジュールに関するものである。
電気信号と光信号を相互に変換するための電子部品である光モジュールは、光通信などの各種の分野で利用されている。
この光モジュールには、電気信号を光信号に変換する面発光レーザなどの発光素子に、発光素子からの光信号を外部へ伝送するための光ファイバ等を光学的に結合した光送信モジュールや、光信号を電気信号に変換するフォトダイオードなどの受光素子に、外部からの光信号を受光素子へ伝送するための光ファイバ等を光学的に結合した光受信モジュールなどがある。
これらの光モジュールを組み立てる際には、発光素子や受光素子と光ファイバとを、アクティブアライメント等の手段によって適切に位置合わせして固定し、両者を光学的に高効率に結合させる必要がある。しかし、石英製の光ファイバを用いた場合、光素子との位置合わせが困難であり、光モジュールの製造コストが高くなるという問題点があった。
そこで最近では、光素子と光学的に結合する光導波路として、高分子系材料を用いた光導波路が検討されている。たとえば特許文献1には、感光性の液状ポリシラン材料を用い、フォトリソグラフィー技術を利用して光導波路層を形成する技術が提案されている。
この技術では、クラッド用の液状ポリシラン材料をスピンコートにより基板上に塗布し、加熱処理することによって下層クラッド部を形成し、この下層クラッド部の上に、コア用の感光性液状ポリシラン材料をスピンコートにより基板上に塗布し、フォトリソグラフィー技術によってコアパターンを形成した後加熱処理することによってコア部を形成し、さらにその上に、クラッド用の液状ポリシラン材料をスピンコートにより基板上に塗布し、加熱処理することによって上層クラッド部を形成して光導波路構造体を得ている。そして、この光導波路構造体の上に、発光素子もしくは受光素子を、その発光面もしくは受光面を下方に向けてコア部の端面と対向させて配置することで、これらの素子と光導波路とを光学的に結合させている。
特開2005−164762号公報
しかしながら、あらかじめ光素子などの電子部品が実装されている配線基板上に、上記のような液状の感光性材料を用いて光導波路構造体を形成しようとすると、感光性材料を塗布した際に電子部品の周辺に液溜まりができてしまい、平滑な塗布層を形成することができない。そのため、所望のコアパターンを高い精度で形成することができないという問題点があった。
そして、上記の従来技術では、光導波路構造体の上に光素子を配置しているため、素子の封止を行うためにはさらに別途の工程が必要になる。
本発明は以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、基板上に実装された光素子に対して高い効率で光学的に結合することができ、さらに、光導波路の形成材によって光素子を封止することも可能な光導波路構造体を提供することを課題としている。
また本発明は、基板上に実装された光素子と光導波路との光結合効率が高く、さらに、光導波路の形成材によって光素子が封止された光モジュールを提供することを課題としている。
また本発明は、基板上に実装された光素子に対して高い効率で光学的に結合することができ、さらに、光導波路の形成材によって光素子を封止することも可能な光導波路構造体の製造方法を提供することを課題としている。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下のことを特徴としている。
発明の光導波路構造体の製造方法は、光導波路が光ファイバに光学的に結合された光導波路構造体の製造方法であって、光硬化型樹脂または熱硬化型樹脂からなるクラッド用ドライフィルムを基板上にラミネートし、その後、クラッド用ドライフィルムを硬化して下層クラッド部を形成する工程と、下層クラッド部の上に、光ファイバの端面を含む一部を固定する工程と、光ファイバが固定された下層クラッド部の上に、光硬化型樹脂からなるコア用ドライフィルムをラミネートする工程と、コア形成部分の形状に対応する露光パターンを有するフォトマスクを介してコア用ドライフィルムに光を露光して現像し、その端面が光ファイバの端面と光学的に結合されたコア部を形成する工程と、コア部が形成され光ファイバが固定された下層クラッド部の上に、光硬化型樹脂または熱硬化型樹脂からなるクラッド用ドライフィルムをラミネートし、その後、クラッド用ドライフィルムを硬化して上層クラッド部を形成する工程とを含むことを特徴とする。
