JP5035626B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、電力変換装置に関する。
電源、インバータおよびモータジェネレータ(MG)からなる電力変換装置は、インバータを構成するスイッチング素子のゲート端子に接続され、電源からの入力電力を調整し、スイッチング素子のスイッチング動作などを調整するゲート駆動回路を有する。ゲート駆動回路において、例えばゲート端子に入力されるゲート信号のスイッチングスピードを調整するターンオン抵抗及びターンオフ抵抗(調整部材)の抵抗値をそれぞれ変えることで、スイッチング動作に影響がある。抵抗値を変えてスイッチング動作を早くするとサージ電圧が大きくなり、スイッチング動作を遅くすると損失が大きくなる。このように、スイッチング素子のスイッチング動作はゲート信号によって一義的に決定されるため、設置環境や運転条件などを考慮して、抵抗を調整してスイッチング動作を調整する必要がある。
例えば、電力変換装置を生産ラインで製造する前の段階である試作段階において、ゲート信号のスイッチングスピードを調整し、決定する必要がある。試作段階では、ゲート信号のスイッチングスピードを調整するための調整部材を基板上に付け替えながら、ゲート信号のスイッチングスピードを調整する。しかし、ゲート端子等のスイッチング素子の端子を電気的に接続する基板の一方面には、調整部材を配置するスペースがあまりなく、他方面にはスイッチング素子の素子本体が林立されているため、その間にある調整部材を繰り返し付け替える作業が大変手間がかかる。つまり、調整部材を付け替えやすい一方面には調整部材を全て配置することはできず、他方面では調整部材の付け替え作業が非常に困難であるため、ゲート信号のスイッチングスピードを調整する作業が効率よく行えないという実状がある。
特許文献1では、絶縁回路(フォトカプラ)、指令選択回路、トランジスタ、IGBT(スイッチング素子)オン用/オフ用ゲート抵抗及び電源によって構成されるゲート抵抗値(ゲート信号)を外部から変更可能なゲート駆動回路が提示されている。このゲート駆動回路は、各IGBTに対してオン用・オフ用の調整部材をそれぞれ複数有しており、選択信号と指令信号とが絶縁回路を介して指令選択回路に入力されると、どの調整部材に切り替えるかをリアルタイムで行える。
特開平10−70878号公報
しかし、上述した特許文献1のゲート駆動回路は、外部からリアルタイムにゲート抵抗値を変更できるが、ゲート抵抗値をリアルタイムに選択できるように調整部材を複数実装する必要がある。そのため、実装するための面積が広くなり、またコストもアップする。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、インバータまたはコンバータで用いられるスイッチング素子のスイッチング動作などを調整するためのゲート信号のスイッチングスピードが調整しやすく、調整部材を実装する面積が拡大しない小さい基板の電力変換装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明の構成上の特徴は、
基板と、
前記基板の第1面側に位置する素子本体と、前記素子本体に電気的に接続され前記基板の前記第1面側から前記第1面の裏面側である第2面側へ貫通して配置されると共に入力されるゲート信号に応じてスイッチング動作を行うゲート端子と、を備える電力変換用スイッチング素子と、
前記ゲート端子に電気的に接続されるように前記基板に実装される調整部材を備え、ゲート信号のスイッチングスピードを調整することにより前記電力変換用スイッチング素子のスイッチング動作を調整する調整回路と、
を備える電力変換装置であって、
前記調整部材は複数からなり、
複数の前記調整部材のうち少なくとも1つである第1の調整部材は、前記基板の前記第1面に配置され、
複数の前記調整部材のうち残りである第2の調整部材は、前記基板の前記第2面に配置されることである。
また請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記電力変換用スイッチング素子は、インバータを構成すると共に、直列接続された高圧側の上アーム用スイッチング素子及び高圧GND側の下アーム用スイッチング素子を備え、前記上アーム用スイッチング素子及び前記下アーム用スイッチング素子における前記調整回路の回路定数は、同一であり、前記第1の調整部材は、複数の前記スイッチング素子のうち何れかの前記調整回路を構成する前記調整部材であり、前記第2の調整部材は、複数の前記スイッチング素子のうち残りの前記調整回路を構成する前記調整部材であることである。
また請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記電力変換用スイッチング素子は、多相インバータを構成すると共に、それぞれ並列接続された各相において、直列接続された高圧側の上アーム用スイッチング素子及び高圧GND側の下アーム用スイッチング素子からなり、前記上アーム用スイッチング素子及び前記下アーム用スイッチング素子における前記調整回路の回路定数は、同一であり、前記第1の調整部材は、複数の前記スイッチング素子のうち何れかの前記調整回路を構成する前記調整部材であり、前記第2の調整部材は、複数の前記スイッチング素子のうち残りの前記調整回路を構成する前記調整部材であることである。
