JP5015102B2 - ナタデココ加工品およびその製造方法 - Google Patents
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Description
また、本発明は、冷感剤が、メントールとメントール以外の冷感剤の組合わせである前記のナタデココ加工品を提供するものである。
また、本発明は、ナタデココに冷感剤を添加した後に、加熱・脱気を行うことにより、冷感剤をナタデココ内部に含浸させることを特徴とする前記のナタデココ加工品の製造方法を提供するものである。
また、本発明のナタデココ加工品にはメントール以外の香料、香辛料抽出物、抗酸化剤、色素など食品に使用可能な成分を適宜配合してもよい。
以下、実施例および比較例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明する。
市販のナタデココを11mm角にカットしたもの700g、砂糖150g、水137.5gを混合し、クエン酸1.5gを添加し、55℃まで昇温後、メントール溶液(メントールの3%プロピレングリコール溶液)6gおよび冷感剤溶液(モノメンチルスクシネートをプロピレングリコールに1.5%添加、溶解したもの)4gを添加し、50mmHg、1分間の減圧脱気を行った。前記減圧脱気後、90℃、10分間加熱殺菌した後、ガラス製 1kg用マヨネーズ瓶に熱時充填し、30℃に冷却することにより、ナタデココプレザーブ(本発明品1)を得た。
実施例1の冷感剤溶液に代えて、冷感剤溶液(メンチル3−ヒドロキシブチレートをプロピレングリコールに1.5%添加、溶解したもの)とする以外は実施例1と同様な方法により、ナタデココプレザーブ(本発明品2)を得た。
実施例1の冷感剤溶液に代えて、冷感剤溶液(モノメンチルラクテートをプロピレングリコールに1.5%添加、溶解したもの)とする以外は実施例1と同様な方法により、ナタデココプレザーブ(本発明品3)を得た。
実施例1の冷感剤溶液に代えて、冷感剤溶液(モノメンチルスクシネートおよびメンチル3−ヒドロキシブチレートをプロピレングリコールにそれぞれ1.5%添加、溶解したもの)とする以外は実施例1と同様な方法により、ナタデココプレザーブ(本発明品4)を得た。
実施例1の冷感剤溶液に代えて、冷感剤溶液(メンチル3−ヒドロキシブチレートおよびモノメンチルラクテートをプロピレングリコールにそれぞれ1.5%添加、溶解したもの)とする以外は実施例1と同様な方法により、ナタデココプレザーブ(本発明品5)を得た。
実施例1の冷感剤溶液に代えて、冷感剤溶液(モノメンチルラクテートおよびモノメンチルスクシネートをプロピレングリコールにそれぞれ1.5%添加、溶解したもの)とする以外は実施例1と同様な方法により、ナタデココプレザーブ(本発明品6)を得た。
実施例1〜6でメントール溶液を除くほかは実施例1〜6と同様な手順により、ナタデココプレザーブ(本発明品7〜12)を得た。
実施例1で冷感剤溶液を除くほかは実施例1と同様な手順により、ナタデココプレザーブ(本発明品13)を得た。
実施例1〜6において、メントール溶液および冷感剤溶液を脱気後に添加するほかは実施例1〜6と同様な手順により、ナタデココプレザーブ(比較品1〜6)を得た。
実施例7〜12において、冷感剤溶液を脱気後に添加するほかは実施例7〜12と同様な手順により、ナタデココプレザーブ(比較品7〜12)を得た。
メントール溶液を脱気後に添加するほかは実施例13と同様な手順により、ナタデココプレザーブ(比較品13)を得た。
本発明品1〜13および比較品1〜13を下記処方にしたがって、ヨーグルトと混合し、ナタデココプレザーブ入りヨーグルトを試作した。10名の良く訓練されたパネルにより、ナタデココプレザーブ入りヨーグルト中でのナタデココの冷涼感、持続性の官能評価を行い、まとめたのが表1である。
冷涼感、持続性の評点は10名の各パネルが良好と感じた場合に1点の評価点を与え、その合計で示した。また、冷涼感、持続性の評点合計を総合評価とした。
市販プレーンヨーグルト 66.5%
ナタデココプレザーブ 30%
砂糖 3.5%
計 100%
実施例1で得られたナタデココプレザーブ(本発明品1)を20メッシュの篩を用いてナタデココを分離し、水洗し、4mmカットしたものを市販グレープフルーツ果汁入り飲料に5%添加した(本発明品14)。
実施例14で用いたナタデココプレザーブ(本発明品1)を、実施例2で得られたナタデココプレザーブ(本発明品2)とする以外は実施例14と同様な方法により、市販グレープフルーツ果汁入り飲料にナタデココを5%添加した(本発明品15)。
実施例14で用いたナタデココプレザーブ(本発明品1)を、実施例3で得られたナタデココプレザーブ(本発明品3)とする以外は実施例14と同様な方法により、市販グレープフルーツ果汁入り飲料にナタデココを5%添加した(本発明品16)。
比較例14
実施例14で用いたナタデココプレザーブ(本発明品1)を、比較例1で得られたナタデココプレザーブ(比較品1)とする以外は実施例14と同様な方法により、市販グレープフルーツ果汁入り飲料にナタデココを5%添加した(比較品14)。
実施例14で用いたナタデココプレザーブ(本発明品1)を、比較例2で得られたナタデココプレザーブ(比較品2)とする以外は実施例14と同様な方法により、市販グレープフルーツ果汁入り飲料にナタデココを5%添加した(比較品15)。
実施例14で用いたナタデココプレザーブ(本発明品1)を、比較例3で得られたナタデココプレザーブ(比較品3)とする以外は実施例14と同様な方法により、市販グレープフルーツ果汁入り飲料にナタデココを5%添加した(比較品16)。
本発明品14〜16および比較品14〜16を10名の良く訓練されたパネルにより官能評価を行い、まとめたのが表2である。
Claims (1)
- ナタデココに冷感剤を添加した後に、加熱・脱気を行うことにより、冷感剤をナタデココ内部に含浸させることを特徴とするナタデココ加工品の製造方法。
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