JP4971269B2 - 受信装置及び受信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の送受信アンテナを用いて高速伝送を行うMIMO(Multiple Input Multiple Output)方式の無線通信システムに用いる受信装置及び受信方法に関する。
近年、無線通信システムでは複数の送受信アンテナを用いて高速伝送を行うMIMO(Multiple Input Multiple Output)伝送が注目されている。MIMO伝送は、送信装置で複数のデータを同一周波数、同一時間タイミングで複数の送信アンテナを用いて送信するため、受信装置は空間的に多重された信号を受信する。そのため受信装置では、空間的に多重されたMIMO受信信号から複数の送信アンテナから送信された複数のデータを検出する必要がある。MIMO信号検出方式は、従来からいくつか提案されている。従来技術のうち、最適なMIMO信号検出方式としてMLD(最尤検出方式:Maximum Likelihood Detection)が知られている。MLDは全送信データのパターンから最もそれらしいものを送信されたデータとして検出する方式である。
しかしながら、例えばシングルキャリア伝送のように、隣接データシンボル間における干渉であるシンボル間干渉(ISI:Inter Symbol Interference)が生じる場合には、全送信データのパターンを全て調べる必要があるため演算量が問題となる。例えば、送信データシンボル数Nsym、送信アンテナ数N、変調シンボルのコンスタレーション数Cとすると、全送信データのパターンはC(Nsym×NT)となってしまう。なお、Cは、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)の場合は4、16QAM(Quadrautre Amplitude Modulation)の場合は16となる。
無線通信システムでは、一般にNsym>>Nであるため、Nsymに関わる演算量を削減することが課題となる。このような課題に対する解決方法として、非特許文献1に記載されている方法が知られている。
図18は従来技術の送信装置の構成を示すブロック図である。送信装置は変調部5001でQPSKや16QAMのような変調シンボルにマッピングされ、S/P変換部5002で直列並列変換され、GI(ガードインターバル:Guard Interval)挿入部5003−1〜5003−Tでガードインターバルが挿入され、送信アンテナ5004−1〜5004−Tから送信される。
図19は従来技術の受信装置の構成を示すブロック図である。受信アンテナ5101−1〜5101−Rで受信した受信信号は、GI除去部5102−1〜5102−RでGIを除去され、周波数領域等化部5103で周波数領域等化を行って、変調シンボルの仮判定値を得る。その後、ISI除去部5104では、仮判定値から時間領域のISIレプリカを生成し、時間領域の受信信号から除去する。MLD部5105は、ISI除去後の信号に対して、MLDを行って空間多重された信号の分離を行う。このときISIが除去されているので、MLDの演算量はCNTとなる。またMLDによって得られた仮判定信号は、再びISI除去部5104に入力され、ISI除去が行われる。ISI除去後の信号は、MLD部5105でMLDが行われる。ISI除去およびMLDの繰り返しが規定の回数行われた後、検出後のデータとして出力される。
宇都宮、岩波、岡本、「MIMO−SC−FDEに於ける繰り返し信号分離検出方式の検討」、電子情報通信学会 総合大会 2008年 3月
一般的に、通信システムでは、通信の信頼性を高めるために、誤り訂正符号を用いる。しかしながら、非特許文献1では、MIMO信号検出方式としてMLDを用いる場合に、この誤り訂正符号化に関しては全く考えられていないので、より信頼性の高い受信が難しくなっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、誤り訂正符号を用いて、信頼性の高い受信装置及び受信方法を提供することにある。
本発明は、複数本の送信アンテナと複数本の受信アンテナとの間で通信を行うMIMOシステムにおける受信装置であって、
前記複数本の受信アンテナで受信した受信信号から第1の仮判定値を求める初期判定値生成部と、受信信号から干渉除去を行い最尤検出によるMIMO信号分離を行って符号化ビットの信頼度情報である符号化ビット対数尤度比を求める信号検出部と、前記符号化ビット対数尤度比に対して誤り訂正復号処理を行う復号部と、前記復号部が求めた符号化ビット対数尤度比から第3の仮判定値を求めるシンボルレプリカ生成部と、を備え、
前記信号検出部は、前記第1の仮判定値、または、第2の仮判定値、または、前記第3の仮判定値のそれぞれを少なくとも1回以上用いて、受信信号から干渉除去を繰り返し行う干渉除去部と、前記干渉除去部により干渉除去された受信信号に対して最尤検出によりMIMO信号分離を行って符号化ビット対数尤度比を求める信号分離部と、前記信号分離部により求められた前記符号化ビット対数尤度比から前記第2の仮判定値を求めるシンボルレプリカ生成部と、を備え、
前記干渉除去部は、前記第3の仮判定値を他の仮判定値に優先し、前記第2の仮判定値を前記第1の仮判定値よりも優先して干渉除去に用いることを特徴とする。
本発明は、複数本の送信アンテナと複数本の受信アンテナとの間で通信を行うMIMOシステムにおける受信装置における受信方法であって、
