JP4951070B2 - 1トンネル手法を用いた効率的mbmsバックボーン分配 - Google Patents

1トンネル手法を用いた効率的mbmsバックボーン分配 Download PDF

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Description

本発明は、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(Multimedia Broadcast/Multicast Service:MBMS)の分野に関し、特に、GPRSコアネットワークにおいてMBMSペイロードを分配する拡張機能に関する。
マルチキャスティングとは、データを複数の受信先へ分配されるようにするアドレスへ、ソースが同一のデータの単一のコピーを送信することを可能とするサービスである。マルチキャスティングのもとでは、メッセージのコピー1つだけが、ネットワークにおけるいずれかのリンクを通り、パスが分化するところでのみ、メッセージのコピーが複数作られるであろう。ネットワークの視点からは、マルチキャストは、エンドシステムでというよりもむしろ適当な点でネットワークにおいてデータが複製されるため、全体的な帯域幅消費を劇的に削減する。
マルチキャストは、インターネットプロトコルIPネットワークにおいて使用される場合、IPマルチキャストと呼ばれる。インターネットプロトコルIPで、マルチキャスト受信者は、送信者からトラフィックを受信するのに、送信者が誰でどこにいるかを知る必要はなく、送信者は受信者が誰であるかを知る必要は絶対にない。ネットワークが分配を最適化するので、送信者も受信者もネットワークトポロジーを気にする必要はない。受信者が送信者を認知する代替手法も存在し、RFC4607「IPのためのソース固有マルチキャスト(Source‐Specific Multicast for IP)」において説明されている。IPマルチキャストを介した情報の分配は、例えばツリーのようなホストの階層的接続に基づいて行われる。マルチキャスト分配ツリーを構成するいくつかのアルゴリズムが提案されており、例えばスパニングツリーや共有ツリー、ソースベースのツリーやコアベースのツリーのようなものがある。対応するアルゴリズムの説明は、「IPテレフォニー:パケットベースのマルチメディア通信システム(IP telephony:Packet‐based multimedia communications systems)」O.・エルサン、D.・ギュルラ、D.・プティ(O. Hersent,D. Gurle,D. Petit)、アディソン‐ウェズリー(Addison‐Wesley)、ハーロー(Harlow)、2000において発見できる。分配ツリーの確立後、IPマルチキャストルーティングプロトコルは情報の分配を行う。対応するIPマルチキャストルーティングプロトコルの詳細な説明も上述の文書において発見可能である。
マルチキャストとは受信者ベースのコンセプトであり、つまり対応するマルチキャストルータに通知することによって受信者が特定のマルチキャストセッショングループに入会し、ネットワークインフラストラクチャによってそのグループの全メンバーへトラフィックが分配される。したがって、IPマルチキャスト内ではマルチキャストセッショングループのメンバーシップが動的であり、つまりホストはいつでもグループに入会し、退会することが可能である。ネットワーク上のホストが特定のマルチキャストグループに入会したいかまたは退会したいかを示すのを可能とするために、インターネットグループメッセージプロトコルIGMP(Internet Group Message Protocol)というプロトコルがある。このプロトコルは、どのホストがどのマルチキャストグループに目下属しているかをシステムに認知させる。この情報は、どのマルチキャストのデータグラムがどのインターフェース上へ転送されようとしているかを認知する必要のあるマルチキャストルータによって要求される。
IGMPはIPレイヤの一部であり、IGMPメッセージはIPデータパケットで送信される。RFC1112「IPマルチキャスティングのためのホスト拡張(Host extensions for IP multicasting)」、S.・E.・ディーリング(S. E. Deering)、1989年8月1日においてIGMPのバージョン1が説明されており、RFC2236「インターネットグループ管理プロトコル、バージョン2(Internet Group Management Protocol,Version 2)」W.・フェナー(W. Fenner)、1997年11月がバージョン2を説明する。IGMPは、IPバージョン4のために開発されてきた。インターネットプロトコルIPバージョン6において、マルチキャストリスナーディスカバリMLD(Multicast Listener Discovery)という同様のプロトコルがあり、IGMPと同一の目的で使用される。MLDの第1のバージョンの説明は、RGC2710「IPv6のためのマルチキャストリスナーディスカバリ(Mulicast Listener Discovery(MLD)for IPv6)」、S.・デアリング、W.・フェナー、B.・ハーバーマン、1999年10月において発見可能である。しかしながら、MLDにおいて使用されるメッセージはIGMPメッセージに対応する。以下では、IGMPを例として使用することにする。発明の機能はIGMPに限定されるべきではなく、MLDの使用によっても与えられるものである。
原則として、IGMPは2つの基本メッセージを使用してそのタスク、メンバーシップ報告およびメンバーシップクエリメッセージを果たし、以下のルールが適用される。IGMPの色々なバージョンが追加のメッセージを含む。
マルチキャストルータが定期的にメンバーシップクエリを送信し、いずれかのホストが未だいずれかのグループに属しているかどうかをみる。ルータは各インターフェースから1つのクエリを送信しなければならない。各ホスト上に1または2以上のメンバーを含むグループごとに、ホストから1つの応答をルータが期待するため、クエリにおけるグループアドレスは0である。全グループに対するよりむしろ1つの特定のグループに対するメンバーシップクエリを送信することも可能である。未だ少なくとも1つのユーザを含むグループごとに1つのIGMP報告を送信することによって、ホストがIGMPクエリに応答する。メンバーシップ報告を送信することによって、ホストがグループに入会する。報告とクエリーメッセージを適用することによって受信される情報を使用して、少なくとも1つのホストをマルチキャストグループに有するそのインターフェースを有するテーブルが確立される。マルチキャストデータの受信の後、ルータは各インターフェースからデータを転送するのであり、各インターフェースは少なくとも1のメンバーを有する。
汎用パケット無線システムGPRS(General Packet Radio System)またはユニバーサル移動通信システムUMTS(Uneversal Mobile Communication System)のような公用地移動ネットワークPLMN(Public Land Mobile Network)におけるマルチキャスティングが、例えばユーザのモビリティやエアーインターフェースの特性に関して、さらなる開発を必要とする。さらに、例えばUMTSのような移動通信ネットワークにおける通信はユニキャスト通信である。ユニキャスト通信はポイントツーポイント通信ともいう。ポイントツーポイント通信とは、単一の送信者から単一の受信者へメッセージを送信することを意味する。このような種類のネットワークにおいて、特にコアネットワークにおいて、マルチキャスト通信を行うことは予想されない。グループ通信は、グループの各メンバーへパケットを別々に送信する送信者を有するポイントツーポイント通信によって実施される。nのメンバーを有するグループについて、送信者と受信者との間ではずっと、マルチキャストが使用される際の1個のパケットではなく、n個のパケットが必要とされる。
以下に、汎用パケット無線システムGPRSネットワークのアーキテクチャの概観を与える。
GPRSとは、移動通信用グローバルシステムGSM(Global System for Mobile Communication)のパケット交換拡張であり、回路交換ネットワークである。ユニバーサル移動電気通信システムUMTSをカバーするようにGPRSも拡張された。GPRSパケット交換拡張で、ユーザが恒久的にオンラインで接続可能であるが実データ転送に対してのみ代金を支払わなければならない、ということを意味する。新しい要求を果たすために、GSMへいくつかの変化が導入され、他の新しい論理ノードの中でも、サービングGPRSサポートノード(SGSN:Serving GPRS Support Node)およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN:Gateway GPRS Support Node)が導入される。GGSNの主要機能は、例えばインターネットサービスプロバイダISP(Internet Service Provider)への接続を提供する外部IPパケットネットワークとの相互作用に関する。外部IPネットワークの視点からは、GGSNは、GPRSネットワークがサービスする全加入者のIPアドレスに対するルータとしてふるまう。GGSNは外部ネットワークとルーティング情報も交換する。各GGSNは多くのSGSNにサービスし、GGSNをツリーの根としたツリーとして配列可能である。SGSNは、地理的SGSNサービスエリア内に物理的に位置する全GPRS加入者にサービスする。それは、移動局へまたは移動局からアドレス指定された入来および退去IPパケットを転送する。
GSMおよびUMTSにおけるこれらのノードの機能を区別するために、拡張名がしばしば使用される、2G‐SGSN、3G‐SGSNおよび2G‐GGSN、3G‐GGSN。以下の説明では、GPRSノードとUMTSノードとは区別しないことにする。
3GPP TS23.060v7.2.0(2006‐09)第3世代パートナーシッププロジェクト;技術仕様書グループサービスおよびシステムアスペクト、汎用パケット無線サービス(GPRS)、サービスデスクリプション、ステージ2(リリース)(3..rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Service and System Aspects,General Packet Radio Service(GPRS),Service Description,Stage 2(Release))に、アーキテクチャの詳細な説明が発見されることになる。
ストリーミングの導入および対話型マルチメディアサービスの導入で、多くの新しいポイントツーマルチポイントサービスが発達するであろう。このようなサービスのいくつかの例が、モバイルTV、テレビ会議、ホワイトボーディング、リアルタイムマルチユーザゲーム、マルチメディアメッセージング、仮想世界である。特に、ネットワークオペレータは、モバイルネットワーク内で数多くの色々なマルチキャストアプリケーションを提供するであろう。
MBMSサービスは、GPRSパケット交換ネットワークにおけるユーザのグループへのマルチキャストおよびブロードキャストサービスの効率的な分配のために設計される。セルにおける無線インターフェース上のマルチキャストおよびブロードキャストを通して、複数のユーザが、効率的なやり方で、例えば同一の無線チャネル上のTVストリーミングサービスのペイロード同時に受信可能であり、無線資源を節約する。サービスはコアネットワーク制御ノード、BM‐SCから提供される。サービスはネットワークにおける制御信号送信を通してセットアップされる。MBMSブロードキャストサービスについて、地理的分配ツリーが、サービスエリアに属する多くのセルへの「ブラインド(blind)」ブロードキャストに基づいて構成され、一方でMBMSマルチキャストサービスは、サービスに参加するユーザによって動的に構成され、分配ツリーは、ノードと、参加ユーザがいるセルとからなるであろう。図1を参照。コアネットワークにおける分配プロトコルはGTPプロトコルである。信号送信およびペイロードは、GTP‐CおよびGTP‐Uによってそれぞれ処理される。
図1は、周知の解決手段による状況を説明する。通信ネットワーク1は、マルチメディアサービスをブロードキャストすることに使用されるBM‐SC2(BM‐SCは次々にメディアコンテンツをコンテンツサーバ(図示せず)から得るであろう)と、通信チェーンのさらに下へデータを分配することに使用される少なくとも1つのGGSN3、7と、少なくとも1つのSGSN4と、少なくとも1つのRNC5とを備える。移動ユニット(図示せず)がノードB(図示せず)を介してRNCと通信する。GTPトンネル6が、GGSNから各関連SGSNへの、およびSGSNから各関連RNCへのポイントツーポイントをセットアップする。