また請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項3項において、前記第1の調整部材は、多相のうち何れか1相を構成する前記スイッチング素子の前記調整回路を構成する前記調整部材であり、前記第2の調整部材は、多相のうち残りの相を構成する前記スイッチング素子の前記調整回路を構成する前記調整部材であることである。
また請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項3又は4において、前記多相インバータに並列接続され、前記基板上において相毎に並列に配置される前記電力変換用スイッチング素子と並列に配置されるサージ電圧吸収用コンデンサを備え、前記第1の調整部材は、前記基板上において前記サージ電圧吸収用コンデンサから最も遠い位置に配置される相の前記電力変換用スイッチング素子の前記調整回路を構成する前記調整部材を含むことである。
また請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請求項2〜5の何れか1項において、前記調整回路は、前記電力変換用スイッチング素子のターンオン抵抗及びターンオフ抵抗、並びに、他の素子を含むことである。
また請求項7に係る発明の構成上の特徴は、請求項6において、前記調整回路は、さらに、調整用コンデンサを含むことである。
また請求項8に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記調整回路は、1つの前記電力変換用スイッチング素子の前記ゲート信号のスイッチングスピードを調整すると共に並列接続される複数の前記調整部材を備え、前記第1の調整部材は、1つの前記調整回路を構成する前記複数の前記調整部材のうち何れかであり、前記第2の調整部材は、1つの前記調整回路を構成する前記複数の前記調整部材のうちの残りである ことである。
また請求項9に係る発明の特徴は、請求項8において、前記電力変換用スイッチング素子は、多相インバータを構成すると共に、それぞれ並列接続された各相において、直列接続された高圧側の上アーム用スイッチング素子及び高圧GND側の下アーム用スイッチング素子からなり、前記電力変換装置は、さらに、前記多相インバータに並列接続され、前記基板上において相毎に並列に配置される前記電力変換用スイッチング素子と並列に配置されるサージ電圧吸収用コンデンサを備え、前記第1の調整部材は、前記基板上において前記サージ電圧吸収用コンデンサから最も遠い位置に配置される相の前記電力変換用スイッチング素子の前記調整回路を構成する複数の前記調整部材のうち何れかを含み、前記第2の調整部材は、前記基板上において前記サージ電圧吸収用コンデンサから最も遠い位置に配置される相の前記電力変換用スイッチング素子の前記調整回路を構成する複数の前記調整部材のうち残りを含むことである。
また請求項10に係る発明の特徴は、請求項1において、前記調整回路は、前記電力変換用スイッチング素子のターンオン抵抗及びターンオフ抵抗、並びに、他の素子を含み、前記第1の調整部材は、少なくとも前記ターンオン抵抗及び前記ターンオフ抵抗を含み、前記第2の調整部材は、前記他の素子の一部を含むことである。
また請求項11に係る発明の特徴は、請求項10において、前記調整回路は、さらに、調整用コンデンサを含み、前記第1の調整部材は、さらに、前記調整用コンデンサを含む ことである。
また請求項12に係る発明の特徴は、請求項1〜11の何れか1項において、前記電力変換用スイッチング素子は、さらに、昇圧した直流電圧を前記インバータに出力すると共に前記インバータから出力される直流電圧を降圧する昇降圧コンバータを構成するコンバータ用スイッチング素子を含み、前記第1の調整部材は、前記コンバータ用スイッチング素子の前記調整部材を含むことである。
請求項1に係る発明においては、本発明の電力変換装置は、電力変換用スイッチング素子のスイッチング動作を調整する調整回路が備える調整部材が、基板の第1面に配置される第2の調整部材と第2面に配置される第1の調整部材とを有する。つまり、基板の第1面か第2面かのどちらかに調整部材が配置されるのではなく、第1面と第2面とに調整部材が分配される。そのため、基板の2つの面を有効に使い、基板の拡張を抑制し、縮小を可能とすることができる。
請求項2に係る発明においては、本発明の電力変換装置は直列接続された高圧側の上アーム用スイッチング素子及び高圧GND側の下アーム用スイッチング素子を備えており、各スイッチング素子の調整回路の回路定数が同一である。よって、各スイッチング素子の調整回路毎に調整部材を第1の調整部材又は第2の調整部材として、基板の第1面又は第2面に配置し、調整しやすい面の調整回路を調整後、残りの面の調整回路を同一の回路定数にすることができるため、調整回路の調整の効率がよくなる。
請求項3に係る発明においては、本発明の電力変換装置で用いられる電力変換用スイッチング素子が多相インバータを構成し、相毎に上下アーム用スイッチング素子を有しており、各スイッチング素子における調整回路の回路定数は同一である。そして、複数のスイッチング素子のうち何れかの調整回路を構成する調整部材を第1の調整部材として第2面に配置し、残りの調整部材を第2の調整部材として第1面に配置する。よって、調整回路のうちの一何れかを調整しやすい面に配置し、残りを調整後同じ調整回路とすることができるため、ゲート信号のスイッチングスピードの調整が効率よく行える。