前記複数本の受信アンテナで受信した受信信号から第1の仮判定値を求める初期判定値生成過程と、受信信号から干渉除去を行い最尤検出によるMIMO信号分離を行って符号化ビットの信頼度情報である符号化ビット対数尤度比を求める信号検出過程と、前記符号化ビット対数尤度比に対して誤り訂正復号処理を行う復号過程と、前記復号部が求めた符号化ビット対数尤度比から第3の仮判定値を求めるシンボルレプリカ生成過程と、を備え、
前記信号検出過程は、前記第1の仮判定値、または、第2の仮判定値、または、前記第3の仮判定値のそれぞれを少なくとも1回以上用いて、受信信号から干渉除去を繰り返し行う干渉除去過程と、前記干渉除去過程で干渉除去された受信信号に対して最尤検出によりMIMO信号分離を行って符号化ビット対数尤度比を求める信号分離過程と、前記信号分離過程で求められた前記符号化ビット対数尤度比から前記第2の仮判定値を求めるシンボルレプリカ生成過程と、を有し、
前記干渉除去過程は、前記第3の仮判定値を他の仮判定値に優先し、前記第2の仮判定値を前記第1の仮判定値よりも優先して干渉除去に用いることを特徴とする。
また、前記信号分離部は、前記第3の仮判定値を用いて、MAP(Maximum A posterori Probability)アルゴリズムでMIMO信号分離を行うことを特徴とする。
本発明によれば、MIMO信号検出方式として最尤検出を行う場合に誤り訂正符号を適用するので、より高精度に干渉除去およびMIMO信号分離が可能となり、受信性能を向上させることができる。
また、誤り訂正復号結果から仮判定値を求め、干渉除去および最尤検出(MLD)を行うので、精度よく干渉除去を行うことができ、最尤検出の性能も向上させることができる。
また、初期判定生成部が生成する第1の仮判定値を、復調結果から求めるので、最初の干渉除去精度を向上させることができる。
また、誤り訂正復号と信号検出を繰り返し行うだけでなく、干渉除去とMLDも繰り返し行うので、干渉除去、MLD、復号の性能が向上するため、受信性能を向上させることが可能となる。
また、MIMO信号分離をMAPアルゴリズムで行うようにしするので、MLDを用いるよりもMIMO信号分離性能を向上させることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態では特に断りがない限り送信アンテナ数をT本、受信アンテナ数をR本として説明する。またT本の送信アンテナはそれぞれ異なるデータストリームを送信しているものとして説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態はシングルキャリア伝送に本発明を適用したものである。
図1は第1の実施形態における送信装置の構成を示すブロック図である。送信装置は、符号部101、変調部102、S/P変換部103、パイロット挿入部104−1〜104−T、D/A変換部105−1〜105−T、フィルタ部106−1〜106−T、無線部107−1〜107−T、送信アンテナ108−1〜108−Tで構成される。
送信データは、符号部101で、例えばLDPC(Low Density Parity Check)符号や、ターボ符号、畳込み符号といった誤り訂正符号化が行われ、符号化ビットが生成される。符号化ビットは、変調部102でQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)や16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)のような変調シンボルにマッピングされる。変調シンボルは、S/P変換部103で直列並列変換され、パイロット挿入部104−1〜104−Tでパイロット信号が挿入され、D/A変換部105−1〜105−Tでデジタル・アナログ変換され、フィルタ部106−1〜106−Tで波形整形され、無線部107−1〜107−Tで無線周波数に変換されて、送信アンテナ108−1〜108−Tから送信される。
図2は、第1の実施形態における受信装置の構成を示すブロック図である。受信装置は、受信アンテナ201−1〜201−R、無線部202−1〜202−R、フィルタ部203−1〜203−R、A/D変換部204−1〜204−R、初期判定値生成部205、信号検出部211、復号部208、伝搬路推定部209、で構成される。信号検出部211は、干渉除去部206、信号分離部207、シンボルレプリカ生成部210で構成される。
受信アンテナ201−1〜201−Rで受信した信号は、無線部202−1〜202−Rで無線周波数からベースバンド信号に変換され、フィルタ部203−1〜203−Rで波形整形され、A/D変換部204−1〜204−Rでアナログ・デジタル変換され、受信信号として出力される。初期判定値生成部205は、受信信号と伝搬路推定部209で求められる伝搬路推定値から初期の仮判定値を求める。初期判定値生成部205が生成する仮判定値を第1の仮判定値とも呼ぶことにする。干渉除去部206は、初期判定値生成部205もしくはシンボルレプリカ生成部210から入力される仮判定値を用いて干渉除去を行う。信号分離部207は、干渉除去後の信号に対してMIMO信号分離を行い、符号化ビットLLR(対数尤度比:Log Likehood Ratio)を生成する。復号部208は、信号分離部207から得られる符号化ビットLLRに対して誤り訂正復号処理を行う。シンボルレプリカ生成部210は、信号分離部207から得られる符号化ビットLLRから、仮判定値として変調シンボルのレプリカを生成する。信号分離部207から得られる符号化ビットLLRから生成された仮判定値を第2の仮判定値とも呼ぶことにする。
