JP4947108B2 - 有極電磁石 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁コイルを巻装したスプールと、該スプール内を貫通して可動自在なプランジャと、前記スプールの外側に固定された内側ヨークと、該内側ヨークの外側に所定間隔を保って配設された外側ヨークと、前記内側ヨーク及び外側ヨーク間に配設された永久磁石とを備えた有極電磁石に関する。
この種の有極電磁石としては、電磁接触器などの接点機構に操作電磁石を連結し、電磁石の吸引動作により接点を開閉駆動するようにしている。この操作電磁石について、非励磁状態で、電磁石を開極位置に安定保持させるために、有極電磁石を採用したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような有極電磁石では、小型化の要求があり、従来、図15〜図18に示すように、励磁コイル100を巻装し且つプランジャ101を貫通して挿通したスプール102を有し、このスプール102の鍔部103に内側ヨーク104を挿通固定し、この内側ヨーク104に対して所定距離だけ外側に外側ヨーク105を配設し、内側ヨーク104と外側ヨーク105との間に永久磁石106を配設した構成を有する有極電磁石が提案されている。ここで、内側ヨーク104は、図16及び図19に示すように、スプール102の中心軸に沿う平板部104aと、この平板部104aの先端から斜め内側に傾斜延長する傾斜板部104bとこの傾斜板部104bの先端からスプール102の中心軸と直交する方向に内側に延長する延長板部104cとで略L字状に形成されている。また、外側ヨーク105は内側ヨーク104の平板部104a、傾斜板部104b及び延長板部104cの外側に所定距離を保って夫々対向する平板部105a、傾斜板部105b及び延長部105cを有する。また、外側ヨーク105は平板部105aの他端側から内側に折曲げられた折曲部105dを有し、平板部105a,傾斜板部105b、延長部105c及び折曲部105dで平面から見てコ字状に形成されている。さらに、プランジャ101の左右両端にアーマチュア107及び108が固定保持されている。ここで、アーマチュア107は内側ヨーク104と外側ヨーク105との間に配置され、アーマチュア108は外側ヨーク105の外側に配置されている。
上記構成を有する有極電磁石の動作は、励磁コイル100が非励磁状態にある状態では、図15に示すように、プランジャ101が図示しないバックスプリングによって開極位置に付勢され、アーマチュア107が内側ヨーク104の延長板部104cに吸引された状態に保持されている。
この状態から励磁コイル100に通電して永久磁石106と逆極性に励磁すると、プランジャ101の左右のアーマチュア107及び108と外側ヨーク105との間に吸引力が働く。これと同時に、左側のアーマチュア107と内側ヨーク104との間に反発力が働く。このため、プランジャ101がバックスプリングのばね力に抗して左動して、アーマチュア107及び108が外側ヨーク105に吸着される。
特開平1−315920号公報
しかしながら、上記図15〜図18に記載した小型化を追求した従来例にあっては、内側ヨーク104の傾斜板部104bと外側ヨーク105の傾斜板部105bとが近接しているために、吸引力に作用しない傾斜板部104b及び105b間で磁束が流れてしまい、磁束漏れを生じて永久磁石106による吸引力が低下してしまうという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、外形を変更することなく、内側ヨークと外側ヨークとの間の吸引力に作用しない位置での磁束漏れを抑制して、永久磁石の吸引力を向上させることができる有極電磁石を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る有極電磁石は、電磁コイルを巻装したスプールと、該スプール内を貫通して可動自在なプランジャと、前記スプールの外側に固定された内側ヨークと、該内側ヨークの外側に所定間隔を保って配設された外側ヨークと、前記内側ヨーク及び外側ヨーク間に配設された永久磁石とを備えている。そして、前記外側ヨークは、前記スプールの両端に対向する一対の端板部と、該一対の端板部を連結する連結板部とで構成されている。また、前記内側ヨークは、前記外側ヨークの連結板部と対向する第1の対向板部と、前記外側ヨークの一方の端板部と対向する第2の対向板部とを有し、前記第1の対向板部と前記第2の対向板部とを前記外側ヨークに近接することなく連結した構成を有する。
