JP4977081B2 - 境界用目地装置 - Google Patents

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本発明は境界近くに設けられる境界用目地装置に関する。
最近の免震建物のように大きな揺れ動きを吸収できるように構成された建物は、建物の外壁と境界との間に設ける境界用目地装置は、建物の外壁と境界までの距離が十分にないと、大きく揺れ動いた時、目地プレートが境界を越えて侵入してしまうという欠点があった。
この欠点を解消するために小さな目地プレートを用いると、目地部に隙間が生じて危険になるという欠点があった。
特になし
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、建物が地震で大きく揺れ動いても、目地プレートが境界を越えたりするのを確実に防止することができるとともに、目地部が開口して危険になるのを確実に防止することができる、建物の外壁面から境界までの距離が比較的に小さくても設置することができる境界用目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は建物の外壁面側に該外壁面と境界との間の距離のほぼ半分の幅寸法で形成した目地部と、この目地部の開口部を覆うように前記建物の外壁面に形成された先端部が前記目地部の端部近傍に位置する目地プレートと、前記境界側の床躯体に前記目地プレートの下部をスライド移動するように設けられた、前記目地部の開口部を覆うスライドプレートと、このスライドプレートに加わる荷重を支持するとともに、該スライドプレートを前記建物の外壁面側へ常時付勢するスライドプレート支持機構とからなることを特徴とする境界用目地装置において、前記スライドプレート支持機構を目地部側に所定間隔で開口するように境界側の床躯体に埋設された複数個のガイドパイプと、これらのガイドパイプにそれぞれローラーを介してスライド移動可能で先端部がスライドプレートの先端部に取付けられたスライド軸と、これらのスライド軸を常時突出方向に付勢する付勢スプリングとで構成して境界用目地装置を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)建物の外壁面側に該外壁面と境界との間の距離のほぼ半分の幅寸法で形成した目地部と、この目地部の開口部を覆うように前記建物の外壁面に形成された先端部が前記目地部の端部近傍に位置する目地プレートと、前記境界側の床躯体に前記目地プレートの下部をスライド移動するように設けられた、前記目地部の開口部を覆うスライドプレートと、このスライドプレートに加わる荷重を支持するとともに、該スライドプレートを前記建物の外壁面側へ常時付勢するスライドプレート支持機構とからなることを特徴とする境界用目地装置において、前記スライドプレート支持機構を目地部側に所定間隔で開口するように境界側の床躯体に埋設された複数個のガイドパイプと、これらのガイドパイプにそれぞれローラーを介してスライド移動可能で先端部がスライドプレートの先端部に取付けられたスライド軸と、これらのスライド軸を常時突出方向に付勢する付勢スプリングとで構成したので、地震で建物が、目地部がなくなるように大きく揺れ動いても、目地プレートの先端部が境界を越えたりするのを防止できる。
したがって、隣の土地の所有者とのトラブルを防止することができる。
(2)前記(1)によって、目地部が広くなるように建物が揺れ動いた場合、目地部に生ずる隙間をスライドプレートで覆うことができる。
したがって、目地部に隙間が生じることなく、安全に使用できる。
(3)前記(1)によって、境界側の床躯体に目地部を常時覆うことができるようにスライドプレート支持機構でスライドプレートを建物の外壁面側に付勢するので、構造が簡単で、容易に設置することができる。
(4)前記(1)によって、複数個のスライド軸をスムーズにスライド移動させることができ、かつスライドプレートを安全に支持することができる。
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図7に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の境界用目地装置で、この境界用目地装置1は免震装置2が介装された建物3の外壁面4側に、該外壁面4と境界5との間の距離Lのほぼ半分の幅寸法で形成された目地部6と、この目地部6の開口部6aを覆うように前記建物3の外壁面4に一体形成された先端部が前記目地部6の端部近傍まで位置する目地プレート7と、前記境界5側の床躯体8に前記目地プレート7の下部をスライド移動するように設けられた、前記目地部6の開口部6aを覆う先端部が下方へ折り曲げられた取付部9を有する、人が乗ることが可能なスライドプレート10と、このスライドプレート10に加わる荷重を支持するとともに、該スライドプレート10を前記建物3の外壁面4側へ常時付勢するスライドプレート支持機構11とで構成されている。
前記スライドプレート支持機構11は図4および図5に示すように、前記境界5側の床躯体8に前記目地部6に開口するように所定間隔で埋設された角パイプ材製の複数個のガイドパイプ12と、この複数個のガイドパイプ12の開口端部寄りの両内側面に取付けられたローラー13、13と、前記ガイドパイプ12内にそれぞれスライド移動可能に取付けられた上部に前記ローラー13、13に支持される支持バー14、14を備える、角パイプ状で先端部が前記スライドプレート10の先端部の取付部9にビス15止めされる複数個のスライド軸16と、この複数個のスライド軸16の上端部の上下部に、前記ガイドパイプ12内をスムーズにスライド移動できるように取付けられた上・下ローラー17、18と、前記複数個のスライド軸16を常時突出させて、先端部を前記建物3の外壁面4に当接するように付勢する、前記ガイドパイプ12のほぼ中央部に位置するように固定された軸19に支持された一端部がガイドパイプ12の内側端部に支持され、他端部がスライド軸16の内側端部に支持される付勢スプリング20と、前記複数個のスライド軸16が前記ガイドパイプ12より抜け脱するのを防止する支持バー14、14の端部に形成されたストッパー21、21とで構成されている。
上記構成の境界用目地装置1は通常時には図2に示すように、目地部6の開口部6aを目地プレート7で覆った状態となっている。