上記第1の発明によれば、コア部の形成材として光硬化型樹脂のドライフィルムを用いたので、フォトマスクを用いた露光、硬化によって、光素子の発光面もしくは受光面に対してコア部が高い位置精度で形成され、光素子と光導波路を高い効率で光学的に結合することができる。
さらに、クラッド部の形成材として光硬化型樹脂または熱硬化型樹脂のドライフィルムを用いたので、光素子を実装した基板であっても、ラミネート時にドライフィルムが流動性もしくは可塑性を示すことにより、光素子を埋設すると共に上面を平滑にすることができる。そのため、光素子を封止することができ、しかも所要のコア部を平滑なクラッド面上に高い位置精度で形成することができる。すなわち、従来のスピンコート法では上面を平坦化することは困難であったが、ラミネートの手法を用いることにより上面を平坦化できるため、さらに上面に光導波路層や電気配線層を形成することも可能になる。
またさらに、間に空気層を含まずに光導波路と光ファイバとを接続できるため、反射防止膜を用いることなく空気との屈折率差に起因する反射損失を減らすことができる。そして、光素子と光導波路を近接できるため、レンズなど高価な部品を用いることなく高い結合効率で光結合することができる。
上記第2の発明によれば、光素子が実装された基板上にラミネートした下層クラッド部と、その上にコア部を挟んでラミネートした上層クラッド部とからクラッド部を構成し、コア用ドライフィルムを下層クラッド部の上にラミネートしコア形成部分を露光、硬化してコア部を形成したので、上記第1の発明と同様な効果が得られると共に、高い位置精度で形成されたコア部によって光素子と光導波路を特に高い効率で光学的に結合することができる。さらに、光素子を埋設した平滑な下層クラッド面上に、所要のコア部を特に高い位置精度で形成することができる。
上記第3の発明によれば、光導波路構造体における光素子の上方位置に形成された、たとえば約45度の角度をもつ傾斜面を有する穴部によって、基板面の方向に延びる光導波路と、上方を向く光素子の発光面もしくは受光面との間で、信号光が当該傾斜面により反射されるようにしたので、上記第1および第2の発明の効果に加え、光素子と光導波路を高い効率で光学的に結合することができる。
上記第4の発明によれば、コア部の形成材として光硬化型樹脂のドライフィルムを用いたので、フォトマスクを用いた露光、硬化によって、光素子の発光面もしくは受光面に対してコア部が高い位置精度で形成され、光素子と光導波路を高い効率で光学的に結合することができる。
さらに、クラッド部の形成材として光硬化型樹脂のドライフィルムを用いたので、光素子を実装した基板であっても、ラミネート時にドライフィルムが流動性もしくは可塑性を示すことにより、光素子を埋設すると共に上面を平滑にすることができる。そのため、光素子を封止することができ、しかも所要のコア部を平滑なクラッド面上に高い位置精度で形成することができる。すなわち、従来のスピンコート法では上面を平坦化することは困難であったが、ラミネートの手法を用いることにより上面を平坦化できるため、さらに上面に光導波路層や電気配線層を形成することも可能になる。
またさらに、間に空気層を含まずに光導波路と光ファイバとを接続できるため、反射防止膜を用いることなく空気との屈折率差に起因する反射損失を減らすことができる。そして、光素子と光導波路を近接できるため、レンズなど高価な部品を用いることなく高い結合効率で光結合することができる。
上記第5の発明によれば、光素子が実装された基板上にラミネートした下層クラッド部と、その上にコア部を挟んでラミネートした上層クラッド部とからクラッド部を構成し、コア用ドライフィルムを下層クラッド部の上にラミネートしコア形成部分を露光、硬化してコア部を形成したので、上記第4の発明と同様な効果が得られると共に、高い位置精度で形成されたコア部によって光素子と光導波路を特に高い効率で光学的に結合することができる。さらに、光素子を埋設した平滑な下層クラッド面上に、所要のコア部を特に高い位置精度で形成することができる。
上記第6の発明によれば、光導波路構造体における光素子の上方位置に形成された、たとえば約45度の角度をもつ傾斜面を有する穴部によって、基板面の方向に延びる光導波路と、上方を向く光素子の発光面もしくは受光面との間で、信号光が当該傾斜面により反射されるようにしたので、上記第4および第5の発明の効果に加え、光素子と光導波路を高い効率で光学的に結合することができる。