GGSNとSGSNとの間のGTPポイントツーポイントトンネルを使用するMBMS分配ツリーは効率的ではない。GGSNが多くのSGSN(OTSについてはRNC)へペイロードを複製しなければいけなくなる分配方法には問題がある。GGSNへ入来する各MBMSペイロードパケットは、複製され、10〜20またはいかなる数のダウンストリームSGSNへ分配されなければならない場合がある。GGSNにおけるこのパケット複製は、資源を非常に必要とすることになり、GGSNを相当遅くし得る。この複製パケットの多くも同一の退出インターフェースおよび接続上で送信されることになり、ネットワーク資源を非常に効率悪く使用する。GGSNにおけるより効率的なパケット処理が必要とされる。同様に、SGSNへ入来する各MBMSペイロードパケットは、複製され、10〜20またはいかなる数のダウンストリームRNCへ分配されなければならない場合がある。SGSNにおけるこのパケット分配は、資源を非常に必要とすることになり、SGSNを相当遅くし得る。この分配パケットの多くも同一の退出インターフェースおよび接続上で送信されることとなり、ネットワーク資源を非常に効率悪く使用する。SGSNにおけるより効率の良いパケット処理が必要とされる。
GPRSコアネットワークにおけるMBMSペイロードの分配のためのIPマルチキャストを使用する第1の解決手段は、米国特許出願公開第20050007969号明細書、第20040246984号明細書、第20060034278号明細書(ここで参照して含める)において提案された。この解決手段の問題は、GTP‐U実施が再利用されないので、既存のGGSN、SGSNおよびRNCノードに大きなインパクトを有することである。別の問題は、提案された方法がMBMSブロードキャストサービスに適用可能ではないということである。IPマルチキャスト分配からレガシーポイントツーポイント分配までのフォールバック機構が説明されていないので、提案された方法は既存のネットワークに導入する困難も与える。TR23.809において報告された進行中の3GPP研究、「1トンネル研究(One Tunnel study)」において、GTP‐UトンネルでSGSNをバイパスする可能性が調査される。これをMBMSについてどのように行
うことができるかは未だ説明されていないのだが、本発明には含まれている。
ユーザレイヤ上のマルチキャストアプリケーションの導入は、特にマルチキャストデータ配信に関するノード間の、トランスポートレイヤ上の調整を必要とする。複数のGGSNを有するPLMNにおいて、目下、GGSN間のマルチキャストグループに対する調整および同期機構はない。同様に、GTP‐UおよびIPマルチキャストを使用するMBMS分配に使用される複数のGGSNによって割り当てられるTEIDに対して説明される調整または同期機構もない。
このように、PLMNにおける複数のGGSNが同一のマルチキャストグループを対処する、ということが起こる場合があり、複数のマルチキャストグループおよびマルチキャスト接続となる。さらに、マルチキャストグループ情報がPLMNに分配される場合、PLMNオペレータには、いずれかの分析をグループメンバーシップに基づかせる手段がない。つまり、オペレータは追加メンバーを制限できない、またはいずれかのチャージ決定をPLMNにおけるグループメンバーシップ全体に基づかせることができないということである。
本発明の目的は、上述の問題のうち少なくともいくつかを解決する解決手段を提供することである。これは多くの観点を提供し、第1の観点、電気通信ネットワークにおいてマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス、すなわちMBMS、の分配を容易にする電気通信ゲートウェイ装置が提供され、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンターからのMBSMセッション開始メッセージを受信する命令セットと、
制御ネットワーク上で制御トラフィックを送信する命令セットと、
サービングノードへの制御トラフィックとしてMBMSセッション開始要求メッセージを送信し、MBMSセッション開始要求メッセージに共通トンネルエンドポイント識別子、すなわちcTEID、を含める命令セットと、
IPマルチキャストの使用の受け入れを示すサービングノードからの情報を受信する命令セットと、
cTEIDを使用してマルチキャストグループに参加したホストへIPマルチキャストバックボーン上でメディアコンテンツを送信する命令セットと
で構成される。
この装置は、cTEIDの一意性を確証するために、cTEIDを他のインフラストラクチャ装置と同期する命令セットをさらに備えてもよい。
この装置は、別のインフラストラクチャ装置から一意のcTEIDを受信する命令セットをさらに備えたとしてもよい。
なおこの装置は、フォールバックの目的でサービングノードと制御ノードとのうちの少なくとも1つへ少なくとも1つのネットワーク通信トンネルを作成する命令セットをさらに備えてもよい。
本発明の第2の観点、電気通信ネットワークにおいてマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス、すなわちMBMS、の分配を容易にする電気通信サービング装置が提供され、
共通トンネルエンドポイント識別子、すなわちcTEID、を含む電気通信ゲートウェイ装置からのMBSMセッション開始メッセージを受信する命令セットと、
MBMSセッション開始要求メッセージを制御装置へ送信し、MBMSセッション開始要求メッセージに共通トンネルエンドポイント識別子、すなわちcTEID、を含める命令セットと、
インターネットプロトコル(IP)マルチキャスト分配の使用の受け入れを示す制御装置からの情報を受信する命令セットと
で構成される。
このサービング装置は、インターネットプロトコルマルチキャストバックボーンへインターネットグループ管理プロトコル、すなわちIGMP、参加メッセージまたはメンバーシップ報告メッセージ(IGMPv2およびIGMPv3)を送信する命令セットをさらに備えてもよい。
このサービング装置は、制御装置がIPマルチキャスト分配の使用の非受け入れを示す場合にペイロードデータの分配のためにトンネルを作成する命令セットをさらに備えてもよい。
なお、本発明の別の観点、電気通信ネットワークマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス、すなわちMBMS、の分配を容易にする電気通信制御装置が提供され、
共通トンネルエンドポイント識別子、すなわちcTEID、を含むMBMSセッション開始メッセージを電気通信サービング装置から受信する命令セットと、
電気通信制御装置がインターネットプロトコルマルチキャスト分配を受け入れるという表示を有するMBMSセッション開始応答メッセージをサービング装置へ送信する命令セットと、
インターネットプロトコルマルチキャストバックボーンへインターネットグループ管理プロトコル、すなわちIGMP、参加メッセージまたはメンバーシップ報告メッセージ(IGMPv2およびIGMPv3)を送信する命令セットと
で構成される。
この制御装置は、(MBMSセッション終了メッセージが受信された場合)インターネットプロトコルマルチキャストバックボーンへインターネットグループ管理プロトコル、すなわちIGMP、リーブメッセージまたはメンバーシップ報告メッセージ(IGMPv2およびIGMPv3)を送信して、マルチキャスト受信をキャンセルするステップをさらに含んでもよい。
なお、本発明の別の観点、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス、すなわちMBMS、の分配を容易にする電気通信インフラストラクチャネットワークが提供され、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスノード、すなわちBM‐SCと、
ゲートウェイノードと、
少なくとも1つのサービングノードと、
少なくとも1つの制御ノードと
を備え、
BM‐SCはゲートウェイノードに接続され、次にゲートウェイノードは2つのインターフェース、制御インターフェースおよびバックボーンインターフェースを介してサービングノードに接続され、次に制御ノードはサービングノードおよび/またはゲートウェイノードに接続され、ゲートウェイノードは、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンターからMBSMセッション開始メッセージを受信する命令セットと、
MBMSセッション開始要求メッセージをサービスノードへ制御トラフィックとして送信し、MBMSセッション開始要求メッセージに共通トンネルエンドポイント識別子、すなわちcTEID、を含める命令セットと、
cTEIDを使用してマルチキャストグループに参加したホストへIPマルチキャストバックボーン上でメディアコンテンツを送信する命令セットと
で構成される。
本発明は、電気通信ネットワークにおいてマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス、すなわちMBMS、の分配を容易にする方法としても提供され、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンター、すなわちBM‐SC、からのMBMSセッション開始メッセージをゲートウェイノードにおいて受信するステップと、
制御ネットワーク上で制御トラフィックを送信するステップと、
MBMSセッション開始要求メッセージをゲートウェイノードからへサービングノード(24)の制御トラフィックとして送信し、MBMSセッション開始要求メッセージに共通トンネルエンドポイント識別子、すなわち共通TEID、を含めるステップと、
IPマルチキャストの使用の受け入れを示すサービングノードからの情報を受信するステップと、
共通TEIDを使用してマルチキャストグループに参加したホスト(25、26、31)へIPマルチキャストバックボーン上でメディアコンテンツを送信するステップと
を含む。
共通TEIDはMBMSセッションごとに一意であってもよい。
この方法は、共通TEIDを、同一のBM‐SCに接続される他のゲートウェイノードと同期するステップを、さらに含んでもよい。
ホストはサービングノードと制御ノードとのうちの1つであってもよい。
サービングノードはサービングGPRSサポートノード、すなわちSGSN、であってもよく、制御ノードは基地局コントローラ、すなわちBSC、と無線ネットワークコントローラ、すなわちRNC、とのうちの1つである。
共通TEIDは、アクティブ状態を示す少なくとも1つのビットのTEID構造を設定することによって識別されてもよい。
この方法は、ゲートウェイノードとサービングノードとの間、およびサービングノードと制御ノードとの間にGTPトンネルをセットアップすることを含むフォールバック手続を使用するステップを、さらに含んでもよい。
この方法は、IPマルチキャストバックボーンへの制御装置の参加のステップをさらに含んでもよく、参加ステップは、インターネットプロトコルマルチキャストバックボーンへインターネットグループ管理プロトコル、すなわちIGMP、参加メッセージまたはメンバーシップ報告メッセージ(IGMPv2およびIGMPv3)を送信すること、またはマルチキャストリスナーディスカバリ、すなわちMLD、メッセージを使用することを含んでもよい。
本発明の別の観点、電気通信ネットワークにおいてマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス、すなわちMBMS、を搬送する信号が提供され、インターネットプロトコルマルチキャストアドレスと、GPRSトンネルプロトコルトンネルエンドポイント識別子と、MBMSマルチキャストアドレスと、メディアコンテンツデータとを含む。
本発明によって、GGSNとSGSNとの間の効率的なバックボーン分配がMBMSサービスに活用可能である。この方法がなくては、GGSNは、MBMSパケットをGnインターフェースへコピーすることから重くダウンロードされる場合がある。
以下では、添付図面に示す例示的実施形態を参照しながら、本発明を非限定的でより詳細に説明することにする。
