JP4982966B2 - 無線タグ検出システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線にて情報の書き込みや読み出しができる無線タグとの間で通信を行うことによりその無線タグを検出する無線タグ検出システムの改良に関する。
所定の情報が記憶された小型の無線タグ(応答器)から所定の無線タグ通信装置(質問器)により非接触にて情報の読み出しを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが知られている。このRFIDシステムは、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても無線タグ通信装置との通信によりその無線タグに記憶された情報を読み出すことが可能であることから、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用が期待されている。斯かる無線タグ通信装置を用いた無線タグ通信システムとして、例えば、上記無線タグとの間で通信を行うことによりその無線タグを検出する無線タグ検出システムが提案されている。
ところで、上記無線タグ通信装置の通信距離は、通常、数メートル程度に制限されるものであるため、単一の無線タグ通信装置のみでは比較的広い空間に配置された無線タグを好適に検出できなかった。そこで、複数の無線タグ通信装置により所定の通信範囲内に配置された無線タグの検出を行う技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載された物品検索システムがそれである。この技術によれば、相互に情報の送受信を行い得る複数の無線タグ通信装置により通信範囲を網羅することで、その通信範囲内に配置された無線タグを好適に検出できるとされている。
特開2004−132732号公報
しかし、内的な電力供給源を含まない所謂パッシブタグ(passive tag)では、複数の送信信号を同時に受けることにより通信が不可能となるものが一般的であり、前記従来の技術による通信に関して、前記複数の無線タグ通信装置それぞれの通信範囲が重なる部分では、無線タグが正しい信号を受信できずに好適な通信が行われないおそれがあった。このおそれを解消するため、互いに隣接する無線タグ通信装置による送信信号の送信には十分な時間間隔を空けるべきであるが、自局の周囲に存在する無線タグの数、またそれらが通信を行うタイミングがわからない場合、十分な時間間隔を空ける必要がある等、シーケンス制御が複雑となることから、通信速度の向上には限界があった。このため、通信範囲内に配置された無線タグを可及的に速やかに検出し得る無線タグ検出システムの開発が求められていた。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、通信範囲内に配置された無線タグを可及的に速やかに検出し得る無線タグ通信システムを提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、所定の情報が記憶された内的な電力供給源を含まない無線タグとの間で非接触にて情報の通信を行うことにより、通信領域内に配置されたその無線タグを検出する無線タグ検出システムであって、局部発振器から出力される局発信号に応じて周波数が変換された所定の送信信号を前記無線タグに向けて送信する単数乃至は複数の送信端末装置と、その送信端末装置にケーブルを介して接続され、その送信端末装置により送信される送信信号に応じて前記無線タグから返信される返信信号を受信し、前記ケーブルを介して前記局部発振器から供給される局発信号に応じてその返信信号の周波数を変換する複数の受信端末装置とを、それぞれ別体の装置として備えると共に、前記通信領域の中央部に前記送信端末装置が配置され、その通信領域の隅部に前記受信端末装置が配置されたものであることを特徴とするものである。
このように、本発明によれば、局部発振器から出力される局発信号に応じて周波数が変換された所定の送信信号を前記無線タグに向けて送信する単数乃至は複数の送信端末装置と、その送信端末装置にケーブルを介して接続され、その送信端末装置により送信される送信信号に応じて前記無線タグから返信される返信信号を受信し、前記ケーブルを介して前記局部発振器から供給される局発信号に応じてその返信信号の周波数を変換する複数の受信端末装置とを、それぞれ別体の装置として備えると共に、前記通信領域の中央部に前記送信端末装置が配置され、その通信領域の隅部に前記受信端末装置が配置されたものであることから、必要十分な個数の送信端末装置及び受信端末装置をそれぞれ前記通信領域内における適切な位置に設置することで、その通信範囲内に配設された全ての無線タグを比較的簡単な制御により速やかに検出できる。すなわち、通信範囲内に配置された無線タグを可及的に速やかに検出し得る無線タグ通信システムを提供することができる。
ここで、好適には、前記受信端末装置に備えられて前記無線タグから返信される返信信号を受信する受信指向性を制御する受信指向性制御部、及び前記送信端末装置に備えられて前記無線タグに向けて送信信号を送信する送信指向性を制御する送信指向性制御部の何れか一方を有するものである。このようにすれば、通信範囲内に配設された無線タグを比較的簡単な制御により速やかに検出できる。
また、好適には、前記受信端末装置は、前記無線タグから返信される返信信号を受信する受信指向性方向を制御する受信指向性制御部を備えたものである。このようにすれば、通信範囲内に配設された無線タグを比較的簡単な制御により速やかに検出できる。
また、好適には、前記受信端末装置の受信指向性制御部により制御される受信指向性の方向に基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである。このようにすれば、通信範囲内に配設された無線タグの存在する位置を比較的簡単な制御により速やかに検出できる。
また、好適には、複数の前記受信端末装置の受信指向性制御部によりそれぞれ制御される受信指向性の方向及びそれら複数の受信端末装置相互間の距離に基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである。このようにすれば、通信範囲内に配設された無線タグの存在する位置を実用的な制御により速やかに検出できる。
また、好適には、前記送信端末装置は、前記無線タグに向けて送信信号を送信する送信指向性を制御する送信指向性制御部を備えたものである。このようにすれば、通信範囲内に配設された無線タグを比較的簡単な制御により速やかに検出できる。
また、好適には、前記送信端末装置の送信指向性制御部により制御される送信指向性の方向に基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである。このようにすれば、通信範囲内に配設された無線タグの存在する位置を比較的簡単な制御により速やかに検出できる。
また、好適には、前記受信端末装置は、前記無線タグから返信される返信信号の強度を検出する受信信号強度検出部を備えたものである。このようにすれば、前記無線タグから返信される返信信号の強度に基づいてその無線タグを好適に検出できる。