請求項4に係る発明においては、多相のうち何れかの1相のためのスイッチング素子の調整回路の調整部材を第1の調整部材とし、基板の第2面に配置する。そして、残りの相のための調整回路の調整部材を基板の第1面に配置する。これにより、調整しやすい面で1相の調整回路の回路定数を調整でき、その後、残りの相を同じ回路定数とすることができるため、相単位の調整回路の調整が効率的に行える。
請求項5に係る発明においては、上下アーム用スイッチング素子は、回路の接続と同様に、基板上においても各相の上アーム用スイッチング素子が並列配置され、その並列方向の直角方向に対応する(直列接続される)下アーム用スイッチング素子が配置され、サージ電圧吸収用コンデンサは、各相が並列に配列される並びで並列に配置される。そのため、サージ電圧吸収用コンデンサと近い相と遠い相とが存在する。そこで、サージ電圧吸収用コンデンサから物理的に遠い相の調整回路の調整部材を第1の調整部材として第2面に配置することで、原理的にサージ電圧吸収効果が最も低い場所のスイッチング特性を評価することができるため、スイッチング時に発生する最大サージ電圧で調整することが可能となる。また、基板の両面を有効に使うことで高密度実装となり基板の大きさを小さくすることが可能となる。
請求項6に係る発明においては、調整回路がターンオン抵抗及びターンオフ抵抗を含み、第1の調整部材として第2面に配置されることにより、ゲート信号のスイッチングスピードを調整しやすくなるため、電力変換装置の設置環境や運転条件などを考慮した電力変換用スイッチング素子のスイッチング動作(ゲート信号のスイッチングスピード)の調整が効率的に行える。
請求項7に係る発明においては、調整回路がターンオン抵抗及びターンオフ抵抗に加えて調整用コンデンサを含み、第1の調整部材として第2面に配置されることで、ゲート信号のスイッチングスピードを調整することができるため、電力変換装置の設置環境や運転条件などを考慮した電力変換用スイッチング素子のスイッチングの調整が行える。
請求項8に係る発明においては、電力変換用スイッチング素子のゲート信号のスイッチングスピードを調整する調整回路を構成する調整部材のうち、並列に接続される調整部材の何れかを第1の調整部材として第2面に配置するため、スペースの少ない第2面に最低限の調整部材を配置することができる。
請求項9に係る発明においては、上下アーム用スイッチング素子は、回路の接続と同様に、基板上においても各相の上アーム用スイッチング素子が並列配置され、その並列方向の直角方向に対応する(直列接続される)下アーム用スイッチング素子が配置され、サージ電圧吸収用コンデンサは、各相が並列に配列される並びで並列に配置される。そのため、サージ電圧吸収用コンデンサと近い相と遠い相とが存在する。そこで、サージ電圧吸収用コンデンサから物理的に遠い相の調整回路の調整部材のうち、並列に接続されている調整部材の何れかを第1の調整部材として第2面に配置する。これにより、調整しやすい面に最低限の調整部材を配置でき、かつサージ電圧吸収用コンデンサの効果を十分に得られる電圧変換装置とすることができる。
請求項10に係る発明においては、調整部材のうちターンオン抵抗及びターンオフ抵抗を第1の調整部材として第2面に配置することにより、ゲート信号のスイッチングスピードを調整しやすくなるため、電力変換装置の設置環境や運転条件などを考慮した電力変換用スイッチング素子のスイッチング動作の調整が効率的に行える。
請求項11に係る発明においては、調整回路のうちターンオン抵抗及びターンオフ抵抗に加えて調整用コンデンサを第1の調整部材として第2面に配置することで、ゲート信号のスイッチングスピードを調整することができるため、電力変換装置の設置環境や運転条件などを考慮した電力変換用スイッチング素子のスイッチングの調整が効率的に行える。
請求項12に係る発明においては、本発明の電力変換装置が昇降圧用のコンバータを有する場合に、この昇降圧コンバータのためのコンバータ用スイッチング素子の調整部材が第1の調整部材として第2面に配置されるため、コンバータのスイッチング動作も調整しやすい電力変換装置とすることができる。
以下、実施形態を用いて本発明を具体的に説明する。
(実施形態1)
本実施形態1の電力変換装置1の回路図を図1に示す。本実施形態1の電力変換装置1は、バッテリー11、昇降圧コンバータ12、モータジェネレータMG1、モータジェネレータMG2、MG1用インバータ13、MG2用インバータ14及びサージ電圧吸収用コンデンサ17を備える。
バッテリー11は、昇降圧コンバータ12に接続されており、昇降圧コンバータ12に直流電力を供給し、また昇降圧コンバータ12から回生される直流電力を蓄電する。
