JP5003055B2 - 消費電力削減装置、表示装置、画像処理装置、消費電力削減方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
消費電力削減装置、表示装置、画像処理装置、消費電力削減方法及びコンピュータプログラム Download PDFInfo
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Description
なお、発明者らが提案する発明は、消費電力削減装置、表示装置、画像処理装置、消費電力削減方法及びコンピュータプログラムとしての側面を有する。
しかし、単階調信号の階調値は置換対象とする入力映像信号の階調値よりも小さいので、画像の表示に伴い消費される電力を確実に低減することができる。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する形態例は、発明の一つの形態例であって、これらに限定されるものではない。
(A−1)消費電力削減装置の機能構成
図1に、消費電力削減装置1の機能構成例を示す。消費電力削減装置1は、フレームメモリ3、エリア分割部5、ノイズ領域判定部7及び映像信号出力部9で構成される。
Group)フォーマットを想定する。
標準偏差値=√{(Σ(画素階調n−平均階調値)2 /64}
この判定に使用する2つの判定しきい値は、ブロックノイズ領域判定部75に外部より与えられるものとする。もっとも、判定しきい値を内蔵することも可能である。
以下、具体的な表示画面を用い、消費電力削減装置1の処理動作を説明する。
ここでは、図3に示す画像に対応する入力映像信号が消費電力削減装置1に入力された場合を想定する。
また、図3の場合、個々の符号化ブロックを正方形領域で表している。なお、図3は画面全体が水平方向に18個の符号化ブロックと垂直方向に13個の符号化ブロックとで構成される場合の表示例である。
(B−1)消費電力削減装置の他の構成例
前述の形態例においては、平均階調値と標準偏差値を判定基準に用い、判定対象とする符号化ブロックがブロックノイズ領域か否かを判定する場合について説明した。しかし、他の実現方法も考えられる。
例えば標準偏差値だけを基準に判定対象とする符号化ブロックがブロックノイズ領域か否かを判定しても良い。
図5に、消費電力削減装置121の機能構成例を示す。なお、図5は、図1との対応部分に同一符号を付して現している。
ノイズ領域判定部123を構成する処理デバイス自体は、図1に示すノズル領域判定部7と同じである。ただし、図5の場合、平均値算出部71で算出された平均階調値は、標準偏差値算出部73にのみ供給される。
例えばブロックノズル領域と判定された各符号化ブロックを、同符号化ブロックについて算出された平均階調値より標準偏差値だけ小さい値以下の値に設定しても良い。
消費電力削減装置131は、フレームメモリ3、エリア分割部5、ノイズ領域判定部133及び映像信号出力部141で構成される。
例えばブロックノズル領域と判定された全ての符号化ブロックの平均階調値より標準偏差値だけ小さい値以下に設定しても良い。すなわち、ブロックノイズ領域と判定された全ての符号化ブロックを非黒レベルの単一階調値に設定しても良い。この点が、変形例2との違いである。
消費電力削減装置151は、フレームメモリ3、エリア分割部5、ノイズ領域判定部7、平均値算出部153、標準偏差算出部155及び映像信号出力部161で構成される。
平均値算出部153は、ブロックノイズ領域と判定された全ての符号化ブロックの平均階調値を算出する処理デバイスである。
消費電力制御部163は、ブロックノイズ領域と判定された領域で置換する階調値の算出(非ゼロ)と算出された値による入力映像信号の置換処理を実行する処理デバイスである。
ここでは、前述した消費電力削減装置の電子機器への実装例を説明する。
前述した消費電力削減装置は、図9に示すように、表示装置171に実装することもできる。
図9に示す表示装置171は、表示デバイス173と消費電力削減装置175を搭載する。
例えば図10に示すデバイス構造の表示デバイス173の場合、消費電力削減装置175は、タイミングジェネレータ181の一部分に実装することができる。
なお、図10に示す表示デバイス173は、タイミングジェネレータ181、データドライバ183、スキャンドライバ185及び表示パネル187で構成される。
表示パネル187は、自発光素子を発光面にマトリクス状に配置した周知の表示デバイスである。
前述した消費電力削減装置は、図11に示すように、表示装置191に映像信号を供給する外部装置としての画像処理装置201に実装することもできる。
前述した消費電力削減装置は、自発光表示装置を搭載する各種の電子機器に搭載することができる。なお、ここでの電子機器は、可搬型であるか据え置き型かを問わない。また、自発光表示装置は必ずしも電子機器に搭載しなくても良い。
消費電力削減装置は、放送波受信装置に搭載することができる。
図14に、放送波受信装置の機能構成例を示す。放送波受信装置231は、表示パネル233、システム制御部235、操作部237、記憶媒体239、電源241及びチューナー243を主要な構成デバイスとする。
この放送波受信装置の構成は、例えばテレビジョン番組受信機、ラジオ番組受信機に適用する場合に用いることができる。
図15は、通信装置に適用する場合の機能構成例である。通信装置251は、表示パネル253、システム制御部255、操作部257、記憶媒体259、電源261及び通信部263を主要な構成デバイスとする。
図16は、撮像装置に適用する場合の機能構成例である。撮像装置271は、表示パネル273、システム制御部275、操作部277、記憶媒体279、電源281及び撮像部283を主要な構成デバイスとする。