図3は、第1の実施形態における初期判定値生成部205の構成を示すブロック図である。初期判定値生成部205は、FFT部301−1〜301−R、伝搬路補償部302、IFFT部303−1〜303−R、P/S変換部304、復調部305、シンボルレプリカ生成部306で構成される。
A/D変換部204−1〜204−Rより入力される受信信号は、FFT部301−1〜301−Rで時間周波数変換され、伝搬路補償部302で伝搬路補償を行う。伝搬路補償は、入力信号に対し、次のようなMMSE(最小平均2乗誤差:Minimum Mean Square Error)重みを乗算して行う。
Figure 0004971269
なお、H(k)は第k周波数ポイントにおける伝搬路推定値を要素に持つR行T列の行列であり、は、行列の複素共役転置、σ は受信アンテナにおける平均雑音電力、IはR行R列の単位行列を表わす。また、kは、1≦k≦Nである。
伝搬路補償部302の出力はIFFT部303−1〜303−Tで周波数時間変換され、P/S変換部304で並列直列変換され、復調部305で復調処理が行われ、符号化ビットLLRが算出される。QPSK変調を例に復調処理の説明をする。IFFT後のあるシンボルをXとする。またQPSK変調シンボルを構成しているビットをb、bとする。このときXを復調して得られる符号化ビットLLRは、次のようになる。
Figure 0004971269
ただし、λ()はLLRを表し、Re()は複素数の実部を表す。λ(b)に対するビットLLRは式(2)のRe(X)をXの虚部に置き換えればよい。また、μはMIMO信号分離およびIFFT後の等価振幅利得である。第k周波数ポイントでMIMO信号分離に用いた重みと伝搬路推定値との積をW(k)H(k)とすると、等価振幅利得は、W(1)H(1)〜W(N)H(N)をIFFTして得られたもののうち、復調するシンボルに対応したものとなる。
シンボルレプリカ生成部306は、それぞれ入力される符号化ビットLLRから変調シンボルのレプリカを生成する。例えばビットb、bで構成されているQPSK変調の場合、シンボルレプリカXは次のように表わされる。
Figure 0004971269
ただし、tanhは双曲線正接関数、jはj=−1を満たす虚数単位である。
図4は第1の実施形態における干渉除去部206の構成を示すブロック図である。干渉除去部206は、干渉レプリカ生成部401、加算部402−1〜402−Rで構成される。干渉レプリカ生成部401は、入力される仮判定値を用いて干渉レプリカを生成する。ここではISIレプリカを生成するものとして説明する。ISIレプリカは、所望シンボル以外の受信レプリカとして生成される。生成されたISIレプリカは、加算部402−1〜402−RでA/D変換部204−1〜204−Rから入力される受信信号から減算される。第1の実施形態では時間領域で干渉除去が行われる。第iシンボルに対するISIレプリカを次のように表す。
Figure 0004971269
Figure 0004971269
信号分離部207は、干渉除去後の受信信号に対し、MIMO信号分離としてMLD(最尤検出:Maximum Likelihood Detection)を行う。MLDは、次式のように軟判定値を出力する。
Figure 0004971269
なお、bはシンボルs(i)を構成するビットのn番目を表わしている。s^(i)はs(i)の候補を表わしている。またs^ (i)はs(i)の候補のうち第nビットが1のものを表わし、s^ (i)はs(i)の候補のうち第nビットが−1のものを表わす。MLDから求められるLLRは、第nビットが1である最小メトリックと第nビットが−1である最小メトリックの差で表わされる。
信号分離部207は、求めた軟判定値を、信号分離部207の処理が規定の回数の処理が行われている場合は復号部208に出力し、信号分離部207の処理が規定の回数の処理が行われた場合はシンボルレプリカ生成部210に出力する。シンボルレプリカ生成部210は、入力された符号化ビットLLRからシンボルレプリカを生成する。
図5は、第1の実施形態における受信装置の処理を示すフローチャートである。まずステップs501では、初期判定値生成部205あるいはシンボルレプリカ生成部210が、例えば周波数領域等化により仮判定値を生成する。ステップs502では、干渉除去部206が仮判定値から干渉信号のレプリカを精製し、受信信号から除去することで干渉除去を行う。ステップs503では、信号分離部207が、干渉除去後の信号に対し、MIMO信号分離としてMLDを行う。ステップs504では、信号分離部207が、ステップs503の処理が既定の回数行われたかどうかを判定する。既定の回数行われている場合(ステップs504;Yes)、ステップs505では、復号部208がステップs503で得られる符号化ビットLLRに対して誤り訂正復号を行い、得られる送信ビットを出力して処理を終了する。既定の回数行われていない場合(ステップs504;No)、ステップs506の処理になる。ステップs506では、シンボルレプリカ生成部210がステップs503で得られる符号化ビットLLRから仮判定値として変調シンボルのレプリカを生成する。ステップs502では、干渉除去部206がステップs506から得られる仮判定値から干渉信号のレプリカを生成し、干渉除去を行う。そしてs503で信号分離部207がMLDを行い、再びs504の処理になる。