昇降圧コンバータ12は、バッテリー11から供給された直流電力を昇圧して後述するインバータ13及び14に出力し、またインバータ13及び14から出力された直流電力を降圧してバッテリー11に出力する。昇降圧コンバータ12は、コンデンサ123、リアクトル124、高圧側の半導体素子である上アーム用スイッチング素子121及び高圧GND側の半導体素子である下アーム用スイッチング素子122、ダイオードD1、D2を含む。バッテリー11の正極側にコンデンサ123及びリアクトル124の一端が接続され、負極側にコンデンサ123の他端と下アーム用スイッチング素子122のエミッタ端子が接続されている。上アーム用スイッチング素子121と下アーム用スイッチング素子122とは直列に接続されており、リアクトル124の他端は、その間、つまり上アーム用スイッチング素子121のエミッタ端子及び下アーム用スイッチング素子122のコレクタ端子に接続されている。上アーム用スイッチング素子のコレクタ端子は、後述するMG1用インバータ13及びMG2用インバータ14の一端側に接続されている。下アーム用スイッチング素子122のエミッタ端子は、MG1用インバータ13及びMG2用インバータ14の他端側に接続されている。スイッチング素子121、122のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側に電流を流すダイオードD1、D2が配置されている。
モータジェネレータMG1及びモータジェネレータMG2は、それぞれMG1用インバータ13、MG2用インバータ14に接続されており、バッテリー11から供給される電力により駆動する。そして、発電機として働く場合は、交流電力をそれぞれに接続されるインバータ13及び14に出力する。
MG1用インバータ13及びMG2用インバータ14は、並列に接続されており、昇降圧コンバータ12によって昇圧された直流電力を三相交流に変換して、モータジェネレータMG1及びMG2に出力する。そして、モータジェネレータMG1及びMG2が発電機として働く場合は、モータジェネレータMG1及びMG2から出力される交流電力を直流に変換して昇降圧コンバータ12に出力する。
MG1用インバータ13は、U相131とV相132とW相133とからなり、U相131、V相132及びW相133は、昇降圧コンバータ12に並列に接続されている。U相131は、高圧側の半導体素子の上アーム用スイッチング素子134と高圧GND側の半導体素子の下アーム用スイッチング素子135とが直列に接続されている。同様に、V相は上アーム用スイッチング素子136と下アーム用スイッチング素子137、W相は上アーム用スイッチング素子138と下アーム用スイッチング素子139が直列に接続されている。そして、各スイッチング素子134〜139のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜8がそれぞれ接続されている。各相の中間点は、モータジェネレータMG1の各相コイル(図示略)の各相端に接続されている。
MG2用インバータ14は、U相141とV相142とW相143とからなり、U相141、V相142及びW相143は、昇降圧コンバータ12及びMG1用インバータ14に並列に接続されている。U相141は、高圧側の半導体素子の上アーム用スイッチング素子144と高圧GND側の半導体素子の下アーム用スイッチング素子145とが直列に接続されている。同様に、V相は上アーム用スイッチング素子146と下アーム用スイッチング素子147、W相は上アーム用スイッチング素子148と下アーム用スイッチング素子149が直列に接続されている。そして、各スイッチング素子144〜149のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD9〜14がそれぞれ接続されている。各相の中間点は、モータジェネレータMG2の各相コイル(図示略)の各相端に接続されている。ここで、昇降圧コンバータ12及びインバータ13、14にそれぞれ含まれるスイッチング素子は、IGBT、MOSFET等のパワー素子を用いる。
本発明の電力変換装置1は、バッテリー11の直流電力を昇降圧コンバータ12で昇圧してインバータ13及び14で三相交流に変換し、モータジェネレータMG1及びMG2を駆動する。そして、モータジェネレータMG1及びMG2が発電機として働く場合は、モータジェネレータMG1及びMG2から出力される交流電力がインバータ13及び14で直流電力に変換され、昇降圧コンバータ12で降圧し、バッテリー11に回生される。
本発明の電力変換装置1において、昇降圧コンバータ12、インバータ13及び14で用いられる上下アーム用スイッチング素子134〜139及び144〜149には、図2に示されるように、1つのスイッチング素子に対してそれぞれ調整回路3が配されている。通常、モータジェネレータを駆動する3相のうち1相毎あるいはスイッチング素子毎に調整回路3は、同一定数の素子で構成される。例えば、単相チョッパ回路を用いた簡易ベンチテストでは、3相のうち1相分についてサージ/損失の調整を行い、残りの相については、調整した1相についての調整回路3を他の相に実装することになる。そこで、MG1用インバータ13のU相131の下アーム用スイッチング素子135とその調整回路3について説明する。