図17は、携帯型の情報処理装置に適用する場合の機能構成例である。情報処理装置291は、表示パネル293、システム制御部295、操作部297、記憶媒体299及び電源301を主要な構成デバイスとする。
前述の形態例では、表示デバイスが自発光表示装置の一つである有機EL表示素子であるものとして説明した。
前述の形態例で説明した消費電力削減装置は、処理機能の全てをハードウェア又はソフトウェアで実現するだけでなく、ハードウェアとソフトウェアの機能分担により実現することもできる。
前述した形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される又は組み合わせられる各種の変形例及び応用例も考えられる。
3 フレームメモリ
5 エリア分割部
7 ノイズ領域判定部
71 平均値算出部
73 標準値算出部
75 ブロックノイズ領域判定部
9 映像信号出力部
91 消費電力制御部
93 フレームメモリ
111 表示装置
Claims (12)
- 入力映像信号を蓄積するフレームメモリと、
前記フレームメモリに蓄積された入力映像信号を符号化ブロック単位に分割するエリア分割部と、
各符号化ブロックに対応する入力映像信号の標準偏差値を算出する標準偏差算出部と、 前記標準偏差値が閾値未満の場合、対応する符号化ブロックをブロックノイズ領域と判定するブロックノイズ領域判定部と、
非ブロックノイズ領域と判定された符号化ブロックの入力映像信号については入力時のまま出力する一方で、ブロックノイズ領域と判定された符号化ブロックの入力映像信号については、当該入力映像信号に比して階調値の小さい単階調信号に置換して出力する映像信号出力部とを有する消費電力削減装置。 - 請求項1に記載の消費電力削減装置において、
前記単階調信号は、ブロックノイズ領域と判定された符号化ブロックの全てに共通する値として設定される消費電力削減装置。 - 請求項2に記載の消費電力削減装置において、
前記共通する値は、黒レベルを与える階調値である消費電力削減装置。 - 請求項2に記載の消費電力削減装置において、
前記共通する値は、ブロックノイズ領域と判定された各符号化ブロックの平均階調値より各符号化ブロックの標準偏差値だけそれぞれ小さい値以下に設定される消費電力削減装置。 - 請求項2に記載の消費電力削減装置において、
前記共通する値は、ブロックノイズ領域と判定された全ての符号化ブロックの平均階調値より当該符号化ブロック全体の標準偏差値だけ小さい値以下に設定される消費電力削減装置。 - 請求項1に記載の消費電力削減装置は、
各符号化ブロックに対応する入力映像信号の平均階調値を算出する平均値算出部を有し、
前記ブロックノイズ領域判定部は、前記平均階調値が閾値未満かつ前記標準偏差値が閾値未満の場合に、対応する符号化ブロックをブロックノイズ領域と判定する消費電力削減装置。 - 請求項1に記載の消費電力削減装置において、
前記入力映像信号は、実時間伝送される放送波信号又はストリーミング信号である消費電力削減装置。 - 請求項1に記載の消費電力削減装置において、
前記入力映像信号は、記録媒体の再生映像信号である消費電力削減装置。 - 入力映像信号を蓄積するフレームメモリと、
前記フレームメモリに蓄積された入力映像信号を符号化ブロック単位に分割するエリア分割部と、
各符号化ブロックに対応する入力映像信号の標準偏差値を算出する標準偏差算出部と、
前記標準偏差値が閾値未満の場合、対応する符号化ブロックをブロックノイズ領域と判定するブロックノイズ領域判定部と、
非ブロックノイズ領域と判定された符号化ブロックの入力映像信号については入力時のまま出力する一方で、ブロックノイズ領域と判定された符号化ブロックの入力映像信号については、当該入力映像信号に比して階調値の小さい単階調信号に置換して出力する映像信号出力部と、
前記映像信号出力部より入力映像信号又は単階調信号が供給される表示デバイスとを有する表示装置。 - 入力映像信号を蓄積するフレームメモリと、
前記フレームメモリに蓄積された入力映像信号を符号化ブロック単位に分割するエリア分割部と、
各符号化ブロックに対応する入力映像信号の標準偏差値を算出する標準偏差算出部と、
前記標準偏差値が閾値未満の場合、対応する符号化ブロックをブロックノイズ領域と判定するブロックノイズ領域判定部と、
非ブロックノイズ領域と判定された符号化ブロックの入力映像信号については入力時のまま出力する一方で、ブロックノイズ領域と判定された符号化ブロックの入力映像信号については、当該入力映像信号に比して階調値の小さい単階調信号に置換して出力する映像信号出力部とを有する画像処理装置。 - フレームメモリに蓄積された入力映像信号を符号化ブロック単位に分割する処理と、
各符号化ブロックに対応する入力映像信号の標準偏差値を算出する処理と、
前記標準偏差値が閾値未満の場合、対応する符号化ブロックをブロックノイズ領域と判定する処理と、
非ブロックノイズ領域と判定された符号化ブロックの入力映像信号については入力時のまま出力する処理と、
ブロックノイズ領域と判定された符号化ブロックの入力映像信号については、当該入力映像信号に比して階調値の小さい単階調信号に置換して出力する処理とを有する消費電力削減方法。 - コンピュータに、
フレームメモリに蓄積された入力映像信号を符号化ブロック単位に分割する処理と、
各符号化ブロックに対応する入力映像信号の標準偏差値を算出する処理と、
前記標準偏差値が閾値未満の場合、対応する符号化ブロックをブロックノイズ領域と判定する処理と、
非ブロックノイズ領域と判定された符号化ブロックの入力映像信号については入力時のまま出力する処理と、
ブロックノイズ領域と判定された符号化ブロックの入力映像信号については、当該入力映像信号に比して階調値の小さい単階調信号に置換して出力する処理とを実行させるコンピュータプログラム。
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