JP4986537B2 - ガスタービン組込み吸収式冷凍機 - Google Patents

ガスタービン組込み吸収式冷凍機 Download PDF

Info

Publication number
JP4986537B2
JP4986537B2 JP2006221911A JP2006221911A JP4986537B2 JP 4986537 B2 JP4986537 B2 JP 4986537B2 JP 2006221911 A JP2006221911 A JP 2006221911A JP 2006221911 A JP2006221911 A JP 2006221911A JP 4986537 B2 JP4986537 B2 JP 4986537B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas turbine
absorption
refrigerator
direct
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006221911A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007010310A (ja
Inventor
明志 毛笠
昌彦 松村
正秀 辻下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2006221911A priority Critical patent/JP4986537B2/ja
Publication of JP2007010310A publication Critical patent/JP2007010310A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4986537B2 publication Critical patent/JP4986537B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems
    • Y02B30/625Absorption based systems combined with heat or power generation [CHP], e.g. trigeneration

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

本発明は、地域冷暖房、業務用建築物などの空調用途に使用される吸収式冷凍機をガスタービンと組合わせることにより、冷凍又は空調性能を向上させる技術に関する。
地域冷暖房、業務用建築物などの空調用途に使用される吸収式冷凍機は、燃料の燃焼により生じた熱エネルギーから直接冷水を取り出すことができるため、省エネルギー且つ省電力な空調設備として広く使用されている。
最近では、レシプローカルエンジン(レシプロエンジン)、ガスタービンなどで発電し、その廃熱を利用して吸収式冷凍機を駆動するコージェネレーションも大規模な施設では普及し始めている。
また、出力が300kW未満のマイクロガスタービンも市販され始め、その廃熱は、給湯用の温水の供給、単効用吸収式冷凍機における空調用の冷温水供給等を目的として回収されている。
しかしながら、従来の吸収式冷凍機及びそれを利用したコージェネレーションシステムには、以下のような解決すべき課題がある。
(1)吸収式冷凍機には、溶液ポンプ、冷媒ポンプ、冷水ポンプ、冷却水ポンプ、クーリングタワーファン、燃焼器用送風機等の電力を消費する補機が多い。そのため、制御用電力を含めた補機動力が、空調用エネルギー全体の30%にも達することがあり、省電力を徹底できない場合がある。
(2)従来のコージェネレーションシステムでは、ガスエンジン、ガスタービン、ボイラ、吸収式冷温水器等の構成機器が単品で供給され、現地でダクト、配管、配線等で結合してシステム化される。そのため、設置面積が大きく、現場工事費が高額になる。また、各構成機器が単品の完成品であるため、防音対策、保守スペース等に重複の無駄がある。
(3)コージェネレーションにて発電した電力は、商用電力と系統連携して用いるのが普通であり、系統連携するための設備費用が高額である。
(4)マイクロガスタービンを用いるコージェネレーションシステムでは、発電効率向上のためには再生器を必要とする。しかし、再生器を出た後の排ガスは温度が250℃程度と低く、二重効用吸収式冷凍機の駆動は困難である。
従って、本発明は、吸収式冷凍機を利用したコージェネレーションシステムにおいて、上記課題を解決する技術を提供することを目的とする。より詳しくは、特に、吸収式冷凍機とガスタービンとを組合わせて使用することにより、生じた電気及び熱を冷凍、空調用途等に利用する場合に、上記課題を解決する技術を提供することを主な目的とする。