スイッチング素子135のゲート端子は、主端子間(コレクタ−エミッタ間)の電流を制御するための制御信号を送信する駆動PWM信号出力部4とゲート駆動回路IC5及び調整回路3を介して接続されている。また、ゲート端子の駆動源としての電源部6も必要である。ゲート駆動回路IC5は、ゲート端子に入力されるゲート信号のスイッチングスピードを調整するための回路を含み、上下アーム用スイッチング素子134及び135が同時にONにならないように、スイッチングタイミングに必要なデッドタイムが設定されるように調整している。スイッチング素子を使用するためには、駆動PWM信号出力部4とゲート駆動回路IC5と電源部6とが必須であるが、スイッチング素子の設置される環境、運転条件などにより更にゲート信号のスイッチングスピードを調整するために、抵抗などから構成される調整回路3がゲート端子に接続される。
図2は、スイッチング素子135とそれを駆動するための回路についての等価回路図であり、スイッチング素子135のコレクタ端子が上アーム用スイッチング素子134のエミッタ端子と接続されており、更にスイッチング素子134のコレクタ端子が650V系の主電源に接続されている状態も表している。スイッチング素子135のコレクタ−ゲート間、エミッタ−ゲート間のコンデンサCcg及びCgeは、いわゆる寄生容量を示している。エミッタは高圧GND(基準電位)に接続されるラインに接続されている。駆動PWM信号出力部4は、ゲート駆動回路IC5に接続されており、PWM信号を出力する。ゲート駆動回路IC5は、N−FET51(NチャネルMOS−FET)とP−FET52(PチャネルMOS−FET)が直列に接続され、ゲート端子が駆動PWM信号出力部4側に接続され、N−FET51のドレイン端子が電源6と接続され、P−FET52のソース端子がGNDに接続されるラインに接続されている。そして、N−FET51のソース端子とP−FET52のドレイン端子とが直列に接続され、その直列接続の間に調整回路3が配置する。
調整回路3は、ゲート駆動回路IC5のN−FET51のソース端子とP−FET52のドレイン端子との間に、直列に接続されているターンオン抵抗R1とターンオフ抵抗R2とを含む。そして、ターンオン抵抗R1とターンオフ抵抗R2との間に一端が接続され、他端がGNDに接続されるラインに接続する調整用コンデンサCを有する。更に、一端がスイッチング素子135のゲート端子に接続され、他端がターンオン抵抗R1とターンオフ抵抗R2との間及び調整用コンデンサCの一端と接続される調整抵抗R3を含んでいる。ターンオン抵抗R1及びターンオフ抵抗R2はゲート信号のスイッチングスピードを調整するために必須の要素であり、調整用コンデンサC及び調整抵抗R3は配置しない場合もある。調整用コンデンサCは、配置することでスイッチングの立ち上がりあるいは立ち下がり時間が変わるため、スイッチングスピードを調整できる。調整抵抗R3は、1相分の下アームのスイッチング素子135が並列に複数設けられている場合に、回路配線抵抗が異なることによる影響を排除するために必要であるため、本実施形態においては必ずしも必要ではない。
本発明の電力変換装置1は、図3に示されるように、基板7の両面(第1面71、第2面72)にスイッチング素子、ゲート駆動回路ICなどの各構成要素が配置され、はんだなどで電気的に接続される。本発明の電力変換装置1は、基板7の第1面71側に各スイッチング素子134〜139及び144〜149の素子本体80が位置し、端子の一部が第1面71側から第2面72側に貫通し、局所フローやレーザはんだなどにより、第2面72に固定される。基板7上に配置されるスイッチング素子としては、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)などが使用される。図4に示されるように、本実施形態ではスイッチング素子の素子本体80とスイッチング素子の温度検出用のダイオードとが1つのカード状に作製されているいわゆるパワーカード8が第1面71に位置する。パワーカード8は、スイッチング素子のゲート端子81、エミッタ端子82、センスエミッタ端子83及びダイオードのアノード端子84、カソード端子85の5つの端子が側面一方から直列に出ており、逆側面からスイッチング素子のコレクタ端子86及びエミッタ端子87が出ている。第2面72には、パワーカード8の5つの端子が第1面71側から貫通して電気的に接続され、図5に示されるように、第1面71にパワーカード8が位置する。よって、本実施形態1では、基板7の第1面71に、パワーカード8の5つの端子が直列に配置する方向に2枚、端子の直列方向の直角方向に7枚、合計14枚のパワーカード8が林立する。
図3に戻って、第2面72には、各端子の周りにパワーカード毎に他の素子が実装することができない実装禁止エリア73が存在する。なお、端子の基板7への固定は、はんだではなくコネクタが予め基板7に設置されており、端子を嵌め込むことで固定されるものでもよい。
第2面72において、図面上の左上側に昇降圧コンバータ12の上アーム用スイッチング素子121の端子、その下側に下アーム用スイッチング素子122の端子が位置する。そして、それらの右隣にMG1用インバータ13の上アーム用スイッチング素子134、136、138の端子、下側に下アーム用スイッチング素子135、137、139の端子が左から右にU相131、V相132、W相133の順で配置される。そして、W相133の右隣にMG2用インバータ14の上アーム用スイッチング素子144、146、148の端子、下側に下アーム用スイッチング素子145、147、149の端子がU相141、V相142、W相143の順に配置する。