また、好適には、前記送信端末装置の送信指向性制御部により制御される送信指向性の方向と、複数の前記受信端末装置の受信信号強度検出部によりそれぞれ検出される受信信号強度の比とに基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである。このようにすれば、通信範囲内に配設された無線タグの存在する位置を実用的な制御により速やかに検出できる。
また、好適には、少なくとも2つの受信信号強度の比から決定される等信号強度比曲線と、前記送信端末装置の送信指向性制御部により制御される送信指向性の方向を示す直線とに基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである。このようにすれば、通信範囲内に配設された無線タグの存在する位置を実用的な制御により速やかに検出できる。
また、好適には、前記送信信号の送信指向性及び受信信号の受信指向性を何れも無指向性とし、前記受信端末装置の受信信号強度検出部により検出される受信信号強度に基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである。このようにすれば、通信範囲内に配設された無線タグの存在する位置を比較的簡単な制御により速やかに検出できる。
また、好適には、複数の前記受信端末装置の受信信号強度検出部によりそれぞれ検出される受信信号強度から決定される複数の等信号強度曲線に基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである。このようにすれば、通信範囲内に配設された無線タグの存在する位置を実用的な制御により速やかに検出できる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例である無線タグ検出システム10について説明する図である。この図1に示すように、本実施例の無線タグ検出システム10は、通信対象(検出対象)である単数乃至は複数(図1では単数)の無線タグ12と、その無線タグ12に向けて所定の送信信号を送信する単数乃至は複数(図1では単数)の送信端末装置14と、その送信端末装置14により送信される送信信号に応じて上記無線タグ12から返信される返信信号を受信する複数(図1では4つ)の受信端末装置16a、16b、16c、16d(以下、特に区別しない場合には単に受信端末装置16と称する)とから構成される所謂RFID(Radio Frequency Identification)システムであり、上記無線タグ12はそのRFIDシステムの応答器として、上記送信端末装置14及び受信端末装置16は複合的な動作により質問器としてそれぞれ機能する。すなわち、上記送信端末装置14から質問波F(送信信号)が上記無線タグ12に向けて送信されると、その質問波Fを受信した上記無線タグ12において所定の情報信号(データ)によりその質問波Fが変調され、応答波F(返信信号)として上記受信端末装置16に向けて返信されることで、その受信端末装置16により通信対象である無線タグ12の記憶内容が読み出される。
上記無線タグ通信システム10は、例えば、通信領域である室18内に存在する無線タグ12を検出するためのシステムであり、上記送信端末装置14及び受信端末装置16は、その送信端末装置14から送信された送信信号に応じて上記無線タグ12から返信される返信信号を上記複数の受信端末装置16により受信し得るような相対位置に配設されている。例えば、図1に示すように、上記送信端末装置14が通信領域である室18の略中央に、上記複数の受信端末装置16がその室18の四隅にそれぞれ位置固定に設けられ、その送信端末装置14から送信された送信信号に応じて上記無線タグ12から返信される返信信号を何れかの受信端末装置16が受信し得るように構成されている。この態様において、各受信端末装置16は、それぞれ指向性方向を45°振ることで通信領域である室18内全域をサーチすることができ、受信指向性の振り角が比較的小さくて済むようになっている。
図2は、前記送信端末装置14の構成を説明する図である。この図2に示すように、前記送信端末装置14は、前記無線タグ12への送信信号に対応するコマンドビット列を生成するコマンドビット列生成部20と、そのコマンドビット列生成部20により生成されたコマンドビット列をFSK方式で符号化するFSK符号化部22と、そのFSK符号化部22により符号化された信号をAM方式で変調して出力するAM変調部24と、そのAM変調部24から出力されるディジタル信号をアナログ信号に変換する送信信号D/A変換部26と、所定の局発信号を出力する局部発振器28と、その局部発振器28から出力される局発信号に応じて上記送信信号D/A変換部26から出力される送信信号をアップコンバートするアップコンバータ30と、そのアップコンバータ30によりアップコンバートされた送信信号を所定のゲインにて増幅する送信信号増幅部32と、その送信信号増幅部32により増幅された送信信号を質問波Fとして送信する送信アンテナ素子34とを、備えて構成されている。斯かる構成において、上記コマンドビット列生成部20、FSK符号化部22、及びAM変調部24は、CPU、ROM、及びRAM等から成り、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うDSP(Digital Signal Processor)36に機能的に備えられたものである。
図3は、前記受信端末装置16の構成を説明する図である。この図3に示すように、前記受信端末装置16は、前記送信端末装置14から送信された質問波Fに応じて前記無線タグ12により返信される応答波F(返信信号)を受信するための複数(図3では3つ)の受信アンテナ素子38a、38b、38c(以下、特に区別しない場合には単に受信アンテナ素子38と称する)と、所定の局発信号を出力する局部発振器40と、その局部発振器40から出力される局発信号に応じて上記複数の受信アンテナ素子38により受信された受信信号それぞれをダウンコンバートする複数(図3では3つ)のダウンコンバータ42a、42b、42c(以下、特に区別しない場合には単にダウンコンバータ42と称する)と、それら複数のダウンコンバータ42によりダウンコンバートされた受信信号それぞれを所定のゲインにて増幅する複数(図3では3つ)の受信信号増幅部44a、44b、44c(以下、特に区別しない場合には単に受信信号増幅部44と称する)と、それら複数の受信信号増幅部44により増幅された受信信号をそれぞれディジタル信号に変換する複数(図3では3つ)の受信信号A/D変換部46a、46b、46c(以下、特に区別しない場合には単に受信信号A/D変換部46と称する)と、それら複数の受信信号A/D変換部46によりディジタル信号に変換された受信信号を記憶する受信メモリ部48と、その受信メモリ部48に記憶された受信信号を読み出して処理するDSP50とを、備えて構成されている。ここで、上記局所発振器40は、所定のケーブルを介する等して前記送信端末装置14の局所発振器28を用いても構わない。このようにすれば、共通の局発信号により送受信間における搬送波周波数のずれが可及的に小さくなるという利点がある。