〔構成1〕
本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機は、請求項1に記載した如く、少なくとも二重の効用数を有する吸収式冷凍サイクルを用いる吸収式冷凍機であって、吸収式冷凍機の最も高い温度で吸収液を再生する再生器(以下、「高温再生器」と記載する。)の加熱用ガス導入室に、ガスタービンを構成する膨張タービン出口又は再生器の出口を、煙道を介さずに直接結合してガスタービンの燃焼排ガスを吸収液の加熱再生に用いると共に、下記;
(1)吸収式冷凍機のケーシング、
(2)吸収式冷凍機の高温再生器の加熱用ガス導入室、
(3)加熱用ガス導入室から露出したガスタービン及び発電機を囲繞する防音箱及び
(4)吸収式冷凍機、ガスタービン及び発電機全体を囲繞するケーシングから選ばれる少なくとも1種を、ガスタービンの消音設備として利用することを特徴とする。
本構成では、ガスタービンとしては、例えば、小型のマイクロガスタービンなどが好適である。ガスタービンには、その動力により駆動する発電機が直結され、ガスタービン及び発電機から発生する熱及び電気は、吸収式冷凍機が消費する熱及び電力の全部又は一部として利用することができる。
〔作用効果〕
本構成では、吸収式冷凍機の高温再生器の加熱用ガス導入室に、ガスタービンを構成する膨張タービンの出口又は再生器の出口を、煙道を介さずに直接結合する。その結果、ガスタービン燃焼排ガスを吸収液(希溶液)の加熱再生に用いる場合において、煙道が無いため熱損失が無く、且つ、煙道が無いため経済的にシステムを構成することができる。
ところで、特に、二重効用以上の吸収式冷凍機では、吸収液(希溶液)の再生には液の温度で150℃以上を必要とする。再生器を保有しない単純サイクルガスタービンでは、排ガス温度が600〜700℃であるため問題は無いが、再生サイクルガスタービンの低温排ガス(再生器出口で250℃程度)を利用するためには、伝熱面積を拡大する必要がある。
しかしながら、本構成を採用すれば、利用する排ガス温度を高く保持することができるため、伝熱面積の増大を少なくしても、二重効用吸収式冷凍機を再生サイクルガスタービン排ガスにて駆動することが可能である。
また、吸収式冷凍機のケーシング、吸収式冷凍機の高温再生器の加熱用ガス導入室(直焚き吸収式冷凍機の燃焼室に相当する部分)及び加熱用ガス導入室から露出したガスタービン及び発電機を囲繞する防音箱を、ガスタービンの消音設備として利用することができる。更に、吸収式冷凍機、ガスタービン及び発電機全体を囲繞するエンクロージャー(防音用ケーシング)を用いても良く、この場合には、構成機器ごとに個別に防音設備を設ける場合に比して経済的である。
〔構成2〕
本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機は、少なくとも二重の効用数を有する吸収式冷凍サイクルを用いる吸収式冷凍機であって、吸収式冷凍機の吸収液(希溶液)の加熱再生を、下記;
(1)ガスタービンを構成する膨張タービンの出口又は再生器の出口の燃焼排ガスとの第一段目の熱交換、
(2)燃焼器出口(又は膨張タービン入口)の燃焼ガスとの第二段目の熱交換及び
(3)加熱により気液混相流となった吸収液を、気液分離器を用いて水蒸気と吸収液(中濃度液)とに分離する段階からなる三段階の直列操作により行うことを特徴とする。
本構成においても、ガスタービンには、その動力により駆動する発電機が直結され、ガスタービン及び発電機から発生する熱及び電気は、吸収式冷凍機が消費する熱及び電力の全部又は一部として利用することができる。
〔作用効果〕
本構成であれば、燃焼器出口(又は膨張タービン入口)の高温の燃焼ガスとの第二段目の熱交換が付加されるため、二重以上の効用数の吸収式冷凍機に必要な高温再生温度(150℃)を余裕をもって確保でき、熱交換器全体の伝熱面積を小さくすることが可能である。
ところで、小型で翼の冷却構造を有さない小型ガスタービンにおいては、金属材料の温度制約から900℃程度が膨張タービン入口最高許容温度(以下、「TIT」と記載する場合がある。)となる。そのため、高温の燃焼ガスを過剰な空気で希釈冷却して900℃程度の温度としている。
ここで、過剰空気の圧力エネルギーはガスタービンの軸出力で駆動される圧縮機により与えられるものであり、膨張タービンで回収されるが、圧縮機の効率に膨張タービンの効率を乗じた値分しか回収できない。小型ガスタービンでの圧縮機及び膨張タービンの効率は共に80%程度であるから、圧縮エネルギーが熱経由で回収されるとしても、過剰空気を圧縮するための動力の30%程度は無駄になっていることに相当する。ガスタービンの当量比は0.3程度であるから、理論空気量の3倍程度の空気を圧縮していることになり、これを減少させることができれば、取り出し軸出力を増大することができる。
