JP4957386B2 - 天井防振吊り具 - Google Patents

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Description

この発明は、上層階の床に対して下層階の天井を防振支持するための天井防振吊り具に関する。
従来より、住宅等における上層階から下層階への床衝撃音の伝播を低減するための対策の一つとして、防振吊り具を用いて上層階の床に対して下層階の天井を防振支持するといった方法が知られている。
この種の防振吊り具として、例えば特許文献1に開示されているような圧縮型の防振ゴムを使用したものや、例えば特許文献2に開示されているような剪断型の防振ゴムを使用したものがある。いずれの防振吊り具も、床側に取り付ける部材と天井側に取り付ける部材との間に防振ゴムを介在させて、天井重量と防振ゴムとで振動共振を低次の周波数にて発生させることで、振動共振が起こる周波数より高い周波数における振動伝播を遮断するようになっている。
実開平5−61311号公報 特開平11-241449号公報
一般に、防振吊り具を低次の周波数にチューニングするためには、防振ゴムのバネ定数を小さくする必要がある。そのため、特に圧縮型の防振ゴムを使用した防振吊り具では、防振性能を良好に維持するために、バネ定数が小さくて柔らかい防振ゴムの高さを高くする必要があるが、この場合、経年劣化に伴う防振ゴムのクリープ変形量が増大して、下層階の天井が大きく垂れ下がるといった問題が懸念される。ところが、このような天井の過度な垂れ下がりに対して、何ら対策が講じられていないのが現状である。
なお、剪断型の防振ゴムを使用した防振吊り具では、例えば特許文献2にも開示されているように、ゴム破断による天井の脱落を防止するための配慮がなされているが、防振ゴムのクリープ変形に伴う下層階の天井の垂れ下がりに対して検討されているものではない。
この発明は、上記の不具合を解消して、圧縮型の防振ゴムを使用した天井防振吊り具において、防振ゴムのクリープ変形に伴う天井の過度な垂れ下がり防止することを目的とする。
上記課題を解決するため、この発明の天井防振吊り具1は、上層階の床に対して下層階の天井3を防振支持するためのものであって、前記床側の床梁2に取り付ける梁取付部材30と、前記天井3側の野縁受け6を支持する吊りボルト31と、前記天井3の荷重を支える圧縮型の防振ゴム32とを備え、前記梁取付部材30に対して上方へ張り出すように取り付けた前記防振ゴム32に前記吊りボルト31を貫通させて、前記防振ゴム32を介して前記吊りボルト31を前記梁取付部材30に取り付けるとともに、前記吊りボルト31の前記防振ゴム32よりも上方に突出した上端部に規制部材33を設けて、この規制部材33における下向きの突片71、71を、その下方に位置する前記梁取付部材30に対して隙間Lをあけて配置し、前記防振ゴム32のクリープ変形時に前記突片71、71を前記梁取付部材30に干渉させて、前記防振ゴム32に代わって前記天井3の荷重を前記規制部材33によって支えることで、前記防振ゴム32のクリープ変形による前記天井3の垂れ下がりを規制するようにしたことを特徴とする。
また、前記隙間Lに、前記防振ゴム32における側方へ張り出した張出部51を配置して、前記規制部材33の突片71、71の前記梁取付部材30との干渉時に、これら突片71、71と梁取付部材30との間に前記防振ゴム32の張出部51を挟み込ませるようにしている。
別の発明の天井防振吊り具1は、前記床側の床梁2に取り付ける梁取付部材30と、この梁取付部材30から垂下した吊りボルト31と、前記天井3の荷重を支える圧縮型の防振ゴム32とを備え、前記天井3側の野縁受け6に対して下方へ張り出すように取り付けた前記防振ゴム32に前記吊りボルト31を貫通させて、前記防振ゴム32を介して前記野縁受け6を前記吊りボルト31に取り付けるとともに、前記吊りボルト31の前記防振ゴム32よりも下方に突出した下端部に規制部材33を設けて、この規制部材33における上向きの突片71、71を、その上方に位置する前記野縁受け6に対して隙間Lをあけて配置し、前記防振ゴム32のクリープ変形時に前記突片71、71を前記野縁受け6に干渉させて、前記防振ゴム32に代わって前記天井3の荷重を前記規制部材33によって支えることで、前記防振ゴム32のクリープ変形による前記天井3の垂れ下がりを規制するようにしたことを特徴とする