上記第7の発明によれば、コア部の形成材として光硬化型樹脂のドライフィルムを用いたので、フォトマスクを用いた露光、硬化によって、光素子の発光面もしくは受光面に対してコア部が高い位置精度で形成され、光素子と光導波路を高い効率で光学的に結合することができる。
また、クラッド部の形成材として光硬化型樹脂または熱硬化型樹脂のドライフィルムを用いたので、光素子を実装した基板であっても、ラミネート時にドライフィルムが流動性もしくは可塑性を示すことにより、光素子を埋設すると共に上面を平滑にすることができる。そのため、光素子を封止することができ、しかも所要のコア部を平滑な下層クラッド面上に高い位置精度で形成することができる。すなわち、従来のスピンコート法では上面を平坦化することは困難であったが、ラミネートの手法を用いることにより上面を平坦化できるため、さらに上面に光導波路層や電気配線層を形成することも可能になる。
またさらに、間に空気層を含まずに光導波路と光ファイバとを接続できるため、反射防止膜を用いることなく空気との屈折率差に起因する反射損失を減らすことができる。そして、光素子と光導波路を近接できるため、レンズなど高価な部品を用いることなく高い結合効率で光結合することができる。
さらに、基板面の方向に延びる光導波路と、発光面もしくは受光面が上方を向く光素子とを高い効率で光学的に結合する反射面を、レーザ、ブレードなどを用いて、光導波路構造体における光素子の上方に穴部を形成することで簡便に作製することができる。
本発明において、光モジュールは、光ネットワークなどの光通信において電気信号と光信号を相互に変換する機能を持つ部品として用いられるものであり、電気信号を光信号に変換する発光素子、たとえば面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)、レーザダイオード(LD:Laser Diode)など光素子として用い、発光素子からの信号光を光導波路構造体の光導波路より光ファイバなどを通じて外部に伝送する光送信モジュール、および、光信号を電気信号に変換する受光素子、たとえばフォトダイオード(PD:Photo Diode)などを光素子として用い、光ファイバなどを通じて伝送される外部からの信号光を、光導波路構造体の光導波路を通じて受光素子により受信する光受信モジュールが含まれる。
光モジュールの構造には、光ファイバをピグテイル化したもの、パッケージ形態のもの、マルチチップモジュールを含むもの、コネクタもしくはソケットの形態のものなどが含まれる。
本発明の光モジュールにおいて、光素子は、配線が形成された基板上に実装されており、その実装形態としては、金属接合などによるフリップチップ実装、ワイヤボンディング実装などが例示されるが、光素子と配線とを電気的に接続するものであれば特に制限はない。
本発明の光モジュールにおいて、光素子は、基板上に複数個が実装されたものであってもよく、たとえばアレイ状に複数個の光素子を配置したものなどが例示される。また、光素子用のドライバICなど、他の電子部品を同一基板上に搭載したものであってもよい。
本発明の光モジュールにおいて、基板としては、光素子と電気的に接続される配線が形成されたものであれば、各種のものを使用することができ、たとえば樹脂、樹脂を含む複合材料、ガラス、セラミック、シリコンなどを基材としたものを使用できる。
なお、本発明において、光素子の上方に形成され、光素子とコア部とを光学的に結合する「反射面」には、金属膜や誘電体多層膜などの反射膜を形成した場合も含まれる。
以上に記述した事項は、当業者であればその構成を適宜に選択、変更して本発明に適用するであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における光モジュールを示した図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。本実施形態の光モジュール1は、光素子20を備えており、光素子20は、配線11が形成された基板10上に実装されている。