そして、スイッチング素子毎の調整回路3の調整部材(ターンオン抵抗R1、ターンオフ抵抗R2、調整用コンデンサC、調整抵抗R3)が第1面71と第2面72とに配置される。基板7の第1面71に第2の調整部材74、第2面72に第1の調整部材75がそれぞれ配置される。第1の調整部材75は、モータジェネレータMG1用インバータ13のU相131、V相132の上下アーム用スイッチング素子134〜137の調整回路3の調整部材、W相133の下アーム用スイッチング素子139の調整回路3の調整部材、MG2用インバータ14のU相141及びV相142の上下アーム用スイッチング素子144〜147の調整回路3の調整部材、W相143の下アーム用スイッチング素子149の調整回路3の調整部材が含まれる。第2の調整部材74は、昇降圧コンバータ12の上下アーム用スイッチング素子121及び122の調整回路3の調整部材、MG1用インバータ13及びMG2用インバータ14のW相133、143の上アーム用スイッチング素子138、148の調整回路3の調整部材が含まれる。
各スイッチング素子の調整回路3を構成する調整部材は、対応するスイッチング素子の近くに配置される。ターンオン抵抗R1、ターンオフ抵抗R2、調整用コンデンサC及び調整抵抗R3は、パワーカード8の端子の直列方向と同じ方向に直列で、対応するスイッチング素子の左隣か右隣に配置される。よって、第2面71では、昇降圧コンバータ12のスイッチング素子121、122の端子の左側に、W相133、143の右側に、それぞれの調整部材が配置される。第1面71も同様に、林立するパワーカード8の間で、各スイッチング素子の近くに調整部材が配置される。
本発明の電圧変換装置1によれば、基板7の第1面71に第2の調整部材74、第2面72に第1の調整部材75を配置することで基板7の2面を有効に使い、基板7の拡張を抑制し、縮小も可能とすることができる。そして、3相交流インバータ13、14のスイッチング素子のための調整回路3は、相毎で同一定数の調整部材を実装し、また上下アームでも同一定数の調整部材を配置することができるため、1相の上下アームのどちらかのスイッチング素子のための調整回路3の調整部材を第1の調整部材75として第2面72に配置する。これにより、スイッチング素子の素子本体80を含むパワーカード8が林立する第1面71の第2の調整部材74は、抵抗値を変えたりするなどの調整をするために基板7上で付け替えたりせず、第2面72の第1の調整部材75を取り替えることで、1つのスイッチング素子のゲート信号のスイッチングスピードを調整できるため、効率的にゲート信号のスイッチングスピードを調整できる。そして、1つを調整後は、他のスイッチング素子の調整回路3も同じゲート信号のスイッチングスピードになるように同一の抵抗値などの調整部材を用いることで、3相同じスイッチングスピードのゲート信号のインバータとすることができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について具体的に説明する。本実施形態2は実施形態1と基本的には同様の構成及び同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心に説明する。
本実施形態2の電力変換装置1は、第1の調整部材75及び第2の調整部材74が実施形態1と異なる。第2面72に配置される第1の調整部材75は、図6に示されるように、昇降圧コンバータ12の上下アームスイッチング素子122、122の調整回路3の調整部材、MG1用インバータ13のU相131の上下アーム用スイッチング素子134、135の調整回路3の調整部材、MG2用インバータ14のW相143の上下アーム用スイッチング素子148、149の調整回路3の調整部材である。第1面71に配置される第2の調整部材74は、残りのスイッチング素子の調整回路3のための調整部材である。
本発明の電力変換装置1は、スイッチング素子や調整回路3などの各構成要素を図1に示される回路図を基に基板7上に配置するため、MG1用インバータ13はU相131及びMG2用インバータ14のW相143は、MG1用インバータ13とMG2用インバータ14とに並列に接続されるサージ電圧吸収用コンデンサ17から最も遠い相となる。そこで、U相131及びW相143についての調整部材を第2面72でかつサージ電圧吸収用コンデンサ17に近く配置することで、サージ電圧吸収効果が最も低いU相131及びW相143のスイッチング特性を評価することができるため、スイッチング時に発生する最大サージ電圧で調整することができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3について具体的に説明する。本実施形態3は実施形態1と基本的には同様の構成及び同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心に説明する。
本実施形態3の電力変換装置1は、第1の調整部材75及び第2の調整部材74が実施形態1と異なる。第2面72に配置される第1の調整部材75は、図7に示されるように、昇降圧コンバータ12の上下アームスイッチング素子122、122の調整回路3の調整部材、MG1用インバータ13のW相133の上アーム用スイッチング素子138の調整回路3の調整部材のうちターンオン抵抗R1及びターンオフ抵抗R2、MG2用インバータ14のW相143の上アーム用スイッチング素子148の調整回路3の調整部材のうちターンオン整抵抗R1及びターンオフ抵抗R2である。第1面71に配置される第2の調整部材74は、残りの調整部材である。