上記DSP50は、CPU、ROM、及びRAM等から成り、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータシステムであり、上記受信メモリ部48から読み出される受信信号それぞれに所定のウェイトを乗算することによりフェイズドアレイ処理を行う受信PAA(Phased Array Antenna)処理部52と、そのPAA処理部52によりフェイズドアレイ処理された受信信号をAM方式で復調してAM復調波を検出するAM復調部54と、そのAM復調部54により復調されたAM復調波をFSK方式で復号化するFSK復号部56と、そのFSK復号部56により復号化された復号信号を解釈して前記無線タグ12の変調に関する情報信号を読み出す返答ビット列解釈部58と、上記FSK復号部56から出力される復号信号に基づいて受信信号強度を検出する受信信号強度検出部60と、所望される受信指向性に基づいて上記受信メモリ部48から読み出される受信信号それぞれに与えるPAAウェイトを算出する受信PAAウェイト制御部62とを、機能的に備えている。また、上記PAA処理部52は、その受信PAAウェイト制御部62により算出されるPAAウェイトを上記受信メモリ部48から読み出される受信信号それぞれに乗算する複数(図3では3つ)の受信PAAウェイト乗算部64a、64b、64c(以下、特に区別しない場合には単に受信PAAウェイト乗算部64と称する)と、それら受信PAAウェイト乗算部64によりそれぞれPAAウェイトが乗算された受信信号を合成(加算)して上記AM復調部54に供給する受信信号合成部66とを、備えて構成されており、前記無線タグ12との間の通信における受信指向性を制御する。
また、前記複数の受信端末装置16は、LAN等を介して所定のサーバ68との間で情報の送受信が可能とされており、上記返答ビット列解釈部58により解釈された前記無線タグ12の変調に関する情報信号をそのサーバ68に一元的に記憶できるようになっている。このサーバ68は、CPU、ROM、及びRAM等から成り、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータシステムであり、好適には、前記複数の受信端末装置16の動作を制御するコントローラとして機能する。また、好適には、前記受信端末装置16の受信指向性制御部である受信PAAウェイト制御部62により制御される受信指向性の方向に基づいて前記無線タグ12の存在する位置を検出する処理を行うものである。更には、前記送信端末装置14の動作をも制御するものであってもよい。
図4は、前記無線タグ12に備えられた無線タグ回路素子70の構成を説明する図である。この図4に示すように、上記無線タグ回路素子70は、前記送信端末装置14から送信される質問波Fを受信すると共に、その質問波Fに応じて応答波Fを返信するための送受信共用のアンテナ部72と、そのアンテナ部72により受信された信号を処理するためのIC回路部74とを、備えて構成されている。そのIC回路部74は、上記アンテナ部72により受信された前記送信端末装置14からの質問波Fを整流する整流部76と、その整流部76により整流された質問波Fのエネルギを蓄積するための電源部78と、上記アンテナ部72により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部86に供給するクロック抽出部80と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶部として機能するメモリ部82と、上記アンテナ部72に接続されて信号の変調及び復調を行う変復調部84と、上記整流部76、クロック抽出部80、及び変復調部84等を介して上記無線タグ回路素子70の作動を制御するための制御部86とを、機能的に含んでいる。この制御部86は、前記上記アンテナ部72により受信された質問波Fを上記変復調部84において上記メモリ部82に記憶された情報信号に基づいて変調したうえで応答波Fとして上記アンテナ部72から反射返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図5は、前記サーバ68に記憶された前記複数の受信端末装置16による前記無線タグ12の検出結果を例示する図である。この図5に示すように、前記サーバ68には、前記受信端末装置16により検出された無線タグ12の識別番号であるIDが、その検出主体である受信端末装置16、受信指向性方向、及び受信信号強度と関連付けられて記憶されるようになっている。すなわち、ID「1」が、検出主体である受信端末装置16aを示す識別番号「R1」、受信指向性方向「θ=30」、受信信号強度「8」と関連付けられて記憶されている。また、このID「1」は、前記受信端末装置16bによっても検出されたものであり、検出主体である受信端末装置16bを示す識別番号「R2」、受信指向性方向「θ=60」、受信信号強度「5」とも関連付けられて記憶されている。前記複数の受信端末装置16の相対位置関係は固定されているため、このように、ID「1」で示される無線タグ12が複数の受信端末装置16により検出された場合には、図6に示すように、その無線タグ12の存在する位置を各受信端末装置16による受信指向性方向の交点の座標として求めることができる。また、所定の無線タグ12が3つ以上の受信端末装置16により検出されている場合には、比較的受信信号強度が大きい2つの情報を用いることで、その無線タグ12の位置を好適に検出することができる。例えば、図5に示すように、ID「2」が、前記受信端末装置16aにより受信信号強度「4」にて、受信端末装置16cにより受信信号強度「2」にて、受信端末装置16dにより受信信号強度「8」にて検出されている場合には、比較的受信信号強度が大きい受信端末装置16a及び16dによる検出情報が用いられ、図6に示すように、ID「2」で示される無線タグ12の存在する位置を各受信端末装置16a及び16dによる受信指向性方向の交点の座標として求めることができる。本実施例の無線タグ検出システム10では、以上のようにして前記複数の受信端末装置16の受信PAAウェイト制御部62によりそれぞれ制御される受信指向性の方向及びそれら複数の受信端末装置16相互間の距離に基づいて前記無線タグ12の存在する位置を検出することができる。
図7は、前記送信端末装置14のDSP36による質問波送信制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、前記無線タグ12からIDを読み出すためのコマンドである「Scroll All ID」又は「Scroll ID」に対応するコマンドビット列が前記コマンドビット列生成部20により生成される。次に、SA2において、SA1にて生成されたコマンドビット列が前記FSK符号化部22によりFSK方式で符号化される。次に、SA3において、SA2にて符号化された信号が前記AM変調部24によりAM方式で変調され、前記送信信号D/A変換部26、アップコンバータ30、及び送信信号増幅部32等を介して前記送信アンテナ素子34から質問波Fとして送信される。次に、SA4において、前記無線タグ12の検出を継続するか否かが判断される。このSA4の判断が肯定される場合には、SA1以下の処理が再び実行されるが、SA4の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。