本発明の構成では、燃焼器出口(又は膨張タービン入口)にて希溶液と燃焼ガスとの熱交換を行うため、燃焼ガス温度が下がり、過剰な冷却空気の使用を低減できる。そのため、多重効用吸収式冷凍機の冷媒再生に必要な温度を確保し得ると同時に、ガスタービンの出力及び効率を向上させることが可能である。
〔構成3〕
本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機は、請求項2に記載した如く、構成1又は2に記載のガスタービン組込み吸収式冷凍機において、ガスタービン駆動の発電機にて発生した電力を、吸収式冷凍機に付属する溶液ポンプ、冷媒ポンプ、冷却水ポンプ、クーリングタワーファン、補助燃料用送風機並びにガスタービン燃料圧縮機の動力及び制御用電力から選ばれる少なくとも1種の用途に用いることを特徴とする。
〔作用効果〕
本構成により、商用電力との系統連携などの複雑高価な電力制御設備を削減することができ、場合によっては、吸収式冷凍機を商用電力系統から切り離して運転することが可能となる。即ち、商用電力の省電力に貢献し得ると共に、停電時にも運転することができる。
また、ガスタービンが高速発電機を駆動するものである場合、発生した高周波電力を直流変換し、更に商用周波数に交流変換するのではなく、高周波電力より変換された直流を直接これらの補機を駆動する直流電動機に供給したり、必要周波数に変換して交流同期電動機に供給したりすることで、これらの機器を回転数制御にて出力制御できる。これにより、周波数変換に伴うロスを減少できるのみならず、補機の制御による省エネルギーをも達成できる。
〔構成4〕
本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機は、請求項3に記載した如く、構成1又は2に記載のガスタービン組込み吸収式冷凍機において、蒸気圧縮式冷凍機を冷凍設備構成要素の一部として併設し、ガスタービン駆動の発電機にて発生した電力を、蒸気圧縮式冷凍機駆動用電動機の電力の全部又は一部として使用することを特徴とする。
〔作用効果〕
本構成によれば、ガスタービンで駆動される発電機の発電出力が、吸収式冷凍機の補機等の消費電力を上回る場合には、併設した蒸気圧縮式冷凍機を、余剰電力を用いて運転し、効率的に冷凍を行うことができる。この構成によれば、前記余剰電力を吸収式冷凍機の高温再生器をヒーターで加熱する用途に用いる場合(COP=1.1)に比して、省エネルギー(COP=5)である。
また、本構成によれば、ガスタービン駆動の発電機にて直接蒸気圧縮式冷凍機を駆動し、ガスタービン排ガスを、煙道を介して吸収式冷凍機に導く従来の構成に比して、現場工事費の高い断熱煙道より安価な電線にて構成機器を連結できる利点を有する。なお、補機に優先して蒸気圧縮式冷凍機に電力を供給することも可能である。
〔構成5〕
本発明の制御方法は、請求項4に記載した如く、構成4に記載のガスタービン組込み吸収式冷凍機において、送出する冷水の温度を検知し、これをフィードバックしてガスタービン駆動の発電機の電力出力及びガスタービン排ガス熱出力を同時制御することにより、ガスタービン駆動の発電機の出力電力により駆動する蒸気圧縮式冷凍機及びガスタービン排ガスにより駆動する吸収式冷凍機の合算した冷凍出力を制御することを特徴とする制御方法である。
〔作用効果〕
本制御方法は、ガスタービン、吸収式冷凍機及び蒸気圧縮式冷凍機の3種の構成要素機器が燃料により投入したエネルギーに比例的に(線形に)動作する範囲で特に有効である。通常、負荷を小さくすると、ガスタービンの軸出力、即ち、蒸気圧縮式冷凍機出力は、それ以上に低下する。しかし、廃熱が増加して吸収式冷凍機の出力が上がることにより、ある程度蒸気圧縮式冷凍機の出力損失を相殺することができる。
なお、線形制御範囲を逸脱した部分では、補助燃料にて吸収式冷凍機の再生器を追い焚きしたり、外部電源から(系統連携により)圧縮式冷凍機に電力を補助供給したりすることも可能である。
本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機及びその制御方法によれば、従来のガスタービンと吸収式冷凍機とを単純に組合わせたコージェネレーションシステムと比較して、下記の如く優れた効果が発揮される。
(1)ガスタービン排ガス温度の低下が殆ど無く、吸収式冷凍機を二重効用とする場合において、容易に高温再生器必要温度が確保できる。従って、再生器付きのガスタービンにおいて、排ガス温度が低い場合に特に有効である。
(2)煙道及びその断熱の現場工事が不要であり、経済的である。