周知技術によるネットワークトポロジーを概略的に示す。 本発明によるネットワークトポロジーを概略的に示す。 本発明によるプロトコルスタックモデルを概略的に示す。 より詳細に図2のネットワークトポロジーを概略的に示す。 本発明によるインフラストラクチャ装置をブロック図で概略的に示す。 本発明によるデータパケットを概略的に示す。 本発明によるセッション開始手続を概略的に示す。 本発明によるMBMSセッション終了手続を概略的に示す。 本発明によるMBMS登録抹消手続を概略的に示す。 本発明によるBM‐SC開始MBMS登録抹消手続を概略的に示す。
図2において、参照番号20は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスを可能にするものされる電気通信インフラストラクチャネットワークを一般的に示す。ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンター(BM‐SC:broadcast/multicast service center)2が、メディアコンテンツサーバ(図示せず)から供給されるメディアコンテンツのブロードキャスティングおよび/またはマルチキャスティングを処理するものとされる。BM‐SCは、少なくとも1つのGGSN23(ゲートウェイGPRSサービスノード)に接続され、GGSN23は次にIPマルチキャストバックボーン21に接続される。IPマルチキャストバックボーンにおいて、多くのルータ32、33および34が、メディアコンテンツの配信の対象としてセットアップされたRNC25、26(Radio Network Controller:無線ネットワークコントローラ)へメディアコンテンツ(すなわちいわゆるペイロード)をルーティングする。いくつかの場合では、RNCは本発明によるやり方で直接ペイロードを受信することができない。それゆえペイロードトラフィックはまずSGSN31(サービングGPRSサービスノード)へ送信され、SGSN31がペイロードトラフィックをRNCへ中継する。RNCがペイロードトラフィックを直接受信可能である場合には、SGSN24はペイロード分配には使用されない。本発明によると、IPマルチキャストバックボーン29は、IPマルチキャストバックボーン上の少なくとも1つのルータ32を介したGGSN23とマルチキャストネットワークの各RNC部分との間で使用される。しかしながら、RNCが、本発明を用いるマルチキャストネットワークの一部でない場合、GGSN23は、バックボーン上のルータを介してSGSN31へIPマルチキャストネットワーク上でデータを送信する、すなわち、SGSN31がIPマルチキャストネットワークにおいてホストとしてふるまい、SGSN31はSGSN31とRNC30との間にトンネル28をセットアップするであろう。SGSNが本発明をサポートしない場合、GGSNは標準GTPトンネル27をSGSN31へセットアップしなければならないであろう。
GGSN23にMBMSペイロードを複製して、ポイントツーポイントトンネル送信を用いて多くのSGSN24へ送信させる代わりに、バックボーン上のGGSN23からIPマルチキャストを行うことが好ましいであろう。GGSN23とSGSN25、26との間に(またはIPマルチキャストをサポートするRNCへ直接)IPマルチキャスト分配をセットアップすることが必要である。それからGGSNはMBMSペイロードパケットのただ1つのコピーをGPRSバックボーンへ送信する必要があり、IPマルチキャストバックボーン上のルータは、複製とSGSNへのパケット分配とを処理するであろう、図2参照。
上の図2における最左端のRNC30は、IPマルチキャスト分配をサポートせず、したがって通常MBMSユニキャストを介してSGSN31からMBMSペイロードを得る。最右端のSGSNの下の全RNC25がIPマルチキャスト分配をサポートし、したがって、SGSN24は、(ユーザプレーン)分配ツリーの一部である必要が全くないが、ただ通信セットアップの制御プレーンの一部である。
図4は、図2で説明したものと同様のネットワークを示すが、メディアコンテンツサーバ416と移動局406、407および408ともまた示される点が異なっている。図4において、参照番号400はインフラストラクチャネットワーク構成を示す。メディアコンテンツサーバ416は、マルチキャストサービスに制御されているBM‐SC410へ接続415を介してマルチキャストコンテンツを送信する。BM‐SCは、GGSN402へ接続414を介してマルチキャスト制御とユーザプレーン情報とを送信し、GGSN402は次に制御プレーン接続412を介してネットワークにおけるSGSN404へ制御プレーントラフィックを送信する。接続がセットアップされると、実施される本発明を有する各RNC405へ直接417、またはSGSN404を介して非直接418、411、バックボーン上の少なくとも1つのルータ403を介してIPマルチキャストバックボーン415を介してユーザプレーン情報が送信される413。RNCは、さらに移動局406、407、408へユーザプレーントラフィックを転送する責任がある。移動局はいずれかの適当な通信装置、または通信能力を有する計算装置であってもよく、例えば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ、MP3プレーヤまたはポータブルDVDプレーヤ(または同様のメディアコンテンツ装置)、デジタルカメラ、またはPCのような固定装置でさえあるが、これらに限定はされない。PCが、ブロードキャスト/マルチキャストされたメディアの終端局として移動局を介して接続される場合もある。
バックボーンマルチキャストサービスは効率的分配のみに使用され、ユーザマルチキャストサービスとは混同されないであろう。
ここで本発明をより詳細に説明することにする。
基本着想のプロトコル関連図が図3に反映されている。図3は、3GPPに標準化されるようなネットワークのアーキテクチャを示す。しかしながら、これは本発明に対する限定として見られるべきではない。図3は、移動局MSがUuインターフェースを通してアクセスネットワークUTRANと通信する状況を示す。Iu‐PSインターフェースがUTRANを3G‐SGSNと接続し、3G‐SGSNはGnインターフェースを通して3G‐GGSNと通信する。図3は、UMTSで使用される色々なノードにおける色々なプロトコルスタックの概観を提供する。単に、IP、PPおよびUDP/IPと表すパケット交換ドメイン2つのIPレイヤとGTP‐Uレイヤとに、以下の説明は集中する。図3にでは、補足的な理由で他のプロトコルにも言及する。
SGSNまたはGGSNのような導入パケット交換指向ノードの機能および通信方式に対する上述の要求および制限は、そのインパクトを開発プロトコルスタックへ有する。ルータとして、または外部ネットワークへのインターフェースとしてのGGSNの機能の結果として、アプリケーションレイヤの下のIPレイヤが導入された。さらに、GGSNとSGSNとの間にIPネットワークを有する制限のため、IP論理接続は、搬送手段として、GTP‐Uレイヤの下に導入される。
したがって、図3に関して2つのIPレイヤがあり、以下でアプリケーションIPおよびトランスポートIPレイヤとして説明する。アプリケーションIPレイヤは、アプリケーションプロトコル、アプリケーション、直下のプロトコルスタックに位置し、移動局と3G‐GGSNとを接続する。このIPレイヤは、パケット交換ネットワークに対して透過的であり、これを図3において、MSから3G‐GGSNまでの直線で示す。第2のIPレイヤは、SGSNとGGSNとUTRANとの間の送信に使用されるトランスポートIPレイヤである。トンネリング用トランスポートレイヤプロトコルの一例であるアプリケーション固有トンネリングプロトコル、GPRSトンネリングプロトコルGTPに封入されるGnを越えて、ペイロードトラフィックが搬送される。GTPパケットは、トランスポートプロトコルとしてUDPを使用する。しかしながら、トンネルを構成する責任のあるトンネリングプロトコルは色々ある。GTPは単に一例であり、本発明を限定するものであるべきではない。
マークされたUDP/IPレイヤが、ここで提案する変更を有するIPマルチキャストサービスを使用するであろう。マークされたUDP/IPレイヤ、すなわちトランスポートレイヤにおいてIPマルチキャストアドレス指定を使用する本発明は、目下標準化された3GPPプロトコルスタックを変えない、ということがわかる。このように、IPマルチキャスト分配を実施すると、ノードへのインパクトは最小化される。MBMSサポートノードにおけるパケット転送機能は、IPマルチキャスト分配が導入される際に基本的には影響を受けない。
<MBMSに対するIPマルチキャスト分配のための信号送信>
1.MBMSに対するパラメータを含むセッション開始をGGSNへ送信することによって、BM‐SCがMBMSサービスを開始する。
2.GGSNが、その「ダウンストリームノードのリスト(List of downstream nodes)」にある全SGSNへMBMS_Session_Start‐requestを送信する(あるいはBM‐SCが、GGSNへのセッション開始メッセージにおける「ダウンストリームノードのリスト」パラメータでRNCのリストを提供する場合もある。次にGGSN(または対応するサービスノード)は、新しいIuインターフェースを用いてRNCに直接信号送信するであろう。これは、目下の3GPP CNアーキテクチャには存在しないが、将来の3GPPアーキテクチャ、例えば3GPP SAE研究の発展パケットコアには存在し得る)、提案「バックボーン分配のためのIPマルチキャストアドレス(IP Multicast address for backbone distribution)」(新しいGTP IE)と、また提案共通TEID‐U(新しいGTP IE)を含む。ソース固有マルチキャストが使用される場合、「マルチキャストサービスへのアドレス(Address to multicast Source)」(例えばGGSN)も新しいGTP IEに含まれる。GGSNは、各MBMSに一意となるこの提案一般TEID‐Uを選択して、MBMSサービスごとに一意のTEIDを受信ノード(RNCおよび2G‐SGSN)が受信するということを確証するであろう。
3.SGSNがセッション開始を受け入れ、IPマルチキャスト分配が受け入れられたという表示を含むMBMS_Session_Start‐responseをGGSNへ送信し、ユーザプレーンIEに対するSGSNアドレスを、GGSNから受信された「バックボーン分配に対するIPマルチキャストアドレス(IP Multicast address for backbone distribution)」に設定する。
・バックボーン分配に対する提案IPマルチキャストアドレス(または提案TEID‐U)をSGSNが受け入れない場合、それはこれを、ユーザトラフィックおよびTEID‐Uに対する普通ユニキャストSGSNアドレスをMBMS_Session_Start‐responseに含むことによって示すであろう。
接続される各RNC(またはBSC)接続ダウンストリームへ、SGSNはMBMSセッション開始要求メッセージを送信し、IPマルチキャストが受け入れられるという表示を有するMBMSセッション開始応答を受信する。
・バックボーン分配に対する提案IPマルチキャストアドレス(または提案TEID‐U)をRNCが受け入れる場合、SGSNはこれを、ユーザトラフィックおよびTEID‐Uに対する普通ユニキャストRNC IPアドレスをMBMS_Session_Start‐responseに含むことによって示すであろう。
4.SGSNがIGMPメッセージ(IPv4)またはMLD‐メッセージ(IPv6)をIPマルチキャストバックボーンへ送信して、分配マルチキャストに参加する。これは、例えばSSMが使用される場合、IGMPv3またはMLDv2メッセージである場合がある(RFC4604)。
5.GGSNがMBMSユーザペイロードの1つのコピーをバックボーンへ送信可能であり、そこでパケットの複製が行われ、アドレス「バックボーン分配に対するIPマルチキャストアドレス」とともにSGSNへ分配される。
6.アドレス「バックボーン分配に対するIPマルチキャストアドレス」上のペイロードをSGSNが受信すると、SGSNはTEID‐Uをチェックし、関連MBMS_Bearer_Contextを発見し、RNCへ、通例のMBMS方法を用いてパケットを送信する。
GGSNは、各MBMSサービス/セッションに一意となる提案共通TEID‐Uを効果的に選択し、受信ノード(RNCおよび2G‐SGSN)がMBMSサービスごとに一意のTEIDを受信するということを確証することが可能である。MBMS_Session_Start‐requestメッセージを使用することによって、システムはブロードキャストおよびマルチキャスト構成の両方を対処可能であるということが確証される。