さらに光モジュール1は、基板10上に積層され光素子20を埋設するシート状の光導波路構造体2を備えている。光導波路構造体2は、シート状のクラッド部30と、クラッド部30内に形成され基板10と略平行に延びる複数本のコア部40を備えており、クラッド部30は、光素子20を埋設している。クラッド部30は、光硬化型樹脂または熱硬化型樹脂のドライフィルムから形成されたものであり、コア部40は、光硬化型樹脂のドライフィルムから形成されたものである。
さらに光導波路構造体2は、光素子20の上方に、光素子20とコア部40とを光学的に結合する反射面50を備えており、この反射面50は、レーザアブレーション加工、ブレードの差し込みや切断等の手段により、約45度の角度で形成された切れ込み状の穴部51の傾斜面から構成されている。
このように構成された光モジュール1では、たとえば光素子20が発光素子である場合には、配線11からの電気信号を光素子20が光信号に変換して出力し、その上方の反射面50で反射してコア部40内を伝播させて、外部に信号光が伝送される。信号光の外部への伝送は、たとえば、光導波路構造体2のコア部40における光素子20とは反対側の端面に石英の光ファイバを結合することで行うことができる。
また、たとえば光素子20が受光素子である場合には、外部から伝送された信号光を光導波路構造体2のコア部40における光素子20とは反対側の端面から入射させてコア部40内を伝播させ、光素子20の上方の反射面50で下方に反射して光素子20に入射させることにより、光信号を電気信号に変換して配線11を通じて出力する。
以上の光モジュール1に設けられる光導波路構造体2は、以下に説明する方法で製造することができる。以下、本発明の第2の実施形態として、光導波路構造体2の製造方法について図2〜図9を参照しながら工程順に説明する。
最初に、図2(a),(b)に示すように、光素子20が実装された、配線11を有する基板10を用意する。
この基板10の上に、図3に示すように、光硬化型樹脂または熱硬化型樹脂からなるクラッド用ドライフィルム31aをラミネートする。ラミネートには、従来より一般的に用いられているドライフィルムラミネータ、たとえばプリント配線板の回路パターン形成に用いられる感光性のドライフィルムレジストや、プリント配線板の回路保護に用いられるドライフィルムソルダーレジストをプリント配線板にラミネートするためのドライフィルムラミネータなどを使用できる。たとえば、特開平9−130023号公報に記載の装置などを使用できる。ラミネートの際に空気の巻き込みを防ぐために、減圧下でラミネートできる装置を用いるようにしてもよい。
基板10の上にクラッド用ドライフィルム31aをラミネートする際には、図3に概略的に示したように、支持フィルム60、クラッド用ドライフィルム31a、および保護フィルム61からなる3層シートをロール設備により搬送し、上流側においてまず剥離用ロール70により保護フィルム61を剥離し、その下流において、露出したクラッド用ドライフィルム31aの面を基板10と対向させて、これらを圧着用ゴムロール71,72の間を通してラミネートする。
このとき、クラッド用ドライフィルム31aは、圧着用ゴムロール71,72による加熱によって流動性もしくは可塑性を示すようになり、圧着用ゴムロール71,72によりクラッド用ドライフィルム31aと基板10とを押し付けながらクラッド用ドライフィルム31aを基板10に貼り付けていくことで、基板10上に実装された光素子20などの電子部品による凹凸を上記の流動性もしくは可塑性によって緩和し、光素子20を埋設すると共に、クラッド用ドライフィルム31aの上面を平滑にすることができる。
クラッド用ドライフィルム31aを構成する光硬化型樹脂としては、従来より知られている光硬化型樹脂と同種のものを用いることができる。このような光硬化型樹脂は、典型的には、モノマー、オリゴマー、光重合開始剤、および各種の添加剤を含有しており、ドライフィルムの形態とするためにあらかじめ半硬化したものであってもよい。熱硬化型樹脂も同様にモノマー、オリゴマー、熱重合開始剤、および各種の添加剤を含有しており、ドライフィルムの形態とするためにあらかじめ半硬化したものであってもよい。
光硬化型樹脂の具体例としては、光硬化型エポキシ樹脂、光硬化型アクリル樹脂、光硬化型ハロゲン化アクリル樹脂、光硬化型ウレタンアクリル樹脂などが挙げられる。