(3)高温再生器加熱用ガス導入室を、ガスタービン騒音の防音隔壁として利用できる。
(4)吸収式冷凍機の外装ケーシングを、上記(3)に加えて防音隔壁として利用できる。
(5)吸収式冷凍機、ガスタービン及び発電機全体を共用の外装で覆うことにより、安価に防音目的をもったエンクロージャーが構成できる。
(6)ガスタービンで発電した電力を、周波数変換の損失を少なく、又は最適な周波数に変換することにより制御性良く利用できる。特に、発電電力を自らの補機又は併設した蒸気圧縮式冷凍機に用いる場合に有効である。
(7)冷凍設備として供給する冷水の温度検知にて、ガスタービン組込み吸収式冷凍機又はガスタービン組込み吸収式冷凍機と蒸気圧縮式冷凍機の併設設備の冷凍負荷容量制御を行うことができる。
以下、本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機及びその制御方法について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機の一実施態様を表す平面略図である。ガスタービン100は、吸収式冷凍機200の高温再生器(図3の“20”)の加熱用ガス導入室(図3の“21”)に、煙道を介すことなく直接結合されている。ガスタービン100であって加熱用ガス導入室(図3の“21”)より露出した部分及び発電機5は、専用の防音箱101にて遮音されている。
このような構成によれば、二重効用吸収式冷凍機駆動に要する排ガス温度確保及びガスタービンの消音を安価に達成することが可能である。
図2は、吸収式冷凍機200、ガスタービン100及び発電機5の構成は図1と同じである。しかし、図2では、吸収式冷凍機200、ガスタービン100及び発電機5の全てを同時に囲繞するエンクロージャー102(防音ケーシング)にてガスタービンの遮音を行っている。
本構成によれば、吸収式冷凍機200、ガスタービン100及び発電機5の防音を、エンクロージャー102により同時に達成できる。また、エンクロージャー102の構造の工夫により、ガスタービン取り入れ空気の処理、保守等を容易に行うことができるように構成することも可能である。
図3は、ガスタービン組込み吸収式冷凍機のガスタービン防音箱(図1の“101”)及びガスタービン組込み吸収式冷凍機エンクロージャー(図2の“102”)を除いた一実施態様を表す透視図である。
圧縮機1、膨張タービン2、燃焼器3及び再生器4からなるガスタービン100を二重効用吸収式冷凍機200の高温再生器20の加熱用ガス導入室21に取り付けた構成を表している。
高温再生器20の加熱用ガス導入室21は、直焚二重効用吸収式冷凍機における高温再生器の燃焼室に相当する部分で、直焚二重効用吸収式冷凍機を本発明に転用する場合は、当該冷凍機のバーナを取り外し、バーナ取り付け口の一部をガスタービン取り付け可能な構造に改造して使用すれば良い。なお、ガスタービンの排ガス温度は直焚き燃焼ガスの温度よりも低いため、吸収式冷凍機を直焚き時と同じ能力とするには、燃焼室(加熱用ガス導入室)内への伝熱フィン設置や、熱交換器(伝熱管)22等の増設により伝熱面積を増加させる必要がある。
なお、ガスタービンには、その出力で駆動する発電機5、燃料ガスノズル6、空気ダクト7等が付属する。ガスタービンを加熱用ガス導入室に直結する構成は、ガスタービンが同等出力のレシプロエンジンに比べて小型軽量であり、廃熱が排ガスのみである特性を活用して初めて可能となる。
図4はガスタービン組込み吸収式冷凍機の一実施態様を説明するフロー図である。図4は、大きく分けて左側部分がガスタービンを、中央部分が高温再生器機能構成部分を、右側部分が吸収式冷凍機部分を表す。ガスタービン部分の構成説明は上述と同じであるので他の部分を説明する。
右側部分の吸収式冷凍機の主要部は、低温再生器23、凝縮器24、吸収器25及び蒸発器26で構成され、溶液ポンプ27、冷媒ポンプ28、熱交換器10及び13等が付属する。
本発明の構成の特徴は、熱交換器10を出た溶液(希液又は希溶液)をガスタービン排ガスにて熱交換器(第一段目)8で加熱し、更にガスタービン燃焼器燃焼ガスにて膨張タービンに入る前に熱交換器(第二段目)11にて加熱し、加熱により気液混相流となった溶液を気液分離器12にて気液分離し、生成した水蒸気を低温再生器23に送ると共に、中濃度溶液(中液又は中溶液)を、熱交換器10を経由して低温再生器23に送ることである。
このような構成により、希溶液は高温再生に必要な温度に十分加熱されると共に、燃焼器で生成された燃焼ガスはガスタービン所定入口温度(TIT:約900℃)まで冷却される。なお、この際、熱交換器(第二段目)11が無い場合に燃焼ガスをTITにまで希釈冷却するのに要する空気の量を低減することができる。