図8は、前記サーバ68による前記受信端末装置16を用いた無線タグ検出制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SB1において、前記受信PAAウェイト制御部62における受信PAAウェイトレジスタにθ=θS(例えば、θS=0°)に対応する値が初期値として設定される。次に、SB2において、前記無線タグ12からの応答波Fが受信され、前記ダウンコンバータ42、受信信号増幅部44、及び受信信号A/D変換部46等を介して前記受信メモリ部48に記憶され、前記受信PAA処理部52でフェイズドアレイ処理された受信信号が前記AM復調部54においてAM方式で復調され、更に前記FSK復号部56においてFSK方式で復号化された復号信号が解釈されて前記無線タグ12の変調に関する情報信号が正しく読み出されたか否かが判断される(この時点ではプリアンブル等の無線タグ12の変調に関する一部の情報が読み出せれば応答があったと判断できる)。このSB2の判断が否定される場合には、SB5以下の処理が実行されるが、SB2の判断が肯定される場合には、前記受信信号強度検出部60の動作に対応するSB3において、前記受信メモリ部48に記憶された受信信号が更に読み出され、前記受信PAA処理部52、AM復調部54、及びFSK復号部56等を介して前記無線タグ12のIDが読み出されると共に、前記FSK復号部56から出力される復号信号等に基づいてその受信信号の受信信号強度が検出される。次に、SB4において、SB3にて読み出されたIDが受信信号強度及び検出主体である受信端末装置16等と関連付けられてテーブルに記憶される。次に、SB5において、θに所定値Δθが加算されて前記受信PAAウェイト制御部62における受信PAAウェイトレジスタの値が更新された後、SB6において、θが所定値θE(例えば、θE=90°)よりも大きいか否かが判断される。このSB6の判断が否定される場合には、SB2以下の処理が再び実行されるが、SB6の判断が肯定される場合には、SB7において、テーブルに1つでもタグのIDが記憶されているか否かが判断される。このSB7の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SB7の判断が肯定される場合には、SB8において、所定の無線タグ12を示すID(例えば、ID2)が指定される。次に、SB9において、SB8にて指定されたIDを検出した受信端末装置16のID(図5のR1、R2、R3、R4に相当)がテーブルから読み出される。次に、SB10において、SB8にて指定されたIDを検出した受信端末装置16のIDが複数読み出されたか否かが判断される。このSB10の判断が否定される場合には、SB14以下の処理が実行されるが、SB10の判断が肯定される場合(例えば、ID2を検出したR1、R3、R4)には、SB11において、受信信号強度が大きい方から2つの受信端末装置16のIDが選択される(R1とR4)。次に、SB12において、SB11にて選択された2つの受信端末装置16のID(R1及びR4)に対応する指向性方向θ1、θ2が読み出される(60°及び40°)。次に、SB13において、SB12にて読み出された指向性方向θ1、θ2(60°及び40°)と、SB11にて指定された受信端末装置16のID(R1及びR4)とから無線タグ12の位置が図6のような関係から決定される。次に、SB14において、SB8にて指定されたID及びそれと関連付けられた情報がテーブルから消去された後、SB7以下の処理が再び実行される。以上の制御において、SB1及びSB5が前記受信PAAウェイト制御部62の動作に対応する。
このように、本実施例によれば、前記無線タグ12に向けて所定の送信信号を送信する単数の送信端末装置14と、その送信端末装置14により送信される送信信号に応じて前記無線タグ12から返信される返信信号を受信する複数の受信端末装置16とを、それぞれ別体の装置として異なる位置に備えていることから、必要十分な個数の送信端末装置14及び受信端末装置16をそれぞれ適切な位置に設置することで、通信範囲である室18内に配設された全ての無線タグ12を比較的簡単な制御により速やかに検出できる。すなわち、通信範囲内に配置された無線タグ12を可及的に速やかに検出し得る無線タグ通信システム10を提供することができる。また、前記受信端末装置16が複数設けられていることで、ある受信端末装置16で検出できなくても、別の受信端末装置16で検出できるため、通信範囲を広くできる。
また、所定の前記送信端末装置14から送信された送信信号に応じて前記無線タグ12から返信される返信信号を複数の前記受信端末装置16により受信し得るような位置にそれら送信端末装置14及び複数の受信端末装置16を備えたものであるため、前記送信端末装置14より多数の受信端末装置16を設置することで、所定の送信端末装置14から送信された送信信号に応じて前記無線タグ12から返信される返信信号を複数の受信端末装置16により受信することができ、通信の重畳を好適に防止しつつ通信範囲内に配設された全ての無線タグ12を効率的に検出できる。
また、前記受信端末装置16は、前記無線タグ12から返信される返信信号の受信指向性を制御する受信指向性制御部である受信PAAウェイト制御部62(SB1及びSB5)を備えたものであるため、通信範囲内に配設された無線タグ12を比較的簡単な制御により速やかに検出できる。
また、前記受信端末装置16の受信PAAウェイト制御部62により制御される受信指向性の方向に基づいて前記無線タグ12の存在する位置を検出するものであるため、通信範囲内に配設された無線タグ12の存在する位置を比較的簡単な制御により速やかに検出できる。
また、複数の前記受信端末装置16の受信PAAウェイト制御部62によりそれぞれ制御される受信指向性の方向及びそれら複数の受信端末装置16相互間の距離(相対位置関係)に基づいて前記無線タグ12の存在する位置を検出するものであるため、通信範囲内に配設された無線タグ12の存在する位置を実用的な制御により速やかに検出できる。
また、前記受信端末装置16は、前記無線タグ12から返信される返信信号の強度を検出する受信信号強度検出部60(SB3)を備えたものであるため、前記無線タグ12から返信される返信信号の強度に基づいてその無線タグ12を好適に検出できる。
続いて、本発明の他の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明に関して、前述した実施例と共通する部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