また、前記隙間Lに、前記防振ゴム32における側方へ張り出した張出部51を配置して、前記規制部材33の突片71、71の前記野縁受け6との干渉時に、これら突片71、71と野縁受け6との間に前記防振ゴム32の張出部51を挟み込ませるようにしている。
この発明の天井防振吊り具を用いることで、上層階の床から下層階の天井への床衝撃音の伝播を効果的に低減するために、バネ定数が小さくて高さのある圧縮型の防振ゴムを使用しても、この防振ゴムのクリープ変形時に、規制部材が梁取付部材や野縁受けと干渉して、へたりが進行する防振ゴムに代わって規制部材が天井の荷重を支えるので、天井の過度の垂れ下がりを防止することができる。
しかも、防振ゴムを梁取付部材に対して上方若しく野縁受けに対して下方へ張り出すように取り付けることで、床梁と天井下地材との間のスペースが狭い場合でも、このスペースに関係なく防振ゴムを確実に組み込むことができ、施工性の向上を図ることができる。
また、規制部材が梁取付部材や野縁受けと干渉するときに、これらの間に防振ゴムの一部である張出部を挟み込ませるようにしているので、干渉時の衝突音等の発生を抑制することができ、しかも干渉前と比べれば劣るものの、防振性能もある程度は発揮させることができる。
(第1実施形態)
この発明の第1実施形態に係る天井防振吊り具1は、図1に示すように、上層階の床側のH形鋼からなる床梁2に対して、下層階の天井3を防振支持するものある。
天井3は、天井下地材4に天井板5を取り付けることによって構成されている。天井下地材4は、互いに平行に配された複数の野縁受け6・・と、これら野縁受け6・・に対して直交するようにして互いに平行に配された野縁7・・とを、格子状に組み付けてなる。各野縁受け6は、開放部分を側方へ向けるように配置した溝形鋼からなり、上下一対のフランジ10、11と、それらフランジ10、11の長手方向に沿った一端部同士を連結するウエブ12とを備えている。各野縁7は、断面略ロ字状の鋼製筒材からなり、その側面片20、20には長手方向に沿って横溝21、21が夫々形成されている。そして、図2及び図3に示すように、野縁受け6・・の下フランジ11・・に係合したクリップ22・・を、野縁7・・に上方から被せて、それらクリップ22・・の係止爪23、23を野縁7・・の横溝21、21に係止させることで、野縁受け6・・に対して野縁7・・が取り付けられている。この天井下地材4における野縁7・・の下面間に跨って、天井板5がビス止めされている。
天井防振吊り具1は、図2及び図3に示すように、床梁2に取り付ける梁取付部材30と、野縁受け6を支持する吊りボルト31と、これら梁取付部材30と吊りボルト31との間に介在されて、天井3の荷重を支える圧縮型の防振ゴム32と、この防振ゴム32のクリープ変形時に防振ゴム32に代わって天井3の荷重を支えることで、防振ゴム32のクリープ変形による天井3の垂れ下がりを規制する規制部材33とを備えている。
梁取付部材30は、鋼板を折曲形成してなり、床梁2に係合する梁係合部40と、防振ゴム32を装着するゴム装着部41とを備えている。梁係合部40は、略水平に配された上面片42と、この上面片42の相対する端部から垂下して互いに平行に配された一対の側面片43、43とによって、開放部分が下向きとなったコ字状に形成されている。そして、側面片43、43には、嵌合溝44、44が横方向にそれぞれ形成されており、これら嵌合溝44、44に床梁2の下フランジ2aを嵌め込むようにして、梁係合部40が床梁2に係合するようになっている。ゴム装着部41は、梁係合部40の上面片42を床梁2から離間する方向に略水平に延出してなり、その略中央には、防振ゴム32を取り付けるための取付孔45が形成されている。