地震で目地部6が図6に示すように、狭くなるように揺れ動くと目地部6の先端部は境界5方向へ移動するが、境界5より突出する前に目地部6がなくなり、突出することなくその揺れ動きが規制される。
この時、スライドプレート10はスライドプレート支持機構11の付勢スプリング20の付勢力に抗して境界5方向へスライド移動し、スライドプレート10、スライドプレート支持機構11の損傷を防止する。
目地部6が図7に示すように、広くなるように揺れ動くと目地プレート7の先端部は目地部6内に位置するように移動するが、付勢スプリング20によって、建物3の外壁面4に当接するように付勢された付勢スプリング20によって、開口する目地部6をスライドプレート10で覆い、開口部6aが開口状態になるのを確実に防止する。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図8ないし図18に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図8ないし図10に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、建物3の外壁面4に目地プレートおよび植木鉢として使用できる突出躯体22を使用するとともに、板状のスライドプレート10の先端部にアングル状の取付け金具23を固定し、スライド軸16の先端部を固定したスライドプレート支持機構11Aを用いた点で、このように構成した境界用目地装置1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図11ないし図14に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、境界5側の床躯体8上に目地部6側が傾斜面24に形成された浅皿状の固定目地プレート25、この固定目地プレート25内に充填されたモルタルやコンクリート26、このモルタルやコンクリート26の上部に敷設されたタイルや床板等の化粧床材27とからなる固定目地プレート28を固定するとともに、スライドプレート10上をスライド移動および先端部が前記固定目地プレート28へ乗り上がるように先端部が傾斜面29に形成され、後端部が建物3の外壁面4に形成した支持凹部30に上下移動可能に枢支ピン31、31で取付けられた可動目地プレート32を用いた点で、このように構成した境界用目地装置1Bにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図15ないし図18に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第3の形態と主に異なる点は、スライド軸16の間隔をガイドパイプ12のほぼ肉厚分の間隔として、スライド軸16にスライドプレートの役割を兼用させた点で、このように構成した境界用目地装置1Cにしても、スライド軸16間の隙間が小さく、靴のヒール部分が入り込んだりするのを防止できるので、前記本発明を実施するための第3の形態と同様な作用効果が得られる。
本発明は境界用目地装置を製造する産業で利用される。
本発明を実施するための最良の第1の形態の概略平面図。 図1の2−2線に沿う断面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態のスライドプレートの説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態のスライドプレート支持機構の説明図。 図4の5−5線に沿う断面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の目地部が狭くなった動作説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の目地部が広くなった動作説明図。 本発明を実施するための第2の形態の概略平面図。 図8の9−9線に沿う断面図。 本発明を実施するための第2の形態の目地部が狭くなった動作説明図。 本発明を実施するための第3の形態の概略平面図。 図11の12−12線に沿う断面図。 本発明を実施するための第3の形態の目地部が狭くなった動作説明図。 本発明を実施するための第3の形態の目地部が広くなった動作説明図。 本発明を実施するための第4の形態の概略平面図。 図15の16−16線に沿う断面図。 本発明を実施するための第4の形態の目地部が広くなった場合の概略平面図。 図17の18−18線に沿う断面図。
1、1A、1B、1C:境界用目地装置、
2:免震装置、 3:建物、
4:外壁面、 5:境界、
L:距離、 6:目地部、
7:目地プレート、 8:床躯体、
9:取付部、 10:スライドプレート、
11、11A:スライドプレート支持機構、
12:ガイドパイプ、 13:ローラー、
14:支持バー、 15:ビス、
16:スライド軸、 17:上ローラー、
18:下ローラー、 19:軸、
20:付勢スプリング、 21:ストッパー、
22:突出躯体、 23:取付け金具、
24:傾斜面、 25:固定目地プレート、
26:モルタルやコンクリート、 27:化粧床材、
28:固定目地プレート、 29:傾斜面、
30:支持凹部、 31:枢支ピン、
32:可動目地プレート。

Claims (1)

  1. 建物の外壁面側に該外壁面と境界との間の距離のほぼ半分の幅寸法で形成した目地部と、この目地部の開口部を覆うように前記建物の外壁面に形成された先端部が前記目地部の端部近傍に位置する目地プレートと、前記境界側の床躯体に前記目地プレートの下部をスライド移動するように設けられた、前記目地部の開口部を覆うスライドプレートと、このスライドプレートに加わる荷重を支持するとともに、該スライドプレートを前記建物の外壁面側へ常時付勢するスライドプレート支持機構とからなることを特徴とする境界用目地装置において、前記スライドプレート支持機構を目地部側に所定間隔で開口するように境界側の床躯体に埋設された複数個のガイドパイプと、これらのガイドパイプにそれぞれローラーを介してスライド移動可能で先端部がスライドプレートの先端部に取付けられたスライド軸と、これらのスライド軸を常時突出方向に付勢する付勢スプリングとで構成したことを特徴とする境界用目地装置。
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