また、補助燃料を熱交換器(第一段目)8に投入して吸収式冷凍機の出力を増大方向に制御することも可能である。この時、補助燃料の燃焼用空気の一部をガスタービン燃焼排ガスとすることもできる。このように、ガスタービン排ガスを燃焼用空気として用いれば、低い空気過剰率で燃焼できて経済的である上、窒素酸化物(NOx)の発生も低減できる。
図5は、図4と同様の機器構成であるが、熱交換器(第二段目)11を経由した希溶液を補助燃料で追い焚き可能とした構成である。より高温部分での追い焚きであるため、省エネルギー上効果的である。図4の構成と同じく、ガスタービン燃焼排ガスを燃焼用空気の一部として使用することもできる。
図6は、図5と同様の構成であるが、熱交換器14(図5に図示)に気液分離機能をもたせて蒸気発生器15としたものである。蒸気発生器15は、二重効用吸収式冷凍機の高温再生器缶体の構成をほぼ踏襲することができる。但し、その場合は、伝熱面積を適宜増大調整する必要はある。
ガスタービン出力を冷凍負荷と比例的に制御すれば、ある負荷範囲では、ガスタービンにて発電される発電出力は冷凍負荷と比例的に変化し、同時に、その廃熱にて駆動される吸収式冷凍機もその出力が比例的に変化する。また、吸収式冷凍機とそれを用いた冷凍設備を構成する補器類の消費電力も、基本的には冷凍負荷と比例的に変化する。従って、ガスタービン組込み吸収式冷凍機において、ガスタービンにて発電した電力を自らの補器に供給して消費することは、合理的に冷凍設備を自己完結させることができる。
図7は、吸収式冷凍機200とその補器を表したものである。補器の主要なものとしては、溶液ポンプ27、冷媒ポンプ28、冷水ポンプ29、冷却水ポンプ32、クーリングタワーファン31、補助燃焼器用送風機9、ガスタービン燃料圧縮機動力(図示せず)、制御盤400用電力等がある。
なお、ガスタービン出力電力と補器消費電力がつり合わない場合、以下のように対処すれば良い。
発電した電力が過剰となる場合には、吸収式冷凍機の再生器又はその機能(吸収液の加熱)を果たす部分に電気ヒーターを設けて、その熱源として消費する。発電したエネルギーは、冷房に有効に回収できる。
発電電力が設計上定常的に不足する場合には、商用電力使用が適する補器から順に商用電力を用いる設計とする。商用電力使用が適する機器とは、使用周波数が商用周波数に固定している方が好ましい機器であり、例えば、制御盤400や制御機器が挙げられる。発電電力が、ガスタービン発電機の部分負荷特性上不足する場合には、不足時に、商用電力使用が適する機器から順次商用電力に切替えて使用する。
負荷制御を行う方が有利な補器(各種ポンプ類等)には、ガスタービン駆動の発電機の発電電力を優先的に供給する。一般に、ガスタービン駆動の発電機が高速発電機の場合、発電した高周波交流は、通常、コンバータにより直流に変換され、更にインバータにより商用周波数の交流に変換される。
しかしながら、補器の電動機に直流電動機を用いれば、インバータを省略して、直流による回転数制御にて負荷制御を容易に行うことができると同時に、電力の直交変換に伴う損失が減少する。
補器の電動機が交流同期型である場合には、直交変換時の交流周波数を制御(いわゆるインバータ制御)することにより回転数を変化させることができる。各補器まで直流で配電し、各機器にて必要周波数に変換すれば、各機器を個別に必要回転数に制御できる。このようにして補器の制御を行えば、補器消費電力量をガスタービン発電量に概略比例的に追随するように制御することができる。
冷凍設備を、図8に示すように、ガスタービン組込み吸収式冷凍機200と電動蒸気圧縮式冷凍機300との併設にて構成することもできる。ガスタービン駆動の発電機5にて発電した電力を、蒸気圧縮式冷凍機の電動機駆動電力として消費する。この場合においても、前記同様、蒸気圧縮式冷凍機の電動機を直流又は周波数制御にて駆動・制御することができる。電気の周波数変換に伴う損失を防止しながら、制御性を向上させることができる。
なお、ガスタービンの発電電力が蒸気圧縮式冷凍機の消費電力より小さい場合には、商用電力を併用することもできる。この場合、商用電力を直流に変換したところでガスタービン発電電力(直流変換後)と連携させれば、上述の制御性向上効果を得ることができる。
図8に示したように、冷凍設備を、ガスタービン組込み吸収式冷凍機200と電動蒸気圧縮式冷凍機300との併設にて構成する場合、その冷凍負荷制御は、吸収式冷凍機200及び蒸気圧縮式冷凍機300が製造した冷水の温度を温度センサ401にて検知することにより制御することができる。温度は、冷水が混合した後の位置(例えば冷水送出ヘッダー402)にて検知する。