MBMSサービスを提供するGGSNが複数ある場合、これらのGGSは、異なる共通TEID‐Uを使用するであろう。使用されるこの共通TEID‐UとIPマルチキャストアドレスとは、
a)GGSNにおける構成および/または
b)GGSN間の信号送信および/または
c)別々のネットワーク装置、例えばBM‐SC、におけるTEID割当て機能、および別々のネットワーク装置からGGSNへの信号送信
によって同期される。
SGSNまたはRNCにおいてすでに使用された共通TEID‐Uを有するセッション開始要求をSGSNまたはRNCが受信する場合、新しいTEID‐Uを割り当てて、それを、提案共通TEID‐Uではなく、セッション開始応答で返すことによって、ノードはRel‐6MBMSユーザプレーンへフォールバックするであろう。
対立するTEID‐Uおよび後続のRel‐6MBMSユーザプレーンへのフォールバックを完全に回避するために、TEID‐Uスペースの次元が使用可能である。これは、例えば、TEID‐Uにおける32個のビットのうちの1つを指示MBMSに割り当てることによる場合がある。そのビットは、したがって、GGSNが割り当てた共通TEID‐Uに常に設定され、SGSNまたはRNCの内部に割り当てられたTEID‐Uには設定されないであろう。
SGSNが、RNCが提案IPマルチキャストアドレスと提案共通TEID‐Uとを受け入れたかどうかについてGGSNに通知し、「バックボーン分配に対するIPマルチキャストアドレス」と、特定のMBMSサービス(RANAPにおけるインパクト/新しいIE)に対するMBMSペイロード受信に使用するための共通TEID‐UとについてRNCに通知するという追加とともに、この方法はOTS(TR23.873において説明されるような、ユーザプレーン通信(すなわちペイロード)がGGSNとRNCとの間で直接通信される、One Tunnel Solution:1トンネル解決手段)に対して等しく有効である、ということが留意されるべきである。次に、GGSNからペイロードを受信するために、RNCは、バックボーンへIGMPメッセージ(IPv4)またはMLDメッセージ(IPv6)を送信しなければならない。また、この場合、SGSNは、RNC IPアドレスおよびIPマルチキャストを受け入れない全RNCに対するRNC TEIDのリストをGGSNに提供しなければならない。
MBMSマルチキャストモードとMBMSブロードキャストモードとの間の違いだけが、分配ツリーおよび特にGGSNの「ダウンストリームノードのリスト」がどのように構成されるかにある、ということがさらに留意されるべきである。MBMSブロードキャストモードでは、リストはBM‐SCから受信される。MBMSマルチキャストモードでは、それは、SGSNから受信されるMBMS_Registration‐requestによって構成され、モバイル(MS)はマルチキャストセッション参加を待機している。
ホームGGSNが訪問GGSN(xGGSNすなわちGGSNプロキシ)をSGSN(GGSNプロキシ方法を用いるOTSについて)として扱うため、この解決手段はローミングOTSにもはたらくであろう、ということも留意されるべきである。xGGSNが、それ自身のバックボーンにおいてIPマルチキャストを開始するのである。つまり、GGSNプロキシは、外部ネットワークを通したマルチキャスト搬送を使用しないことを選択可能であり(すなわちGRX)、したがってGGSNプロキシはそれ自身のIPアドレスおよびTEIDを返し、従来のMBMS GTP‐Uユニキャストトンネルを通してMBMSペイロードを得る。セキュリティ、技術的およびチャージの問題のため、異なるオペレータのネットワークドメイン間のマルチキャストは回避されるべきである。訪問アンカがGGSNプロキシの役割を担う、次の世代の3GPP移動コアネットワーク仕様a.k.a.SAEに対して、上述のローミング方法はこのようにはたらくことが可能である。ローミングのためにはたらくことが可能な別の方法は、ホームPLMNからユニキャストを受信して、訪問PLMN内でマルチキャストを送信するようにふるまうPLMNがGRXネットワークへの境界にエッジルータを有する場合。第3の方法は、SSM、ソースルートマルチキャストプロトコル(Source routed multicast protocol)を用いることで、PLMN間でさえIPマルチキャスト搬送を使用することが容認可能である、ということである場合がある。
<MBMSベアラコンテキスト>
GGSNはは、MBMSサービスに対するMBMS_Bearer_Contextを維持する。提案方法で、GGSNは、1つのサービスに対する全ダウンストリームノードについて1つの共通MBMS_Bearer_Contextを維持するであろう。
一例として、SGSN2、3および4がIPマルチキャスト分配ツリーに属することを受け入れられた、サービス001に対するMBMS_Bearer_Contextが、以下のようであってもよい(SGSN1はIPマルチキャスト分配に属することを拒否しており、GGSNはSGSN1に対して個々にパケットをコピーしなければならない、ということに留意されたい)。
MBMS_Bearer_Context_001
APN=MBMS_APN_01

List_of_Downstream_Nodes{
SGSN1
IP-address 192.168.100.10 TEID-U 10
SGSN2,SGSN3,SGSN4
Multicast-address 239.192.200.21 TEID-U 11
}
GGSNは、SGSNおよびMBMS_Bearer_Contextごとに1つのTEID‐Cを有するであろう(OTSについてはSGSNおよびMBMS_Bearer_Contextごとに1つのTEID‐C)。GGSNは、(GGSNが提案する)IPマルチキャストを受け入れる全ダウンストリームノードに対してMBMS_Bearer_Contextごとの1つの共通TEID‐Uを有する。GGSNは、ユニキャストSGSN/RNCおよびMBMS_Bearer_Contextごとに1つのTEID‐Uを有する。
RFC4607およびRFC4604によるソース固有マルチキャスト(SSM:Source Specific Multicast)がIPマルチキャスト分配に使用され、GGSNからRNCへの直接トンネリング(1トンネル)が使用される場合の別の例は、MBMS_Bearer_Contextは以下のようであってもよい。
MBMS_Bearer_Context_001
APN=MBMS_APN_01

List_of_Downstream_Nodes{
SGSN1
IP-address 192.168.100.10 TEID-U 10
SGSN2,SGSN4,RNC31,RNC32,RNC33
Multicast-address 232.192.200.21 TEID-U 11
Address-to-multicast-Source 192.168.111.21
}
<エラー処理>
SGSNまたはRNCが再開あるいは故障すると、故障ノードがアクティブGTP‐Uトンネルを有さないダウンリンクペイロードパケットを受信するときに、GGSNはエラー表示を受信する。IPマルチキャストが使用される場合、GGSNは、エラー表示の分野からは、どのSGSN(またはRNC)からメッセージが発せられたかわからないであろう。
しかしながら、ほとんどの場合で、SGSN(またはRNC)がMBMSペイロードを受信することを拒否する場合、これは再開または主要な不具合のためであろう、なぜ故障PDPコンテキストが故障ノードを識別するのであろうか。
SGSN(またはOTSについてはRNC)が、すでにIGMPメッセージ(IPv4)またはMLDメッセージ(IPv6)をIPマルチキャストバックボーンへ送信したにもかかわらず、普通PDPコンテキストペイロードを受け入れるが、何らかの理由でIPマルチキャストを介して受信されたMBMSペイロードを受け入れない場合にのみ、一意の問題が発生するであろう。この場合は、以下の2つの改善法が十分な解決手段を形成するためには、十分にまれであろう。
ブロードキャストの場合の改善法:未識別エラー表示を受信すると、GGSNは、ダウンストリームノードのそのリストにおける全SGSN/RNCへMBMS_Session_Start‐requestを再送する。アクティブSGSNは肯定応答を単純に返し、さらなる行動なく、メッセージを受け入れるであろう。故障SGSNは応答せず、MBMS_Bearer_Contextに対するGGSNの「ダウンストリームノードのリスト(List of Downstream Nodes)」から除外されるであろう。
マルチキャストの場合の改善法:MBMS_Session_Start‐requestの再送は許可されない。故障SGSNに関する全MBMS_UE_ContextおよびこのMBMS_Bearer_Contextは削除されるであろう。しかしながら、これは可能ではないであろう、MBMS_Bearer_Contextが非アクティブ化するまでなぜこれらのMBMS_UE_Contextはハンギングしたままであろうか。
上の改善法が何らかの理由で容認されないならば、GGSNは、エラー表示を含むIPデータグラムのヘッダを調査しなければならないであろう。このヘッダは、エラー表示を送信したSGSNのユニキャストIPアドレスを含む。
故障SGSN/RNCがバックボーンマルチキャストネットワークへIGMPリーブを送信するであろう、ということが留意されるべきである。故障ノードがIGMPリーブを送信する場合、または何か他のやり方で、故障ノードはマルチキャストダウンリンクメッセージの受信を望まないとIPマルチキャストバックボーンに信号送信する場合、たとえ故障ノードがGGSN「ダウンストリームノードのリスト」から除外されても、GGSNは反復エラー表示を受信しないであろう。
マルチキャストセッションのリスナーがまだいるかどうかをチェックするためのIGMP周期的「クエリ要求/クエリ応答」機構が、IPバックボーンにおけるMBMSマルチキャスト搬送のペイロードの配信を結果的にスイッチオフするであろう。
オペレータがMBMSにGGSNを使用する場合、各GGSNはそれ自身の分配ツリーを形成する。これは、今日すでに機能するものとは異なる。違いは、分配ツリーの全体または部分が今や搬送にIPマルチキャストを使用するであろうということである。
MBMSに使用されるGGSN間でIPマルチキャストアドレスが同期される、ということが効果的である。また、共通TEID‐Uが効果的に同期される。この同期には色々な代替解決手段が使用可能である。
・構成(色々なGGSNにおける色々な範囲を構成する)
・GGSN間の信号送信(対立するアドレスおよびTEID‐Uを回避するための)
・BM‐SCにおける同期機能、および同期のためのGGSNとBM‐SC間への信号送信
上述のMBMS解決手段は、ソフトウェアにおける命令組として多くのインフラストラクチャノードに実装される。図5は、概略ブロック図で、(例えばサポートノードのような)本発明によるインフラストラクチャノード(GGSN、SGSN、またはRNC)を説明し、処理ユニット501が通信データと通信制御情報とを処理する。インフラストラクチャノード500は、揮発性(例えばRAM)502および/または不揮発性メモリ(例えばハードディスクまたはフラッシュディスク)503と、インターフェースユニット504とをさらに備える。インフラストラクチャノード500は、ダウンストリーム通信ユニット505と、アップストリーム通信ユニット506とをさらに含んでもよく、各々はそれぞれの接続インターフェースを有する。インフラストラクチャノードにおける全ユニットは、処理ユニット501を通して直接または非直接に互いに通信可能である。ネットワークに添付される移動ユニットへおよびから通信を処理するソフトウェアは、少なくとも部分的にこのノードで実行され、このノードに格納されること場合もある。しかしながらソフトウェアは、ノードの開始の際に、または後の段階、例えばサービスインターバルで、動的にロードされる場合もある。ソフトウェアは、コンピュータプログラムプロダクトとして実施可能であり、例えば例えばディスケット、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタルビデオディスク)、フラッシュまたは同様のリムーバブルメモリ媒体(例えばコンパクトフラッシュ、SDセキュアデジタル、メモリスティック、ミニSD、MMCマルチメディアカード、スマートメディア、トランスフラッシュ、XD)、HD‐DVD(高解像度DVD)、またはブルーレイDVD、USB(ユニバーサルシリアルバス)ベースのリムーバブルメモリ媒体、磁気テープ媒体、光格納媒体、光磁気媒体、バブルメモリのようなリムーバブルコンピュータ読出し可能媒体に分配および/または格納可能であり、またはネットワーク(例えばイーサネット、ATM、ISDN、PSTN、X.25、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、またはGGSNへデータパケット搬送可能な同様のネットワーク)を介して伝搬信号として分配可能である。