この構成によると、内側ヨークと外側ヨークとで実際に対向する部分は、吸引力に作用する外側ヨークの端板部と内側ヨークの第2の対向部のみとなり、漏れ磁束を防止して吸引力を向上させることができる。
また、請求項2に係る有極電磁石は、前記内側ヨークは、前記第1の対向板部と前記第2の対向板部との間を、前記第1の対向板部の上下端部を前記励磁コイル側に折曲げた上下一対の折曲部で連結した構成とする。
したがって、内側ヨークは、第1の対向板部の前記スプールの中心軸と平行な端部に連接する折曲部とで断面チャンネル状に形成し、外側ヨークに対向しない折曲部の先端における前記平板部より突出した先端側で折曲げて前記外側ヨークの前記端板部の一方に対向する第2の対向板部を形成している。
この構成によると、内側ヨークの第1の対向板部と第2の対向板部とを励磁コイルの四隅のデッドスペースを利用して折曲板部で連結することができ、内側ヨークの構成を大型化することなく、漏洩磁束の発生を確実に防止することができる。
また、請求項3に係る有極電磁石は、請求項1又は2に係る発明において、前記外側ヨークの連結板部と前記内側ヨークの第1の対向板部との間に前記永久磁石が配設されている。
この構成によると、比較的大きな永久磁石を配置することができ、より大きな吸引力を発生することができる。
また、請求項4に係る有極電磁石は、請求項1乃至3の何れか1項に係る発明において、前記内側ヨークは、前記第2の対向板部が前記スプールに形成した挿通保持部に挿通されて固定されていることを特徴としている。
この構成によると、スプールに対する内側ヨークの固定を、内側ヨークの第2の対向板部を挿通保持部に挿通するだけで、容易に固定することができる。
また、請求項5に係る有極電磁石は、請求項2に係る発明において、前記折曲部の外側間寸法が前記励磁コイルの直径以下に設定されていることを特徴としている。
この構成によれば、折曲部が励磁コイルの外側に突出することはなく、外形寸法を変更しないで、第2の対向板部への広い磁路を確保できる。
また、請求項6に係る有極電磁石は、請求項1乃至5の何れか1項に係る発明において、前記スプールを、非磁性体で、前記プランジャを挿通する円筒部の両端に前記電磁コイルの両端を挟む方形の鍔部を形成した構成とする。そして、前記鍔部のうち内側ヨークを挿通保持する鍔部に、前記電磁コイルの一方の端部と接触するコイル押え板部を形成する。このコイル押え板部と一体に、その各辺の中央部で連結する枠状のアーマチュア収納部を形成することにより、押え板部とアーマチュア収納との間に内側ヨークの第2の対向板部を挿通する挿通部を形成する。さらに、前記アーマチュア収納部の前記アーマチュアと対向する位置に当該アーマチュアの位置決め用突起を設ける。
この構成とすることにより、内側ヨークを挿入保持する鍔部に、コイル押え板部とアーマチュア収納部とを離間して形成することにより、コイル押え板部が励磁コイルの巻装時に変形しても、その影響がアーマチュア収納部に影響を与えることがない。また、アーマチュア収納部にアーマチュアの位置決め突起を形成することにより、別途非磁性体プレートもしくは非磁性板を介在することなくアーマチュアを収納することができる。
本発明によれば、永久磁石で連結される内側ヨークと外側ヨークとの間の対向部が吸引力に作用しない位置で近接しないようにしたので、内側ヨーク及び外側ヨーク間での吸引力に作用しない位置での漏れ磁束を確実に防止して永久磁石の吸引力を向上させることができるという効果が得られる。