光素子20を埋設し、かつ、クラッド用ドライフィルム31aの上面を平滑にするためには、クラッド用ドライフィルム31aは、上記したように、ラミネート時に光素子20などの電子部品に掛かる圧力により光硬化型樹脂または熱硬化型樹脂が押し退けられる程度の流動性もしくは可塑性を有することが好ましい。加熱によって流動性が上昇する光硬化型樹脂または熱硬化型樹脂の場合には、圧着ゴムロール71,72の温度によってその流動性を制御することが可能である。また、クラッド用ドライフィルム31aは、ハンドリング性や剥離性などの点から室温では粘着性の低い状態であるのが好ましく、クラッド用ドライフィルム31aに用いられる光硬化型樹脂または熱硬化型樹脂の最も好ましい例としては、室温では適切なハンドリング性や剥離性を有する程度に粘着性が低く、かつ、ラミネート時の加熱により、光素子20を埋め込むことができる程度に流動性(粘着性)が付与されるものを挙げることができる。
図3に示すように基板10上にクラッド用ドライフィルム31aをラミネートした後、クラッド用ドライフィルム31aに対して、紫外光などの光重合反応を促進させる光を照射し、クラッド用ドライフィルム31aを硬化させることによって、あるいは、熱硬化型樹脂の場合は加熱によりクラッド用ドライフィルム31aを硬化させることによって、図4に示すように、光素子20を埋設したシート状の下層クラッド部31が積層された基板10が得られる。樹脂が光硬化型の場合であっても、十分に硬化させるため適宜に加熱するようにしてもよい。
次に、図5に示すように、下層クラッド部31の上に、コア用ドライフィルム40aをラミネートする。ラミネートは、クラッド用ドライフィルム31aを基板10上にラミネートした方法と同様の方法により行うことができる。
コア用ドライフィルム40aの材料としては、上記した光硬化型樹脂を用いることができ、硬化後においてクラッド部30よりも屈折率が高いものが用いられる。なお、本発明では、光硬化型樹脂としてポジ型とネガ型のいずれのものを用いてもよく、すなわち、光照射により現像液への溶解性が低下するものと向上するもののいずれを用いてもよい。
以下に、本発明に好適に用いられる下層クラッド部31用のクラッド用ドライフィルム31a(および後述する上層クラッド部32用のクラッド用ドライフィルム32a)と、コア用ドライフィルム40aの組み合わせを例示する。
クラッド用ドライフィルム31a(クラッド用ドライフィルム32a):低屈折率材料
(a)メチルメタクリレート/n−ブチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/メタクリル酸=55/8/15/22の共重合割合(重量基準)で合成した共重合体60重量部
(b)ビスフェノールFEO変性ジアクリレート(東亜合成(株)製「アロニックスM−208」)15重量部
(c)エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン(株)製「エピコート1001」)5重量部
(d)TPP(トリフェニルホスフェート)5重量部
(e)トリブロモフェニルアクリレート(第一工業製薬(株)製「BR−30」)15重量部
(f)ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製「イルガキュア819」)1重量部
上記の成分(a)〜(f)を混合して光硬化型樹脂ワニスを調製し、このワニスを支持フィルムである厚み25μmのPETフィルム上に、乾燥後に所望の厚みとなるように塗布し、65℃で10分乾燥することにより、有機溶剤を除去すると共に、Bステージ状態の感光性ドライフィルムとする。その後、保護フィルムとして、積水化学工業(株)製プロテクト(♯6221F)フィルム(厚み50μm)をラミネートして、クラッド用ドライフィルム31a(クラッド用ドライフィルム32a)を挟んだ3層構造シートを作製する。
コア用ドライフィルム40a:高屈折率材料
(a)メチルメタクリレート/n−ブチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/メタクリル酸=55/8/15/22の共重合割合(重量基準)で合成した共重合体30重量部
(b)ビスフェノールFEO変性ジアクリレート(東亜合成(株)製「アロニックスM−208」)30重量部
(c)エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン(株)製「エピコート1001」)20重量部