このように第1の実施形態では、誤り訂正符号化を適用することにより、受信性能を向上させることが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、周波数領域でユーザの割り当てを行うシングルキャリア方式であるDFT−spread−OFDMに本発明を適用したものである。
図6は、第2の実施形態における送信装置の構成を示すブロック図である。送信装置は、符号部601、変調部602、S/P変換部603、DFT部604−1〜604−T、スペクトルマッピング部605、IFFT部606−1〜606−T、GI挿入部607−1〜607−T、D/A変換部608−1〜608−T、フィルタ部609−1〜609−T、無線部610−1〜610−T、送信アンテナ611−1〜611−Tで構成される。
送信装置は、まず符号部601は送信ビットに対して誤り訂正符号化を行い、符号化ビットを生成する。符号化ビットは、変調部602でQPSKや16QAMのような変調シンボルにマッピングされる。変調シンボルは、S/P変換部603で直列並列変換される。S/P変換部603の出力は、それぞれ、DFT部604−1〜604−TでNポイントのDFTが行われ、スペクトルマッピング部605で周波数スペクトルにマッピングされる。マッピングは、DFTしたものをまとめて配置(Localized 配置)したり、一定の周波数ポイント間隔に配置(Distributed 配置)したり、ランダムに配置したりすることが可能である。またスペクトルマッピング部605は、パイロット生成部612で生成されるパイロット信号の配置も行う。スペクトルマッピング部605の出力は、IFFT部606−1〜606−TでNポイントの周波数時間変換が行われ、GI挿入部607−1〜607−Tでガードインターバルが挿入され、D/A変換部608−1〜608−Tでデジタル・アナログ変換され、フィルタ部609−1〜609−Tで波形整形が行われ、無線部610−1〜610−Tで無線周波数に変換され、送信アンテナ611−1〜611−Tから送信される。なお、N≦Nである。
図7は、第2の実施形態における受信装置の構成を示すブロック図である。受信装置は、受信アンテナ701−1〜701−R、無線部702−1〜702−R、フィルタ部703−1〜703−R、A/D変換部704−1〜704−R、GI除去部705−1〜705−R、FFT部706−1〜706−R、スペクトルデマッピング部707、初期判定値生成部708、信号検出部709、復号部710、伝搬路推定部711、シンボルレプリカ生成部712で構成される。
受信アンテナ701−1〜701−Rで受信した信号は、無線部702−1〜702−Rで無線周波数からベースバンド信号に変換され、フィルタ部703−1〜703−R、A/D変換部704−1〜704−Rでアナログ・デジタル変換され、GI除去部705−1〜705−Rでガードインターバルが除去され、FFT部706−1〜706−RでNポイントの時間周波数変換され、スペクトルデマッピング部では送信側で行われたスペクトルマッピングの逆処理であるスペクトルデマッピングが行われ、受信信号として出力される。初期判定値生成部708は、受信信号と伝搬路推定部711が求めた伝搬路推定値から仮判定値(第1の仮判定値とも呼ぶ)を求める。信号検出部709は、入力された仮判定値と伝搬路推定値からMIMO信号分離を行い、符号化ビットLLRを求める。復号部710は、入力された符号化ビットLLRに対して誤り訂正復号処理を行う。復号部710は、復号処理が既定の回数行われていれば、復号処理で得られた送信ビットを出力する。復号処理が既定の回数行われていなければ、シンボルレプリカ生成部712に復号処理で得られる符号化ビットLLRを出力する。シンボルレプリカ生成部712は、入力された符号化ビットLLRから、仮判定値として、変調シンボルのレプリカを生成する。復号部710から得られる符号化ビットLLRから生成される仮判定値を第3の仮判定値とも呼ぶ。
図8は、第2の実施形態にける初期判定値生成部708の構成を示すブロック図である。初期判定値生成部708は、伝搬路補償部801、IDFT部802−1〜802−T、P/S変換部803、復調部804、シンボルレプリカ生成部805で構成される。
スペクトルデマッピング部707より入力される受信信号は、伝搬路補償部801で、例えば式(1)のようなMMSE重みを用いて伝搬路補償が行われる。伝搬路補償部801の出力は、IDFT部802−1〜802−TでNポイントのIDFTが行われ、P/S変換部803で並列直列変換され、復調部804で復調処理が行われ、符号化ビットLLRが求められる。シンボルレプリカ生成部805は符号化ビットLLRから、変調シンボルのレプリカを生成する。
図9は第2の実施形態における信号検出部709の構成を示すブロック図である。ここでは周波数領域で干渉除去およびMIMO信号分離であるMLDを行う方法を説明する。信号検出部709は、干渉レプリカ生成部901、加算部902−1〜902−R、信号分離部903で構成される。干渉レプリカ生成部901は、所望シンボル以外のシンボルからISIレプリカを生成し、ISIレプリカは加算部902−1〜902−Rで受信信号から減算される。信号分離部903は、ISI除去後の信号に対してMLDを行って、符号化ビットLLRを求める。MLDは、例えば式(6)のように行うことができる。周波数領域における第iシンボルに対するISIレプリカは次のように表せる。
Figure 0004971269
ただし、S^(k)は第i送信シンボルを除いたシンボルレプリカ系列をDFTにより周波数領域に変換したときの第k周波数ポイントを表わしている。