図9は、本発明の第2実施例である無線タグ検出システム90について説明する図である。この図9に示すように、本実施例の無線タグ検出システム90は、前述した図1に示す無線タグ検出システム10における複数の受信端末装置16に代えて、後述する図10に示すように受信指向性を制御し得ない複数(図9では4つ)の受信端末装置92a、92b、92c、92d(以下、特に区別しない場合には単に受信端末装置92と称する)を、通信領域である室18の四隅に位置固定に備えて構成されている。
図10は、上記受信端末装置92の構成を説明する図である。この図10に示すように、上記受信端末装置92は、前記送信端末装置14から送信された質問波Fに応じて前記無線タグ12により返信される応答波F(返信信号)を受信するための受信アンテナ素子38と、前記局部発振器40から出力される局発信号に応じて上記受信アンテナ素子38により受信された受信信号をダウンコンバートするダウンコンバータ42と、そのダウンコンバータ42によりダウンコンバートされた受信信号を所定のゲインにて増幅する受信信号増幅部44と、その受信信号増幅部44により増幅された受信信号をディジタル信号に変換する受信信号A/D変換部46と、その受信信号A/D変換部46によりディジタル信号に変換された受信信号を処理するDSP50とを、備えて構成されている。このDSP50は、前述したAM復調部54、FSK復号部56、返答ビット列解釈部58、及び受信信号強度検出部60を機能的に備えている。また、上記複数の受信端末装置92は、LAN等を介して前記サーバ68との間で情報の送受信が可能とされており、前記返答ビット列解釈部58により解釈された前記無線タグ12の変調に関する情報信号及び受信信号強度検出部60により検出される受信信号強度をそのサーバ68に一元的に記憶できるようになっている。
本実施例の無線タグ検出システム90は、前記複数の受信端末装置92の受信信号強度検出部60によりそれぞれ検出される受信信号強度から決定される複数の等信号強度曲線に基づいて前記無線タグ12の存在する位置を検出する。図11は、この等信号強度曲線を説明する図であり、前記送信端末装置14から検出対象である無線タグ12までの距離をrで、前記受信端末装置92から検出対象である無線タグ12までの距離をrでそれぞれ示している。また、この図11に示すxy座標において、前記送信端末装置14は座標(a,0)で示される位置に、受信端末装置92は座標(−a,0)で示される位置に、検出対象である無線タグ12は座標(x,y)で示される位置にそれぞれ配設されているものとする。斯かる相対位置関係において、前記受信端末装置92における受信電力は1/(r・rに比例することから、r・rが一定であれば前記無線タグ12からの反射波Fの強度もまた一定となる。ここで、次の式(1)に示すように、r・rを一定の値であるkとおくと、その式(1)を変形することで式(2)が得られる。kをパラメータとしてこの式(2)を図示したものが図11に示す複数の曲線であり、この複数の曲線が前記受信端末装置92の受信信号強度検出部60により検出される受信信号強度から決定される複数の等信号強度曲線である。
・r={(x+a)+y1/2・{(x+a)+y1/2=k・・・(1)
+2・(x+a)・y+(x−a−k=0・・・(2)
図12は、本実施例の無線タグ検出システム90による無線タグ12の位置検出について説明する図である。この図12において、前記受信端末装置92aにおける所定の等信号強度曲線を細線で、前記受信端末装置92bにおける所定の等信号強度曲線を細い鎖線で、前記受信端末装置92dにおける所定の等信号強度曲線を細い一点鎖線でそれぞれ示している。前記無線タグ12からの応答波Fが前記受信端末装置92により受信され、前記受信信号強度検出部60により受信信号強度が検出されると等信号強度曲線が1つに定まる。すなわち、等信号強度曲線の通過する何れかの位置に検出対象である無線タグ12が配設されていることがわかる。前述した図11に示すように、前記受信端末装置92の受信信号強度検出部60により検出される受信信号強度から決定される等信号強度曲線は閉曲線であるため、所定の無線タグ12を通信対象として少なくとも3つの受信端末装置92における等信号強度曲線が定まることにより、図12に示すように、その無線タグ12の位置はそれら3つの等信号強度曲線の交点であると特定することができる。この複数の等信号強度曲線に基づいて前記無線タグ12の位置を特定する処理は、好適には、前記サーバ68による数値解析等により行われる。また、前記無線タグ12の位置を大まかに検出したい場合には、2つの受信端末装置92における等信号強度曲線から求めることもできる。すなわち、所定の無線タグ12を通信対象として少なくとも2つの受信端末装置92における等信号強度曲線が定まることにより、その無線タグ12の位置はそれら2つの等信号強度曲線の2つの交点のうち何れかであると特定することができる。
このように、本実施例によれば、前記送信信号の送信指向性及び受信信号の受信指向性を何れも無指向性、すなわち特に指向性を制御しないものとし、前記受信端末装置92の受信信号強度検出部60により検出される受信信号強度に基づいて前記無線タグ12の存在する位置を検出するものであるため、通信範囲である室18内に配設された無線タグ12の存在する位置を比較的簡単な制御により速やかに検出できる。
また、複数の前記受信端末装置92の受信信号強度検出部60によりそれぞれ検出される受信信号強度から決定される複数の等信号強度曲線に基づいて前記無線タグ12の存在する位置を検出するものであるため、前記室18内に配設された無線タグ12の存在する位置を実用的な制御により速やかに検出できる。
図13は、本発明の第3実施例である無線タグ検出システム100について説明する図である。この図13に示すように、本実施例の無線タグ検出システム100は、後述する図14に示すように送信指向性を制御し得る複数(図13では4つ)の送信端末装置102a、102b、102c、102d(以下、特に区別しない場合には単に送信端末装置102と称する)と、図10を用いて前述した受信指向性を制御し得ない複数(図13では9つ)の受信端末装置92a、92b、92c、92d、92e、92f、92g、92h、92i(以下、特に区別しない場合には単に受信端末装置92と称する)を、通信領域である室18内に位置固定に備えて構成されている。