スイッチング素子134〜139、144〜149のゲート信号のスイッチングスピードを調整するために重要な調整部材は、ターンオン抵抗R1とターンオフ抵抗R2である。そのため、MG1用インバータ13及びMG2用インバータ14のうちの1つのスイッチング素子について、重要な調整部材であるターンオン/オフ抵抗R1、R2のみを調整しやすい第2面72に配置することで、スイッチング素子のゲート信号のスイッチングスピードの調整は十分できる。よって、試作段階における調整後、同様の同一定数になるように各スイッチング素子についての調整部材を配置すれば電圧変換装置を実現できるため、効率的にゲート信号のスイッチングスピードの調整ができる。
(実施形態3の変形例)
本変形例は、実施形態3と基本的には同様の構成及び同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心に説明する。
第2面72に配置される第1の調整部材75は、昇降圧コンバータ12の上下アームスイッチング素子122、122の調整回路3の調整部材、MG1用インバータ13のW相133の上アーム用スイッチング素子138の調整回路3の調整部材のうちターンオン抵抗R1の1つ及びターンオフ抵抗R2の1つ、MG2用インバータ14のW相143の上アーム用スイッチング素子148の調整回路3の調整部材のうちターンオン抵抗R1の1つ及びターンオフ抵抗R2の1つである。各スイッチング素子の調整回路3において、ターンオン/オフ抵抗R1、R2について、図2に示されるように、並列に複数の抵抗が接続されている場合があり、それらの抵抗は基本的には同一の抵抗値を用いる。しかし、調整しやすい第2面72に、並列接続されている抵抗の1つか2つを配置し、第2面72に配置した抵抗値のみを変更してゲート信号のスイッチングスピードを調整することもできる。経験上、ゲート信号のスイッチングスピードを調整する抵抗値はある程度予想できるため、微調整のためにいくつかを調整しやすい面に配置することで、効率的にデート電圧を調整することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、基板7の第2面72における昇降圧コンバータ12、MG1用インバータ13、MG2用インバータ14の電力変換用スイッチング素子の端子及びその調整回路3は、左から昇降圧コンバータ12用、MG1用、MG2用の順ではなく、MG2用、昇降圧コンバータ用、MG1用の順でも良い。
本実施形態1の電力変換装置1の回路図である。 本実施形態1の電力変換装置1で用いられるスイッチング素子のゲート信号調整回路の等価回路図である。 本実施形態1の電力変換装置1を構成する構成要素が配置される基板の模式図である。 本実施形態1の電力変換装置1で用いられるスイッチング素子の素子本体80を含むパワーカード8を模式的に表した斜視図である。 本実施形態1の電力変換装置1を基板7の第1面71側からみた模式的に表した斜視図である。 本実施形態2の電力変換装置1を構成する構成要素が配置される基板の模式図である。 本実施形態3の電力変換装置1を構成する構成要素が配置される基板の模式図である。
符号の説明
1:電力変換装置、11:バッテリー、12:昇降圧コンバータ、
13:MG1用インバータ、14:MG2用インバータ、
17:サージ電圧吸収用コンデンサ、
121,122,134〜139,144〜149:スイッチング素子、
123:コンデンサ、124:リアクトル、
3:調整回路、4:駆動PWM信号出力部、
5:ゲート駆動回路IC、51:N−FET、52:P−FET、
6:電源部、
7:基板、71:第1面、72:第2面、73:実装禁止エリア、
74:第2の調整部材、75:第1の調整部材、
8:パワーカード、80:素子本体、81:ゲート端子、82:エミッタ端子、
83:センスエミッタ端子、84:アノード端子、85:カソード端子、
86:コレクタ端子、87:エミッタ端子、
D1〜D14:ダイオード、MG1,MG2:モータジェネレータ、
R1:ターンオン抵抗、R2:ターンオフ抵抗、C:調整用コンデンサ、R3:調整抵抗。

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板の第1面側に位置する素子本体と、前記素子本体に電気的に接続され前記基板の前記第1面側から前記第1面の裏面側である第2面側へ貫通して配置されると共に入力されるゲート信号に応じてスイッチング動作を行うゲート端子と、を備える電力変換用スイッチング素子と、
    前記ゲート端子に電気的に接続されるように前記基板に実装される調整部材を備え、ゲート信号のスイッチングスピードを調整することにより前記電力変換用スイッチング素子のスイッチング動作を調整する調整回路と、
    を備える電力変換装置であって、
    前記調整部材は複数からなり、
    複数の前記調整部材のうち少なくとも1つである第1の調整部材は、前記基板の前記第2面に配置され、
