JP5036420B2 - 表面形状測定装置及び異常検出方法 - Google Patents
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Description
水平に設置された定盤2の上には、支柱3が垂直に立設されている。支柱3にはZテーブル4が摺動自在に支持されており、図示しないZテーブル駆動手段に駆動されて垂直に上下動する。
ここで、定盤2の表面をX−Y平面とし、このX−Y平面において、触針7が移動する直線をX軸とする。そして、このX−Y平面において、X軸に直交する直線をY軸とし、このY軸とX軸との交点(原点O)を通り、X−Y平面に直交する直線をZ軸とする。このように設定された空間直交座標系をO−XYZ座標系とする。
ワークテーブル8は、図示しないワークテーブル駆動手段に駆動されてY軸方向に移動する。ワークテーブル8がY軸方向に移動することによって、触針7によるワークWの表面の走査位置を変えX−Y平面内におけるワークWの表面粗さ又は形状を測定することができる。
測定子の変位量は変位検出器によって常時監視できるので、変位を与えられた状態から解放された後の測定子の回復状態、例えば回復後の測定子の変位量や回復する速度等、を検出することによって、変位検出器に異常が生じ測定子の動作を伝える伝達部材等の動きに対する抵抗が増大したとき、これを検出することができる。
また変位を与えられた状態から解放されるときの測定子の変位の回復速度が、所定の閾値速度よりも遅いときに、測定子の回復状態に異常があると判定してもよい。
変位を与えられた状態から解放されるときの測定子の変位の回復速度が、測定子に与えた変位を解放する変位の解放速度よりも遅いとき、測定子の回復状態に異常があると判定してもよい。
また変位検出器の異常判定に必要な、測定子への変位付与動作と変位が与えられた状態から測定子を解放する動作を、試料表面の形状の測定を行うための通常の動作の中で行ってもよい。すなわち、試料の表面の表面形状の測定時における測定子を試料の表面に接触させる動作によって測定子に変位を与え、この測定時における試料の表面から測定子を離す動作によって、変位を与えた状態から測定子を解放してもよい。
測定動作の中で変位検出器の異常判定に必要な動作を行うことにより、異常判定のための特別な作業を行う必要が無くなるので作業効率が向上する。また測定動作度に変位検出器の異常判定を行うことができるので異常発見が早くなる。
なお、以下の説明では本発明による表面形状測定装置の実施例として、表面粗さ/形状測定装置の例を用いて説明する。しかしながら本発明が適用される表面形状測定装置はこれに限定されるものではない。例えば本発明は、円状断面を有する試料の側面上にて測定子を摺動させて、試料の径方向における測定子の変位量を検出することによって円状断面の真円度を測定する真円度測定装置において、測定子の変位量を検出する変位検出器の異常を検出することにも利用可能である。したがってこのような真円度測定装置もまた本発明による表面形状測定装置の範囲に含まれる。
なお本明細書においては、説明の簡便のために、Z方向に関する位置検出器9についてのみ記載するが、実際にはXアーム5のX方向位置やワークテーブル8のY方向位置を検出してこれら移動機構をサーボ制御するためにこれらの移動機構の位置を検出する位置検出器も表面形状測定装置1に設けられている。
また測定動作制御部24は、変位信号処理部23に対して測定の開始と測定の終了をそれぞれ合図する測定開始信号及び測定終了信号を出力する。測定動作制御部24は、与えられた測定区間において触針7による走査を終了すると、測定終了信号を出力した後に、速やかにZテーブル4を上昇させる等して、ワークWから触針7を離間させる。
図5は本発明による異常判定方法の基本的なフローを示すフローチャートであり、図6はこの異常判定方法の説明図である。
このような変位を与えるには、例えばZテーブル4、Xアーム5及びワークテーブル8を移動させることによって触針7をワークWなどの物体90に接触させてから、Zテーブル4を下降させて触針7を物体90に押し付ければよい。
また、例えば変位検出器6と物体90とを相対的に移動させて物体90に触針7を押し付けていた場合には、図6の(C)に示すように変位検出器6を速やかに物体90から離隔させて触針7に加えていた押圧力を無くす。このような変位を与えるには、例えばZテーブル4を上昇させて触針7を物体90から離間させればよい。
また異常判定部25は、変位が与えられた状態から解放されたときの触針7の変位量の回復速度が遅いか否かを判定することによって、触針7の変位の回復状態が異常であるか否かを判定してもよい。
ステップS11において初期変位量設定部31は、ワークWの表面形状測定が始まる前の触針7がワークに接触していない時刻t0において変位検出器6が出力する触針7の変位信号を読み取り、このときの変位信号の値Z0を初期変位量としてメモリ26に記憶する。
ステップS12において、測定動作制御部24は表面形状の測定を開始するワークWの表面上の測定開始点を移動機構駆動部21に指示し、移動機構駆動部21は、Zテーブル4、Xアーム5及びワークテーブル8を駆動して指示された測定開始点に触針7を接触させ、Zテーブル4を下降させて触針7をワークWに押し当てる。
時刻t1において触針7による測定面の走査が終了すると測定動作制御部24は測定終了信号を出力する。そしてステップS14において測定動作制御部24及び移動機構駆動部21は、Zテーブル4を上昇させて触針7をワークWから離す。この間に変位検出器6は現在の触針7の変位信号の値Z1を出力している(ステップS15)。
ステップS21〜ステップS23では、図8に記載のステップS12〜S14と同様に、触針7がワークWに押し当てられ、測定面の形状が測定され、触針7がワークWから離される。