生成された干渉レプリカは、受信信号から次のように減算されて干渉除去後の受信信号Rc,j(k)が生成される。
Figure 0004971269
干渉除去後の受信信号Rc,j(k)に対して式(6)と同様に次式のようにMLDが行われる。
Figure 0004971269
なお、式(6)と式(9)では以下が異なる。
Figure 0004971269
図10は第2の実施形態における受信装置の処理を示すフローチャートである。まずステップs1001で、初期判定値生成部708あるいはシンボルレプリカ生成部712が、例えば周波数領域等化により仮判定値を生成する。ステップs1002では、信号検出部709が、仮判定値を用いて周波数領域のISIレプリカを生成し、受信信号(周波数領域信号)から減算して干渉除去を行う。ステップs1003では、信号検出部709が、干渉除去後の信号に対し、所望シンボルに対するDFTによる位相回転を元に戻し、MIMO信号分離としてMLDを行い、符号化ビットLLRを求める。ステップs1004では、復号部710がステップs1003で得られた符号化ビットLLRに対して誤り訂正復号を行う。ステップs1005では、復号部710が、ステップs1004の処理が既定の回数行われたかどうかを判定する。ステップs1004が既定の回数行われていれば(ステップs1005;Yes)、復号部710が復号処理で得られる送信ビットを出力して処理を終了する。ステップs1004が既定の回数行われていなければ(ステップs1005;No)、復号部710がステップs1006に復号処理で得られる符号化ビットLLRをシンボルレプリカ生成部712に渡す。ステップs1006では、シンボルレプリカ生成部712が、符号化ビットLLRから、仮判定値として変調シンボルのレプリカを生成して、再度ステップs1002の処理に移る。ステップs1002は、ステップs1006で得られる仮判定値から干渉レプリカを生成し、受信信号から減算して干渉除去を行う。そして、ステップs1003〜s1005の処理が行われる。
また第2の実施形態では、誤り訂正復号結果から仮判定値を求め、干渉除去およびMLDを行った。誤り訂正復号結果を用いて干渉除去を行うため、精度よく干渉除去を行うことができ、MLDの性能も向上させることができる。なお、誤り訂正復号結果を用いて干渉除去およびMLDを行う方法は、第1の実施形態にも適用可能である。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、本発明をマルチキャリア方式であるMC−CDMA(Multi Carrier −Code Division Multiple Access)に適用したものである。
図11は、第3の実施形態における送信装置の構成を示すブロック図である。送信装置は、符号部1101、変調部1102、S/P変換部1103、拡散部1104−1〜1104−T、IFFT部1105−1〜1105−T、GI挿入部1106−1〜1106−T、パイロット多重部1107−1〜1107−T、D/A変換部1108−1〜D/A変換部1108−T、フィルタ部1109−1〜1109−T、無線部1110−1〜1110−T、送信アンテナ1111−1〜1111−Tで構成される。
まず符号部1101は、送信ビットに対して誤り訂正符号化を行い、符号化ビットを生成する。符号化ビットは、変調部1102で変調シンボルにマッピングされ、S/P変換部1103で直列並列変換され、拡散部1104−1〜1104−T、IFFT部1105−1〜1105−Tで時間周波数変換され、GI挿入部でガードインターバルが挿入され、パイロット多重部1107−1〜1107−Tでパイロット信号が多重され、D/A変換部1108−1〜1108−Tでデジタル・アナログ変換され、フィルタ部1109−1〜1109−Tで波形整形され、無線部1110−1〜1110−Tで無線周波数に変換され、送信アンテナ1111−1〜1111−Tで送信される。
図12は、第3の実施形態における受信装置の構成を示すブロック図である。受信装置は、受信アンテナ1201−1〜1201−R、無線部1202−1〜1202−R、フィルタ部1203−1〜1203−R、A/D変換部1204−1〜1204−R、GI除去部1205−1〜1205−R、FFT部1206−1〜1206−R、初期判定値生成部1207、信号検出部1208、復号部1209、伝搬路推定部1210、シンボルレプリカ生成部1211で構成される。
受信アンテナ1201−1〜1201−Rで受信した受信信号は、無線部1202−1〜1202−Rで無線周波数からベースバンド信号に変換され、フィルタ部1203−1〜1203−R、A/D変換部1204−1〜1204−Rでアナログ・デジタル変換され、GI除去部1205−1〜1205−Rでガードインターバルが除去され、FFT部1206−1〜1206−Rで時間周波数変換され、受信信号として出力される。初期判定値生成部1207は、受信信号と伝搬路推定部1210で生成される伝搬路推定値から仮判定値(第1の仮判定値とも呼ぶ)を生成する。信号検出部1208は、受信信号から、入力される仮判定値と伝搬路推定値を用いて、符号化ビットLLRを求める。復号部1209は、入力される符号化ビットLLRに対して誤り訂正復号処理を行う。復号処理が既定の回数行われた場合は、誤り訂正復号処理によって得られた送信ビットを出力する。復号処理が既定の回数行われていない場合は、復号処理後の符号化ビットLLRをシンボルレプリカ生成部1211に渡す。シンボルレプリカ生成部1211は、符号化ビットLLRから仮判定値(第3の仮判定値とも呼ぶ)として変調シンボルのレプリカを生成する。