本発明を電磁接触器に適用した場合の一実施形態を示す斜視図である。 電磁接触器に内装されている断面とした接点機構とこの接点機構を摺動させる有極電磁石とを示す斜視図である。 有極電磁石を収納した下部ケースの模式的平面図である。 有極電磁石の分解斜視図である。 スプールを示す平面図である。 スプールを右上方向から見た斜視図である。 スプールを左横方向から見た斜視図である。 有極電磁石の左端側を示す斜視図である。 スプールに内側ヨークを装着した状態を示す拡大断面図である。 スプールを除いた状態の有極電磁石を示す斜視図である。 有極電磁石の軸方向と直交する方向の断面図である。 内側ヨークを示す斜視図である。 接点機構を示す平面図である。 接点機構の可動接点部を示す平面図である。 従来の有極電磁石を示す平面図である。 スプールを除いた従来の有極電磁石を示す斜視図である。 従来の内側ヨークを示す斜視図である。 従来の有極電磁石の軸方向と直交する方向の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、1は電磁接触器であって、この電磁接触器1は、夫々絶縁性を有する合成樹脂材で形成された下部ケース2及び上部ケース3を有する。下部ケース2には、図3に示すように、有極電磁石4が内装され、上部ケース3には図2に示す接点機構5が内装されている。
有極電磁石4は、図3及び図4に示すように、電磁石を構成する励磁コイル10を巻装したスプール11を有する。このスプール11は、図5〜図8に示すように、円筒部12と、この円筒部12の両端に一体に形成された左右鍔部13及び14とで構成されている。左鍔部13は、励磁コイル10の端部を規制する方形のコイル押え板部13aと、このコイル押え板部13aの外側に各辺の中央部位置で連結された方形枠状のアーマチュア収納部13bとで構成されている。このコイル押え板部13aの外側面には、図7に示すように、円筒部12に対応する位置決め用突起としての円環状突起13cと、この円環状突起13cから外方に延長する格子状突起13dとが突出形成されている。ここで、格子状突起13dによって区画された4隅に後述する内側ヨーク22の第2の対向板部22d及び22eを挿通保持するヨーク保持部13eが形成されている。
右鍔部14は、励磁コイル10の端部を規制する方形のコイル押え板部14aと、このコイル押え板部14aの外側にその外周部側で連結された長方形の枠状のアーマチュア収納部14bとを有する。アーマチュア収納部14bには、後述する外側ヨーク21の端板部21aを挿通保持するヨーク保持部14cと、励磁コイル10の巻き始め及び巻き終わりの端部をからげるコイル端子部14d及び14eとが形成されている。
そして、スプール11の円筒部12と左右鍔部13及び14のコイル押え板部13a及び14aとの間に図3及び図11に示すように励磁コイル10が巻装されている。
また、スプール11の円筒部12内にプランジャ15が貫通して可動自在に保持されている。このプランジャ15の右端におけるスプール11の右鍔部14に形成されたアーマチュア収納部14b内に対応する端部に第1のアーマチュア16が固定されている。また、プランジャ15の左端におけるスプールの左鍔部13に形成されたアーマチュア収納部13b内に対応する位置に第2のアーマチュア17が固定され、この第2のアーマチュア17の外側に非磁性板18が配設されている。そして、第1のアーマチュア16の上面に、接点機構5の可動接点部35の可動接点支え37に連結されて可動接点支え37を左右方向に駆動する駆動レバー16aが配設されている。
さらに、スプール11の右鍔部14に、下部ケース2に形成された収納部2a内に案内されて固定されるスプール11を挟んで線対称な前後一対の外側ヨーク21が配設されている。また、スプール11の左鍔部13に外側ヨーク21と所定距離保つスプール11を挟んで線対称な前後一対の内側ヨーク22が配設されている。
外側ヨーク21は、図3、図4及び図10で特に明らかなように、スプール11の左鍔部13に対して所定間隔だけ離間して対向する左端板部21aと、スプール11の右鍔部14に挿通される右端板部21bと、左右端板部21a及び21b間を連結する連結板部21cとで平面から見て略Cチャンネル形状に形成されている。なお、連結板部21cは、右端板部21bと連結するスプール11に巻装された励磁コイルの接線方向に延長する平板部21dと、この平板部21dの右端板部21bとは反対側に形成された左端に行くに従い内方に傾斜する傾斜板部21eとで形成され、この傾斜板部21eの左端部に左端板部21aが連結されている。