図6は、本発明によるデータパケット600を概略的に示す。データパケット600は、IPマルチキャストアドレスを有するヘッダ601と、GTPTEID602とを備える。この中には、MBMSマルチキャストアドレス603が位置し、最後にメディアコンテンツデータを有するペイロード604がある。
この発明の効果は、GGSNとSGSNとの間の効率的なバックボーン分配がMBMSサービスに使用可能である、ということである。この方法なくては、GGSNは、Gnインターフェースへ、MBMSパケットをコピーすることから、重くダウンロードされる場合がある。
さらに、この発明にカバーされる解決手段は、GSMまたはUMTSネットワークにおけるパケット交換ドメインに焦点を当てる。しかしながらこの解決手段は、トンネリングが適用される場合のように、2つのIPレイヤ、1つのアプリケーションIPレベルおよび1つの送信IPレベルを有するネットワークへ一般的に適用可能である。一般に、この考えは、例えばGTP、L2TP、IPSec、および移動IPにおいて、トンネリングが使用されるときならいつでも適用可能である。また、例えばATMのような、マルチキャスト送信を支援する別の技術にトランスポートレイヤが基づく場合に、この機構は適用可能である。
さらに、同一の機構が適用して、例えばポイントツーマルチポイントストリーミング(RTSP)または対話型マルチメディアサービス(SIP)のようなアプリケーション用マルチキャストトランスポートグループを作成することが可能である、ということが理解されるべきである。
3GPP内のMBMSの基準における変化:TS23.246(参照することにより、ここに組み入れるものとする)に関連して、本発明をさらに詳細に議論することにする。
UTRAN/GERANは、指定MBMSサービスエリアへMBMSデータを効果的に配信する責任を担う。マルチキャストモードでのMBMSデータの効果的配信には、例えばMBMS送信の前および間におけるセル内のユーザの数を使用して適当な無線ベアラを選択可能であるということなど、UTRAN/GERANにおける機構が必要な場合がある。MBMS送信は断続的に開始および終了可能である。UTRAN/GERANは、コアネットワークによってMBMS送信の開始および終了をサポートするであろう。さらに、UTRAN/GERANは、多くのUEが共有するIuベアラを通してコアネットワークからMBMSデータを受信可能であろう。UTRANは、IPマルチキャストを通したコアネットワークからのMBMSデータの受信をサポートする場合もある。UTRAN/GERANは、MBMS受信機のイントラRNC/BSCおよびインターRNC/BSCモビリティの両方をサポートするであろう。モビリティは、制約されたデータロスを引き起こすと予測される。したがって、MBMSユーザサービスは、UEモビリティが引き起こす潜在的データロスを対処可能であるべきである。UTRAN/GERANは、MBMSユーザサービスアナウンス、ページング情報(非MBMS固有)を送信可能であり、MBMSと並行して他のサービスをサポート可能であろう(例えば、端末能力に依存して、MBMSビデオコンテンツを受信する間に、ユーザはコールを発信または受信可能であり、またはメッセージを送信および受信可能である)。
<SGSN>
MBMSアーキテクチャ内のSGSNの役割は、MBMSベアラサービス制御機能を行うことと、UTRAN/GERANへMBMS送信を提供することである。MBMSマルチキャストの場合、MBMSベアラサービス制御機能が個々のUEごとに行われる。MBMSブロードキャストモードの場合、制御機能はUEに独立に行われる。IPマルチキャストがMBMS送信に使用されると、3G、すなわちGGSNからRNCへ送信されるMBMSデータの場合において、SGSNはバイパスされる場合がある。SGSNは、イントラ」SGSNおよびインターSGSNモビリティ手続に対するサポートを提供するであろう。特にこれには、SGSNがアクティブ化マルチキャストMBMSベアラサービスごとにユーザ固有MBMS UEコンテンツを格納し、このコンテンツをインターSGSNモビリティ手続の間に新しいSGNSへ渡すことが必要である。SGSNは、そのMBMSサポートをUEへ示すことが可能であり、UEと同期も可能であろう。UEのMBMS UEコンテンツはなおもアクティブである。SGSNはユーザごとにチャージングデータを生成可能であろう。SGSNは、MBMSベアラサービスまたはMBMSユーザサービスに対するオンラインチャージングを行わない(これはBM‐SCにおいて処理される)。SGSNは、GGSNからセッション開始を受信すると、多くのユーザが共有するIuおよびGnベアラを確立可能であろう。同様に、SGSNは、GGSNからの命令のうえでこのベアラを破棄(tear down)可能である
<GGSN>
MBMSアーキテクチャ内のGGSN役割は、MBMSデータとしてのIPマルチキャストに対するエントリーポイントとしてはたらくことである。BM‐SCからの通知のうえで、GGSNは、マルチキャストMBMS送信に対するベアラプレーンの確立を要求可能であろう。さらにBM‐SC通知のうえで、GGSNは確立ベアラプレーンを破棄可能であろう。マルチキャストサービスに対するベアラプレーン確立が、特定のマルチキャストMBMSベアラサービスに対する送信を受信するように要求されたSGSNおよび/またはRNCに向けて実行される。ブロードキャストサービスについては、アップストリームノードから、特にGGSNにおいてはBM‐SCから受信される「ダウンストリームノードのリスト」に含まれるSGSNおよび/またはRNCに向けて、ベアラプレーン確立は実行される。最適化ベアラプレーンについては、IPマルチキャスト搬送がコアネットワーク内で使用可能である。すると、GGSNとSGSNとの間に、および/または直接GGSNとRNCとの間に、ベアラプレーンが確立される。GGSNはMBMS固有IPマルチキャストトラフィックを受信し、このデータを、MBMSベアラサービスの一部としてセットアップされた適当なGTPトンネルにルーティング可能であろう。MBMSに限定されない、MBMSベアラサービスをサポートする特徴を提供することも、GGSNは可能である。例としては、
‐メッセージスクリーニング(MBMSソースがPLMNの内部にある場合には必要なし)
‐チャージングデータ収集
‐フローベースのチャージング
<MBMSベアラコンテキスト>
MBMSベアラコンテキストは、RANにおいてMBMSサービスコンテキストと呼ばれるものであるが、特定のMBMSベアラサービスを説明する全情報を含み、MBMSデータの配信に関する各ノードにおいて作成される。MBMSマルチキャストモードについては、第1のMBMS UEコンテキストがノードにおいて作成されると、またはダウンストリームノードがそれを要求すると、MBMSベアラコンテキストがSGSNおよびGGSNにおいて作成される。MBMSブロードキャストモードについては、MBMSセッション開始メッセージがアップストリームノードから受信されると、MBMSベアラコンテキストがSGSNおよびGGSNにおいて作成される。MBMSベアラコンテキストがBM‐SCプロキシ搬送機能において静的に構成される。これがどのように行われるかは、本明細書の範囲外である。第1のMBMS UEコンテキストがBSC/SRNCにおいて作成されると、MBMSベアラコンテキストはIuモードBSCにおいて、およびSRNCにおいて作成される。MBMSセッション開始手続は、MBMSベアラコンテキストを未だ有さないBSC/RNCにおいてMBMSベアラコンテキストを作成可能である。
MBMSベアラコンテキストは、ひとたび作成されると、対応するMBMSベアラサービスのベアラプレーン資源ステータスを反映する2つの状態のうち1つとなり得る。
‐「アクティブ(active)」は、MBMSデータの転送のためにベアラプレーン資源がネットワークにおいて必要とされるMBMSベアラコンテキストの状態を反映する。この状態は、対応するMBMSセッションが進行中である限り維持される。
‐「スタンバイ(stanby)」は、MBMSデータの転送のためにベアラプレーン資源がネットワークにおいて必要とされないMBMSベアラコンテキストの状態を反映する。この状態は、対応するMBMSセッションが進行中でない限り維持される。
<サービス品質>
ネットワークにとって、マルチキャストおよびブロードキャストMBMSベアラサービスのセッションに対するサービス品質パラメータを制御するということが可能であろう。TS23.107に説明されるUMTSベアラサービスに関する全QoS属性がMBMSベアラサービスに適用可能である。ポイントツーポイントベアラサービスと比較すると、以下の限定が存在する。
‐トラフィッククラスについて、バックグラウンドおよびストリーミングクラスのみがサポートされるであろう。
‐SDUエラー率について、より高い値のみがサポートされる、すなわちより高い数の損失または崩壊SDUを説明する値(バックグラウンドおよびストリーミングクラスに対する実際の値は10−2および10−1である。)。
‐最大ビットレートについては、TS22.246に記載の値を参照。
‐ストリーミングトラフィッククラスの保証ビットレートについて:他のサービスによる無線資源使用に依存して、MBMSサービスエリアのいくつかのセルは、MBMSセッションに使用可能な十分な資源を有さない場合がある。RANは、必要な資源が使用不可能であるセルにおいてRBを確立しないと決める場合がある。1または2以上のセルが無線ベアラを確立するに十分な資源を有さずとも、RANはMBMSセッション開始要求メッセージを拒否しない。
バックグラウンドクラスのMBMSベアラサービスは、メッセージングまたはダウンロードのようなMBMSユーザサービスの搬送に最も適している。バッファリング、スキーム成形およびパケットドロッピングは、使用可能な資源に適応するトラフィックフローに適用可能であり、ネットワーク条件を変化させる。通常、コンテンツは全体で受信され、ユーザがアクセス可能となる前にUEに格納されているはずであるため、全転送時間はバックグラウンドクラスベアラサービスにとっては重大なものではない。
ストリーミングクラスのMBMSベアラサービスは、ストリーミングのようなMBMSユーザサービスに搬送に最も適している。ポイントツーポイントベアラサービスについて、ネットワークは、可能な限りストリーミングクラスベアラサービスのパケット転送遅延(および遅延ジッタ)を最小化するであろう。パケットドロッピングは、使用可能な資源に適応されるトラフィックフローに適用される好ましいトラフィック調節行動であろう。
MBMSに対するバックグラウンドおよびストリーミングクラス間の原則差異は、ストリーミングの場合の保証ビットレートのサポートである。RANが必要なQoSを提供できない場合、UEへ表示が提供されない。結果として、いくつかのUEは、MBMSセッションまたはその部分を受信しない場合がある。バックグラウンドクラスについて、RANは、輻輳状況だが潜在的に高いパケットロスレートではデータを分配することを続行しない場合があり、したがってMBMSユーザサービスは、高パケットロスを対処するために、データ内に十分な冗長を提供しなければならないであろう。しかしながら、通常はバックグラウンドクラスのMBMSベアラサービスを使用するであろうMBMSユーザサービスは、MBMSユーザサービスが高パケットロスを対処できない場合には、ストリーミングクラスMBMSベアラサービスを使用することを決定可能である。
MBMSベアラサービスの割当ておよび保持優先順位は、MBMSベアラサービス間の、およびMBMSベアラサービスと非MBMSベアラサービスとの間の優先順位付けを可能とする。
MBMSベアラサービスは、並行して多くのUEへデータを転送し、無線レベル上のフィードバックチャネルの欠如のため、低SDUエラー率は達成が困難である。得られるパケットエラー率がMBMSユーザサービスに適当でない場合、またはデータロスの防止が必要とされる場合、MBMSユーザサービスは、ポイントツーポイントPDPコンテキストを通してMBMSデータの再送信を実行可能である。