ガスタービンの容量制御は、冷水温度に反比例的に燃料流量を調節することによりこれを行う。これにより、ガスタービン駆動の発電機の出力電力で駆動する蒸気圧縮式冷凍機及びガスタービン廃熱で駆動する吸収式冷凍機は、その出力をガスタービンの容量に比例して変化させることができる。これにより、両冷凍設備は、冷水温度に反比例的に負荷制御されることになる。なお、検知温度は冷水の往きと帰りの温度差であっても良く、この場合は、温度差の絶対値に反比例的にガスタービン容量制御を行う。
なお、蒸気圧縮式冷凍機300の運転は、図9に示したように、ガスタービン100の軸動力にて圧縮機を直接駆動することによって行うこともできる。この場合も、ガスタービンの出力が燃料流量に比例する運転範囲では、上記と同様に制御できる。
〔別実施の形態〕
これまでは、主に本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機の冷凍・冷房利用について述べている。しかし、本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機は、吸収式冷凍機を吸収式冷温水機(暖房回路利用)に運転切り替え又は置き換えすることにより、暖房利用にも適用することができ、両方あわせて冷暖房利用とすることもできる。このような冷暖房利用は、吸収式ヒートポンプ又は蒸気圧縮式冷凍機を蒸気圧縮式ヒートポンプに運転切り替え又は置き換えすることによっても達成することができる。
本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機において、ガスタービン及び発電機を囲繞する防音ケーシング例を説明する概略構成平面図である。 本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機全体を囲繞する防音ケーシング(エンクロージャー)例を説明する概略構成平面図である。 本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機の要部構成を説明する概略斜視図である。 本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機の主要部品構成を説明するフロー図である。 本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機の他の主要部品構成を説明するフロー図である。 本発明のガスタービン組込み吸収式冷凍機の更に他の主要部品構成を説明するフロー図である。 ガスタービン組込み吸収式冷凍機の補機の構成を説明する概略構成図である。 ガスタービン組込み吸収式冷凍機及びガスタービン駆動の発電機の発電出力にて駆動する蒸気圧縮式冷凍機の構成を説明する概略構成図である。 ガスタービン組込み吸収式冷凍機及びガスタービン駆動の発電機の発電出力により駆動する蒸気圧縮式冷凍機の他の構成を説明する概略構成図である。 ガスタービン、吸収式冷凍機及びガスタービン駆動の発電機の発電出力により駆動する蒸気圧縮式冷凍機の従来の構成を説明する概略構成図である。
符号の説明
1 圧縮機
2 膨張タービン
3 燃焼器
4 再生器(熱交換器)
5 発電機
6 燃料ガスノズル
7 空気ダクト
8 熱交換器(第一段目)
9 補助燃料用送風機
10 熱交換器
11 熱交換器(第二段目)
12 気液分離器
13 熱交換器
14 熱交換器
15 蒸気発生器(気液分離器機能付き熱交換器)
20 高温再生器
21 加熱用ガス導入室
22 熱交換器(伝熱管)
23 低温再生器
24 凝縮器
25 吸収器
26 蒸発器
27 溶液ポンプ
28 冷媒ポンプ
29 冷水ポンプ
30 クーリングタワー
31 クーリングタワーファン
32 冷却水ポンプ
40 断熱煙道
100 ガスタービン
101 防音箱
102 エンクロージャー(防音ケーシング)
200 吸収式冷凍機
300 蒸気圧縮式冷凍機
400 制御盤
401 温度センサ
402 冷水ヘッダー(往き)
403 冷水ヘッダー(帰り)

Claims (5)

  1. 少なくとも二重の効用数を有する吸収式冷凍サイクルを用いる直焚き吸収式冷凍機であって、直焚き吸収式冷凍機の最も高い温度で吸収液を再生する再生器の燃焼室に相当する部分である加熱用ガス導入室に、再生サイクルマイクロガスタービンを構成する再生器の出口を、煙道を介さずに直接結合して再生サイクルマイクロガスタービンの燃焼排ガスを吸収液の加熱再生に用いると共に、下記;
    (1)直焚き吸収式冷凍機の加熱用ガス導入室から露出した再生サイクルマイクロガスタービン及び発電機を囲繞する防音箱、並びに
    (2)直焚き吸収式冷凍機、再生サイクルマイクロガスタービン及び発電機全体を囲繞するケーシング
    から選ばれる少なくとも1種を、再生サイクルマイクロガスタービンの消音設備として利用する
    ことを特徴とするマイクロガスタービン組込み直焚き吸収式冷凍機。