一方、内側ヨーク22は、図11〜図12で特に明らかなように、外側ヨーク21の平板部21dと対向する第1の対向板部22aと、この第1の対向板部22aのスプール11に巻装された励磁コイル10の接線方向の上下端部に連接して内方に延長する折曲部22b及び22cとを有する。そして、折曲部22b及び22cの先端における第1の対向板部22aより突出した先端側に内側に折曲形成されて第2の対向板部22d及び22eが形成されている。そして、内側ヨーク22の第2の対向板部22d及び22eがスプール11の左鍔部13のヨーク保持部13eに挿通保持され、外側ヨーク21の左端板部21aと対向されている。
また、外側ヨーク21の右端板部21bの外側に第1のアーマチュア16が配置され、外側ヨーク21の左端板部21aと内側ヨーク22の第2の対向板部22d及び22eとの間に第2のアーマチュア17が配置されている。
さらに、外側ヨーク21の平板部21dと内側ヨーク22の第1の対向板部22aとの間に永久磁石24が配設されている。
接点機構5は、図13及び図14に示すように、上部ケース3の前後方向の中央部に形成された左右方向に延長する可動接点収納部32と、この可動接点収納部32を挟んで前後対称的に配設された主回路端子部33と、有極電磁石4のコイル端子部14d及び14eを挿通保持する端子挿通部34a及び34bとを備えている。
各主回路端子部33のそれぞれには、図14に示すように、主回路端子33a〜33dを有し、主回路端子33a及び33bには、それぞれ内側右端側から内方に可動接点収納部32内に突出する接点片33eを有し、この接点片33eの先端右側面に固定接点TNOが形成されている。また、主回路端子33c及び33dには、それぞれ内側右端から内方に可動接点収納部32内に突出する接点片33fを有し、この接点片33fの先端左側面に固定接点TNCが形成されている。
そして、可動接点収納部32内に可動接点部35が左右方向に摺動可能に配設されている。この可動接点部35は、合成樹脂材製の所定間隔を保って隔壁36を形成した可動接点支え37と、この可動接点支え37の隔壁36間に支持された可動接点38a〜38dとを有する。ここで、可動接点38a及び38bのそれぞれは主回路端子33a及び33bの固定接点TNOに対向しており、隔壁36から左方に離れる方向に接点ばね39で付勢されている。また、可動接点38c及び38dのそれぞれは、主回路端子33c及び33dの固定接点TNCに対向しており、隔壁36から右方に離れる方向に接点ばね40で付勢されている。
そして、可動接点支え37が左方に配設された復帰ばね41によって右方に付勢され、可動接点支え37の右端には有極電磁石4の第1のアーマチュア16に形成された駆動レバー16aが連結されている。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、コイル端子部14d及び14eに通電されていない状態では、励磁コイル10が非励磁状態となって、プランジャ15を駆動する駆動力は発生されず、接点機構5は、復帰ばね41によって可動接点支え37が右方に付勢されている。一方、有極電磁石4では、永久磁石24の磁力が内側ヨーク22を通じて第2の対向板部22d及び22eに伝達されることにより、これら第2の対向板部22d及び22eによって第2のアーマチュア17を吸引する。このため、可動接点38a及び38bが開極位置とされて、主回路端子33a及び33bの固定接点TNOより離間しているとともに、可動接点38c及び38dが主回路端子33c及び33dの固定接点TNCに接点ばね40によって押圧されて接触されている。
この接点機構5の可動接点部35が開極位置にある状態から、コイル端子部14d及び14e間に通電することにより、励磁コイル10を永久磁石24と逆極性に励磁する。これによって、左右のアーマチュア17及び16と外側ヨーク21の左右端板部21a及び21bとの間に吸引力が働く。これと同時に、左側のアーマチュア17と内側ヨーク22の第2の対向板部22d及び22eとの間に反発力が働く。このため、プランジャ15が復帰ばね41のばね力に抗して左動し、アーマチュア17及び16が外側ヨーク21の対向板部21a及び21bに吸着される。このため、第1のアーマチュア16の駆動レバー16aを介して可動接点部35の可動接点支え37が復帰ばね41に抗して左動し、可動接点38a及び38bが主回路端子33a及び33bの固定接点TNOに接点ばね39の押圧力で接触する閉極位置となる。この可動接点支え37の左動によって、可動接点38c及び38dは主回路端子33c及び33dの固定接点TNCから離間する。