図14は、上記送信端末装置102の構成を説明する図である。この図14に示すように、上記送信端末装置102は、前記AM変調部24から出力される送信信号に各送信アンテナ素子34に対応して所定のウェイトを乗算することによりフェイズドアレイ処理を行う送信PAA処理部104と、その送信PAA処理部104において掛け合わされるPAAウェイトを算出する送信PAAウェイト制御部106と、上記送信PAA処理部104から出力される送信信号を記憶する送信メモリ部108と、その送信メモリ部108から読み出される各送信アンテナ素子34に対応するディジタル信号をそれぞれアナログ信号に変換する複数(図14では3つ)の送信信号D/A変換部26a、26b、26c(以下、特に区別しない場合には単に送信信号D/A変換部26と称する)と、前記局部発振器28から出力される局発信号に応じて上記複数の送信信号D/A変換部26から出力される送信信号それぞれをアップコンバートする複数(図14では3つ)のアップコンバータ30a、30b、30c(以下、特に区別しない場合には単にアップコンバータ30と称する)と、それら複数のアップコンバータ30によりアップコンバートされた送信信号をそれぞれ所定のゲインにて増幅する複数(図14では3つ)の送信信号増幅部32a、32b、32c(以下、特に区別しない場合には単に送信信号増幅部32と称する)と、それら複数の送信信号増幅部32により増幅された送信信号を質問波Fとして送信する複数(図14では3つ)の送信アンテナ素子34a、34b、34c(以下、特に区別しない場合には単に送信アンテナ素子34と称する)とを、備えて構成されている。斯かる構成において、上記送信PAA処理部104及び送信PAAウェイト制御部106は、前記DSP36に機能的に備えられたものである。また、上記送信PAA処理部104は、上記送信PAAウェイト制御部106により算出されるPAAウェイトを前記AM変調部34から出力される送信信号それぞれに乗算する複数(図14では3つ)の送信PAAウェイト乗算部110a、110b、110c(以下、特に区別しない場合には単に送信PAAウェイト乗算部110と称する)を備えて構成されており、前記無線タグ12との間の通信における送信指向性を制御する。この送信指向性制御では、複数の送信端末装置102による送信電波が重複するのを防ぐため、例えば、図13に示すように、前記送信端末装置102bの送信指向性として例示する1乃至24の順番で各送信端末装置102が指向性を振るように制御する。
図13に示す無線タグ検出システム100において、前記複数の送信端末装置102は、LAN等を介して所定のサーバ68との間で情報の送受信が可能とされており、検出指令や検出対象である無線タグ12のID等をそのサーバ68から取得できるようになっている。また、前記複数の受信端末装置92は、LAN等を介して前記サーバ68との間で情報の送受信が可能とされており、上記返答ビット列解釈部58により解釈された前記無線タグ12の変調に関する情報信号をそのサーバ68に一元的に記憶できるようになっている。すなわち、好適には、前記サーバ68は、前記無線タグ検出システム100おいて上記複数の送信端末装置102及び複数の受信端末装置92の動作を制御するコントローラとして機能するものであり、前記送信端末装置102の送信指向性制御部である送信PAAウェイト制御部106により制御される送信指向性の方向に基づいて前記無線タグ12の存在する位置を検出する処理を行うものである。
前記サーバ68には、前記受信端末装置92により検出された無線タグ12のIDが、その検出主体である受信端末装置102、送信指向性方向、及び受信信号強度と関連付けられて記憶されるようになっている。図15は、前記送信端末装置102aから送信指向性方向θ=30°に送信信号が送信された際に各受信端末装置92により検出された無線タグ12のID及び受信信号強度を示しており、「R1」で示される受信端末装置92aによりID「1」のタグが受信信号強度「8」にて、「R2」で示される受信端末装置92bによりID「1」のタグが受信信号強度「4」にて、「R5」で示される受信端末装置92eによりID「1」のタグが受信信号強度「2」にて、それぞれ検出されたことを示している。すなわち、図15は、前記送信端末装置102aから送信指向性方向θ=30°に送信信号が送信された際にID「1」の無線タグ12(単一のタグ)が検出された例を示している。また、図16は、前記送信端末装置102aから送信指向性方向θ=60°に送信信号が送信された際に各受信端末装置92により検出された無線タグ12のID及び受信信号強度を示しており、「R2」で示される受信端末装置92bによりID「2」のタグが受信信号強度「4」にて、「R4」で示される受信端末装置92dによりID「2」のタグが受信信号強度「8」にて、「R5」で示される受信端末装置92eによりID「2」のタグが受信信号強度「2」にて、「R2」で示される受信端末装置92bによりID「3」のタグが受信信号強度「6」にて、「R4」で示される受信端末装置92dによりID「3」のタグが受信信号強度「3」にて、それぞれ検出されたことを示している。すなわち、図15は、前記送信端末装置102aから送信指向性方向θ=60°に送信信号が送信された際にID「2」及び「3」の無線タグ12(2つのタグ)が検出された例を示している。
本実施例の無線タグ検出システム100は、前記送信端末装置102の送信指向性制御部である送信PAAウェイト制御部106により制御される送信指向性の方向(メインローブの方向)と、前記複数の受信端末装置92の受信信号強度検出部60によりそれぞれ検出される受信信号強度の比とに基づいて前記無線タグ12の存在する位置を検出する。図17は、本実施例の無線タグ検出システム100による無線タグ12の位置検出について説明する図であり、図15の検出結果からID「1」のタグの位置を特定する例を示すものである。この図17において、前記受信端末装置92aから検出対象である無線タグ12までの距離をrで、前記受信端末装置92bから検出対象である無線タグ12までの距離をrでそれぞれ示している。また、この図17に示すxy座標において、前記受信端末装置92aは座標(−a,0)で示される位置に、受信端末装置92bは座標(a,0)で示される位置に、検出対象である無線タグ12は座標(x,y)で示される位置にそれぞれ配設されているものとする。斯かる相対位置関係において、各受信端末装置92における受信電力は1/r 、1/r に比例することから、その比(r/r一定であれば前記無線タグ12からの反射波Fの強度の比もまた一定となる。ここで、次の式(3)に示すように、(r/rを一定の値であるkとおくと、その式(3)を変形することで式(4)が得られる。kをパラメータとしてこの式(4)を図示したものが図17に示す複数の曲線であり、この複数の曲線が前記受信端末装置92aによる受信信号強度及び受信端末装置92bによる受信信号強度から決定される等信号強度比曲線である。
(r/r={(x+a)+y1/2/{(x−a)+y1/2=k・・・(3)
{x−a(1+k)/(1−k)}+y={2ka/(1−k)}・・・(4)
図17では、前記送信端末装置102の送信指向性方向を細い一点鎖線で示している。前記複数の受信端末装置92の相対位置関係は固定されているため、所定の無線タグ12からの応答波Fが前記受信端末装置92a及び92bにより受信され、それぞれの受信信号強度検出部60により受信信号強度が検出されると、その比から等信号強度比曲線が1つに定まる。すなわち、等信号強度比曲線の通過する何れかの位置に検出対象である無線タグ12が配設されていることがわかる。また、検出対象である無線タグ12は、斯かる検出が行われた際の前記送信端末装置102の送信指向性方向に存在すると考えられ、前記複数の送信端末装置102及び受信端末装置92の相対位置関係は固定されているため、図17に示すように、検出対象である無線タグ12の位置は、前記受信端末装置92a及び92bによる受信信号強度により1つに定められる等信号強度比曲線と、前記送信端末装置102の送信指向性方向を示す直線との交点であると特定することができる。また、各送信端末装置102の送信PAAウェイト制御部106により送信指向性方向を変化させつつ通信領域である前記室18全領域をサーチし、前記複数の受信端末装置92による受信結果を送信指向性方向と関連付けてテーブルに記憶させ、そのテーブルの中で同一のIDを有する無線タグ12が複数の送信指向性方向と関連付けられて記憶されている場合には、受信信号強度が最も大きい送信指向性方向の検出結果に基づいて前記無線タグ12の位置を特定する態様も考えられる。この等信号強度比曲線及び送信指向性方向に基づいて前記無線タグ12の位置を特定する処理は、好適には、前記サーバ68による数値解析等により行われる。