(d)TPP(トリフェニルホスフェート)5重量部
(e)トリブロモフェニルアクリレート(第一工業製薬(株)製「BR−30」)15重量部
(f)ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製「イルガキュア819」)1重量部
上記の成分(a)〜(f)を混合して光硬化型樹脂ワニスを調製し、このワニスを支持フィルムである厚み25μmのPETフィルム上に、乾燥後に所望の厚みとなるように塗布し、65℃で10分乾燥することにより、有機溶剤を除去すると共に、Bステージ状態の感光性ドライフィルムとする。その後、保護フィルムとして、積水化学工業(株)製プロテクト(♯6221F)フィルム(厚み50μm)をラミネートして、コア用ドライフィルム40aを挟んだ3層構造シートを作製する。
図5に示すようにコア用ドライフィルム40aを下層クラッド部31上にラミネートした後、コア用ドライフィルム40aに対して、コアパターンを形成するための露光、現像処理を施す。その具体的な方法としては、従来より一般に利用されているフォトリソグラフィー技術を適用できる。図6を参照しながらその具体例を説明すると、図6(a)に示すように、形成すべきコア部40の形状(図6(b)の平面図におけるコア形成部分41)に対応する露光パターンを有する露光用のフォトマスク81を基板10上のコア用ドライフィルム40aに対向させて配置し、さらにその上から紫外光などの光重合反応を促進させる光を照射することにより露光を行い、これにより、図6(b)に示すコア形成部分41を選択的に光硬化する。なお、パターニングの後、十分に硬化するために加熱してもよい。
このとき、フォトマスク81と基板10との位置合わせには、多層回路基板の製造工程において露光用フォトマスクと回路形成用基板とを位置合わせする方法を利用することができる。
具体的には、光素子20上の所定の位置に、1つまたは複数の位置合わせ用マークを形成しておき、一方で、フォトマスク81上にも、露光パターンに対して所定の位置に、1つまたは複数の位置合わせ用マークを作製しておく。これらの位置合わせ用マークの形状や材料は、これを撮像して画像化するための撮像装置80や、あるいは実体顕微鏡による認識が可能であれば、適宜のものを選択することができる。また、光素子20上の受光点や発光点、あるいはフォトマスク81上の露光パターンそのものを位置合わせの基準としてもよい。
そして、所定のテーブルに設けられた撮像装置80の画像信号に基づいて、光素子20上の位置合わせ用マークとフォトマスク81上の位置合わせ用マークとの相対的な位置ずれを検出し、この検出結果に基づいて光素子20とフォトマスク81との相対的な位置関係の補正値を算出し、この補正値に基づいて基板10とフォトマスク81とを相対移動させて、これらを所定の相対位置に一致させることで、光素子20とフォトマスク81との位置合わせを行う。
このような位置合わせ方法を適用し、その後、露光、硬化することで、露光精度できわめて正確に、光素子20に対して所定の位置にコア部40を形成することができる。
以上のようにして図6(b)のコア形成部分41を選択的に硬化した後、溶剤やアルカリ液などの現像液を用いて現像を行い、コア形成部分41以外のコア用ドライフィルム40aを下層クラッド部31上から除去することで、図7(a),(b)に示すように、下層クラッド部31上にコア部40のみが残存する。
次に、図8(a),(b)に示すように、コア部40を形成した下層クラッド31上に、さらにクラッド用ドライフィルム32aをラミネートする。ラミネートは、上記した下層クラッド部31用のクラッド用ドライフィルム31aを基板10上にラミネートした方法と同様の方法により行うことができる。また、クラッド用ドライフィルム32aの材料としては、上記した光硬化型樹脂や熱硬化型樹脂を用いることができ、通常は、下層クラッド部31用のクラッド用ドライフィルム31aと同一組成のものが用いられる。
クラッド用ドライフィルム32aをラミネートした後、クラッド用ドライフィルム32aに対して、紫外光などの光重合反応を促進させる光を照射し、クラッド用ドライフィルム32aを硬化させることによって、あるいは、熱硬化型樹脂の場合は加熱によりクラッド用ドライフィルム32aを硬化させることによって、図9(a),(b)に示すように、下層クラッド部31上に、コア部40を挟んでシート状の上層クラッド部32が積層された基板10が得られる。