このように、接点機構5が閉極位置にある状態で、コイル端子部14d及び14eへの通電を解除すると、励磁コイル10が非励磁状態に復帰し、復帰ばね41の押圧力及び永久磁石24による内側ヨーク22の第2の対向板部22d及び22eの吸引力によって第2のアーマチュア17が吸引されて、可動接点部35の可動接点支え37が上述した開極位置に復帰する。
このとき、有極磁石4では、永久磁石24からの磁束は例えば内側ヨーク22側がN極で外側ヨーク21側がS極であるものとすると、N極から出た磁束は内側ヨーク22の第1の対向板部22aから折曲部22b及び22cを通じて第2の対向板部22d及び22eに達し、これら第2の対向板部22d及び22eから外側ヨーク21の端板部21b、傾斜板部21e及び平板部21dを通って永久磁石24のS極に達する磁路が形成されることになる。
このとき、外側ヨーク21と内側ヨーク22とは、図3に示すように、互いに近接して対向する個所が殆どなく、吸引力を必要とする外側ヨーク21の左端板部21bと内側ヨーク22の第2の対向板部22d及び22eとが近接対向することになる。このため、前述した図15に示す従来例のように、内側ヨーク104の傾斜板部104bと外側ヨーク105の傾斜板部105bとが近接対向して磁束漏洩部110が形成されることがないので、漏洩磁束を低減して内側ヨーク22の第2の対向板部22d及び22eでの吸引力を向上させることができる。
しかも、内側ヨーク22の第2の対向板部22d及び22eは、永久磁石24と接触する第1の対向板部22aに対して折曲部22b及び22cを介して連結されているので、これら折曲部22b及び22cは、図11に示すように、前述した従来例の図20に示す円筒状の励磁コイル10の外周側の四隅のデッドスペース115を利用して配置することができるので、内側ヨーク22の外形は従来例のままとすることができ、全体の構成が大型化することを避けることができる。
また、上記実施形態においては、スプール11を図4〜図9に示すように、円筒部12の両端部に形成した左右鍔部13及び14を、それぞれコイル押え板部13a及び14aとこれらコイル押え板部13a及び14bに対して所定距離外側に離間したアーマチュア収納部13b及び14bとで構成するようにしている。そして、コイル押え板部13aの外側面に、円環状突起13cと、この円環状突起13cから外方に延長する格子状突起13dとが形成されている。このため、円環状突起13c及び格子状突起13dによってコイル押え板部13aの剛性を確保することができる。しかも、円環状突起13cもしくは格子状突起13dの突出高さを内側ヨーク22の第2の対向板部22d及び22eの厚みより高い高さとして円環状突起13cもしくは格子状突起13dと第2の対向板部22d及び22eの外側面との間に図9に示すように所定長のギャップgが形成されている。このため、第2のアーマチュア17を第2の対向板部22d及び22eで吸引したときに、第2のアーマチュア17が円環状突起13cもしくは格子状突起13dに当接して直接第2の対向板部22d及び22eに接触することはなく、第2の対向板部22d及び22eに対して所定のギャッgを持って対向することになる。したがって、第2のアーマチュア17と第2の対向板部22d及び22eとが直接接触することを防止するための非磁性板を介挿する必要がなく、この分部品点数を減少させることができる。
なお、上記実施形態においては、外側ヨーク21が左右の端板部21a及び21b間を連結する連結板部21cが平板部21d及び傾斜板部21eとで構成されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、傾斜板部21eが省略されて左右の端板部21a及び21bと平板部21dとで構成されている場合においても、内ヨークを図12に示す構成とすることで、外側ヨーク21との間に吸引力を作用させる位置以外で近接部が形成されて磁束漏洩部が形成されることを防止するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、有極電磁石4と、接点機構5の可動接点支え37との間を第1のアーマチュア16に形成された駆動レバー16aで連結する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、可動接点支え37に連結部を形成して、この連結部を第1のアーマチュア16に連結するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、可動接点部35をそれぞれ2つの常開接点及び常閉接点を有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、3相4線式のR相、S相、T相及びN相用の接点構成や他の任意の接点構成とすることができる。