図18は、前記サーバ68による前記送信端末装置102及び受信端末装置92を用いた無線タグ検出制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SC1において、前記送信端末装置102の送信PAAウェイト制御部106における送信PAAウェイトレジスタにθ=θSに対応する値が初期値として設定される。次に、SC2において、前記送信端末装置102のコマンドビット列生成部20により前記無線タグ12からIDを読み出すためのコマンドビット列が生成され、前記FSK符号化部22、AM変調部24、及び送信PAA処理部104等を介して前記複数の送信アンテナ素子34から質問波Fとしてθで示される指向性方向に送信される。次に、SC3において、前記無線タグ12からの応答波Fが前記受信端末装置92により受信され、前記ダウンコンバータ42、受信信号増幅部44、及び受信信号A/D変換部46等を介して前記受信メモリ部48に記憶され、前記受信PAA処理部52でフェイズドアレイ処理された受信信号が前記AM復調部54においてAM方式で復調され、更に前記FSK復号部56においてFSK方式で復号化された復号信号が解釈されて前記無線タグ12の変調に関する情報信号が正しく読み出されたか否かが判断される。このSC3の判断が否定される場合には、SC5以下の処理が実行されるが、SC3の判断が肯定される場合には、前記受信信号強度検出部60の動作に対応するSC4において、前記受信メモリ部48に記憶された受信信号が更に読み出され、前記AM復調部54及びFSK復号部56等を介して前記無線タグ12のIDが読み出されると共に、前記FSK復号部56から出力される復号信号等に基づいてその受信信号の受信信号強度が検出された後、その読み出されたIDが受信信号強度及び検出主体である受信端末装置92等と関連付けられてテーブルに記憶される。次に、SDにおいて、図19に示すタグ位置特定制御が実行される。次に、SC5において、θに所定値Δθが加算されて前記送信PAAウェイト制御部106における送信PAAウェイトレジスタの値が更新された後、SC6において、θが所定値θEよりも大きいか否かが判断される。このSC6の判断が否定される場合には、SC2以下の処理が再び実行されるが、SC6の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。以上の制御において、SC1及びSC5が前記送信端末装置102の送信PAAウェイト制御部106の動作に対応する。
図19は、図18に示す無線タグ検出制御の一部であるタグ位置特定制御を説明するフローチャートである。この制御では、先ず、SD1において、テーブルに1つでもタグのIDが記憶されているか否かが判断される。このSD1の判断が否定される場合には、それをもって図18に示す無線タグ検出制御に復帰させられるが、SD1の判断が肯定される場合には、SD2において、所定の無線タグ12を示すIDが指定される(例えば、θ=30°なら図15からID1)。次に、SD3において、SD2にて指定されたIDを検出した受信端末装置92のID(図15のR1、R2、R5)がテーブルから読み出される。次に、SD4において、SD2にて指定されたIDを検出した受信端末装置92のIDが複数読み出されたか否かが判断される。このSD4の判断が否定される場合には、SD9以下の処理が実行されるが、SD4の判断が肯定される場合には、SD5において、受信信号強度が大きい方から2つの受信端末装置92のIDが選択される(R1及びR2)。次に、SD6において、SD5にて選択された2つの受信端末装置92のIDに対応する受信信号強度が読み出される。次に、SD7において、SD6にて読み出された受信信号強度から強度比が算出される。次に、SD8において、SD7にて算出された受信信号強度の比及び図18に示す無線タグ検出制御における送信指向性方向θに基づいてSD2にて指定されたIDに対応する無線タグ12の位置が決定される(図17の位置関係より)。次に、SD9において、SD2にて指定されたID及びそれと関連付けられた情報がテーブルから消去された後、SD1以下の処理が再び実行される。
このように、本実施例によれば、前記送信端末装置102の送信指向性制御部である送信PAAウェイト制御部106(SC1及びSC5)により制御される送信指向性の方向に基づいて前記無線タグ12の存在する位置を検出するものであるため、通信範囲である室18内に配設された無線タグ12の存在する位置を比較的簡単な制御により速やかに検出できる。
また、前記送信端末装置102の送信PAAウェイト制御部106により制御される送信指向性の方向と、複数の前記受信端末装置92の受信信号強度検出部60(SC4)によりそれぞれ検出される受信信号強度の比とに基づいて前記無線タグ12の存在する位置を検出するものであるため、前記室18内に配設された無線タグ12の存在する位置を実用的な制御により速やかに検出できる。
また、少なくとも2つの受信端末装置92による受信信号強度の比から決定される等信号強度比曲線と、前記送信端末装置102の送信PAAウェイト制御部106により制御される送信指向性の方向を示す直線とに基づいて前記無線タグ12の存在する位置を検出するものであるため、通信範囲内に配設された無線タグ12の存在する位置を実用的な制御により速やかに検出できる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例において、前記受信PAA処理部52、受信信号強度検出部60、及び受信PAAウェイト制御部62は前記受信端末装置16のDSP50に、前記送信PAA処理部104及び送信PAAウェイト制御部106は前記送信端末装置102のDSP36に、それぞれ機能的に備えられたものであったが、これらの制御機能は個別の制御装置として前記受信端末装置16や送信端末装置102等に設けられるものであってもよい。また、これらの制御機能による処理は、アナログ信号処理によるものであると、ディジタル信号処理によるものであるとを問わない。