    複数の前記調整部材のうち残りである第2の調整部材は、前記基板の前記第1面に配置されることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記電力変換用スイッチング素子は、インバータを構成すると共に、直列接続された高圧側の上アーム用スイッチング素子及び高圧GND側の下アーム用スイッチング素子を備え、
    前記上アーム用スイッチング素子及び前記下アーム用スイッチング素子における前記調整回路の回路定数は、同一であり、
    前記第1の調整部材は、複数の前記スイッチング素子のうち何れかの前記調整回路を構成する前記調整部材であり、
    前記第2の調整部材は、複数の前記スイッチング素子のうち残りの前記調整回路を構成する前記調整部材である請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記電力変換用スイッチング素子は、多相インバータを構成すると共に、それぞれ並列接続された各相において、直列接続された高圧側の上アーム用スイッチング素子及び高圧GND側の下アーム用スイッチング素子からなり、
    前記上アーム用スイッチング素子及び前記下アーム用スイッチング素子における前記調整回路の回路定数は、同一であり、
    前記第1の調整部材は、複数の前記スイッチング素子のうち何れかの前記調整回路を構成する前記調整部材であり、
    前記第2の調整部材は、複数の前記スイッチング素子のうち残りの前記調整回路を構成する前記調整部材である請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1の調整部材は、多相のうち何れか1相を構成する前記スイッチング素子の前記調整回路を構成する前記調整部材であり、
    前記第2の調整部材は、多相のうち残りの相を構成する前記スイッチング素子の前記調整回路を構成する前記調整部材である請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記多相インバータに並列接続され、前記基板上において相毎に並列に配置される前記電力変換用スイッチング素子と並列に配置されるサージ電圧吸収用コンデンサを備え、
    前記第1の調整部材は、前記基板上において前記サージ電圧吸収用コンデンサから最も遠い位置に配置される相の前記電力変換用スイッチング素子の前記調整回路を構成する前記調整部材を含む請求項3又は4に記載の電力変換装置。
  6. 前記調整回路は、前記電力変換用スイッチング素子のターンオン抵抗及びターンオフ抵抗、並びに、他の素子を含む請求項2〜5の何れか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記調整回路は、さらに、調整用コンデンサを含む請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 前記調整回路は、1つの前記電力変換用スイッチング素子の前記ゲート信号のスイッチングスピードを調整すると共に並列接続される複数の前記調整部材を備え、
    前記第1の調整部材は、1つの前記調整回路を構成する前記複数の前記調整部材のうち何れかであり、
    前記第2の調整部材は、1つの前記調整回路を構成する前記複数の前記調整部材のうちの残りである請求項1に記載の電力変換装置。
  9. 前記電力変換用スイッチング素子は、多相インバータを構成すると共に、それぞれ並列接続された各相において、直列接続された高圧側の上アーム用スイッチング素子及び高圧GND側の下アーム用スイッチング素子からなり、
    前記電力変換装置は、さらに、前記多相インバータに並列接続され、前記基板上において相毎に並列に配置される前記電力変換用スイッチング素子と並列に配置されるサージ電圧吸収用コンデンサを備え、
    前記第1の調整部材は、前記基板上において前記サージ電圧吸収用コンデンサから最も遠い位置に配置される相の前記電力変換用スイッチング素子の前記調整回路を構成する複数の前記調整部材のうち何れかを含み、
    前記第2の調整部材は、前記基板上において前記サージ電圧吸収用コンデンサから最も遠い位置に配置される相の前記電力変換用スイッチング素子の前記調整回路を構成する複数の前記調整部材のうち残りを含む請求項8に記載の電力変換装置。
  10. 前記調整回路は、前記電力変換用スイッチング素子のターンオン抵抗及びターンオフ抵抗、並びに、他の素子を含み、
    前記第1の調整部材は、少なくとも前記ターンオン抵抗及び前記ターンオフ抵抗を含み、
    前記第2の調整部材は、前記他の素子の一部を含む請求項1に記載の電力変換装置。
  11. 前記調整回路は、さらに、調整用コンデンサを含み、
    前記第1の調整部材は、さらに、前記調整用コンデンサを含む請求項10に記載の電力変換装置。
  12. 前記電力変換用スイッチング素子は、さらに、昇圧した直流電圧を前記インバータに出力すると共に前記インバータから出力される直流電圧を降圧する昇降圧コンバータを構成するコンバータ用スイッチング素子を含み、
    前記第1の調整部材は、前記コンバータ用スイッチング素子の前記調整部材を含む請求項1〜11の何れか1項に記載の電力変換装置。
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