さらに、上記実施形態においては、スプール11を、円筒部12と左右鍔部13及び14とで構成し、左鍔部13のコイル押え板部13aに円環状突起13c及び格子状突起13dを形成した場合について説明したが、これら円環状突起13c及び格子状突起13dを省略して、第2のアーマチュア17と内側ヨーク22との間に非磁性体を介挿するようにしてもよい。
1…電磁接触器、2…下部ケース、3…上部ケース、4…有極電磁石、5…接点機構、10…励磁コイル、11…スプール、13…左鍔部、13a…コイル押え板部、13b…アーマチュア収納部、13e…ヨーク保持部、14…右鍔部、14a…コイル押え板部、14b…アーマチュア収納部、14c…ヨーク保持部、14d,14e…コイル端子部、15…プランジャ、16…第1のアーマチュア、16a…駆動レバー、17…第2のアーマチュア、18…非磁性板、21…外側ヨーク、21a…左端板部、21b…右端板部、21c…連結板部、21d…平板部、21e…傾斜板部、22…内側ヨーク、22a…第1の対向板部、22b…折曲部、22c,22d…第2の対向板部、24…永久磁石、32…可動接点収納部、33…主回路端子部、35…可動接点部、37…可動接点支え、41a…第1の対向板部、41b,41c…第2の対向板部

Claims (6)

  1. 電磁コイルを巻装したスプールと、該スプール内を貫通して可動自在なプランジャと、前記スプールの外側に固定された内側ヨークと、該内側ヨークの外側に所定間隔を保って配設された外側ヨークと、前記内側ヨーク及び外側ヨーク間に配設された永久磁石とを備え、
    前記外側ヨークは、前記スプールの両端に対向する一対の端板部と、該一対の端板部を連結する連結板部とで構成され、
    前記内側ヨークは、前記外側ヨークの連結板部と対向する第1の対向板部と、前記外側ヨークの一方の端板部と対向する第2の対向板部とを有し、前記第1の対向板部と前記第2の対向板部とを前記外側ヨークに近接することなく連結した構成とされている
    ことを特徴とする有極電磁石。
  2. 前記内側ヨークは、前記第1の対向板部と前記第2の対向板部との間を、前記第1の対向板部の上下端部を前記励磁コイル側に折曲げた上下一対の折曲部で連結したことを特徴とする請求項1に記載の有極電磁石。
  3. 前記外側ヨークの連結板部と前記内側ヨークの第1の対向板部との間に前記永久磁石が配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の有極電磁石。
  4. 前記内側ヨークは、前記第2の対向板部が前記スプールに形成した挿通保持部に挿通されて固定されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の有極電磁石。
  5. 前記折曲部の外側間寸法が前記励磁コイルの直径以下に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の有極電磁石。
  6. 前記スプールは、非磁性体で形成され、前記プランジャを挿通する円筒部と、該円筒部の両端に形成された前記電磁コイルの両端を挟む方形の鍔部とを有し、前記鍔部のうち内側ヨークを挿通保持する鍔部が、前記電磁コイルの一方の端部と接触するコイル押え板部と、該コイル押え板部に各辺の中央部で連結する前記プランジャの一方の端部に連結された端部を開放してアーマチュアを収納する枠状のアーマチュア収納部とで構成され、前記アーマチュア収納部の前記アーマチュアと対向する位置に当該アーマチュアの位置決め用突起が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の有極電磁石。
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