<MBMS QoS分配ツリー>
MBMSデータは、多くのBSC/RNCと多くのSGSNと1または2以上のGGSNとを通過するMBMS分配ツリーを通して複数のユーザへ分配されるであろう。さらに、いくつかのベアラ資源が、資源を節約するために、同一のMBMSベアラサービスにアクセスする多くのユーザ間で共有可能である。結果として、MBMS分配ツリーの各枝は、効果的には同一のQoSで確立される。MBMS分配ツリーは、効果的にはその全ての枝に同一のQoSを有する。MBMS分配ツリーの枝が作成された場合、別の枝にとって、(例えば、枝の削除および新しい枝の追加で、新しいUEの到着またはUEの位置の変化のため)すでに確立された枝のQoSに衝突することは適当ではない。
ネットワークエレメント間(例えばRNCとSGSNとの間)にQoS(再)ネゴシエーションはない。これは、接続されたネットワークノードがQoS要求を受け入れられない場合にはいくつかの枝が確立されない場合がある、ということを示す。
<一時的モバイルグループアイデンティティ>
一時的モバイルグループアイデンティティ(TMGI:Temporary Mobile Group Identity)がMBMS通知目的で使用される。BMSCは、MBMSベアラサービスごとに、グローバルに一意のTMGIを割り当てる。TMGIの構造は、TS23.003(参照することにより、ここに組み入れるものとする)において定められる。マルチキャストMBMSベアラサービスについては、TMGIはMBMSマルチキャストサービスアクティブ化手続を介してUEへ送信される。ブロードキャストサービスについては、TMGIはサービスアナウンスを介して得ることができる。TMGIは無線資源効率的MBMSベアラサービス識別であり、IPマルチキャストアドレスとAPNとからなるMBMSベアラサービス識別と均等のものである。
<IPマルチキャスト分配>
GGSNにおいて、それは、構成により、バックボーンネットワークにおいてIPマルチキャストを用いることで、MBMSペイロードのあり得る可能な分布であろう。IPマルチキャスト分配が、GGSNからダウンストリームノードへ(GGSNからSGSNへ、またはGGSNから直接RNCへ)行われる。ソース固有マルチキャスト(SSM:Source Specific Multicast)サービスモデルが、RFC4607およびRFC4604に指定されるように、ノードおよびルータによって使用されるであろう。レガシーポイントツーポイント分配へのフォールバックが、IPマルチキャスト分配をサポートしないノードに対して行われる。
GGSNは、共通TEID‐Uとして、分配ためのIPマルチキャストアドレスと、ソースアドレスとを選択する。分配のための提案IPマルチキャストおよびソースアドレスと共通TEID‐Uは、セッション開始におけるダウンストリームSGSNへGGSNによって示される。SGSNは、提案IPマルチキャスト分配を受け入れるかまたは拒否することが可能であり、これをMBMSセッション開始応答で示すことが可能である。受け入れられると、ベアラサービスマルチキャスト分配に参加するため、SGSNはチャネル(IPマルチキャストおよびソースアドレス)をバックボーンへ報告し、GGSNはIPマルチキャスト分配を用いてベアラサービスユーザデータグラムをバックボーン上に送るであろう。SGSNがIPマルチキャスト分配を受け入れない場合、GGSNは、当のSGSNへのユニキャスト分配へフォールバックするであろう。
分配のための提案IPマルチキャストおよびソースアドレスと共通TEID‐Uは、さらに、セッション開始におけるダウンストリームRNC(およびIuモードのBSC)へSGSNによって示される。RNCは、SGSNへのMBMSセッション開始応答で提案IPマルチキャスト分配を受け入れる、または拒否することが可能である。受け入れられると、RNCは、ベアラサービスマルチキャスト分配に参加するため、チャネル(IPマルチキャストおよびソースアドレス)をバックボーンに報告するであろう。全ダウンストリームRANノードがIPマルチキャスト分配を受け入れ、GbモードのBSCがダウンストリーム分配ツリーに存在しない場合、SGSNは、バックボーンへチャネルを報告する必要がない。
ダウンストリームノードは、セッション開始応答で、IPマルチキャスト分配が受け入れられるかどうかを示すであろう。この表示が欠損する場合、アップストリームノードは、ダウンストリームノードを、IPマルチキャスト分配を受け入れていないものとして扱い、ユニキャスト分配を使用するであろう。GGSNは、RFC4607によるMBMS分配に使用されるIPマルチキャストアドレスを割り当てるであろう。いくつかのGGSNがMBMSペイロード分配に使用されると、使用されるIPマルチキャストアドレスおよび共通TEIDは構成によって調整されるであろう。GGSNが割り当てる共通TEIDとSGSNおよびRNCが割り当てるTEIDとの間のクラッシュを回避するGTP‐Uにおける機構があろう。
<MBMSセッション開始手続>
BM‐SCは、データ送信準備ができると、MBMSセッション開始手続を開始する。これは、MBMSデータの転送のために、ネットワークにおける全部の必要なベアラ資源をアクティブ化し、送信の緊急開始の関与UEを通知する要求である。この手続を通して、QoS、MBMSサービスエリア、推定セッション期間、MBMSデータ転送時間のようなMBMSセッション属性が、対応するMBMSベアラサービスに対して事前に登録されたGGSNおよびSGSNへ、および登録SGSNに接続される全BSC/RNCへ提供される。加えて、手続は、全登録GGSNおよび全登録SGSNに、およびセッション開始要求メッセージに応答するBSC/RNCにベアラプレーンを割り当てる。セッション開始要求メッセージを送信した後、MBMSデータを送信する前に、BM‐SCは構成可能遅延(MBMSデータ転送時間)を待機する。この遅延は、BM‐SC以外のエンティティにおいてMBMSデータのバッファリングを回避するに十分長くあるべきである。すなわちこの遅延は、BM‐SCがMBMSデータを送信する前にMBMSデータ転送を可能とするに必要な全手続をネットワークが行うことを可能とするものであるべきである。例えば、UEの通知と無線ベアラ確立は、MBMSデータがRANに到着する前に行われるべきである。遅延は数秒または数十秒の領域にあってもよい。BM‐SCにとって、2Gおよび3GのMBMSベアラサービスにそれぞれ異なる遅延を構成可能であることが有用である場合がある。
マルチキャストMBMSベアラサービスについては、SGSNおよびGGSNの登録は、MBMSマルチキャストサービスアクティブ化手続、インターSGSNルーティングエリア更新手続、インターSGSNサービングRNS再配置手続によって開始され、MBMS登録手続によって行われる。ハンドオーバのためにも、インター無線アクセス技術(IRAT:Inter Radio Access Technology)PSハンドオーバについて、登録に関連して言及すべきである。ブロードキャストMBMSベアラサービスについては、BM‐SCおよびGGSNのダウンストリームノードのリストは以下のように達成される。
‐GGSNに対するダウンストリームノードのリストは、セッション開始要求でBM‐SCからGGSNへ送信されるであろう。
通常、BM‐SCに対する「ダウンストリームノードのリスト」に含まれるGGSNは、デフォルトGGSN(耐性(resilience)のためには2つ)である。
ステップ番号を示しつつ、全体的セッション開始手続を図7に提示する。
701.BM‐SCセッションおよび送信機能はセッション開始要求メッセージを送信し、差し迫った送信開始を示し、セッション属性(TMGI、QoS、MBMSサービスエリア、セッション識別子、推定セッション期間、ブロードキャスト/マルチキャスト、GGSNに対するダウンストリームノードのリスト(ブロードキャストのみ)、MBMSデータ転送時間、……)と2G/3Gインジケータとを提供する。メッセージがBM‐SCプロキシおよび搬送機能へ送信され、次にBM‐SCプロキシおよび搬送機能は、対応するMBMSベアラコンテキストの「ダウンストリームノードのリスト」パラメータに載っているGGSNへメッセージを転送する。BM‐SCプロキシおよび搬送機能は、そのMBMSベアラコンテキストの状態属性を「アクティブ」に設定する。ブロードキャストMBMSベアラサービスについて、GGSNがMBMSベアラコンテキストを作成する。GGSNは、セッション属性とダウンストリームノードのリストとをMBMSベアラコンテキストに格納し、そのMBMSベアラコンテキストの状態属性を「アクティブ」に設定し、MB‐SCへセッション開始応答メッセージを送信する。それをBM‐SCセッションおよび搬送機能へ転送するプロキシおよび搬送機能。BM‐SCプロキシおよび搬送機能は、チャージングの目的で、BM‐SCメンバーシップ機能へセッション開始要求をコピーする。
702.GGSNは、セッション属性(TMGI、QoS、MBMSサービスエリア、セッション識別子、推定セッション期間、ブロードキャスト/マルチキャスト、MBMSデータ転送時間、バックボーン分配のためのIPマルチキャストおよびソースアドレス、共通TEID‐U、……)と2G/3Gインジケータとを含むMBMSセッション開始要求メッセージを、対応するMBMSベアラコンテキストの「ダウンストリームノードのリスト」パラメータに載っているSGSNへ送信する。ブロードキャストMBMSベアラサービスについて、SGSNがMBMSベアラコンテキストを作成する。SGSNは、セッション属性と2G/3GインジケータとをMBMSベアラコンテキストに格納し、そのMBMSベアラコンテキストの状態属性を「アクティブ」に設定する。SGSNがセッション開始とバックボーン分配のための提案IPマルチキャストおよびソースアドレス(と提案共通TEID‐U)とを受け入れる場合、SGSNは、IPマルチキャスト分配が受け入れられるという表示を含めて、MBMSセッション開始応答メッセージをGGSNへ送信し、「バックボーン分配のためのIPマルチキャストおよびソースアドレス」のマルチキャストアドレス部にユーザプレーンIEのためのSGSNアドレスを設定し、GGSNがMBMSデータ転送に使用するであろうベアラプレーンのためのTEIDを、GGSNから受信される「共通TEID‐U」に設定する。SGSNがバックボーン分配のための提案IPマルチキャストおよびソースアドレス(または提案共通TEID‐U)を受け入れない場合、SGSNは、これを、IPマルチキャスト分配が受け入れられないという表示を含む(または表示を除外する)ことで示し、ユーザトラフィックに対する普通ユニキャストSGSNアドレスと、SGSNが選択するTEID‐Uとを、MBMSセッション開始応答メッセージに含むであろう。MBMSベアラサービスについては、複数のMBMSセッション開始要求メッセージを受信するSGSNが、例えば第1のMBMSセッション開始要求メッセージに対して、1つのGGSNを有するただ1つのベアラプレーンを確立する。
703.SGSNは、セッション属性(TMGI、QoS、MBMSサービスエリア、セッション識別子、推定セッション期間、ブロードキャスト/マルチキャスト、MBMSデータ転送時間、RAのリスト、……)を含むMBMSセッション開始要求メッセージを、このSGSNに接続される各BSCおよび/または各RNCへ送信する。メッセージがIuモードのRNC/BSCへ送信されると、GGSNから受信される場合にはバックボーン分配のためのIPマルチキャストアドレスと共通TEID‐Uとがまた含まれるであろう。2G/3Gインジケータは、MBMSセッション開始要求メッセージがBSCのみへ、またはRNCのみへ、またはRNCとBSCとの両方へ送信されるかどうかを定めるために、SGSNによって使用されるであろう。ブロードキャストMBMSベアラサービスについて、BSC/RNCがMBMSサービスコンテキストを作成する。(Iuモードの)BSCおよび/またはRNCは、MBMSサービスコンテキストにセッション属性を格納し、そのMBMSサービスコンテキスト状態属性を「アクティブ」に設定し、MBMSセッション開始応答メッセージで応答する。RNC/IuモードBSCは、SGSNがMBMSデータの転送に使用するであろうIuベアラプレーンのためのMBMSセッション開始応答メッセージにTEIDを含む。RNCがセッション開始と、バックボーン分配のための提案IPマルチキャストアドレス(と提案共通TEID‐U)とを受け入れる場合、RNCは、IPマルチキャスト分配が受け入れられるという表示を含めて、MBMSセッション開始応答メッセージをSGSNへ送信する。RNCがバックボーン分配ための提案IPマルチキャストアドレス(または提案共通TEID‐U)を受け入れない場合、RNCは、これを、IPマルチキャスト分配が受け入れられないという表示を含める(または表示を除外する)ことで示し、IuベアラプレーンのためのTEID‐UをMBMSセッション開始応答メッセージに含めるであろう、MBMSサービスエリアにサービスしないGbモードのBSCはセッション属性を格納する必要がない。複数のMBMSセッション開始要求メッセージを受信するBSC/RNCが、1つのSGNSを有するただ1つのベアラプレーンを確立する。