図13は、第3の実施形態における初期判定値生成部1207の構成を示すブロック図である。初期判定値生成部1207は、伝搬路補償部1301、逆拡散部1302−1、P/S変換部1303、復調部1304、復号部1305、シンボルレプリカ生成部1306で構成される。
伝搬路補償部1301は、FFT部1206−1〜1206−Rより入力される受信信号に対し、例えば、伝搬路推定部1301から入力される伝搬路推定値を用いて求められる式(1)のようなMMSE重みを乗算して伝搬路補償を行う。伝搬路補償部1301の出力は、逆拡散部1302−1〜1302−Tで拡散コードを用いて逆拡散処理が行われる。逆拡散後の信号は、P/S変換部1303で並列直列変換され、復調部1304で復調処理が行われ、符号化ビットLLRが算出される。復号部1305は、復調部1304が求めた符号化ビットLLRに対して誤り訂正復号処理を行い、更新された符号化ビットLLRを出力する。シンボルレプリカ生成部1306は、符号化ビットLLRから仮判定値として変調シンボルのレプリカを生成する。
図14は、第3の実施形態における信号検出部1208の構成を示すブロック図である。信号検出部1208は、干渉レプリカ生成部1401、加算部1402−1〜1402−R、信号分離部1403、シンボルレプリカ生成部1404で構成される。
干渉レプリカ生成部1401は、コード間干渉レプリカを生成する。コード間干渉レプリカは、所望コード以外の仮判定値を用いて生成される。生成されたコード間干渉レプリカは、加算部1402−1〜1402−RでFFT部1206−1〜1206−Rから入力される受信信号から減算される。信号分離部1403は、干渉除去された信号に対しMIMO信号分離としてMLDを行い、符号化ビットLLRを求める。MLDは式(6)と同様に次式のように行われる。
Figure 0004971269
信号分離部1403で求められる符号化ビットLLRは、シンボルレプリカ生成部1404に渡される。シンボルレプリカ生成部1404は、符号化ビットLLRから、仮判定値(第2の仮判定値とも呼ぶ)として変調シンボルのレプリカを生成し、干渉レプリカ生成部1401に入力する。干渉レプリカ生成部1401は、シンボルレプリカ生成部1404から仮判定値が入力された場合は、その仮判定値を用いて干渉レプリカを生成する。そして加算部1402−1〜1402−Rで受信信号から干渉レプリカが減算され、信号分離部1403でMLDが行われる。干渉レプリカ生成部1401と信号分離部1403の処理を、既定の回数繰り返したら、信号分離部1403は符号化ビットLLRを出力する。
図15は、第3の実施形態における受信装置の処理を示すフローチャートである。まずステップs1501で、初期判定値生成部1207あるいはシンボルレプリカ生成部1211が、例えば周波数領域等化により仮判定値を生成する。ステップs1502では、信号検出部1208が、仮判定値を用いてコード間干渉レプリカを生成し、受信信号から除去する。ステップs1503では、信号検出部1208が、干渉除去後の受信信号に対し、所望コードによる位相回転を元に戻し、MIMO信号分離としてMLDを行ない、符号化ビットLLRを生成する。ステップs1504では、信号検出部1208がs1502〜s1503の処理が既定の回数行われたかどうかを判定する。既定の回数の処理が行われていなければ(ステップs1504;No)、ステップs1505に移る。ステップs1505では、信号検出部1208のシンボルレプリカ生成部1404が、符号化ビットLLRから仮判定値として変調シンボルのレプリカを生成する。そして再度ステップs1502〜s1503の処理を行う。s1502〜s1503の処理が既定の回数行われている場合は(ステップs1504;Yes)、ステップs1506に移り、復号部1209が誤り訂正復号処理を行う。
ステップs1507では、復号部1209がステップs1506の処理が既定の回数処理が行われたかどうかを判定する。既定の回数処理されていなければ(ステップs1507;No)、ステップs1508に移る。ステップs1508では、シンボルレプリカ生成部1211が、ステップs1506で得られる符号化ビットLLRから、仮判定値として変調シンボルのレプリカを生成する。そして再度ステップs1502〜ステップs1506の処理が行われる。ステップs1502で用いる仮判定値は、ステップs1508、ステップs1505、ステップs1501の順に優先度を高くすればよい。ステップs1507でステップs1506の処理が既定の回数処理が行われていれば(ステップs1507;Yes)、復号部1209が復号処理で得られる送信ビットを出力してフローチャートを終了する。
上記第3の実施形態では、第1の仮判定値を、復号結果を用いて生成する方法を説明した。このため、最初の干渉除去精度を向上させることができる。なお、第1の仮判定値を復号結果から生成する方法は、第1および第2の実施形態でも用いることができる。
また、第3の実施形態では、誤り訂正復号と信号検出(干渉除去およびMLD)を繰り返し行うだけでなく、干渉除去とMLDも繰り返し行う方法を説明した。これにより、干渉除去、MLD、復号の性能が向上するため、受信性能を向上させることが可能となる。
(第4の実施形態)
第1〜3の実施形態では、MIMO信号分離にMLDを用いた場合を説明したが、本実施形態では、誤り訂正復号後の符号化ビットLLRを用いるMAP(Maximum A posterori Probability)アルゴリズムを用いてMIMO信号分離を行う方法を説明する。本実施形態ではシングルキャリア伝送を例に説明する。