最後に、図1(a),(b)に示すように、光素子20の上方に光素子20とコア部40とを光学的に結合する反射面50を形成する。反射面50は、光素子20の上方における上層クラッド32の表面から、レーザアブレーション加工もしくはブレードの差し込みにより、約45度の角度をもつ切れ込み状の穴部51を穿設することで、穴部51の傾斜面としてコア部40の端部42に形成される。このようにして作製された反射面50は、基板10の面方向に延びるコア部40と、上方を向く光素子20の発光面もしくは受光面との間で信号光を高い効率で反射する。光素子20と反射面50は、シート状の光導波路構造体2を基板10に積層しているためミクロンオーダーで近接しており、レンズ等を用いずとも十分な光結合効率が得られる。
以上に、実施形態に基づき本発明について説明したが、本発明は上記した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において各種の変更が可能である。
本発明の第1の実施形態における光モジュールを示した図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。 本発明の第2の実施形態における光導波路構造体の製造方法を説明する図であり、(a)は光素子を実装した基板の平面図、(b)は縦断面図である。 本発明の第2の実施形態における光導波路構造体の製造方法において、クラッド用ドライフィルムを基板上にラミネートする工程を説明する図である。 クラッド用ドライフィルムを光硬化して下層クラッド部を基板上に形成した状態を示した図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。 下層クラッド部上にコア用ドライフィルムをラミネートした状態を示した図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。 露光によりコアパターンを形成する工程を説明する図であり、(a)はフォトマスクと基板を位置合わせし、露光する操作を説明する図、(b)はコア用ドライフィルムをラミネートした基板の平面図である。 下層クラッド部上にコア部が形成された状態を示した図である。 コア部を形成した下層クラッド部上にクラッド用ドライフィルムをラミネートした状態を示した図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。 クラッド用ドライフィルムを光硬化して上層クラッド部を形成した状態を示した図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。
符号の説明
1 光モジュール
2 光導波路構造体
10 基板
11 配線
20 光素子
30 クラッド部
31 下層クラッド部
31a クラッド用ドライフィルム
32 上層クラッド部
32a クラッド用ドライフィルム
40 コア部
40a コア用ドライフィルム
41 コア形成部分
42 端部
50 反射面
51 穴部
60 支持フィルム
61 保護フィルム
70 剥離用ロール
71 圧着ゴムロール
72 圧着ゴムロール
80 撮像装置
81 フォトマスク

Claims (1)

  1. 基板上に実装された光素子と光学的に結合する光導波路構造体の製造方法であって、光素子が実装された基板上に、光硬化型樹脂または熱硬化型樹脂からなるクラッド用ドライフィルムを、光素子を覆うようにラミネートし、その後、クラッド用ドライフィルムを硬化して下層クラッド部を形成する工程と、下層クラッド部の上に、光硬化型樹脂からなるコア用ドライフィルムをラミネートする工程と、コア形成部分の形状に対応する露光パターンを有するフォトマスクを介してコア用ドライフィルムに光を露光して現像し、コア部を形成する工程と、コア部が形成された下層クラッド部の上に、光硬化型樹脂または熱硬化型樹脂からなるクラッド用ドライフィルムをラミネートし、その後、クラッド用ドライフィルムを硬化して上層クラッド部を形成する工程と、光素子の上方に、光素子とコア部とを光学的に結合する反射面となる傾斜面を有する穴部を形成する工程とを含むことを特徴とする光導波路構造体の製造方法。
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