防振ゴム32は、図4に示すように、略円錐台状に形成されており、その略中央部にはボルト挿通孔50が上下方向に貫通して形成されている。また、この防振ゴム32の側面下部には、側方へ張り出した薄肉円環状の張出部51が形成されている。さらに、防振ゴム32の下面中央には、ボルト挿通孔50を囲むようにして、円環状の係止部52が形成されている。そして、この防振ゴム32の係止部52をゴム装着部41の取付孔45に上方から嵌め込んで、係止部52をゴム装着部41に係合させることで、防振ゴム32が梁取付部材30に対して上方へ張り出すように取り付けられている。
吊りボルト31は、その上端部にボルト頭60及び座金61が設けられ、その下端部に螺子部62が形成されている。なお、吊りボルト31の上端部には、ボルト頭60を設ける代わりにナットを螺合しても良い。そして、この吊りボルト31は、防振ゴム32のボルト挿通孔50に上方から挿入されて、そのボルト頭60及び座金61が防振ゴム32に引っ掛かることで、防振ゴム32を上下方向に貫通した状態で、防振ゴム32を介して梁取付部材30に取り付けられている。また、このようにして梁取付部材30から垂下した吊りボルト31の螺子部62が、野縁受け6の上フランジ10を貫通して、この上フランジ10を挟むようして螺子部62に螺合したナット63、63を締め付けることで、吊りボルト31の下端部に野縁受け6が取り付けられている。
規制部材33は、図3及び図4に示すように、鋼板を折曲形成してなり、略水平に配された取付片70と、この取付片70の相対する端部から垂下して互いに平行に配された一対の突片71、71とによって、開放部分が下向きとなったコ字状に形成されている。そして、取付片70の略中央にはボルト貫通孔72が形成されており、このボルト貫通孔72に吊りボルト31を貫通させるようにして、規制部材33が、防振ゴム32よりも上方に突出した吊りボルト31の上端部に一体的に取り付けられている。
この規制部材33の取付片70は、防振ゴム32の上面に当接されており、規制部材33の下向きの突片71、71が、防振ゴム32を囲むようにして、その下方に位置する梁取付部材30のゴム装着部41に対して隙間Lをあけて配置されている。この隙間Lには、防振ゴム32の張出部51が配置されている。
上記構成の天井防振吊り具1では、圧縮型の防振ゴム32としてバネ定数の小さいものが使用されて、低次の周波数にチューニングされている。上層階の床に対して子供が飛び跳ねたときのような床衝撃音を伴う衝撃力が加わると、その衝撃力によって圧縮型の防振ゴム32が上下方向に伸縮するが、このときの防振ゴム32の圧縮量よりも、規制部材33の突片71、71と梁取付部材30のゴム装着部41との隙間Lの方が大きくなるように設定されているので、突片71、71が張出部51を介して梁取付部材30のゴム装着部41に干渉することはなく、防振性能を良好に発揮して、上層階の床から下層階の天井3への床衝撃音の伝播を効果的に低減することができる。
長期に亘って天井3の荷重を支えていた防振ゴム32が経年劣化によってクリープ変形を起こし始めると、規制部材33及び吊りボルト31が徐々に下降して、吊りボルト31よって吊り下げられている天井3が次第に垂れ下がるが、防振ゴム32が完全にへたりきったときの圧縮量よりも、隙間Lの方が小さくなるように設定されているので、防振ゴム32がへたりきってしまう前に、図5に示すように、規制部材33の突片71、71が防振ゴム32の張出部51を介して梁取付部材30のゴム装着部41に干渉するようになっている。従って、この干渉後は、吊りボルト31が下降しようとしても、剛性を有する規制部材33が突っ張って下降することができず、規制部材33が防振ゴム32に代わって天井3の荷重を支えて、天井3の一定限度以上すなわち隙間L以上の垂れ下がりを防止することができる。