Vr=ΔZ/ΔT
比較器42は、閾値速度Vthに代えて、解放速度検出部44が検出した解放速度Vfを、回復速度検出部41が検出した回復速度Vrと比較する。
ステップS31〜ステップS33では、図8に記載のステップS12〜S14と同様に、触針7がワークWに押し当てられ、測定面の形状が測定され、触針7がワークWから離される。
ステップS36において、比較器42により回復速度Vrと解放速度Vfとを比較する。その結果、回復速度Vrが解放速度Vfよりも遅く、その遅れ|Vr−Vf|が所定のマージンΔVよりも大きければ、ステップS37において回復速度異常判定部43は、変位検出器に異常があり触針の変位の回復状態に異常が生じたと判定し異常通知信号を出力して処理を終了する。遅れ|Vr−Vf|がΔV以下であれば処理はステップS38へ進む。
変位の解放動作が完了したとき、回復速度異常判定部43は、変位検出器が正常であると判定して異常通知信号を出力せずに処理を終了する(ステップS39)。変位の解放動作が完了していないとき処理をS34に戻す。
ステップS41〜ステップS43では、図8に記載のステップS12〜S14と同様に、触針7がワークWに押し当てられ、測定面の形状が測定され、触針7がワークWから離される。
2 定盤
3 支柱
4 Zテーブル
5 Xアーム
6 変位検出器
7 触針
8 ワークテーブル
9 位置検出器
20 制御部
W ワーク
Claims (8)
- 試料の表面に摺動させる測定子と、該測定子が摺動するときに前記表面の凹凸により生じる前記測定子の変位を検出する変位検出器とを備える表面形状測定装置であって、
前記測定子に変位を与える変位付与手段と、
変位を与えられた状態から解放されるときの前記測定子の変位の回復速度を検出する回復速度検出手段と、
前記測定子に与えた変位を前記変位付与手段が解放する解放速度を検出する解放速度検出手段と、
前記回復速度が前記解放速度よりも遅いとき、前記測定子の変位の回復状態に異常が生じたと判定する前記回復状態異常判定手段と、
前記変位付与手段が、変位を与えた状態から前記測定子を解放するときにおける、前記測定子の変位の回復状態に異常が生じたとき、前記変位検出器が異常であると判定する異常判定手段と、
を備えることを特徴とする表面形状測定装置。 - 試料の表面に摺動させる測定子と、該測定子が摺動するときに前記表面の凹凸により生じる前記測定子の変位を検出する変位検出器とを備える表面形状測定装置であって、
前記測定子に変位を与える変位付与手段と、
変位を与えられた状態から解放されるときの前記測定子の変位の回復量をモニタする回復量監視手段と、
前記測定子に与えた変位を前記変位付与手段が解放するときの変位の解放量をモニタする解放量監視手段と、
前記回復量が前記解放量よりも小さいとき、前記測定子の変位の回復状態に異常が生じたと判定する前記回復状態異常判定手段と、
前記変位付与手段が、変位を与えた状態から前記測定子を解放するときにおける、前記測定子の変位の回復状態に異常が生じたとき、前記変位検出器が異常であると判定する異常判定手段と、
を備えることを特徴とする表面形状測定装置。 - 前記変位付与手段は、前記測定子を前記試料の表面に接触させる動作によって前記測定子に変位を与えることを特徴とする請求項1又は2に記載の表面形状測定装置。
- 前記変位付与手段は、
前記試料の表面の表面形状の測定時における前記測定子を前記試料の表面に接触させる動作によって前記測定子に変位を与え、
前記測定時における前記試料の表面から前記測定子を離す動作によって、変位を与えた状態から前記測定子を解放する、
ことを特徴とする請求項3に記載の表面形状測定装置。 - 試料の表面に測定子を摺動させ、前記表面の凹凸により生じる前記測定子の変位を検出して前記試料の表面形状を測定する表面形状測定に使用される、前記測定子の変位を検出する前記変位検出器の異常を検出する方法であって、
前記測定子に変位を与え、
変位を与えられた状態から解放されるときの前記測定子の変位の回復速度を検出し、
前記測定子に与えた変位を解放するときの変位の解放速度を検出し、
前記回復速度が前記解放速度よりも遅いとき、前記測定子の変位の回復状態に異常が生じたと判定し、
変位が与えられた状態から前記測定子を解放するときにおける、前記測定子の変位の回復状態に異常が生じたとき、前記変位検出器が異常であると判定する、
ことを特徴とする異常検出方法。 - 試料の表面に測定子を摺動させ、前記表面の凹凸により生じる前記測定子の変位を検出して前記試料の表面形状を測定する表面形状測定に使用される、前記測定子の変位を検出する前記変位検出器の異常を検出する方法であって、
前記測定子に変位を与え、
変位を与えられた状態から解放されるときの前記測定子の変位の回復量をモニタし、
前記測定子に与えた変位の解放量をモニタし、
前記回復量が前記解放量よりも小さいとき、前記測定子の変位の回復状態に異常が生じたと判定し、
変位が与えられた状態から前記測定子を解放するときにおける、前記測定子の変位の回復状態に異常が生じたとき、前記変位検出器が異常であると判定する、
ことを特徴とする異常検出方法。 - 前記測定子を前記試料の表面に接触させる動作によって前記測定子に変位を与えることを特徴とする請求項5又は6に記載の異常検出方法。
- 前記試料の表面の表面形状の測定時における前記測定子を前記試料の表面に接触させる動作によって前記測定子に変位を与え、
前記測定時における前記試料の表面から前記測定子を離す動作によって、変位を与えた状態から前記測定子を解放する、
ことを特徴とする請求項7に記載の異常検出方法。
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