703a.RNCがIPマルチキャスト分配を受け入れる場合、RNCはバックボーンにおけるマルチキャストグロープに参加する。それは、RFC3376、RFC3810およびRFC4604でセットアップされる手続で参加するであろう。
703b.少なくとも1つのRNCがIPマルチキャスト分配を受け入れない場合、またはGbモードのBSCがある場合、SGSNはIPバックボーンにおけるマルチキャストグループに参加する。それは、RFC3376、RFC3810およびRFC4604でセットアップされる手続きで参加するであろう。
704.BSC/RNCは、関与UEへのMBMSデータの転送に必要な無線資源を確立する。RAN資源セットアップは、MBMSデータ転送時間パラメータにしたがって、スケジューリング可能である。
アップストリームノードは、通常、MBMSセッションに1度、MBMSセッション開始要求メッセージをダウンストリームノードへ提供するということが留意されるべきである。しかしながら、「複数コアネットワークノードへのRANノードのイントラドメイン接続」のため、BSC/RNCがいくつかのSGSNからMBMSセッション開始要求メッセージを受信する場合がある。
<MBMSセッションストップ手続>
BM‐SCセッションおよび送信機能は、MBMSセッションが終了すべきと見なすと、MBMSセッション終了手続を開始する。ネットワークにおけるベアラプレーン資源の解放を正当化するに十分長い時間、送信されることを期待されるMBMSデータがもうない場合、セッションは典型的に終了される。手続は、対応するMBMSベアラサービスに登録される全SGSNおよびGGSNへ、およびSGSNを有する確立Iuベアラプレーンを有するBSC/RNCへ伝搬される。
全体的MBMSセッション終了手続を図8に提示する。
801.BM‐SCセッションおよび送信機能は、BM‐SCプロキシおよび搬送機能へセッション終了要求メッセージを送信し、BM‐SCプロキシおよび搬送機能は、それを、影響を受けるMBMSベアラコンテキストの「ダウンストリームノードのリスト」パラメータに載っている全GGSNへ転送し、MBMSセッションが終了してベアラプレーン資源が解放可能であるということを示す。BM‐SCプロキシおよび搬送機能は、そのMBMSベアラコンテキストの状態属性を「スタンバイ」に設定する。GGSNは、BM‐SCプロキシおよび搬送機能へセッション終了応答メッセージを送信し、BM‐SCプロキシおよび搬送機能は、それをBM‐SCセッションおよび送信機能へ転送する。BM‐SCプロキシおよび搬送機能は、チャージングの目的で、BM‐SCメンバーシップ機能へセッション終了要求をコピーする。
802.GGSNは、GGSNで確立されるベアラプレーンを有する全SGSNへMBMSセッション終了要求メッセージを送信し、これらのSGSNに向かう対応のベアラプレーン資源を解放し、そのMBMSベアラコンテキストの状態属性を「スタンバイ」に設定する。ブロードキャストMBMSベアラサービスの場合、GGSNはMBMSベアラコンテキストを解放する。
802a.SGSNがIPマルチキャスト分配を使用している場合、それは特定のMBMSベアラサービスのIPバックボーンからの受信を不可能にする。それは、RFC3376、RFC3810およびRFC4604でセットアップされる手続を使用するであろう。
803.SGSNは、影響を受けるMBMSベアラサービスに対してGGSNからMBMSデータを受信していたTEIDおよびベアラプレーン資源を解放し、SGSNで確立されるベアラプレーンを有する全BSC/RNCへMBMSセッション終了要求メッセージを送信する。ブロードキャストMBMSベアラサービスの場合、SGSNはMBMSベアラコンテキストを解放する。
803a.RNC/BSCがIPマルチキャスト分配を使用している場合、それは特定のMBMSベアラサービスのIPバックボーンからの受信を不可能とする。それは、RFC3376、RFC3810およびRFC4604でセットアップされる手続を使用するであろう。
804.RNCは、影響を受ける無線およびIu資源を解放し、BSCは、影響を受ける無線資源を解放する。ブロードキャストMBMSベアラサービスの場合、BSC/RNCはMBMSサービスコンテキストを解放する。アクティブなMBMSコンテキストがBSCにないとしても、GbモードのBSCがSGSNへ肯定応答を送信するであろう。
<MBMS登録抹消手続>
<共通MBMS登録抹消手続>
MBMS登録抹消とは、ダウンストリームノードが特定のMBMSベアラサービスに対する信号送信、セッション属性およびデータをもはや受信する必要がなく、したがって対応する分配ツリーからの削除を望むということをアップストリームノードに通知する手続である。MBMS登録抹消手続は、
‐特定のMBMSベアラサービスに対する最後のMBMS UEコンテキストがノードから消去され、対応するMBMSベアラコンテキストにおける「ダウンストリームノードのリスト」パラメータが空である場合に、SGSNまたはGGSNによって
‐「ダウンストリームノードのリスト」に登録される最後のノードが、対応するMBMS UEコンテキストがないMBMSベアラサービスから登録抹消する場合に、SGSNまたはGGSNによって、または、
‐SGSNにおいて登録するDRNC(登録抹消RNC:De‐registering RNC)によって、それが関連MBMSサービスコンテキストを消去する場合に、
開始される。
登録抹消手続を図9に示す。
A.SGSNにおいて登録されるDRNCが、そのMBMSベアラサービスに関与するいずれのUEももはやホストしない場合、DRNCは、その親SGSNにMBMSベアラサービスからの登録抹消を要求する。実施オプションとして、例えばすぐ後にRNCが同一のMBMSベアラサービスを再度必要とする場合に不必要な信号送信を回避するため、DRNCは、これらの条件が満たされてすぐにMBMSベアラサービスから登録抹消はしないと決定してもよい。また、SGSNおよび/またはGGSNは、不必要な信号送信を回避するためにすぐには登録抹消しないと決定してもよく、すなわち、DRNCを登録抹消する前に、ある時間待機してもよい。
SGSNは、影響を受けるMBMSベアラコンテキストの「ダウンストリームノードのリスト」パラメータからRNCの識別子を削除し、MBMS登録抹消応答メッセージをRNCへ送信することによってオペレーションを確認する。IuベアラプレーンがこのMBMSベアラサービスのためにDRNCとSGSNとの間に確立されなかった場合、Iuベアラプレーンは解放される。RNCがIPマルチキャスト分配を使用している場合、それは特定のMBMSベアラサービスのIPバックボーンからの受信を不可能とするであろう。それは、RFC3376、RFC3810およびRFC4604に記載の手続を使用するであろう。
B.SGSNにおける特定のMBMSベアラコンテキストの「ダウンストリームノードのリスト」が空になり、そのMBMSベアラコンテキストにリンクされるMBMS UEコンテキストをSGSNが有しない場合、SGSNは、MBMSベアラコンテキストに関連するそのアップストリームGGSNへMBMS登録抹消要求(IPマルチキャストアドレス、APN)メッセージを送信する。
GGSNは、影響を受けるMBMSベアラコンテキストの「ダウンストリームのリスト」パラメータからSGSNの識別子を削除し、SGSNへMBMS登録抹消応答メッセージを送信することによってオペレーションを確認する。ベアラプレーンがこのMBMSベアラサービスのためにSGSNとGGSNとの間に確立された場合、ベアラプレーンは解放される。SGSNがIPマルチキャスト分配を使用している場合、それは特定のMBMSベアラサービスのIPバックボーンからの受信を不可能にするであろう。それは、RFC3376、RFC3810およびRFC4604に記載の手続を使用するであろう。
C.GGSNにおける特定のMBMSベアラコンテキストの「ダウンストリームのリスト」が空になり、そのMBMSベアラコンテキストにリンクするMBMS UEコンテキストをGGSNが有さない場合、GGSNは、BM‐SCへ登録抹消要求(IPマルチキャストアドレス、APN)メッセージを送信する。プロキシおよび搬送機能、ベアラプレーンがこのMBMSベアラサービスに対するGiを通して確立された場合、ベアラプレーンは解放される。
BM‐SCは、影響を受けるMBMSベアラコンテキストの「ダウンストリームノードのリスト」パラメータからGGSNの識別子を削除し、GGSNへ登録抹消応答メッセージを送信することによってオペレーションを確認する。
<BM‐SC開始MBMS登録抹消手続>
このMBMS登録抹消手続は、特定のMBMSベアラサービスが終了すると、BM‐SCによって開始される。この手続は、セッション属性とMBMSデータとの配信のための分配ツリーを破棄する。この手続は、この手続によって、分配ツリーに沿ったノードにおける全MBMSベアラコンテキストと関連MBMS UEコンテキストを解放することになる。この手続を図10に示す。
1001.BM‐SCは、対応するMBMSベアラコンテキストの「ダウンストリームノードのリスト」パラメータに含まれる全GGSNへ登録抹消要求メッセージを送信して、セッションが終了し、関連するいずれのMBMSベアラも解放されることになるということを示す。
GGSNはBM‐SCへ登録抹消応答メッセージを返信する。BM‐SCは全MBMS UEコンテキストと対応のMBMSベアラコンテキストとを解放する。
1002.GGSNは、対応するMBMSベアラコンテキストの「ダウンストリームのリスト」パラメータに含まれる全SGSNへMBMS登録抹消要求メッセージを送信する。MBMSベアラコンテキストの状態属性が「アクティブ」である場合には、SGSNはGGSNへMBMS登録抹消応答メッセージを返信し、全ベアラ資源を解放する。SGSNがIPマルチキャスト分配を使用している場合、それは特定のMBMSベアラサービスのIPバックボーンからの受信を不可能にするであろう。それは、RFC3376、RFC3810およびRFC4604に記載の手続を使用するであろう。GGSNは全MBMS UEコンテキストと、影響を受けるMBMSベアラコンテキストとを解放する。このMBMSベアラサービスに対するGiを通してベアラプレーンが確立された場合、ベアラプレーンは解放される。
1003.SGSNは、このSGSNと接続される全RNCへMBMS登録抹消要求メッセージを送信する。MBMSサービスコンテキストの状態属性が「アクティブ」である場合、RNCはSGSNへMBMS登録抹消応答メッセージを返信し、全ベアラ資源を解放する。RNCがIPマルチキャスト分配を使用している場合、それは特定のMBMSベアラサービスのIPバックボーンからの受信を不可能にするであろう。それは、RFC3376、RFC3810およびRFC4604に記載の手続を使用するであろう。SGSNは、全MBMS UEコンテキストと、影響を受けるMBMSベアラコンテキストとを解放する。このMBMSベアラサービスのためにSGSNとGGSNとの間にベアラプレーンが確立された場合、ベアラプレーンが解放される。
1004.RNCは、影響を受ける無線資源と、全MBMS UEコンテキストと、MBMSサービスコンテキストとを解放する。詳細な手続はTS25.346とTS43.246とに指定される。RANは、MBMSベアラサービスが終了されたということをUEに通知し、そのためUEは、そのMBMS UEコンテキスト局所的に非アクティブ化することができる。詳細な手続はTS25.346とTS43.246とに指定される。
本発明は、2.5および3Gネットワーク解決手段(例えばGPRSおよびUMTS)に関連して説明したが、例えばワイヤレス通信の将来の解決手段のように、同様の方式で動作する他のネットワークにも、このような場合においてアーキテクチャが如何にセットアップされるかに依存して、適用可能である。制御プレーンを使用するが、ユーザプレーンバックボーンネットワーク上で実際のペイロードデータを送信するトンネルを設定することによって、この解決手段は制御プレーンとユーザプレーンとの間の分離を利用する。本発明による解決手段は、2G解決手段にも適用性を発見できるが、SGSNはRNCではなくホストとしてふるまうことになり、SGSNはペイロード情報をBSCへ送信することになり、さらに各移動局(MS)へ搬送されていくという違いがある、ということが留意されるべきである。RNCと同様に、BSCがホストとしてもふるまうように、BSCにいくつかの補正が可能である。