しかも、この干渉時においては、突片71、71とゴム装着部41との間に防振ゴム32の張出部51が挟まれた状態となるので、突片71、71とゴム装着部41とが直接接触することがなく、衝突音等の発生を抑制することができ、しかも干渉前と比べれば劣るものの、防振性能もある程度は発揮させることができる。なお、突片71、71とゴム装着部41との間の隙間Lに、防振ゴム32の張出部51の代わりに、突片71、71の下端部若しくはゴム装着部41の上面に取り付けたゴム等の緩衝材を配置しても良い。
さらに、防振ゴム32を梁取付部材30に対して上方へ張り出すように取り付けているので、床梁2と天井下地材4との間のスペースが狭い場合でも、このスペースに関係なく防振ゴム32を確実に組み込むことができる。
なお、上記の天井防振吊り具1を用いて天井3を吊り下げ支持する際に、天井3の荷重による防振ゴム32の圧縮分と防振ゴム32のクリープ変形に伴う隙間L分の下がりを見越して、これら圧縮分及び隙間L分を含めたむくりをつけて予め天井3を上げ気味に施工しておけば、防振ゴム32がクリープ変形を起こしても、天井3を規定の高さレベルにおいて略水平に維持することができる。
(第2実施形態)
上記の第1実施形態においては、防振ゴム32を梁取付部材30に対して上方へ張り出すように取り付けていたが、この第2実施形態においては、図6に示すように、上下逆向きにした防振ゴム32が、野縁受け6に対して下方へ張り出すように取り付けられている。この防振ゴム32の取り付けに際しては、防振ゴム32の係止部52を、野縁受け6の下フランジ11に形成した取付孔80に下方から嵌め込んで、係止部52を下フランジ11に係合させている。
そして、野縁受け6の上下フランジ10、11を貫通した吊りボルト31が、防振ゴム32のボルト挿通孔50に上方から挿入されて、防振ゴム32よりも下方に突出した吊りボルト31の螺子部62に座金81を介してナット82が螺合されている。これにより、防振ゴム32を上下方向に貫通した吊りボルト31の下端部のナット82及び座金81が抜け止めとなって、防振ゴム32を介して野縁受け6が吊りボルト31に取り付けられている。
さらに、第1実施形態とは上下逆向きにした規制部材33が、その取付片70のボルト貫通孔72に吊りボルト31を貫通させるようにして、防振ゴム32よりも下方に突出した吊りボルト31の下端部に一体的に取り付けられている。
この規制部材33の取付片70は、防振ゴム32の下面に当接されており、規制部材33の上向きの突片71、71が、防振ゴム32を囲むようにして、その上方に位置する野縁受け6の下フランジ11に対して隙間Lをあけて配置されている。この隙間Lには、防振ゴム32の張出部51が配置されている。
上記構成の天井防振吊り具1では、第1実施形態のときと同様に、上層階の床から下層階の天井3への床衝撃音の伝播を効果的に低減することができる。そして、長期に亘って天井3の荷重を支えていた防振ゴム32が経年劣化によってクリープ変形を起こし始めると、吊りボルト31よって吊り下げられている野縁受け6が下降して、天井3が次第に垂れ下がるが、防振ゴム32がへたりきってしまう前に、規制部材33の突片71、71が防振ゴム32の張出部51を介して野縁受け6の下フランジ11に干渉するようになっている。従って、この干渉後は、野縁受け6が下降しようとしても、剛性を有する規制部材33が突っ張って下降することができず、規制部材33が防振ゴム32に代わって天井3の荷重を支えて、天井3の一定限度以上すなわち隙間L以上の垂れ下がりを防止することができるようになっている。
しかも、この干渉時においては、突片71、71と下フランジ11との間に防振ゴム32の張出部51が挟まれた状態となるので、突片71、71と下フランジ11とが直接接触することがなく、衝突音等の発生を抑制することができ、しかも干渉前と比べれば劣るものの、防振性能もある程度は発揮させることができる。さらに、防振ゴム32を野縁受け6に対して下方へ張り出すように取り付けているので、床梁2と天井下地材4との間のスペースが狭い場合でも、このスペースに関係なく防振ゴム32を確実に組み込むことができる。なお、その他の構成及び作用効果は、上記第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、この発明の天井防振吊り具は、鉄骨系住宅の天井の防振支持に適用するだけでなく、木造住宅の天井の防振支持に適用しても良い。