  2. ガスタービン駆動の発電機にて発生した電力を、直焚き吸収式冷凍機に付属する溶液ポンプ、冷媒ポンプ、冷却水ポンプ、クーリングタワーファン、補助燃料用送風機並びにガスタービン燃料圧縮機の動力及び制御用電力から選ばれる少なくとも1種の用途に用いる請求項1に記載のマイクロガスタービン組込み直焚き吸収式冷凍機。
  3. 蒸気圧縮式冷凍機を冷凍設備構成要素の一部として併設する請求項1に記載のマイクロガスタービン組込み直焚き吸収式冷凍機において、ガスタービン駆動の発電機にて発生した電力を、蒸気圧縮式冷凍機駆動用電動機の電力の全部又は一部として使用する請求項1に記載のマイクロガスタービン組込み直焚き吸収式冷凍機。
  4. 送出する冷水の温度を検知し、これをフィードバックしてガスタービン駆動の発電機の電力出力及びガスタービン排ガス熱出力を同時制御することにより、ガスタービン駆動の発電機の出力電力により駆動する蒸気圧縮式冷凍機及びガスタービン排ガスにより駆動する直焚き吸収式冷凍機の合算した冷凍出力を制御することを特徴とする請求項3に記載のマイクロガスタービン組込み直焚き吸収式冷凍機の制御方法。
  5. 再生サイクルマイクロガスタービンが高速発電機を駆動するものであり、ガスタービン駆動の発電機にて発生した高周波電力を直流変換する請求項1に記載のマイクロガスタービン組込み直焚き吸収式冷凍機。
JP2006221911A 2006-08-16 2006-08-16 ガスタービン組込み吸収式冷凍機 Expired - Fee Related JP4986537B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006221911A JP4986537B2 (ja) 2006-08-16 2006-08-16 ガスタービン組込み吸収式冷凍機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006221911A JP4986537B2 (ja) 2006-08-16 2006-08-16 ガスタービン組込み吸収式冷凍機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001267821A Division JP3867198B2 (ja) 2001-09-04 2001-09-04 ガスタービン組込み吸収式冷凍機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007010310A JP2007010310A (ja) 2007-01-18
JP4986537B2 true JP4986537B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=37749048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006221911A Expired - Fee Related JP4986537B2 (ja) 2006-08-16 2006-08-16 ガスタービン組込み吸収式冷凍機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4986537B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106440471A (zh) * 2016-05-30 2017-02-22 李华玉 热动联供系统

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011089722A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd 冷凍・空調方法及び装置
CN113865144A (zh) * 2021-08-23 2021-12-31 深圳市燃气集团股份有限公司 一种零碳排放的制冷系统

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5793633A (en) * 1980-12-01 1982-06-10 Hitachi Ltd Package type regenerative cycle gas turbine
JPS60150435A (ja) * 1984-01-19 1985-08-08 Hitachi Ltd 再生ガスタ−ビンサイクル燃焼空気配管系
JPH0926226A (ja) * 1995-07-11 1997-01-28 Nkk Corp 冷凍装置
JPH0979690A (ja) * 1995-09-18 1997-03-28 Hitachi Ltd 吸収冷温水機の高温再生器