「含む/備える(comprising)」という言葉はリストしたもの以外の他のエレメントまたはステップの存在を排除するものではなく、エレメントに先行する「a」または「an」という言葉は複数のそのようなエレメントの存在を排除するものではない、ということが留意されるべきである。本発明は、ソフトウェアまたはハードウェアのどちらかに少なくとも部分的に実装可能である。いずれの参照記号も特許請求の範囲を限定するものではなく、いくつかの「手段(means)」、「装置(devices)」および「ユニット(units)」は同一のハードウェアのアイテムで表すことが可能である、ということもさらに留意されるべきである。
上で言及し説明した実施形態は例として与えたものであり、本発明を限定するべきものではない。以下に記載の特許請求の範囲において請求するような本発明の範囲内の他の解決手段、使用法、目的および機能は当業者にとって明らかであろう。
<略語>
BM‐SC ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンター(Broadcast/Multicast Service Center)
GGSN ゲートウェイGPRSサービスノード(Gateway GPRS Service Node)
GPRS 汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service)
GTP GPRSトンネリングプロトコル(GPRS Tunneling Protocol)
GRX GPRSローミング交換(GPRS Roaming eXchange)
IE 情報エレメント(Information Element)
IGMP インターネットグループ管理プロトコル(Internet Group Management Protocol)
IP インターネットプロトコル(Internet Protocol)
ISRAU インターSGSN RAU(Inter SGSN RAU)
MBMS マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(Multimedia Broadcast/Multicast Service)
MLD マルチキャストリスナーディスカバリ(Multicast Listener Discovery)
MS 移動局(Mobile Station)(GPRSネットワークにおける携帯電話)
OTS 1トンネル解決手段(One Tunnel Solution)
PDN パケットデータネットワーク(Packet Data Network)
PDP パケットデータプロトコル(Packet Data Protocol)
PLMN 公用地移動ネットワーク(Public Land Mobile Network)
RAU ルーティングエリア更新(Routing Area Update)
RNC 無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller)
SGSN サービングGPRSサービスノード(Serving GPRS Service Node)
TEID トンネルエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier)
TEID‐C 制御プレーントンネルを識別するTEID(TEID identifying a Control plane tunnel)
TEID‐U ユーザプレーントンネルを識別するTEID(TEID identifying a User plane tunnel)
UE ユーザイクイップメント(User Equipment)(=MS)
UMTS ユニバーサル移動電気通信システム(Universal Mobile Telecommunications System)
UTRAN/GERAN ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク/GSM‐EDGE無線アクセスネットワーク(Universal Terrestrial Radio Access Network/GSM‐EDGE Radio Access)

Claims (14)

  1. 電気通信ネットワークにおいてマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス、すなわちMBMS、の分配を容易にする電気通信ゲートウェイ装置であって、
    ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンターからのMBMSセッション開始要求メッセージを受信する命令セットと、
    制御ネットワーク上で制御トラフィックを送信する命令セットと、
    サービングノードへの制御トラフィックとしてMBMSセッション開始要求メッセージを送信し、前記MBMSセッション開始要求メッセージに共通トンネルエンドポイント識別子、すなわちcTEID、を含める命令セットと、
    IPマルチキャストの使用の受け入れを示す前記サービングノードからの情報を受信する命令セットと、
    前記cTEIDを使用してマルチキャストグループに参加したホストへIPマルチキャストバックボーン上でメディアコンテンツを送信する命令セットと
    で構成される、電気通信ゲートウェイ装置。
  2. 前記cTEIDの一意性を確証するために、前記cTEIDを他のインフラストラクチャ装置と同期する命令セットをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  3. 別のインフラストラクチャ装置から一意のcTEIDを受信する命令セットをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  4. フォールバックの目的でサービングノードと制御ノードとのうちの少なくとも1つへ少なくとも1つのネットワーク通信トンネルを作成する命令セットをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  5. 電気通信ネットワークにおいてマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス、すなわちMBMS、の分配を容易にする電気通信サービング装置であって、
    共通トンネルエンドポイント識別子、すなわちcTEID、を含む電気通信ゲートウェイ装置からのMBMSセッション開始要求メッセージを受信する命令セットと、
    MBMSセッション開始要求メッセージを制御ノードへ送信し、前記MBMSセッション開始要求メッセージに前記共通トンネルエンドポイント識別子、すなわちcTEID、を含める命令セットと、
    インターネットプロトコル(IP)マルチキャスト分配の使用の受け入れを示す前記制御ノードからの情報を受信する命令セットと
    で構成される、電気通信サービング装置。
  6. インターネットプロトコルマルチキャストバックボーンへインターネットグループ管理プロトコル、すなわちIGMP、参加メッセージまたはメンバーシップ報告メッセージ(IGMPv2およびIGMPv3)を送信する命令セットをさらに備える、請求項5に記載の装置。
  7. 電気通信ネットワークにおいてマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス、すなわちMBMS、の分配を容易にする電気通信制御装置であって、
    共通トンネルエンドポイント識別子、すなわちcTEID、を含むMBMSセッション開始要求メッセージを電気通信サービング装置から受信する命令セットと、
    前記電気通信制御装置がインターネットプロトコルマルチキャスト分配を受け入れるという表示を有するMBMSセッション開始応答メッセージを前記電気通信サービング装置へ送信する命令セットと、
    インターネットプロトコルマルチキャストバックボーンへインターネットグループ管理プロトコル、すなわちIGMP、参加メッセージまたはメンバーシップ報告メッセージ(IGMPv2およびIGMPv3)を送信する命令セットと
    で構成される、電気通信制御装置。
  8. マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス、すなわちMBMS、の分配を容易にする電気通信インフラストラクチャネットワーク(20)であって、
    ブロードキャスト/マルチキャストサービスノード(2)、すなわちBM‐SCと、
    ゲートウェイノード(23)と、
    少なくとも1つのサービングノード(24)と、
    少なくとも1つの制御ノード(25、26)と
    を備え、
    前記BM‐SCは前記ゲートウェイノードに接続され、前記ゲートウェイノードは2つのインターフェース、制御インターフェースおよびバックボーンインターフェースを介して前記サービングノードに接続され、前記制御ノードは前記サービングノードおよび/または前記ゲートウェイノードに接続され、前記ゲートウェイノードは、
    ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンターからMBMSセッション開始要求メッセージを受信する命令セットと、
    前記制御インターフェース上で制御トラフィックを送信する命令セットと、
    MBMSセッション開始要求メッセージを前記サービングノードへ制御トラフィックとして送信し、前記MBMSセッション開始要求メッセージに共通トンネルエンドポイント識別子、すなわちcTEID、を含める命令セットと、
    IPマルチキャストの使用の受け入れを示す前記サービングノードからの情報を受信する命令セットと、
    前記cTEIDを使用してマルチキャストグループに参加したホストへIPマルチキャストバックボーン上でメディアコンテンツを送信する命令セットと
    で構成される、電気通信インフラストラクチャネットワーク(20)。
  9. 電気通信ネットワークにおいてマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス、すなわちMBMS、の分配を容易にする方法であって、
    ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンター(2)、すなわちBM‐SC、からのMBMSセッション開始要求メッセージをゲートウェイノード(23)において受信するステップと、
    制御ネットワーク上で制御トラフィックを送信するステップと、
    MBMSセッション開始要求メッセージを前記ゲートウェイノードからサービングノード(24)制御トラフィックとして送信し、前記MBMSセッション開始要求メッセージに共通トンネルエンドポイント識別子、すなわち共通TEID、を含めるステップと、
    IPマルチキャストの使用の受け入れを示す前記サービングノードからの情報を受信するステップと、
    前記共通TEIDを使用してマルチキャストグループに参加したホスト(25、26、31)へIPマルチキャストバックボーン上でメディアコンテンツを送信するステップと
    を含む方法。
  10. 前記共通TEIDはMBMSセッションごとに一意である、請求項9に記載の方法。
  11. 前記ホストはサービングノードと制御ノードとのうちの少なくとも1つである、請求項9に記載の方法。
  12. 前記共通TEIDは、TEID構造の少なくとも1つのビットをアクティブ状態を示すように設定することによって識別される、請求項9に記載の方法。
  13. 前記ゲートウェイノードと前記サービングノードとの間、および前記サービングノードと制御ノードとの間にGTPトンネルをセットアップすることを含むフォールバック手続を使用するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  14. 前記IPルチキャストバックボーンに参加する関心を示すメッセージを送信することにより、前記IPマルチキャストバックボーンへ制ノードが参加するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
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