図16は、第4の実施形態における受信装置の構成を示すブロック図である。受信装置は、受信アンテナ1601−1〜1601−R、無線部1602−1〜1602−R、フィルタ部1603−1〜1603−R、A/D変換部1604−1〜1604−R、GI除去部1605−1〜1605−R、FFT部1606−1〜FFT部1606−R、初期判定値生成部1607、信号検出部1608、復号部1609、伝搬路推定部1610、シンボルレプリカ生成部1611で構成される。
受信アンテナ1601−1〜1601−Rで受信した信号は、無線部1602−1〜1602−Rで無線周波数からベースバンド信号に変換される。無線部1602−1〜1602−Rが出力する受信ベースバンド信号は、フィルタ部1603−1〜1603−Rで波形整形され、A/D変換部1604−1〜1604−Rでアナログ信号からデジタル信号に変換され、GI除去部1605−1〜1605−Rでガードインターバルが除去され、FFT部1606−1〜1606−Rで時間周波数変換され、受信信号として出力される。伝搬路推定部1610は、パイロット信号を用いて伝搬路推定を行い、伝搬路推定値を求める。初期判定値生成部1607は、受信信号と伝搬路推定値から仮判定値(第1の仮判定値とも呼ぶ)を求める。信号検出部1608は、受信信号、仮判定値、伝搬路推定値、復号部1609から得られる符号化ビットLLRからMIMO信号分離としてMLDが行われ、符号化ビットLLRが求められる。復号部1609は、信号検出部1608から得られる符号化ビットLLRに対して誤り訂正復号処理を行う。
図17は、第4の実施形態における信号検出部1608の構成を示すブロック図である。信号検出部1608は、干渉レプリカ生成部1701、加算部1702−1〜1702−R、信号分離部1703で構成される。干渉レプリカ生成部1701は、仮判定値からISIレプリカを生成し、ISIレプリカは加算部1702−1〜1702−Rで受信信号から減算される。信号分離部1703は、干渉除去後の受信信号と復号部1609から入力される符号化ビットLLRを考慮して、例えば次式のようにMIMOの信号分離が行われる。
Figure 0004971269
なお、Λ()は復号部から入力されるビットLLRを表わす。
このように第4の実施形態では、MIMO信号分離をMAPアルゴリズムで行うようにした。そのためMLDを用いるよりもMIMO信号分離性能を向上させることができる。
また上記第1〜4の実施形態では、全送信信号候補から最尤なものを検出していたが、本発明はこれに限らず、例えば低演算量型のMLDである、Mアルゴリズム、QRM(QR decomposition and M algorithm)−MLD、Sphere Decodingなどを用いることができる。
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
第1の実施形態における送信装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における受信装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における初期判定値生成部の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における干渉除去部の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における受信装置の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態における送信装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における受信装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態にける初期判定値生成部の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における信号検出部の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における受信装置の処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態における送信装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態における受信装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態における初期判定値生成部の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態における信号検出部の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態における受信装置の処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態における受信装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態における信号検出部の構成を示すブロック図である。 従来技術の送信装置の構成を示すブロック図である。 従来技術の受信装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
101 符号部
102 変調部
103 S/P変換部