また、前述の実施例において、前記複数の受信端末装置16等を制御することにより前記サーバ68の処理によって前記無線タグ12の位置を特定するものであったが、例えば、このサーバ68の機能を何れかの受信端末装置16に付与することにより、マスター装置であるその受信端末装置16に処理させるものであっても構わない。この場合、前記サーバ68は必ずしも設けられなくともよい。また、斯かる機能を前記送信端末装置14に付与する態様も考えられ、そのようにしても本発明の一応の効果を奏する。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の第1実施例である無線タグ検出システムについて説明する図である。 図1の無線タグ検出システムに備えられた送信端末装置の構成を説明する図である。 図1の無線タグ検出システムに備えられた受信端末装置の構成を説明する図である。 図1の無線タグ検出システムの検出対象である無線タグに備えられた無線タグ回路素子の構成を説明する図である。 図1の無線タグ検出システムに備えられたサーバに記憶された複数の受信端末装置による無線タグの検出結果を例示する図である。 図1の無線タグ検出システムによる無線タグの位置検出について説明する図である。 図2の送信端末装置のDSPによる質問波送信制御の要部を説明するフローチャートである。 図1の無線タグ検出システムに備えられたサーバによる図3の受信端末装置を用いた無線タグ検出制御の要部を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施例である無線タグ検出システムについて説明する図である。 図9の無線タグ検出システムに備えられた受信端末装置の構成を説明する図である。 図9の無線タグ検出システムによる無線タグの位置検出に用いられる等信号強度曲線を説明する図である。 図9の無線タグ検出システムによる無線タグの位置検出について説明する図である。 本発明の第3実施例である無線タグ検出システムについて説明する図である。 図13の無線タグ検出システムによる送信端末装置の構成を説明する図である。 図14の送信端末装置から所定の送信指向性方向に送信信号が送信された際に各受信端末装置により検出された無線タグのID及び受信信号強度を示す図であり、1つの無線タグが検出された場合を例示している。 図14の送信端末装置から所定の送信指向性方向に送信信号が送信された際に各受信端末装置により検出された無線タグのID及び受信信号強度を示す図であり、2つの無線タグが検出された場合を例示している。 図13の無線タグ検出システムによる無線タグの位置検出について説明する図であり、図15の検出結果からID「1」のタグの位置を特定する例を示すものである。 図13の無線タグ検出システムに備えられたサーバによる図14の送信端末装置及び図10の受信端末装置を用いた無線タグ検出制御の要部を説明するフローチャートである。 図18に示す無線タグ検出制御の一部であるタグ位置特定制御を説明するフローチャートである。
符号の説明
10、90、100:無線タグ検出システム
12:無線タグ
14、102:送信端末装置
16、92:受信端末装置
60:受信信号強度検出部
62:受信PAAウェイト制御部(受信指向性制御部)
106:送信PAAウェイト制御部(送信指向性制御部)

Claims (12)

  1. 所定の情報が記憶された内的な電力供給源を含まない無線タグとの間で非接触にて情報の通信を行うことにより、通信領域内に配置された該無線タグを検出する無線タグ検出システムであって、
    局部発振器から出力される局発信号に応じて周波数が変換された所定の送信信号を前記無線タグに向けて送信する単数乃至は複数の送信端末装置と、
    該送信端末装置にケーブルを介して接続され、該送信端末装置により送信される送信信号に応じて前記無線タグから返信される返信信号を受信し、前記ケーブルを介して前記局部発振器から供給される局発信号に応じて該返信信号の周波数を変換する複数の受信端末装置と
    を、それぞれ別体の装置として備えると共に、
    前記通信領域の中央部に前記送信端末装置が配置され、該通信領域の隅部に前記受信端末装置が配置されたものである
    ことを特徴とする無線タグ検出システム。
  2. 前記受信端末装置は、前記無線タグから返信される返信信号を受信する受信指向性を制御する受信指向性制御部を備えたものである請求項1の無線タグ検出システム。
  3. 前記送信端末装置は、前記無線タグに向けて送信信号を送信する送信指向性を制御する送信指向性制御部を備えたものである請求項1又は2の無線タグ検出システム。
  4. 前記受信端末装置に備えられて前記無線タグから返信される返信信号を受信する受信指向性を制御する受信指向性制御部、及び前記送信端末装置に備えられて前記無線タグに向けて送信信号を送信する送信指向性を制御する送信指向性制御部の何れか一方を有するものである請求項1の無線タグ検出システム。
  5. 前記受信端末装置の受信指向性制御部により制御される受信指向性の方向に基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである請求項2又は4の無線タグ検出システム。
  6. 複数の前記受信端末装置の受信指向性制御部によりそれぞれ制御される受信指向性の方向及びそれら複数の受信端末装置相互間の距離に基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである請求項5の無線タグ検出システム。
  7. 前記送信端末装置の送信指向性制御部により制御される送信指向性の方向に基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである請求項3又は4の無線タグ検出システム。
  8. 前記受信端末装置は、前記無線タグから返信される返信信号の強度を検出する受信信号強度検出部を備えたものである請求項1から7の何れかの無線タグ検出システム。
  9. 前記送信端末装置の送信指向性制御部により制御される送信指向性の方向と、複数の前記受信端末装置の受信信号強度検出部によりそれぞれ検出される受信信号強度の比とに基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである請求項8の無線タグ検出システム。
  10. 少なくとも2つの受信信号強度の比から決定される等信号強度比曲線と、前記送信端末装置の送信指向性制御部により制御される送信指向性の方向を示す直線とに基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである請求項9の無線タグ検出システム。
  11. 前記送信信号の送信指向性及び受信信号の受信指向性を何れも無指向性とし、前記受信端末装置の受信信号強度検出部により検出される受信信号強度に基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである請求項8の無線タグ検出システム。
  12. 複数の前記受信端末装置の受信信号強度検出部によりそれぞれ検出される受信信号強度から決定される複数の等信号強度曲線に基づいて前記無線タグの存在する位置を検出するものである請求項11の無線タグ検出システム。
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