この発明の第1実施形態に係る天井防振吊り具を使用した天井の防振支持状態を示す斜視図である。 同じくその正面断面図である。 同じくその側面断面図である。 天井防振吊り具の防振ゴム付近の正面断面図である。 クリープ変形発生時の状態を示す天井防振吊り具の防振ゴム付近の正面断面図である。 この発明の第2実施形態に係る天井防振吊り具の防振ゴム付近の側面断面図である。
符号の説明
1・・天井防振吊り具、2・・床梁、3・・天井、6・・野縁受け(天井構成部材)、30・・梁取付部材(吊り具構成部材)、31・・吊りボルト、32・・防振ゴム、33・・規制部材、51・・張出部、71・・突片、L・・隙間

Claims (4)

  1. 上層階の床に対して下層階の天井(3)を防振支持するための天井防振吊り具(1)であって、前記床側の床梁(2)に取り付ける梁取付部材(30)と、前記天井(3)側の野縁受け(6)を支持する吊りボルト(31)と、前記天井(3)の荷重を支える圧縮型の防振ゴム(32)とを備え、前記梁取付部材(30)に対して上方へ張り出すように取り付けた前記防振ゴム(32)に前記吊りボルト(31)を貫通させて、前記防振ゴム(32)を介して前記吊りボルト(31)を前記梁取付部材(30)に取り付けるとともに、前記吊りボルト(31)の前記防振ゴム(32)よりも上方に突出した上端部に規制部材(33)を設けて、この規制部材(33)における下向きの突片(71)(71)を、その下方に位置する前記梁取付部材(30)に対して隙間(L)をあけて配置し、前記防振ゴム(32)のクリープ変形時に前記突片(71)(71)を前記梁取付部材(30)に干渉させて、前記防振ゴム(32)に代わって前記天井(3)の荷重を前記規制部材(33)によって支えることで、前記防振ゴム(32)のクリープ変形による前記天井(3)の垂れ下がりを規制するようにしたことを特徴とする天井防振吊り具。
  2. 前記隙間(L)に、前記防振ゴム(32)における側方へ張り出した張出部(51)を配置して、前記規制部材(33)の突片(71)(71)の前記梁取付部材(30)との干渉時に、これら突片(71)(71)と梁取付部材(30)との間に前記防振ゴム(32)の張出部(51)を挟み込ませるようにした請求項1記載の天井防振吊り具。
  3. 上層階の床に対して下層階の天井(3)を防振支持するための天井防振吊り具(1)であって、前記床側の床梁(2)に取り付ける梁取付部材(30)と、この梁取付部材(30)から垂下した吊りボルト(31)と、前記天井(3)の荷重を支える圧縮型の防振ゴム(32)とを備え、前記天井(3)側の野縁受け(6)に対して下方へ張り出すように取り付けた前記防振ゴム(32)に前記吊りボルト(31)を貫通させて、前記防振ゴム(32)を介して前記野縁受け(6)を前記吊りボルト(31)に取り付けるとともに、前記吊りボルト(31)の前記防振ゴム(32)よりも下方に突出した下端部に規制部材(33)を設けて、この規制部材(33)における上向きの突片(71)(71)を、その上方に位置する前記野縁受け(6)に対して隙間(L)をあけて配置し、前記防振ゴム(32)のクリープ変形時に前記突片(71)(71)を前記野縁受け(6)に干渉させて、前記防振ゴム(32)に代わって前記天井(3)の荷重を前記規制部材(33)によって支えることで、前記防振ゴム(32)のクリープ変形による前記天井(3)の垂れ下がりを規制するようにしたことを特徴とする天井防振吊り具。
  4. 前記隙間(L)に、前記防振ゴム(32)における側方へ張り出した張出部(51)を配置して、前記規制部材(33)の突片(71)(71)の前記野縁受け(6)との干渉時に、これら突片(71)(71)と野縁受け(6)との間に前記防振ゴム(32)の張出部(51)を挟み込ませるようにした請求項3記載の天井防振吊り具。
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