104 パイロット挿入部
105 D/A変換部
106 フィルタ部
107 無線部
108 送信アンテナ
201 受信アンテナ
202 無線部
203 フィルタ部
204 変換部
205 初期判定値生成部
206 干渉除去部
207 信号分離部
208 復号部
209 伝搬路推定部
209 伝搬路推定部
210 シンボルレプリカ生成部
211 信号検出部
301 FFT部
302 伝搬路補償部
303 IFFT部
304 P/S変換部
305 復調部
306 シンボルレプリカ生成部
401 干渉レプリカ生成部
402 加算部
601 符号部
602 変調部
603 S/P変換部
604 DFT部
605 スペクトルマッピング部
606 IFFT部
607 GI挿入部
608 D/A変換部
609 フィルタ部
610 無線部
611 送信アンテナ
612 パイロット生成部
701 受信アンテナ
702 無線部
703 フィルタ部
704 A/D変換部
705 GI除去部
706 FFT部
707 スペクトルデマッピング部
708 初期判定値生成部
709 信号検出部
710 復号部
711 伝搬路推定部
712 シンボルレプリカ生成部
801 伝搬路補償部
802 IDFT部
803 P/S変換部
804 復調部
805 シンボルレプリカ生成部
901 干渉レプリカ生成部
902 加算部
903 信号分離部
1101 符号部
1102 変調部
1103 変換部
1104 拡散部
1105 IFFT部
1106 GI挿入部
1107 パイロット多重部
1108 D/A変換部
1109 フィルタ部
1110 無線部
1111 送信アンテナ
1201 受信アンテナ
1202 無線部
1203 フィルタ部
1204 変換部
1205 除去部
1206 FFT部
1207 初期判定値生成部
1208 信号検出部
1209 復号部
1210 伝搬路推定部
1211シンボルレプリカ生成部
1301 伝搬路補償部
1302 逆拡散部
1303 P/S変換部
1304 復調部
1305 復号部
1306 シンボルレプリカ生成部
1401 干渉レプリカ生成部
1402 加算部
1403 信号分離部
1404 シンボルレプリカ生成部
1601 受信アンテナ
1602 無線部
1603 フィルタ部
1604 A/D変換部
1605 GI除去部
1606 FFT部
1607 初期判定値生成部
1608 信号検出部
1609 復号部
1610 伝搬路推定部
1611 シンボルレプリカ生成部
1701 干渉レプリカ生成部
1702 加算部
1703 信号分離部

Claims (2)

  1. 複数本の送信アンテナと複数本の受信アンテナとの間で通信を行うMIMOシステムにおける受信装置であって、
    前記複数本の受信アンテナで受信した受信信号から第1の仮判定値を求める初期判定値生成部と、
    受信信号から干渉除去を行い最尤検出によるMIMO信号分離を行って符号化ビットの信頼度情報である符号化ビット対数尤度比を求める信号検出部と、
    前記符号化ビット対数尤度比に対して誤り訂正復号処理を行う復号部と、
    前記復号部が求めた符号化ビット対数尤度比から第3の仮判定値を求めるシンボルレプリカ生成部と、
    を備え、
    前記信号検出部は、
    前記第1の仮判定値、または、第2の仮判定値、または、前記第3の仮判定値のそれぞれを少なくとも1回以上用いて、受信信号から干渉除去を繰り返し行う干渉除去部と、
    前記干渉除去部により干渉除去された受信信号に対して最尤検出によりMIMO信号分離を行って符号化ビット対数尤度比を求める信号分離部と、
    前記信号分離部により求められた前記符号化ビット対数尤度比から前記第2の仮判定値を求めるシンボルレプリカ生成部と、
    を備え、
    前記干渉除去部は、
    前記第3の仮判定値を他の仮判定値に優先し、前記第2の仮判定値を前記第1の仮判定値よりも優先して干渉除去に用いること
    を特徴とする受信装置。
  2. 複数本の送信アンテナと複数本の受信アンテナとの間で通信を行うMIMOシステムにおける受信装置における受信方法であって、
    前記複数本の受信アンテナで受信した受信信号から第1の仮判定値を求める初期判定値生成過程と、
    受信信号から干渉除去を行い最尤検出によるMIMO信号分離を行って符号化ビットの信頼度情報である符号化ビット対数尤度比を求める信号検出過程と、
    前記符号化ビット対数尤度比に対して誤り訂正復号処理を行う復号過程と、
    前記復号部が求めた符号化ビット対数尤度比から第3の仮判定値を求めるシンボルレプリカ生成過程と、
    を備え、
    前記信号検出過程は、
    前記第1の仮判定値、または、第2の仮判定値、または、前記第3の仮判定値のそれぞれを少なくとも1回以上用いて、受信信号から干渉除去を繰り返し行う干渉除去過程と、
    前記干渉除去過程で干渉除去された受信信号に対して最尤検出によりMIMO信号分離を行って符号化ビット対数尤度比を求める信号分離過程と、
    前記信号分離過程で求められた前記符号化ビット対数尤度比から前記第2の仮判定値を求めるシンボルレプリカ生成過程と、
    を有し、
    前記干渉除去過程は、
    前記第3の仮判定値を他の仮判定値に優先し、前記第2の仮判定値を前記第1の仮判定値よりも優先して干渉除去に用いること
    を特徴とする受信方法。
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