JPH09329335A (ja) * 1996-06-11 1997-12-22 Hitachi Ltd 再生型ガスタービン燃焼器
JP3664587B2 (ja) * 1998-07-07 2005-06-29 東京瓦斯株式会社 冷房装置
JP3245116B2 (ja) * 1998-08-18 2002-01-07 川重冷熱工業株式会社 負荷変動制御機能を備えた廃熱利用吸収式冷温水機・冷凍機
JP2000274861A (ja) * 1999-03-23 2000-10-06 Sanyo Electric Co Ltd 排熱利用吸収冷温水機の運転方法
GB9918581D0 (en) * 1999-08-06 1999-10-06 British Gas Plc A generator for an absorption chiller
JP2001099520A (ja) * 1999-09-29 2001-04-13 Osaka Gas Co Ltd ハイブリッド吸収式電力冷温熱供給装置
JP4288799B2 (ja) * 1999-11-16 2009-07-01 ダイキン工業株式会社 排熱投入型吸収式冷凍装置
JP2001183031A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 熱交換器、吸収冷凍機、及び、コジェネレーションシステム
JP2001194026A (ja) * 1999-12-28 2001-07-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 吸収冷凍機、及び、コジェネレーションシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106440471A (zh) * 2016-05-30 2017-02-22 李华玉 热动联供系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007010310A (ja) 2007-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100467980C (zh) 热电联产系统
US7275382B2 (en) Cogeneration system
US7170191B2 (en) Electricity generating and air conditioning system with water heater
US20060037347A1 (en) Electricity generating and air conditioning system
JP2012062825A (ja) ガスタービンの吸気温度調節装置
CN100470168C (zh) 热电联产系统
KR20160133341A (ko) Ess기능 마이크로 냉난방공조시스템
KR20010105235A (ko) 멀티 에너지 시스템
RU2487305C1 (ru) Тригенерационная установка на базе микротурбинного двигателя
JP4986537B2 (ja) ガスタービン組込み吸収式冷凍機
KR100539101B1 (ko) 냉/난방 및 발전을 동시에 제어하는 트리 제너레이션에너지 시스템
CN100337074C (zh) 基于燃气机热泵和燃气轮机发电机的热电冷三联供系统
JP3867198B2 (ja) ガスタービン組込み吸収式冷凍機
KR100644829B1 (ko) 열병합 발전 시스템
KR20020005826A (ko) 열병합 발전 및, 냉난방 공급 시스템
JP3527867B2 (ja) 熱回収発電システムおよびその運転方法
JP2003262428A (ja) ガスタービン組込み吸収式冷凍機
CN202393086U (zh) 热动力涡旋式冷热水机组
JP2002089994A (ja) 排熱利用吸収冷温水装置
CN106949668B (zh) 一种idc机房热泵制冷发电装置及工作方法
CN216953605U (zh) 一种余热驱动的冷热电三联供系统
JP2002181405A (ja) 空調方法及び空調装置
JP2003222429A (ja) コジェネシステムに用いる冷凍装置
JP4348424B2 (ja) ハイブリッド熱電供給システム
KR100657498B1 (ko) 열병합 발전 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110922

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees